ピアノくん、お疲れ様でした


三丁目物件最後の大仕事。ピアノ搬出が残っておりました。

狭小ビルの階段は人力では通らないので、どうしてもクレーン車を使わないといけない。となると、人の少ない日曜の朝に限られます。

僕は土曜深夜、明け方まで働くのでそのタイムテーブルだとキツイのですが、まあ仕方ない。立会い原則ですので寝袋で眠ってから三丁目に向かう。


ピアノ、一度は処分しようかと思ったりもしたのですよ。なんせお酒は掛かってるし部品はトコトンすり減っている。運賃は高額だしね、、。

けど、土壇場で家に持って帰ることに決めました、、。捨てるなんて可哀想だ!





金魚鉢の乗っていた冷蔵庫を出して、縦(横?)にして運びます。



少しずつ、、。

ここまで来たよ!





フックに引っかけて








人が補助しながらクレーンが斜めに引き上げる。どういう力の作用かわかるないけど、ぬるっと斜めに動くのです。作業員の方はそんなに力を入れる雰囲気でもなく、何だかよくわからない。



動画は毎度のインスタグラムにて


見ていて不思議だったのが、たすき掛けのベルト一本でスイスイ動かされる事。僕なんて10センチ動かすのにも大騒ぎするのに、プロって凄いなぁと。

お話を聞いたら、持てるのは技術だけども、どうしても負荷がかかって背中の椎間板が潰れてしまう、つまりヘルニアになるんだと。





ギャー!!痛い。ワシは無理。



作業員さんのご苦労をしのびつつ、ピアノくんは静かについの場所へと運ばれました。





少し弾いてみる。




あー、いつもの音だ。キヌギヌの音。


僕にとって未だにキヌギヌの主成分はこのピアノの音なんですね。刷り込まれている。

五丁目新店舗のピアノは、これに比べると随分本物のピアノの音なので(中古の中古にしては 怒)まだ慣れない。


グランドピアノに慣れるためにも暫くは弾かないことにしましょう。手の癖も戻ってしまうのです。


ウチの窓の下は、桜の時期にはお散歩の方で溢れるんです。その時に窓を全開にして桜にまつわる曲を弾いたりして遊んでます。

たまに拍手されたりして(笑)






よく働いてくれました、ピアノくん。

我が家でゆっくり余生をお過ごしください。









手直しが続きます



そろそろ飽きられたかもしれないDIY 関連。済みませんが忘備録として書き続けます。

ピアノに合わせて椅子の脚を切ったのはいいのですが、滑ってどうも危ない。

東急ハンズに行くと、ちょうど良いのが売っていました。

猫の肉球みたいになっていて、座っていない状態だとスッと動くんだけれど、重量がかかるとピタッと止まる。





これで半ケツで座ってもズレない!岩手のSさん、ご覧になってますか?
( ´ ▽ ` )ノ






ソファー席に、解体作業以来引っ込めていた大きい丸テーブルが来ました。



これでグラスは倒れません。しかし、週末は混むのでまた下げることとなります。すみません。

その代わり、このテーブルを使ったスタンディングテーブルを用意していまして、それと差し替えます。ピアノと同じ高さに高さを上げた逸品です。

伴侶の父上が作ってくださっています。どうぞお楽しみに!


後はベランダの注意書き。テキストが出来上がりました。




ベランダに配線していたスイッチに防水プラグを付けて、と。





配線とスイッチをまとめてジップロックに入れ、生活防水。そして壁から固定としました。イーゼルはなし。




これでスイッチ操作だけで帰れるようになりました。手元操作なので配線がスッキリして防水性も高まります。クローズ作業が減るのは良いことだ。

屋内スイッチからパチパチと、、。




そして今夜、レジが到着します。キヌギヌでレジなんて、、と僕も思うのですが、税理士さんの強い勧めもあり、今回導入する事となりました。

日々の売り上げって、税務署的にはレジロールがあるか、丁度の金額を銀行に毎日預け入れるかしないと、万が一不正が見つかった時に遡ってペナルティが課せられるそうなのです。つまり、不正も正しい行いも証明できない状態にあるので黒とみなされる、というのがその考え方。

