歳を重ねるということ



曇りの日曜日。昼前に起きて片付けなどしながら、再放送のドラマを見てました。

玉木宏と中谷美紀が夫婦役で、かなり冷めた関係という、あまりハッピーではない展開のドラマで。






ドラマの中で、中谷美紀は偶然再会した昔の職場の仲間から復職の誘いを受ける。中谷美紀は輝かしい10年前の若い日々、その職場でバリバリやっていたのだ。


働けばきっと昔の自分を取り戻せる、そう確信した彼女は職場復帰をする。

けれど、何故か昔のようにはいかず、調子が出ない。仕事のシステムも違えばスタッフも若い人だらけ。質問ばかりする中谷美紀を、若い社員は疎ましく思う。

そんな中、彼女はさらに致命的なミスを犯してしまう、、、、




落ち込む中谷美紀に、復職を誘った元同僚が告げる。


「あなた、復帰したらすぐにバリバリやれるとでも思った?あれから10年も経ってるし、もう若くもないのよ。あの頃は可愛がられて、ただ許されてただけ。」


(確かこんな内容だったと思う)




観ていて、全身の鳥肌が立った。ガーンという感じ(笑)


なんとなく避けていた一つの思いが、ドラマの中で(しかも脇役に)さらっと言ってのけられたのです。


キヌギヌちゃん、ガラスで温室を作るとか、狭くするとか、多少の効果はあるかもしれないけど、そんな事じゃない気がした。

僕が取り組まなきゃいけないのはもっと本質的な事なのだ。そもそもの自分のスタンスについて。





お店を始めた13年前、僕は29歳で、若くて興味に溢れて活発で(独立する誰もがそうであるように)きっと、毎晩許されて相当甘やかされてた。お店のスタイルも新しかったと思う。

たっぷり歳を重ねた今、まだその気分が抜けないのです。そりゃ居心地のいい甘い思い出だから当たり前か。



店を狭くして若き日の環境に近づけることは、若い頃の洋服を引っ張り出して街を歩く事と似ている気がする。


たまに、バブル期のスタイルのままのオバさんが街を歩いてたりするけど、きっと自分の一番輝いていた時代に自分を留めたいんだと思う。


そんな事をしてもみっともないと思う人の方が多いし、個性と年齢に合ったファッションこそが、洒落者でありセルフプロデュースだと思う。


昔は僕も酔っ払って服脱いだり、怒鳴り散らしたりしても、みんな笑って楽しんでくれていた(はず)。もし今やったらかなり痛いだろうな。


気づかない間に、僕はしっかりオヤジなのですから。

僕はずっと変わらないと思い込んでるのをよそに、皆さんから求められるものが変化した、きっとそういう事なんだろうと思うのです。

昔に縋るより、今ある知恵や経験を使って、今の自分にしか出来ない事を考える方が有効なんだろうな、、と。




まあ、それが一番難しいんだけど。


大昔の第二次成長の頃、周りより先にヒゲが生えてきて、周りの子とのギャップに苦しんだ思い出が蘇ってきた。

僕の周りには比較的若く見える人が多いので、オヤジになる準備を始めるのは割と早いほうかもしれない。





自分らしく、ってどんなだろうか。



皆さんお店で僕に「好きなように」「自然体で」とアドバイスくださる。うんうん。

でも、最近の僕の中での好きなように、は「若い頃ウケた感じ」というバイアスが強めにかかるので、そろそろスタイルを変えないといけないのかもです。


つまりは、昔みたいに思い付きでアホな事を言っても、今では全然ウケなくなってるのです(笑)


考えすぎかもと言われればそれまでだけれど、根本的な悩みはその一つで、「昔のようにやっても前ほどウケない」事に尽きます。

長年立っている僕よりも真新しいスタッフに目がいくお客さん。それも同じことで、僕がそういう時期に来ているのだと。原因は店の内装でも距離感でもない気がするのです。


とはいえ、それを解ってなお温室作りたいなら、それはいいと思うんだけど。


売り上げは若い頃の当時より上がっているのに、内容的にイマイチ乗れない自分がいます。



まあ、贅沢な悩みなんですけど、、。これがまあまあデカかったりする。


ここを越えれば、しばらく安定期が続くと思うのだけれど、、中々しんどい。

こういうのって、皆さんもプライベートやお仕事上でたーくさんある話なんだと思いますけど、みんなどうしてるんだろう。年数が解決してくれる問題なのかしら。


僕は過去こうしたよ、なんてお話があればまた聞かせて下さい。







すっかり葉桜になりましたね。自分はさておき、儚い桜より落ち着いた葉桜の方が好きです。って、僕は葉桜でも後半の方かな。紅葉にゃまだ早いけど(笑)






