62日目(開店準備)



ひとまずの自粛休業、62日目で一旦終了となりました。

まだ終わりじゃないんですよね。むしろ始まりだとか。第二波、三波があるに違いない、コロナの野郎。スペイン風邪の時も5月に第一波が来た後、冬にはその20倍の感染者が出たとか。冬なんてもうすぐですよ、せめて心の準備だけはしておこうと思います。


今後、永久にコロナと付かず離れずな人生になるのかも、と嫌な予感が過ぎるけれど、ほとんどの人はやるべきことを淡々とやるしかないのです。小市民の生きる指針なんてそんなもんなのだ。


今回のこの自粛、結果的に大事にならなくて済んだ、と言って良いのかな。少なくとも僕的には防疫しつつもどこか長閑な春の日々、という感じがしました。春ってこんなに気持ちいいのか、と毎日呟く。怒られそうですけど。

もっと言わせてもらうと、(かなり不謹慎なんだけれども)子供の頃に大きな天変地異とか疫病が襲って来てほしい!と真剣に願っていましたが、その夢が初めてリアルに叶いました。

世界の危機、実際にそうなると全てストップするでしょ。宿題も定期テストも少なくなるだろうし、僕をいじめる石田くんとも会わなくて済む。家にこもって堂々とゴロゴロし、食料を食べては明日を憂うフリをする。

一度でいいから臆せず怠慢な生活を送ってみたかった。大手を振ってそんか休みを取れるなんて、天変地異か疫病しかないもの。

好みとしては特に疫病の方が良いな、なんて思ってました(後でまとめて謝ります)天変地異は家が壊れるかもだけど、疫病は家に篭りさえすれば感染しないし、、


子供だからバカなこと考えてましたが、何のことはない、大人になってもバカなままでした。

最初はやはりワクワクしました。あー、籠もらなきゃ!休業しなきゃ!とはしゃぎ倒す日々。パスタやコメを買い、こりゃダイエットも延期だなー、と誰も聞いてないセリフを呟く不謹慎野郎です。

自営業の僕でコレですから、お勤めの皆さんだって同じくワクワクした筈^_^


そして、お決まりの暴飲暴食。アイスやケーキまでも。視線の先にはNetflixを朝まで、いや翌日の昼まで観まくる。

寝たいだけ眠り、また食べて映画を観る。映画を観ながら寝たり、夢の中で映画を観たり、もう訳が分からなくなってきた10日目。その頃から不思議と早朝に目覚め、断捨離なぞ始める。

やはりですね、追い込めば必ず真の姿が目覚めますね。そして、自分はそこまでのグズでは無かった。そんな新たな自分を少し好きになる。

そこからはもう、健康おじさんです。寝食を忘れて部屋と店を整える。今日までの40日くらいは、むしろ通常時より働いてたし、同時に今までで一番メンタルも体調が良かった。

「休んだら体調良かった」なんてのは、教訓でも何でもないのです。そりゃ当たり前だわな。今後は「働きつつ、コロナ自粛の頃の体調」をいかに目指せるか、ですね。この2ヶ月の暮らしの中に何かしらのヒントがある。

明日からスローながらも働いて、お客さんと色んな話をする。ヨガのレッスンも復活して、たまには国内旅行にも行って、清潔な部屋をさらに暮らしやすく工夫して。

細やかだけど、最高じゃないですか。世界一の音楽BARを目指すとか、タモリ倶楽部に出たいとか、キャッシュで2億貯めたいだとか、そんな訳の分からない派手さは全くないけども、それらにも全く引けを取らない、ステキな夢。


今回は当たり前すぎる学びを、体の芯から感じ取りました。うーん、文字にすると陳腐なんだけどな。言葉にできない素晴らしい体験とでも言うか。



さて、喫煙室その後。


いつものDIYの成り行きなので、映像を上げても変化もなく、代わり映えしません。

大家さんの窓枠に傷を付けないでね!というリクエストに応じて、内寸ピッタリにカットした板を嵌め込んで、そこに換気扇をはめ込む、という内容の地味な工事。



ビックロで展示品が半額以下で売ってたので、これにしてみよう。





位置はどこにしよっかなっ、と。





こんな感じでどうでしょうか?床屋椅子でリラックスしてください^_^





と言いつつ、こげ茶に取り替えてみたりして(謎のこだわり)





配線もきちんと取り回して、充電コンセントと(ここの電気代は誰が払うんだろうか)防火カーペット、消火器なんかもセットして。


4月1日からの禁煙条例で店内全て禁煙、喫煙室なし、なんてお店がすごく増えましたよね。健康第一だけども、気持ちとしてはすごく複雑です。


吸う人にも思いがあり、マナーがある人が分煙で吸ってくれるのならば、尊重してあげたいなと思うのです。

それに応えるのは施設の管理者。強力に吸い込む換気扇を付けるとか、焦げ跡の付きにくいステンレスで什器を組むとか、喫煙者の気持ちはよく分かる私、吸う人吸わない人の間のモヤモヤをうまく縫ってやって行けたらなと思っとります。

とは言いつつもこの5年間、ベランダを喫煙スペースにしてしまったのでドアを開け放っての営業が全く出来なかった。


これからは非喫煙者の方にも、ベランダを楽しんでもらう番、だと思っております。
長らくお待たせしましたー!






