サブカウンター設置の巻




長年の課題、ソファに座りながらドリンクを置けるスペースを、昨日やっと追加しました。


お店に来たことのない方にとって、全く意味のわからないブログですが、、。


ウチの店には、カウンターの後ろの席はすぐにソファとなります。よくあるボックス席のようなテーブルがないのです。





なので、ドリンクの類は手に持つか、よっこらしょっ、という具合に背もたれの裏にある低いテーブルに置くしかなかった。


普通の飲食店ではほとんど無いセッティングなのだけれど、なんせコミュニケーションを重視した結果、しわ寄せがここに来てしまった。


とは言え、オンザロックなんかを手に持って、氷が溶けちゃってる方を見ると毎回心の中で手を合わせて、「申し訳ない、すぐになんとかします」と祈って来ました。


ずっといろんなアイディアを絞って来た割には決め手がなかったのです。


今回、思い切ってお金を使う作戦に。こーいうものは市販のモノだとどうしてもセコく仕上がってしまう。清水の舞台から全裸で飛び降りる覚悟で、いつもの大工さんと相談する。



結果、こういう構造物をデザインしてみました。





栗の無垢材をソファに合わせたカーブにカットしてもらい、(これが直線ならどんなに安いか)真鍮の金物も台座も、鍛冶屋さんに全てオーダー。


いや、中々の仕上がりじゃん!昔の豪華客船にありそうな、無骨で優雅な仕上がり。

、、メカっぽくてオネエとでも言うのか、この相反する両方を兼ね備えた雰囲気が自分の好みなのです。


これを取り付ける、んだけどまた大変。ソファの裏側はハリボテ一枚であとは空洞になっていたので、急遽、ありモノでカバー。

上下で固定してから良きところにて金具を固定。




こんな風に、一段高いところにドリンクが置けます。振り替えらないと置けないのでまだ楽勝、とはいかないけど、手にグラスを持つより、かなりマシ。




分割して個別利用も可能です。









ちょっと最近、また自分のお店に自信がなくなって例の「移転前の旧店舗の密着感は、、」と考えてばかりいました。
これは僕の自信が無くなる時のサインです。倦怠期の主婦が、結婚前の元彼の思い出を振り返るのと似ているかも知れませんが、、。


いや、違います。(笑)これはノスタルジーでも現実逃避でもなく、お店の構造的な問題なんです。

旧店舗には確実に「何か」があり、本当は移転時にきちんと分析して新店舗に持ってこないといけなかったのです。

もう三年くらいウダウダ言ってるけど、まだ諦めきれないのは僕のやる気でも年齢のせいでもなく、やはり店の構造にあると今でも思います。でないと僕はこんなにしつこく考えない(笑)


例えるの変だけどマラソンのシューズ。大きくても小さくてもいけない。走る気満々なのに、合わないんじゃやる気があってもどうにもならない。


今は詰め物したり、紐を替えたり、大忙しです。(笑)

僕が目指す形は使いやすくて、落ち着いて、密着感がある空間。

敷居は高いけれど、一度中に入ればお客さんの質が保証されていて、気兼ねなくコミュニケーションも取れるし、ポーっと一人で過ごすのもそれぞれ自然に過ごせる。


割と欲張りな店づくりなので、余計に 構造やサイズ感が大きく関係するんではないかと思うのです。

毎回少しづつ良くなっている(と信じてる)ので、まだもっと良くなる気がするのです。


来て頂いてる方には、あと少しの高みの見物をお楽しみください。お店のチューニングはまだ続きます。


山崎豊子の小説に、大阪の船場のドケチ商人の話があります。丁稚時代からの体質で、常軌を逸した凡ゆる手段で節約し、あまりのケチ臭さに周りからは煙たがられ。

莫大な額を溜め込んだ彼は、ある日全額を寄付してしまいます。

一文無しになる彼に驚いた周りの皆が問いただすと「そんなもん、また貯められると思うただけて楽しおますねん」などと言ってのけてしまう。


何となく、小説の彼の生き方が羨ましかったりします。お店って「はい、完成です!」って思った瞬間、一気に錆び付くような気がするのです。気付かれない位に物を入れ替えたり、使い勝手を工夫したり。

照れ臭いけどやはり、お客さんに心から満足して欲しい。そのお顔を拝見して、僕は二次的に嬉しい。

僕個人が嬉しいと激しく感じるのは、もはや旅行か飯を食うとき位で、最近は自分用の買いものをしても全く何も感じなくなってしまいました。

知らない間にお店に魂を吸い取られたのかも知れません。まあ、それでも良いんだけど。

僕の憧れてるバー経営の先輩は皆そうでしたから(笑)




