散歩 桃園川の源流に迫る



先ずはお知らせです。

今週末の8日(土)9日(日)、読書喫茶室を営業します。営業時間は14:00〜19:00いつも通りで、どなたでも入れます^_^

会話がないので安心してお酒もお飲みください。スコッチを読みながら本を読まれる方もおられますよ。

猛暑の予報ですのでエアコン二台に扇風機3台、換気扇二台でうまく換気をします。

こんなの買いましたよ。籐で編んだ風の扇風機、メルカリで一台1,000円でした。




ご来店前のお電話頂けると無駄足を運ばせずに済みます。03-3358-0899まで。お待ちしております。



***


さて、今日はどこへ行こうか、、。グリーンベルトが好きだとかいう理由では無く、こう暑いと陽の差すアスファルトは危なくて歩けません。緑の下を縫うように歩くのは自分を守る為のチョイスであります。


いつもの桃園川を行きます。荻窪まで僕を運んでくれる一本道の緑道。





日陰ないやんけ!!


なぜか中野区は日陰がほぼ無く、杉並区からはオアシスのように木漏れ日溢れます。謎の区割り行政の影響がここにも、、。


しかし、この桃園川。なんて可愛そうなんだろうか。蓋をされ、コンクリートで塗り固められて、道にされて。まだ中には水が流れているらしいけど、川とは名ばかり、下水道扱いにされちゃってるではないですか、、。

将軍吉宗の頃、高円寺辺りでは桃が咲き乱れてたらしいこの川、そういや源流はどこなのかしら。

ググってみると荻窪の天沼弁天池公園という所らしい。神田川の源流は井の頭公園の井戸で先日見てきたけど、川の生まれる場所を見に行くのって涼しげてとてもいい。

今日はその弁天池公園に行ってみることに。

中野区内の日陰のない緑道、ここでさえもよく探せば癒しはあります。

ステキなオフィス兼住居ビル。孟宗竹なんて植えてらっしゃるけど、よく見ると、、、、





上の階にはズラが干されている!!





どうしてズラを見るとテンション上がるのだろう。♪ズラズラズーラ ズーラと「ドナドナ」のメロディで替え歌を作って歌っていると、あっという間に木漏れ日のオアシス、杉並区へ。








いいなぁ、格調高い気がする、杉並区。文人墨客の住う文化地区、ってなイメージが未だにあります。


裏路地を歩くとまだまだ懐かしいお屋敷なんかも残っており、











昭和的な豊かで牧歌的な文教地区の面影が偲ばれます。今日の音楽はホロヴィッツの楽友協会1987年ライヴ版のYouTubeをそのまま。最高だね。


改めて弁天池公園を地図で確認する。荻窪駅の北側ね、もーちょいだ。



しかし、この八幡神社と隣同士だけど、何か関係あるのかな?江戸時代、この辺りはきっと田んぼしかなく、元はかなり広大なはずの八幡神社が、何かしらの事情で払い下げられて公園になったとか。





田中角栄邸の半分が相続税の支払いのために目白台運動公園に、という事実を思い出した。(右半分が物納した公園部分)

角栄さんの土地は地続きだけど、こういう飛び地には大抵、事情があると僕は読んでいる。



早く現地に行って目と足で調べてみよう。タモリさんじゃないけど、いろんな情報は土地が教えてくれる。(何のために、、)

桃園川緑道は阿佐ヶ谷駅周辺で一旦途切れちゃってるので、中央線沿いに進むことにしよう。 阿佐ヶ谷駅からはかなり遠いんだけど、まずは手前の八幡宮に着きました。




この先の公園ね、、と。ああ、これこれ。すぐ隣だ。





中には確かに池のような沼のようなのがある素敵な公園。





ガキんちょに親しみやすいトーンで話しかけてみる。「何が獲れるのー?」

「セミー!お兄さんも獲りに来たの?」





お兄さんという言葉につい嬉しくなってしまう。小さい缶コーラでも買ってやりたい気分だけど、親がうるせーご時世なのでそれはやめて、セミ獲りをニコニコ眺める。


眺めのいいベンチに座り、Wikipediaでもう一度弁天池公園の事を調べたら、驚愕の事実が!!


1975年(昭和50年)に天沼八幡神社が改築される際、弁財天を八幡神社境内に移設した上で、社地は西武鉄道に売却された。 湧水は埋め立てられ、「ゴルフ研修所」と称して当時西武鉄道会長であった堤義明と関係女性宅が建った。

その後会社の株式上場廃止に伴って2004年に杉並区に売却され、2007年(平成19年)に区立の天沼弁天池公園として整備された。この公園内にある池はこのときの公園造成で造られた人造池であり、本来の池とは異なり湧水はない。


とありました。やっぱり弁天池と八幡神社は同じ土地だったんだ!




バブル期、世界一の金持ちのあの方が、





もしかしてこの方と?





神社どかして家建てて、そこでリッツパーティ!!





もっと調べると、【天沼弁天池が枯れた後八幡神社が 池を埋めて西武鉄道に売り払った場所らしい。 そして堤義明氏が愛人を住まわせたとのことである。 西武グループ再建のために 杉並区に払い下げられ公園に生まれ変わった】とあります。


すごいなー、バブルと西武とプリンスホテルと病的女好き社長。僕の大好物であります。


フォーブスの世界長者番付で何度も一位になった男。一説には高輪プリンスホテルに秘密の部屋があるらしく、個室レストランの奥にはベッドのあるスイートルームが、、。秘密を守れる最側近のスタッフのみが給仕をしていたんだそうな。


他にもエピソードが尽きません。フィギュアスケートの渡辺絵美さんは77年春の17歳のとき、開業したばかりの東京・新宿プリンスホテルの部屋で、堤氏に無理やり迫られたと告白。絵美さんは危うく難を逃れたが、「俺の女になればスケートリンクの1つや2つあげる」とまで言われたという。(週間文春より)

うーん、金があれば女優も囲えて、スター選手を襲い、神社の弁天様も動かせて、ホテルに隠し部屋も作れて、、最低な話だな(笑)



公園から周りに伸びる道は、クネクネと曲がりくねって整備されており、その昔湧水があった頃の農業用水をこれまた暗渠にして遊歩道にしたんじゃないか、と往時の田園風景に想いを馳せつつ、公園を去りました。







桃園川の源流がこんな妙な結末で終わるとは、、。妙に元気が湧いてきたので復路も歩いて帰るとしよう。靖子パワーだな。糖質制限してるのに、無性にリッツ改めルヴァンが食べたくなってきた。




という訳で今日は堂々の21,697歩、16.6kmでした。中央線沿線、楽しくてつい距離が伸びちゃう。








昨日は疲れ果ててブログを書いてないのですが、代々木あたりを入念に10kmほど歩き倒しまして、この9日間で合計121km、東海道でいう東京から静岡市まで来ました。ロンドン目指して明日も歩きます。


下品でしょうもないブログですが今日もお読み頂き、ありがとうございます。


***


追記

更に調べましたら弁天池公園に住んでいたのは写真のかの女優さんではなく、「O女史」という方だったようです。堤氏の側近の間では第二夫人のような扱いで、荻窪夫人と呼ばれたとか。ヒャー。




後朝的散歩 高田馬場〜池袋



初心者のくせに吉祥寺なんて西の果てに挑んだもんだから、予想通り身体にガタが来ています。

痛みは比較的軽いんだけど、特に足首が痛いんですよ。関節は壊したら厄介そうなので今日は中止!