明日を迎えるこの時間、まるで中学校を卒業して、高校に行く前のドキドキした夜のようです。


色々な準備を済ませ、少しは思慮深くなった自分が明日から解き放たれる。こんなオッサンになってもドキドキするもんだな、と変に感心しております。


恥ずかしいブログを、長々と読んでくださってありがとうございます。無事に復帰営業に漕ぎ着けました。


しかし、未だにお仕事に復帰できない大勢の方、そして休みなく働かれている医療従事者や役所の皆さん、想像もつかない色々なお仕事の方々。


心から感謝と尊敬の気持ちを捧げます。ありがとうございます。子供の頃の夢だとかバカなこと書きましたが、今安穏とそんな事書けるのも皆さんのご尽力あっての事。

感謝の気持ちを胸に、明日からまた頑張ります。取り敢えずは自粛日記、これにて終了と致します。









(57日目、大工仕事のアルバイト中の私)

59日目(お向かいマンション問題)




お向かいの解体工事、終盤に差し掛かりました。





元は三階建ての、廃屋に近いような雑居ビルが建っておりましたが、一昨年の夏に立ち退き完了。


噂ではマンションが建設予定との話でしたが、、、。


一昨日ポストを見にいくと、建築図面入りのご挨拶なるものが。そしてそこには、とても立派なマンションの絵が!!





ウチのベランダに向かい合う方向で各部屋のベランダが作られます。うーん、困った。






問題その1、キヌギヌベランダの照明、お客さんの話し声、タバコの煙など。


問題その2、窓を締め切っても漏れる深夜の楽器の音、笑い声などの問題。


問題その3、植物への日当たりの問題。



問題1はですね、あっさり解決してしまいました(笑)


本当はいけないんだけど、階段部分の踊り場を使えないか、大家さん(中国の方)と4階のバーのマスターに相談したところ、あっさりOK。







この荷物は6月真ん中には撤去しまして、窓には換気扇をつけて強制排煙する。

マンション建設の進捗に合わせて段階的にベランダ禁煙、ベランダ時間制限、ベランダ立ち入り禁止、とします。寂しいけど、一人が出ると、みんなどうぞ、となる。注意する僕からしたら、いっそ誰も永遠に出られない方が楽なのです。


しかし階段で喫煙所なんて、住友不動産とか三菱地所だったら飛び蹴りされるわな(汗)

ベランダを開け放っても煙が入って来ないので、かねてからやりたかった昼間の窓全開営業、ができますね。通常のボリュームなら文句ないでしょ。悪い事してんじゃないから、萎縮する事はない。


いやね、そもそもお店のある新宿五丁目エリアは商業地域といって、バーどころかパチンコ屋からソープランドまで出店可能なエリアなのです。




他にも居住専用地域とか、準工業地域とか、沢山の種別があるんだけど、商業地域はその名の通り、飲食店などの歓楽的な施設に沿ったエリア。

そんな所にマンションが後から建つ。駅近の立地も便利が良いし、よくある話です。知らずに引っ越してきた方がびっくりしてウチなんかに苦情が来る事は過去にもあります。

でも、毎回「ここは商業地域ですよ!バカ!」とは言えない(汗)


現実的に考えると、毎晩どの家からか分からない苦情なんかに怯えてたら神経すり減っちゃうわ。

向かいと戦うよりは、ある程度防護策を取って、紳士的に補償金や修繕費を請求した方が、、、


いやいや、真剣な話ですよ。だって、ベランダを客席に使えるって聞いたから契約したんです。後から話が変わって「はい、もう客席は置きません」とは言えないよねぇ。そうするならなんかくれよと。


ガラスはペアの防音にしてもらい、換気扇のダクトはクネクネにしてもらう。冬場の落葉時に目隠しを取り付けるアームもつけてもらわないと。



こちらはピアノバーとして6年目、その前は24年もカラオケスナックやってらした。お向かいの施主さんとは、必要ならば弁護士さんも交えて、納得いく形に持っていきます。何でもハイハイ頷いてたら、飲み屋なんて、ましてピアノバーなんて出来ないわ。


コロナが収束の兆しを見せた途端にこの問題。でもね、ちょっと楽しいのです。ワクワクすると言うか(笑)



力強く生き抜いてやる!!





55日目 (雨が続きますねぇ)




やる事がないようで、ものすごくあるという発見。如何に今まで、見て見ぬ振りをしてきたのか思い知らされる。


冷蔵庫の卵を入れるところに貯まってる小さなお醤油を大きな瓶に移し替える、とか、色鉛筆を色の順に並べるとか、まだ出したままのファンヒーターを綺麗にして仕舞う、など。やらなくてもいいけどやった方がいい。


そんなのを1日に8つくらいずつ、片付ける生活をしております。丁寧な生活、とも言う。


今日は寝室の、ベランダに出るサッシ。実は長年ブッ壊れていました。





流石の築47年。歴史と同じくらい開けるのも締めるのと重いのです。季節の変わり目にはキーとかガリガリガリとか、けたたましい音がする。

もう慣れちゃってたのですが、慣れって怖い。


構造なんてまるで分からないけど、タダで済みゃラッキーってんでひっくり返してみる。





一枚、多分15キロはあるな。小学4年生の男子位ある。基本裸足で短パンなので足に落としたら終わる。

気合を入れて裏返すと、、、下の溝に車輪が二個ずつ、はまってる。ガリガリガリ側のサッシのは、車輪が固まって動かない。





更にバラしたところ、軸がすり減ってえらいことになっとるやんけ!!





