ゴミになるもの、ならないもの





15年くらい前に買った、マルタンマルジェラというブランドの茶色の革ジャン。


このブログの「旅行記」タブよりNY旅行記辺りに写真あると思うんだけど、味のある茶色のシングルのです。


体重の増減により全く着なくなりまして、仕方なく某フリマアプリより出品しておりました。


人気のある商品でして、割と強気な値付けをしたのですが、(固定ファンがおり、エルメスのハンドバックのように中古でも価格が落ちないアイテムとなっています)売れるはずもないよな、と出品したまま2年ほど放置していました。


が、突然昨日になって通知が届きました。買いたいんですが、という方からのご連絡。ちょこっとお値引きもしまして、商談成立!




キャー!!嬉しい!!((o(^∇^)o))





朝10時に起きてさっさと配送を済ませます。こういうと時に限って、まるで神隠しのようモノがに無くなったりするんです、昔から。




いやいや、突然の臨時収入。欲しかったけど特には必要てアレやこれやが買えちゃうじゃないか!


19世紀初頭のスイス製ロータリー式トランペットとか(もちろん演奏可能)




飴色のツヤツヤした無垢材のお盆とか、




少し枯れ気味の丸い可愛い子とか




絞りが付いてて細い光を出せるピンスポだとか(バラのライト作り終わったタイミングで店舗ディスプレイの友人が教えてくれた)




ベランダの金魚のおやつのマツモまで!

(これはセコいなぁ)




バックヤードの製氷機の上に長年敷きたかった、住友プラスチック製のオーダーまな板までも?!






ひゃー、欲しい欲しい欲しい!



って、お店のモノしかないですね...。そんなもんです僕の物欲なんて。


物欲の対象はお店の経費で落ちるものとほぼ一致しているので、自営業を選んで良かったなとつくづく思います。



***



革ジャン、、、僕は特にブランド嗜好という訳ではなく、どちらかと言うとロゴの入っているモノは絶対買わないし、ブランドでなくてもモノが良くて安ければそっちじゃんね、と思っています。


でもですよ、ある特定のメーカーの時計とか革ジャンとか、製品が良い上にモノによっては買った時の値段より高く売れるんですよ。ゴミになるより散々着て使って、その上お小遣いまで付いてくるなんて。そっちの方が素敵じゃないですか。


まさか転売目的では買っていないけれど、同じ革ジャンでも飽きてゴミになるのでは余りにも悲しい。太って着られないだけで、別に穴が空いている訳でもないし。


アンティークもそうだけれど、飽きて手放しても尚、需要があるというのは本当に良い事ですね。


そして、売った時の臨時収入は毎度パーっと使うことにしています。回り回ってお店に辿り着くんですけどね(恩着せがましい)


僕個人はたまの食事と、旅行くらいを少し贅沢できたらそれで幸せです。


物理的な買い物はほぼアンティークのもの(ガラクタ)しか買わなくなりました。これには流行もないしですね、もし僕が死んだらガラクタ類は気前よくバーっと人に分けてちゃって、お通夜で「あの人、ゴミが一つも出なかったよね」なんて囁かれるような生き方がしたいなぁって。


、、欲しい人いなかったりして。


少し似ているのに断捨離がありますが、実際にやったとしたら僕は寂しく感じて好きじゃないですね。


そりゃモノがないのが快適な人も少なからずいらっしゃるだろうけれど、僕にとってガラクタやアンティーク、捨てられない古本なんかは大切な知恵だったりおもてなしのツールだと思っているんです。


お茶を出すのでも、同じなら「ずっと撫でていたくなるような飴色の」トレーでお出ししたい。味も違うと思うんだけどな。


少し違、捨てられない古本もそう。夜中に何か閃いて部屋の古本から漁って確かめたりするときに、Googleだけじゃダメなんですよ。つまりは手の内にある豊かさみたいなものの近いなんだと思うのです。