楽しくて仕方がないのです。お店やってなかったら、僕は何をして生きていたんだろう、なんて考えたりもします。

まあ、それなりに他所で何か働いているんだろうけど、、。まあ学もないし、大した仕事してないのは想像つきます(笑)


毎回自信が無くなったり、あーやこーや文句を言いながらも、何となく満足している日々。中々贅沢です。


と言う訳で、皆様も素敵な週末をお過ごし下さいませ。逗子行きの電車の中より。







ナッツ容器のエイジング加工




ブログ、書いては消し書いては消し、、、。

老婆が賽の河原に小石を積み上げるのと似ている。積み上がったら崩れ、また積み上げ。まるで僕のブログです。



まあ、いいの。お店紹介兼、忘備録と独自研究と嘆きの井戸みたいな変なバランスでやらせて貰ってます。頭がおかしい時の方が圧倒的にカウントも増えますしw


また泣き言書いたらゴメンなさい。



そんな事よりナッツのディスペンサー。昨日の夕方にトルコから届いたのは良いんだけど、、。



なんでこんなにピンクなんだ?!






僕はブラス、真鍮でお願いしたんだけど、、、。つまりはゴールド。





絶対間違っとる。銅のが来ちゃったみたい。

とはいえ、また2ヶ月もかかったら堪らないのでこれでいく。後でなんとかしよっと。


とはいえ、営業中も気になる。色が浮いている気がするのは考え過ぎか。





ピンクはイメージが違うんだよね。せめて古色然と、味のある感じに錆びてくれたらいいのに、、、






あっ!ラッカー塗装されてるんじゃないか。上の錆止めクリアの皮膜のとこだけ剥がしてみよう。


と言う訳で翌日金物屋に走り、剥離剤を買う。





これを塗るとですね、ラッカー塗装が浮いてきまして、そこをこそげ取る。何回も繰り返すと下地が出るので硫黄と反応すればすぐにあの色に。


と言う訳で分解する。やっぱチャチい作りだった。





息を止めてヌリヌリする。体に良くない匂いがプンプンするので換気をして。

一応塗装部分は浮いてきたんだけど、なんか様子がおかしい。中の銅の部分が、銅板でも銅メッキでもなく、銅色の塗装のような感じ、、。戸棚のつまみなんかがプラスチックなのに金色してたりする、あれっぽい。


なら錆びないんじゃないか。せっかく剥離剤使ってもそれじゃ意味がない。


もう、よくわからないから塗料ごと焼き切ってやる!


って事で、先ずは取っ手のハンドル部分。ガスコンロで炙って欲しい感じの色味が来たら引き上げる。





次は正面の板の部分。



あれ、、。


ギャー!!変な色になっちゃった!!





気味の悪い星雲みたいな色合いに、、、。(汗)





取り付けてみたものの、銀色の中に青とかピンクのまだら模様が、、、。 泣きそうになりながら東急ハンズ。カットシールを買って、急遽貼り付ける。





今までのプロセスは一体何だったんだろうか、、と虚しさの中で一応完成。




取っ手のハンドルは焼き入れのお陰で、侘び寂びのあるいい感じなんどけどなぁ、、、。





まあ、良しとしましょう。


中には湿気ないよう、乾燥剤を5個吊るしました。水きりネットに入れてフックで吊るしてます。これで5キロほど収納出来ます。

前までは毎日補充してたのが、この先二週間位は補充しなくて済む。




ああ、また働きやすくなった。これこれ。この感じ。


今週日曜日から、毎週葉山の海の家に出張演奏となります。葉山の御用邸向かいのウミゴヤ、という海の家です。

そちらもどうぞよろしくお願いします!




レトロなエレベーターボタン




過去にも書いておりますが僕はレトロな押しボタンが大好きです。


特にエレベーター。無類のレトロエレベーター好きとしては三越や高島屋はもちろん、イタリアやロンドンのホテルの古いエレベーターは、旅のメインでもあります。



上野松坂屋さま。これを今も残している事が凄い。





日本橋高島屋かな?




江戸橋の三菱倉庫。





愛媛県庁








僕も、いつかはエレベーターのスイッチを手に入れて、お店に取り付けたいななんて考えていました。



理想は、店の真ん中にこういうエレベーターが鎮座してましてですね、人が上がってくるたびにガッチャンガッチャンチーン、と音がなって、、、。





それは無理だけど、せめてボタンくらいは欲しい。


とはいえ、なかなか売っていないのです。開店以来ずっと探してますけど、ヤフオクにも骨董屋さんにもない。やっぱり海外行かないとないのか、、、。



と、そんなこと忘れていたベトナム行き前日に!!!


