ピアノくん、お疲れ様でした
三丁目物件最後の大仕事。ピアノ搬出が残っておりました。
狭小ビルの階段は人力では通らないので、どうしてもクレーン車を使わないといけない。となると、人の少ない日曜の朝に限られます。
僕は土曜深夜、明け方まで働くのでそのタイムテーブルだとキツイのですが、まあ仕方ない。立会い原則ですので寝袋で眠ってから三丁目に向かう。
ピアノ、一度は処分しようかと思ったりもしたのですよ。なんせお酒は掛かってるし部品はトコトンすり減っている。運賃は高額だしね、、。
けど、土壇場で家に持って帰ることに決めました、、。捨てるなんて可哀想だ!
金魚鉢の乗っていた冷蔵庫を出して、縦(横?)にして運びます。
少しずつ、、。
ここまで来たよ!
フックに引っかけて
人が補助しながらクレーンが斜めに引き上げる。どういう力の作用かわかるないけど、ぬるっと斜めに動くのです。作業員の方はそんなに力を入れる雰囲気でもなく、何だかよくわからない。
動画は毎度のインスタグラムにて
見ていて不思議だったのが、たすき掛けのベルト一本でスイスイ動かされる事。僕なんて10センチ動かすのにも大騒ぎするのに、プロって凄いなぁと。
お話を聞いたら、持てるのは技術だけども、どうしても負荷がかかって背中の椎間板が潰れてしまう、つまりヘルニアになるんだと。
ギャー!!痛い。ワシは無理。
作業員さんのご苦労をしのびつつ、ピアノくんは静かについの場所へと運ばれました。
少し弾いてみる。
あー、いつもの音だ。キヌギヌの音。
僕にとって未だにキヌギヌの主成分はこのピアノの音なんですね。刷り込まれている。
五丁目新店舗のピアノは、これに比べると随分本物のピアノの音なので(中古の中古にしては 怒)まだ慣れない。
グランドピアノに慣れるためにも暫くは弾かないことにしましょう。手の癖も戻ってしまうのです。
ウチの窓の下は、桜の時期にはお散歩の方で溢れるんです。その時に窓を全開にして桜にまつわる曲を弾いたりして遊んでます。
たまに拍手されたりして(笑)
よく働いてくれました、ピアノくん。
我が家でゆっくり余生をお過ごしください。
- 2015.11.09 Monday
- 開店日記
- 12:55
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- by シンスケ