確かに携帯と電子マネーがあれば生きられそうですが、、、。プラカップのお茶飲んで気になる事はGoogle検索でしょ、色気ないよなぁ。(´-`).。oO(




そんな訳で、今回の革ジャンも次の方が受け継いで下さいました。


お顔も知らないどこかの殿方、僕の革ジャンをどうか末長く宜しくお願いします。













カフェグッズあれこれ




お店の中でのお店屋さんごっこ、という楽しみ。気軽に転職できない自営業の僕が、唯一転職気分を味わえるのはこの「店内店」なのです。


かつて、数え切れないほど色んなのをやりました。クズみたいな仕上がりだったり、逆に「普段より良いよね」と複雑な褒め言葉を頂いたり。

カフェはですね、実は初めてなのです。アフタヌーンティーのサロンは一度だけあるんですが、白衣着てチェロをゲストに1日2回転でやったような。三角コーナーが一杯になる程の膨大な出がらしの茶葉と、伊勢丹で仕入れたマカロンにスコーン。当然の大赤字でした(笑)


今回は読書カフェ。お決まりの鳴り物もなく、過去から比べると大人しい企画です、、とはいえ手は抜きたくないのです。神は細部に宿る。

にわかカフェに行って一番腹が立つのが、コーヒーカップを暖めてくれない店。分厚いマグカップにそのまま注いでるのを見ると、店を燃やしてやろうかと思います。

沸かしたお湯を少し入れて捨てれば良いだけなのに。とはいえ夏場にコンロは暑苦しいし、、保温程度の何か、、、という訳で老舗のコーヒー屋さんによく見るアレを買い増ししました。





保温機能が2個ついてるのみの機械です。お湯沸かせないので、本当にドリップコーヒーの保温しか能がないプロユース。メルカリで5,000円。冬なんかね、ここに載せておいたヤカンの湯気でも眺めながら、曇ったベランダのガラス眺めてボーッとしたり。

それに合いそうなフランス製の古いポットはヤフオクにて。ヤカンやポットはいくつあっても可愛いのでね。


しかーし、ここで大問題が。デザイン重視で買ったのは良いんだけど、両者のサイズが合わないのです。




ヤカンのケツが大きすぎてコンロの凹みに入らない。底全面に渡り3ミリ程浮いていて、熱がきちんと伝わっていない。明日使いたいのに、、。


ヤカンのケツを叩き出して凸型にしようかと金槌を手にしたところで、ふと思い止まる。すごく前にそれをやって穴を開けたのを思い出した。調子に乗ってトンカンやっててると突然亀裂が入った。




二の轍を踏むわけにわいかない。金槌を放り出して店中を歩き回る。何かないなんかない、お母さん?





ほら、こんなのあったわよー!





ケツに熱が伝わるように編み込んで台座を作ろっと。蚊取り線香作戦みたいなのどうだろうか。


思ったよりゼンマイみたいに暴れて解けるので、放射状に細いのを3本編み込んで固定する。本当はこんなのより直径11.5センチ、厚さ3ミリの金属の熱伝導の良い素材で出来た円盤があったら良いんだけと、世の中そんなに都合よくはない。





ネジで止めて完成。





もうね、吸い付くようにピタリとハマりました。熱もガンガン伝わっております。むしろ、高温になりすぎる傾向があったこの機械、蚊取り線香効果で少し隙間があって絶妙な適温に。



そして最後の段階だけ上達する、お決まりのやつw






いやはや神様、楽しい時間を下さって、どうもありがとう。










んな事やってる間にすっかりいい時間。チャリを飛ばして新宿駅近くの山本コーヒー店に。





紀伊国屋書店の横っちょこ、いかにも新宿らしいこのコーヒー店は1950年創業。終戦5年後に店を構えた、文字通り新宿のコーヒー文化を支えたであろう(憶測)この店でコーヒー豆、いや珈琲豆を買うのは筋も筋だろう。





