京都は素敵な街だった




新幹線に乗り、京都駅に滑り込む。そこから普段あまり乗らない地下鉄を乗り継いで、宿に向かいました。


例の古い旅館です!


想像通りの素敵な坪庭には2月でも植物が青々。いいなー、いいなー。



そして、さらに奥にも坪庭が。




ここには池もありました。この奥が僕の部屋となります。




新しい畳に、雪見障子。その奥にはまた小さなお庭がありました。まるで料亭の個室のようです。

一泊8000円でいいのか?!いいんだよ!

縁側に出て、冷たい風を浴びる。懐かしい実家のような匂いと優しい設え。

レトロ好き、植物好きの僕にとって究極の宿は京都の町家だと再認識。


僕のお店も実は京町家をイメージしております。細長い店内の奥には坪庭。ドアを開けると風が吹き抜ける。



実際には喫煙コーナーとして使っているので風が吹き抜けると煙たくて困るんだけど、たまーの春先、タバコを吸わない人ばかりの日だと奥のベランダと非常階段までを開け放って営業したりします。

本当に気持ちが良いのです。



そんな坪庭がこの宿には3つもある。単に見た目が美しいだけではなく、クーラーの役割もあります。湿度を纏った坪庭の空気は温度を下げ、それぞれの部屋へ伝わりまして、常に風が流れます。

夏場、また来ないと。






宿に気を良くした僕は、友達が務める日本料理の店に向かいます。糖質制限のコースをわざわざ作って下さって、日本酒が進むわけです。(日本酒の糖質量は一合辺り6グラム程度)






気が付いたら6時間も飲んでしまった !!






酔いすぎて腰が抜け、もうなんだかへべれけになってしまっている。

タクシー呼びますよ、とのご親切も断り、歩いて帰りました。つまり、夜風に当たりたかったのです。

しかし、それがいけなかった。京都の区割りは四角い似たような形で、建物もビルも大体が似ている。大きめの道にしか道路表示が付いていないので、自分がどこにいるのか解らない!


巨大なダンジョンに迷い込んだ私。同じ道を行ったり来たり。

携帯の電源なんてとっくに切れてる。それで、急遽コンビニで電池を買おうとしてコンビニに入ったのですが、それが悪かった。

先に借りたコンビニトイレに、携帯をポチャンと落としてしまう。


画面がみるみる暗くなって、ああ、終わった、という感じ。

最終的に携帯は死んでしまい、半泣きでまた徘徊を始めます。


3時間くらい迷い、たまたま旅館を見つけられたんですが、一体どこを歩いてたのか。翌朝コンビニのレシートを見たら500メートルほど離れたコンビニに行っていたらしい。

教訓として、旅先で飲みに行くときは宿のカードを数枚頂いて財布やポッケに入れておく。速やかにタクシーに乗る。携帯は電池が切れるので信用しない。



翌朝、二日酔いの中で朝ごはんをいただく。正しい、和食の見本のような朝食。なかでも若狭鰈の一夜干しの美味しいこと!






ぺろっと平らげたところで、雨の中ソフトバンクのショップへ。携帯の買い替えをする、、。水に落として買い換えるなんて初めて。


結局iPhoneXrとかいう、思い切り未来的なのを充てがわれる。旅先でデータの入っていない携帯を持つというのはこの上なく不安な事です。

はやく復旧したい気持ちを抑えて母の手料理を頂きに。


僕のレトロ好きはどこから遺伝したのか、というくらい賑やかなキッチンで、カキフライやレンコンのミートボール、白和え、サラダなど。こちらも糖質制限メニュー。本当にすみません、皆さま。




母とキーキー笑いあって、久しぶりに手料理を食べました。


母、前より少し若くなっていた気がする。まだまだお婆ちゃんにはならないでほしい。






もう一人、元東京住まいでお客さんでもある友人とお酒を飲む。洒落たイタリアンで、お洒落で頭の良い彼と語り合う。

とても素敵な会話をする人で、まるで胸の奥底の乾いた砂地に水が染み込むようだった。

昔はよく遊んだ旧友と沢山の話をして、町家の旅館に戻る。不思議なまでに落ち着いた、充実した夜。




いやー、やっぱり京都好きですわ。



ワクワク旅館選び



以前、ワクワクホテル選びという下らないブログを書きましたが、今回は更にくだらない旅館バージョンであります。


2月の18.19の連休は京都市の実家に帰り、両親に逢いに行ってこようと思っております。実家にも泊まれるのですが、気楽な方が良いので毎度ホテルなんかを利用しているんですが、流石に普通のホテルは飽きた。

だいたいどこも同じで、何の代わり映えもない。要するに詰まらんのですわ。

こんなんとか



少し気が利いてててもこんな程度。興味がない上に僕には予算オーバー。




僕は、美しくないホテルで寝るだけの予算なら安けりゃ安いほどいい。繁忙期でも最高に出せて12,000〜13000円。

京都でこのレベルだと駅前の近鉄、東急辺りになる。アパはかろうじてオッケー。新阪急や全日空なんかは値上がりしてて、もう手が出ません。


止まる価値があるなら、頑張って倍でも出すんだけど。 折角だから、レトロでキュンとするような宿に泊まりたい!!


和風旅館も、この予算だと外国人旅行者を騙すようなちゃちい所しかないのです。自ずとネーミングも辛め。「miyako別邸」とか「なごみ庵」とか「京舞妓」だいたい想像がつく。痛い。

ブッキングドットコムで流し読みしつつ、たまに古い外観そのままでいいじゃん!と思っても内装がヤバかったりする。




何で余計な手を加えたがるのか。



こんなところ、、泊まりたくないですよねえ。



もうね、数寄屋造で古くて渋いとこでいいの。老舗の。

地面師の問題で取り上げられてた五反田のボロ旅館みたいなのに泊まりたい。






耳の遠いばあさんが一人でやってて、柱時計がコチコチ鳴ってて、黒電話がジリリリって鳴って、煎茶は薄め、朝ごはんは柔らかめ。塩シャケは辛めがいい。

Wi-Fiなんて以ての外。ホテルサイトに載せてないような静かで古い、小さな坪庭が見えるところ。



あっ、、、、ホテルサイト載せてないか、、、そういう宿は。



なんで今まで気づかなかったんだろう。そこで作戦を変えて検索ワードに「ネット予約不可」と追加してみる。




そうしたら一瞬でまとめてどっさり載ってる某サイトを見つけました。今まで手の届かなかった渋い旅館の数々が雪崩の如く。ヨダレが止まりません。(まだ人に教えたくないです、ゴメンね)















こういう宿は京都中に沢山あり、その前を通り掛かるたび、一見さんお断りで一定の顧客だけが泊まってんだろうな、などと諦めてました。(祇園などには沢山あるんだろうけど)




そんな想いに反してこのサイト。とにかく大抵の宿が安い。二人で朝食付いて12,000円前後というリーズナブルさ。

しかし、部屋数が少ないのと必死で埋めようとしていらっしゃらない所が多いのと、固定のファンがいらっしゃるなどで大抵埋まっているらしい。(その後のネット調べ)

予約方法は全て電話。電話予約のみなので一般の外国人は殆どいないらしい。今時の京都でこんなの珍しいんじゃないかな。


中でも気に入ったのは、四条烏丸から徒歩7分の、100年前の呉服屋を旅館にしたという僕の好きなサイズの「某」旅館。絶対ここにする!!