銀座のアンティークモールにて、3万円で売ってたの!!





どうにかこうにか値切って1割引き。持って帰って配線してみる。





エレベーターのスイッチだから、二個のボタンが対になって操作できないと面白くない。上が電気シェード、下がブザーとかでは面白くない。


幸い、僕のお店にはカーテンレールがあるので昇りと下り、辻褄が合う。


先ずはカーテンに繋いでみる。






柔らかい押し心地、真鍮の渋い艶。ああ、堪りません、、、、。


さらに改良して、新たに導入した2本目のカーテンレール、気球のスイッチに繋いでみる。


もうね、難しいんですよ。ネットで配線図を手に入れ、見よう見まねでなんとかやってみる。昔失敗してショートさせ、回路を焼き切ったことがあり(部品は廃棄)、軽いトラウマになってます。





最近こーいうの読めるようになってきた^_^





爆弾処理班の気持ちで繋ぐと、難なく動いてくれた。あとはこれを壁に埋め込むだけ。


スイッチパネル、ここしかないでしょ。





入口にあるインターホンに繋がってる白い電話が元々嫌いだったのでどかしてここに付ける。サイズも全く同じ!!


が、回路の機械部分が邪魔で中に納められない。これは周りを底上げして、出っ張った構造にしないといけない。



8時間くらい作業しても上手く行かない。底上げ部分の部品が圧倒的に足りないのです。


諦めて帰ろっ、とタバコに火をつけたその瞬間





あんさん、これやがな!!



そこからは早い。回復できるようにネジ止めを裏側とか内側の最小限に留めて、壁に固定してみた。





きゃー!飛び出てるけど、可愛いじゃん。これはこれでアリかと。


インターホンを端に取り付けて、っと。






完成です!!




ゴミゴミしてますけど、夜は雰囲気でます。



夜はこんな感じです








基地外博士のアジトみたいな良い感じです(笑)


改装、また続きます。もう少ししましたらこんな自己満足ではなく、お客さん側から見てもっと役に立つ手直しが入ります。

こちらは僕では無理なのでプロの手に。


お楽しみに!






ナッツのストック容器を考える



ガラス瓶のナッツを導入して1ヶ月が経ちました。





気持ち悪い壺を介して、お客さん同士でよそい合ったり、受け渡しだったりと、自然でラフな感じがとても良いのです。


壺はベストチョイスでした。



問題はストック容器。壺には一キロも入らないので一晩に2度ほど補充しないといけない。今は耐え難きを耐え、保存容器に入れてますがこれが気に入らない。






なんか、普通じゃんね。夢がないです。

希望は 見た目がレトロで、一度に4キロくらい入って、湿気に強くて取り出しやすくて操作性が全時代的な、、。

更に可能なら、(主に僕が)触りたくて仕方がない雰囲気のモノに囲まれて働きたい。もっと欲を言えば、早く出勤したくなるくらいテンション上げて欲しいのです。

モノにはその位の力があると思う。


検索をかけるも、あんまり良いのがない。ホテルの朝食でシリアル入れるようなやつとか、有りなんだけどイマイチ重みやストーリーがない。





しかもまあまあ高い。3万くらいするよ。

検索ワードが絞り込めてないのか、こうなったら毎度のごとく思いつく限りの検索をかけて、世界の裏側まで探す。だって、ナッツ入れる入れ物なんてそうそう買い換えない、一生モンだから。


キャンディーディスペンサーとかシリアルディスペンサー、豆ディスペンサー、英語でもやってみた。



beansdispenser、の辺りで、かなり波長が合ってきた!!





ドイツのオークションより。巨大すぎてサイズが合わないのと、お値段が9万くらいと高くて断念。


こんなのも置くところないので無理。






そうそう、置けるとしたらこの隙間しかない。カウンターの右端の、、





この部分。






と、サイズも近そうなものがトルコより出ていました!!





パチンコのハンドルみたいなのを回転させるとサラサラっと出てきます。真鍮製、5キロ収納可能。





縦39、奥行き29、幅19とのこと。幅があと3センチ足りない。しかも、日本で買える輸入代行会社が一社だけで、フロリダ経由で(何故?)七万もする、、、。


こりゃ無理だ。










とはいえ、諦めたくなーい!!