最も人気のジャーマンロースト、その中でも一番人気の中引きに挽いてもらう。

あー、ど真ん中過ぎて気持ちいい。まあ人によって「シアトルのスターバックスでしょ」と言う人がいるかも知れないし、「京都出身ならイノダコーヒー だろ」「いや、銀座だね、パウリスタかな」「コロンバンだよ。なんたって殿下が」とか、キリがない。



人によって違うストーリー、だから面白いんですよね。そう言う話はマウント取り合いでなければ、ずっと聞いていたい。



明日、ウチはウチのスタイルで。





カップとソーサー、ミルクピッチャーは元々持ってた物です。そしてお盆なんですがね、いつかカフェでもしたら銘々違うデザインのお盆で、と買い集めておりました。





ソファー席だとテーブルがないので、暖かい物だと怖いです。特製のドリンクテーブルはソーサーが乗らない。そして、当たり前だけどクリームや砂糖を出したり引っ込めたりするのは面倒極まりない。ウィーン式の、こういうお盆が最高なのです。





丁度良い大きさは大体19〜21センチ辺り。8枚有ればまあ、足りるかな。


このように偶然に、やや入れ子になっております。収納も問題なし。





図書も35冊ほど運び入れました。内容はお楽しみとさせて頂きます。


そんな訳で明日日曜、限りなくゆっくり始めさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。


混み合いましたらこのご時世です、「ゴメンナサイ」となりますのでご了承下さい。逆に誰も来なくても全然平気。本読んで、音楽聴いて、、一人でも楽しみ。


もちろん「こんにちは、ようこそ」くらいの声は発しますのでご安心ください。



第一回 7/5(日)
14:00〜17:30(17:00最終入場)



メニューはこんな感じでして、ここに赤エンピツで丸を付けて渡して頂きましょうかね。うーん、やってみてですね。






この世界の片隅に




この世界の片隅に、というアニメ映画。





2016年に国内63館で封切られた後、484館に数を増やし通算1133日に渡って拡大上映された(日本記録だそう)アニメーション映画。


大平洋戦争中、フツーの冴えない女の子が大人になり、嫁ぎ、相手の家族と距離を縮め、ご飯を作り、生きるストーリー。



この時代の淡々と、自然な情景、が如何に得難いか。


いちレトロファンは、こんなの待ってました!!


もう5回は観たかな。ハードディスクにも入ってまして、作業用として流しっぱなしにしたり、年末なんかも観たり観なかったりしつつ、ボーッと酒飲んだり。


戦前の、どこまでものどかな広島県呉市の風景と、少しミニマルなオーケストラのサントラの相性がいい。
































去年末にはですね、未収録カットを挿入した拡大判が公開されまして、昨日行ってきました、テアトル新宿。





今回は遊郭に勤めるリンさんにもフォーカスされております。





このリンさん、何てリアルなんだろう。東京なんかの大都市の遊郭をモデルにした映画なんかだと(映画、肉体の門ですとか)比較的蓮っ葉で闊達な女性モデルが多いんだけど、こういう薄幸なお女郎さんはあまり見ない気がする。