これ、見えますかね。右側のネジが凹んでます。凹むという漢字はここから来たのじゃないか、というくらい凹んでる。


昔、どっかの刑務所で終身刑になった男が、鉄格子に味噌汁を吹きかけては何かで少しずつ削って鉄格子を切った、という話を思い出した。毎日僅か数回の開け閉めでここまで減るのなら、気合入れてガリガリやったら脱獄も出来るわな。

凄いなー、と感心しつつ直さないといけない。きっと部品を探すのが正攻法なんだろうけど、47年前のなんてない確率のが大きい。そして基本ズボラなので、開けない側のと取り替えるというシンプルな作戦。


静止画なんだけど、指一本でカラカラカラと開閉する。





カラカラカラ、、何度もやりつつ快感に浸る。昨今の世の中、2.3万使ったとしてもこんなに幸せな気分になれるだろうか。腹が膨れて、酔っ払って、それもいいけどさ。

カラカラ、、カラカラっと。




便利屋さんとか楽しそうだなぁ。

依頼を受けてね、公営団地とかに行くんです。水道の緩みと、サッシの重いのを治してあげる(左右取り替えるだけw)

スプーンおばさんみたいなおばあさんが「まあ嬉しい!サッシが軽く開くなんてもう何十年振りなのよ!シチュー召し上がらない?ご飯まだでしょ!」





なーんて、仕事にしたらきっと大変なんだろうな、そんなに毎回シチューってのも飽きそうだし、、(そこかよ)




今日は比較的モヤモヤせずに過ごせたので良しとしよう。某女性のツッコミに過剰に頭に来てしまった僕、やはりストレス溜まってたのかも。ごめんなさいね、いつかのあの女性。


とはいえ返信もしていないので、ブログレベルで何か言うのも微妙な距離感ですが、、。


そんな事考えながらまたお店に行く。お掃除と手直しです。





薔薇の垣根から見えるキヌギヌのお向かいのビルの解体現場。もうそろそろ終わりの様子。


何と、真向かいに10階建のビルが建ってしまうのです。ウチが最上顔の5階なので、丁度倍の高さ。


うーん、ベランダつかえなくなるなるじゃん、、。



明日はその辺の話を詳しーく。時間あるので幾らでも書けます。お暇な方はどうぞ。( ^ω^ )






53日目(怒ったり機嫌治ったり)






一昨日くらいにある女性からブログについてメッセージをいただきました。SNSのメッセージ欄からでした。


「いつもブログ楽しみにしております☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」から始まり、「コロナ大変ですね(´・ω・`)」の下り。この辺りはいいのです。

「国内旅行とか、特にレトロが好きなのですが読めなくて寂しいです、そういうの書いてください˚???(T-T)?????」そして頭に来た「ブログのネタ、最近マンネリ気味ですよね、σ(^_^;)」だとさ。





「てめぇ、マンネリなのはコロナだからだよ!!」


失礼(笑)

たまーに、面識ないのに細かくリクエストしてくる人がいるのですが、どういう感覚なんでしょう。特に今回のはあまり宜しくない。頭にきてしばらくブログ自体を書かないつもりだったけど、少し時間が経ったら感心の裏返しだったんだろうな、まあ悪い気はしないような気もしてきたので、気にしない事にしました(笑)


僕だって旅行行きたいですよー、そりゃ無理な相談です。早く日常が取り戻せますように。

見も知らないお姉さんもね、初対面の人に匿名でダメだしなんてしないようにね。それじゃお友達いなくなるよ( ^ω^ ))




今日は、お店と自宅の間にある某寿司というか和食レストランに行きました。





こちらのお店、立ち位置がとても心地よい。高級店ではないけれど、和食ファミレスとは一線を画している。居酒屋でもないんだけど、じゃ高いのが、といえばかなりお求め安い。なのにサービス料10%はついてる。


大阪で言えば、ド庶民がご褒美で行く、ようなお店なのです。(笑)

しかも古い建物を保全なさってて、京都や大阪にも富豪の家を改築した店舗が複数ある。東新宿の美容家の山○愛子さんのご自宅も、このお店になっております。





門のある、大きくて縦長のお屋敷。お庭に面した広いパーティールームに通されました。




かつての山野さん、ここでパーティーなどなさったのでしょうね。こういう昭和のお金持ちのご自宅、入ってご飯食べられるってのはとても面白いです。


僕の席はお庭に面した六人がけテーブル。まあこんなご時世なので空いております、、。





もう、悲しいほどお天気ですね。(この言葉を考えたユーミンは天才)ビールを頼んでメニューを見る。


そうそう、お刺身定食、天ぷら定食、寿司の盛り合わせ。うな重にと正しい構成。

気を衒ったり、創作しなくていいんですよ。正しいど真ん中を進み行く潔さ。

最もよく出るであろうお好み定食を注文。何でもない、まさにお好みを集めた定食。





味も、想像通りの何でもない感じ。褒め言葉として、お通夜の席で出てくるようなお味、、、。(我ながら秀逸な喩えだと思います)

お通夜の仕出し屋さんの和食、大好きなんですよね。趣味悪いですかね?好きなんだもん。

瓶のバヤリースあったら最高なんだけどな、、って代々幡斎場行ってこいよ!と怒られそう。


しかし、僕の他にもう一人、おひとりさまの男性客がいる。きっと彼もお通夜、、いや、ノスタルジーな和食が好きなんだろうな。こんな店に男性が一人って相当変わってるな、と思いながらふと顔を見ると、、



テレビで見たことのある、整形しまくってるというあの人だった(汗)





美容家の邸で横並びに和食を食らう男二人。愛子せんせいも荷が重いだろうな、、。


先生、ご馳走様でした。





さて、店に行ってまたの作業。もうすぐ東京も解禁(宣言終了)なんじゃないかな。少しでも明るい気持ちでお迎えしたい、と。


玄関の天井、余ったもみの木のパーツを針金で固定してぶら下げてあります。森のイメージなんだが、森にも何にも見えない。





という訳で華やかに、提灯とランタンを40個ほど下げてみました。








日本、中国、ベトナム、ドイツ、いろんな国のが混ざっております。怪しげで、陽気な感じしますかねぇ。


いつもの得意技、隙間を埋めるディスプレイ。1910年代の上海の変態クラブや阿片窟って、どんな感じだったんだろう。


僕には違法な夢というのがあり、ひとつは男の並ぶ大娼館。玄関ホールには曲線を描いた階段、中央には15人くらいの小さなオーケストラ。鐘が鳴ると各部屋から各ジャンルのいい男がひょこっと顔を出す。

