水周りスッキリ!




お店で水割りなどを頼まれるとボルビックを使うのですが、お冷用には浄水器の水を使ってます。

パナソニックの家庭用のアルカリイオン整水器です。





ただこれ、ものすごーく水量が少ないのです。爺さんのアレみたいに、チョロチョロっとしか出ない。

開店準備の時には、いつもお冷ポット2つを一杯にして、火にかけるやかんも満タンにします。少ししか出ないので、これだけでも面倒です。




すぐなくなるのでその補充用として、蛇口付きの8リットルサーバーにも貯めてキッチンにて待機させておきます。これだと若い子みたいにドドドっと出るので、効率がいい。


こんなやつ。





これを、満タンにしてはよっこらしょっと定位置に置く。週末だと、一晩持ちません。


何でもないような小さなストレスなんですけど、積み重なると意外と大きいもんです。

毎回、サーバーを抱えながら「浄水器腹立つわ〜」とか「もっと早よ出さんかい」とか、機械に文句言いながらチョロチョロやっとりました。




もー嫌。痺れを切らしてやっと重い腰を上げました。


ガラスのサーバーに直接浄水器の出口を繋ぐ作戦です。



キッチンのドアのすぐ裏側、今まで使ってない蛇口がありました。そこに無理やり浄水器を繋ぐ。蛇口も操作が楽しくなるように、女子力が上がりそうなセラミックのに取り替えました。(ガラクタ入れの中にあった)





整水器ってどうしても不純な水が出るので、排水も取らないといけません。ホースを手術して、床にある下水口に導いてビニールテープでぐるぐる巻きにする。

ついでに生ビールサーバーの冷却水の排水タンクもやめて、この穴にバイパス手術。今までは週に一回くらい手で捨ててたんですけど、これからも解放されました。溢れる心配も無し。





まー、相変わらずのチョロチョロした水量ですが、貯めることができるのでかなり楽です。貯めてる間に他の事が出来ます。




ホコリが入らないように蓋に穴を開けて、っと、、。




なんとなく完成しました。(左は麦焼酎)





ダムのある生活。これで水不足の心配もなし。帰りがけに捨てて帰るのみ!


変わらず、節水を心がけて参ります。




グラスが大量に割れちゃってから廃止したけど、お冷コーナーのサーバーに直接繋いだら楽だっただろーなー。毎回タンク下ろさずに済んだし。






まあ、最初からビルトインの浄水器を買えば良いんだけどさ、、。今使ってるの捨てるの勿体無いし。




で、勢い付いたDIY熱が冷める前に、壁面に棚をつけました。移転前に楽譜を入れていた古いカラーボックスを再利用。

収納はあればあるほどいい。ゴチャゴチャしたものを種類別に分けて収納する喜び。取り出しやすくて、二回買ったりってバカな事しなくて済む。




小さな幸せだけど、こーいうのが翌日働く時に一番ワクワクさせてくれるんですよね。


今日の予算は部品購入無しの、何と0円でした!!


小市民的喜びを噛みしめる、大いに有意義な休日でありました。


バイトさんくらいにしかわからない内容ですみません、、、。





工事、ほぼ終了しました!




東京に戻りまして久しぶりの営業。三日間空けただけでものすごく懐かしいです。細かな動きなんか忘れちゃってます(笑)

そうそう、カウンターの補修が入りました。ツルツルのスベスベです。クラックにもパテを入れました。





今は白木の状態なので、シミが付かないようにご協力お願いします。後日、塗装に入ります。


そして大本命の、ソファが16センチほど上がりました。立ち飲みとほぼ同じ高さの目線になり、スツールよりも座高が高くなりました。


写真では分かりにくいのですが、僕に向かってすり鉢型に、段々になっています。





設置直後に見た感じはものすごくデカくて、正直失敗したなと泣きそうになりました。(笑)

かなり邪魔なんです。でもお客さんが入り、営業を終えてみると、想像以上の自然な一体感がありました。

カウンターを前に出した時と同じくらい、和気藹々とするのです。



と言うわけで、一昨年の秋から始めた位置調整。やっと終わりまして、一応理想の形に収まりました。


工事を始める直前の店内はこんなの。あまり覚えてないんだけど、真ん中でチークダンスを踊ったり、床で氷とお玉を使ってアイスホッケーも出来ました。





今では、人が1人通るのがやっとなんだけど、お陰様で暖かな雰囲気のお店に戻りました。

僕もソファの方と格段に会話しやすくなりました。目線がちゃんと合いますし、注文のお声もクリアに聞こえます。


そう、これこれ。この感じ!!