待ってました!と言わんばかりにシートに潜り込む。あっという間の2時間55分。全然長くない。


あー、もう少し暖かくなったら呉市に旅行に行こうかな。港町で大きすぎず、昔ながらの街並みも残っていて魚も美味いだろう。


敢えての、新幹線で入るのも良いな。早めの新幹線に乗って、3時間50分で広島駅へ。そこから快速安芸路ライナーで5駅、30分戻る。


駅を出たら朝日遊郭の跡地辺りを散歩して、古い寿司屋で一杯ひっかける。ポツポツと桜が咲き始めてたりして。

海辺を散歩したり商店街を冷やかした後、タイル貼りのレトロな銭湯で汗を流す。


いいないいな、考えただけでキュンとなる。





そのうちの月、火曜で行ってきまーす。




5年なんてあっと言う間



割と考えもせず、勢いでグランドピアノを買ったのが、2014年の3月でした。






店舗の移転の場所も置き場所決まっていないのに、奥行き140センチのグランドピアノという事で即決。


グランドピアノをそのままカウンターにする、という粗っぽい店をイメージしていた僕は、とにかく奥行きの小さなピアノを先に手に入れなければいけなかった。


通常グランドピアノは160センチから位なんですけど、それだとお客さんと遠くなっちゃう。


140というサイズは、奇跡に近かったのです。




今考えたら、それでも大きかったんですけど(手が届かないのでグラス下げられないw)







あれから5年。やっとローンの支払いが終わりました、、。ドイツ生まれの金食い虫くん。思ったより大きいし、鍵盤重いし、たまに調子悪いし(僕のせい)扱いづらいんだけど、間違いなく僕の相棒です。




5年といえば、ピカピカの一年生が5年になる。当たり前か。



決して我が子の贔屓ではなく、毎日音が変わるんですよ。本当に不思議なんだけど、ボリュームが大きかったり小さかったり、キンキン金属的だったり、篭ってたり拡がってたり。


間違いなく生きてます。木と皮とフェルトで出来てるので、呼吸もしてます。


そんな中で、益々音に艶と深みが増しました。中々好きな音に育ってきました。



ローン完済で、名実ともに僕のものになったからには、もっともっと、大切にしますね。




店も含めて、体の一部と言っても過言ではありません。







ベースとビールとチョーさん




今まで使っていましたコントラバス君。

2007年に伴侶のお父上からお借りしたものだったのですが、どうにも弾きづらかったのです。

ジャズを弾くようになって一年半くらいなんだけど、慣れというのは怖いもので、まあこんなもんだよね、位に思っておりました。





楽器屋さんに相談したところ、この子の楽器の元々の特性上、弦高が異常に高かったのでどうしてもピチカートが変なフォームになってしまうという事。

弦を弾くたびに手のひらがヒラヒラ前に動くのです。直そうとしても、弦高のせいでどうも上手くいかない。

じゃ、駒を下げれば良いんじゃないの?と思うのですが、そう簡単でもないらひく。今度は指板(黒いところ)が弦に触れて邪魔になり、取り替えるか削る必要があるんですって。全体の兼ね合いを調整するにはまたすごいお金がかかってしまいます。


で、貯金をしつつ、物色する事一年半。















やっと出会えました!!





ドイツの東部、マルクノウキルヘンとかいう街の(聞いたことない)コンラッドオーガストゲッツジュニアという工房で作られた、60年ほど前の楽器。

前のより一回り大きい4/4サイズ。前のは3/4というサイズでした。


楽器が大きくなると運搬や取り回しが気になるところだけど、響とボリューム優先で選んでみました。カウンターの中も広くしたし、まあいいか。


しかしこの色!ニスが経年変化でいい具合に枯れております。





全体的によく乾燥していて、しっかり鳴る!!


少ない力で弾いてもボリューム自体がかなりアップしてまして、生音で弾いていてもグラスの棚がビリビリ振動しています。前の楽器だとアンプ通しても一度もビリついた事はなかったのに。

ネック含めて全体が心地よく共鳴する、とってもいい楽器に出会えました。余韻が長いので、ポジションチェンジしても音が途切れない。倍音も多くてフラジオレットも澄んだ音がする。ピチカートのフォームも2時間で治ってしまった!