と決めて部屋でゴロゴロしとりました。が、夕方になって今夜の晩御飯の材料を買わないといけない。今日は何となく、飛竜頭と茄子とピーマンを煮たのを食べたかったので、やはりスーパーへ飛竜頭と茄子とピーマンを買いに行かないといけない。

財布とトートバッグという荷物で家を出るも、直後にはハイペースで遊歩道をザクザク歩いてる自分がいた。



ちょっと病気かも、、(´・_・`)



いつもの遊歩道のアーチが美しい。やっぱ来ちゃうんだよな。



生まれて一度も運動のある生活なんて経験した事ないんだけど、急に目覚めちゃって(いつまで続くか)動かないと身体がムズムズして気持ち悪くて仕方がない。マッチョさんが「あー、ジム行きてぇ!」なんてこれ見よがしに呟いてて、「あっそ」なんて冷ややかに見てたけど、今は少し気持ちが分かるかも知れない。どうしようもなく、汗をかいた後はスカッとするのです。 なんか急に運動好きみたいな陽キャラになってるの、ものすごく恥ずかしいですが、嘘ついても仕方ないのでこのまま行きます。




というか、言わないだけで割と多くの方が生活の中で運動を取り入れてるんですよね。


そうか、そういう事だったのか。


ズンズン歩いて、小滝橋からいつもの運命の分かれ道。高田馬場を経てまた早稲田方向に来てしまった。別に早稲田大学に特別な憧れはないんだけれど、こっちの方向が好きなんでしょうね。


チョイスとしては中野や新井薬師、上高田、落合、中井とあるけど、見どころを知らないんだから足が向かない。(LINEでおススメ教えてくださいね)

今日はあまり真面目に歩くのよそう。と思った瞬間、荒川線が見えたので飛び乗る。





東池袋で降りて、ドンキにイヤホンを買いに行く。今はケーブル式のを使っているんだけど、歩く距離が長くなるにつれ腕に絡まって、ブチ切れそうになる。


首からかける式のが3,000円で売ってるんですよね。有難たやぁ、、。





機種は違うけど、こんなやつ。





これでお散歩中に曲変えやすくなるな。楽しみです。ドンキでは他にもフライパンや計量カップなどの細々したのを買う。


計量カップは、マンナンヒカリというコンニャク米を炊くために必要なんですね。





割安と聞いて10袋も注文しました。置くところがないので机の下に積んでますが、戦後の闇米みたいです。


今食べてるロウカット玄米150gにこのマンナン100gを混ぜて炊くと、二合の米が炊き上がる。このダブル効果で、糖質が65%カットできるという合わせ技!


炊き上がりは、艶々として特に匂いもない。



うん、これはイケる。普通のお米と何も変わらないく、とても美味しい。カレーやチャーハンも余裕だと思います。さすがは「ボンカレー」の大塚食品。




僕ね、痩せられるなら自炊の時は全てこの謎の闇米でいいですわ。前回の糖質制限で一番辛かったのは米を断つことだったんだけど、これならむしろ贅沢過ぎる。


家ではしっかりコントロールして、外食では思い切り銀シャリのお鮨やら、丼ものなんかをしっかり食おう。


いやー、だんだんダイエットへの外堀が埋まってきました。特に無理はしてませんし、結構好きなものをしっかり食べています。


体重ですが、86Kgから始まり、今日は82.3Kg順調にいってます。






闇米に合わせて今日は、飛竜頭と茄子のやつ。





美味しく炊けましたよ^_^







後朝的散歩 新宿〜吉祥寺編




僕が好きな交通費の比較に「新宿から吉祥寺までタクシーだと5,000円ちょい」というのがあります。



それがどうした?と言われたら終わりなんですが、例えば「この間のバースデーケーキ、伊勢丹で5,000円だったんだって!」「へぇー!タクシーで吉祥寺まで行けちゃうね!」というような使い方。それがどうした、です。


豆知識を無理に織り込んでいるようにも見えますが、ちょっと違う。僕にとって吉祥寺までタクシーで行くというのは無駄遣いであり、あり得ない行為。終電を逃したならば野宿して始発を待つほうがいい、つまりは「世の中にある勿体ない5,000円の代表」としてなのです。伝わるかな。



もう一つ、上京した頃の僕の中では吉祥寺は東京の西の限界、みたいなイメージがあり、(調布や小金井の皆さんごめんね)これより先はモヤが掛かっているイメージがありました。今はそんなことないけど、今日はひとつモヤの先まで歩き抜いて西の限界を突破しようではないか。ついでに井の頭の湧き水で顔でも洗ってやろう。奇しくも僕の家の前を流れるドブの匂いのする神田川は、井の頭公園の井戸が水源なんだそうです。




という訳でいつもの神田川緑道を北に進み、途中で西へ一路向かう。どうでもいいけど「神田川」と打つときに予測変換で未だに「神田うの」と候補が出てきて、モヤッとする。iPhoneめ、プチトマトのブログ書いたのかなり前だぞ。



中央線と並行して流れる桃園川という川があるのですが、東京オリンピックの頃の衛生事業で暗渠にして蓋をしちゃったのです。そこが阿佐ヶ谷まで続く道になっております。元々は徳川吉宗ゆかりの桃園のそばを流れていたという、風光明媚な川だったそうで。





神田川の緑道と違って水も見えなく樹木も少ないので、かなり殺風景さは否めない。





これね、延々と真っ直ぐなんですよ。植物もツツジやらヤマブキ、藤棚があるばっかりで特に発見もない。



たまーに、こんなレトロなアパートがあって、何やら涼んでるお婆さんと目が合ったり、それはそれで恐縮してしまう。





こういう時は音楽を聴く。今日はチャゲ&飛鳥なぞ聞いてみよう。もはや僕のウォーキングは若き日の思いとの対峙そのものであります。「クルミを割れた日」「BIG TREE」「太陽と埃の中で」なんかを聴いていると二階の部屋にあったコクヨの勉強机の木目まで思い出される。部屋に畳んである死ぬほど入っていた青と白のストライプの長袖シャツや、一階で母が料理する気配、部屋の空気の揺らぎまでが思い出される。


