昭和レトロ探訪 鉄道博物館




久々の昭和レトロ探訪。今日は満を持して大宮にあります、鉄道博物館へ。


夏が終わる頃から出不精になり、遂にはお休みの日にはよっぽど理由がない限り家から出なくなる始末。
大体は寝過ごして、デリバリーのピザやら釜飯を食らってまた寝る。夜中に起きて寝なきゃいけないと思い、酒を飲んでまた眠る。


月曜から火曜の夕方までに、平均24時間位眠っている計算になります。いいえ、働いてる日も12時間近く寝てますので同じか。ということは、僕の人生半分は睡眠じゃないか。寝るために生まれてきたのか。

休みの度に自分を責める日々。行動を起こしたい。でも、また寝てしまう。


4ヶ月かかって、やっと出掛けられました。実は夏からここ大宮の鉄道博物館に行きたいと思っていたのです。


今日は吸い込まれそうな澄んだ青空の東京地方。


youtubeで見繕った、ヘンデル作曲の王様がどうしたとかって祝祭感この上ない曲を爆音にて景気付け。


こういうバカみたいな曲を聴きながらサラリーマンが多い真面目な路線に乗るのは違和感があるんだけど、ギャップが強調されて、何となく気持ちいい。


埼京線の車窓からは富士山が見えます。写真は撮れなかったけど、こんなに近くに見えるとは。

東京も昔はあちこちから富士山が見えたんですってね。浮世絵で富士山の絵が多かったり、富士の名の付く地名が多いのも頷けます。



しかし、なんて気持ちいいんだろう。日も浴びず、穴熊みたいな生活が長かったから余計に空に吸い込まれそうになります。



そして、到着。初めての大宮、意外と遠かった。






重要文化財の機関車とかあります。かっこええな!





僕のお目当は3つ。1つ目は大正時代から昭和の終わりまで活躍した、オハ31という車両。そして御料車に、食堂車のカレー。



まずはオハ31と参ります。かつてロングヒットといっても過言ではない車体はまだまだ重厚なデザイン。全国で活躍した三等車両です。
多分ですけど、テレビ小説おしんの小林綾子やら大河ドラマ「いのち」の三田佳子先生やら、火垂るの墓の清太さんやら、皆さんこの電車の筈です。(資料なし)





元々、国鉄の更に前の鉄道省時代に出来た車両なんですけど、これ以前は全て木製だったんですって。
大きな事故で多数の死傷者を出した木製車両は危ないという事で、この鋼鉄車両が誕生したという訳。






1980年前半まで使用された、とありますが、どうやら沢山の私鉄に払い下げられての事らしい。そういや大井川鉄道なんかで、似た車両見た事あったな。






鋼鉄車両とはいえ内装はウッドパネルで、三等車両だから狭いながらもかなり優美なもんです。

どうして今の時代はこういうデザインが廃れてしまったのか。僕の乗ってきた埼京線なんて、まるで鉄くずみたいた。

冬はストーブ列車になります。でしょ、そうじゃないと。





窓と網棚のバランスの美しさといったら!!








こんな美しい列車、何時間でも乗りたいわな。しかし、それがここでは叶ってしまう。そう、何時間でも座って良いのです!
それくらいは事前に調べていたので、一番重いヘッドホンを持って来た。



次のBGMはブラームスのインテルメッツォ。

まじでヤバいです。

木のニスの匂いや油の匂い。子連れの家族の叫び声は重いヘッドホンで遮断されて聞こえない。
僕の一番好きな時代、第一次世界大戦の後のほんの一瞬だけ訪れるロマンティックで優雅な時代。
目を閉じると、あの時代に軽く旅立てます。

そして目を開けると、なんとも可愛いグリーンのクロス張りソファー。





側にはボタンもあります。押し放題(キュン死)!!




持って帰りたいけど、いやいや、ダメですよ!


結局、1時間も座っていました(笑)


僕にとってのこの車両は、まるでperfumeファンにとってのオープニングのプロジェクションマッピングであり、バラ愛好家にとっての5月の1週目の晴れた暖かな日曜日であり、初恋の人と初デートの木漏れ日のようでもあり。


今の所、僕にとってこの世で一番癒されるシチュエーションです。


心の片隅にオハ31型を!