テレビを見ていてふと思ったんだけど、明石家さんまさんの番組と同じ配置な事に気付きました。

踊るさんま御殿、という番組なのですが、さんまさんがいろんな方にお話を振っては絡んでいく、というトークショーです。コロシアムのようなすり鉢型になってます。





僕はまさか、さんまさんのようなトークは出来ないけど、入店時の軽いイジリとか、(笑)話したくても話せない人が離れている(予感がする)時に取りなす場合には、この配置は抜群に有効なのであります。



1人で働く日のやり易さなどは、言うまでもないです。

長い間悩んでいましたが、取り敢えずは今出来ることを全部盛り込めました。

ここからは僕がもっとバカにならないといけない。狭くて助けられていたのと、バカになれる事はまた別の問題。広くなった中をスイスイ泳げるようになるには、さらに修行が必要です。


とはいえ、あの感じをもう少しで掴めそう。取り戻して、早く楽になりたい。


そうそう、新しいソファなんですが、座るときには、まずお尻を引っ掛けてもらい、ステップに足を乗せて踏ん張ってひょいっと乗ってもらいます。





慣れるまで違和感があるかもですが、そこは皆さんにコツを掴んでもらいます。すみません。

ステップの内側にお荷物も入るのですが、足を乗せる所と荷物置きが近いので(ホコリ止めの堰は作ってるんだけど)上着などが汚れないようにカゴを用意しようかと考えています。

赤いバケツはもう使えません。

雰囲気のある、出来たらアンティークで、しかも4つも同じの、、なんてあるわきゃない。


頭によぎったのが空港のあれ。




これでいいなら、半日で用意できるんだけど。嫌ですよね、、。


早い所それらしいのを探します。



ソファーにも手を入れよう




カウンター工事から早2ヶ月。余りのやり易さが自然過ぎて、もはや工事したことを忘れてます。



しかし、未だに納得いかないのがソファー周り。足を切って奥に突っ込んだので位置はいいんだけど、あともう少しなんです。



どうも、低いのです。



カウンターに立つ僕とカウンターに座るお客さんの目線はほぼ同じです。


でも、ソファーのお客さんは
10センチ位低いのです。どうなるかというと、惑星直列みたいに全くお顔が見えない。






立ち飲みスタイルになった時にはもう、人の垣根が出来てしまって、まるで山の向こうの村みたいに全く何も見えないのです。

向こうの村で祭りでも始まって盛り上がったら、そりゃ気になったりもする。たった1メートルなのに、混んだ時の音量といったら、まるで別世界。

まあ立ち飲みの時はソファーの方の顔を見ようったって無理がある。ここは長い時間を過ごす平日に照準を合わせよう。


そもそも、このソファーは一年前に無理やり高さを出したんですけど、適当に高くしたから人の体に基づいてない気がするのです。

深く座るには高すぎるし、もたれるように浅く腰掛けるには低すぎる。

ステップがないのに背もたれがあって、見た目的に深く座りたくなるってのが落ち着かない大体の原因。なんせ中途半端な椅子なんです。



高いなら高いで、ちゃんもステップを付けたい。荷物も沢山置けるようにしたい。
んで、最初の目標である目線を合わせて、且つ座ってラクな椅子にしたい。




そこで。こんなものを考えてみました。





カラーボックスみたいなものを曲線で作ってもらって、その上にソファーを載せる。






足を置く所にはこんなん付けちゃう!





メリットたくさん!

*僕とカウンターと、目線が合う

*足が乗せられてラクラク

*収納が増えて、取りやすい

*コントラバスを取り出しやすくなる

*分割して動かせて、イベント時にはラクラク移動

*ベランダに出して日焼けが出来る


これが最高に気持ちいいのだ。





そんな訳で、また大工さんに作ってもらいまーす!