これでもウチは全く不正してませんけどね、、。

レジはカウンターの内側に設置して見えない状態で、無音操作となります。記録出来る大きな電卓のようなものです。

CASIOの最新式の小型レジ。A4判サイズしかありません。スゲーな。





そしてそして、新メニュー。やっと心に余裕が出来てきた証拠です。

まずはソフトドリンクから。アップルタイザーとグレープタイザーです。南アフリカからの贈り物、100%ジュースに炭酸を吹き込んだ優しい飲み物。お好みのグラスに入れてご提供する事も可能です。




ジンジャーエールやコーラに飽きた貴方、ぜひお試し下さい。原価が高いので900円もしますけど、、、お許し下さい。


今のところソフトドリンクは

コカコーラ
ジンジャーエール
トニックウォーター
サンペレグリノ

オレンジジュース
グレープフルーツジュース
クラマトトマトジュース
クランベリージュース
烏龍茶

アップルタイザー
グレープタイザー

となります。ジュース11種類はまあまあの品揃え。

真冬になったらお茶も始めます。ただ、スペースの関係でカウンターのみ、お一人ワンオーダーと致しますね。

ティーポット一つにカップ2個くれ、という方がたまにいますが勘弁してね。


毎日少しずつ配置換えをしながら、どんどん良くなっています。早く僕らが慣れないとお客様も慣れないと思う。

週末はバタバタしますが、平日は常に10名位で前と同じようにソファもカウンターも皆で話しながら、かなり快適な雰囲気です。

ぜひお立ち寄り下さいね!



続く。















騒音対策用の看板を作る


騒音対策には、口頭でのアナウンスと看板が必須です。

ベランダに毎回出て、「お静かに願います!」と数年かけて続けようと思います。

そして看板。光る、目立つやつがいい。なんせベランダは暗いのです。

頭を捻って、何か作れないかと思案。

漫画家さんが使うトレース台を額縁にはめ込んではどうか。




早速世界堂に行ってトレース台と額縁を選ぶ。トレース台はA4のLEDのが一万円くらい。額は4千円くらいのもの。


ドリルで穴を開けてコードを出して、ほれ!




ちょっと置いてみたよ。

チーン。




って、遊んでる場合じゃない。さっさと作業しなきゃ。


オレンジのセロハンを挟んでみました。10周年の時に階段の蛍光灯に巻いたやつがまだ沢山あります。





まあ、有りかな。もっと、モンマルトルの裏路地の奥にあるいかがわしいナイトクラブのような雰囲気にしたい。


取り敢えず譜面台に載せて設置。




かなりオレンジです。注意書きとしては有りの色味かな。



文字は明日以降、入れます。


Quiet Smoking Space- please do not
disturb the neighbours again.
They are watching you talk and they
might complain again.

かなり厳し目の文言です。

グラフィック班しょうじくん、頑張って!


そして、、お向かいにお住まいであろう住民の方。きちんと静かなベランダに戻しますので見ていて下さい。

そりゃ、僕の家の前なら僕だって苦情入れていたでしょう。お気持ちは察するに余りありません。


ただ、ウチの前のテナントさんはカラオケバーで、ベランダに6席、お客様を入れていたそうですので、少しだけは大目に見て下さいね。m(__)m



まだまだDIYが続きます。




そして、苦情。



キャッシュオンの問題がほぼ解決して、また次のハードルが訪れました。

昨日の助言の方がまたいらして、キャッシュオンで頼んでくれました!!