もう一つは阿片窟なんですよね。こっちは二重ドアになっており、螺鈿の屏風、シルクのカーテン、蝋燭の炎って感じかな。

そこにもランタン吊してですね、、。いいなぁ、怪しい裏稼業、大好き。


今世はイリーガルな事出来ないので、ゲイバーの玄関にランタンが精一杯ですが、それすらもオープン出来ない日々。追憶の日々です、、、。


早く働かせて〜!ノウハウもう忘れちゃったよ(笑)



とはいえ、解禁されてもしばらくは用心深く行きます。前倒しにして、土日のお昼やったりしますので、よろしくお願いします。


今の季節は本当にステキなのだ。








50日目(忘れた頃に扁桃炎)




自粛を始めて早くも50日も経ってしまいました。50日って子供の頃の夏休みよりも長いのに、なんとも短く感じます。

一昨日辺りかな、とても暑い夜がありましたね。ムシムシして寝苦しい。

そこで、ベランダから玄関から全てのドアを開けて風を通したのです。ご自慢の透明ガラスの窓も漏れなく開け放つ。部屋が川沿いなので、ビュンビュン風が入り、たまらなく気持ちいい(真夏は無理だけど)


朝起きたら扁桃腺がパンパンに!!

もうね、凄いんですよ。苦しいのなんの。喉の奥に大きめの大福が一個詰まってるみたいで、モノがうまく飲み込めない。

僕の扁桃腺はこんなにも膨張率があるのかと、鏡を見ながら感心する。写メ撮ろうかとしたものの見せる人もいない。それより頭がクラクラすると熱を測ると、39.9度もある!!


慌てて僕が個人輸入している貴重な抗生物質をバリバリ飲むことにする。インド産のこの薬はですね、クラミジアも淋病も半日くらいで治るらしい、凄い効き目のヤツなのです。

、、、どうしてこんな薬持ってるのかってですね、元々はハゲ治療薬を個人輸入していたサイトにて、同包だとメリットがあるということで、ついでに買っておいたのです。年に6回くらい扁桃腺を腫らす僕にとっては抗生物質は是非とも常備薬に組み入れたかった、というわけです。


フフン、マイ抗生物質があれば楽勝だもんねー。病院行ったって、毎度同じ処方箋貰うだけじゃないか。


と、余裕ブッこいて薬を取りに部屋に戻る、、と、薬を入れていた箱ごとなくなってる!!




先日の断捨離のせいで、、行方不明に。



途方に暮れつつも、フラフラし過ぎて探す気が起きない。家にあるもので何とかしよう(なる訳ない)ってんで、ハチミツを口に流し込み、飲み込まないように巨大扁桃腺に染み込ませる。冷凍庫に沢山転がってた保冷剤をタオルに巻いて、喉に当てる。冷やしていいか分からないけど、汗が凄かったので自己責任で。


と、予想以上に気持ちが良くなったこの民間療法。病院が始まるまで一眠りしよう、っと目を閉じるんだけど、喉が狭くて息ができなく、「カアッ!!」といびきのような大声を出して目が覚める、の繰り返し。2分位しか眠れないのです。

こんな地獄、、初めてなんだけど。



ネットで検索すると、扁桃腺炎で気道が狭くなって呼吸出来なくて目が覚める、つまりは睡眠時無呼吸症候群がよくあるよー、との事。



窒息して死ぬ人もいる、とか書いてあるんだけど、そんな事言われたら怖くなる。


怖いんだけど眠気は来るのでやはりうとうとする。でまた息苦しくなり「カァッ!!」と自分の声で起きてしまう。


なんだか面白そうなので、ムービーを撮ることにした。





このブログに動画リンクが貼れない事が悔やまれるのですが、、大涌谷の間欠泉みたいに、時間が来ると息が止まり「カァッ!!」と爆発して目覚める、の繰り返しが5セットも撮れました!

って、喜んでる場合ではない。こんな時にこそ時間を潰して、かかりつけの耳鼻科に一番で乗りこもう。


スマホを開くんだけど、こんな時にSNSはストレス溜まりますね、、。

リモート流行りはいいんだけどさ、決まった人がいつもダラダラ、Liveで発信してるの。誰もわかんない内輪ネタなんか聞かされてもね、、。黙って聴いてると「Rちゃんメイク変えたよね、最近」などという話が大半。Rちゃんって誰なの?と問いたいところだけど、それも変だし。

少なくとも公の場に乗っけるんだったら1ミリくらい、少しでいいからなんとなく全員に分かる話しようとか思わないのかなぁ。今日は蒸し暑いですねとか、スーパーでアメリカンチェリーがもう売ってた、とか。

ま、全部ミュートしてますけど(笑)


そんな時はYouTubeで「ザ・メイキング」を見る。食品工場なんかのあれです。

マヨネーズの割卵機。あー、癒される。見知らぬRちゃんのメイクの話よりも、割卵機の動きの滑さかの方が癒される。これぞ絶対美だなぁ。





悦に入りつつも熱は上がったり下がったり。やっとの思いで時は経ち、病院に駆け込んで抗生物質を頂く。


飲むとですね、みるみるうちにスーッと効くんですよね。いつも思うのだけど、抗生物質ってどうして悪さする細菌にのみ届いて、僕の細胞やら善玉菌は攻撃しないんだろう、、。種類をより分ける能力があるのだろうか。

あと、全然関係ない話なんだけど、ブラジルなんかで草サッカーしてる少年たち。味方と敵をどうやって見分けるのかな、、。大体は友達内でチーム分けるでしょ、凄いなと。





ブラジルの元気な子供達と、マヨネーズ工事と、色んな要素の混ざった深い夢を見た。寝言を言いまくってたみたいで、自分でも覚えてるくらい。


泥のように深く眠りました。目覚めて洗面台で歯を磨く。消耗してたんでしょうか、顔が小さくなってました。


その時、ふと頭をよぎりました。



「今度は自分の寝言を録画してみよう!」



まだまだやる事沢山ありますね(笑)