長ったらしい文章、失礼しました。






8年越しのイボ治療





汚いネタですみません。


今日のブログには人によって不快な(おおよそ飲食店のブログとは思えない)写真が出て来ます。この後は自己責任でご覧ください。


僕の首にはおよそ8年くらい前からイボがあります。その名も老人性イボ。


数と位置は、ちょうど牡牛座位になります。首の上の方から鎖骨にかけて。




治療法は知っていたものの、いまいち気が乗らなかったのです。とはいえ、ネックレスが引っかかったりもするし、たまにお話ししていて視線がイボに合ってる人がいらっしゃると、「ああ、イボねぇ、、」と少し落ち込む。


重い腰をやっと上げて、新宿の某クリニックへ。


ここは主に花粉症とか性病とか、命に関わらない類の病気を扱うクリニックで、とにかく処理が早い。60人くらい並んで、ゲートが開くと一気に受付開始、「1番の方、3号室にお入りください」的なアナウンスにて、どんどん捌かれる。

まるで養鶏場に来たような気分になるクリニック。


僕は並んだ甲斐あっての2番目だったんだけど、とにかくスピード感が凄い。

「イボねー、ハイ見せてー、液体窒素でやりますー、はい出して、少しチクっとす」と言うより早く、僕のイボに液体窒素が塗られていた。


なんて早いんだ!!


胃がおかしくて大学病院に5時間並んだ時と、全く違う。並んでいる間に余計に胃が痛くなったアレは、果たして治療なんだろうか。


僕的にはこっちの方が好みかも(笑)


OLがお茶を飲む時のようなスリムな水筒に入った液体窒素、これを綿棒に付けてイボに塗り、組織を殺す。中から新しい皮膚が出来て、古い組織が押し出されるそうです。


まだ2日目だけど、見た感じ黒くはなったものの、まだ死んでないよ。組織が死ぬまで週一回毎に来てくださいとの事。


閲覧注意!!
























汚い画像失礼しました。いつかのクレームで話題になった蘇民祭のポスターみたいですよね、しかもイボって。









ネットで調べた限りでは、ドライアイスを買って自分でやる方法があるんだそうな。マイナス64度とかなので、確かに出来そうだけど。

首だしあんまりねぇ。(´・_・`)


お口直しに綺麗な写真を。家の横の道から撮りました。





フジの番組「トリビアの泉」で昔やってたんですけど、桜の木一本に花びらが何枚あるかという質問。

網に落ちたやつを拾い上げて乾燥させ、台紙にセロハンテープでくっ付けるというもの。


59万枚くらいあるらしいです。(汗)いつも思うんだけどこの花びら、一体どこに消えるんだろう。









花が散る頃には僕のイボも美しく散ってほしい。お願いします。








知らない間に大物に、、、




僕のiPadには、誠に失礼なフォルダがあります。名付けて「お客さんから貰った自作CD集」。


要するに、お客さんに「僕が歌ってるCD、聴いてね!」とご自分の演奏のCDを頂くことが多いのですが、不精な僕の事なので中々ゆっくり聴けない。なのでとりあえずパソコンに入れて、それをiPadにブチ込んで、たまーに聴いたり、聴かなかったりも(汗)


だってね、かなりの方が普段から持ち歩いてたりするんですよ。それを名刺がわりにどーぞとやる。そうなるとこちらとしてもかなりの枚数になります。今まで貰ったの、200枚は超えるんじゃないかな。







JAZZのスタンダードで「Someone to watch over me」という曲があります。ふと練習したくなって、iPadで曲の検索をかけたら、件の貰った曲がヒットした。



聴いたかどうかの記憶もないトラックで、何だこれ?と詳しく見てみると、10年以上前によく来ていた白人の青年がくれたアルバムだった。

彼は浦安のネズミの国の出稼ぎシンガーで、よく仕事が終わってから歌いに来ていた。仕事では朝から晩までドブネズミさながら同じ曲を繰り返し歌わされ、こき使われ、辛いとよく話していた。



そしてよくお酒を飲んで、店が看板になっても粘って中々帰ろうとしなかった。(笑)

お金を貯めてワシントンだかの故郷に家を建てるなんて話もしてくれた。

ネズミの国の劇場にも見に行った記憶があります。タキシード来てビッグバンドで歌ってる彼は、格好良いんだけど、ちょっと疲労が溜まっている感じに見えた。



彼はどちらかと言うと少し垢抜けないタイプの米国人で、背は高くて顔立ちも良いんだけれど、アメリカの学園ドラマに出て来そうな不器用な2.5枚目、という感じで、僕の記憶からいうとそこまでモテる感じでも無かったような(ごめんね)


でも、本当に歌うのが好きで、夜中に2人になるとそこからまた練習し始めて朝までとか、それはそれは音楽の好きな素朴な男だった。



ふと思って名前を検索してみた。もしかしてFacebookにいるかな。故郷に家は建ったかな。まだ歌ってるのかな、、。なんて考えながら。







ギャッ!!!