書き出すとキリがないのですが、全てが格段に違います。前の子は11年使ってましたが、今までかなり無理をして鳴らしてた事に気づかされ、愕然とします。楽器って本当に怖い。

で、前の楽器は鎌倉へとお返しする事にしました。今日レンタカーにて伴侶おひとっ走りしてきます。


最後の夜の記念撮影。二人並んで頂きましてバトンタッチです。





こうなると、なんか寂しいですね。この数年ガシガシ弾いていたので、手放したく無いんだけど、なんせ場所取りますから、、。



しばらくはミスターベースマンです。ショパンはお預け。(というか、ベースの気分転換にピアノという具合で行こうかね)





さてさて。話は変わりますが、今回生ビールをやめちゃおうかと思案しております。

数字的な内訳はあまり話せないのですが、今使っている生ビールの樽、一本が10リットル入りですから、正味量から行くとグラスで28杯くらい取れる計算となります。


ただし、これは連続注出の場合のみなんです。つまり日をまたぐとそうはいかない。

初めて注ぐ時の泡のロスや閉店後の洗浄、毎日二杯ほどロスが出ます。泡の調整が悪いとまたロスが増える。

うちはバーなので他のお酒の種類も多く、冬場なんてビールが一杯しか出ない日もありますが、やはり洗浄して帰るので、きっちりロスが出ます。

今回ロスを改めて計算してみると、ひどい月だと樽の1/3くらいを捨てている計算になりました。

うーん、、。3リットル捨ててまで生ビールに拘る必要あるのかな、、。ウチではビールは多くのドリンクチョイスのうちの1つでしかないのが弱点。大型店や居酒屋さんなら「取り敢えずビールね!」となるんだろうけど。




すみませんが生ビール辞めさせて貰いまして、瓶に切り替えます!




そして代替え商品。モルツの瓶かと思いきや、サッポロの黒ラベルの小瓶334mlか、




キリンのハートランド330mlで検討しております。





地ビールやらエール系で種類を増やして、、なんてのは考えておりません。僕があまり好きではないのでよくわからないのです、、。ドライなのを一種類のみ、キリッと冷やしてステキなグラスと共にお出しします。





新しいのを検討しつつも冷蔵庫やタンク周りのセッティングを変えないといけない。


夜中にあーでもない、こーでも、、とやっていたら。



樽をどけたらその場所にベースが置けてしまう!危険なのでハードケース入りが前提だけど。







常にここに置けたら良いなぁ。階段に置くの怖いし、運ぶのも毎度ご迷惑かけてるし。


本当に偶然なんだけど、世の中良くできてます。



そういや、いかりや長介さん、キリンラガービールのCMでベース弾いてたな。

僕が吹奏楽部に入部した時に、男子という理由だけでクラリネットを剥奪され、コントラバスを充てがわれた時に、チョーさんのCMに救われた記憶があります。






うん、目指すはチョーさんだ。竹野内くんでも渡辺謙さんでもない。お笑い出身なのに渋くてベースを軽やかに弾けるチョーさんがいい。(笑)


奇しくも楽器が届いた11/11はベースの日だそうで、、。(ピアニスト氏から教えて頂きました)


お休みの朝ですが、ビールとベースとチョーさんが頭の中をグルグル回っております。







鹿が増えました




クリスマス&お正月の雰囲気を高めるために用意した松のおもちゃ。熱が鹿にまで飛び火してしまい、家族を増やしました。初のメルカリ購入です。





子供たちはオス1匹とメス3匹です。





スペース的に一箇所に固めてディスプレイ出来ないので、家庭内別居してもらうことにしました。


正面のお酒の棚には子供3匹。ファゴットといい感じです。





お母さんとメスの子供はベランダのアコーディオンのガラスケースに。


ちょっと寒いけど我慢してね。





そして、、お父さんはチェンバロの上に。いつの時代もお父さんは1人です。




カウンターの上に置ければ良いのですが、、、実は、度々なくなった事があるんです。


酔って持って帰っちゃうのかなぁ。理由はわからないけど、指輪とか、燭台とか、ハンドソープとか、時にはグラスもなくなったりします(笑)


欲しい場合は売っているであろう場所をお教えしますので、持って帰らないでね^_^




また家族が増えるかもです。あまりファンシーにならないよう、ギリギリの線が難しいですね、、。


こっち系はマジで苦手です(汗)