47日目(価値観がブチ壊れそう)




飲食店経営のわたくし、、営業自粛中のブログなんて本当は「どうしたら良いんだろう」「未来のビジョンが見えません」など、シオらしいことを書くべきタイミングなのですが、、。


すみません、今はその辺り、全然思わないのです。不謹慎ですがコロナのお陰で自分の本当の心の声を聞いてしまいした。それは、もしも軍資金がなくなっても余りある位に大切な声なのです。


少し酔ってますのでロマンチックが止まりませんが、お許しください。


春から初夏にかけての、お昼間のただただのんびりした時間を家事と、恵比寿の物件の準備と共にのんびり過ごしております。



初公開!自宅のリビング引きの絵





奥が僕の部屋になります。

実は右側に見える窓、曇りガラスが入っておりましたが、安倍ちゃんからの支給金を見越して透明ガラスに入れ替えました。引っ越してから10年来の夢でした。

ここから見える桜の木々が、窓を開けないと見えなかった。今後は真夏も冬も桜を横目に見て過ごせます。


こんな事、もっと早くやれば良かった。目の前にグリーンの景色が拡がってたのに。



窓の景色をチラチラ眺めつつ、お掃除して洗濯して、床を雑巾掛け。ご飯を作って、少しDIY。

おしんのような、ただただ甲斐甲斐しい家事をこなす日々です。

おしんどころか、ニヤニヤしながら雑務を探してまわる。愛用のポータブルスピーカーを持って回りながら、小躍りして移動する。





クラシックだったり、ジャズや玉置浩二、大滝詠一のはっぴいえんどなんかをランダムに流しながら仕事に勤しむ。

流石にやるところがなくなると、チャリで店に行く。凄いなー、本妻の家から愛人の家に行くみたいだ。タフなんだから(笑)


今日は小松菜と厚揚げの煮浸し、新玉ねぎの赤出汁の味噌汁と、ご飯を吸水して出かける。


お店もですねー、相変わらず輝くような初夏の陽気。





バラもですね、誰が見るわけでもなく、咲き乱れております。





まあ、いつもの繰り返しです。掃除から始めて、複数のやるべき事をやって、家に帰る。


また軽く床掃除をして(このままだと悟り開きそう)小松菜を摘み食い。僕は「早過ぎない?」って位に早めに火を消した位が好みです。





少し前に三つ葉など詰んで食ってた日々がありましたが、あれ以来味覚まで変わってしまいました。


前はですね、野菜は好きではなかったんですよ。まあ、あれば食うけどエビやウニ、肉があったらそっち優先でしょ、的な。


だけど、あの日に食べた三つ葉の旨味、アク、苦味、香り、全てが僕の五感をひっくり返してしまった。


それ以後、小松菜もほうれん草も、大根のツマですら頂いても美味しく感じる。


何でこんなに旨いのか。そりゃ摘んで料理して食べたからなんだろうけど、こうも違うのか、と我ながら呆れる。


自分で動いて手に入れた、それこそが調味料なんたろう。


目からウロコってこういう時に使うのかと。飯食ったくらいで感動するなんて漫画「美味しんぼ」じゃあるまいし、、と、現実にあるんだな。びっくりしました。


そして自分の部屋。繰り返しになりますが、モノが多い、汚い、人を呼べない、お店とのギャップの四重苦だったのが、ゴミを捨てただけでこの変わりよう。

価値観なんて簡単に壊れるんだなって、びっくりしてます。


タバコ辞めて部屋の掃除して野菜が好きになり、、、。なんか意識高い感じてムカつく展開で、書いていて心底申し訳ないのですが(飲み屋のブログなんて少し不幸な位か好かれるという持論)、この変化は目下の最大の関心事なのです。

今まで小旅行やら、自己啓発の本読んだりYouTube見たり、横浜山手のババァのタロット占いやら片っ端からやってきたものの、まさかの自粛が僕にこんな変化をもたらしてくれるなんて。


断捨離の日から気付いてましたが、益々増幅してきました、僕の幸福感。


だからって、何もお店を辞めちゃって自宅で引きこもって掃除しつつ菜っぱを煮ようってんじゃないんですよ。


やっと人並みになれたという喜び。それが言いたいのです!



知り合いがInstagramなんかで「今日は洗濯日和〜」なんて白いタオル干してたり、「春キャベツ甘いー!」なんてキャベツ料理アップしてたり、今までは無理してよーやるな、って思ってたのです(笑)

どうせなら一生洗濯したくなかったし(白洋舎来てくれたら)キャベツはそりゃ食うけど、わざわざインスタに上げるほどの自炊の降伏を感じるまでには至らなかった。


しかーし。ガラリと変わってしまった僕。生活は全部がトータルで一つの結果なのですよね。部屋のモノが少ない、スペースにも心にも余裕がある、清潔に保たれてる、曇りガラスの窓から見えなかった新緑が見える、キャベツ美味しい!!旨い、ああ、洗濯しよかな、洗濯日和だ、今日も生きててよかった、明日も天気良いかもな、的な素敵ループ。


旅行先で短い幸福を感じることは何度かあったけど、所詮は出費の対価。チェックアウトして帰宅すれば、短い夢はシャボン玉のように消えて飛んでしまいます。


だがしかし!今後はこのこのループが無限に続く。(多分ね)ずっと欲しかったんですよ、僕はこのループが。


やっと人並みに季節や時間の流れる中の幸せを感じられたからには、この先いつかお店が開いて、より良いコンディションで挑める気がしてならないのです。


毎回同じような事を繰り返し書いていますが、そのくらいの衝撃。

この自粛休暇によって無収入な時期が長く続きましたが、得られたものは比較にならない、我ながらビビっております。


毎回こんな内容でつまんないかもですが、いいよね、こんな程度の小市民的幸福なら。


そのうち、ピタリと落ち着くと思います。







46日目(先を歩く韓国の防疫)