ホームページは見つけたものの、書いてあるのは電話予約のみ。白地にシンプルなページには住所など最小限のことしか書いてない。


「気安う予約してもらわはってもウチら困りまっさかい」とでも言わんばかりの素っ気ない意匠。考えすぎか。


屋号から検索をかけ、段々と実態が明らかになってくる。内装は想像通り圧巻の、正しい町家建築。こりゃ大好物だ!!




壺庭に面してタイル張りの流し台がある。なんだこれ。琴線にビシビシ来るじゃんかよ。マジ惚れた。






今回もし予約できたら、むしろこの流し台を見に行く旅でも良いくらい。僕の店もベランダに流し台を付けたけど、グリーンと水回りが共存するというする絶対美。

これは好きな人にしか分からない。一方的にご縁を感じてます。












30分くらい悩んで、思い切って電話をしてみる。とても優しい口調の、懐かしい京都弁の男性の方がご対応下さって、あっさり「二泊ですね、はい空いてますよ」との事。

こちらの宿も中々予約が取れないらしく、本当にツイている私。(その後のネット調べ)

何とラッキーなのか。もう浮気しません。


お値段、一人だと割高になるから13,000円ですと。二人だと14,000円でお安いんですけど、、との事。


京都駅前アパと同じ値段!!

全然構いませんよ。クレジット決済出来るそうで、お庭を眺めながらの朝食付き。この満足度、アパに出来るか、、。


僕の部屋はこの写真の部屋だそう。部屋から流しが見える。ううう、、。








難を言えば門限は午後11:00というところから。まあええわ、オカンと会うのは夕方からだし、帰って本でも読もう。


もー、どうしましょう。憧れの老舗旅館の予約方法を手にしてしまった。しかも安い。再来週が楽しみで仕方ない。これからは東急なんとかとか新阪急なんちゃらはやめて、全てこのシリーズで行く。


初夏にお庭眺めながらクラシックをヘッドホンで聴いて本を読んだり、夜には馴染みのお店をご紹介頂いて少し、お酒を頂いたり。


空いていればいつか連泊して長逗留してもいいな。二人で5泊しても一人35,000円。海外行ったらこれじゃ済まない。

今回泊まった時に次の予約しちゃおうかしら。



心から日本人で良かった、そんな旅になりますよう。




追記


その後調べておりましたら全館でたった二部屋しか稼働してないとか、五社英雄監督の定宿だったとか、大女優が出たり入ったりしてたとか、とんでもない情報がワンサカ。

勢いで選んだものの、我ながら鼻が効くと呆気にとられております。




佐賀〜柳川 2日目



満喫しております、九州北西部。


佐賀での目覚めは有明海苔と共に。





木の箱に炭が入っていて、海苔を乾燥、温めてくれる箱入り。いつかどこかの高級旅館でも見たな。

何と贅沢な、って三枚だけかいな(笑)




卵かけご飯を三杯も頂き、食べ過ぎを堪えつつ、食後のデザートに再びみほちゃんのご実家へ。





レトロ好きとしては、こんなご実家だなんて本当に羨ましい。


正しいショーウィンドウ。





そして、粟ぜんざいとみつ豆を注文!



ついでに、ミルクセーキも!!




トドメに抹茶ソーダ!!






あ、これ二人分です。流石に一人ではこんなに食べられません。



割と東京でも粟(あわ)ぜんざいを頂くのですが、ホカホカの炊きたては始めて。黒柳徹子さんもお取り寄せなさってるという、一平の粟ぜんざい。


いやいや!!

炊きたてホカホカの粟がこんなに美味しいのか!!と驚愕。搗き立てのお餅のような澱粉の香ばしさ、独特の滑らかさに、食べた事ない濃厚な滋味、、。



時代小説なんかで、粟や稗、コウリャンしか食べられない程の貧しさ、、なんてよく書いてるのでどんなに貧しい味かと思いきや、こりゃ旨い。

すごくリッチなクスクスのよう、と言うのか。

粟ファンになってしまいました!粟食いたい。東京帰ったら色々調べて探そうっと。





次なる目的地、福岡県柳川に向かいます。

水郷、の名に恥じない水路だらけの街。11キロ四方に、何と全長960キロの水路が巡らされているとの事。どの家も水路に面していて、交通の手段であり、生活用水までもここから賄っていた、とのこと。

生活に密着しているのはもちろん、晴れの日も水路から嫁ぐ。







しかし昭和中期に環境汚染により悪臭が問題視され埋め立ての意見も出る。凄い臭かったんですって。そんな中、行政と住民の努力により水質改善が成功したんですって。

倉敷や小樽を超える数の水路。ヴェネツィアよりも近い柳川。昔から一度行ってみたかった。



佐賀駅からバスにて50分。柳川市へと入ります。西鉄柳川駅が終着駅。

コインロッカーに荷物を預け、徒歩3分、船着場に向かいます。





川下りは柳川駅からスタートし、柳川藩の立花伯爵家までのコース。およそ一時間です。

今回はその立花伯爵家をリニューアルしたホテルに泊まるので、せっかくなら川下りでホテルに向かうことに。

バブルっぽいコースですけど、ホテル一泊一万円、船代1500円なので、大したことはない。

船頭さんがガイドをしながら、1時間のコース。


途中、子供と挨拶したり、




木漏れ日の揺れる下を進みゆく。




こんな細い橋を通ったりしながら





立花伯爵家に着きました!!





歩いて20秒で、旅館の敷地に到着です。伯爵家に限らず、各家には船着場がちゃんとあります。




柳川市観光、勝手におすすめさせて下さい。舟下りをして、この御花というホテルに泊まるコース、最強です。


ただ、あまり良くなかったのはここの船頭さん。


タメ語で延々とうるさい。観光地でお疲れなのか強気でいたいの知らないけど、年上のご夫婦なんかにも早口のタメ語で無礼な受け答えをする。とても見てられなかった。

「もうウナギ食った?」とか、「なんか質問ある?」とかそんな調子。

それが1時間、自慢げにガイドするもんだから堪らない。ちゃんと教育しましょう。




それに引きかえ、旅館は大人な感じです。戦後の華族廃止令にて莫大な財産税を課せられた華族。立花伯爵家は自宅を料亭にする事を選ぶ。


真ん中のストライプの置物で踊るのは元伯爵夫人。





いやいやー、華族ファンで旅館マニアの僕としては有名すぎる存在でした。


敷地は広大で、しかも日本庭園を中心に和館と洋館、資料館にレストラン棟、宿泊棟と別れている。



まずはお楽しみの洋館見学。











続いて和館。











広すぎてキリがないので、部屋に戻る。最上階の特別室が空いてますとのことで、、なんだか最近アップグレード運が強いらしい。

今回、一泊朝食のみ9900円プランなのに、ごめんなさい、と謝りたくなる。

窓辺にソファがあるので一休み。





うとうとしながら、柳川の歴史に想いを馳せる。有明の恵み、イグサの養殖で栄え、妻夫木くんを生んだ柳川市。

タメ語の船頭は観光客をもてなしたいのか尊敬されたいのか、一体何がしたいのか。

夜のご飯はうなぎのせいろ蒸しが有名なんだけど、なんで一人前が5000円もするのか。



考え事をしていると、腹が減ってきた。


旅館の中にあるうなぎのせいろ蒸しを食らう事に。


一番安くて小さい3000円のせいろ蒸し。うなぎが三枚しか入ってない。これって高くないか?!