めちゃくちゃ垢抜けとるやんけ!!絶対にこんなイケメンじゃなかったと自信を持って断言できる。





カミングアウトして子供まで。





そして、写真の感じから、すっかり有名人になっている様子。


シャイアンジャクソンというのが本名なのか。

盛大にカムアウトしてる様子なので、貼ってもいいよね。

彼は初対面の自己紹介の時に、「動物のサイです。サイくんと呼んでね」と職場の先輩に仕込まれたような自己紹介をしていた。いろいろ思い出してきた。


ネット上には、今後映画に専念するためハリウッドに移住とか、アワードがどうしたとか派手な記事ばかり。あの垢抜けない歌好きの、疲れたイモ兄ちゃんの姿は、もはやどこにもない。


毎日変な人ばっかり来ているウチの店、こういう事はあるかもしれないとは思っていたけれど、、。

少し自慢になってしまうけど、混んでて断った婆さんがアニエス・ベーのアニエスさんだったり、太ったお客さんでドアが開かないから誰も出られないよね、なんてイジってたらスッピンのマツコさんだったり、芸能人系の話はどちら様にもよくあるメガシティー東京だからそんなに驚かない。


でも、歌を練習したサイくんは本当に良く覚えていて、僕としては心から嬉しいのです。



本当に良かったね!すっかり垢抜けて立派になって。別人かと思いました。

携帯の連絡先を見たら彼のがあった。080って、、、まさか繋がったらウケるな。(笑)

ま、今となっては別の世界の住人だろうし、電話する事もないだろうけど、、。




サイくん、さらに空高く高く羽ばたけ。僕は東京から応援してますよ!!




彼の歌声を貼っておきます。 日曜の昼下がりにぴったりな曲ですよん。



Someone to watch over me









体調がすこぶる悪いんです。




今日もお休み頂戴します。申し訳ありません。

2月の真ん中に風邪ひいてからずっと、1ヶ月くらい連続して体調が良くないのです。


昨日は確かに二日酔いだったのですが、夕方から39.5度くらいの熱がでて、丸一日下がりませんでした。あとで考えれば二日酔いと発熱、地獄の苦しみでした。

このところ、少しなんかあると熱が出てしまいます。今のところ花粉症はないのだけれど、鼻や喉にも症状が出やすい。ズルズル、コンコン。

そして普段から船酔いみたいな気持ち悪さがあって、調子いい時と悪い時の割合は半々くらい。そのうち治ると思っていたのに、全然治る気配がありません。

前にもこういうことがあり、病院に行ったら疲れがたまってますね、と言われた。そんな事知ってますよー。

というか、皆さん働いて、シンドイのは皆同じだという頭があるので、中々まとめて休みを取れない自分がいます。休んでも休まなくても同じ、的な。

飲まなくてもいいお酒を手酌で飲み、その量もどんどん増えつつあります。アルコール依存の毛はないにしろ、癖で飲んでしまう。年間300日くらいは店にいるので良いはずないんですよね。




でも、お店に行くとなぜか元気になってしまうのです。お客さんと、お店が好きだからパッと元気になる。で、家に戻ると累積の疲労がまた溜まってしまい、ずーっと寝てます。休みの日なんて火曜の出勤の直前まで、断続的に30時間くらい寝てしまいます。旅先でも実はそうなんです(笑)

どこかでしっかり立て直さないと、と思ってもう何年も騙し騙しやって来たけど、この2ヶ月で確実にボロボロになってしまいました(汗)



今も熱がまだあって、調子が良くありません。



バシッと治して早く元気になります!ちょっと待っててね。



ユーミンご来店!



とは言っても、キヌギヌではありません。(釣ったみたいですみません)


2016年に内装をさせて頂いた都立大のさつま料理屋さん。



ある方から、ユーミンが誕生日の貸切してたよ、との情報。





ああ、有難い。美味しいさつま料理を召し上がったのかな。




こんな感じでやらせて貰いました





明治の遊郭風とのご依頼で、全国から色んなものを取り寄せました。

映画「吉原炎上」を20回くらい見た僕は、明治の舶来折衷文化が大好きです。ガラスにギヤマン、格子に紅殻の紅。

金沢のステンドグラスの丸窓とか、イギリスのガラスの衝立、照明も京都に買い付けに行きました。

僕のアンティークのストックもふんだんに使わせて頂きました。

ちょっとした仕掛けも作り(音がなる壁掛け電話とか)中々こじんまりと仕上がりました。

急遽、思い付いて壁を赤にして下さい!とお願いしたら翌日には真っ赤に。ちょっと感動しました。デザイナーって指揮者みたいだなと(笑)