肝を冷やしました、韓国のこのニュース。恐らくゲイであろう20代のコロナ陽性患者がゲイクラブ等を梯子。一晩に3箇所(5箇所という報道も)約2,000人と接触とのこと。ヒー(汗)


韓国ではもともと感染者の辿った導線を公表しており、ゲイに対する誹謗中傷、激しいバッシングも起きているとの事。


いやー、僕がコロナ関係で一番ビビってたのがこれなんですよね。経路を公表されるとセクシャリティまで明らかになる。絶対に回避したかったので速攻でクローズした、というのが本音なのです。

もしも或るお客さんが感染したとするでしょ、保健所だかで経路確認入り、素直に「キヌギヌというBARにも行った」と言ったとする。

ウチは来客リストを提出を求められ、芋づる式に職場、ご実家へと及ぶかもしれない。

そんなこと出来ません、今後食ってけなくなるじゃん!!


うちのような匿名性が求められるBARは、こういう事態にとても弱い。トラブルを防ぐにはとにかく閉めるしかなかった。同じく公言するのを憚られるSMクラブや女装バー、性風俗店の経営者もたぶん同じ思いだろう、日の当たる表通りのお店とは訳が違うのだ。




時系列的に日本の一歩前を歩く韓国。人権擁護よりも押さえ込みを優先し成功していた割に、自粛緩和後は絵に描いたような展開になって驚いた。


日本も今後、「ナイトクラブは危ない」という流れになるのは間違いないでしょ。特にゲイバーやゲイクラブが俎上に載るのは非常にマズかった。勘弁してよと言いたくなる。

お店の再開は遠のき、同性愛に反感を抱く方々の餌食となる。店名はネットで晒され、勘のいいお客さんは更に街から遠のく。


いやー、参ったなぁ。






以下コピペ。


***



京畿道・竜仁(ヨンイン)市の66番目の新型コロナ感染者が、ソウル龍山(ヨンサン)区・梨泰院(イテウォン)のゲイクラブを訪問していたことがわかった。

その男性は5月1〜2日の明け方まで計3カ所のクラブを訪れており、当時のクラブ利用者数は約2000人と推算される。地域社会における2次感染の可能性が高いと考えられる。

『国民日報』によると5月7日、梨泰院のゲイクラブ「キング(King)」は、SNSを通じて「新型コロナ感染者が5月2日0時20分〜3時、キングに訪問していた事実をお知らせします」と伝えた。

そして「その感染者が5月2日に訪問した後、5月6日に関係当局を通じて新型コロナ感染の判定を受け、管轄保健所から感染者が梨泰院を訪れた動線にキングが含まれたとの連絡を受けた。営業日は毎日、クラブ内部を防疫していた」と伝えた。

【2000人がクラブに訪れていた】

感染者は龍仁市に住む20代の男性で、同地域66番目の感染者。京畿道・城南(ソンナム)市のIT系企業に勤めている。在宅勤務中だった5月2日、発熱と下痢の症状が現れたことで検査を受け、陽性反応が出た。

その男性は防疫当局に「梨泰院のクラブ3カ所を訪問し、クラブを訪れた後に症状が出た」と述べたという。

業界関係者は「その男性が訪れた梨泰院のクラブ3カ所には当時、2000人ほどが訪れたと推定される」とし、感染拡大の懸念が加わっている。

龍仁市の災害安全対策本部は、感染者の勤務地の防疫消毒を完了した。また同じ階に勤務する同僚40人余りを5月13日まで自宅隔離とし、管轄保健所で検査を受けるよう措置したと発表した。

44日目(ホームセンター中毒)




実は一昨日、かなり長いブログを書いて一瞬だけ上げたのですが、、消してしまいした。

僕は数日おきにキッチリ毒が溜まるようで、気を抜くとつい口汚くペラペラとブログに書いてしまいます。

どういう内容かというとですね、某知り合いの経営者から、持続化給付金なんて貰えないよね、国は何やってんのかね、という内容の愚痴を聞かされました。

申請なら済ませたけど、貰えないってどして?と聞き返すと軽くキレられました。

つまり、彼は毎年の確定申告をしてなかったので資料が足りなくて申請できない(税金とかどうしてんのかしら)って話なんですけど。

まあそんなブログ、書いてもモヤモヤしますよね。実際、かなり迷いつつ言葉を選んで書きました。

水商売の人は脱税しやすいし、実際にしてる人も多いのが事実。そういう人は今回、持続化給付金はどうやっても貰えない素晴らしい仕組みになってる(国も中々やるな、と)

それは、払ってた側としてはすごくスッキリする話。バカみたいに正直に税理士さんと青色で正しく申告してきて、当たり前と言えばそうなんだけど。

そんな中で、どーせシンスケも帳簿誤魔化してやってんだろ、と思われたなら不名誉だなー、と気を揉んでたわけです。

とは言え大見得切って、僕はキチンと納税してますよ!なんて宣言するのも変な話なわけで、、書いててずっと辻褄が合わない感じだったのです。


とても難しい問題ですよね、損得絡んできますから。それを言うなら会社や公共のお仕事にお勤めの方。税金も何も、キッチリ全部取られてそりゃ大変だと思います。だからコロナ禍のこんな時くらい守られましょうよ、胸を張って。


そんな中でも働いて下さってる役所の方々や医療従事者、ゴミ回収の方、薬局やスーパーの方々には心から感謝してます。







さて、僕はホームセンターに行くとしよう。DIYをやるとモヤモヤが吹き飛び、肩こりが治る。デートの待ち合わせのような気分です。全く苦にならないどころか、ずっとそうしてられる。


今日はまたとびきり天気がいいなぁ。ホームセンター日和だなぁ。





前回の断捨離で捨てなかったのが、沢山の帽子。





こんなに沢山あるんだけど、頂いたり買ったりで(Mくん読んでる〜?笑)これはキチンと保存するべきアイテム。断捨離と収集アイテムは全く別の話なのですな。

結局は、大の帽子好きっちゅーことなのです。


島忠にはアングルというエル字金具4組のみを手に取り、孟ダッシュで会計。これならコロナも寄り付けないだろう、ヒヒヒ^_^


先日の断捨離でバラした電子レンジラックのパーツ、一部取っておいた。





この両側の梯子みたいなのを鴨居に打ち付ける。


電動ドリルで盛大にバリバリバリっとやる。あー、気持ちいい。お母さん、僕は今日も元気です!!