当然足りないので「くつぞこ」とかいう名物の舌平目を注文する。

これがまあ、美味しいこと。





瓶ビールを飲みながら、明太子を摘んで。美味少量コースだな。






、、、って、全然足りないよ、、。ただ今朝の六時前、腹が減って目が覚めた!



朝ごはんが待ち遠しい。あと1時間で朝ごはんです。山盛りの卵かけご飯食べたい。





佐賀旅行 1日目




本日火曜日のキヌギヌは予告通りお休みとなります。どうぞよろしくお願いします。





またまた国内旅行です。


マイルを使いつつ、ちょこちょこ行ける余裕が出てきて、早2年余り。

僕はとても九州に憧れがありまして、特に北側から順に攻めておりました。長崎、福岡、熊本と来まして来年からは大分、宮崎、鹿児島と行きたいものです。



といっても佐賀県には行く機会がありませんでした。ほら、なんか位置的にも中途半端でしょ。本当に失礼な話なんですけど。

京都から見た滋賀県、のようなサブ的位置付けになってしまう。

ところが今回、友人のシンガー、みほちゃん(周年でいつも歌って下さってます)が実家でお産をなさり、まだ佐賀にいる間に顔を見に行こう!なんて話になり、やって参りました。


旅には理由がないと、です。






またまたANAにてビューンとやってきました。

毎度しつこく書いていますが、どうして飛行機ってこんなにワクワクするんでしょうか。今では月に一回は乗るようになりましたが、それでも、未だにワクワクが止まらない。



混雑のため佐賀の上空で旋回します、という嬉しいニュース。幾らでもして下さい。


と、雲が晴れてきたので下を見下ろすと、






有明海苔だらけ!!






ノリノリじゃないすか!!ノリ食いたい!!





地方空港なんて都市部から離れた山を切り開いて作ってるでしょ、同じような景色ばっかりで全然面白くないんだけど、有明海は今までのベスト3に入りました。


久々のご当地感!


リムジンバスにて一路、宿へと向かいます。あけぼの旅館という130年くらい営業なさっている、これまたレトロ旅館です。





写真では見切れましたが、謎の看板が(笑)





おめでたい感じの看板です。僕基準ですが、これは期待が持てます(笑)


みほちゃんらが結婚式をしたのもこちら。何でも、こちらのお嬢さんと同級生だそうで、子供の頃からの遊び仲間。

商店の子供同士の付き合いが大人になっても続いてて、素敵だなぁ。


レトロでセンスの良い、僕好みの小規模旅館です。



隅々までセンスがよろし。






さて、みほちゃんのご実家がこれまた凄いのです。全国的にとても有名な甘味処のお店なんですが。



こーんな感じの創業80数年、レトロ全開なお店で、赤ちゃんとご対面!!




友人をブログに登場させるのはいつぶりだろう。固有名詞が殆ど出てこないキヌブログ 、きちんと友達はおりますのでご安心ください。

(ブログにて、特定の友人の話題は避けております。誰と飯食ったとか聞かされても面白くないでしょ、という事で)



ところが、とても面白いみほちゃん。というかこの一族はとても興味深いのです。

ほっとけません。


お祖父様が戦前の映画の活弁士で、副業として甘味処をお始めになる。そのご縁で店内に田中絹代や栗島すみ子やらのサインがあります。




そしてお父様は元トランペッター。64年の東京オリンピックの開会式で、ファンファーレを吹いたっていうレジェンド。

会場には日本古来の香木を焚き染めていて、とてもいい香りがした、との思い出があるそうです。へー、知らんかった。


そして、みほちゃんはミュージカルに舞台にライブに、とこれまた華やかな経歴。


甘味処を舞台に、華やかに紡がれる親子の物語。

あー、素敵だなぁ、などとぼんやり浸りながら四代目を抱く喜び。(僕の子じゃないのに)


明日、粟ぜんざい頂きに参ります。




この後、晩御飯まで佐賀をウロウロ。レトロな醤油屋さんを覗いたり





デパ地下にていかシウマイを摘んだり、イカの塩辛を食べたりイカの沖漬けを食べたり、気ままに散策。

ご飯前なのに、日本酒も三合くらい流し込む。


そして、お待ちかねの晩御飯。お魚をリクエストしていたので、巨大な生簀付きの鮮魚料理屋さん。



イカの活け造り。今日はイカばっかり食べてます。

醤油をかけると暴れるという極めて残酷な食べ方で、美味しく頂きました。

僕がイカなら、どんなに不満だろう。





晩御飯もそこそこに、ご近所のピアノバーに連れて行って貰いました。





アンティークな店内、 カウンターの中にピアノがあって、中のスタッフが急に弾き出すんです(笑)

リズムのでる機械があり、マスターはスイッチを楽しそうに押してます、、。

あれ、こんな店どこかで見たな、、。







12曲くらいリクエストを頂いて弾かせていただき、みほちゃんも歌を歌う。お会計は隣のお客様が払ってくれる、というオチに気を良くして、歩いて旅館に戻ります。


外の並木が気持ちいいです。ピリッと寒くていい季節ですね。






2日目のこの後は福岡の柳川市に移動します。

今夜の宿は10年くらい行きたいと思っていた名旅館。柳川藩主立花家の本邸を旅館にした「御花」さんです。




このとんでもなく広い庭付きの旅館、朝食付きで9800円なんですよ。これまたワクワクです。

しばし、羽を伸ばさせて頂きます。





台湾旅行記 食い意地編





食べて歩いて、また食べながら次に食べるものを調べ、ゲップしてはまた食べ、、、。


だって台湾ですもの。一人ですもの。

帰ったら節食します。それまでは取り敢えず食えるだけ食う。


時系列で行くと拾いきれないので、コンテンツ別にまとめてみます!







*ベーシックな小籠包を3店舗比較!