***



好きなディスプレイといえば、フレッドアステアの往年のミュージカルで、おもちゃ屋さんで子供にドラムを叩いて見せるシーンがあります。


おヒマな方はどーぞ












あのおもちゃ屋さんの、大人っぽくて少し可愛くて、でも子供に勝って欲しそうでもなく、欲しければどうぞ、的な内装がとても好きです。


昔の商店ってなんでこんなに素敵なんだろう。お客に媚びていない姿勢を感じます。



街を見ると看板だらけ。そんなに字が沢山書いてあっても読めないし、、。
風光明媚な場所なんて、看板なんて要らないでしょ。





あっ、韓国だった、、。




そう、新宿だって。(古い写真だなぁ)





それに注意書きが多すぎる。


あんまり字ばっかり書かれても、ねぇ。


最終的にはこのセブンイレブンのコーヒーマシンみたいになるよね。誰も読まねーし。





あー、やだやだ。シンプルなのが一番好みです。

うちの店は張り紙は極力少なくしています。入り口の会員制のと、月曜定休のやつだけ。


閉店したら電気を消して、何かあればお電話で。それで充分じゃいかな。

あ、今後一枚追加します。


お客さんやスタッフで、写真撮影NGの方がいらっしゃるんだけど、(というかお客さんはダメでしょ)注意してもそれでも動画を撮る方がいて、困っております。



そんな時に、これが必要に応じてピョコンと出てくる仕掛けを考えてます。





普段から掲示してたら記念撮影も出来ないし、そりゃ少しはインスタ映えする店だから、あげてもらえたら商売的には助かるし、、。

なので、困った時だけこれが出てくるような、、。それも可愛くてバカバカしい飛び出し方をするような、、。中々思いつかないんだけど。



今週末には取り付け予定です。






さてさて、風邪っぽかったのが、強制的に眠って治しました。元気モリモリです。週末もどうぞ遊びに来て下さいね。




松の木が届きました




例の舟盛りの飾りの松の木。検品を兼ねて並べてみました。



全て全く同じ作りです。





これがオマケ込みで1つ600円なんて。予想以上に良い買い物でした。先ずは松の並木。いやー、三保の松原みたいですな。




別で見つけたこのフェイクの松の盆栽が32,000円。絶対に舟盛り松の方がコスパ良いですよ。





フェイク盆栽を購入をご検討の方は、その前に是非とも舟盛りの松を調べてみては如何でしょうか?(そんな人いねーわな)




開店前に1人で並べて遊んでみる。鹿のおもちゃがこれまたよく合うの。可愛い。







囲んでみたりして。キャー!出られない!!





更に、針金で組み合わせてみる。





4本全部を組むと老松の巨木みたいになりましたが、どうも中心の幹が細い。お正月までにセッティングを考えよう。






松の木を見ていて落ち着くのはなぜか。やはり日本の心がそうさせるのか。





あー、楽しい。やめられない。こんな事してたらすぐに一日が過ぎちゃう。何でこんなに楽しいんだろう。



ふと、思い出した。子供の頃にやりたくて仕方なくて、でも恥ずかしくて言い出せなかったシルバニアファミリー、そのものではないか。





シルバニアファミリーよりも純和風で、松の木と鹿の方がずっと粋で風情がある。断然、こっちの方が好き!



あー、大人なんだし、一度日本酒でも飲みながらガッツリ遊んでみようか。




日本酒、、松と鹿ならやっぱりこれでしょ、黒松白鹿。





鹿にもお裾分けしようね。肴は鹿せんべいでいいね。


あー、松の木の下で酒でも飲みたい。





おしまい。









他人の空似?