そうしたらもう片方にアングルを。





組み合わせて雲梯にしちゃう。





ヒャッホー!だったこれだけ!!


帽子を置いてみる。バスケットにはハンチングだとか、細かなものを。





うーん、いいんじゃないですか。だんだん密度が上がってきた。この帽子置き場は、植物を吊すためのフレームでもあります。モジャモジャにせんといけないからね。


見上げると屋根のよう。





屋根らしく、ポリカーボネートの波板なんかを敷いて屋根っぽくしよう。


額縁には、なんやかんなをコラージュしてみました。コラージュって学生の部屋みたいでなんか苦手なんだけど、暇なので頭の上がらない人の名刺とか入れつつやってみた。





こちらは理想の部屋。温室に木目のそれぞれピアノとハープ!!オマエ俺かよ!と突っ込みたくなるセンス。





いやー、重ね重ねになりますが、自分の部屋が落ち着くってなんて素敵で当たり前のことなんだろう。


職場より、お気に入りのカフェのいつもの席より、自宅の部屋が一番落ち着くなんてこと、今まであっただろうか。


思い出すと、見慣れたあの景色。積み上げられた開けなきゃいけない封筒類と、ホコリの匂いが頭をよぎります。あー、人生の半分損してたな。


もし、僕と同じような人がいらしたら、是非とも荷物を捨てて片付けてみて下さい。アッサリと胸のつかえが取れますよ。特にこんな日々ですもの、過ごしやすい部屋でないとステイホームなんて言えませんよね。


明日もホームセンターに行きます。ついでだからベランダをハーブ園にしようと思います。しかもハーブって安いんですね。生鮮食品で野菜として買うより安いのもある。


いい季節ですし、堪りませんね〜。








39日目(いざ、鎌倉へ)




ステイホーム週間なのですか、海の方に避難することにしました。なんだろう、電車に乗ることすら罪悪感を感じてしまう今日この頃なんですが、乗らなきゃ移動もできない。

普段の通勤だってチャリですし、グループでも観光でもないのでたまには許されるでしょう。(そうじゃなくて)



折角なので湘南新宿ラインではなく、小田急片瀬江ノ島経由の江ノ電。


片瀬江ノ島駅、こんなご時世なので流石に人出は少なめです。

向こうに江ノ島が見えます。




徒歩にて江ノ島電鉄に乗り換える。江ノ電はご存知、住宅をクネクネ通り抜ける夢のような電車です。乗客は一両に10人くらいかな、、。ゴールデンウィークだと、乗るのに2時間待ちというから大変な差です。





何でもない安らかな曲をヘッドホンで聴きながら、おもちゃのような電車が海沿いの街をゴトゴト抜ける。車内は貸し切り。


全てが幸福で、満ち足りていて、間違いなく今年いちばんの美的体験です。気を抜くと泣きそうになります。

僕にとっては本当にあるか分からない天国よりも、こちらの方がずっと幸福です。キチンとマスクしますので、帰りも隅でいいから乗せて下さい。











目指すは鎌倉駅からすぐの、何度か登場したことのある伴侶のご実家の鎌倉の海沿いにある古いお家です。


ここのお宅、南向きにギャグみたいな広いお庭が広がります。何なんだと。





今もこのお庭でブログを書いてますが、最高かよ!と言いたくなります。


新宿の家の景色やら、最近の私は一体何をこんなに興奮してるのかしらと分析しましたら、単にゴールデンウィーク辺りに日に当たるの、25年ぶり位なんですね。

毎年のこの時間は11連金とかで、昼間はずっとカーテン締め切って寝てます。下手したら熱が出る。元気だったとしても、混み合ってるところには間違っても行きたくない。


ゴールデンウィークに街へ外出するなんて、多分もう2度とないけど、少なくとも僕にとって4月の終わりから5月の初めが最も好みの季節だと分かった。
来年からは少しだけ休み取るか(笑)





そして、鎌倉の尊いお庭。眺めるだけではないのです。こうやって降り立ちまして(トドみたいです)





フキ、セリ、三つ葉、野蒜などが沢山生えてます。食べられるのが多いのは、きっと前に住んでらしたどなたがが植えたんだろう、との事。



若くて美味しそうなのを選んで黙々と摘む。光を浴びてスクスク育った若い芽は、取りきれないほど地面を覆い尽くす。





水で晒していろんな思い出を落とし、 茹で上げておか上げ(水に晒さずザルで冷ます)にする。





で、端を合わせて束ねて軽く絞る。薄口醤油を効かせた八方出しに浸して、出来上がり。





フキは筋をとってこちらも出汁で煮ます。





草花を摘んで料理して食べる、それだけの事が何故にこんなに楽しいのか。つい近県の方なら皆さんやってる事なのに、凄く正しく、満ち足りた行いをしている気になる。


昨日も今日も野草を摘み、料理をし、配膳して美味しくいただく。ジブリのコクリコ坂の古い家のような毎日。


こんな事してたら、断捨離した新宿の家が霞むじゃないか!!!