鼎泰豊 三越支店



台湾グルメの帝王、言わずと知れた鼎泰豊さま。本店はすごい並ぶらしいので、ホテルの向かいのお店にお邪魔しました。





さすがは鼎泰豊、作り置きしないという誇りの元、皮の厚みを極限まで薄く作り、ヒダの数も最多の18枚だとか。羽毛のような口当たりに濃厚な旨味。



能書きは置いておいて本当に美味しい。贅沢なスープの味ったら比較がないんだけれども、決してくどくはないので何個でもいけちゃう。

一粒あたり81.6円という台湾随一の高級小籠包。

洗練された食事って、サラッとしてるので何個でもいけちゃいますよね。安いのは何でも胸焼けします。

これなら、、、食欲無くて塞ぎ込んだ人でも思わず食べられちゃうかもです。

そして、トリュフ入り小籠包。



点心、ここに極まれりといった印象です。濃厚な旨味とゴージャスな香り。この旅で一番美味しかった一皿でした。
こちらでは一粒あたり一粒あたり335円。日本では486円となります。






杭州小籠湯包


中正記念堂のお隣にある大衆店。このように薬味や一品料理、ドリンクなどはセルフシステムです。





僕は特に薬味はセルフの方が好きです。生姜大好きなんだけど、何度も頼むと悪いじゃんね。

こちらでもお決まりの小籠包。本当に飽きません。



鼎泰豊に比べると若干ワイルドな味わい。こちらの方が好き!という人も多そうな旨味と食べ応え。一粒あたり69円。

鼎泰豊より25パーセントも安いという安心感からか、僕はこちらの方が進んでしまった。

安さだけではなく、親しみもらこちらのほうが湧くというもの。


鼎泰豊は少し改まったような集いに、こちらは友人とワイワイ飲みたい時にいいかな。そもそも目指す方向が違うのだろうか、小籠包百花繚乱といった感じです。



鼎泰豊さんがジュディオングの邸宅でのパーティーだとしたら、杭州さんは欧陽非非の手料理。


どちらも捨てがたい、、。










さて、気を取り直して。




屋台のおばちゃんの小籠包


ホテルから徒歩2分の場所に、忽然と現れた謎の屋台。





10個で60台湾ドル、つまり一粒あたり22円。

しかし、本当に可愛い屋台ですこと。僕の店のベランダにもこんなの欲しい。湯気が立ってて、なんて素敵なんだろか。



この小籠包22個と、前述の新宿高島屋のトリュフ小籠包一粒とが同額という現実。



お醤油とお酢をかけて頂きます。


だがしかし、これはこれで旨いんです。皮は厚いし中のネギだか何かはキャベツのようにバリバリ歯応えあり。味も大味だけれど、器もポリ袋だし、でも旨いのです。


余貴美子と高架下で飲むような安心感とでも言いますか、、。






小籠包、それぞれの表情と美味しさでございました。


日本人は餃子が大好きで、肉まんも大好き。小籠包もきっと同じルーツ、好きな筈ですね。




その他美味しかったもの。



牛肉のスープ(鼎泰豊)


これは旨かった。牛のエキスが濃厚で、何の癖もなくスッキリ。死にかけた病人が思わず立ち上がりそうな滋味。




朝天辣椒(粥屋にあった)


このラー油、、、。これはヤバイ。細切り唐辛子とニンニクと胡麻油に、何か凄い気の利いた旨味が入ってる。





首を傾げながら食べるくらいに美味しかった。そして、恐ろしく食が進んだ不思議(後述)

売ってるのも見たので、どうしても日本に持って帰りたいものの、そのためにトランク買うにもいかず。日本で探してみようか。


ハマグリ粥というのを食べたんです。ハマグリのエキス豊富で美味しかったんだけど、その日に色んなものを食べたせいか、特に塩辛く感じたのです。

いや、残そうかな、勿体無いな、と悩んだその時にラー油を発見。呪いの人形の如く、レンゲを持つ手が止まらないのです。

お陰様で完食。



塩辛いのは身体に良くないけど、このラー油は初体験。色んなモノに順番に試してみたい。



その他、鴨に魚介に麺類、B級グルメにスイーツ、タピオカやらマンゴーかき氷や、、。


食べたいものは無限にあります。そして、日中はなるべく歩くようにしていて、今日は15キロほど歩きました。(レストランに向かって歩いてるだけだけど)

にしても、、お腹が減らない。今夜は流石に、もう何も食いたくないです(笑)





ぐうたら旅行記 台湾編




台湾、台湾、、。いつか行きたいご近所の仲良しの国。美味しいご飯が沢山あって、優しい人がたくさんいる国。


勝手に親近感を抱きつつ、先に「取っておこう」と、手をつけませんでした。

いつも繰り返し書いております、ANAマイルがドンドン消えていく問題によりまして、今回も消費するためにやって参りました。



金沢旅行の時みたいにまたお友達出来るかなー♪



さて、羽田からの離陸。最近バス移動でタラップが付いているパターンが多いです。羽田、混んでるんだろうか。





ってか、タラップ大好き!飛行機って言えばタラップでしょ。


ビートルズだって、両陛下だって。






機内に乗り込んだら荷物を足の下へ。

頭上の荷物入れの取り合いから解放されたく、僕の荷物はいつものトートバッグひとつです。下着でも何でも、必要なら現地で買えばいい。



シート周りを使いやすくセッティングする。免税のを押しやって、翼の王国を手前にしたり、しょうもない動作を繰り返す(笑)


そしてお待ちかねの機内食。


僕に取って、旅の喜びの4割を占めるといっても過言ではない「機内食」。どんなに風邪ひいてても眠くてもお腹がいっぱいでも絶対に食べられます。


死ぬほど好きっ!!



もはや肉や魚が希望通りでなくとも、味が不味かろうが、なんでもいいのです。機内食に触れられるだけでいい。

だって飛行機の中でメシ食えるんですよ!





メインのお魚を舌の上で転がしてみたい、サラダの野菜を一本ずつ味わったり、愛しながら頂く。なんせ機内食ですもの。



食べ終わったら、敬意と感謝を示すつもりで、美しく片付ける。





これから免税便品も売らねばいけない飯盛り姉さんのお仕事を増やさないよう、散らかさないように努力してみる。


毎度、メインの箱の中にゴミを詰め、缶を潰して小さく重ねる。



僕は、食べ終わりや片付けをキレイに終えないと気が済まないのです。ここに関してはちょっと病的かも。

昔先輩に、「飲食業に携わってるんだったら綺麗にしないと笑われる」と至極真っ当な指摘を受け、それ以来そうなってしまった。


まさか食べ残しなんて論外。箸袋やおしぼりのビニールを結んだり、忙しいのです。それは、給仕の方に「あ、キレイ、嬉しい!」なんて思われたい、だけなですけど。


お隣の食べ残しにゴミが散らかってる。普通はこうですよね、、。






お姉さんが来てトレーを下げる。美しいお姉さん。一切見向きもせずバンバン下げる。

むしろ、お隣の人には会釈してた(笑)


ま、なーんも視界に入ってないと言うことで。(^_^;)


その後、僕の好きなコンソメスープを頼む。あれがないと飛行機の気分が出ないのです。

がしかし、今日の便ではワゴンに積んでいなかったので、わざわざ1つ作ってくださる。


とはいえ、表現出来ないくらい作りたく無さそうなご気分が伝わって来ました。僕一人のためにゴメンなさいね、、、。


斜め向かいがギャレー。今日は丸見えじゃないですか。


へー、こうやって作るんだ、、。







って、何て雑な作り方!見なきゃ良かった


コンソメが泡立ってるなんて、何が入ってんだろか。まさか、、





心配をよそにお味は最高でした。怒りながら作っても変わらず美味しいなんて最高だね!