この手の記憶はキッカケにだけ辿り着ければ鮮明に取り出せる。いつも思うんだけと、これだけ覚えていてどうして学校の成績は程々だったのかはまた別の機会に考えるとして、ああ、音楽ってのはどうしてこんなに記憶を蘇らせる力があるんだろうか。


逆に、今聴いている曲を70代辺りで耳にしたら、桃園川緑道の事を思い出すだろうか。もしかしてインプット機能が日に日に弱まるとしたら、物凄く悲しい。老いを認めない為にはもっと激しい体験を音楽と共に刷り込まないといけないのではないか。



いや、それなら心配要らないかもな。僕は今、丸々一夏をお休みさせて貰える、というスゲー機会を貰えたんだ。今までは夜にアクビする訳にいかなかったから夕方まで眠るようにしていたけど、今は太陽に当たれる。ランチタイムにランチを食える。夕日をのんびり眺められる。


これは死ぬ間際にだって思い出すような素敵な夏にしないとな。




なーんてグルグル考えていたら、既に高円寺に着いていました。(手抜きではない)




高円寺にはネルケンという夢のような素晴らしい喫茶店があり、上皇后美智子さまに似た雰囲気のおばあちゃまがお店にいらっしゃるんだけども、今日は寄るわけにはいかない。


断腸の思いで先を急ごう。



高円寺を過ぎた辺りから、桃園川緑道は格調高くなってきます。なんでかな、中野区辺りはもっとこう、キチキチした植え込みなんだけどこの辺りに来ると桜の大木とか藤棚ももっとバーンとデカくて、住民の意気込みのようなものを感じる。





そしてたまに、こんなレトロ、、というか大丈夫?生きてますか?みたいな一軒家があり、中から落ち着いた生活音が聞こえたりして、僕にしたら堪らない。





すりガラス越しに見える木べらやお玉、換気扇から漂う肉じゃがとご飯の炊き上がる匂い、、。これは徒歩ならではのご褒美です。自転車だと建物を認識するのがやっと、中央線なら瞬きすら間に合わないですもんね。






そんなこんなで、辿り着きました。開業50年の名曲喫茶!!





検索に引っ掛かったら嫌なので、活字にはしませんが店名はこのまま。



中はですね、どどーん!目玉が飛び出るくらい高価なスピーカーなんだそう。





僕以外は全員爺さま。同じ方向を向いて、爆音でシューベルトの交響曲を浴びています。



「男はつらいよ」寅屋の隣の工場の社長さんみたいな方がヒョコッと顔を出され、オーダーを取ってくださる。



いやー、スゲー。ギャグみたいw


みんなスピーカーに向かって微動だにしないで爆音を受け止めている。前の爺さまなんて時折メモを取っている。きっと演奏に関わる事なんだろう。同じ名曲喫茶でも渋谷のライオンの1/4くらいの狭い空間ですが、緊張感は負けていません。いや、こっちの方が独特、異様な空気が張り詰めている(笑)


僕がアイスコーヒーを混ぜた瞬間、隣の爺さま、明らかにお怒りの様子でチラ見してきましたもん。鋭い視線だったなぁ。すみません、気をつけます。





そして、床のオイルは間違いなくリンレイの「床油」。ウチとお揃いです。





あー、もっと心に余裕のある時にまたお邪魔させてください。日が沈む前に目的地に着きたい。



荻窪、西荻と通過。この辺りは高架下にユニークなお店が勢揃いです。



溶けそうな金魚屋さんやら





モジャモジャのレストランかな?





んー、なんかコンパクトで良いなぁ。もし機会があったらキヌギヌもこういうところで街の人向けにレストランなんかやってみたい。




メニューはもう何でも。キノコのサラダ、海老のフリッターにタルタルステーキ、レバーのムース。ワインは安くて旨いのがジャグに入ってて、いつも大盛り。入り口のところには月とか星とか気球が動いてね、子供が来たら客寄せにクッキーあげるの。





中央には大きなグランドピアノ。ここはスタンディングBARになってて、サービスのオリーブ。ここでは銘々のテーブルの知らない人と会話が出来ます。僕はピアノで古いシャンソンなんか弾きながら。


スタッフは髭の生えたイケメンがズラリ。それぞれ特技があって、楽器弾けたりタップが踏めたり、賑やかなこと。


創業記念日やクリスマスには、入り口の階段に常連の弦楽四重奏が並んで、ハープが入って、、、。



あー、書いてたらそんな店やりたくなってきた。毎日こんなに歩けるんだもの、44歳でもまだまだ若いと再認識した昨今の私。これを機に引っ越して街の人向けのレストラン、本気で考えようかな。人生短いし、挑戦するにも体力は大切。


いかんせん今新宿でBARやってますってのはかなりパンチがある。この間もあるお知り合いと会話をしていてなんの気なく「あ、新宿でBARやってます」って言ったら、「えー?平気ですか?」って言われてショックでした。例えは失礼だけど「チェルノブイリで解体作業やってます」みたいな印象なのかな。



すぐにBARを辞めちゃう、なんてことはないんだけれど(お金もかかる)コロナが今みたいに収まったり拡大したら、そりゃいつかは潰れますわな。



そこで、BARでも新宿でもない業種。どなたかレストランに出資してくれる方がいたら僕までご連絡を。夢のようなお店、やりましょう(笑)




、、、これが冗談で済めば良いんですが、、。






なんて書いている間に西荻を過ぎました。



どこだ、ここは。





蕎麦屋みたいな名前の街、直線が交差するだけの路をひたすら歩く。





これですね、余りにも見通しが利いていて、その上皆さんとても裕福で品が良い。つまり歩いていて全然楽しくないんですよ。


突然ピンクハウスのブティックみたいな悪趣味な一戸建てがあったり、純和風のヤクザの屋敷みたいなのにディズニーの7人の小人人形が置いてあったり、そういうのが楽しいわけで。



ブツブツと高級住宅地に文句を言っていると、井の頭公園の端っこに到着。





いやー、疲れた。名曲喫茶以外ずっと歩き通しだったのでもう足がパンパン。突然歩き出したから、さぞ僕の大根足も疲れたに違いない。



こんなのでもいいから腰掛けたい気分。





月曜日、午後
3時過ぎの井の頭公園は、人も少なくてとても穏やかです。



トランスジェンダーの姐さんがセルフ撮影なさってたり^_^





噴水を眺めたり、少し歩いては腰掛けたり。不思議と一度も蚊にも刺されませんでした。





池の西端にあるお茶の水、というらしい水源。残念ながら柵があり顔を洗えませんでした。





これが流れ流れて僕の家の前まで来ているなんて凄いな、と暫しの感慨に浸る。



【井の頭公園の参考動画】






後ろ髪を引かれつつも、公園を後にして中央線駅に向かう。



東中野の駅から自宅までまた歩いて、今日は22,062歩、16.8km。最高記録更新でした!