気持ち良すぎて泣きそうになっています。






また、必ず来るからね。




この後は皇室専用車両、つまりはお召し列車です。





保存のためか、ガラスケース越しだし暗いし、、。よく見えないよ。


天井のクロス張りは少し見えたけど。




万が一座れたとしても、音楽聴いたり目を瞑ったり出来たとしても。僕にとっては豪華すぎて落ち着かないかもな。三等車両くらいが色んなイメージが沸いてちょうど良い。

皇室専用車両ではなく、こんな車両もありました。外国人観光客に向けた、超豪華な桃山風の車両。


マイテ39型、1912年から始動した一等車両です。



これも、ね、。少し違うよね。落ち着きません。(中には入れません)




そのほかも時代を下ると沢山の車両が。

ひばり、東北本線の特急です。何となく覚えてるかなぁ。




後は新幹線。これも懐かしい。





これも中で座ってみる。もはや今のとあんまり変わらないような。





そんなことをしてると腹が減って来たので、腹ごしらえ。



日本食堂が運営する、食堂車のメニューを出しているレストランが併設されております。そりゃここで決まりでしょう。






車両風のデザイン。





メニュー。大体1500円から2500円位の構成。





僕はこういう場合は必ずカレーにします。レトロに於いて、例えば富士屋ホテルでも三越でも明治村でもホテルオークラでも資生堂パーラーでも、必ずカレーを頼む。

メニューを1つに絞る事で比較がしやすく、体型的に各特徴を捉えられます。(何のために?)



1600円のカレー、期待が高まります。僕はもう発車寸前です!!






あれ、、、まんまレトルトの味!


(´ω`)






いつかの、伊勢のミキモト真珠島のアコヤ貝ピラフ並みの外れでした。

食堂車なら1600円でもいいけど、、考えてみたら埼玉の真ん中でしょ、ちょっと納得いかない。レトルト臭があんまり得意ではないので、残念でした。

どんな高級ホテルのレトルトよりも、鍋で煮た有り合わせのカレーの方が美味しいと思うのは僕だけでしょうか、、。(帝国の缶詰めは別)




気を取り直して二階のパネル展示を拝見する。これだけで一日中掛かりそうなボリューム。





もう一度、オハ31に戻る。やっぱり素敵な車両だな。






僕の店も、いつかご縁があったらこの車両でやってみたい。黒柳徹子さんのトモエ学園みたいに、運転席があって窓から森が見えて、そこでキャアキャア言いながら歌ったり酒飲んだり、、。


コンパクトなサイズもちょうどいいかもね。まだ今の店は広いのです。



うちのお店、実は電車のサロンカーをイメージしてたりします。気付いている人も居るかもですけど、赤いソファーやら網棚やら、少し意識しています。ベランダが最後尾のつもり。






今はガラクタしか載ってないけど網棚もありますよ。





オリエント急行ってのがロンドンからヴェネチアまで走っておりまして、中の一両にはグランドピアノが搭載されております。





料金は意外と高くなくていちばんやすいクラスで35万。って、高いよね(笑)


今日の鉄道博物館が1000円。ちょうど一年間通って同じ値段って事か。



それよりも要らなくなったオハ31、どこかに余ってないかなー。内装だけでもバラして壁に貼り付けてバーにしたい。




鉄道博物館、かなりおすすめです!冬のデートに如何でしょうか。



帰り道、何となく気分が良かったのでまた伊勢丹にてハンドソープを買いました(笑)


これで8本目です。アヴェダのローズマリーのとニールズヤードのシトラス。横並びであと2本はイケるかな。






例の海外ドラマ、、




例の海外ドラマ。夏にロケーションをしましたが、来年の2/16に公開みたいです。




タイトルを書くと検索されるので、画像参照という事で。この上のがタイトルです。新作のシーズン4、第7話に出演します、、。


このドラマ、僕も知りませんでしたが、エミー賞とかゴールデングローブ賞も取っているらしいです。オーケストラの話なのですが、セックスやドラッグが出てきたり、砕けてて中々面白いですよ。(笑)


アマゾンプライムに入らないと見られないのが申し訳ないです。




僕はというと、いつものあれやって





女優さんが驚いて





マエストロが登場(時計仕掛けのオレンジに出てた方)少し絡んでから、2人が話し始めるので僕はピアノ弾く、といった内容です。短くはないかも。





また公開されたらアップします〜。


予告編はこちら。1分9秒あたりかな。




オンナの値段




鈴木涼美著
「オンナの値段」講談社より





かつて文春砲の餌食となった、慶應大学を卒業後、東大大学院を経て産経新聞記者退社後エッセイストとなった元AV女優の筆者の(彼女の言い回しを借りると)とても忙しい女のエッセイ。


元々、極端な生き方をする女に異常に興味がある僕ですが、事あるごとにその手の本を読んできました。

お女郎さんから大女優、芸者にやんごとなき方々まで。大抵の舞台は戦前から戦後すぐ辺り。バブル期以降は殆どなくって、飛田新地の売春のお姐さんくらいでした。




今読み終えました「オンナの値段」には、現代の暴走気味のオンナ達が、それもワンサカと出て参ります。


大学教授の父を持つ著者が高校時代から始めたブルセラでの小遣い稼ぎに始まり、進学する中で副業として始めたAV女優の経験などを通して聞き集めた数々のエピソード。




筆者は、若いうちから様々な機会を経て、女としての自分の値段を知るようになります。それは同様に多くの女性も経験するように、分かりやすいものから複雑なものまで。


例えばブルセラ。色白で脚の長い女は価値が高く、貧乳のブスは安い。それも女子校の制服を脱ぐと、また価値が下がる、とそんな調子。


登場する女達は自らの価値を値踏みしつつ、様々な事情からそれぞれの稼げる額を稼ぎ、使い、それぞれの日々を生きます。

高校在学中にブルセラで500万を稼いだ女子高生、風俗で稼いだ8000万をホストクラブで使い切った女子大生、子供に存分な愛情を掛けたいと、妊娠中から妊婦専門風俗や母乳風俗(そんなのあるんだ)にて月収80万を稼ぐシングルマザー。高級ソープで働きながら美容整形に3000万使った女、、、、