曲線カラーボックス。


荷物を取るときに見えやすいような照明とか、スムーズに動くような隠し車輪とか、色々こだわりたい。


気にしすぎなだけでは?なんて言われそうですけど、毎日働いてて「ここがこうなら楽なのに」が多過ぎます。早く楽になりたい。


僕は多分空間に対してかなり潔癖な傾向があるんだと思います。照明の方向とか色とか、収納の使いやすさとか、動線とかお客さんとの目線とか、すごく気になる。


研ぎ澄ませて行くほど自然な仕上がりが理想。ちょこちょこ修正しなら「あれ、前回より落ち着くな」って言ってもらえるような、ベストな位置を探ってます。


いつか、全アイテムのピントが合った日には素敵な事が起こるんじゃないか。

前の店で一度体験しているので、いつかは絶対にあると思います。




土曜日打ち合わせ。





クリスマス準備(毎年早いよね)



クリスマス、、毎年迷います。何となくピタッとこないのです。つまりは僕の技術が足りないから、イメージ通りに飾り付け出来ない。





19歳の時のクリスマス頃、ロンドンに行ったのです。ハロッズの前を通りかかった時に、ガラスのショーウィンドウの中が遊園地みたいになってました。


もう、息が止まるくらい美しかったんです。言語も文化も超えて、暖かさとか夢とかが伝わってきた。マジでヤバかった。

今もクリスマスになると、あれが頭にこびり付いて離れません。




さてさて。今年も自分なりにやろうっと。


いつもの気球のオモチャから





クリスマスらしく、サンタのそりとトナカイの人形を吊るしてみました。





ドイツ製の、石膏で出来た人形です。かなり重い。

照明を点けないと、単に黒い物体が左右に動いてるだけなので、いつもの乾電池照明を点けてみたんだけど、気に入らなくて修正したくなった。

指摘されるまでは可愛いな、なんて思っていたんだけど、なんせ五丁目弦楽四重奏団のコンマスにイカ釣り漁船みたいだと言われてから、それにしか見えなくなっちゃった。(笑)




ちなみにイカはスルメイカの刺身が好物です。









イカは置いておいて、ちょっと頭を切り替えてみよう。


サンタさんを照らす照明は欲しい、でも電球は見せたくない。そこは間違いない。


ならばシェードみたいなものを付ければ良いんだけど、そりの上に傘が付いてるなんて聞いたことない。空を飛んでプレゼントを良い子に届けるんでしょ、サンタさん。

空にあるもの、、雲しかない。


雲を作ったことないんだけど、綿だよね。で、近所の薬局に行く。






今まで使ったことない、シートタイプ(汗)





頑張ってほぐすこと10分。ほぐれたら丸いのを作って、ホッチキスで留める作戦。





イカ釣り漁船の電球キャップも外しちゃう!





雲のモコモコをイメージしながら、1つづつ留める。





凄く不自然に見える。あのモコモコ、どんなだっけ、、。


あのヒーローの顔が浮かぶ。





中華料理的なあれとか





えー、雲ってどんなだっけ?!ゲシュタルト崩壊、、。





あれとか、、








歯ブラシで毛羽立ててモコモコしてみる。



とりあえず完成!!





まあ、こんなもんかね。また明日やろっと。




ツリーも飾りました。眩しいので明日改良します。






本日はここまで!





追記



ふと音楽をかけたんです。そうしたらシェルブールの雨傘。



!!!






慌てて雲を取り払い、カクテル用の傘を6本挿してみました。







真ん中にクルッと電球を集めて1つにして、ピンクの傘で覆ってみた。

チンドン屋みたいだけど、うちらしいじゃないか。この間の花園神社の見世物小屋のディレクターだったら、絶対こっちって言うと思う!