家に帰ったら冷えたご褒美があります。出掛けに仕込んでおいたのですが、、、





濃い目の麦茶が氷漬けになっています。これを一気に行きたいところなんだけど、身体に悪いのでチビチビと、、、、。



今宵はこの辺りで。読むのも大変ですよね、今日も一日お疲れ様でした。^_^




営業自粛のお知らせ




歩く話ばっかり書いていましたが、肝心な営業のご報告です。

今現在は毎日お休みを頂いております。東京都の要請では22:00までは営業できるのですが、僕はまだ安心できておりません。もう少し時間をください。(そりゃ開けたいけどさ)


どんなに消毒や換気を徹底しても、閉める事以上にお客さんを守れる方法はないと思います。(というか、営業中に15分おきに消毒を徹底、とか書いてるレストランなどありますが、一体どうやんの?)

そんなこんなで、取り敢えず8/15位まではお休みをしつつ感染者の数字を注視し、その後の方向を決めたいと思います。


カフェは断続的にオープンしたいと思っておりますが、状況を見ながらとさせていただきます。土日になりましたらブログにてアップ致しますので、ご確認下さい。


我々の出来る事を持ち寄って、コロナウィルスを封じ込めましょう!




後朝的散歩 外苑前〜銀座編




歩き始めて早くも5日目となります。早く歩きたくてウズウズして早起きする始末。

なんで、こうハマりやすいのでしょうか、、、。いやいや、お散歩はマイブームなんかではなく、人生の長い友達でいたい。


暑い中を自力で歩く、と思うと気が滅入ります。なので僕はこう考えています。


下半身は人格無し、とにかく前にグングン進む。上半身は、電動カートに乗ってる爺さんみたいに、景色を楽しむだけ(笑)そう思うと、工程を想像して絶望したりする事がないです。あくまで電動カートが僕を運んでくれてる、と。





てなわけでポンコツ号、今日も出発です。今日もグリーンベルトを探してチンタラ歩きます。


自宅を午前中に出発して、もちろん徒歩でお店へ。ここまでの風景には特徴がないので割愛。


一昨日、カフェで使う骨董の煎茶盆を仕入れました。(手前の一枚)






送られてきた時には輪染みがあり、気になったので除光液で全部剥いてオイルで仕上げて乾燥させてました。

丸いお盆と合わせて10枚超えたかな。最近お盆しか買ってないくらい、お盆ファンです。なるべく汚くて味のある、すり減ったようなのがいい。サイズは丸いのは直径20センチくらい、長方形のは横22センチまでが好みです。もし見つけたら僕が買います!





これだけあったら老後にはお汁粉屋さんが出来るな。同時に小さなお椀も集めてます。なんなんだろう、僕。





って、店でこんな事してたら日が暮れてしまう。さっさと外に出ないと。


御苑を横目に神宮外苑を目指す。あっという間に大京町通過!





途中、路上にミミズが放り出されて蟻に喰われそうになってたので救出。土の上に置いてから持っていたミネラルウォーターを掛けてやる。





日本昔話とかだと、「シンスケさん、僕も連れて行ってください」なんて言われて家来にしてやるんだけど、役に立たなそうに見えて逆に助けられたりするんだろうな。今は急いでるのでまた次回!



しかし、この巨大構造物。通行人も少なく、裏寂しいばかり。眺めつつこれなんだっけ、なんのこっちゃ?とゲシュタルト崩壊するのも無理はない。





開会後の最初の日曜日、本来なら蜂の巣を突いたような騒ぎになってた筈だったのに。これはもしかして、近世史上最大の肩透かしではないだろうか、、。


令和のコロッセオを横目に見ながら行くと、思わず絵画館の裏に出た。こういうのはちょっと嬉しい。(狙ってる節もあるんだけど)





明治天皇の偉業を後世に伝えるための施設、だそうなんだけど、凄いもの作ったなと。明治大帝については後日、長ーいのを書く予定です。一部マニアの方向けになります。


今日は晴れたり曇ったりの東京地方。梅雨明けしただけ感謝なんだけど、今年の梅雨は毎年にまして長かったんで、曇り空はもう懲り懲りです。劇的に青いの見せろ。





横では珍しく垢抜けたカップルが記念撮影してました。こんな時代だけど、どうかお幸せに!(本気)





祝福しつつ進むと、銀杏並木を抜けます。ここはバブル頃にすごく流行ったトレンディドラマの象徴的なロケ場所なんだけど、若い子知らないだろうなー。中野大賀のお父さんが鈍臭い役で出ててね、劇中で自殺するんだよ、なんて説明しか出来ない自分に悲しくなる。





放映は1992年ですって。最高視聴率、なんと32.6%!!今とはすっかり時代が変わったなーなんて思いつつも、この並木は全く変わってません。






外苑を抜けたら赤坂御用地の長い長い塀沿いを歩く。イケメン警察官と会釈しながら、またもグリーンベルトを進む。東京は緑が多いな。








昨日の普門館で思い出したけれど、吹奏楽コンクールには毎年4曲ずつ課題曲ってのがありまして、ブラバン少年少女は漏れなく選んだ曲をひと夏かけて練習するんですね。

僕なら「wish」とか、「カタロニアの栄光」、「素敵な日々」「ネレイデス」「フューチャリズム」「コーラルブルー」などなど。一部の方は膝を打って懐かしい!と叫んでるに違いない。


これほど、他人にとって「???」という内容も他にないんじゃないだろうか、内輪の共通言語の最たるもの。


クラブなんか行って渋めのセレクトのが掛かると、お姐さんがステージ中央に出てきて「ちょっとー、アタシこれ好きなのよ!」と十何年振りの振り付けを踊って、わかる人同士で指差し笑い合い、ハグしているのと基本同じですよね。吹奏楽部じゃそうもいかないんだよな。 逆にそういうイベントやってても行きたくないなぁ。


そういうのは一人で楽しむもの。今日はその辺りの恥ずかしい切ないムズムズするセレクトで行こう、とYouTubeで探すと、きちんとババァ向け年代を区切ったプレイリストがあった!

ホント、便利な時代になりました。





これを爆音で流しながら「キャー!ダサっ!」とか「懐かしいー!高橋先生!!」「二村くん好きでした!」なんて身悶えている間に、氷川神社に着く。





アホな事して入れないので、鳥居前でイヤホンを外し、居住まいを正して入らせてもらう。


なに、こんなのあったかね?!伏見稲荷みたいじゃん。





立派な藤棚も。実はキヌギヌちゃんにも藤棚を作りました。来年にはワサッとなる筈です。そのうちこちらにもアップします。





今日のルートは都心の割に、グリーン外していません。さすがは大都市東京。しかし、ここまでですかね、、。後は虎ノ門、新橋、銀座でゴールです。


氷川神社から首相官邸を抜ける。また例の吹奏楽聴きながら身悶えていたら、汗だくのブスな警官に睨まれる。はい〜、すんませんでしたー。


そそくさと虎ノ門ヒルズへ。マッカーサー道路、というのを見てみたかったのです。





はい、マッカーサー道路、別につまんないですね。ネットで調べたら、マッカーサーが指示した明確な根拠もないらしい。なので写真もありません。

それよりも新宿御苑から新宿高島屋を貫く斜めの道、早くできないかな。あれこそ一大事ですって。



おっと!遂に日本テレビが見えてきました。もう新橋近くですな。





ついでに銀座でハープの弦を買って帰ろうと歩行者天国に。





これは8丁目付近だけど、やはり人出はそんなに多くないのね。たまにこういう風景を見て、現実を思い知らされる。


という訳で、ここでゴール!