この金庫みたいなのからナッツをサラサラっと出したい。そんで、涼しい顔して、あ、可愛いでしょ?とか言いたい。



まずは置くところ、作ってみよっと。



左の柱に犠牲になって頂きました。





500円貯金出来そう。幾ら入るのか考えただけでも恐ろしい。


ガラスの棚板を左に押し込んでみた。





わー、楽勝!諦めなくてよかった、、。結局、設置予定の場所の幅は20センチほど稼げました。


そして、満を辞してクリック。

高いけど、20年で割ったら何とか元が取れそう。

輸入代行会社からメールがすぐに来てですね、到着は8/15頃になる、、らしい。

うぬぬ、2ヶ月も掛かるのか、、。今時なんでそんなに時間かかるの?トルコ行って買って来た方が早そう。


暇なので調べてみたら、この会社はトルコのイズミールという街にショップがあるらしい。

イズミール、イスタンブールから飛行機で1時間。エーゲ海に面した美しい街なんだとか。








イズミールの中心地、公立病院の北側にショップがあるらしく、、、。





きゃー、可愛い!!気持ち悪いっ!!


ってか、こんな遠くに行きたくないよ。


とにかく、輸入代行会社に高いお金を払いたくないので、このトルコのお店に下手くそな英語でメールをしてみた。「日本に住んでルヨ、アナタのディスペンサー可愛いネ、届くなら買い方教えろ」と。




店舗から買うと3万オーバーで済むらしい。ここがオッケーなら輸入代行のはキャンセルしよう。





ってか、なんでこんなに必死になってるのか、よーく考えてみた。お得意の退行催眠で思い出してみた。(呼吸数を落として、一人でたまーにやるのですが長くて気味悪いのでまた今度)



あっ、あれだ!!!










実家のレトロな米びつ。コメを出したり入れたりして、いつも遊んでは母ちゃんが呆れていた。


あれがやりたかったのね、私、、、。


三つ子の魂百まで。恐ろしい。



僕も含めて、大人の欲求って多くは子供の頃の後追いしてるのかな、なんて思うのです。

子供の頃にイメージしたものがアレンジされ、美意識とかって大層な名前がついて、今も追い求めてるのではないか。


特にアートや音楽の方なんか、その傾向が強い気がします。





ならば、トルコの黄金の米びつ。是非とも手に入れたい。誰にも咎められず、盛大にザラザラやりたいところ。


手に入れて、欲求不満の子供時代の僕の供養をしてやらねば。チーン。








追記



トルコのお店から返信があり、送料込みの185ドルで通販可能、という事でした!やったね!






モヒート始めました!




いつもありがとうございます。


さて、屋形船予約ですが、今日の時点で50名(80席マックス)を超えました。ご参加予定の方はどうぞお急ぎ下さいませ。




毎年ゴールデンウィーク明けよりモヒートを始めるのですが、楽しい反面、少し憂鬱なのです。


4つとか5つ、オーダーが同時に通るとおまたせしてしまうのです、、。そして、僕も必要以上に焦る。


今年は動線から全て見直してみよう、ということで。


キッチン内の冷蔵庫の配置換えをしました。モヒートありきの動線を構築する。





上の段にはミントを仕込んだグラス14個。下の段には自家製モヒートミックス(ホワイトラム、トウキビ液糖のみのシロップ、その他内緒です)を混ぜ合わせたものが4リットル入っております。

これ一本で35杯ほど作れます。昔は毎回瓶から注いでましたので、死ぬかと思いました。


グラスをサッと取り出し、乾燥よけの小皿を外す。





秘密の液体を注ぐ。仕切り板のせいで前に出さないと出ない。ここは改良の余地あり。





ささっとライムをカットし、機械で絞る。





左手ではスプーンとストローを取り出す。





手は二本あるのよ!との名言は昔のバイト先の喫茶店の女社長(お金持ちの愛人さんでした)


ライムを注ぐ。ここからはスピード勝負。





ドイツ製のモヒート棒?を300円にて入手。これでガシガシやる。





空いている左手にて、冷凍庫に手を入れる。片手で氷を取り出します。鮮やか!!





冷凍庫も棚を発注しておいたので、組み替えました。100円ショップで買ってきたキーパーに移したクラッシュアイスが一番上なのだ。


ソーダで満たして、、、






スプーンとストローを刺して出来上がり!!






うーん、頑張ったら3分切れそう。一人でも出来るもん。



どっからでもかかって来いや!!