って、ここまでまだ空の上です。台湾の事書かなきゃね。



空港に着きまして、駅に向かいます。スイカの台湾版みたいなのを買って、チャージして乗り換えて。





直感的な操作で済むので、ここまで一切ガイドブック必要なし!


駅名も漢字で読める!迷わない!





街に出るとほのかに空気が八角と五香粉の香りがする。


行き交う人々もほぼ日本と同じ。終戦まで法的には日本統治下だったんですよね、、そんな歴史を肌で感じてしまいます。





台湾っ子の原宿、西門に来ました。統治下のレンガ倉庫が並びます。





二階に上がってみる。何とも懐かしい無秩序な建築。これが台湾らしさの秘密ですよね。








さて、これよりブラブラ散歩をしてみましょうか。





続く。







ホイアン食い意地編



ベトナムは魅力的な街です。時系列で書くととても追いきれないので、カテゴリー別にしてみます。


とはいえ、食うか買う以外に他に何もしてないので、そもそもそんなに書くこともないんですけどね(笑)



アジアの食堂は昨日堪能したので今夜は屋台と参ります。

このブログにもよく書きますが、とにかく屋台が大好きなんです。小さなキッチンが動くなんて、なんて素敵なんだろうか。夢のようです。


2日目のディナーを丸々賭け、屋台メシ限定で食えるだけ食ってみました。





*ツイスターソーセージ



日本のフランクフルトとは違い、ツイスト状にカットされているのを揚げています。


油のチェックはマストだそう。褐色の古い油を使ってる所も多いそうなのでご注意をとのこと。


カットして揚げる事によりクリスピー感がアップ。150円。




後でリピートしました。(笑)



*生春巻き。上の写真の屋台のを追加オーダー。ナンプラーとチリソースにて、ぺろっと頂きました。こちらも150円くらい。


たいていのフードは一つ150円前後くらいでした。これでも外国人向け観光地価格。かなり高いものと思われます。




*海老とイカのBBQ


チリソースベースの漬けだれに漬けられた魚介。お世辞にも清潔そうとは言えない屋台から、胃がねじれそうなくらいいい匂いがしてくる。





多分バナメイエビ(?)が4尾付け。これを盛大に焼く。焼き過ぎに見えるけど文句は言わない。正直いって気温35度のこの夜、魚介食うにはかなり勇気がいる。


イカは切り刻んで提供。唐辛子を齧り、ライムを絞って口に放り込む。650円くらい。






*牛肉のレモングラス巻きBBQ


今回一番の当たりのメニュー。レモングラスの肉巻き。レモングラスは最近日本でも買えるけどこれは思いつかない。




レモングラスの香り釜肉に移って、大変美味しゅうございました。


こちらは閉店間際だったので、二本で400円くらい。



*カエルのロースト


カエルの姿焼き。初めて食べましたが鶏肉と似た癖のない味。可食部は極めて少ない。




チリソースにて頂きます。





売ってるお 姉さん自体がカエルに似ていて、しかも話しまくる。知ってる全ての日本の情報を好きな順序にジャンプしながら話す様はカエルさながら。


こちらは今回最高額の700円くらい。





多分、もう食べないと思う。



デザート編




*アイスキャンデー


どういう仕組みになってんのか、筒にジュースを入れると冷えるらしい。味はまあまあ。チューペットを甘くしたような素朴な味わい。





いろんな味がありました。僕としては、どうしてこの穴を整列させないのかが疑問です。バラバラに開いていて、これもベトナム風なのか。まあどっちでもいあけど。






*バナナクレープ


クレープにバナナを巻いて焼くというこの上ないシンプルな調理法にして、こんなに美味いのかと言いたくなるような美味しさ。





バナナの青さなのか、何か特別なソースが掛かっているのか、とにかくまた食べたくなる。






*ロールアイスクリーム


冷凍機能のある鉄板にてアイスを練り上げ、薄く凍らせてからヘラで巻き取りシガー型に仕上げるデザート。





味はまあまあ。この手の商品(原宿マリオンクレープなど)に多い、甘い業務用ソース類の印象しか残らないパターン。





*食べてないけど肉類らしき屋台。





想像するに、何らかの干し肉に甘みや醤油のような液体を塗りつけ、さらに干した様子の保存食。


五香粉と腐敗臭の間のような、異様な匂いがしていた。近くにいるのも無理かも(汗)





他にも、ベトナムには水上屋台なんてのもあるんだとか。船の上にコンロがあり、フォーやチャーハン作ってくれるらしい。





いいなぁ、いいなぁ。これ、お店でも出来んじゃね?






別にこんな事長々と書いても得はないんですけど、、、自分の忘備録とですね、プールサイドはやることないんです(笑)


滞在中の古いホテルの系列店のプールが5軒あり、無料で使えるとのこと。

優しいホテルだな、なんて思っていたんだけど実際は、寝かしておくよりはプールサイドでお酒でも飲んでほいしのではないかと。

系列ホテル、どこも空いていて心配になります。ならば微力ながら協力したいと思うのが人情。


ベトナムはお金を使わなくても楽しめる、財布に優しい街です。本気で切り詰めたら一週間1万円かからないと思いす。


インフレが常に進行しているらしく、社会主義国のお国事情はよくわからないけど、観光客にしたらラッキーな話です。





快晴のホイアン、気温は32度となっております。明日から37度だとか、、。
それにひきかえ、東京は雨のようですね。沖縄に台風来ているんだそうですが、皆さんお気をつけ下さいませ。





ベトナム、ホイアン1日目




旅行で週末に店を開けるのは2014年ぶり、かなりの罪悪感に包まれながら、ホテルの二階のベランダよりブログを書いております。





南国でリゾートがあり、独自の文化があって飯が美味くて物価が安い国、ということでベトナムにやって来ました。三年越しくらいの計画となります。

過去にはタイやバリ島などちょこちょことは行ったことのある東南アジアですが、7日も過ごすのは初めて。



ベトナム第二の都市ハノイから飛行機で2時間、ホイアンという古都に参りました。


乗り換えた飛行機は2時間遅れ。東京じゃ考えられないけど、こっちだとこんなもんらしいです。





まずダナンという街に入るんですが、LEDだらけのなんの情緒もない、好き勝手に照明を取り付けてます。言葉が悪くて申し訳ないけど民度の低い歓楽街ってこういう感じだよね。





あーあ、と先が思いやられつつタクシーを30分乗ると、何とも穏やかで懐かしい街並みに入る。

例えるなら懐かしき昭和の繁華街、てなところでしょうか。





18世紀の中国人街ってことで、あらゆる建物が中華風かフランス風にまとめられています。特徴的なのは殆どの建物に見られる黄みの強いクリーム色の外壁。





中には素晴らしい出来のもあれば、








ハリボテみたいな、すごく雑なのもあります。(笑)



でもきっと、街の人が協力し合って保存しようとしてるんでしょうね。一件だけ目立とうなんていう看板やLEDもない。みなさん枠の中で趣向を凝らしている感じ。意識高いな〜って唸ります。