今日の結果は、、、






21,151歩、2万超えは新記録です!距離にして16Km、消費カロリー975キロ、凄いぞ俺!と言いたい所だけど、フルマラソンのたった1/3だし、ダラダラ歩いてるだけだし、、。同じ歩くにしても四国のお遍路さんは1日平均20〜40Km、トータル2,000Kmを歩くんですって。


僕なんて、、ほんの散歩ですよ。しかし、まだたった5日目だけど沢山の気付きがあります。


家にいる時にあんなにあった食欲が、歩いてると無くなるの!!

多分、意識がそっちに行かないんだろうね。空腹でもなく満腹でもない、第三の感覚とでもいうか。とても心地いいです。

その他にも景色の素晴らしさ、後は地図を覚えられる事だったり。普段時間がなくて聴けない音楽をしっかり聴くことも出来る。例えば普段聞かないブルックナーのシンフォニーだとか、ハイドンの交響曲とか、一生聴かなそうなのにチャレンジ出来ます(逆に微妙なハズレ感が歩きやすかったりする)


暑さや給水は問題ないんだけど、、どこに行くか決めるのか難題ではあります。

ウチは北新宿だけど、自宅の近くのエリアはもう歩き倒したのでなるべく通りたくないんです。そうしたら交通機関であるスタート地点にに移動して、なるべく面白そうな地点を縫って歩いて、ゴールとなるのがベストかな。例えば浅草に行ってから品川まで歩いて、帰りは山手線とか。


その辺り、かなりのバリエーションがありそうです。研究してみよっと。


明日もまた歩きたいと思います。今宵も下らない文章にお付き合い頂き、ありがとうございました^_^




後朝的散歩 和田堀界隈編




今日はいつもの神田川を、上流の方向に行ってみようと思い立ちました。


淀橋、丸の内線中野新橋駅あたりから中野富士見町、和田、立正佼成会を抜けて松の木、堀之内から和田堀公園、荻窪へと抜ける道です。計算ではジャスト10キロになる筈。

ピッタリいくか試してみよう!という訳で、正午前に家を出る。




神田川の遊歩道。青梅街道を渡り、ひたすら西の方へと進みます。


まあ、言ってしまえば何にもないんですよ、この辺り。川沿には自動車が居ないので歩くのに心地はいいんだけど、なんせ見所がない。

LIXIL、積水ハウス、タマホーム、、。しょうもないデザインの小ぶりな住宅が延々と続く。何の特徴のない、控えめで安手で裕福な、こだわりのない街並み。


これが金沢の茶屋街やら、吉野の古い街道なんかだったらどんなにワクワクして歩けただろう。って、自分の生活レベルに合ったエリアの文句を言っても仕方がないよね。


杉並区まで来ました。突然巨大な構造物の解体をしてる。ガスタンクかな?!いや待てよ、これはもしかして、、、!





おー、吹奏楽の甲子園球場こと「普門館」でした。





流石は立正佼成会。ここで集会とかなさるのね。収容人数が4,700人だから、東京フォーラムAホールより少し少ないくらいか。僕の中学の吹奏楽部は地方大会止まりだったから普門館なんて夢のまた夢だけど、同じ年のトランペット二人はそれぞれ洛南高校に天理高校に入りやがって、どうやらここのホールで感動の再会したらしい。

当時の僕は、彼らと共に3人組と呼ばれるほどの大親友だったので、高校時代にその噂を聞いて凄く悔しかったのを覚えています。

そういう嫉妬やRessentiment(ルサンチマン)含めて全てがお店の内装に連なってるので(笑)今となっては普門館に行けなかったから良かったんだと思うようになりました。なんだかんだでいまだに音楽に関わっていられる訳で。


僕みたいなネガティヴな思考ていくと、もし仮に甲子園で優勝でもしちゃったらその人は、後の人生どうなるんだろうか、と考えたりします。とてつもない努力をして勝ち抜き、想像を絶する程にチヤホヤされて。

ある種の頂点を手にした彼が、その後入社した会社で傷ついたり、人間関係に悩んだりして、どう折り合いつけて行くんだろう、なんて下衆な想像をしてしまう。


話は変わりますが天才子役は大抵が大人になって落ちぶれる、というような記事なんかを目にすると、だいたいがカラオケスナックやってるのね、微妙な駅前エリアで。僕に言わせれば「スナックイコール落ちぶれってやめてよ!」と叫びたくなる(笑)


スナック、ちゃんと経営するのって中々難しいんですよー。2.3年は誰でも出来るけどね。フフン。


スナックのプライドは少し脇に置いておいて、先を目指します。川沿いはなんとなく晴れて参りました。





遥か向こうに見える立正佼成会の建物は、とても特徴的。





ちょっと、トルコのアヤソフィアにも似ています。





本当ならオリンピック休暇で7/29までイスタンブールにいて、今日の午後にはバルセロナでサグラダファミリアの辺りにいる筈でした。


なんで私、こんな冴えない川のほとりを汗だくで歩いてんのかしら、、、?



まあええわ。みんな同じだもの、先を急ごう。


遂にグリーンベルトに差し掛かります。これから先は和田堀公園と言いまして、善福寺川(神田川西部)の両側が緑あふれる景観となっております。





確かに木々の量が増えて参りました。夏の匂いがします。もう8月ですもんねー。





この公園には少し思い出があります。22歳くらいの頃まだ京都に住んでいたのですが、たまには上京して友人と遊んでおりました。その頃に、いわゆる「都合のいい関係」の人がいましてね、一年振りくらいに明大前のその人の部屋に遊びに行ったんです。


彼はジムのインストラクターだかをやってたので身体はバキバキなんだけど、首から上は紺野美沙子さんによく似ていました。

その頃僕はフジテレビのロングバケーションというドラマの竹野内くんの髪型を真似して短髪から一転、かなりの長さに伸ばしてサイドに撫で付けておりました。





それを見た美沙子は、「キモ、宝塚のレズみたい」と言い、クスクス笑いました。

僕は痛いところを突かれたからか、ブチ切れてしまいました。大声で捨て台詞を吐いて。






「てめー、紺野美沙子の癖に!」




彼の容姿を「紺野美沙子」と例えるのは周りではタブー中のタブーでした。彼の顔が怒りに引きつるのを確認してから、家を後にしました。

僕は美沙子の側から言い寄られていたので、僕の腹立ちは(ひどい話です)