なーんて失礼なこと言いません。どうぞお待ちしております。(^_^)







後ほどモヒートの素を注ぎにくかった蛇口を改良しました。前後運動がひとつ減りました。





こりゃ楽だわな。





ガラスケースを戻す



4月のスケジュールでお伝えしました通り、明日火曜はお休みとさせて頂きます。久しぶりに伴侶のライブに行って参ります。




大昔、2006年頃に数年使っていたガラスケース。香川県のタバコ屋さんが廃業なさって出て来たものだとか。





狭い店のカウンターに置いて、ナッツやら入れて売っていたような気がします。

まあまあ大きいのですぐ飽きて、家に下げてからはCDを置く棚として10年以上使ってました。使うというより、忘れてた感じ。


今回、なんとなく思い出して、復活させることに。


ガラス戸が入っているのですが、何故か片方だけ模様のやつで、、。気に入らないので今回変えちゃおうかと。





ネットで見たサイトに電話して、その場で切り出してやってくれるとの事で、せっかちな僕にぴったり。早速マンションの駐車場でカット&セッティング。





素敵になったのはいいけど、、、、


スゲー高いよ!


奥さん、この手のサイトはよっぽどな場合、例えば冬場に窓ガラス割れたとか、そんなじゃないとオススメしません。


で、店に持って来てみたものの、まあ大きいのです。





つべこべ言わずに置いてみる。昭和レトロのテイストが強めだけど、まあ有りかな。





シャンパングラスやらを入れて、そうすると電気も欲しくなって、配線してみた。





ええやん!(´-`)


そんなことしてると横の壁面の空白が気になる。ショーケースの棚板のガラスが余ってるのでそれで棚を作る。


もー、仕方ないけど工事モード。またお休みが潰れるのか、、、。



出来た!





なんやかんやでバックバー1箇所にグラス類を100個ほど固めて置けるようになりました。前はキッチンに取りに行ってたので、これは助かる。




ゴチャゴチャの中に静寂が見えて参りました。







ついでにレジを底上げして、キャッシュトレー入れを作り、





こっちは写真撮影禁止看板。





ちょっと前に作ったドリンクを冷やす装置と合わせて、内側もほぼ完成です。


協力保冷剤を入れてセットすると、、





恐ろしく省スペース。最新の保冷剤は超強力で、水に漬けると氷が張ります。






基本のジントニックなどカクテルは、必ずキンキンに冷えたトニックウォーターを使わないといけないのです。ぬるいと氷が溶けて、どんどん不味くなりますが、意外と多くの店で冷えてなかったり、最悪は常温のを使ってたりする。飲めたもんじゃありません。




次の手直し。天井にへばりついてた謎の木を1/6くらいに減らして、鳥かごも付け直す。


今までのは全然気に入ってなかった。





枝一本にしてみた。





余ったやつは入り口ドアの上に、、、。





こちらもかなり修正が必要そう。森の小屋の入り口みたいにしたいんだけど、お金使いたくないし、何か吊るして雰囲気出たらいいな。




今回の工事はゼロ円!と言いたい所なんだけど、ガラス戸の交換がありましたので、そちらのみ有償でした。

あー、お金掛けずにワクワクするような造作をしたい。



温室は少し脇に置いておき、、、




後はこちら、天井なんだけど。










穴を開けてナッツの入ったバスケットが降りてくるようにしたいのです。


バスケットには紐と滑車をつけて、開店前にナッツを仕込んで置く。ホコリがかからないように趣味のいいナプキン被せて、効果音と共にスルスルっと降りてくるような。

それを外して客席にて、セルフサービスで取ってもらう。バスケットにはお皿とかレードルとか入ってて、可愛い!みたいな。


実はもうバスケット、用意してあるんです。ナプキンもナッツ入れるのも。(汗)







蓋を取ると





ホラッ!素敵!


と言いたい所なんだけど、メチャクチャ重い。頭の上でひっくり返ったらインスタ映えどころじゃなくなる。

もうちょっと検討しようかなぁ、、。


ナッツのセルフお代わりシステムは早速水曜からやってみます。


平日1人の時にナッツのお代わりをサーヴするまで中々手が回らないのですが、食べたいだけ食べられた方がいいですよね?


(週末は更に回らないので早い時間しか出してません)


胸が切なくなるくらい、使いやすい店を目指して。




温室BARという最終形



2日もお休み頂いたので頭も体もスッキリ!昨日は焼肉と、家で甘いものをだらだらと頂きました。



休まるとつい、妄想が膨らみます。元気になった証拠です。


室内にいて温室みたいなガラス窓越しに植物が見えるBAR、僕の最終理想です。

ベランダのグリーンも良いのだけれど、元々ガラスのショーケースに異常に執着がある僕にとって、温室は最高、最大のガラスケースであります。






いつかこんな家に住みたい。


あと、しつこいんですけど、、。まだお店が広く感じます。濃密な、ギュッと狭い店で働きたい。しかも収容人数はそのままで。






今回のは床面積、座席数、作って頂いたソファ収納をそのままで、店内の密度を上げる作戦です!