そして、店舗のプロデュースがまた舞い込みそうです。ワクワク。


内装大好きです。色んなテーマで買い付けして配置して、色を決めて、、楽しいなぁ。


決まりましたらまたご報告いたしますが、もしも大掛かりな場合は、しばらく月火曜日をお休みするとか少し考えないといけません。

前回、フラフラになった記憶しかないので、、、。



どうぞよろしくお願いします。






Requiescat in Pace




昨日の土曜は朝の7時半まで営業して、ソファに倒れこむ。今日はまたピアニストとベースのリハーサルが有ったので、一度帰るより居た方がいいと、寝たり起きたりグズグズしていました。


そんな中、夕方の6時半頃に、ある友人からLineが届く。携帯のたった二行の表示に、目を疑った。


**くんが亡くなったそうです。どうしていいか分からなくて、、



慌てて電話をかける。頭が全然働かない。


その方は、本当に仲の良い人でした。

頭が良くてピアノがめちゃくちゃ上手い、何にしろ知性に溢れてて、謙虚で、バカな事ばっかり言っているような、絵に描いたように素晴らしいキャラの心から愛すべき人でした。


最初に会ったのはお店の開店前、13年前の今頃。冬でした。


工事中の息抜きにとあるバーに行ったところ、YMOの高橋幸宏似の渋いイケメンがお連れの方とフランス近代音楽の話をしていた。場末なバーに、なんと素敵な雰囲気なんだろうかと。


僕もクラシック好きなんです、と割って入り、そのままお店のオープンから、今まで良く来てくれた。毎回、ラヴェルやラフマニノフや、バッハのブランデンブルグを楽しそうに弾いてくれた。

ほんの2週間前の土曜日にも、シューマンのコンチェルトを素晴らしく美しく弾いてくれました。


飲むお酒は必ず決まっていて、リカールのソーダ割りやシャルトリューズを好んで飲んでくれた。彼もまた、フランス好みだった。

店以外でも2人で飲みに行った事も数知れず。新宿で知らない店に突撃しては飲んで、そこで六本木に変な店があると聞いたら2人でタクシー乗ってキャアキャア言いながらハシゴしたり、2人でご飯もよく食べました。

室内楽の練習をしたり、ASKAさんが愛人を作った某企業のバブルな迎賓館にピアノを弾くバイトに行ったり、海老彰子さんのピアノリサイタルにも行ったなぁ。


店以外で人と会うと異常に緊張する癖のある僕が、外で会っても緊張しない、珍しいタイプ。つまりは同じ波長を持つ、稀有な男でした。


彼は誰もが唸るような立派な大学で高等数学を学び、その後さらに羨ましい大学で建築を学び、その良さを僕に分かるようにいつも教えてくれました。

フィナボッチ数列、F分の1の揺らぎやブラウン運動、放物線のそれぞれの美しさを、無学な僕の分かる範囲の喩えを駆使して、ひたすら謙虚に優しくしかし熱っぽく、まるで山を知り尽くした老ガイドのように、楽しそうに話してくれました。


とにかく優しい人で、いつか、僕が大きなパーティーをして借金を作ってしまった頃、永福町のラーメン屋でご馳走してくれて、力一杯励ましてくれたのなんて、昨日の事のようです。



僕が無理をしてグランドハープを買った時も、僕より喜んでくれて、ラヴェルのダフニスとクロエの全員の踊りの難解なパートの楽譜を見ながら、彼はピアノで僕はハープを搔き鳴らして、まるで子供みたいに夜が明けても遊んでいました。


彼は朝日が差す中、グラスを傾けながら楽譜をめくり、この曲線って何て美しいんだろう、と何度も繰り返していました。

横顔の、形のいい鼻を今でも覚えています。








彼は美しいものに敏感で、彼の愛するものは建築や音楽、複雑な数式など、機械時計の機構や古い手編みのレースのようにどれも緻密で儚いものばかりでした。



とても繊細な、繊細すぎる人でもありました。




人が亡くなるのは本当にあっけない。つい全員が変わらず永遠に生きているような錯覚に囚われるけど、人はいつか亡くなる。つい忘れてしまうけど、純然たる事実なのです。



そして僕は不思議なことに涙が出ない。悲しすぎてよく分からなくなっているのだろうか。その事を考えると頭の中に霞がかかって、動きが鈍くなる。きっと僕の頭が、考える事をさせないのだろう。


グルグルっと回転しだすと勝手にブレーキが掛かる繰り返し。強制起動と強制終了を何百回と繰り返して、熱っぽくなる。

お店は今夜も満席、飛び入りのジャズピアノとボーカルで、僕の出来る限りの、最高の営業ができたと思う。きっも誰もそんなこと気づかないくらい元気に働けた。本当はワンワン泣きたかったんだけどさ。


今夜の営業は、居合わせたお客さんにはもちろんだけど、特に君の事を思いながら頑張りました。色んな思い出を反芻しながら、味わうように。






君のこと、絶対に忘れない。ずっとずっと変わらず友達だから。

そっちに行ったらまたみんなで合奏しようね。少しの間待っててな。









テレビがつまんない!