気持ちを切り替えて、一路、阿佐ヶ谷の友人の家にお邪魔する事にしました。サッカーのGKをしていた川口選手に似た別の友人に電話をすると、快く朝まで待っていてくれるとのことです。


しかし困った。終電もなく、貧乏すぎでタクシーなんて乗れない。地図さえないので区の看板みたいなのを覚える。「善福寺川を辿って行けば阿佐ヶ谷に着く!」と呟きながら一路阿佐ヶ谷へ。


真っ暗な中で池のほとりを歩いた記憶が、今でも鮮明に蘇ります。あれから20年、少しドキドキしながら和田堀公園を進みます。





例の池にはカメラマン達が。聞くと「カワセミ狙ってんだよね」と。

セミなんか撮ってどうすんのかね、、って鳥のほうか!





水辺には亀が甲羅干しをしていたり





カルガモの親子も





アップルのサブスクでフォーレの小品をランダムに聴きながら、緑のトンネルを抜ける。ここは天国か、と。


「最高かよっ!!」



しかし、善福寺川では大規模な護岸工事をやっとりまして、川沿いをまっすぐ進めません。迂回しつつの散歩となります。





なんやかんかで阿佐ヶ谷に着きました。ケヤキの並木がいつも素敵な阿佐ヶ谷。





あの頃と違って、あっという間に着いてしまった。にしても帰りまで歩いたら20kmを確実に超えちゃう。脚がもたないので、中央線に乗り込む。コロナが怖いの手間先頭車両の隅っこに壁に向かい、亀のように身を硬くする。





なんだかんだ3時間以上歩いたのに、東中野駅までたったの8分。流石に力が抜けます。


いやー、でも和田堀公園は素敵だなぁ。規模が違うし、圧倒的に緑が多い。今度は阿佐ヶ谷まで電車で行って、歩いて帰ってくるってのもいいな。



という訳で本日は16,865歩.12.8kmで777キロカロリー消費という結果でした!


むしろ歩くことが楽しくて仕方がない。お金かかんないし、チャリよりスピードゆっくりで逆に見所も満載、これで脂肪が燃えやすい体になりゃ言うことなし。






ふと、美沙子の事を想った。彼は今頃は50歳位くらい。どんな感じのお顔になってるんだろうか。











後朝的散歩 早稲田界隈編





*お知らせ*


大変申し訳ありませんが、今週末の読書喫茶営業はお休みさせていただきます。

ちょっと東京都の感染者の数字が多すぎますね。何か僕の店で間違いを起こしたらとても嫌なので、落ち着くまで少しだけ、お時間を下さい。

僕自身は特に熱もなく悪いところもなく、アホみたいに歩きまくってます。




***


えー、ブログタイトルの「自粛○日目」というの、イメージが暗いなので変更しますね(笑)


獄中日記じゃあるまいし日数カウントすればする程、悲壮感しか感じない。どうしたって政府やらに対して恨みっぽい内容になっちゃうしね。


せっかく始めたウォーキングも3日目となり勢いがついてきた所なので、歩いた先の事やら脇道にそれたのを思いつくまま書いていくことにしましょう。それがいいや。タイトルは読んでそのままですが。




暫しお付き合い下さいませ。


今日もいつもの神田川を抜けて、小滝橋まで参ります。新宿の北限、下落合との境目と言うとご理解頂けますかね。西に行くと中野に出ます。


昨日は小滝橋から北の目白方向に行ったけど、今日は少し東に進路を取る事にしました。

そして、緑を異常に愛する僕としてはなるべくグリーンのエリアを選んで歩きたい。


地図で確認する。





この矢印ラインを辿ればずっと緑の下を歩けるんじゃないか。コンクリートのビルの隙間を歩くのは人も多くて信号もあるし、何より暑そう。

先ずはすぐ横の大久保百人町の都営団地の辺りを散策。





実はこのグリーンベルト、明治時代に陸軍用地となってから使われて来ました。第二次世界大戦の空襲で標的にされ、灰燼に帰した後に住宅不足解消のため、このようなアパートや、早稲田の理工学部、新宿中央図書館や体育館(コズミックセンター)などが建てられました。

戦争前後のあんなものやらこんなもの、色んなものが埋まってるとか、、。そりゃそうだわな。京都なんて何かの工事の度に山盛り出るわ出るわで、工事の人が夜中に埋めちゃうとか(笑)

何か出てくるのは、歴史がある証拠!


明治通りを渡って戸山公園に入ります。





元々は尾張徳川家の下屋敷で、明治以降は同じく陸軍用地となりました。陸軍戸山学校なんかもこの辺り。

陸軍色だけではなく庭園の遺構もしっかり残っておりまして、池やら川やら、見所が盛り沢山です。この広大な中に絶妙な高低差がなんとも言えず堪らない。





因みに江戸時代の尾張徳川家の屋敷はここだけではありません。

上屋敷は今の市ヶ谷の防衛省の広大な場所でして、下屋敷はここ戸山公園。もちろん名古屋には名古屋城以下、尾張、美濃、三河、信濃国にも広大な領地が。


そして明治以後の侯爵家時代には麻布のフランス大使館の場所に住んでいたところ、夫人が窓を眺めながら「煙突が増えて来たわねぇ、、」と漏らしたのを聞き、目白の高台に土地を買った。

それが僕がたまたま昨日通りかかった「徳川黎明会」のある場所なんです。





行く先々に尾張徳川家の残像が、、。どんだけ家あってん?!と突っ込みたくなります。流石は徳川御三家、格が違います。


そもそも、今残る東京のまとまった大きな土地は殆ど全部が旧家族の邸宅跡ですもんね。公園や公立施設にプリンスホテル、ニューオータニ、、。お陰で東京には緑が多くて過ごしやすいですね。


散歩を続けます。戸山公園から北に抜けると甘泉園公園というのがあります。

こちらももれなく旧華族の邸宅跡。徳川御三卿の清水家の屋敷を経て陸奥中村藩(青森県)の相馬子爵家でした。





相馬家はこれまた僕が昨日通ったおとめ山公園一体も邸宅だったのだから、話がややこしい。





どうして近所に飛地で家があったのか、、追求したいのは山々なんだけど、先に進めなくなるので断腸の思いでスルーして次に進む。


新目白通りを東に進んでリーガロイヤル ホテルを過ぎて南に下る。少し入ると、西洋のお城の如き佇まい。








いやー、初めて生で見ました、早稲田大学。ウチのお客さんは何でか早稲田の方が多くて、重なる時には店内12人中11人、なんて日もありました。僕は大学の話を聞くのが好きなのですが(18歳位に泣く子も黙る金看板を背負ってしまった人のその後の人格形成にとても興味がある)当の早稲田卒業生はあまり話したがらない、そんなケースが多いようです。