( ´ ▽ ` )ノ

だから人って楽しい。





、、その後深夜1時過ぎ。


お向かいにお住いの方からお電話でがっつり苦情を頂いてしまいました。

内容は

1.ベランダでの話し声が耐えられない
2.サッシを開けた状態での楽器演奏

との事です。



誠に申し訳ありませんでした。素直に謝ります。僕の家の前だったら苦痛だろう。


ベランダでの会話はもう「コソコソ」声でお願いするしかありません。吸わない方がベランダに出て会話するのも、今後はご遠慮頂こうと思います。ご自宅のベランダのホタル族の感覚。

貼り紙だらけのお店にしたくないので、浸透するまで口頭でお伝えしようと思います。

その分僕らは店内にお客様を入れすぎないように堰き止めます。


音楽の演奏の時はドアを密閉して、というのが条件となりそうです。(8時台くらいなら少し開けてピアノ弾いても許されるかな、、)

なんせ、ご近所あってのお店です。前の店みたいに窓を開けてトランペット吹くとかはもう過去の話、新しいルールを作らないといけません、、。



その代わり、月に一度くらい、バーベキューコンロを頂いたのでこれで早い時間からイベントしようと思います。フードをお料理自慢のお客様に仕入れから全て任せ、ベランダで売ってもらうの。

これは引っ越した時からやりたいと思っていたアイディア!!




この際、早い時間帯の営業に切り替えるのもアリかも知れません。


MISIAさんの事務所の社長さんにアドバイスを頂きました。「今時の遊び人の大人は夕方から飲んで12時には帰るんだよ!」


12時はないけど、週末も2時位まででも良いのかな。その分濃い営業をして、ロマン座も受けられるし、、。

ここはソロバンと相談です。なんせ借金を返さないといけない。


ムムムム、、、。




今夜はやる事が沢山あるのと明日ロマン座なので、遂に寝袋を買いました!


(´・_・`)






明日また考えよう。





キャッシュオンデリバリーについて。


回転からやっと一週間が経ちました。

今回一番変化したのは内装でも場所でもなく、キャッシュオンデリバリーを導入した事。

2人で働くこの広い場所、僕たちには幾つかの問題点がありました。

伝票を付けると、ドリンクを出すまでに3つくらいのアクションが必要になる。
月〜水曜日は一人で回さないといけないので、混むと確実にパンクしてしまう。

終電頃になると大抵10人くらいが揃ってお会計をなさるので、電話が鳴ったりクレジットカードだと即アウト。

まず、今までのようには楽器を弾けなくなります。


ところが、ある白人の方から昨日、ご意見を頂きました。醜悪だから絶対に伝票を付けろと、貴方らしくない、との事。

今まで通りに全員もれなく伝票を付けて、変わらずやれ。それがエレガントだ、やれば必ず出来る。ですと。

んー、たまに来てそんな事言われても困るんだけど。じゃあ、あなた一人で営業してその上でもう一度意見してよ、と言いたくなる。



そんなのね、僕らだって毎回お金なんて貰いたくないよ。気分が萎えるのは百も承知。

長年の友達で、しかも白人だからキャッシュオン文化に慣れていると思んだけど、、。キャッシュオンについて言い合いになった後、クレジットで払うとか、量が少ないとか、謎の意地悪もされた。


お金あるんだから、丸の内辺りのBARに行けば、、、。



スタッフを1人増やせば解決するのは見えているんですけど、3人のコンビネーションは今は望んでいません。


とにかく、実験して出た結果については新たに僕らのルールでやらせてもらいます。申し訳ないけどそうさせてもらいます。

伝票はパンクしました。割り勘や、一杯奢るみたいな状況では全く間に合いませんでした。

ただ、キャッシュオンだとしても、やれる可能性は全て試してみます。




さて。

今週頭には専用レーンを取り付けました。



一昨日には、お手元が暗くて財布の中が見えないとのご意見を頂きました。

取り急ぎ付けましたが、なんか強度が心配。







額縁にフェルトを巻きます。


ほい!!