お家にテレビがないという方が最近増えているような気がします。あっても見ないという話も沢山聞きます。(バー的にはテレビは敵なので助かりますが 笑)


僕はテレビっ子なので、家ではずーっと付けっ放しです。とはいえ、ケーブルテレビが殆ど。歴史や旅番組やらドキュメンタリーを流しっぱなしにして、チラッと見るくらい。

テレビは絵の映る行燈(あんどん)みたいな存在でしょうか。賑やかしと照明、的な。





今のテレビ番組は、基本的にアホに合わせて作られていると思ってます。

アホ、と言うと語弊があるのですが、絶対そうなのです。食い物とか旅とか日本人の良いところとか、誰でも快感を感じるようなもの中心に繰り返しCMを跨ぎ、字幕が出て、効果音が「おぉー」とか「えぇー!!」とか入る。


完全にアホ向けです。情緒もなければ美意識もない。

大した内容がないのに、それを薄めて反復して誇張して。ああ、本当に詰まらん。






今から50年ほど前に、日本テレビ系列でシャボン玉ホリデー、という番組がありました。毎週日曜日放映で、生録音でほぼ一発撮りの30分間。





出演はザ ピーナッツ、ハナ肇とクレイジーキャッツ、ダークダックス、、、。ナベプロ黄金期の幕開けです。


当時、フィルムが大変高価だったらしく、591回の放送回数に対して、現存フィルムはたったの10本。

一発撮りにもなりますよね。



youtubeから引っ張って来ました。おヒマな方はどーぞ。

1964年のシャボン玉ホリデー



30分間にこれでもかと畳み掛ける、珠玉の小ネタの洪水。どんだけリハしたんだろうってのと、皆さんの技量が半端ない。楽器にダンスにお笑いにコントに、中身がとても濃い。


特に、10:22からのクレイジーキャッツの演奏に、ダークダックスとピーナッツが入る辺り。今見ると確かに面白くないギャグも沢山あるけど、今見ても楽しめる内容だと思います。


確かな技術と、全体に流れる上品なセンス。


見てる人に「これ、解る人にはかな?」的なアプローチ。そう、それが良いんです。

全員に解って貰おうとすると、どうしても平坦でクドいアプローチになりがち。少し上から位のオシャレさが、大人向けな品を感じさせます。


今のテレビにも見習ってほしい。メッセージ性とか、ものつくりの意地やこだわり。

少なくとも食べ物やクイズよりは、せめて人の個性を引き出すような番組もやってほしいな。

ボリューム上げて見るのは最近マツコさん位です。彼女は素人でも芸人でも、発言を引き出すのがとても上手い。

パーソナリティに加えて、芸事。芸人は芸事じゃないですか。リアクションなんてのは芸事ではないと思うのです。

今だって芸事に拘る若手は沢山いるし、バナナマン日村のタップダンスなんかはクレイジーキャッツに通じる香りがします。

テレビっ子だからこそ、テレビの中の登場人物は今も非日常であって欲しいと願います。




ここからは妄想コーナーです。
もし、百万が一うちの店で撮影となり、キャスティングまでやらせて貰えるとしたら、、、。


お店の天井にカメラ付けて、日テレの深夜枠で45分間。字幕や効果音は一切無し。

司会はママ役のマツコ。ゲストは宮沢りえ、大竹しのぶ、加藤登紀子、藤山直美、漫画家の美内すずえ。

お酒が入っての好き勝手なトーク。

藤山直美が割烹着を着て得意の和食を振る舞う。その間に美内すずえ先生はラフな絵を描く。

宴たけなわで、宮沢りえと大竹しのぶの即興紙芝居。紙芝居の途中には加藤登紀子が挿入歌を鼻歌で、、、。



そんな事が叶ったら、もう死んでしまいそうです。ま、そんな事有るはずないけど。


妄想って楽しいなぁ。(´-`).。oO




たまにはテレビ、それもバラエティ番組にドキドキさせられたいです。








記憶に残るもの



羽生くん、ショートプログラムで一位通過。おめでとうございます!