高収入と高支出の繰り返し。もはや何が手段で目的でなのか、、、。


でも、荒稼ぎや浪費だけが異端なのだろうか。


別の項目では、5歳から始まった強度の貯金癖に支配され、月毎に年齢プラス1万円の貯蓄を自らに強いて、そのノルマを達成する為に昼間の仕事に加えて銀座のラウンジを数件掛け持ちして、節約を続け数千万を貯める貯蓄魔の話。


筆者に言わせれば、彼女にとっての貯蓄は、他人の消費と同じように見えるとのこと。


個人の範疇の中で経済が回っていて、他人に迷惑を掛けさえしなければ、それは完結していると言えましょう。

僕の感想から言えば、強度に溜め込んでる人も浪費家と同じくらい極端なパターンが多々。


30名を超えるエピソードを通して感じたのは、多様なお金の稼ぎ方、使い方のバリエーションに関心しきりでした。どれも狂ったエピソードばかり(笑)


そして、お金って一体何だろうかと。



僕みたいなケチな凡人は、月々の収入に対して必要なものを支払い、少しだけ自分のために使い、残りをそのまま貯金する。

そして、少しだけ使ったお小遣いに対して「いい使い道」「無駄遣い」をチェックして、ため息を吐く。




いいお金の使い道って何だろうか?




雨が降ってきた時、すぐ無くすであろうビニール傘と、タクシー初乗り運賃なら?


タクシー初乗り運賃と、ダッシュして濡ながら駅まで行くのは?


走って駅まで行ったご褒美に食べた手捏ね100%ビーフのハンバーグは?






僕のような平凡で詰まらない読者をよそに、このユニークな女達は、とにかく稼いでは使いまくる。体も売ればプライドも捨てる。一体何が目的なのか分からなくなる。(笑)


ただ使う為に稼ぎ、稼ぐ為に使う。メビウスの輪の中で追いかけっこをしているみたいだ。


それでも女達は楽しみ、生き、延いては世の中の経済も回り続ける。




愛すべき極端でタフな女達は、皆シンプルでパワフル。あっけらかんとしてらっしゃいます。

結局のところ8000万使える女は自ら8000万を稼げるのだ。どっこい前を向いて生きている。


誰が彼女達を咎める事が出来ようか!






本編に入り、筆者の半生と各エピソードがブッ飛びすぎてて少しだけ違和感を感じましたが、後半はグイグイ共感してしまいました。


数々のテーマの中には、ブルセラや風俗の細かなのシステムや、美醜だけでは語れない女の性産業の奥深さも描かれています。

最終章ではホストクラブの高額な料金設定が成立するカラクリまで網羅。



テンポ良くエグい逸話を書き連ねる筆者の持つ、そこはかとない明るさが、全く悲壮感を感じさせません。

そして、さりげない謙遜と明晰な言葉選びに、深い知性を感じました。



ああ、極端な女達に感情移入してしまうのは何故だろう。




面白く読み終えました。お金にまつわる新たなアプローチに溢れた新書「オンナの値段」

講談社より千五百円也。





12月のシフト




早いもので12月!ラストスパート、師走でございます。

今月のシフトですが、以下のようになります。



1(金)タケ
2(土)ケン
8(金)いの
9(土)タケ
15(金)あも
16(土)ケン
22(金)タケ
23(土)あも
24(日)タケ
29(金)あも


12月の休業日は毎月曜日に加えまして、17日(日)は貸切のため休業とさせて頂きます。


25日(月曜)は、クリスマスイブですが定休日ですのでお休みとさせて頂きます。



12/31の大晦日は、深夜25時(紅白歌合戦終了後)から、3時間ほど営業させて頂きます。1人で開けますのでメニューを絞らせて頂きます!

メニュー

赤白ワイン
生ビール
ウーロンハイ
烏龍茶
オレンジジュース
ノーチャージ、プラカップ使用につきオール500円、キャッシュオンデリバリーとなります。





2018年


1/1(月)お休み
1/9(月)よりお休み


今年の年末年始は、1/1のみ休業となります。


1/9より長めにお休みを頂きます。





今年のお正月は、初の試みとして年末年始を重点的に営業してみようと思います。

年始の連休についてはまた改めて告知致します。(少し長めにお休み頂くかも、です)


どうぞよろしくお願い致します!