ヴェネツィアやチェコの旧市街、金沢の茶屋街のような高貴で奥ゆかしい精神性、好きです。



僕が泊まったのは、クリーム色の外壁に、更に中国の伝統的な建築がミックスされたのこのホテル。





この辺りの大多数の建築には、贅沢にも中庭があり、常に風が吹き込んでいますがこのホテルは特に贅沢に作られていました。

暑い地域ならではの工夫なんでしょうかね。坪庭だわな。





二階に上がると、中庭を見下ろせるようになってます。





どこの壁もこの貫禄。舐めまわしたくなるようなこっくりとしたツヤ。





ボロくて色んな仕掛けがあり、所々フランス的だったりベトナム的だったりする、磨き込まれたこのホテルについてだけでも、書きたいことが沢山あるくらいなんですが、そうもしてられないのでこの辺りで、、。


街は提灯の洪水。そう、この街はランタンが有名なのだそう。 どこもかしこもランタンだらけです。








ランタンを眺めながら、晩飯の場所を探す。ホテルに紹介されたフランス風の建物に入ります。街一番のオシャレさと味だとのこと。





中には馬蹄型のカウンターがあり、中でも調理をしています。炒めたり盛りつけたり、ライブキッチンみたいになってます。街でも比較的垢抜けたご様子のオバハンが誇り高くテキパキ料理を作っていて、これが格好いいの!





奥に続く廊下。タイルなんか市松模様で、キュンキュンします。





生春巻きから、海老のなんとかに鯛の丸揚げやらなんやかんや食べて飲んで、だったの2000円。呆然とします。





余計なお世話なんですけど、ベトナムの平均給与は、あるサイトによると4〜5万円程だとか。単純に比較はできないけど、少なく見積もって東京で5倍の一人1万円のベトナム料理だとしたらこのクオリティかなぁという感じ。


そりゃなんでも安い訳です。とはいえ、百円ライターが50円だったり、逆にビーチサンダルは180円だったりする。一概に物価指数はあてにならない。


翌日は朝から行動です。レンタル自転車を借りて街をグルグル回る。どこを見ても絵はがきみたいなこの街、情報量が多すぎるので、自転車くらいのスピードがちょうどいいかもです。








チャリであるテーラーに向かいまして、シャツをオーダーしてみました。比較的高級店の雰囲気。






iPadにある候補から欲しい形を選ぶ。モデルは僕と全然違うけど良いのです。着ればこうなるはず。多分。





お姉さん、笑顔で採寸するもかなり雑。笑顔は素敵なんだけど、、。




明日の11時に出来上がります。どんななるかな、、。、



採寸が終わったら腹ごしらえ。観光地の中心から少し離れた市場に行きました。少しですが、地元の方の数が増えたような気がします。


実はこーいうところ、初めて来たのです。今までタイでもインドネシアでも、観光地から出たこと無かったのです。

フルーツに野菜に、魚もある。凄い量の食材が並んでます。オバハンの熱気もすごいし、飛んでるハエも凄い。


これぞアジアのキッチン!!










大興奮でそのまま市場の真ん中にある食堂街に行く。天井が高くて、教会の中みたい。





この中に整然とキッチンが並んでいて、それぞれの料理を各店舗で作って売っているんですが、ここにはやられた。


小さなキッチンに詰め込まれた調理道具で、もの凄いスピードで料理が出てくる。オーダー受けながらバンバンテイクアウトも受ける。

狭い何にもないキッチンから、まるでドラえもんのポケットの道具のように、スルスルと飛び出す料理の数々。


小さなこのキッチン、使い込まれててとにかく可愛いのです。


旅の基本、指差しオーダー。





ショーケースにも食材が並んでます。

使いやすいキッチンとショーケース好きの私。いつかこんな店がしたい。呆然と眺めるしかない。





使いやすそうなブリキの箸立てとか。なんだろか、このポケットみたいなの、小さなスプーンが入ったりするのかな。欲しい!







お料理は抜群に美味しかった。中でも海老の蒸し餃子と、お好み焼き風の料理、最高だったなぁ。

ライスペーパーに巻いて食べるんだけど、野菜がこれでもかと入っています。野菜嫌いの僕、今回はほとんど野菜の献立ばかりです。






そしてハマグリの酒蒸し。ハマグリが60個くらい入ってるよ。





残り汁にフォーを突っ込んでくれるお母さん。昔美人だったんだろうその容姿は、働きづめで少しお母ちゃん感が強くなってるけど、とても美しい。

愛想よくガッツポーズをしてくれる。

美味しい料理にビールをがぶ飲みして、一人500円。

驚きつつもトホホ、、。となる。






この飾り気のないお店は高いものなんて置いていない。質素ながらパワフルでハッピー。

たった500円のお会計なのに笑顔で全力サービスしてくれるお母さん、経済格差もあるし単純に比較はできないけど、僕の店が急にフェイクっぽく見えてしまった。


つい3日前に、トルコ製だかのナッツの容器に7万も払おうとしていた僕。(その後2万で済みましたが、危なかった)


僕はブランドモノとか高級な食事などにこそ興味はないけど、店に置くアイテムとなると人格が変わってしまう。 欲しいものは高くても絶対に手に入れたい、変なモードに入ってしまうのです。

きっと見栄を張ってるんですよね。モノの力に頼ろうとし過ぎてるのです。そりゃね、まだ自信ないんですよ、バーなんて。


それにひきかえ、素っ気ないキッチンスタジアムの飾らないお母さんを見て、なんだか恥ずかしい気持ちになってしまいました、、。










帰り道、金物屋さんを通ると、さっきのカウンターにあった箸立てを発見。



140円、、。これまた質素。

キヌギヌに置くんだけど、もう場所も決まってます。大切に使いますね、お母さん。








旅は良いですね。たまに丸裸にされたような気分になると、特に来てよかったと思います。


そして、思い出すのは遥か新宿の小さなバーの事ばかり。サービスってなんだろう。そもそも、心の豊かさってなんだろうなんて、考えております。(考え過ぎ?)



早く戻って飾らずチャキチャキ働きたい。





明日もちょろっと旅日記、書きます。







魅惑の都市、金沢





少し過ぎてしまいましたが、人生初めて金沢に行って参りました。


この記事は分割していないので割と長めです。ゴメンね。


周年パーティーの翌日は店に一人こもり、掃除をしまくる。これは毎年恒例の行事。気持ち悪いんだけどカウンターを撫でながら「ありかとうね」と何度も問いかけたり、帰り際にはドアにキスして帰ったります(笑)


売上が異常に良かった日も、必ずドアにキスします。誰かに見られてたらヤバいんだけど、店も生き物。おまじない的な儀式と化しております。



その翌日からは自分へのご褒美。少なくともカニを一匹は食べたいと言うわけで金沢へ。



早朝の羽田より、徹夜で降り立った小松空港を経て金沢に入りました。

朝ごはんを抜いて向かったその先は、近江町市場!!





両側にカニやらウニやらがビッシリ!!テンションはマックスでございます。





この近江町市場、アーケード街になっておるのですが、テントの色が他人とは思えない親近感。








まるで我が家に戻った時のような色合いと、市場独特の機能美に包まれたゴチャゴチャ感に既視感を覚える。


あるお店に目が止まる。魚屋さんの店先が屋台風になっていて、そこにはショーケースがあり、カニやらが詰まってます。ここにしよう!