逆に、港区三田の学校を出られた方はいまだに大学発行クレジットカードを出しては引っ込めたり、言いたくて仕方がないように見受けられる人もチラホラ。

ああ、やはりリベラルでバンカラな学び舎ならでは、のでしょうか、、。(知らんけど)



初めて見る例のやつ。





先生!あっしにゃ縁もゆかりもごさんせんが、一寸通らせて頂きまやすぜ。





そこから次は北に向かう。江戸川公園や椿山荘のあるエリア。





椿山荘は江戸時代、久留里藩黒田氏(千葉県)の屋敷だったのを明治の元勲、山縣有朋が西南戦争の功績で得た740円でこの土地を買い、椿山荘と名付けて住まう。

その後、大阪の豪商藤田男爵が買い受け、戦後の焼失を経て藤田観光がホテル経営をされておられます。他にも箱根小涌園やワシントンホテル、大阪太閤園なんかも藤田観光。



もう一足伸ばして肥後藩細川庭園も行こうかと思ったんだけど、家に帰って晩ご飯の支度をしないといけないのであえなく退散。


新宿区から文京区の境目のこの辺り、石を投げたら大名、旧華族の邸宅の敷地に当たりそう。僕の住んでる北新宿エリアとは大違いザマス。色んな国の人が自由気儘に、、オホホホホ!




疲れたので帰りはバス。何と、スタート地点の小滝橋の操車場まで一本で帰れます。

好きなだけ歩いて、疲れたらバスでひょいっと送り届けてもらう。このコースは楽でいいです。他の路線も研究中。





バス停から自宅まではいつもの神田川緑道。今日のトータルは13,319歩、10.1Kmでしたー。




***


家に帰っても、玄米菜食とダイエットの研究をしなければならない。

とにかく玄米は食いたい。けど美味しすぎて進んでしまう、という謎の罠。料理に凝り過ぎて味見太りをしてしまった事を突き止め、ウォーキングに出る事にした。その間、味見も間食も出来ないのは有効なんだけれど、とはいえベースとなる三回の食事の玄米、中でも糖質量が気になる。


歩きながら密かに考えていた嵩増し作戦を試してみる。100円ローソンで糸こんにゃくを2パック買ってきて二度茹でこぼし、チリチリになるまで炒める。





百合子の会見を見ながら、ボールに移したそれをハサミでチョキチョキやる。





しつこく炒める。





炊いておいた玄米と混ぜる(水加減が分からず、炊き込みは中止)





コンニャク35%、玄米65%の割合にて混ぜると、、、。





ぬおー!!プリプリしてて面白い!言われないと気づかないレベル!!


、、、なんだけど、チョキチョキと炒めに2時間以上を費やしてしまった、、。痩せるとは大変な事じゃのう。こんな事毎日やってたらいつまで経っても



あ!コンニャクのお米ってネットにあるんじゃないの?!何かで見た気がする!


マンナンヒカリと言うのか、、。なんで便利なんだろ。割安なので10キロまとめて買う。





ダイエット歴長い割に、こんなのあるなんて知らなかったよ。今のはすごく技術が良くなってて、混ぜたのを旦那に出しても2年間バレなかったとか(旦那にも問題ありそうだが)にわかに信じがたいレビューも。


これで準備は整った。野菜たっぷりの常備菜に、糖質を抑えた玄米を良く噛んでたらふく食って、名所旧跡をしっかり歩く。健康的に引き締められたら言うことないね。


コロナのニュースは少し傍に置いておいて、何も考えず安らかに自分だけの時間を楽しもう。





再自粛12日目(そして歩き出す)



やはり出たか、都の自粛要請!



前回ブログに書いた予想が当たったよー!なんて、全然嬉しくないね。


取り敢えず営業自粛を延長したいと思います。仮にですよ、「20万いらんから開けます」ってやっても罰則はないはず。でもですよ、僕だって感染するの怖いし、そもそもこんな状況で開けてたら、神経疑われますw


もう少し様子を見て、例えば8月中旬辺りに数字が激減、とかになったら22:00までバー営業、など考えるかもしれません。


とにかく、感染を防ぐには閉めるのが一番なのです。



、、、余談ですが、近隣のお店ではまた少し感染のニュースを聞きます。皆さん好きで感染を出しているわけではないのだけれど、、中にはあまり実直さを感じないコメントをしてるところもあります。


違和感を感じたのは、感染したご本人が「皆さんの意識向上の為にわざわざ告白した」とか、「誰にでも可能性はある」など(文章うろ覚えですがそんな感じ)

そんな事、自分で言うなよって(笑)


いつかのブログにも書いたけど、災害時にサッカー選手が「子供に勇気を与える」発言と構造が似てる気がするな。感染カミングアウトを受けて、たまたま意識が向上した人もいたらラッキー、位の話であって、読み手の啓蒙を狙って発言するなんて、甚だおこがましい。


たかが水商売、来ていただいてナンボなんだからさ。変に啓蒙しようだの自分も被害者だのって思いは捨てて、芝居でいいから申し訳ない!って言えないのかね。お客さんのプライバシーを背負ってるんだから(感染経路の追跡)責任感持ってやろうよ、と言いたくなる。

僕なら「ゴメン、自分が感染しました!言い訳しませんが、それでも良いって人はいつかまた来て」って書くかな。何も恥ずかしくないもんね。それこそ、誰でも感染するものであって、感染した事までを攻撃する人なんか相手にしなくて良いよ。


芸能人の不倫の初動と同じで、おそらくお客さんは「誠実かどうか」しか見てないと思うの。そこに嘘や過剰な保身があるとすると、ずっと覚えてる。とにかく誠実に持ってる情報をどんどん出していく、それに尽きると思います。


ああ、ついまたベラベラ書いてしまいました。そして今週のカフェは土、日曜日両方営業します。14:00〜19:00まで。






キヌギヌ周りはそんなに情報がないので、この辺りになります。





***



余りの食い意地に我慢ならず、ヒステリー気味に食べることを解禁した3日前。


我ながら天邪鬼なんだけど、どん兵衛の天そば大盛りカップを一つ食べただけで、心から満足してしまった。満足どころか少し「オエッ」となった。化学調味料の味がやけに舌に残るのだ。その後、グリコのパナップを買いにローソンまで行ったんだけど、要らないって手ぶらで帰ってきちゃった。



また食いたくなるだろうから、その時に取っておこう。


でね、別のアプローチとして、こんなアプリを入れました。万歩計なんだけど歩いた記録が位置情報化されて地図とグラフになるというもの。


今日は自宅から徒歩で池袋までいって、くるっと回って新宿経由で帰ってきました。





18,000歩、828キロカロリー消費したよ、と書いてあります。








いつもの神田川の緑道を抜けて




上落合のおとめ山公園





予定にもなく、目白の徳川黎明会。ラッキー!!