11月の怪我からリハビリを経て、四回転を飛んだのがつい最近。なのにこんなに危なげのないパフォーマンスを見せる彼は、超人なのかも知れない。

彼の敵はもはや自分らしい。四年前の金メダルを取った時に少しミスをしたらしく、雪辱を果たしたいのだそう。中々こんなこと言えないよ。






精神的にも肉体的にも強くて、見た目もスリムで涼しげで素晴らしいんだけど、、。僕の記憶に残るのは泥沼でモガキまくった数々の選手達。


ちょっと危なっかしい方が感情移入するのは、誰しも同じじゃないかね。






最近の記憶に残るのは浅田真央さん。ボロボロのショートプログラムを経て、臨んだフリーの演技は、緊張とかプレッシャーが伝わって来て、心臓をバクバクさせて見た記憶があります。








そして、僕の永遠の女王。伊藤みどり。


ひと束500円の向日葵のブーケように輝く笑顔!!




彼女もいつかの決勝のフリープログラムの前半でトリプルアクセルに失敗し、後半で予定外にねじ込んで、見事成功させ銀メダルを獲得。



フィギュアスケートは、4000メートル全力疾走に等しい疲労を伴うらしく、プログラム最後に大技を入れるのは死ぬより辛い事です、と渡部絵美さんが語っていましたが、それをやってしまうみどり。

僕は当時、テレビの前でワンワン泣いてしまいました(笑)


そんなみどりの快進撃に金メダリストの西ドイツ、カタリナビットは「観客はね、ゴムまりが跳ねるのを見に来てるんじゃないのよ」とにべもない発言。

そりゃ、アンタみたいな美人ならね、、。





僕はビットのスケート、今では全く覚えていません。でもみどりのは、昨日のことのように覚えています。



同時期に活躍した佐藤有香さま。世界一美しいストレートラインステップと謳われた、素晴らしい技を持つ彼女もまた、努力の人であります。






NHKドラマ「おしん」に出てくる農村の娘役のような、庶民的で可憐な容姿。

地味な彼女から繰り出される空を飛ぶようなストレートラインステップは、今でもよく覚えています。会場からは「ウォーッ」という歓声が上がっていました。


海外勢では失格確定のバク転を披露したり、いつかの世界選手権で二位が納得できずに表彰台に登らなかったフランスのボナリー。負けん気満々過ぎて、抗議の泣き顔とかかなりやばいです。







何て人間らしいのでしょう!!



懐かしいついでに、アメリカ出場枠を巡ってライバルのケリガンを襲い、結局共に出場しながらも紐がどうのと、まるで開き直った当たり屋のように振る舞うハーディング。その後はお決まりの女子プロ転向。

何をしてでも、後ろ指刺されても、それでも勝ちたい。何て強い女だ。







ああ、フィギュア本来のストーリー以外に、盛りだくさんのニュースを提供してくれる、人間臭い綺羅星の如しスケーター達!!



羽生くん、本当に完璧で素晴らしいんだけど、人間性丸出しの選手に比べて、どうしても感情移入出来ないのです。

常に学年トップの成績の秀才が、苦悩ははあれどポーカーフェイスで東大をパスするように見えてしまいす。

荒川静香さんにも同じ印象が。優等生タイプの容姿に恵まれた、危なげない印象。2006年のイナバウアーブームは記憶にあるけど、それ以外に特に記憶もなく。(僕だけかなぁ)




僕の好みは、割と容姿に恵まれないのにそれを跳ね返すテクニックを身につけ、勝利へと向かう人間味溢れる様を見ると心が踊ってしまいます。





とはいえ、羽生くん。心から応援しています!、頑張って!!!

(どっちやねん)



羽生くんの試合の後の、プーさんの墓場みたいになるのが楽しみなんだけど。しかし持って帰って置くところあるのかな(汗)







CM粗探し




「テレビを見ない」「そもそもテレビがない」という方が最近増えてます。

僕は、テレビ世代なので常に付けっ放しで生活しています。正確にいうと、付けてて見ていないというやつです。

で、たまに見ては常に文句を言ってます。

テロップが多い、CM跨ぎが多い、客の歓声の特効が多い、など、、。


まあそんな事は今に始まった事ではないので良いんだけど、ボルボのXC60のコマーシャル。


リンクはこちら


カッコいい車体からスタート。





ビアンっぽい短髪の女性のカット。





いきなり、ボブの女性の運転カット。




男と海に向かって走り出す。有りがち(笑)





画面が引いて、北欧のダイナミズムというナレーション。





ここで、突然デコを寄せ合う男性カップル登場!!