ソファーにも手を入れよう




カウンター工事から早2ヶ月。余りのやり易さが自然過ぎて、もはや工事したことを忘れてます。



しかし、未だに納得いかないのがソファー周り。足を切って奥に突っ込んだので位置はいいんだけど、あともう少しなんです。



どうも、低いのです。



カウンターに立つ僕とカウンターに座るお客さんの目線はほぼ同じです。


でも、ソファーのお客さんは
10センチ位低いのです。どうなるかというと、惑星直列みたいに全くお顔が見えない。






立ち飲みスタイルになった時にはもう、人の垣根が出来てしまって、まるで山の向こうの村みたいに全く何も見えないのです。

向こうの村で祭りでも始まって盛り上がったら、そりゃ気になったりもする。たった1メートルなのに、混んだ時の音量といったら、まるで別世界。

まあ立ち飲みの時はソファーの方の顔を見ようったって無理がある。ここは長い時間を過ごす平日に照準を合わせよう。


そもそも、このソファーは一年前に無理やり高さを出したんですけど、適当に高くしたから人の体に基づいてない気がするのです。

深く座るには高すぎるし、もたれるように浅く腰掛けるには低すぎる。

ステップがないのに背もたれがあって、見た目的に深く座りたくなるってのが落ち着かない大体の原因。なんせ中途半端な椅子なんです。



高いなら高いで、ちゃんもステップを付けたい。荷物も沢山置けるようにしたい。
んで、最初の目標である目線を合わせて、且つ座ってラクな椅子にしたい。




そこで。こんなものを考えてみました。





カラーボックスみたいなものを曲線で作ってもらって、その上にソファーを載せる。






足を置く所にはこんなん付けちゃう!





メリットたくさん!

*僕とカウンターと、目線が合う

*足が乗せられてラクラク

*収納が増えて、取りやすい

*コントラバスを取り出しやすくなる

*分割して動かせて、イベント時にはラクラク移動

*ベランダに出して日焼けが出来る


これが最高に気持ちいいのだ。





そんな訳で、また大工さんに作ってもらいまーす!


曲線カラーボックス。


荷物を取るときに見えやすいような照明とか、スムーズに動くような隠し車輪とか、色々こだわりたい。


気にしすぎなだけでは?なんて言われそうですけど、毎日働いてて「ここがこうなら楽なのに」が多過ぎます。早く楽になりたい。


僕は多分空間に対してかなり潔癖な傾向があるんだと思います。照明の方向とか色とか、収納の使いやすさとか、動線とかお客さんとの目線とか、すごく気になる。


研ぎ澄ませて行くほど自然な仕上がりが理想。ちょこちょこ修正しなら「あれ、前回より落ち着くな」って言ってもらえるような、ベストな位置を探ってます。


いつか、全アイテムのピントが合った日には素敵な事が起こるんじゃないか。

前の店で一度体験しているので、いつかは絶対にあると思います。




土曜日打ち合わせ。





キヌギヌの住所、電話番号、会員制について




検索によりこちらのページにたどり着かれたお客さまへ。この度は閲覧、誠にありがとうございます。

新宿5丁目のピアノバー、キヌギヌのシンスケと申します。


ご来店を目的でいらっしゃる方に向けて、いくつかのインフォメイションがごさいます。是非ご一読下さいませ。



その1

初めてのお客さまは、既にいらしているご友人とご同伴にてお願い致します。

申し訳ありませんが、どちらかの店舗さまより「ご紹介」を頂かれた場合でも、同伴でないとご入店頂けません。



※昨年冬ごろに「いちげんさんお断り」システムを見合わせましたが、この所、過度に混み合いまして通常営業の維持が難しくなりました。勝手ながら元に戻させて頂きます。



その2

女性のお客さまはゲイのお客さまと同伴にて入店頂けます。


二回目くらいのご来店でドヤドヤっと女性をお連れになる賑やかな方が見受けられますが、あまり本意ではありません。

お手数ですが、お電話にてのご確認をお願い致します。


03-3358-0899まで。




その3

1グループにつき4名以内でのご来店にて承っております。

開店より特に、お一人でお越しのお客さまを大切にしております。ご了承頂けますようお願い致します。


場所を忘れて辿り着けない方へ、住所はこちらになります。(道が分かりにくくてすみません)


東京都新宿区新宿5-10-5 プログレス新宿5階


定休日は月曜日となります

火曜、水曜、木曜 20:00〜26:00

金曜、土曜日 20:00〜27:00

日曜日 20:00〜24:00


日曜日が祝日の場合は月曜日は24:00まで営業となり、火曜を休業させて頂きます。

毎月の営業日はこのブログに月初に掲載しております。どうぞご参照下さいませ。








***


最近とても沢山のお客さまにいらして頂けて、楽しくてあっという間に時間が過ぎていきます。本当に感謝せねばならない所ですが、お店が開かれた今、中にはいちげんさんの騒がしいグループもいらっしゃいます。