なので、贅沢を言えば行ったり来たりが理想ですね。(笑)明日から関東地方は雨なので、明後日くらいに一度帰ってまた来週来ようかな。

朝は変わらず7時前に目が覚める。日を沢山浴びて、お酒も少しだけ。

こんな優雅な暮らし、考えたこともなかった。年間300日以上バーで働く中で、たいてい二日酔いになるまでの量を飲んでた 15年間。


長く続けた習慣がまだ恋しくならないのは、今の方が僕が欲しかった暮らしだからなんだろう。やはり夜の店は精神的にも体力的にもキツくなってきたのがあります。



ま、復帰後はバランス良く働けるよう、さらに考えよう。そう、休みだけ欲しいんじゃない、バランスなのです。前は疲れるお店と汚い自宅だけだったけど、今後は3つほしい。

鎌倉で三つ葉摘みつつキヌギヌが恋しく、自宅はその真ん中にあってなお最高、みたいな。



そうなるとお店もより、上手くいくはず。あとは組み立ての問題だな。


コロナ休業の間にこの先の人生プラン、しっかり練ろう^_^




38日目(自宅が好きって言えますか)




お部屋関係続き。


勿体ない精神、という一瞬耳障りのよい言い訳がモノを増やすだけ増やし、挙句にホコリとヤニ(喫煙時代の負の遺産)がそれをコーティングする。

それらが無秩序にバラ撒かれた部屋で、寝起きする。


掃除する為に荷物を拡げたものの、その前だって写真の時と大差なかった。ボールペンがない、便箋がない、爪切りがない、あるのはホコリの固まった毛玉、、。そもそもこの部屋にいる時は意識を閉じるようにしていた。





そんな部屋で落ち着く筈もなく、連休が取れたらアパホテルで外篭りをしたり、書類や手紙書くのにわざわざ店に行ったり、休みならば近所のファミレスに行ったりしていた。

その分、お店はとても整頓されてて清潔だから良いんだ。



それから10年。コロナのお陰で強制ステイホームとなり、耐えられなくなってしまった。自分の恥部を毎日見ることに対して。



で、5日ほど前に1トン近くのゴミを捨てた。持ち物はちょうど半分になった。





机がない話も書いた。今まではコタツで決算や確定申告やらしてたのです。食事もゲームも読書も全てがコタツ、コタツ発信。もうね、長屋暮らしの昭和の大家族みたいですよ(笑)


それじゃいけない、もう人生折り返し過ぎたのに、このままだとコタツ人生で終わってしまう。日本人だからそれも悪くはないけど、とにかく今は椅子と机の、西洋的文化生活を営みたい!





と、携帯が鳴ったので見ると日本郵政からメール。なんだかテーブルの脚が1週間ほど早く届いたらしい。

超嬉しい!2時間後に持ってきてくれるってんで、待ち切れないからホームセンターに行くことにした。何かして飾り付け、僕の新たな机人生の門出を祝おう。


なにを買うべきか、、グリーンだな。デスク周りをグリーンで埋め尽くしてジャングルにしたいのです。


ナウシカの地下室みたいにして、居ながらにして癒されるのだ。





ナウシカに出てくる植物は僕にとっては少し気持ち悪い。もっと緑輝く分かりやすいのが良い、とりあえずアイビーとミントを買いまくる。12個下さいっ!!





部屋に帰ってベランダに飾って霧を吹いてみる。





うーん、5月1日って感じがするぞ。なんで爽やかなんだろう。ヨシヨシ。


程なくして郵便が到着。バラして配置してみる。鉄の塊だからメチャ重い。





あとは天板を乗せるだけなんだけど、150キロ程あるのに部屋にはボク1人っきゃいない。奇妙な体位を繰り返し、なんとか乗せられた。運動不足の今こんな作業なんて、、全身痛い。





できた。

うーん、何となく殺風景ですよね。あるもの全部かき集めてゴチャゴチャにしよう。もっとやりたいところを2割くらいで抑え、明日以降に取っておく。





まあ、いつもの方向性かな、、。古き良きセピア色の書斎の雰囲気になれば良いんだけど。

これから壁を額縁で埋め尽くし、引き出しやショーケースを集めて中に文房具を入れ(ホコリ避け)、植物をワンサカ配置して温室みたいにしよう。スイッチもたくさん付けて便利にしよう。アレクサなんて目じゃないもんね。



と、ここからはひたすら、楽しい作業。ゴミ捨てとか拭き掃除も良いけど、飾り付けては椅子に座って眺め、バラしてやり直して、とこの繰り返しが楽しい。



まあそのうち完成して、そのうち飽きるんです。キヌギヌの電気配線に熱中したり、また違うことにハマるかもしれない。それはもう子供の頃から筋金入りの浮気性だから仕方がない。


けど、秋ぐらいになって、コロナも収束したとして。

ある休みの日の夕方前辺り。もうすぐ日が暮れるなぁ、今日も終わりか、、なんていう切ない時間帯に今日のカウンターで缶チューハイを開ける。





今日組み立てたカウンターはその頃にはすっかり馴染んで落ち着いて、植物も理想通りジャングル化してて、「あー、コロナの頃にこんなのやってたなぁ」なんて思い出しつつ、一杯やれたらどんなに幸せだろう。


そうなったら、その頃にはわざわざホテルに泊まりに行かなくて済むかも(笑)





自分の部屋で落ち着くという当たり前の幸福。なんでもっと早くゴミ捨てと整頓しなかったんだろう。ゴミ溜めに10年も寝起きして、もしかして病気になってたかも知れない。


明日も頑張って、思い出しただけで胸がキュン、と高鳴るような寝室にしよう。当然、お金はかけないで。





しかし、自粛閉店直後のブログを読み返していると、かなりヒステリックだったなと思うのです。今なんて落ち着いたモンです。


このまま隠居みたいな生活も悪くないな、なんて心の隅で思いつつ(笑)







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