そして、また男女カップルのカット。結ばれたようだ。





めでたしめでたし。





男性カップルのシーンは0.5秒くらいかな、もう少し長いかも。

これが脈略なく登場するのはなぜか。最初のカットのソロ女性は、三回見てやっと別人だとわかったレベル。沢山の人がジャンジャン出てくる手の演出にしては、男女カップルの比率が高い。

サブリミナル効果とは言わないけど、ゲイ層の目を引く目的でやってると思ってしまう。


僕なんかは、高校生くらいからフルフェイスの髭が好きだったので、街中を歩いていていて、黒いマスクを付けた女の子とすれ違ってもピントが合ってしまいます(笑)





パッと見、髭に見えてしまうので髭レーダーが反応してしまうのです。病気です(笑)





ボルボのハニートラップにはしっかり嵌ってしまった訳で、こーいうのは一定の効果があるかも知れない。

でも、新車を真剣に購入したいゲイが居たとして、このカットを挿入したからといってこの車に親近感が湧くんだろうか、、。

僕はあんまり湧かないなぁ。そこに絡むストーリーがあれば、また別だろうけど。


というか、ゲイがCMに出たからと言って、ゲイが欲しがるほどマーケットは甘くない。


たいていのゲイは子供の頃から映画やドラマ、日常会話の中での「男女」のストーリーを即時「男男」に翻訳する技術が備わっているし、男性カップルが何かを演じたところで、ゲイの中での趣味性が多様化しすぎてていて、感動に直結しづらいところもある。

(例えば、ジャニーズ系のカップルが見つめ合っていても、デブ専や熊系視聴者にはピントが合わない)


良いものを作って、セクシャリティ関係なく手に取りたくなるようなCMが、一番良いんじゃないかな。



何が言いたいかと言いますと、最近のブームで、何かにつけ「オマケ」的にゲイカットが挿入されたような広告が増えるんじゃないかな、と。


物を売りたいが為に、急にその手のが増えたら凄く気持ちが悪い。



車も商品も、内容さえ良かったら評価されるのでは?なんて思ってしまいます。



因みに僕は無免許です。27の時にスピード違反で、お国に返上しました。


僕の人生はチャリで充分です。チーン。






働くということ。




今日は静かだったので早めに閉店して、家に帰って参りました。



YouTubeで色んな動物の交尾の動画ばかり見ていたのですが、1時間半も見たところでふと我に帰り、ブログを書くことにしました。

最後の動物はフタコブラクダでした。



最近、ブログの更新が順調です。(笑)

あるお客さんに、「更新速度が速いので読む楽しみが増えました」なんて嬉しいことを言ってもらえて。そんな事で調子に乗って書く回数が増えました。

内容の充実度とかではなく、自分らしく(綺麗事の少ない)書けると、何だかまたすぐ書きたくなりますし、逆に嘘っぽく美辞麗句を並べてしまうと、気まずくなって1週間くらい放置しまう傾向があるようです(笑)


今夜も思いついたまま書き散らしたいと思います。


松の木と鹿は少し横に置いておいて。(まだ遊んでます)







最近、知り合いの飲食店がお店を畳まれる話を聞きました。因みに僕のいる街の飲み屋さんの話ではありません。



起業三年後の廃業率が9割の水商売、数字的にも厳しいデータがあります。参入障壁が低いから、辞める方も多いのでしょう。


上記の方以外にも、年末年始で6軒ほどクローズされるお話を聞きました。こればかりはなんとも言えないのですが、やはり残念です。


しかし、上記の方は経営苦で辞めるという話ではないらしいのです。少し僕より若いかたが、決して経営には困ってらっしゃらなかった、という事です。

普通辞めるとなると閑古鳥が鳴いて明日の資金繰りも危なく、、、というのが相場なのだけれど。


しかも、割と上手くいってらっしゃったとの事。



話甘いと言えば話は終わってしまうんだけど、話を聞いていて、途中から凄く納得してしまいました。僕にもあったな、という既視感。




勝手にまとめてみます。




1.借金は返し終わり、頑張りながらも企画力の限界と売り上げの天井が見えて来た

2.夢を見ていた最初の頃と違い、少しマンネリを感じるかも

3.そういや最近、友達とも逢えてないなぁ

4.ってかまだ若いじゃん、オレ

5.太陽も浴びてないし、本当にこの仕事で良いのかな、、





日々大きくなるマンネリ、これは中々超えられない代物であります。


恋愛とか、住んでる家とか、マンネリは最強の敵だと思います。だからあまり強く言えなかった。とくに同業の個人経営は尚更。


僕の経験上、働くのが一番キツかったのが、やはり経営的に安定してきた頃にマンネリを感じた瞬間。これが一番の壁でした。


始めた頃の青臭い夢などは日々の現実に打ち消されます。


売り上げは悪くないんだけど、新たに何かを企画する気力もなく、発信する事もなくただ疲れながら過ぎていく毎日。

疲れたとは言え休暇を取りづらく、友人と予定がまず合わない職種では、平日の夜中なんて映画を見るか、酒でも飲むかくらいの過ごし方しかありません。


辞める彼以外にも、初めてサービス業に従事した複数の人の悩みは、「友人と遊ぶ時間が取れないから寂しい」でした。





うむむ、、、なるほど。


僕も、2012年辺りにはサボりまくっていました。借金も二度の完済を経て、幸せな日々が始まるはずか何故か楽しくない。
余裕が生んだスキなんでしょうか。
周りの同年代を見てこのままでいいのか、本当にこれで一生いけるのか。、太陽も浴びたいし旅もしたい、などなど。