楽しそうなのは良いんですけどね、何より前からいらしている他のお客さんの迷惑になってはいけない。自分が作りたい空間が何なのか、考える日々でもあります。


船の操縦のように、沖に流されたらその都度タイミングを見ては舵を切る、その繰り返ししかないのです。




元々、一匹オオカミのような男性客(少数のビアンと友人女性)の秘密基地みたいなお店を目指してやっとります。



ワンサカ人が集う流行りのお店は賑やかで儲かるでしょうが、元々好きではない上に、週末以外は私1人で営業しており、体力的に持ちません、、、。




趣旨を理解して頂ける方と、ホッと出来るようなお店にしたいと思っております。



週末も、その日の様子を見て満員の基準を少し下げますね。ベランダあるので何人でも入れちゃうのですが、あんまり混むと流石にしんどいです。



本気で体力的に辛くなってきています。あと3年限定で、とかならまだ出来るかもですけど、リアルジジイになるまで続けるために、そして僕も常にカウンターに立っていたいので、今来ている既存のお客さま方を優先させて頂きます。m(__)m



どうぞ、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。



追記



カレンダー関係のブログ、急にアクセスが増えまして怖いので消しました。どっかに貼られたのかな(笑)

特にトラブルなどではありませんのでご心配なく。



クリスマス準備(毎年早いよね)



クリスマス、、毎年迷います。何となくピタッとこないのです。つまりは僕の技術が足りないから、イメージ通りに飾り付け出来ない。





19歳の時のクリスマス頃、ロンドンに行ったのです。ハロッズの前を通りかかった時に、ガラスのショーウィンドウの中が遊園地みたいになってました。


もう、息が止まるくらい美しかったんです。言語も文化も超えて、暖かさとか夢とかが伝わってきた。マジでヤバかった。

今もクリスマスになると、あれが頭にこびり付いて離れません。




さてさて。今年も自分なりにやろうっと。


いつもの気球のオモチャから





クリスマスらしく、サンタのそりとトナカイの人形を吊るしてみました。





ドイツ製の、石膏で出来た人形です。かなり重い。

照明を点けないと、単に黒い物体が左右に動いてるだけなので、いつもの乾電池照明を点けてみたんだけど、気に入らなくて修正したくなった。

指摘されるまでは可愛いな、なんて思っていたんだけど、なんせ五丁目弦楽四重奏団のコンマスにイカ釣り漁船みたいだと言われてから、それにしか見えなくなっちゃった。(笑)




ちなみにイカはスルメイカの刺身が好物です。









イカは置いておいて、ちょっと頭を切り替えてみよう。


サンタさんを照らす照明は欲しい、でも電球は見せたくない。そこは間違いない。


ならばシェードみたいなものを付ければ良いんだけど、そりの上に傘が付いてるなんて聞いたことない。空を飛んでプレゼントを良い子に届けるんでしょ、サンタさん。

空にあるもの、、雲しかない。


雲を作ったことないんだけど、綿だよね。で、近所の薬局に行く。






今まで使ったことない、シートタイプ(汗)





頑張ってほぐすこと10分。ほぐれたら丸いのを作って、ホッチキスで留める作戦。





イカ釣り漁船の電球キャップも外しちゃう!





雲のモコモコをイメージしながら、1つづつ留める。





凄く不自然に見える。あのモコモコ、どんなだっけ、、。


あのヒーローの顔が浮かぶ。





中華料理的なあれとか





えー、雲ってどんなだっけ?!ゲシュタルト崩壊、、。





あれとか、、








歯ブラシで毛羽立ててモコモコしてみる。



とりあえず完成!!





まあ、こんなもんかね。また明日やろっと。




ツリーも飾りました。眩しいので明日改良します。






本日はここまで!





追記



ふと音楽をかけたんです。そうしたらシェルブールの雨傘。



!!!






慌てて雲を取り払い、カクテル用の傘を6本挿してみました。







真ん中にクルッと電球を集めて1つにして、ピンクの傘で覆ってみた。

チンドン屋みたいだけど、うちらしいじゃないか。この間の花園神社の見世物小屋のディレクターだったら、絶対こっちって言うと思う!