今のお店、距離感はとても良いです。



この背もたれ後ろのスペース。お客さんが入る訳でもなし、さっさと塞いでしまいたい。密着感は空気の容積量、会話の反響などで決まると読んだ。


そこで。






ドリンクホルダー付きの衝立を同じ形で二枚、作ります。下はくり抜かれたような形になっています。天井からと壁面、床から三点で固定。





上にはガラスがはまります。大きい一枚ガラスとかだと重そうなので格子のがベターですかね。アンティークのをそのままはめ込む。

フランスのアンティークの建材がそのままネットで売ってます。これ良いな。





今後、ゴールドのシールや落書き風のメニューを書き込んで、汚したりして、このくらい男らしい雰囲気もアリかと。






ガラス部分の下にはドリンクの置けるポケット、というか浅い箱型のスペースが来ます。手前面に充電のコンセント付けたり。


思い切ってソファの背もたれをカットしまして、衝立の真ん中にくっつけます。背もたれが曲線なので、パーテーションも曲線になるのか、、。大変だなこりゃ。




背もたれクッションはなくてもいいかも。ウッド仕上げならこちら。





衝立の下にて、自由にソファが前後移動出来るようにします。床に鬼目ナットかな。営業中にズレない強度で。



欲を言うと三段階に動かせると嬉しい。




左の通常モード(リラックスモード)では、ソファは現状の位置に来ます。


週末、比較的混み合った時のみ、半立ちモード。お尻を引っ掛ける程度の幅となります。

深く座る時よりもラフな雰囲気が作れそうです。


激混み週末やパーティーの時には立ち飲みモード。こちらは年に数回程度。


カウンターから見たガラス面のイメージです。中には観葉植物を入れて、既存のソケットにてダウンライトで照らします。シャンデリアもチェンバロもこの中。






周年パーティー、ここの窓を開けてパンとかスープ売れたら最高なんだけど。



上手くいけば、こんな感じになるかと、、、、。








(旧出雲大社前駅の切符売り場です)




衝立のメリットですが、いくつかあります。


*もちろん見た目

*ソファのお客さんがドリンクを置けるテーブルが出来る

*店の容積を減らして、密度の高い空間にする(前回の工事で位置はとても納得いってますが、まだ容積が多いです)

*僕の声が通るための反響版的な効果を狙ってます。今は混むと後ろに吸われて声が通りません。



イケメン大工さんにプランを送ってしまいました。こんなんじゃいつまでたってもお金が貯まらないけど、それでも幸せな気分(笑)




ついに天井配線へ!



工事熱、冷める気配がありません。この際どんどん弄って、飛行機のコックピットみたいにしてしまおう。



今日取り掛かったのは歌や踊りに当てるスポットライト。今はカウンターの中にあり、カウンターの中での歌には横から当たる構造になっています。

右から左に向かって、斜めにあたります。



これを、正面から当てたい。横からだと影ができて表情がよく見えないのです。

ということはソファーの上あたりからカウンターの中に狙って、スイッチはピアノの上からか。


とにかく、天井配線は避けられない。コードが見えるところに這ってる所で働く位なら、死んだ方がマシだ。

天井配線は今まで避けていました。暗い中にケーブルを通すのがとにかく面倒臭い。天井の中には沢山のケーブルや、エアコンの機械に照明の底上げをする為のタライが飛び出してたり、断熱材とか、とにかくアマゾンの密林みたいになってます。


とにかく開けてみよう。





ここから先ず巻尺(メジャー)を使って、あたりを付ける事にする。思いつく道具と言えば、金属で出来た巻き取り式のメジャーくらいしかない。





プロはこういうケーブルキャッチャーというのを使うらしいんだけど、僕は人生で数回しか使わないと思うので、元を取れる気がしないので買わない。





ゴールのピアノの上辺りには先に穴を開けて、目印として照明を灯しておく。これに目掛けて巻尺を送り込む。





まー、これが中々上手くいかない。モノは多いし巻尺は折れ曲がるし。




段々、変な気分になってくる。





生命の神秘を感じつつ、ゴソゴソやる事1時間。遂に受精の瞬間が!!!