あー、ミシェルルグラン先輩にに感謝。










飛び出す収納を考える




温泉に向かう電車の中でも、お店のことを考えております。

花園神社の酉の市、見世物小屋の充実感が抜けないのです。

色んなところからパッとものが出て来て、お客さんを驚かせる。小道具のチープさ、色のチョイス。狙って出来るデザインじゃない。そこには「用の美」が溢れていました。

二階のバルコニーのカーテンが開いた時に澄まし顔のバンドが並んでいた、あの悔しさはかなりでした。僕だってやりたい。


意外なアプローチと、生演奏の持つ贅沢さ、そして漂うチープさ。これこそ僕の三大大好物なのです。



限られたキヌギヌちゃんのスペース、何ができるか。


撮影禁止の時に頭を過ぎった、前から欲しかった仕掛けがあります。


キッチンの、昇降式のラックなんですが、、、。





取っ手を下げると






こうなります。
うーん、これは素敵だ。



例えばカウンターの上の棚の中に取り付けて、、




頭上にピョコンと出てきたら可愛いなぁ、と。





ラックの中にはその日のオススメのお酒とかウィスキーが並んでたり、おつまみが瓶入りで数種類あったりとか。

紙芝居の枠がそのまま入ったら素敵だろうな。iPadとかモニターを入れて何か映像を見たり、カラオケ、、はやめておこう。


笛や楽器を10本くらい並べたり、オモチャのトイピアノを置いてオルゴールみたいに弾いて気球を動かして、、とか、何でも使えそう。


その昇降棚、ネットで調べても中々ヒットしないの。各キッチンメーカーがそれぞれの名前をつけてる様子。

プルダウンラック、昇降式釣棚、オートアップキャビネット、アイレベル昇降キャビネット、、、。

一体どれやねん。検索する時に一番厄介なパターン。





で、トクラスというメーカーさん(旧ヤマハと思われる)に、素敵なのがありました。




ウェブカタログには値段表記もないし、よく分からないので お電話してみた。



そうしたら、何と1つで14万もするらしい!!それに、セットでの販売のみで、キッチンのフルセットにオプションで付けるものらしくて、それも施工業者にしか売ってくれないとか。



全然無理でした、、。


諦めきれないので、せめて構造だけでも知りたいとネットを調べてたら、


楽天ショップで10万ちょいで売ってました(笑)




ほぼ同じ作りっぽい。



でもね、流石にこんなものに10万も払いたくない(笑)

ラックの白いメラミン吹き付け塗装みたいな見た目も嫌いだし、レトロなフレームでないと浮いてしまう(気にしすぎ?)

自分で作れるのかしら。


バネは巻き取り式の、メジャーみたいなやつだと思うのです。無段階ストップで、好きなところで止まるっていう。





サイドにレール、ローラー入りな予感。





要はスクリーン式のブラインドの、すごくガッチリしたようなバージョンなんでしょうね。あれはヒモを引けば好きな位置で止まるけど、こっちは物を載せないといけない。


自分で作れないかな?


枠は何かの古い木枠を転用するとして、バネと棚自体の重量の関係が分からない。もしバネが強かったら、凄い勢いで棚が引き上げられるでしょ。それはそれで見て見たい気もするけど。

かなり危険ですよ。危ない危ない。やめとこう。



とはいえ10万も払いたくない、、。カウンターの上から飛び出す収納の仕掛け、何かいいアイデアありましたらご教授下さいませ。



温泉に着きそうなのでここで失礼をば。





神様、あと15センチ!!




カウンターか迫り出しから早1ヶ月半。僕にとっては死ぬほどやりやすく、とても良いんだけど、客席からすると狭いというご意見を頂きました。確かに、一部圧迫感がある。


入り口から見た図。奥に行くにつれ狭くなっております。




手前から4つ目の席とソファの間が、劇的に狭い。狭い。狭い!!





カウンターとソファの間隔は目標90センチで設定してるんですけど、ここだけは75センチしかない。


計測をミスったのでした!!

バー、特に僕にとってのおもてなしの空間は多少の触れ合い、イコールアットホームだとここにも何度も書いているんだけど、狭すぎるのは逆にマイナス。通りにくさが苦痛に感じたら、その時点でダメなのです、、。


張り切ってカウンターを前に出し過ぎました。カウンターを引っ込める事は不可能なので、ソファを後ろに下げよう。さて、どうしようか。



ソファの足を四角く切ったらどうなるかな、、?と考える暇もなく、16センチカット。




えいっ!!





カットしてからソファを再度押し込んでみた。










あー、気持ちいい。テトリスやってるみたいだ。一番広いカウンターピッチの90センチを同じく確保出来ました。



テーブルの板も、偶然折りたためるタイプだったので、1/3折り込んだ所が丁度いいサイズ。





通路を通る時には、微妙に膝をかすめながらお通り頂けます。うーん、、我ながら理想のピッチに。







一番奥の三席プラス、横向きに座ると4人で話せるよう、少し隙間を開ける。

ここに足が載せられます。こーいうのも大切。





お店にいらしたことのない方には全然意味のわからない文章で申し訳ないです。

が、この少しの隙間の積み重ねがとても大切だと思うのです。少し変えるだけで景色が変わる。


それぞれの好きな席を見つけてもらえるよう、各席に個性を付けたい。


少しでも、ほんの15センチでもかなり居心地が変わる。切って何とかなるんだったら、何でも切っちゃう!