あー、ミシェルルグラン先輩にに感謝。










湯河原二日目





二日目は、徹底的に食って寝ようと決めていたので、買い出し以外はなーんにもしない予定です。(初日も何もしてないけど)


朝ごはんを頂いたのが朝8時、食後に憧れの昼寝をする。


普段ならチェックアウトの時間なんだけど、布団を敷きっぱなしでグズグズ過ごす贅沢コース。たまに起きてはテレビに目をやったりして。



というか、湯河原でも奥湯河原はかなり芦ノ湖寄りの内陸。





近所にはコンビニはおろか、飲食店もなーんにもありません。川沿いにポツポツと木造の温泉宿が並んでるだけ。




強制的に寝たり起きたりを繰り返すのみです。あゝ素晴らしきクズ人間生活。



付き合う人に何を求めるかと聞かれたならば、こういうダラダラした時の過ごし方が似ているかどうか?がポイントではないでしょうか。

趣味やライフスタイルも大切ですが、リラックスした時にお互いが自分の懐にどれだけ他人を入れられるか、ココはすごく重要だと思います。

こんな時に行動派の相手だったら無理。「せっかく晴れてるから芦ノ湖行こうよ!!寝るなんて信じられない」なんて言われたら、、、。無理でしょ。




そんなこんなでずっとゴロゴロ。こんなにゆっくりテレビを観るのは久しぶりだけど、気付くと日馬富士の事件ばっかり。





この手のニュース、段々と登場人物が多くなるのは必須なんだけど、そうなるとあんまり把握出来なくなる。貴乃岩も貴乃花も怪しいし、朝青龍とか旭鷲山辺りがゾロゾロ出て来る辺り、見ていて嫌気が差してくる。




テレビを消して迷路のような館内へ。分かりにくい場所に、お庭に出られるドアを発見。


池があって錦鯉が泳いでいます。






迷路の訳が分かりました。斜面に面した土地の真ん中に庭があり、そこをぐるぐる取り囲むように旅館が建っていました。

デコボコの土地を造成せずにどんどん建物を継ぎ足し、今のような迷路になったんだろうか。



庭に隣接して木造の部屋がありました。この棟が最初に建ったんだろうか。後で調べたら部屋に庭付きだと2人で一泊75,000円。僕らのプランの三倍もする。





今の部屋でいいですわ。。。






車を出して湯河原市内に買い出しに出ます。

駅近くにて目を付けていた鮮魚店に寄ります。魚辰さんというところ。来るときに気になっていました。









普通の魚屋さんに見えるんだけど、中は小さな魚河岸みたいになってる。魚を目方で買うとお刺身にさばいてくれるそうです。


せっかく海沿いの温泉地に来ているのに、出て来るお刺身はマグロ、イカ、甘エビ。

こいつら絶対に北極海辺りで獲れたやつに違いない。どうしても地の物を食べたくなりますよね。

揚がったばかりだというイカを一杯と、





赤貝(280円)のを3つほど。




凄いスピードでお刺身にして下さって、1,000円ちょい。(写真撮り忘れ)


銀座で赤貝3つを刺身にしたら、一体幾らするんだろう。
旅館には申し訳ないんだけど、すごく安くて美味しいのです。


旅館の追加できるお刺身は恐ろしく高いのです、、。





どうして一人前が3,240円もするのか。


この鮮魚店のマグロでさえ、1,500円でこんなに入ってるのに!






舟盛りに至っては2万以上もする!松の木も刺さってないのに(笑)





宿に帰って日本酒をやりながら、刺身をつまむ。夕食の時間になり、一旦全てを隠します。


配膳されて驚いたのが、2泊目になって食事が恐ろしく派手になってます、、。





昨日はメインというメインはマロニー入りの鍋位だったのに、今日になって金目鯛の煮付けやら鯛しゃぶ、アワビの踊り焼きが付いてる、、(;´д`)





個人的には初日に派手な感じにして欲しかったです、、、。やはり着いた時にこそ、誰しも期待値マックスな訳じゃないですか。


何とか平らげて、また飲酒。

オジサン御用達、ワンカップに貝柱を沈めて飲む。これが堪らない。


最近は食事の最初にビールを少し飲むくらいで、後は日本酒党になってしまいました。焼肉屋でも熱燗を飲む始末。




昔は親父が飲む日本酒の匂いが嫌いだったのに、行動が全て父親似に変わってきています。


遺伝子の仕業か、単なる同化現象なのか。。理由はともかく日本酒大好きです。


冬場には自分の店でも日本酒やりますよ。お楽しみに!



さて、この後少し眠ったら朝ごはん。布団を敷いたままの上げ膳据え膳は部屋食プランの醍醐味。最近の旅館はお食事処での飲食、下手したらバイキングが主流になってますが、僕は部屋食にこそ、グズグズ過ごせる大前提だと考えています


やっぱり連休は良いなぁ。一日ゆっくりした後にもう1日もある。月に一度だけ、連休を貰えたらとても有り難いです。


火曜日、まあまあ混む日が多いので心苦しいのですが、また月曜〜火曜日で連休を頂いて、色んなところに出掛けたいと思っております。今は長期の海外はいいや。


今度は山形、雪の銀山温泉なんか行ってみたいな。





春は桜の城崎温泉に決まり。





夏は新緑の湯布院!





秋は那須で紅葉を見ながら、、





日本人に生まれて良かった!!