ピアノの上の穴からすかさずキャッチ。



そこに、本命のケーブルを縛り付け、今度は巻尺を引っ張って戻す。(自己流)





そんでもって、スポットライト取り付け。天井裏の金属フレームに穴を開けて、ボルトでねじ込む。落ちたらシャレになりません。フレームに留めるたので、少なくとも10キロ位は耐えられるかな。





今度はスイッチの配線。扇風機とか星の電源(誰も分かんないと思います、すみません)から分岐して取る。


まあ、そんなこんなでピアノを弾きながらスポットライトがコントロール出来るようになりました。





この辺りに当たります。人がいないと分かりにくいかな。





後は真紅のビロードのカーテンをオーダーして、ピアノ周りに2つ目のブザーも付ける。



何かの出し物をするとして。

開演のブザーが鳴り、ポツポツとベースのソロ。甘ったるいピアノがなだれ込むと同時にスポットライトがオン、電動カーテンが開いたら中にはマイクにボーカルとピアノ、ベース。サックスも付けちゃおう。

切ないヴォーカルの後、間奏では月や星や気球が飛んで、曲が終わるとまた幕が閉まる。


1910年代のパリの洒落たボロ小劇場みたいな、何が始まるんだろうっていう、ワクワクする感じ。

決して奇抜でなく、必要なものが最低限揃ってて、しかま懐かしいような新しいような。

それを、演奏以外は僕が1人で操作出来るようにしないといけない。


そして、苦手なお客さんがいても、こんなアプローチで包んでしまえばいい(笑)

イメージしてから2年、道具類は後少しで完成します!!


ジャズでも良いし、シャンソン、タンゴにボサノバ。紙芝居も良いね。

ハードが出来れば、後はソフトに何が来ても楽しんで貰えると思います。本題と同じくらいアプローチも大切。歌舞伎座の緞帳とか、宝塚のトップさんのアナウンスなんかも勉強になります。

この際、出来ることは何でも取り入れてやろう。工事をするたびに、29歳の貪欲な自分に戻れます。工事ってのはある種のおまじないみたいなモノかも。








さてさて、そんな妄想劇場のお供に、アイリッシュコーヒーは如何でしょうか。






濃く出したエスプレッソに生クリームが載っています。別添えのアイリッシュウイスキー、ジェムソンをお好きなタイミングで入れて頂き、お砂糖もお好みで。

シナモンスティックで混ぜると、香ばしくも柔らかな香りが立ちます。

口休めのクッキーも付きます。


ホットワインは火加減の都合で忙しい時には付きっきりになれないので出来ませんが、このアイリッシュウイスキーは割とご対応出来ますので、是非ご利用下さいませ。


暖かくなっても通年でご用意しようかと予定しております。


っていうのも、ウィーンのカフェのスタイルが大好きで、ウィーンカフェごっこなんです、僕にとって。


銀のお盆に載って色々出てきます。









いつか銀のお盆をビシッと揃えて色んなメニューを出せたらいいなー。日本には銀のお盆、売ってないんです。散々探しましたが。


いっそのことウィーンの骨董市行ってこようかな。。売ってると聞いたことがあります。


話がどんどん変わりますが、少ししたら久しぶりにヨーロッパでも行こうかと思います。もう5年くらい行ってません。

お店だけの人生、悪くないんですけど、気がついたらこのまま爺さんになってそうで、少し怖いのです。とはいえ、休むのもかなり怖い。いつからこんな勤勉な人間になったんだろう、、。昔は遅刻してサボりまくってたのに。


楽しい労働環境だからこそ、少し勉強や刺激も欲しいなと思っています。特にヨーロッパのスタイルでやってる以上、たまに空気を吸わないと何だかよく分からなくなります。

もしも行くとしたらきちんと告知しますので、どうぞよろしくお願いします。


そろそろ工事以外のネタも書きますね。工事ネタばっかりだとお店に来てない人は退屈でしょうから(笑)



それでは、月曜日。また一週間頑張ってください!





何やかんや修繕



工事の内容ばかりですみません、、。最近それしかしてません。

まずは低い方のソファ。こちらも高さをあげて収納を増やします。


元々使っていたソファの土台を、、、




のこぎりで切り刻んで、L字の箱を2つ。もはや箱でもないですけど。




ここにソファを乗せたら完成です!固定とか塗装はまた後日。





またカゴが増えました。あんまり使う方少ないですけど、どんどん活用して下さいね。



大きい方のソファ、少しだけ通りにくいのですが、元からある肘掛のせいでこれ以上下がらない。ほんの少し、肘掛けが当たるのです。切ったら流石にヤバいけど、、、こちらも思い切って!!