いつかくる、この店の閉店のラストの瞬間まで切り刻んででも居心地のいい空間を目指したいと思ってます。






触れば触るほど、店はどんどん手に馴染むと信じております。



あー、もっと色んなところを切ったり貼ったりしたい。もっと店と仲良しになりたい。


他にどっか無いかね、、、。先にクリスマスの準備しないとなんですけど。






本日火曜日営業します♪(´ε` )




いやはや、昨日は失礼しました。工事が早く終わるものだとタカをくくっていたのが甘かった。


ローズウッドって木は本当に硬いのです。大工さんもノコギリが切れなくなると手こずっていたし、僕もドリルの刃を二本、折りました。



リベンジで、本日火曜日オープンさせて頂きます!24時まで。


だって、ラジコン買ってもらったら早く走らせたいでしょ?


そんな気分です♪(´ε` )





さてさて。昨日は朝9時まで宿泊待機。車がついたと思いきや、えらい大きなモノが到着。





(大工さんのお一人がうちの伴侶に似ていました、、)


5人でよっこいしょ、とばかりに車から降ろす。しかし重い。





カウンターのサイズより全然大きい、この材木。勿体無いな、、残りはどうするんだろ、なんて思ってたら、「斜めになる文、両端をかなり落とさないといけないので、そんなに余りませんよ」との事。へー、そんなもんかね。





カウンターに乗せてみました。これで、どういう角度で載せるかを決める。3つの要求を簡単に伝える。





お客さんが丸く座って話しやすいのと、僕が作業しやすくまな板が露出してる事と、僕が更に前に出たい。


線を引いて、形を決めます。


そしてここからが大工さんの腕の見せ所。ピアノとぴったり合わせるべく彫り込んでもらう。





何やかんやで夜になり、完成。





ローズウッド、つまり紫檀はブラウンががった紫色を帯びてるんだけど、光の加減とか、細かな傷が沢山あると白く見える。凄く細かく磨くか、ワックスとかニス、和風なら拭き漆なんかで塗装膜をかけてやらないとあの色にならないんだそう。





生の木のままでも良いんだけど、ちょっとカントリーっぽくなるのと赤ワインなんかをこぼすとそのまま跡が残るので、絶対に避けたい。


蜜蝋の入ったイギリスのワックスをかけます。皆さん帰られて、ここから1人。



うすーく伸ばして、拭き込む。最初はテラテラいやらしい色ですの。





乾いたらスコッチで磨き上げ、その後はひたすら木綿の布でゴシゴシ、、






中々気に入っております。ピアノとも色を合わせました。





噛み合うところも丁寧に磨きます。気付けば2時間も、、





前回の仮のカウンターがこちら。





今回、こんな感じになりました。




まあ、有りがちと言われればそれまでなんですけど、緩やかなカーブを描いて、随分横並びの方と話しやすくなりました。後ろのソファだって、僕とだって。




顔、見えるでしょ(笑)





居心地いい空間って難しい。人によって違うもんだけど、僕が思う居心地の良さを再現出来たらそれが一番良いのかな、なんて思います。流行とか最大公約数なんてクソくらえですわ。


人に合わせても結局は受け売りなわけで、自分の思う空間。僕にとっては実家の狭いお茶の間とか、狭くてゴミゴミしているところが好きなのです。



かまくらとか、ずっと居られます(笑)





七輪でメザシ焼いて、塩辛と日本酒、熱々の熱燗でね。炬燵にラジオ、小説。



あと、狭くてボロい屋台のラーメン屋とか、キュンキュンします。

整理された古ボケた引き出しとかあって、中には使い込んだよく切れるハサミとか、絆創膏まであったりして。





ボロくて狭い、そして機能的な様子についキュンキュンしてしまうようです、、。


キャンピングカーのキッチンとか、想像するだけでクラクラします、、。乗った事ないけど。





狭くて機能的なキヌギヌに再会できたような気がして嬉しくなり、つい塗り残した塗装なんかに手を付けてしまう。早く帰ればいいのに、、。





そこから大掃除。店内ホコリだらけなのを拭きまくる。雑巾8枚潰して、もう全て。床まで。


さすがにフラフラしてきたので、チャリで家に帰る。


朦朧としたままコンビニに寄って麦茶のパックを買ったまでは良いんだけど、チャリのカゴから財布を落としてしまい、それを自分の自転車でガリガリ轢いてしまった!!!