出来ることはまだまだやります。快適さや居心地の良さは、両手で作れると思います。

そうじゃないと、お店なんてやる意味ないですもん。











三丁目旧店舗その後。



開店日記が続きます、

三丁目の旧店舗の使い道ですが、当初はレンタルスペースとして運営しようと思っておりました。

しかし、撤去後の余りの汚さに我ながら驚いてしまいました。額を外した後のペンキのムラ、配線のやり直し、壁紙の赤はモノが埋まっていてこそのバランスであり、撤去後はラブホテルのような様相。

人様にお金を頂いて運営できるまでには相当の予算と時間、気合が必要そうです。

なら、新店舗に力を注ぎたい。





そして、予約を取るシステムや清掃、ペーパー類の補充、そんな労力を考えると、僕ら二人でロマン座の活動をしながら続けるのはかなり難しいと思い始めました。


なかなか、現実は厳しかった。


で、インスタグラムに借主を募集してみたところ、直ぐに4名位の方から連絡がありました。


一番早い、規模でいうと小さい、むしろ初めてなさる方に、そのバトンを譲る事に決めました。10年前に僕がチャンスを貰ったように、次の方にもお譲りするつもりです。

次のオーナーさんはとっても優しいオシャレな方。僕も全力で応援します。12月中旬には新しい店が出来るそう。壁はブルーグレーだそうです。

どうぞそちらもお楽しみに!!


さて、壁に残されたサインの数々。


全て塗りつぶす予定です。金子國義さんの絵もあります。


坂本龍一さんや高田賢三さん、四谷シモンさんに三枝成彰さん、女優さんは後藤久美子さんから宮沢りえさん、藤原紀香さん、常盤貴子さん、藤山直美さん。

まだまだいらっしゃいますけど、もういいんです。


サインが欲しくて仕方なかった若い日々。自信がなかったから店を権威で埋めたかった。

今はあまり関心がありません。本当に。

ラーメン屋さんの壁を埋め尽くす色紙みたいでしよ、なんだか。


ラーメン屋さんは美味しければ良いのではないでしょうか。それがラーメン屋の全て。色紙が多いから来るようなお客様は、それ止まりです。

今後も芸能人はいらっしゃると思いますが、是非ともサインより一芸を披露いただいて、お客さんとの思い出を残せればそれのが良いかなと思います。


にしても、金子さんの絵は持って行きたかったなぁ、、。亡くなられたのでどうにも、、。



まあ、いつかまた、あちら側で。













その29 収納大作戦!



とにかく、片付けが苦手なんです。なんでもその辺りにボイッと置いてしまう。

見つからない。崩れる。掃除しなくなる、、、。


今回は最初から松居一代張りに収納しようという試み。


まずは頭上の棚。百円ショップで買ってきた整理ケースを並べて、名刺大の紙に内容を書いてクリップで留める。これだけなんだけど、すぐに手が伸ばせる。







この通り。





ドリンクも同じ。カゴに入れてスイスイ出し入れ。





グラスも整理整頓。





予備のグラスは棚に品目を書いて収納。これなら一眼で在庫が解るね!




収納はまだまだあります。ソファー下の肘掛が二箇所、





入り口クローゼットに





酒棚下の扉(太鼓が入ってます)






何とソファーの下まで!




番外編としてエレベーター前の配管のお部屋に




非常階段の踊り場(ここは安全のため、作業道具も撤去してチェンバロしか置きません!)






と、かなり収納が豊富です。前の店はスケルトンだったので収納はゼロ、かなり違います。


掃除と整頓が好きになりそう!


さてさて、マイクシステムも充実して来ました。ピアノの下にPAシステムがあり、弾きながら操作できるようにしょうじくんが組んでくれました。ライト付き。





お隣はクレジットシステム。キッチンから延長して引っ張ってきました。





ピアノの下にはポップコーンマシンとアコーディオンが!!