今僕が使ってる時計はロレックスのデイトジャストってモデルです。





第1期借金返済記念に、前に使っていたゴツゴツした同じロレックスを売って、そのお金で買いました。


ケースが18金無垢のイヤらしいモデル。リペアのついでに文字盤がゴールドのサラ金社長みたいだったので焼き付けに出してクリーム色に変えてもらいました。


前のゴツゴツのは、いかにも大学生がローン組んで買ったっぽいやつでした。こちらも相当頑張って買ったのですが、卒業しました。





早く渋いオッさんになろうと企み、早々に若作りを辞めた2013年。これがこれで気に入っているのですが、もう少し機械っぽいのが欲しいなぁ、なんて思ったが最後。



何だか見慣れてきたし、なんて考えてると急に他のが欲しくなる。ああ、ダメダメ。時計探すならお店のテコ入れしようぜ。


お店、、と。

最近のハンチング、サスペンダーとからくり屋敷のオッさんなら、どんな時計をしてるかな、、と思いを巡らせる。言い訳、後付け大魔王。


いつもこうやってお店の先行投資とかって理由つけて変なもの買ってしまう。


あ、思い出した。昔時計にドはまりしてた頃に見た、スイスのクロノグラフが格好いいな、と。


ジラールペルゴの復刻のやつ、中古で80万位か。いやー、買えるわけない。





まあ、見るだけ。いいなぁ。欲しいなぁ。


時計は金無垢に限ります(あくまで持論です)。


いやらしいなんて遠慮してたら何も出来ない。人生短いんだから、好きなものを身に付ければいいだけの事。

困ったらすぐに売れるし、仮に命と引き換えに、なんて場面があってもステンレスの高級時計よりは押しが効く。(そんな状況ねーだろ)



まあ、それにしても80万なんて大金、、。はぁぁ、、。



気分転換に、夏の海の家に使える日本製のやつ探そうっと。


セイコーなんかの、濡れても平気で電池で勝手に時刻合わせしてくれるやつ。えー、何がいいかな?


と探してると、、、



セイコー クロノグラフ 海外モデル






あれれ、、、?





なんか似てないか?




ジラールペルゴがこれで、、、




18,000円ですって、奥さん!


あー、ポチッ、と。


世界のセイコー、まさかのそっくりモデル。偶然とは恐ろしい(汗)


パクリ、、、(笑)んなわけないか。




しばらくこちらで遊んで、第2期借金返済祭りの時にまだ欲しかったらジラールペルゴを見てみよう。東京オリンピックの月に祭りが始まります。


安物買いの銭失い、、、まさに僕の事です。


飽きたら甥っ子のプレゼントにすりゃいいや。






材木座ぶらり歩き



今日も懲りずに葉山の一色海岸へ。



今日はMEGUMIさんがお子さんを連れて遊びに来て下さいました。そうなんです。子連れでゆったり楽しめるのがこの海の家の良いところ。


ご挨拶代わりに乳比べを。はい、勝負になりません。



そして、帰りはいつもの逗子駅行きのバスに乗る。逗子に着いたら電車ではなく、鎌倉行きのバスに乗ります。

これがまた、海沿いをのんびり走るとっても雰囲気のあるバスなんです。

材木座海岸で降りましたらブラブラ歩く。


魚屋さん、肉屋さん、こんな駄菓子屋さんがあったり、




コントのセットみたいな中華屋さん。いつか挑戦しようっと。






空は高く、夏の夕暮れ。東京では滅多に聞かないヒグラシの声が聞こえます。




そして、お目当はこちら。清水湯さん。



正しい、古き良き木造の銭湯です。

僕は古い銭湯を見つけると時間がある限り、必ず入れてもらうようにしています。なのでカバンにはいつも石鹸とタオルが入っています。

石鹸でなければいけません。風呂上がりのあの香りが立つ感じと、髪の「キュッキュッ」と軋む具合が、湯上り感を高めてくれ、ちょうどよろしい。


暖簾を潜ると、高校生が10人位。まー、喧しいっらたら。
呆れて湯船に鼻まで浸かると、向かいのお爺様と目が合い、耳栓をするポーズ。うんうん、と頷く僕。


なんだか嬉しくなります。


嵐のような高校生が去り、貸切に。 本当にルール違反なんだけど、たまたま誰もいらっしゃらなくなったのでパチリ。



ここ、今度は日のあるうちにお邪魔しよう。きっと日が差し込んで最高な筈です。昔通った今は無き実家の近くの梅湯に似てる。


はるか昔から空いており、いつも貸切。脱衣所は立派なケヤキの無垢で仕上げられ、至る所に彫刻が施されていた。それらは時間とともに黒光りし、まるで名のある方の奥御殿のようでした。