そんな訳でよくサボって部屋で布団を被って悶々としていました。申し訳ないです。


個人的な意見ですけど、凡人がひとところで長く商売を続けるには、借金なり従業員の給料の支払いなりで、何らかの形で追いかけられてる方が良い気がします。

夢も希望もない言い方だけど、きっと人間ってかなりナマケモノに出来てるんですよ。 余裕が出て来ると夢も消え失せ、余計な悩みが浮かび、手も抜きたくなるし、人も羨ましくなる。




テメエ語りになって恐縮ですが、僕の場合、幾つかの偶然が重なってまだやらせて貰えてるのかも知れません。

飽き性な自分なんかが、本当に偶然だったと思います。


オープンの借金がやっと終わった時に大きなパーティーを企画してしくじり、また借金を作りました。その返済完了も束の間、また借り入れして移転準備を始めました。

物件が見つかったタイミングの問題なんだけど、明治の売られて来たお女郎さんかと思うくらいの長大な借金っぷり。これには助けられています。

どんなに怠くても、やっぱ出勤しますもの。綺麗事抜きで、早く返したい、この気持ちは何よりの支えかもです。

あと、性格が徹底的に暗いので友人と遊びの予定が合わなくても全く気にならなかった。夜型だし、何の問題もなし。


人と会うよりは1人でする工作が好きで、ワンアイテム追加で平均2週間、マンネリが解消されます。


これは凄くラッキーだったと思います。今でも辞めたいなんて微塵も思わない。(雇ってもらえる所もないだろうけど)



輪っかで走るモルモットのような人生かもだけれど、その中で浮かぶアイデアもあれば身につく技術もある。

僕がモルモットなら、走るのやめていいと言われたなら、多分二度と同じ速度では走れなくなってしまいます、、。


じゃあ、永遠に借金を背負わなきゃ働けないのか、とそうではないんだと思うのです。

マンネリと経済的余裕が同時期に来ると特に危険だと思うのです。

なので、ここばかりは徹底的に遊ぶ。それしかないですね。(笑)


遊ぶといっても、仕事の中で上手に遊ぶのが一番だと思います。個人経営飲食なら色んな企画をやって目先を変えるとか、制服を変えてみるとか。何よりお客さんがいるじゃないですか。

組織で働く人なら少し違う部署を手伝ったり、方法は色々あると思います。

そうしてやり過ごすしかないんじゃないかな。


最初に話を聞いた廃業する彼は甘すぎて何も言いませんでしたけれど、もっと色々やるべき事があるんじゃないの?と言っても、マンネリの壁にぶち当たった人には届かないかも、そう思ってしまいました。



時間が経って安定期に入れば(僕はまだですけど)きっと考え方も変わるんだと思う。歳を重ねていい意味で枯れて、青臭い夢も覚めて、そこから本当の自分の役割を発見したりする事もたくさんあると思う。


あと、趣味も大切ですよね。仕事以外に打ち込める何か。これは強い。

ストレートなら、そこに加えてカミさんとか子育てとかがあって、さらに仕事の意義を感じるんだろうけどなぁ。


なんだかとりとめない話になってしまいましたが、夢や自己実現と経済的束縛、そしてマンネリとのバランスを保つのは本当に難しい事だと思います。サラリーマンでも、公務員でも家業を継いでいても同じだと思うのです。


ましてや団体行動なんて、、心から尊敬します。

個人だって辞めるから敗者、とも思いません。誰だっていつだって辞めてもいいと思う。

でも、好きで選んでマンネリというのは、、。マンネリは転職しても必ずついて回ります。それは永遠のテーマであり、構造的には恋愛とも似ているのかも知れません。つまりは忍耐力。



僕はまだ飽きていないけど、いつ来るかわからないマンネリ。忍耐力はないので、僕なりの方法で、マンネリ打開を目指して明日も鹿と遊びます!


今はこんな感じ。お酒の棚に鹿の動物園を作ります!





で、寂しいので鹿を追加しました。元からある奴の兄弟で、オランダ製です。週末に6匹届きます(汗)





チェンバロの上にも鹿がきます。かなり大きめのこちらは夫婦。





はい、鹿ブームが来ております。自分が鹿が大好きなことに気付きました。鹿アレルギーの方はご注意下さい。




松の枝からこんなに飛び火するとは、、、。



奈良に鹿でも見に行こうかな。本当に可愛いんだもん。










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