昼にはお店に戻ります。またいつも通り働くとしよう。




湯河原温泉を行く



今日から二泊三日で湯河原です。

高くて贅沢な宿はそりゃいいけど、何となくレトロで突っ込みどころが多い、個性的な宿が好きなので毎回そのような感じのところを狙って予約しております。

予算はいつも、1人一泊で12,000円前後。今回は2人で二泊三日で総計5万円。大体予算内でした。


湯河原の奥、奥湯河原温泉という所の、青巒荘さんにお邪魔しました。


中々渋いお宿は創業90年くらいだとか。今回はあまり写真を撮っていないので、拾いもんで参ります。




高度成長期に建て替えたような外観。川沿いにへばりつくように建てられて居まして、期待が高まります!


お庭を囲むように沢山の部屋が連なっており、ほぼ満室。月曜から凄いですねぇ。

先ずはお風呂に、と言うことで向かったのですが、まあ遠い(笑)

具合の悪い婆さまなら途中で行き倒れになってしまうくらい遠いのです。

長い廊下をひたすら歩きます。



階段を降りまして、また長い廊下。



途中、鋭角に分かれるような所もあり




さらに歩くと今度は地下道。上がったり下がったり、まさにダンジョン。




館内は、団体客利用で景気が良かったであろう高度成長期にバンバン建て増しした感じの内装なんだけど、とてもお掃除が行き届いていて、みすぼらしい感じは全くありません。

随所に杉がたっぷり使われていて、割とシンプルに統一されています。


階段を上がって行くと外に出ます。この日の気温は3度!



ジブリのあの映画のような橋を渡ると遂に、、



滝壺のある温泉に到着!




38メートルだかの滝を横に見ながら入る温泉。鳥が歌い、川のせせらぎが聞こえます。

空を覆う楓は紅葉してないんですよ。温泉の熱のせいか、良く分かんないけど秋なのに新緑の中にいるようで。




いやー、ここの露天風呂は大当たりの予感。本当に行き倒れたのか、お客さんが全然来ないんですよ。客室はあんなに満員なのに不思議で仕方がない。




そしてお楽しみは御飯。




まあ、普通。


予算が予算ですもの、文句言ったら怒られますよ。こうなる事とあらかじめ湯河原のスーパーにて鯵のたたきとかイカ刺しを買っておいたので、合わせて盛り付ける。

イカ刺しには北海道って書いてあるけど、特に気にしない。海は繋がってます。



こんな事なら家のカニも持って来たら良かった。寒い夜に温泉でカニなんて、最高の取り合わせなんだけどなぁ。

とか思ってたら、無性にカニが食べたくなる。今度は日本海側の旅館も行ってみたいな。山形とか秋田、それに山陰地方。



なーんて、お風呂に入ってゴロゴロして、素敵な時間を過ごさせて頂いております。これが水曜の朝まで続くなんて、、。ああ幸せだ。







そうそう、来る途中の湯河原の市街地にて、リサイクルショップの前を通りががりました。

信楽焼のタヌキとか扇風機とかを売ってるような何でもないお店なんだけど、何となく気になって寄ってみたのです。


そうしたら大収穫!!





ゴルフのミニチュアを入れた幅1メートルくらいあるガラスケースを発見。2000円(笑)


旅館に持ち込んだら、部屋の係のお母さんがお給仕の度にチラ見なさる。そりゃそうだよね。


普段からガラスケースに緑のフェルトを貼ってる僕にとって、これ以上の大当たりはない。そして、再び壁に穴を開けて工事が出来る喜び、、。

1号機を偶然代々木上原で見つけてからもう10年。これでショーケースは5つ目になります。アホか。





湯河原よ、ありがとう!


でももう取り付ける壁のスペースが無いんですよ。あるとしたらここか、、、






後ろの壁か、、、。








次は何を入れれば良いのかな。自分の好きなもの入れるのが一番。






まさかね、、、σ(^_^;)