まずは越前蟹のボイル、一杯で2,500円。そこにウニを一舟、こちらは3,000円くらいかな。

そして、ハマグリの浜焼き3個で300円!!




越前カニ。まずは味噌からぺろっと行っちゃいます。ご馳走様。





ウニもスプーンで掬ってぺろぺろ。ビールが止まりません。





隣の親子がジロジロ見てらっしゃるけど、気にしない。こっちは鶯谷の出張バーからゴールデンウィーク、周年までの2ヶ月間に対するご褒美なのだ。真剣に魚介類と向き合う。


下品だけど、カニの殻をカニ汁で洗います。隣の息子さん、気味が悪いのか、落ち着かない様子で何度もチラ見する。ごめんね、少年よ。

カニの前ではマナーなんて吹っ飛びます。しかもこちらは徹夜明けの上に深酒しているのだ。






と言うわけで、いつも通りのクオリティにてカニを平らげる。





お給仕のお母さんが、「こんなに綺麗に食べる人見たことない!みんなすごく残すのよ!!」と、柔らかく明るい金沢言葉で褒めてくださった。


僕は初めて金沢言葉というものを聞いたんだけど、柔らかくて陽気で、歴史が詰まってる感じがしてとても心地よかった。良いなぁ。金沢。初めて来たなぁ金沢。

カナザワ、と何度も呟いてみる。



僕としてはすごく不思議な街なのです。太平洋ベルトの仙台、東京、名古屋、大阪とも違う。札幌、博多はともかく、北陸に気高く鎮座する孤高の加賀百万石。

前田家は外様大名ながら、大名トップの100万石(実際には119万石)の財政を誇ったそうな。

今まで深く考えたことなかったけど、この立地と規模なら、独自の誇りの高さ、メンタリティに包まれてるに違いない。

酔った頭で金沢について考えるも、ここにいると夜まで海鮮を食い尽くしそうなので、お会計してみると、6,500円!!

毎週来たい位のお値段に驚愕。百万石くらい払う覚悟してたんだけど。




街をブラブラ歩きます。とにかく美しい街並み。電柱が少なくゴミが落ちていない。





暗渠も掘り起こされ、適度に美しく整備されてます。





旧赤線と思われる(気のせいか)街を歩いてると銭湯発見。





旅先では、たいてい到着して昼飯にご当地グルメ&飲酒、その後散歩してから銭湯、がセットになっております。


酒を抜くためにも一風呂入らせて頂きましたが、湯船のガラスの向こうに植え込みが広がり、温室のような美しく銭湯でした。写真撮れないのが残念。





お次は金沢兼六園。ここは外せません。





もっと平らな公園状のお庭かと思いきや、かなりの急勾配。坂を上ったり降りたり、中々の高低差でした。


頂上に、有名な池が複数広がります。






古い茶室が点在したこのお庭は、とても居心地が良かったです。ただし観光客が多すぎ。今度は早朝に来ようっと。



兼六園から金沢城を抜け、駅の方向に向かって歩きます。お目当が有りました。

昭和初期の三田商店、という古いビルの中にカフェがあります。全国レトロファンには有名なこの建築、中に入れるケースはカフェでもない限り難しいのです。是非とも見て見たかった。





カワイイ!!



突き出したバルコニーの作りとかたまらん。





煉瓦積みの外壁にテラコッタで装飾された入り口部分。大好物の様式です。


東京の江東区、佐賀にある村林ビルと似ています。





(江東区の方、こうやって見ると電線が気になりますよねぇ)


もしも神様が願いを叶えてくれるなら、この二つとも欲しい。新宿に移築して、一つは予備に(笑)



ドキドキしながら中に入る。






あれ、、、(汗)テレビ付いてて、なんかあんまり、、。新聞や荷物が積んである。横のステンドグラスが可哀想じゃんかよ。


個人的な好みの話ですけど、割と気取った内装のクセに、見えるところにダンボールとか積んである店が凄く苦手です。

多少なりとも夢を見に来ているお客さんに、どんな事情があろうと荷物は見せちゃいけないと思うのです。詰めが甘い。


超レトロな、老夫婦の営む食堂なんかは別ですよ。気取るならしっかり気取る、汚いならとことん汚い(笑)、どっちかにしてよ!




まあいいや、とお店を後にしました。階段なんか素敵なのになぁ、、。





お、人が住んでいる様子。いいな。僕も一部屋貸して欲しい。






道を歩いてると、加賀藩ご用達と思われる商店が軒を連ねる一角に。


きっと、昔は大店だったんでしょうか。どこも黒光りして、見るからにツヤツヤしてます。

中の匂い嗅ぎたい。








なんて思いながらガラス越しに中を覗いていると、奥さんが出てこられた。あら、ご旅行?なんて話しているうちにお茶どうぞ、と。


酒臭さを誤魔化すためにフリスクを17粒位喰らい、お邪魔する。


すごーくダイジェストで身の上話をお話ししているうちに奥にピアノあるのよ、と中に連れていかれ、一曲弾かせていただきました。(笑)




集まる近所の皆様。





なんだか色々ご馳走になってしまいました。


このウルルン滞在記のような展開は何だろうか。早くも金沢、好きです。



そろそろホテルにチェックインしなきゃいけないので後ろ髪を引かれながら素敵なサロンを後にする。このまま居たら翌日の朝ごはんまでご馳走して下さりかねないご親切な旧家の皆様。


寅さんだったら泊まるんだろうなぁ。僕はまだ無理でした。



そして目的のホテルに。今夜は日航金沢さんにお世話になります。





あんまり詳しく言えないのですが、ここのすごく偉い方と懇意にさせて頂いており、ちょっと遊びに来い!との嬉しいお誘いを頂いたのでした。





時間外のバーにてシャンパンを頂きます。向こうには兼六園と金沢城が見える。


と、、、ありゃりゃ、またかよ。





完全にピアノ芸者です。丁寧にミスティを弾かせていただきました。僕は頼まれたらどこでも弾きます。


ピアノ弾く人って二手に分かれると思います。ウォーミングアップしてないから勘弁して!っていう人と、ピアノを見たら触りたくなるタイプと。僕は完全に後者ですね。

車が好きな人と話をしていて、ハンドルやアクセルがどんな反応なのか、エンジン音はどうなのか、と無性に気になり、運転したくなるそう。それと似てますね。


この時点でかなりベロベロなんだけど、部屋に戻り、ホテル内の寿司屋に向かう準備をする。またしても一人です。


ビルの中なのに、向うに庭園があって新緑が清々しい。あー、ガラス越しの緑、なんでこんなに僕を狂わせるのか。




高級な寿司屋なんて数年ぶりです。本当にケチなので、普段はチェーン店のや回転寿司で充分なのです。


先客は老夫婦。大きな声で健康法を話してらっしゃる。千葉からいらした、かなり裕福そうなご夫婦の様子。



カウンターあるあるで、少し釣られて笑いつつも会話に入らない、聞いてますよ感を前面に出した空気感。

とはいえ、お顔を見たりはしない。この感じ、割と好きなんですけど。




黙々と平らげる僕をよそに、ご夫婦が体験された戦前のお話になる。戦前のサイパンで生まれ、奇跡的にバンザイクリフの玉砕を免れて孤児として帰国し、聞くにも涙の東芝の工場勤務を経て会社を起こされ、今の成功に至るんだとか。