これでスッポリソファが入りまして、通路が6センチ広くなりました。切ったり穴開けたりするの大好き!!









そしてトイレのお水を流すボタン。擦れて消えていたので、仮でプレートを付けました。





これも後日やり直します。アンティークの額に入れて、レトロに仕上げます。





そして本日の大本命、大理石のテーブル、到着しました。路上引き渡しだと送料が3,000円。5階までだと21,000円!!

迷わず路上引き渡しにて。


55キロもあります。ビクともしない代わりに運ぶのが大変。大相撲の寄り切りのポーズで15センチずつ進む。通行人なんて気にしてられない。


何とか設置。




大理石の天板がいい味出してます。エスプレッソ飲んだりして。

秘密基地、どんどん理想の形に仕上がっていきます。





エスプレッソ美味いんだけど、マイナス1度。こりゃ寒いわな。さっさと室内に戻りましょう。

雑巾干してたら凍りました。まだまだ冬は長そうです。冬は嫌い、春が待ち遠しい。




寒いですがどうぞ、頑張って飲みにいらして下さいね。カマクラの中みたいにホカホカ、緩い営業しております。



尚、平日はお客さんが引いたら早仕舞いする場合があります。ご遠慮なくお電話くださいませ。


03-3358-0899




ネクタイも新調しました。相方さんは紺色です。







水周りスッキリ!




お店で水割りなどを頼まれるとボルビックを使うのですが、お冷用には浄水器の水を使ってます。

パナソニックの家庭用のアルカリイオン整水器です。





ただこれ、ものすごーく水量が少ないのです。爺さんのアレみたいに、チョロチョロっとしか出ない。

開店準備の時には、いつもお冷ポット2つを一杯にして、火にかけるやかんも満タンにします。少ししか出ないので、これだけでも面倒です。




すぐなくなるのでその補充用として、蛇口付きの8リットルサーバーにも貯めてキッチンにて待機させておきます。これだと若い子みたいにドドドっと出るので、効率がいい。


こんなやつ。





これを、満タンにしてはよっこらしょっと定位置に置く。週末だと、一晩持ちません。


何でもないような小さなストレスなんですけど、積み重なると意外と大きいもんです。

毎回、サーバーを抱えながら「浄水器腹立つわ〜」とか「もっと早よ出さんかい」とか、機械に文句言いながらチョロチョロやっとりました。




もー嫌。痺れを切らしてやっと重い腰を上げました。


ガラスのサーバーに直接浄水器の出口を繋ぐ作戦です。



キッチンのドアのすぐ裏側、今まで使ってない蛇口がありました。そこに無理やり浄水器を繋ぐ。蛇口も操作が楽しくなるように、女子力が上がりそうなセラミックのに取り替えました。(ガラクタ入れの中にあった)





整水器ってどうしても不純な水が出るので、排水も取らないといけません。ホースを手術して、床にある下水口に導いてビニールテープでぐるぐる巻きにする。

ついでに生ビールサーバーの冷却水の排水タンクもやめて、この穴にバイパス手術。今までは週に一回くらい手で捨ててたんですけど、これからも解放されました。溢れる心配も無し。





まー、相変わらずのチョロチョロした水量ですが、貯めることができるのでかなり楽です。貯めてる間に他の事が出来ます。




ホコリが入らないように蓋に穴を開けて、っと、、。




なんとなく完成しました。(左は麦焼酎)





ダムのある生活。これで水不足の心配もなし。帰りがけに捨てて帰るのみ!


変わらず、節水を心がけて参ります。




グラスが大量に割れちゃってから廃止したけど、お冷コーナーのサーバーに直接繋いだら楽だっただろーなー。毎回タンク下ろさずに済んだし。






まあ、最初からビルトインの浄水器を買えば良いんだけどさ、、。今使ってるの捨てるの勿体無いし。




で、勢い付いたDIY熱が冷める前に、壁面に棚をつけました。移転前に楽譜を入れていた古いカラーボックスを再利用。

収納はあればあるほどいい。ゴチャゴチャしたものを種類別に分けて収納する喜び。取り出しやすくて、二回買ったりってバカな事しなくて済む。




小さな幸せだけど、こーいうのが翌日働く時に一番ワクワクさせてくれるんですよね。


今日の予算は部品購入無しの、何と0円でした!!


小市民的喜びを噛みしめる、大いに有意義な休日でありました。


バイトさんくらいにしかわからない内容ですみません、、、。






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