(こんなにアップしてどうするんだろう、、。)


椅子の足も今日、切ってもらいました。これでピアノ席も膝が入り、居心地がアップしました。





まだまだやれる事あるぞ。



改装関連はもう少し続きます。しばしお付き合い下さいませ、、。


そして、今夜もしっとり営業しております。花の香りに包まれた我が城。







中々幸せな時間です。



その28 完結編


間が空いてしまい、どうも済みません。

この6日間は死ぬものぐるいでわき目もふらず走っておりました。それはしょうじくんも同じ。

旧店舗の最終営業に向けて準備しながら塗装、ワックス掛け、そして梱包。ピアノ搬入から引っ越し、そしてアイテムを壁に掛け、収納するところまで全てを一週間でやんないといけない。

その間にも工事屋さんが大勢出入りしていて、避けながら空いた隙間を埋めていく。

テトリスのような作業の連続でした
(´・_・`)



さて。何から書こうかな。写真で追っていきます。


お酒の棚の裏側の緑の壁紙を選ぶ。実はこれ、ミニチュア模型の芝生なんですよね。これを4平米買う。





壁紙は伊勢丹で購入したドイツ製のもの。少し優雅過ぎますけど、経年変化に期待。




床も同時に磨いていきます。ワックスを掛けては金属ブラシでこすり取っていきます。
まだまだ剥ぎ取らねば。




天井のタライには電球を装着。タライには見えないでしょ?( ´ ▽ ` )ノ






一つは割れてしまいました。すぐに検索してたまたま同じ形があったので注文。世の中は中々難しい。




ミラーボールのアームも、実験を繰り返してベストな位置を探る。





こうして下地が準備出来ました。

先にグランドピアノを運び込みます。大型車とクレーン車をそれぞれチャーターして、道路を封鎖して上げる。











旧店舗では決死の梱包。もう、アイテムが多過ぎるんです。仕方なく少し残してきました。





全ての配線をバラして梱包。位置を覚えるために写真を撮りながら外す。






赤帽さん二台で、5人がかりで四階から運び出す。この辺りの記憶は全くない。





35パッキンを順番に開封する。置く場所がないので少し出しては任意の場所に移動。それを繰り返してどんどん置き場所を決め、頭の中に叩き込んでいく。

こればっかりは工事中には出来ないのて、一人で夜中にやるしかなく、毎朝5時近くまでシコシコやる。

今回一番ウンザリした作業。(´・_・`)





それをしながら、片方では家具の位置決め。上げ下げしながらマーキングをする。




位置を決めないで一発決めで組んでいくエリアも。こーいうのはこねくり回すと大抵変になる。一回目が一番スッキリ決まる。




なるべく元の店を連想させるような配置に、、。




今回は木管楽器と金管楽器を分けてみました。




スイッチパネルの化粧幅木も、床と同じワックスにて。壁紙いい感じです。





植木の搬入が、工事中の現場を横切ります。広くはない現場で、同時に5工程くらいやってる中を通るのです。この時はさすがに頭がクラクラしました。




植え込みはスピンオフ編にてまた書きます。

そしてテント。直射日光が当たるとかなりキツい色味ですが、夜だとこの位のコントラストが丁度いい。

ライムグリーンとカスタードクリームの色。

英国式サロン、みたいにガッチリ作り込むと堅苦しくなるので、目立つ場所に色を入れて遊んでみました。


なんやかんやで配置も終わり、お店らしくなりました。












金魚のコメットさんは、最後にお引っ越し。グリーンに浮かび上がるように、壁にランプを一つ埋め込んで貰いました。






MISIAさんを始め、沢山の方からお花も頂きました。本当に有難う!!






そうそう、お知らせなんですが、今回の移転をきっかけに全てのオーダーをキャッシュオンデリバリーにさせて頂くことにしました。

伝票のつけ忘れ、お会計のお待たせを一気に解決するにはこの道がベストだと思います。お客様にはお財布を手元に置かないといけない煩雑さがありますが、どうぞその分お話や演奏に力を入れますので、よろしくお願いします!