1人で夕方行っては湯船で寝たり(危ないのでダメですよ 笑)、取り留めない空想なぞしてました。尊い、僕の癒しの空間でした。


さて、風呂上がりのビール、ではなく。







プハー!ご馳走さまでした!


月曜から伊豆下田でいつもの民宿にて、また貝取りしてきます。


暑い日が続きそうですね、どうぞご自愛下さいませ。





古道具が2件やって来た



先ずはヤフーオークションで買ったトレー。





イギリスの古いやつで、1930年代辺りらしいのですが、真鍮のパイプが縁になっている珍しいタイプ。





これが実際はかなり大きくて、何かを乗せるにしても隙間があって、何となく間の抜けた感じ。どう使うものかな、と思案していたんだけれど。


取り敢えずデザートを持ってみました。お皿は東中野商店街の潰れそうな(失礼)金物屋で偶然見つけて買い占めたオーバルのお皿。





お、良いじゃん。オリエント急行のディナーの前菜を運ぶやつみたい。


やっぱ、トレーはモノを乗せてなんぼか。


持ってみた。しょうじくんがレタッチしてくれて、さらに前時代的仕上がり。





いやー、当たりの買い物でした。良かったなぁ。


沢山並べると温泉旅館の仲居さんにも見える。

「はい、大広間のお客さんお揃いですよ!」




大量のグラスを下げたりするのにも、かなり使いやすい。イベントでオリーブやらピクルス、ナッツを小皿に盛って売り歩くのも良い。トレーは何かと使い道が多いのです。


先ずは4/9のパーティーで使ってみようかな。テヘ。


そしてそして。


今日はイシイちゃんという旧知の陶芸家のアトリエにて個展があり、偶然にも中目黒で楽器修理で居たので、待ち時間に少し出かけました。





僕の実家の京都のお姉さんがコーヒーを出している、話を聞けばご近所さんでして、、なかなか世の中は狭い。

一頻り盛り上がった所で店内を見渡すと、素敵な灰皿が、、。





壁掛けでホーロー、テキスト入りなんて見たことない。

主人のイシイちゃんに可愛いね、と話すと「11周年祝いに」と、ボンとプレゼントしてくれたの。なんて太っ腹!


帰り道、思わず桜並木に当てがってみた。可愛い!!




何やってんだか。まあ、直ぐにセッティングしたくなる悪い癖がありますあ。


僕は洋服なんか買いに行くと、全身着替えさせてもらってそのまま帰る変な癖があります。早く見てみたい、待ちきれないんです。

ちょっと例えが違うかな(汗)

早速店に戻っていつものインパクトドライバーの出番。

こんな感じで壁に固定。中には陶器のお皿を敷いて、灰交換を手軽に出来るようにしてみた。





僕は隙間恐怖症なのでつい壁面を埋めたくなる。ちょっとアメリカンだけど、合ってると思います。




また更に何か設置するかも。

変化に気付いたら当ててみて、そっと教えて下さい。間違え探しです(笑)




桜が満開に近いですね。お花見の方、お風邪などひかれませんように。




因みに僕の部屋から見える桜。




桜はたまに見るから良いんでしょうね。引っ越して2年目位までは大はしゃぎしてましたが、今はあまり花見に行かなくなりました。

桜が、花見が待ち遠しかったあの頃に戻りたい。



贅沢な悩みですけど(笑)





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何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

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悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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