サイパンの辺りでちょっともらい泣き。その後はご夫婦と全力で語ってしまいました。謙虚で上品なお年寄り、大好きです。


うーん、いつもよりかなり旅先らしい展開。やっぱ金沢好きかも。


あんまり写真撮るの好きじゃないんだけど、この蒸し寿司は美味しかったです。






その夜、例のお知り合いと飲みに市街に繰り出す。この辺りは割愛しますが、素敵な方が沢山でした。





翌朝は日航金沢名物の朝ごはん。トリップアドバイザー全国2位の実力は素晴らしい。本気で美味しいのです。






しっかり頂いて、飛行機にて金沢を後にしました。



余計な考察を挟む余地もなく、一つ言えるのは金沢は民度の高い市民が誇り高く生活なさってる街だということ。


街並みの美しさ、人の持つ格というか、優しいながらも毅然となさってる感じが、京都出身の僕には不思議と親近感を感じました。


京都ついでに言えば、全国の方が京都に来る理由がやっと分かった気がするのです。

僕は京都はただの実家の土地というイメージでしかないのだけれど、金沢に来て、あまり知らない古い日本の街の空気に包まれる快感を知りました。

懐かしさと、おもてなしと、歴史と、普遍の情緒のようなものがとても心地よかったです。


いやー、深かった、濃かった一泊2日でした。



また行きたい、なんて言ってる一週間後にはベトナムです。

遊んでばっかりで申し訳ないですが、今年はしっかり遊ばせて貰います。すみません。









白馬その3 新緑のあずさ号




ホテル自慢はこのくらいにしておきましょう。フレンチフルコースの写真をアップするのも割愛します。お金出して買えるものをそのままひけらかすのは主義に合いません。

そこに少しでもアイディアや工夫がないと、読んでてつまんないじゃん(´・_・`)


とにかく、普段の安宿貧乏感覚との落差に、滞在中軽いショック状態が抜けませんでした。


そんなホテルともお別れ。お世話になりました。また行きます。ありがとうございました。







少し足を伸ばして、側にある長野オリンピックで使われたジャンプ台を見て来ました。


見渡す限りに新緑が眩しいです。どこもかしこもまだ芽を吹いたばかりの新緑、なんでこんなに美しいんだろうか。




よく見るといろんな色があります。黄緑に深緑、グレーっぽいのやら黄色いの。新緑って言っても様々なんですね。

この白馬村、驚くべきはこの季節、八重桜も梅もフジも水芭蕉もいっぺんに咲いていました。ちょっと独特の気候なんでしょうか、極楽浄土みたいでした。

ジャンプ台は思ったより大きくて、なんか怖かった。ちょっと死刑台っぽいと言うのか(汗)





こんなところから飛ぼうなんて、最初に飛んだ人は根性試しか、そうでなければよっぽど差し迫った状況に追い詰められていたのだろうか。

しかもそれがスポーツ競技に発展し、オリンピック競技にまでなるなんて、どうなってるんだろう。(それを言えばカーリングとかも)とにかく信じられない。


リフトで上まで行けるとのことだったんだけど、辞めておいた。リフト、怖いのです。


途中、道の駅にて何やらかんやら買う。野沢菜にカブの漬物、アスパラに立派なベーコン、わさび漬け、リンゴジュースに野沢菜にナメコに独活、、。とにかく安いのです。



お土産だけで10キロ超え。その他にスピーカーとか充電器とか、めちゃくちゃ重いのです。





帰りはバスをキャンセルしてJR中央東線のスーパーあずさ。どうせなら往復で違う景色を見たくなったのです。


狩人の「8時ちょうどの〜あずさに乗って〜」ってのは知ってたけど。初めて乗りました。


まあ、早く着いたら嬉しいな、位の感じで駅弁を買って乗る。





もーね、この電車が凄いんです。乗るだけでも価値あり!


となりのトトロのネコバスみたいに山の間をビュンビュン駆け抜けるのです!!








湖に池に田んぼに渓谷に高原。南アルプス、富士山をバックに高速で駆け抜けます。

今までは湘南新宿ラインの戸塚辺りでもかなり感動してましたが、こちらは、その35倍くらい見所が多い。


特急系の乗り物が好きで、この季節の新緑が何より大好きな僕としては、至福の3時間でございました。

特にラストの立川から新宿は20分間停車なし!吉祥寺も阿佐ヶ谷も中野もすっ飛ばし、新宿の超高層に吸い込まれていくエンディングは、ちょっとした映画のようでした。


ヘッドホンでお好きな曲を爆音で聴きながらがオススメです。僕はブラームスの1番と3番をランダムに組み合わせて聴いておりました。



お陰で駅弁食べる暇なかった。フタをして、後ほど店で頂きました。






おそるべしあずさ号。乗るだけでも価値ありです。初夏辺りにまた一人で乗りに行くかも(笑)


白馬は二泊以上したいし、一泊なら松本辺りでも充分楽しめるなぁ。どっか安宿泊まって、火曜に帰って来たらお店の定休日だけでまかなえちゃう。下手すれば毎週通える。


レトロな安宿ないかな、、なんて探してたら!!


松本市 まるも旅館さん(一泊5250円)







ギャー!!なんてレトロなんだろう、、。全国レトロファンの憧れの木造三階建て旅館とのこと。往復のあずさ号と合わせても2万円切るんだから、これはお安い。

下手に高い飯食ってグズグズ酒飲んでタクシー乗ったら、それこそ2万じゃ効かないじゃんか。


人生にまだ楽しみが残っておりました、、。これはライフワークになる予感。






楽しみといえば、屋形船。受付初日に32名のご予約を頂きました(汗)


現在、ご入金の先着順にて席の指定を始めております。船内が縦長ですので、どうしても中央と両端に距離が出てしまいます。移動自由ですが、踊りが見やすい中央付近がいい、お友達とご一緒のテーブルが良い方などはお早めのお申し込みをお待ちしております。

無理にお誘いはしませんが、潮の香りの漂う船内で長唄の生演奏の中、お刺身に日本酒、、、前回参加した方に「江戸時代みたいだったよ!」と、興奮気味に言葉を頂きましたが、まさにそんな感じです。よそのカラオケ重視の居酒屋屋形船では絶対に体験出来ません。

そもそも、乗り物乗って食って飲んで、なんて楽しいに決まってますよね。いっそのことあずさで車両貸し切り出来ないかな、、。JAZZバンド乗せて。


検索っ、、、と。
あずさは流石になかったけど、京急電鉄はやってました!



4両編成120名で53万だから、そこまでは高くないですね、、。いつかやりたい。




昨日と今日はお店にて野沢菜をお出ししております。無くなり次第終了となります。どうぞよろしくお願いします。






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佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:979 最後に更新した日:2019/02/20

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