盗まれた財布買い換えたばかり。盗まれたチャリも先週に買い換えたばかり。

新しく僕の元に届いた2つがお互いを傷付け合うマリアージュ、、。カインとアベルじゃあるまいし、参ったなぁ、、。



その点、木は良いですよねー。傷も味のうち、また削って塗膜すれば元に戻るし。


そんな方にはラムダッシュの銘木で作る、限定シェーバーをどうぞ!(笑)







カウンター工事の辺りはここで完結となります。長らくお付き合いありがとうございました。

明日からはバリバリ好きに働きます!


明日は24時で閉めます。どうぞよろしくお願い致します。





工事2日目




さてさて、今日は休業させて頂きました。余りにバタバタでブログ上げられなくてすみませんでした。


今朝は7時起きで現場打ち合わせ。その後、要所要所で決め事が沢山あるので、ずっと眠れない(笑)



設計図を引かない工事は、こういうことになるんですね。勉強なります。(こっちの方が肌にあいます)


まずは客席側に下地の板を取り付ける。補強にもなります。2週間後には更に化粧板が。





ここから、難題の内側の処理です。

スイッチをどーするかとか、コンセントの数と位置など、1つ1つに気が抜けません。


だって、コードがこんなですもの。中に埋め込まれたら2度と手直し出来ません。




この打ち合わせで全てが決まる、恐ろしい事です。使いやすさなんて配置してみないと分からないけど、分からないまま沢山の指示を出さないといけない。


今回は、カウンターだけでコンセントを18口付けました。

これでも足りない位なんですけど。


そのうち1つを外付けにしてみました。ピアノの上に置いてある金魚鉢周りやオーディオ、Wi-FiにiPadの充電、電気スタンドに、、、、何やかんやでここだけで10口くらい必要です。





蓋を閉じるように天板を乗っけます。仮なので安いベニヤ(笑)






そして、自分で塗装をかけます。今回はカウンター上とサイドのみ。蜜蝋ワックスにて、こんな感じになりました。












カマボコというよりは、緩やかなL字の形に収まりました。さらに席数も増えて7席、詰めると8席取れます。


一番奥の席、ピアノのくびれた辺りに座ると、妙に暖かい感じがしました。僕がお客なら、ベストシートはここになりそうです、、。しかも、全員の顔が見えます(笑)


それぞれの席に個性が出せました。


カウンターの膝の潜り幅は前より狭くしました。深いと贅沢ですが、悪い意味で落ち着いてしまうそうです。ウチのようなライトな?店は浅くて丁度いいとの事。振り返ったり、そういうのも浅いと上手くいくらしいのです。(職人さん談)


ピアノの継ぎ目もこの通り。本番のローズウッドでは、さらに精密に噛み合います。





あー、想像以上に上手く行きました。理想に描いていた、同じ圧で包まれたような落ち着く感じ。つまりは指揮者の場所です。

きっと、席に着いていただいたら直ぐに違いがわかると思います。何だかホンワカしますよ、喩えではなく本当に。


まだまだやる事が沢山ありますが、明日からスタートライン。もっと和気藹々と、同時に1人にもなりやすい、究極の空間を目指して頑張ります。


2週間後に銘木カウンターに入れ替わります。暫しの間、ベニヤの風合いをお楽しみ下さいませ。(笑)



つづく




工事1日目




個人的な忘備録として。あんまり面白くないブログですがごめんなさい。



先ずはピアノを縦に置き直し、鍵盤をカウンターの内側に。

移転当初のセッティングでござきます。




そして、職人さんの見事な養生シート技術。まるで昭和の蚊帳みたいです。





これはこれで幻想的で、こんなお店も悪くないな、なんて思ったり。

この養生作業にかなり時間がかかるらしいのです。ああ、勿体無いなぁ。


そしてカウンターを撤去。





シンクと冷蔵庫が剥き出しになりました。


廃材が、この通り。





カウンターのウォルナット材は何かの形で再利用したいと思います。一度自宅に下げて、その時を待ちます。






いつか家を建てて、再利用したテーブルが一本まるごと書斎にあって、そこでコーヒー飲んだりして、窓辺から新緑が見えて、、素敵だなぁ♪(´ε` )



そして、そこに骨組みを組んでいく。ここからは早い早い。木を切ったかと思うともう、すぐ横で骨格になっていく。


写真では分かりにくいのですが、カウンターのセッティングがかなり斜めになっております。行き着く先はピアノの出っ張り部分。






明日は表裏に板を貼って貰えます。外側はナラ材の素敵な無垢板。内側は簡易的ながらも防水のパネルとなります。


そして、仮のベニヤ天板を乗せて固定、冷蔵庫をはめ込む。



完成すると、斜めカウンターとピアノの曲線で、割と半円に近い形になる、筈なのですが、、。



明日は作業も少し押しそうで、その後にかなりのお掃除の必要がありそうです。お休みの可能性が高いと思います。


すみません、明日またこちらにアップします。。。図面引かない分、立会いが必要で、昨日も今日も七時起きで、、。体が持ちません。




と言いながらも、上手く行ったら報われるのでいいのです!