ドリンクをオーダーする時に、ソファ席とカウンター席との交流も生まれればという淡い期待も。
これは今回の移転の最大の問題でもありました。距離があるので、前とは違って話しかけづらい。キヌギヌは肘がぶつかって会話が始まるという楽しさがあるので、ここは何とかキープしたい所。


カウンター端のこのエリアがドリンクオーダー、グラス回収の場所となります。壁から300ミリ位空くよう、サインのパイプを付けてみました。




つまり、お会計と返却口がこのパイプ内側のラインなんですね。この後ろに並んでいただきます。隣に座る方ゴメンなさい。

そして、キヌギヌにいらっしゃる時は小銭をお持ちいただけると嬉しいのですが、、。





次回は番外編としてベランダ植え込み、収納、今回こだわったアイディアなんかを書いていきます。これからは前のペースでブログを書けると思います。

通勤電車のお供として、おヒマな方はお読み下されは有難いです。(笑)


ロマン座、今週4本入っております。かなり忙しいですが、有難い事です。


死なない程度に頑張ります。






その27 床仕上げ


お店の営業も土曜日で終わり、工事と引越しに集中しております。

かなり疲れてますので手短に。

床を塗装しました。イギリス製の蜜蝋入りワックスです。何度も塗り重ねてからスチールウールで磨き上げます。




こんななります。




憧れの建て替え前の東京ステーションホテルの色合いに近づいた!




んで、スイッチパネル。これもたいへんでしたが何とか。



壁際のブラケット。




僕からはこう見えます。





荷造りも終わり、ミラーボールやアヒルの機構も取り付け、僕の盛り込んだアイディア以上の機能にグレードアップ。さすが職人さんです。

明日は引越しです。段ボール25個。一部の楽器も増えます。




旧店舗もかなり片付きました。





まあ、明日は引越しです。元気でしたらブログ書きますね(笑)


今夜は眠すぎてヤバいので、寝るとします。


おやすみなさい。

















その26 アヒルの巣を作る



三丁目のお店も今夜と明日の二日間となりました。

忙しい自慢は良くないけど、本当にやる事沢山あってあんまり悲しいとか感じないんですよねぇ、、。

きっと後で来るのかな。窓の緑やギュウギュウで合唱したりの独特なノリは特に。


、、、いや、きっとそこも再現出来る筈。しなきゃいけない。




工事中、僕はなるべく現場に居るようにしています。今までの細かな指示が多過ぎたのか、いろんなスイッチや加工処理の指示を確認するのに、電話やメールでは追いつかないのです。

現場でしたらもっと左です、あ、ストップ!みたいに言えますものね。


とはいえ、ずっと作業を見ている訳にもいかない。お互い辛くなります(笑)

今日は床を削ってもらっています。黒は重くて好きじゃない。



コンプレッサーと繋がれた電気カンナでバリバリやって下さってます。もう全員、全身粉だらけ(笑)


少しずつ、着実に。





待っている間に、工房に篭って工作をする。パターン化してきました。


アヒルの巣を作ります!


さて、まずは買い出し。ダイソーにてほうきを二本。刺繍糸とネジ、卵型のケース。テンガエッグです( ;´Д`)





っていうか、鳥の巣なんて作った事ない。なるべく鳥の気分でやってみる事にしました。

ほうきをバラバラに分解して、10個の房に分けて縛り、ネジに留めていく。




お互いを立たせて絡めて、モジャモジャにする。

卵をねじ止めして完成!悪くない。




作りながらずっと皿うどんの事を考えていました。食いたい食いたい食いたい。




元気がないお客さんがいらしたら、アヒルそっくりの鳴き声の笛を吹きながらギコギコやる。少しでもクスッと笑ってくれたら報われるなぁ。

底には引き出し用の頑丈なスライド金具を付けて作動実験を繰り返す。位置決めが肝心。

アヒル動画


まま、そんな感じです。また草とかヒヨコとか追加します。


そしてキッチンに冷蔵庫を搬入。ピッカピカの新品です。これさえあればメニューも増やせる、、、。






今日も現場です。今日は床の研磨の続きと壁のパテ埋めが主な仕事です。


今夜も三丁目にてお待ちしております!







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写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
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有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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