お隣、目白庭園で休憩。





フランクロイドライトが大正時代に設計した、自由学園の校舎。





東京芸術劇場を抜けて





池袋駅東口のレトロ喫茶タカセでブラックコーヒー。ここは昭和55年くらいで時間が止まってます。憧れのフルーツパフェはいつかのご褒美に取っておく。









あっという間の14Kmでした。






やっぱり痩せたい。どうしても痩せたいんです。

太ってるの自分と、中身のハートとしてが上手く合致しない。多分これって軽い体型同一性障害なんです。(冗談ではなく、真剣にお気持ちがよくわかる。入れ物と中身が違うのって苦しいのです)

早く自分が自分を好きと言えるようになって、今より少しだけ胸を張って過ごしたい。今はパーティーや寄り合いに誘われても大体断ってるし、ふと写真に撮られるのは凄く嫌なのです。撮られる時は後列端に陣取り、斜めに立って頬をすぼめたりする。それを見られて、「そんなことしない方が良いよ」なんて言われて(あんたにゃ分かんねーわな)と呟く。

太っている今は、上等なジャケットなんかを買うのが凄く嫌なんです。今の体型を認めて、それに投資する事になるから。だから今は誘われても着て行く服が変なのしかない(笑)。過去に買ったMサイズなら素晴らしいお気に入りのが沢山あるんだけどな。って、そこまで辛いなら痩せれば良いじゃん、と言われそうだけど、リバウンドを繰り返して痩せにくくなっている上に、根っからの運動嫌いでお酒を飲む僕には大きな難題なのです。


今の仕事始めてから緩やかにではあるものの、30キロは増えた。こう見えて胸の内は苦しいのです。そして、痩せられるなら今しかない。酒も控え、時間は膨大にある。こんな8月、もう一生ないかも。




ならどう痩せるか、という戦略になってくる。ここいらで遂に自分の避けていた「癖」の部分を洗い出す時がきた。


玄米菜食が美味しいのはよくわかった。キチンと食えば痩せるんだろうが、デブがドカ食いしたらそりゃ太ります。自分が悪いと反省する前に、もっと分析しないといけなかった。

そこで、よくよく思い出すとですね、毎日大量に仕込んで大量に味見する。それぞれの期限前に食べ切ろうとまた食ってる。コンニャクなら太らないところだけど、玄米はただの米なのです。

ここ数週間、1日の大半をキッチンに立って過ごしてきて、常に何かを口に入れていた事に気付いた。






一旦、キッチンから離れよう。





という訳で、外を歩き始めました。実は昨日から始めたのですが、初日は飯田橋までフラフラ歩いて行って帰って15キロ。今後は都バスで好きなポイントまでいって、そこから歩いて帰るというのを考えてます。



路上をマスクして早歩きするのは、コロナリスクもそこまで高くないそう。まず密なところにはいかないですし。

今まで避けていた運動によるダイエット。ワクワクするなぁ。逆にこれでダメなら万策尽きた、となるんだけどそれは困るし。


コロナだからって、絶対にいじけたり塞ぎ込んだらダメですよ。嘘でも楽しそうなタネを見つけて、膨らませないと。それをしないとお水の経営者はもれなく病んでしまいますw

8月たっぷり1ヶ月あるのでしっかり歩いて日焼けして、良い男になって戻ってきます。




さあ、明日はどこへ行こうかしら。






再自粛9日目(食い意地再発)




再自粛から9日も過ぎてしましました。お天気もグズグズだし、思ったより更新が捗りませんでした。

なんせ、このところのコロナに関するニュース。ちょっとヤバいてすね。僕は東京都の飲食店に前みたいな営業自粛要請が出ると読んでいます。もうすぐ出るんじゃないかな。


当然補償もなく、相当の痛みが伴うんじゃないかな、、。まあ僕らだって良い時代が長く続いた訳で、そこは甘えてちゃいけないのです。


しかし自粛、、、余りに長いと困るなぁ。いつまで続くんだろう。




というのも、避けられないアホな悩みが一つ。手前味噌ですが余りに自炊飯が美味くて玄米菜食にしてからというもの、体重がダイエット開始頃に戻ってしまいました(笑)。

家にいると食べることから距離を置けないのです。冷蔵庫があり、炊飯器があり。

ネットでは「玄米菜食ならドカ食いしても計算上太るのはまず不可能!!」なんて書いてたのを鵜呑みにした自分が悪いのか、それとも僕の胃袋は計算外なのか、、いや、絶対あのダイエット記事が嘘を書いてるに違いない!許せない。


冷静に考えりゃ、玄米っていっても中身は白米だし太るわな。しかも悪魔的に美味しいのですよ。甘くて香ばしくて、たまたま僕の好きな味なんだろうけど。


一銭も入らないけど宣伝しておきます。ロウカット玄米





色々紐解いて考えるとですね、あらゆるストレスが食い意地に向かっていると思われます。常に「食べたい」「どんな味なんだろう」と考えてる始末。

でもね、それを全部我慢したら他にしわ寄せが来るんじゃないかと。それも困るわけで。

コロナ禍の中で収入を絶たれた中で禁煙や痛風治療、そして禁酒までを進める中でダイエット、、。ちょっと詰め込みすぎました。



僕みたいにコロナ自粛で自分と向き合う時間が増えて、自分に厳しく向かい合おうと取り組む人、増えたんじゃないかな。(私生活くらいはきっちりしておきたいよね的な)


でも今、詰め過ぎるのは良くない気がする。こんなものいつまで続くかわからないですよ。


それが原因で鬱とか頭がおかしくなりでもしたら、、、それこそ高くついちゃう!

只今より「好きなもの食ってよい宣言」を発令します!!




手始めに明日起きたら日清どん兵衛の天ぷらそば大盛りと、グリコのパナップでも買ってきて食おう。良いじゃんね、甘く生きても。最悪、ライザップ行けばいいし。


玄米は好きなので今のところ辞めません。とにかく先は長そうです、お気楽に参りましょう。



読書喫茶室のお誘い



キヌギヌの読書喫茶室、やります。



7月23(木)24(金)25(土)26(日)の四日間です。時間はいずれも14:00〜19:00(18:30ラストオーダー)<となります。br />

毎度の事ですが会話はお楽しみいただけません。本を読みやすいよう照度は明るいです。小さな音で音楽が流れています。


雨の予報ですが、むしろ雨音は最高のBGM。





強く「いらして下さい!」とは宣伝できませんが、なんせ会話のない空間。いわば図書館状態です。フェイスシールドもご用意しております。

飛沫等のリスクも格段に低いですので、本を読んでのんびりお過ごし下さい。読書喫茶室については会員制ではありませんので、どなたさまでも結構です。






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