続く




工事決まりました!




遂に、店のカウンターを前に出す工事が始まります。



今のところ休まず営業出来そうですが、万が一間に合わない場合は当日のブログにてお休み若しくは遅刻をお知らせします。



グランドピアノという、恐ろしくイビツな形のせいで、どうやっても真っ直ぐにセットできないカウンターを相手に、もう2年近くもウジウジやってきました。







くの字に曲がったカウンターは、とにかく死ぬほどやりにくいのです。

言葉では表現出来ないくらいに目線の集まり方がややこしいの。6人掛けのカウンター。仮に皆さんで会話が盛り上がったとしても、意識の方向が放射状に広がるので、何とも拾いにくい。




壁打ちテニスの壁が出っ張ってるような感じでしょうか。球が変な方向に乱れ飛びます。


中に立つ僕は、もうずっと疲れ果てておりました。






これがパラボラアンテナのように僕に向かって球が返って来たら、どんなにやりやすいか。会話の相槌を打ったり、お替りなんかの合図を受け取るようなちょっとしたやり取りの時に、目線がピタッと合う。


もちろん会話も弾むはずですわな。






見られて照れる、などの感情はもはや無い。長年やってます、最近は内緒話が始まると、存在だって消せます。


あら、実際の壁打ちのも湾曲してるではないか。理にかなっとるな。









以前のアイディア、お客さんの視線が中央に集まるような曲線を描いた形のカウンター。通称、カマボコ形カウンター。








カウンターの目線が僕に合い、ソファ席とも絡めて一体感があるにも関わらず、両端やソファの席は死角が生まれる、そんな夢のセッティング。

この夢を叶えてくれる職人さんと、今日はガッツリ打ち合わせをしました。





この若いお二人!


この右側の長瀬智也さん、少し前からやり取りをしてきましたが、恐ろしく理解が早い方なのです。


客席の密着感や、僕が前に出たい事、空間のバランスなんかをポンポンと言い当てる。


そして、2人で候補のレイアウトを出しまくった後、結局上のイラストのアイディアに至りました。




今週末までは現状のレイアウトにて営業をし、来週の定休日を使って第1期工事。1日で終わらせるそうです。スゲーな。


コンパネと呼ばれるベニヤの集成材にて、本物そっくりに形を作ります。

つまりは型紙のようなものですかね。




で、申し訳ないんですが、そのまま10日間くらい営業をします。

ザラザラのベニヤの上で飲んで貰います(笑)


その間、長瀬智也さんには静岡にて、銘木屋さんで僕好みの色と形のウォルナット、若しくはブビンガかローズウッドを探してもらい、型紙に合わせて工房で精密に加工して貰います。



それを搬入して、修正を加えて、本番カウンターをコンパネと取り替えて終了。

10/5辺りには、高級カマボコカウンターが完成、という段取りです。



カマボコカウンターは、僕が今までより60センチ程前に出る予定です。つまり、僕が真ん中に立つ、オーケストラの指揮者のような位置にセッティングしますの。





別に指揮をするつもりはないのですよ。皆さんのお話を等間隔で聴けるようになると、仕事が凄く楽になります。



僕さえやり易ければ、それでいいのだ!!



せっかちな僕の為、そして精密にピアノと組み合うカウンターを作りたいと要求した結果、二段階工法になりました。





やりやすいところで腰を落ち着けて、自分のやるべき仕事ときっちり向き合いたい、ただそれだけです。

旅行に行けなくても、休みが少なくてもぜーんぜん構わない。エヴァンゲリオンに出てくるみたいな反応の良いロボットで、一度全力で戦ってみたい(笑)



上手くいかなかったらこんな顔になったりして、、。





でもまあ、今回は上手くいく気がする。


やっとスタートラインですね。ムフフ(笑)






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桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

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一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

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悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:874 最後に更新した日:2018/01/15

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