飛び出す収納を考える




温泉に向かう電車の中でも、お店のことを考えております。

花園神社の酉の市、見世物小屋の充実感が抜けないのです。

色んなところからパッとものが出て来て、お客さんを驚かせる。小道具のチープさ、色のチョイス。狙って出来るデザインじゃない。そこには「用の美」が溢れていました。

二階のバルコニーのカーテンが開いた時に澄まし顔のバンドが並んでいた、あの悔しさはかなりでした。僕だってやりたい。


意外なアプローチと、生演奏の持つ贅沢さ、そして漂うチープさ。これこそ僕の三大大好物なのです。



限られたキヌギヌちゃんのスペース、何ができるか。


撮影禁止の時に頭を過ぎった、前から欲しかった仕掛けがあります。


キッチンの、昇降式のラックなんですが、、、。





取っ手を下げると






こうなります。
うーん、これは素敵だ。



例えばカウンターの上の棚の中に取り付けて、、




頭上にピョコンと出てきたら可愛いなぁ、と。





ラックの中にはその日のオススメのお酒とかウィスキーが並んでたり、おつまみが瓶入りで数種類あったりとか。

紙芝居の枠がそのまま入ったら素敵だろうな。iPadとかモニターを入れて何か映像を見たり、カラオケ、、はやめておこう。


笛や楽器を10本くらい並べたり、オモチャのトイピアノを置いてオルゴールみたいに弾いて気球を動かして、、とか、何でも使えそう。


その昇降棚、ネットで調べても中々ヒットしないの。各キッチンメーカーがそれぞれの名前をつけてる様子。

プルダウンラック、昇降式釣棚、オートアップキャビネット、アイレベル昇降キャビネット、、、。

一体どれやねん。検索する時に一番厄介なパターン。





で、トクラスというメーカーさん(旧ヤマハと思われる)に、素敵なのがありました。




ウェブカタログには値段表記もないし、よく分からないので お電話してみた。



そうしたら、何と1つで14万もするらしい!!それに、セットでの販売のみで、キッチンのフルセットにオプションで付けるものらしくて、それも施工業者にしか売ってくれないとか。



全然無理でした、、。


諦めきれないので、せめて構造だけでも知りたいとネットを調べてたら、


楽天ショップで10万ちょいで売ってました(笑)




ほぼ同じ作りっぽい。



でもね、流石にこんなものに10万も払いたくない(笑)

ラックの白いメラミン吹き付け塗装みたいな見た目も嫌いだし、レトロなフレームでないと浮いてしまう(気にしすぎ?)

自分で作れるのかしら。


バネは巻き取り式の、メジャーみたいなやつだと思うのです。無段階ストップで、好きなところで止まるっていう。





サイドにレール、ローラー入りな予感。





要はスクリーン式のブラインドの、すごくガッチリしたようなバージョンなんでしょうね。あれはヒモを引けば好きな位置で止まるけど、こっちは物を載せないといけない。


自分で作れないかな?


枠は何かの古い木枠を転用するとして、バネと棚自体の重量の関係が分からない。もしバネが強かったら、凄い勢いで棚が引き上げられるでしょ。それはそれで見て見たい気もするけど。

かなり危険ですよ。危ない危ない。やめとこう。



とはいえ10万も払いたくない、、。カウンターの上から飛び出す収納の仕掛け、何かいいアイデアありましたらご教授下さいませ。



温泉に着きそうなのでここで失礼をば。






calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 並木、ドアその後。
    yukie
  • 風立ちぬ、を観てきました
    店主
  • 風立ちぬ、を観てきました
    takepon
  • 秋からの制服を考える
    店主
  • 秋からの制服を考える
    yukie
  • 昭和レトロ探訪〜新宿三丁目「千鳥街」
    三橋 順子
  • うーん、調子がよくないのです。
    シンスケ
  • うーん、調子がよくないのです。
    ゆう
  • うーん、調子がよくないのです。
    YASUO
  • マンハッタン旅行記(その1 街並み編)
    Sige

recent trackback

recommend

南の島に雪が降る (知恵の森文庫)
南の島に雪が降る (知恵の森文庫) (JUGEMレビュー »)
加東 大介
太平洋戦争末期、赤道直下の戦地ニューギニアで慰問団を結成し、7000人の兵士を楽しませた元歌舞伎役者の実話。ジャングルの中に歌舞伎座を建て、馬の尻尾や棕櫚の繊維で結いあげた鬘、パラシュートの打ち掛けや緞帳、ガーゼの糸を間引いた紗幕、そして紙吹雪を用いての雪景色に、遠い故郷を思い出し、兵隊たちは声を上げて泣く。究極の状況下での知恵と優しさの詰まった人々の心の触れ合いを描いた温かい作品。

recommend

伽羅の香 (中公文庫)
伽羅の香 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
宮尾 登美子
何不自由なく育った主人公は、何気なく始めた香道の奥深さに知らぬ間に溺れてしまう。免許皆伝の暁には、と始めた会合。気がつけば彼女の自宅は時のサロンに変貌し、有力者が訪ねて来るまでになる。しかし少数の仲間はそれをよく思わず、時を同じくして太平洋戦争の足音が忍び寄る、・・・・。
蘭奢待を始めとする平安から連なる奥深くも豪華な数多くのエピソードが、読み人を香りの世界へと誘う。
安いもので構いません、お好みの香木を焚き締めながらの拝読をお勧め致します。グッと気分が出ます。

recommend

グロテスク〈上〉 (文春文庫)
グロテスク〈上〉 (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

recommend

一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

recommend

悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

recommend

女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

recommend

 (JUGEMレビュー »)

昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

recommend

針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

recommend

連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

recommend

明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

recommend

宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

recommend

朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

recommend

社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

recommend

梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

recommend

写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

recommend

極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

recommend

 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

recommend

芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

links

profile

書いた記事数:864 最後に更新した日:2017/12/13

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM