福岡〜佐賀より禁煙と向き合う




まだまた季節は冬。毎日寒いですし、テレビを付ければいつものあのニュース。新コロだなんて、一時期のワタシのあだ名と同じじゃないか。

そんなニュースもあってか、ついどんよりした気持ちになりがちな毎日、思い切ってご飯の美味しい南の方角へ行ってみようと思い立ちました。


向かったのは福岡空港より、佐賀は有田町。まるで津軽の駅に降り立った雰囲気。





どこが南国やねん!!!





久しぶりにちゃんとした雪を目の当たりにしました。




命からがら、宿に到着しました。観光に大雪は本当に困るんだけど、朝目覚めて銀世界なんてそれはそれで風情あるかも、なんて思いつつ眠りに就きました。ま、どっちだって嬉しいわけです。


目が覚めると、うってかわってのピーカンっぷり。流石です。もう最高です!





人気の少ない(失礼)有田の陶器店街を歩く。とにかく建物が可愛いのです。有田焼はかつて、日本の磁器唯一の生産地帯だったそうで。かつての有り余る財力が街角のここかしこに。














香蘭社、というなんとも優雅な製作所の店舗を覗く。





商品の中に、やはりありました。宮内庁関係。








まあ、どこを見ても隅まで豊かなんですね。誤解を恐れずに言うとですね、小樽や愛媛、金沢と似た「こちら、田舎だとか地方だなんて全く思っておりませんので」という誇り高き空気があります。僕が選ぶ国内旅行先に共通する空気感ですが(笑)


僕はそんな豊かな街が好きなになりました。割と惚れやすい方ではありますが、、。


で、宿にて有田の事をいつも通りねちっこく調べます。街の空気を吸い、歴史を調べ、過去の栄光や事件を知ると深く繋がってるような気分になります。








冬の日差しが暖かいです。こんな幸せな事があろうか、と。





美しいこの部屋で、ふとある思いが頭を過りました。




「タバコやめようかな、、、」



当然、この部屋も禁煙です。タバコに神経使うの、いい加減疲れてきました。



理由はバケツ一杯くらいあります。


*臭い
*常に吸うこと考えてる
*吸える場所少なし
*人に気遣ってばっかり
*残りの本数が気になる
*バッテリー減ると不安
*掃除毎日しないと凄く臭い
*高い(750円/1日30本)
などなど、、、。

その集大成が、旅先の宿なんです。最近の美しく整えられた宿は圧倒的にタバコ類は吸えない。それには賛成です。

僕は人のヤニ臭い部屋が嫌なので元々喫煙室には泊まりません。(笑)なので喫煙所に吸いに行くんたけど、敷地の外だと一本吸うのに10分かかる場合もある。それを1日に15回とか、20回とか繰り返す。


もう、吸う理由無いですよね(笑)



そんな訳で手持ちのタバコをゴミ箱に捨てまして、綺麗さっぱりおさらばとなれば嬉しいんだけど、さてどうなります事やら。(多少太ってもイジメないでくださいね^_^)


で、薬もパッチもドクターにも頼らず、タバコを辞めた誇りを胸に、再び博多に戻る。


今夜のお宿はニューオータニ博多。





薬院駅の前にあるこのホテル、東京と同じで時間が止まっています。





勿論、部屋は禁煙室です。

タバコをやめた恐怖よりも、タバコで悩まなくて済んだのが素直に嬉しい。

部屋を出たり入ったり、匂い気にしたりストック買い足したり電源探したり。そういうの一切なーんにもないの。



悪くないよ、これ!



喫煙者って言うのはですね、物凄く面倒臭い事をお金を払って毎日繰り返す、かなりの努力家なのであります。

私はズボラなので、楽になって嬉しいというのはかなり本音。発想の転換かもしれませんね。


そんな謎のテンションのまま、お客様の営む水炊き屋さんへ。





これがですね、本当に品が良くて美味しいのです。禁煙の話や飲み屋さんの本意みたいな興味深い話をしながら、沢山お酒を頂く。脱線してはまた戻り、を繰り返す。楽しい夜でした。

そして、宿に戻りグズグズ過ごす。お風呂に入り、お茶を飲みながら本など読む。こんな遠くに来て、観光やら街歩きを一切頑張らないという、最高の贅沢。


そしてお風呂に入りながら、これまで25年間1日も休まずに、平均30本キッチリと吸ってきたタバコの事を考える。

今まで吸ったタバコはざっと27万本。今の愛用銘柄はiQOSメンソール。この一箱500円のを85歳まで吸うと、トータル70万本にもなります。



今回、辞められるかはともかく「異常な数字」なのは言うまでもありません。しかも60%は税金だそうで、、。





因みに禁煙ではなく卒煙、というそうです。「タバコ禁じます」ではなく「もう必要なくなりました、今までありがとね!」を目指します。




上手く行くかな、、、。






ワクワクホテル選び 欧州編





三連休の最終日。疲れた体を休めつつ、ブログを書く小さな喜び。フジテレビの何でもないドキュメンタリーの再放送を見ながら、マカロニチーズを口に詰め込み、ビールで流し込みます。


なんて幸せなんだろう!!





マ・マーの早茹でマカロニにゆで卵と粉チーズで和えただけの、低俗な食い物です。疲れた日にはお箸が迷う事すら厭われます。ワンディッシュを黙々と平らげつつ、これまた内容のないブログを書く。



さて、夏季オリンピック時期の国外逃亡プラン。

良いホテルはお正月くらいに抑えないとダメ!というアドバイスを受け、早速ホテル予約に取り掛かっております。


って、人の旅行先のホテルの話なんて誰が聞いてもつまらないに決まってるんですが、それでも書く事にします。自分用の日記みたいなもんです。


今回の渡航順は

イスタンブール
バルセロナ
パリ
プラハ
ウィーン

で、頭とお尻は機内泊込みの2泊で、真ん中3都市は3泊ずつのトータル13泊という未曾有の出費。

ホテルメインの旅行なら、例えば温泉なんかだと高めのホテルに絞ってもいいんだけど、今回は観光メイン。

「どーせ昼間は部屋に居ないじゃん」「寝るだけだし」という思いと、「たまの旅行だし今回くらいは」「毎回ケチって痛い目に遭ってる反省を」と、天使と悪魔が僕を悩ませます。


そこで、都市によって緩急つける作戦に出ました。イスタンブールやプラハなんかは捨てちゃって、屋根さえあればいい。最終都市のウィーンも、きっと疲れてるだろうから限界まで安く済ませる。

逆にバルセロナとパリでは、多少出費してでも宮崎駿のロケハンみたいなレトロホテルに行こう!というプラン。


とはいえ、僕の予算は格安なのです。たまにお客さんのホテルの話聞いていると高くて卒倒しそうになります。僕の予算はかなり低いようで、、。

僕の奮発ホテルというと一泊25,000円までで、それ以上は出せない。国内ならこの半額までが限度。逆に安けりゃユースホステル以外なら何でもあり。そして、探せばきっとあるよ、低価格で素敵なホテル。


と言うわけで、30時間くらいかけて選んだこの5軒!





イスタンブール ホテルアルプ (6,000円/一泊)




部屋はありがちな安い雰囲気なんですが、屋上に信じられないようなテラス。海を見ながら朝食を!を合言葉に部屋ではすぐ寝ることとします。









バルセロナ ヌーベルホテル(21,000円/一泊)


アールヌーヴォーの建築のこのホテル。バルセロナ レトロ ホテルで検索して見つけました。バルセロナの物価は東京と同じくらいらしいです。高いなぁ。





もうね、ロビーを見に行くようなもんです。何なんだろう、この既視感。美しい。住みたい。





エレベーターが木の枠に収まってます。ひー!!匂い嗅ぎたい。ちょっと舐めたい。





お部屋のバルコニーからは向かいの建物が。本来なら景色なし、カテゴリーの部屋になる筈なんだけど、いや、むしろここを眺めながらお茶したい。美しすぎるだろ。






あ、今回は勇気を振り絞って、すべての予約時に英語でメッセージを添える事にしたのです。


「こんにちは。あなたのホテルに滞在出来るのを楽しみにしています。私はモダンな雰囲気が苦手なので、なるべくクラシックでレトロな部屋なら嬉しいです」


だとか、「同クラスならば並木が見える部屋が希望です。」 みたいなの。壁が見える部屋は嫌と書くより並木と書いた方が良いかな、、なんて考えつつ。どれだけ効果があるかは解らないけど、書かないよりはマシだろうと。結果は着いてのお楽しみ。



そして、他の5サイトくらいのレビューと画像検索、ストリートビューを比較して部屋の値段と配置や見える景色を割り出す。

ああ、なんて暇なんだろう。




パリ オー マノワール サンジェルマン(25,300円/一泊)


遂に上限の金額を超えてしまいました!!どうしよう、、。





ロビー横にはちっこい温室も付いてます。





お向かいにはサンジェルマン教会、左下には カフェフロールが見えます!!ここに決めた!









窓から見える、カフェフロール。しかしなぜ僕は窓からカフェが見たいのか。






遡る事2000年の東京。かつての表参道にもありましたカフェフロール。若き日の思い出が溢れて止まりません。と言いますのも、僕が上京してきた23歳の頃。ドハマりしました。懐かしいです。





大都会に越してきた二十歳過ぎの僕は東京の豊かさに圧倒され、毎日白目を剥いては街をウロウロしておりましたが、そんな中でパリにあるような路面のカフェに恋をしました。

自分もいつかそんな場所で黒いネクタイとベストを着て、無精髭を生やして颯爽と働いてみたい、などと妄想を抱いておりました。

東京だと他にもオーバカナルやデプレカフェなどもお気に入り。しかし、人のご紹介で就職を決めて上京した僕にとって、フロールを始めとするフランス式カフェで働くことは最後まで叶わなかった。

その代わりにこの店には死ぬほど通いまして、当時と好きな男が隣のGUCCIに働いていまして、その人ともここで何度も逢引を重ねました。(恥ずかしい)


そいつがまあ、とんでもなくいい男で、そして性悪なのです。よくある話です。



そんな悲喜交々なカフェフロール。いつかはサンジェルマンの本店に行きたいなんて思いつつ、パリには3回行くもフロールには行かなかった。

なんかですね、行くと大切な何かが終わっちゃう気がするのです(笑)

もう40代も半ば、今回は満を持して行ってきますね。






長くなりましたがお次はプラハ。節約コースです。





プラハ ミュージアムホテル (8,000円/一泊)





ヨーロッパ特有のロの字型の建物。その中とは思えない壮大な中庭に面した、ボロホテルです。





見るからに静かそうなお部屋。そして激安です。レビューによるとウサギやリスが自生してるとか、、。





そして、最終都市のウィーン。ヴィナー シュターツオーパー (11,000円/一泊)


ウィーンは総じてホテルが高い様子でした。この頃は疲れて引きこもりになってる予定なので、何処へでも歩ける範囲の利便性と眠れる機能さえあれば充分。

国立歌劇場の向かいなので高いんだろうか。ここは少し失敗した感があります。




入り口は立派ですが、中はかなり狭い。リボン付きの独房といった趣き。むしろ鬱傾向には狭い部屋が丁度いい。(プールとかジムとかあったら元取らないとって焦るでしょ)






今回の旅行で唯一、何をおいても買い付けたいものが1つだけあります。


ウィーン名物のカフェ、何を注文しても銀のトレーに乗ってくるのですが、そのお盆をまとめて5.6枚欲しいのです。重ねられるようなやつ。




ウィーンの合羽橋みたいなところを調べるのと、一応アンティークマーケットが立つ日曜日に現地に着くように設定していますが、果たしてこんなもの、観光客がまとめて買えるのかしら、、。



後はやはり銀の花瓶とかシャンパンクーラーなど、シンプルなものを少しだけ。

バルセロナにもパリにもウィーンにもクロネコヤマトがあるらしいので、そこから送っちゃおう。
他は何も要らないです。変な置物とか絵皿とか、絶対に買いたくない(笑)

置く場所もないしですね、一生使える丈夫でシンプルで気に入ったのを少しだけ欲しい。


今回はオッサンらしく、質実剛健でスマートな旅になりますよう。





オリンピック逃亡計画



リビングのソファーに寝転がって「噂の東京マガジン」を眺めながら下らないブログを書く、ささやかな喜びの時間。

好き勝手に話すジジイ達にTRY娘。この番組に漂うユルい社会意識は、週末に疲れた僕の体を優しく包み込んでくれます。



***



来年夏のオリンピック。楽しみだなー、という方の方が多いんだろうけど、僕は天邪鬼なのでそんなに楽しみではないのです。むしろ恐怖心の方が大きいかも。


街の混雑がめちゃくちゃ苦手なのです!!


今でさえ、銀座なんか歩くとですね、路上にトランクを放置して携帯検索しているツーリストだらけです。それが悪いとは言わないけど、ササっと早歩きで目的地に向かいたい僕にとって、その光景はには気が滅入ります。平日休みという水商売唯一のメリットが霞むくらい、最近の混雑は気になります。


それがオリンピックなんて、もう、どうしましょう。オリンピックの総動員数が1,000万人なんですって。それがどわーっと1,300万人も住んでる東京になだれ込む。想像しただけで息苦しいのです。


ネットを見る限りですが、鉄道の各路線、開催期間は軒並み二割り増しだそう。メインとなる千駄ヶ谷駅やその近辺、つまり代々木駅、新宿駅、そして湾岸エリアなんて利用者が倍以上になるらしい。

とはいえ、通常の新宿駅の乗降者数は370万人、倍だとすると700万人でしょ。流石にそんなにはならないとは思うのだけれど。もしそうならむしろ、ビルの上から見てみたい気もする。(スイスの総人口は760万ですって)





ホテルの予約サイトにブッキングドットコム、というのがあります。予定日を入れて地図を開くと、空いてるホテルの料金がパパッと表示される優れもの。

暇な時にはこれを見ながらあれこれ想像するのが好きなんだけど、まあ、オリンピック期間中にはとんでもない値段になっております。


例えば2020年、8/1〜4の3泊で、浅草近辺に設定してみる。





お値段なんと13万から100万超えまで!!なんでこんなに高いのか!


因みに3泊13万のお部屋、どんな感じか見てみますと、、、





ただのコンテナ、、。ギャグかよ!と言いたくなる。


安っぽいビジネスホテルレベルでも、軒並み30万近くします。比較として2/1から3泊だと2〜3万。やはり10倍が相場なのか。


益々逃亡したくなります(´・_・`)


しかし、キヌギヌを15日間も閉めるという、今までやったことのないトライアル。真夏のお店を半月も締め切って、果たして大丈夫かという疑問。

対策は既に講じております。アマゾンで何でも揃う便利な世の中。


金魚のエサやりは大きな問題。そもそも金魚の生態的に1週間くらいはあげなくても平気らしいんだけど、流石に2週間は試す勇気がない。





そこで、自動餌やり機、1580円。




時間になるとパラパラっと餌が出てきます。僕の枕元にもこんなのあったら便利だろうな。カロリーメイトの細かいのがパラパラっと出てきて、中断されることなくYouTubeが見られる(笑)



そしてベランダの植物関係。真夏には一日2回、時には3回くらい水をあげないとしおれてしまうのです。





こちらはですね、タカギの自動散水マシン。





このマシン、優れものなのです。ホースを繋いで土に挿しておくと、点滴のように注水してくれます。設定も何日おきに何回、何分間とか細かくやってくれる。

早速買って設置してみました!




なるべくホースを見せたくない余りに、凝った配線を計画するも、思ったより面倒くさい。

太いホースから細いホースに分岐するところの小さな分岐パーツが、力を入れると折れてしまうのです、、。蔦の裏側に目立たなく這わせたいので、この形だと力がかかってしまう。もう少ししっかり作って欲しいよね。





なんやかんやで5時間くらいかかって設置完了。スイッチを入れると、チョロチョロ水が出てきたよ。これで夏も安心。

と、気付くと蛇口が自動散水マシンに占領されて水撒きのシャワーノズルが使えなくなっているではないか。これは困った。




またアマゾンにてパーツを買う。蛇口のノズルからシャワーノズルを分岐させるやつ。





その場でしっかり内径やサイズ測って、ポチっとやると翌朝には玄関に置いてある。昔ならハンズに買いに行って、取り付けたら合わなくて交換してもらい、なんて事よくあったんだけど。本当に便利な時代。


これでまたプールでシャワーが浴びられる!







いや待てよ。逃亡する間にお店をB&Bで貸したら、、、一泊10万で15日、150万になるじゃないか!!グランドピアノ、バーカウンター付き。


またアマゾンを覗くと、簡易ベッド7900円。





って、まさかね。世の中そんなに甘くないのだ。遊びに行くからには、ちゃんとリスクを取らなきゃですわな。


とは言え、やはり植物の水やりとか、漏電、漏水なんか怖いのです。旅先でモヤモヤしたって帰れるわけじゃなし、気にしながら旅するのって嫌じゃないですか。

いっそのことどなたかにお留守番兼、昼間のカフェなんかで場所貸し出来たらいいかな、なんて思ったり。イカリング乗せたオリンピックカレーとか出したら、適当に儲かるんじゃないか(笑)


またググってみると、先を越されていた。







やはり皆さん、同じこと考えるのね(笑)




なんて思いを巡らせていましたら、ウェブカメラ付けらたいいじゃんと、またアマゾン。


赤ちゃん用の見守りカメラ、3999円。





こちらも買おうか検討中です、、。心配は尽きることがありません。

休暇の筈が、段々と旅行行くのが面倒になってきました。


何だかんだ、普通の日々が一番幸せなのかも。




五輪開催中の夏季休暇について



オリンピックまであと半年少しとなりました!

が、僕的には混乱が怖くて、逃げ出すつもりをしております。17日間?の開催中、平日がかなりありますが、アルバイトの皆さんは本業があり、僕1人で混み合った場合に対応出来ない恐れがあります。


正直言って、ガラの悪いインバウンド客に暴れたり吐かれでもしたら、その方が困るのです。これは差別とかではなく、ラグビーの日本大会の時にチャリで歌舞伎町を通勤していて感じた事なのです。


あと、渋滞や混雑、警備も面倒臭い。(笑)生で観戦するでもない、テレビ観戦者の僕にとって、東京にいる事はあまりメリットを感じません。





勤続15周年、というのもありますし、、、。




というわけで、海外に逃げます!!

重い腰を上げて、飛行機の手配が終わりました。マイルを貯めてるスターアライアンスでヨーロッパ、となると沢山の航空会社があるけど、その中でも飯が旨いらしいトルコ航空とオーストリア航空に絞って欲張りドケチプランを立てる。

マイレージで飛行機は三路線、全て直行便が取れました。(楽なのは嬉しいよね)



7/27 羽田発イスタンブール(トルコ航空)

7/30 イスタンブール発バルセロナ(トルコ航空)

この後はバルセロナ含む10日間、気の向くままに鉄道でフランス、オランダ、ベルギー、ドイツ辺りをうろうろ。どこかのタイミングで最終国のウィーンに入り、

8/10ウィーン発成田(オーストリア航空)


となります。しかも全部ビジネスクラス^_^


こんなに乗って95,000マイルはおトクだなぁ。



ああ、あんな所とか





こんなのとか




こんなのとか、、






ああん、我ながらステキなフリープラン!!


元々フリープランなんて予定してなかったのです。4都市周りたくてANAのサイトをクリックするも、いくらやってもエラーが出ちゃう。コールセンターに電話したら、マックス3都市の制限だとか一番近い目的地から折り返すとどうとかで、僕の思うコースは取れないらしい。


なので長距離と中距離の取れるところだけ取って、後は気ままに鉄道でと変更したのが、逆に良かったのかもです。1都市に4日とか、合わなかった場合に早く出たくて辛いじゃないですか、、。


因みにバルセロナとパリを鉄道で移動すると7時間、2万円前後。飛行機だと1.5時間で一万円しない。飛行機は便利だけど、雲ばっかり見てもね、、。鉄道なら目的地変わっても対応できる。

この際、効率ではなくぶらり途中下車を楽しむ旅にしたいな、なんて思っております。出来たら村のバーで飛び入り演奏とか、馬小屋のワラのベットで野宿とかしてみたい!!




営業の日程につきましてはまた夏前辺りにお知らせいたします。しばしご迷惑をお掛けしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。





館山その2 レトロなタイムカプセル




館山、続きです。


旅館を後にし、館山駅の辺りで時間を潰しておりました。申し訳ないくらい本当に何もない、地方の駅前ロータリーという感じのエリア。

地図で見ると「三越 館山店」とあります。

駅前にコンビニすら無いのに何で三越が?!と急いで見に行ってみることに。


そこには、平屋建ての三越がありました。。。




中に入ってみましたが、150平米位の平原にお歳暮やら婦人服やらがギッシリ!

これは、、。と調べたところ、サテライト店というらしく、地方には割と沢山あるのだそう。地方のデパートファンとしては凄い面白い!

ただ、本当に小さかったのですぐ出てしまいました。欲しいものが1つも無いのです。


まだ1時間あるし、、とお茶でもしようと少し歩くと、なにやらレトロなパン屋と喫茶店の複合店舗を発見。





看板を見ると、館山 中村屋とある。


新宿から来てわざわざ中村屋かいな、と呆れつつも入るとこれが大当たり!!


昭和40年代の香りが残る、まさにタイムカプセルなパン屋さん。たくさんのパンに加えてバターケーキに羊羹にソフトクリーム、日々の食パン、そしてロシアケーキまで。昭和の奥様の夢が詰まった夢の店舗です。














そして、そのロシアケーキという聞きなれないお菓子。ジブリ映画に出てきたシベリアとはまた違います。

僕はロシアケーキには少し思い入れがありまして、昔から食べてみたいと思っていましたが、なかなか叶いませんでした。




明治期、かの中村屋はまだ本郷にありました。創業者である相馬夫妻は本郷のパン屋を買い取り中村屋とした。東大のお膝元だからか、八月の1ヶ月はまた別に、避暑地である館山で短期営業をなさっていたらしい。

当時、ロシア皇帝お抱えの製菓職人からロシアケーキの製法を学んだ職人の長束実氏は、これを受け継いだそう。

その後、相馬夫妻の中村屋本店は新宿に移り、長束氏は暖簾分けして館山に本格的に根を下ろす。

本郷の店舗は今はないそうなんだけど、ロシアケーキは何故か新宿中村屋には受け継がれず、館山中村屋だけに伝えられたそうです。


ひゃー、中村屋の相馬夫妻の本を読んでいてロシアケーキにはとても興味があったのですが、新宿中村屋に行っても売っていなかったのを覚えています。



この相馬夫妻は、明治23年、ロシアの盲目の詩人エロシェンコと交流し、メニューにピロシキを加えたりします。


ヴァイオリンを弾くエロシェンコ





ロシアだけでなく、大正4年。インドの思想家ラス・ビハリ・ボースが検挙されると聞くと命懸けで匿い、その時に振る舞われたインド式カレーを後にメニューに加えた。


記念撮影に応じるボース氏。






まだ自由の少ない明治の御代に、かなり前進的な経営をしていらしたんですなぁ、、、。羨ましいなぁ、良いなぁ、僕も誰か思想家を匿って新メニュー増やしたい!




そんな、文化サロンな新宿中村屋の遺伝子を、 まさか通りかがった館山で発見するとは!


嗚呼、中村屋、あゝ、ロシアケーキ。





僕は万感の思いを込めて、このアンズのロシアケーキを買う。138円。





濃厚で、サクサクしていて、ザ昭和といったお味。感無量です!!




いつか長崎で美輪明宏さんの生家を訪ねた旅行もしましたが、そのきっかけとなったテキストにも、、、。

自伝「紫の履歴書」の冒頭より。


「長崎は武久夢二の長崎十二景の絵さながらに、港あり、丘あり、山あり、川ありで、その中にイスパニヤ、ポルトガル、オランダ、オロシア、支那、朝鮮、英米國人と、様々な国の人々を遠い祖先に持つ人々が、その面影を残した容姿や性癖、習慣で、それぞれが幻のように暮らしており、中でも美輪さんの生家のあった本石灰町は元々異国情緒の豊かな街並みで、表通りにはロシヤケーキの店や支那餅など、様々な店が並んでいたそうです。」


とある。

当時これを読んだ僕は、「またロシアケーキだ!」と膝を打った覚えがあります。

大正6年のロシア革命以降、白系ロシア人が流入してきた日本。大正ロマンの気風と相まって、モダンな文化の花が沢山咲いたんでしょう。


うーん、暫し感慨に耽る。きっと当時の館山も、避暑地の趣タップリで、情緒があったんだろうな、、。



当時、館山と東京湾を結んでいた汽船の発着所の建物。









完全に館山中村屋の虜になった私。こうなりゃどうなってもいい。全身で中村屋を感じ、味わい尽くしたい。


、、、二階の喫茶店も気になったので上ってみる。趣のある螺旋階段を上がると、、





きゃー!可愛いっ!





沢山のショーケースが僕を出迎えてくれます。





懐しい、ただ懐しい感じの厨房。昔の食堂なんかこんな感じだったなぁ。





一体ここはどうなってるんだろう。昔のドラマのセットに迷い込んだような感動。客席の平均75歳くらいのジジババ様も、時間が止まってるに違いない。


メニュー。これまた良心的なお値段でして、、。





取り敢えずクリームソーダを注文。レトロ系店舗ではクリームソーダ、オムライス、カレーのどれかをオーダーして、記憶に刻み込みます。糖質制限なんてやってられるかっての。





アイスがですね、乳脂肪なんて入ってないようなシャリシャリのなんですよ。練乳と全卵を混ぜたような、、これは参った。


となると、カレーも食べたくなる。とは言えですね、ついさっき旅館で朝飯食ったばかりなのに、しかもロシアケーキも食べちゃった。


無理に決まってる!お腹いっぱいだし、、、、でも、、、館山遠いし、、。










あー、、、。頼んじゃったものは仕方ない。

このカレー、僕の満腹に反してメチャクチャ美味しいんですよ。老舗レストランのともホテルのとも違う。インドのエッセンスがきちっと入って、かなりスパイシーなんですよ。資生堂なんかと同じで、牛脂で玉ねぎニンニクを揚げてから作るタイプだと思う。


もうレトロが止まらない。ダイエットよりレトロ。胃が裂けてもいいからもっと味わいたい。(笑)


と、渋めのシュークリームと





バタークリームサンドとカレーパンを買う。





流石に全部は食べられないので、シュークリームだけ頂く。


これがまた旨い、というか懐しいんだな。分離する限界まで固くあわ立てた生クリームに、これまた硬めのシュー生地。

気取った今時のパティスリーじゃ絶対に許されない、恐ろしくレトロなお味(笑)

いやいや、これが良いんですよ。昔街角によくあった、ご夫婦でやっていらっしゃるようなケーキ屋さん。

缶詰の黄桃が丸々乗ったタルトとか、バタークリームのチョコケーキとか、赤いジャムの乗ったクッキーとか。


こっちの方が子供の頃のご褒美感が満たされる!!



これはこれで、別のジャンルの食べ物なんですよね。あー、魅惑の館山中村屋さま。新宿にあったら毎日行くのに、、。でも、店名が「館山中村屋新宿店」となると、相当ややこしい。これは館山に来た時のご褒美として取っておこう。


因みにお隣のお土産屋さん。





似て非なる、何の情緒もないお土産屋さん。あー、どうか日本中がこんな店で埋め尽くされる日が来ませんように、、。そうなる前にあの世に行きたい。




もし館山に行くご用があれば、館山中村屋さん、どうぞご利用くださいませ。絶対に裏切られませんよ!





おしまい





草の根復興、館山へ



今月唯一の連休は、千葉県館山市にやってまいりました。どうせお金を使うなら、被害の多かったエリアに行こうと思いまして。

房総半島のこんなに先っぽ!




鉄道だと東京湾をぐるっと回って舞浜経由、館山までは3時間半ほどかかるのですが、バスタ新宿から「菜の花号」だとアクアラインで東京湾をショートカット、2時間かからず着いちゃいます。

いい歳してアクアライン、大興奮(〃ω〃)



海を渡り、木更津に入った途端、急にブルーシートの屋根がたくさん。




ニュースによると、県内は未だこんなエリアもあるらしいです。復旧したくても、かなり人手が足りていないんだそう。





大工さん達も追いつかないんですよね。来る道すがら、沢山の工事が行われておりました。


災害の影響なのか、館山市街には殆ど観光客はいなかった。うーん、寂しい。


僕の宿は館山駅から更に20分ほど南下した、波左間港というエリア。とっても静かな海沿いの道をマイクロバスで進む。





「なーんもしない」をしに来たのです。にしても、潔いくらいに何もねぇ(笑)

宿の近くには商店もコンビニも、とにかく何もない。海しかない。けど、これが良いのだ!


前回の幕張アパホテル籠りでは、一階にローソンがあり、3日に渡って缶チューハイを飲みすぎた結果、むくみが取れなくて完全に失敗しました。


今回は飲酒は食事の時のみ、1日二合までという自主規制を設定!


お酒は控えつつ、お楽しみは海の幸と大きなお風呂、と言うわけでお楽しみの晩御飯。


お刺身、魚介類ををとにかく食べたい、と伝えておきました。


サザエと鯵、鯛、各種お刺身やら




なめろうですね。鯵のたたきにネギと味噌で味付けしてあります。




これに伊勢海老具足煮、伊勢海老のテルミドール、天ぷら、鍋も付いてます。





後は、お風呂に入ってYouTubeを見る。大きなピッチャーに氷水を貰っておいて水分補給。寝る前の酒もツマミもなし!

夜は清潔な布団でグーグー眠る。昨夜は14時間も眠ってしまったが、むくみもなくスッキリ。起きたら朝風呂に飛び込む。

翌朝には昔ながらの朝食もつきまして、1泊2日でお値段9,600円!



食事の後は運動もしっかりと。地図を見て、ゆっくり4キロほどウォーキング。

アパの教訓を踏まえて、割と健康的なな二泊三日となりました。やはりですね、酒飲んで寝るだけだと休暇を取る前より疲れます。適度に動いて、食事も控えめ、これが丁度いいのですよね。(当たり前だわな)


こんなにお安くて、静かで、心から癒されました。 今回の旅日記は書くことがないのであっさり目でしたが、充実の三日間となりました。


今夜からまたバリバリ働きまーす。

ありがとう、館山。復興頑張ってください!!!



もしかしたらつづく。




バカは高いところが好き




10月の連休、本当は新潟に行くつもりだったのです。海でも眺めながら、魚に日本酒に、、。

昼夜逆転の僕の生活。特に最近は逆転が酷くて、昼前になってやっとこさ眠気がやってくる。

旅行を使って軌道修正するつもりでした。月曜朝から徹夜で出かけて、ウロウロして眠らずにいて、夜9時くらいに眠って、という予定。だけど、今回は寝過ごしてしまいました、、。起きたら夕方。

寝過ごしたとはいえ、当日に新幹線を取ってホテルもどっかのビジネスホテルでいいや、って感じだったのでキャンセル料なんかは掛かりませんでした。


が、2日も家に居るなんて勿体ない。とは言え、人のいるところに出かけるのは少ししんどい、、。


ってんで、間をとっての「外籠り」となりました。前から行ってみたかった幕張のアパホテル!!

早速ブッキングドットコムで予約すると、朝食込み16,000円。一泊8,000円で取れました。かなり安いじゃないの?!


電車に揺られながら、これって悪くないじゃん、とニヤニヤする。

何もしたくない+家に居る罪悪感で気持ちが悪い。このジレンマを解決するには安いホテルで「外籠り」が一番。高いホテルを奮発すると、元を取らないといけないと頑張ってしまい、逆にストレスになる。震えながら石垣島のインターコンチに2泊した時には、総支払額から1時間当たりのコストを暗算で割り出して何度もバスタブにお湯を張ったり、ティーバッグを全部飲んだりと頑張ってしまい、むしろ疲れた。

アパホテルなら、この値段なら、そんなの気にしなくてもいいもんね〜。


僕はアパホテルに泊まるの、今回が初めてなんですよ。宿はやはりレトロが良いので、地方に行ってもアパは毎度チョイス外でした。なんか新築で狭くて、つまんなそうなんだもん。

だけどですね、こういうバブル買収系の大きな施設なら今後はアリかと。丹下健三設計の1993年開業の旧幕張プリンスホテル。2005年にアパホテルが132億で買収したんですって。プリンス時代はダブルルームで一泊3万前後だったとか、、。


社長、初めまして。もうすぐ着きますからね!!




「気を付けてお越しくださいネ」




総武線から東京駅。京葉線ホームに向かってテクテク歩く。ホームが遠いのは毎回疲れるけど、何もしない、をしに行くのだからこの位の運動はしたいので、敢えて東京駅乗り換えをチョイス。


京葉線に乗り、ネズミの国を右手に見ながら、海浜幕張駅に着く。





誰もいない幕張新都心をずんずん歩く。これがまあまあ遠いのです。


途中、ニューオータニ様を通り過ぎます。




ニューオータニ、どうしてこんなに高級感があるんだろう。たまにお客さんから「ニューオータニに泊まっています」なんて聞くと「ファッ!!」となる。

多分、芸能人の結婚式中継なんかで洗脳されてるんでしょうね。現代版のシンデレラ城の如き、夢と憧れ。

ニューオータニにフランス料理をを食べに行かない?なんて言われたら飛んで行っちゃうと思う。仮に、それより高い寿司とどちらが良い?と聞かれても、ニューオータニがいい。

小さな頃の憧れの城は永遠なのです。


憧れのニューオータニ様。24階建の高層ビルは流石の貫禄の佇まい。




とはいえ、今回行く幕張アパは、50階建。ニューオータニ様の倍以上だもんね。



などと考えてる間に、着いた!時計を見ると10時前。暗闇の中浮かび上がる、雲を突くような高層タワー。





昼間はこんならしい。チェックインが夜中だと感動が薄れるなぁ。次は頑張って明るいうちにたどり着こう。





チェックインカウンターで受付をする。当日の21時なんて時間に予約したのと、常連でもないので低層階の狭い部屋だろうと諦めていたら、何と41階!!しかもコーナーのデラックスルームでお取りしましたよ、との事。


よくわからないけどラッキー。いつものホテルアップグレード運、今回もか!(こんなレベルで喜べる自分が好き)



お部屋は、なかなかの広さです。





いつもの避難経路を確認。ははーん、三角形が海に向かってとんがった先がこの部屋なのか。だから広いのね。




生憎の雨なので真っ暗ですが、晴れた日には窓三面に全て海と、昼間には富士山までもが見えるらしい!





ここ、気に入った!!



一泊8,000円で得られた感動を秘めつつ、机の上に食料を広げる。





特に、新宿のユニオンで買ってきたお魚の切れ端パックは僕の大好物。切れ端こそが好きなのです。これを2パックともを山葵醬油で和えて、酒のアテにする。

新潟に来られなかったけど、これはこれで良い過ごし方じゃないか!



そのほかはコンビーフ、チーズ、ゆで卵、低糖質ヌードル、、。はい、また糖質制限しております。


少し酔った所でお風呂に行く。このアパになってから、大浴場を3箇所も増設したらしい。







8,000円で朝食込み、お風呂が3箇所、海も見えて、LAWSONが二軒も入ってて、、。ここは天国かと。



ただ、4階の大浴場と41階の客室の往復は高さがあり、耳が痛い。少し頭痛がしてきた。





部屋に戻ってゴソゴソとデスクをあさる。初めてのアパホテル、ネットニュースによると社長の著書が置いてあるらしい。それは読まないとね。


あった、これか!!





かなり、、美化されてますが。








うーん、きっと、僕の頭痛のせいなんだろう、、。


また酒を飲んで、本を読んで、持ち込んだスピーカーで好きな音楽を聴く。




またお風呂に行こう、と思いドアを開けたその瞬間。



不自然なリクルートスーツを着た巨乳の女がこちらに向かって歩いてきた!!

これはプロに違いない!


人生長いけど、恥ずかしながら初めてデリヘルというものを生で見た。リクルートスーツでカモフラージュ、という事なんだろうけど、真夜中にそんな格好なんて、余計に目立つ。

しかも、ホモの僕に会釈なんてしてきた!キャー!痴漢!!こっち見んな!



(画像はイメージです)

エレベーターボールでやり取りを聞こうと耳を澄ますと、文字通りの猫なで声で、「こんばんは〜、参りました」と聞こえた。にしても、凄い香水の匂い。


わー!凄い凄い!!本当にこんなのあるんだな!ここで好みじゃないと「チェンジ!」とか言うんだろうな。


その後、部屋に戻って「アパ 幕張 デリヘル」と入れると、デリヘルが呼べるホテル、とある。

確かにフロントは一階の端にあり、エレベーターホールはノーチェックで誰でも通れちゃう。因みに、さっき通りがかったニューオータニも呼べるお勧めホテルリストに載ってた。ひゃー、一体どないなっとんねん。

うーん、大人な世界だなぁ。変に関心してしまった。






今まで、レトロな宿に限定してホテル選びをしてきましたが(安いしね)こんなホテルもアリかもしれなですね。ここだって元は大型バブルホテルです、つまんない小さなビジネスホテルと違い、色々と見所があります。一々作りが豪華。(古さはあるけど)



ロビーだって、こんなに大理石張りの造り。まだまだバブルの残り香が残っております。





このアパ幕張、最安値の素泊まりだと4,000円で泊まれるらしい。4,000円なんて普通に晩飯食って酒飲んだらもう足りないじゃん、、。何て経済的なんだろう。

明日は何をしようか、、と思いを巡らせつつ、もうひとっ風呂入って参ります。





沖縄その2 (食ってばっか)




二泊三日、沖縄の旅その2です。

生憎の雨模様でしたが、レンタカーを借りて準備万端。水着着用ドライブで、晴れた隙に海に飛び込もうという計画です。


ルートですが、那覇市から浦添まで本島西部の海を見ながらのコース。そこからアメリカ統治時代の建物の残る金武町に抜け、タコライスを食ってから高速道路で再び那覇へ

途中、宜野湾コンベンションセンターなんかも通ります(安室ちゃんの花火の所)





大きな基地を通り抜け、最初の目的地、浦添へ。今回の旅の目的の一つ、行きたかったあるドライブインがあります。





シーサイドドライブイン、というなんの変哲も無いドライブイン。アメリカ統治時代そのままのメニューが残っていて、その中でもクラムチャウダーが絶品らしい。沖縄県人にとっての思い出の味なんだとか。

なんでドライブインか?と思ったので独自考察してみる。

沖縄はかなりの車社会らしく、本島のくびれた場所にあるこのドライブインは誰もが利用する、そんなところじゃないかな。(間違ってたらゴメンなさい)





中も素敵なのです。海が見えます(当たり前か)





待ってました、クラムチャウダー!県人はコショウをバサバサ入れて食うらしいので、コショウがたくさん置いてありました。




敢えてテイクアウトして海を見ながら外で頂く。


んんん、旨ーい!!!



こりゃ旨いぞ。妙に旨い。堪らんなぁ。


と、前菜を終えたところで主菜に向かう。そう、今回は移動沖縄グルメの旅なのです。


金武町、という県中部の町。基地のお向かいに猥雑な歓楽街があります。米兵に支えられた夢と欲望の街。飛田新地や旧遊郭にも似た夜の匂いがします。

先ず向かったのはタコライス屋さん。日本のタコライス発祥の地らしいのです。





悪口多めのこのブログ、検索を防ぐために活字では店名を伏せます(笑)


行列こそないものの、超満員!!

キッチンは完全にライン化。ミンチ肉がジャーに詰まっています。頭突っ込みたい。





自分の番が回ってきたのですが、、人気店に有りがちな、イライラが前面に出た注文取り。アタシらバイトなんだけど!と怒鳴り出しそうな雰囲気。そうか、余りに混んでるからお疲れなのか、、。


そして、手にしたタコスと元祖タコライス。盛りはかなり多め。 食器は忙しいからかオール使い捨て容器、、。良いんだけどさ、見た目良くないし、食べにくいじゃん。





女性スタッフのイライラを余所に、お味は、残念なくらい美味しいんだな。お肉部分に、よく知ってる何かのスパイスが入っている。けど、なんだかわからない。

うー、怖そうなお姉さん、レシピなんて聞いたら殴られそう(笑)



お腹いっぱいになったので、街を散策する。前に来た時はもっとアメリカっぽかったんだけどな、、。建物が老朽化してるのか、かなり件数が減った気がする。

と、そこに古着屋さん発見!




昔のキャバレーを改装したのか、中々趣のあるお姿。


アメリカ軍の軍服を発見。





海軍の下士官の礼装ですよね。こーなるやつ。多分売ってるのが夏用?で、この写真は秋冬なのかな。





ハロウィン近いし、またやるかな、、なんて思って試着したんですが。

肩幅合うのに袖が長すぎる!!


僕みたいな日本産のチンチクリンには、サイズが合いませんでした、、、。



制服を諦めて、次なるミッションへ。


僕は、旅の醍醐味はミッションだと思っています。ミッションったって自分ででっち上げた小さな目的の事なんですが。

行く前に調べ上げて、とことん想像を膨らます。行って探して、この目で確かめると小さな感動が。

エッフェル塔やスフィンクス、それは壮大で素晴らしいけど、2分も眺めるとああ、こんなもんだよね、となる。ツアーなら尚更、見る側が受け身になるであろうし。

旅行に行った証、つまり人に見せるスタンプになっていないだろうか。手段と目的が逆というか。


僕的には旅にはそういう壮大なのと、自分の小さな確認を織り交ぜて旅が出来たらな、と思っているのであります。小さくてもいい、トイレに飾ってあるなカレンダーの何でもない風景をこの目で確認する、とか何でもいいんです。なんせワクワクします。


25年前に行ったナイトクラブがどうなっているか、ということ。

このクラブには印象的な思い出がありまして、19歳の時にこの街に行き、ネオン輝くいかにもアメリカといった風情のナイトクラブの前で写真を撮ったのですが、ちょっと勇気を出して入れば良かったものを、ビビリまくって入れませんでした、、。こんなところ入って絡まれたら死んでしまうんじゃないか、と。

それから、ずっと気になってました。あんなにカッコいいネオンサイン、どこの国にも見たことないんです。





恥ずかしさこの上ないんですが、19歳のわたくし。1994年の夏です。

アゴ上がってるし、、変なTシャツ来てる癖にワルに見せたいという小さな背伸び感が写真全体に溢れています。



当時の僕にとって、米兵のたむろするナイトクラブなんて、悪の巣窟のように思っていました。

あれから25年。今では海外だろうが変態クラブだろうが、悲しいほど全く怖くなくなりました。そして、まさか自分が遥か新宿の摩天楼でゲイバーを営むなんて、、。米兵どころか、世界中のパワフルオネエが集まります。こっちの方がよっぽど怖いじゃんね(笑)









話を戻します。


かつて怯えたこの場所がまだあるかな?と訪ねたわけです。あったら嬉しいけど、無いかもしれない。

と、街を歩くと、







あっさり見つかった!!!


ネオンサインなんか新しくなってるけど、確かにシャングリラだ!と言うわけで同じ場所で記念撮影。






使用前、使用後。





今回は夜に那覇に戻らないといけなかったので入ることは叶いませんでしたが、また25年後に取っておこう。四半世紀毎の僕の儀式だな。次は、、69歳か、、。


因みに、ネットでググったらすぐに出てきました、シャングリラ。文字通りの「理想郷」ですな。








素敵なお店ですね。いつかここでグラスを傾けたい。







金武町を後にして、晴れてきたので近くの海に飛び込みました。写真は無いのですが、暫し透明な海に包まれました。

近くの健康ランドに行き、塩を流した後は高速道路で那覇へ戻ります。



最終夜は(といっても2泊3日だけど)大奮発して鉄板焼きを。それも色んなものをクルクル回したり投げたりするバカバカしいところが良い!


ここ!





統治時代の影響で、ステーキ県なのです、沖縄。飲みあけには締めのラーメンが定番ですが、こちらはステーキなのだとか。あわわ。


店内にはガラス張りのスペースにに植物と、小さな滝が。これ実は僕の店でやろうと思ってたアイデアなんです。僕なら緑ワサワサのジャングルにしようと思ってますが、あー、まだ諦めてませんよ。




伊勢海老!!





シーサーのグラスに入ったカクテル!





そして、投げ技!!










落としとるやんけ(笑)ミルが野菜炒めに突っ込んでますが、味は美味しかったです^_^


この鉄板焼き屋さんなぜかものすごい安いのです、、、。


*スープ
*サラダ
*お魚のコンニャク
*島豆腐のステーキ
*ゴーヤチャンプル
*焼き野菜各種
*デカめの伊勢海老半身
*テンダーロイン270グラム
*ガーリックライス


これだけのコースで、4300円なんですよね、、。大きな伊勢海老も付いて、一体どうなってんだろ。


中国人観光客の増加と、LCCの増便で重要が拡大しており、最近の伊勢海老の値上がりが進むなかでのこの企業努力。 前日に市場で、同じサイズの伊勢海老が4500円で売っていました、、。観光客向け市場だから若干高いとはいえ。




かくして、食べまくりの沖縄の旅は終了しました。発つ日は完全に雨模様でしたが、台風接近のせいだとか。今日のニュースでは沖縄県に台風直撃だそうで、那覇空港で足止め、大混乱とありました。

足止め食らってる皆さんには申し訳ないけど、2日前に帰る予定してて良かったなと。秋の沖縄は天気が読めない、リスクのある旅先とも言えます。


それを差し引いても魅力のある場所。うーん、石垣のリベンジも叶い、心からいい旅でした。





また来るぜ、沖縄!!







44歳、沖縄に向かう




13日に44歳の誕生日を迎えました。金曜の夜、ベランダでは床屋をやっている中、ヴォーカルの友人達やスタッフ氏達、ヨガの先生まで来てくださり、沢山の皆様に囲まれて、お話ししたい所を馬車馬のように働きながら過ごしました(笑)


歌いまくりでそりゃ勿論嬉しかったのですが、元々、僕にとって誕生日ってのは凄く恥ずかしいんです。

勤続何年祝い!とかなら因んだエピソードや苦労話もできるけど、誕生日って純粋に僕の存在に対するお祝いでしょ。おめでとうと言われるのが何となく恥ずかしいし、いつもは祝う側のが多いので、どうも身の置き場がないんです。

とは言え、囲まれるのは心から嬉しいもんです。涙が出そうでした。



誰にも気付かれず営業を終えた年が14年中6回程ありましたが、それも悪くなかった。

自分から言うのは恥ずかしい、けど祝われるのは悪くない。でも大ごとになると恥ずかしい、、。面倒くさい見本市のような1日です。





そんな照れまくり誕生日の割にはただ一つ、毎年欠かさない事があります。

母には毎年電話しております。産んでくれてありがとうございます、と。命を賭して出産してもらった、この大きな事実。さぞ大変だったろう。ありがとね。



毎年母のセリフは決まっていて、「あの日は九月やのにそれは暑い日でね、、」と同じフレーズ。その定型文を聞きに電話してるようなものですが。




そんなこんなでバースデーが終わり、三連休も無事に終わった辺りで、とんでもなく遠くに行きたいと思う予感があったので、8月の終わりにチケットを取っておきました。いつもの貯めたマイレージが消えていく問題。ANAのマイレージシステムはいつも、僕を遥か遠くに連れて行ってくれます。


にしても6月の石垣島旅行、本当に悔しかった。扁桃腺が腫れるだけ腫れて、4日で12時間しか起きていないような旅行なんてしたのは初めてだったし、美しい南の島ってのが余計に悔しい。(これがまだ都市部なら出前でも取ってそれなりに余暇を過ごせそうなものを)。


あれを思い出すと夏が終わらない、そのくらいに悔しかった。



そして、沖縄本島の中でも那覇は17年振り、本島中部や金武町に至っては25年振りという久しぶりの旅行です。br />
大昔に深く愛した男と旅行したのがこの時、19歳でした。初めて飛行機に乗れるのが嬉しくて嬉しくて、関西国際空港に向かう中で武者震いしたのを覚えています。


そんな事を思い出しつつプラっと行ってまいりましたー。













いつも思うのだけれど、飛行機から見た鎌倉と江ノ島。空からだとこんなに近いのに夏に車で行こうとすると、何故あんなに時間がかかるんだろ。ね。



那覇空港からすぐに向かったのは国際通り脇の公設市場。公設市場自体は老朽化で取り壊されるのを待つのみですが、その裏の居酒屋にて腹ごしらえ。


良い雰囲気のところを見繕って入る、というか外に立つ。





とにかく安い!オリオンの生ビール300円、大きなハマグリの酒蒸しが一つ50円、漬物200円みたいな。

いわばアミューズ、食前酒とか前菜ですね。

それが終わると予約しておいた民謡居酒屋へ。

こんな風な、なんとも言えないデザインの看板でして。普段なら絶対に潜らない自信がありますが、なんせここは評判がいいとの噂。





民謡居酒屋っのは、ただ歌を聴くところから、全員巻き込んでエンタメ的なノリを作り出す所とあるようですが(ネット情報)こちらは素晴らしく一体感のある空気を作れるのだとか。


それは勉強させて頂きたい!


公設市場二階のボロい建物。どこを切り取っても絵になるんだな。汚いだけと言うと終わってしまうんだけれど 、僕にはルネッサンスの静物画のように見えます。





着いた店内は、、、まだ誰もいない(笑)そりゃそうだな。





ど定番の島らっきょう、もずく、海ぶどう。この辺りは大好物なので、これらを中心に他を浮気をする。


刺身の味噌和え、豆腐よう、ラフテー。チャンプルーに野菜の天ぷら。泡盛にはソーダと、シークワーサーの生と果汁をダブルで。



ああ、、、島唄が聴こえる。島唄が、、、










と思ったら、本当に演奏してたよ。ヴォーカルお二人がそれぞれ三線と太鼓とを受け持つ。かなり分厚いサウンドなのです。





お客さんが増えるにつれ、だんだんとボルテージの上がる店内。

ああ、、僕もやってしまった、毎度の旅の恥の書き捨て。




見知らぬ土地で、見知らぬおばはんと結ばれ、絡み、ほぐれる喜び。一体彼女はどんな人生を送ってきたのか、、。なんてどうでもいい。その場だけ楽しけりゃいいのさ。


思わず大将が、「男は拳を握ってこうやって踊るんだぜ」とご指導して下さる。



勇壮に、手を拳に握って、ドラゴンを表すのだそう。習得出来たらそりゃ格好ええなぁ!





って、全然出来ないじゃないか。口を尖らせ、腹の突き出たタツノオトシゴみたいだ。恥ずかしい。


そんな悩みを他所に、店内は踊りのカオスへと突入。ホールのお兄さんが見事に誘導して、35人くらいいる全員を立ち上がらせ、踊らせるのだ。



僕は音楽は好きだけれどダンスにはご縁がなかった。でも知ってる。誰よりも知ってる。集団で踊る時に味わう恍惚感。大抵の事はどーでも良くなるし、ある瞬間を超えるとスッと楽になる(恥が消える)

きっとリオのカーニバルも、阿波踊りのラストの総踊りも、この小さな輪も同じ温度なんだろう。お神輿担ぐのとか教会のゴスペルも似たトランス感があると思う。


踊りまくって息が上がり、大汗をかいてハタと思ったのは、この島は、ひたすらに善なる島だという事。

美しい自然に包まれ、新鮮で美味しい食材に温暖な気候。強めの陽気な酒に、底抜けに明るい踊りと音楽。

そして、酒を愛する陽気で、割と良い加減な人々。


最高です!沖縄!!






2日目は、オリックスレンタカーに乗って嘉手納、金武町から谷茶の辺りまで行って参りました。明日時間あるので書きます。




静岡旅行記その4 マイノリティのサロン




成人映画館、、。どうしてこんな場所に興味があるのか。


今回の浜松の成人映画館。どのフロアにどんな見た目の人が何をしてた、という細かいリポートはするつもりないのです。

それを期待なさった方には申し訳ないのですが、説明しようもないくらい単なるポルノ映画館なのです。

ググれば沢山の成人映画館のレポートや感想が出てきます。成人映画館といっても多種多様。ポルノ作品上映館として、女性だって観に来れる場所が殆どで、ハッテン行為をしたら即退場、という場所もあります。

逆に上野の傑作劇場のように、ゲイ専用の場所もありますし、僕が今回行った浜松や、かつての京都の映画館などの、オーナーの裁量で黙認、共生しているというパターンもある。

ご興味がある方はお調べの上、実際行ってみられる事をお勧めします。中には女性割引があり、女性チームで見に来る館もあるとか。多種多様です。

興味があれば足を運ぶ。映画館側の収入にとっても、とてもいいことだと思うんだけど(笑)



しかし、実際には多くの成人映画館に、ルールを超えてゲイが集まるという事実。暗い館内に加えて深夜営業という映画館の特性が大きいんだと思います。

そして、ブームが過ぎたコンテンツの跡地利用にゲイがなだれ込む図式は、時代の常。売春防止法施行後の二丁目ゲイタウン化なども同じ構造でした。

そして僕が今回惹かれたのは、浜松のシネマハウス新映。

単なる発展場だけではなく、マイノリティのサロンとして機能していた、という点なのです。


昔からブログをお読みの方はご存知だと思うのですが、僕はマイノリティの集う場所、いわゆる日陰のコミュニティに激しく惹かれます。

飛田新地や遊郭、銀座の夜の女など。二丁目も、漏れなくそうですよね。

自らもゲイで、ある種日陰の住人であります。
自ら水商売を選んだのは、さらにカオスの中心へと身を置きたい、そんな関心からだろうと思います。恐るべし混沌と人情の世界。(笑)


そして、目下の関心事である
年老いた未婚のゲイはどこで何してるの?


という疑問。浜松の夜は期せずして「マイノリティ」「老後」という二つの問題を僕に突きつけてくれました。




二丁目では、比較的ご高齢の方もたまに見かけます。そして、大抵は既婚世代だったりします。高齢ゲイ単身者は何処へ?

というと、東京に於いては上野、浅草とスライドしていくと、これまた年齢に応じたゲイコミュニティがありまして、通りに面したゲイバーが数件あり、夕方からやってたりします。


何度かトライしましたが「兄ちゃん、まだ若すぎるぜ!」とお断りされました(笑)。 嬉しいのか悲しいのか。

東京と、大阪の新世界にもいわゆるフケ専バーの集まる街があります。ただ、全国的に見て特殊な例だと思う。


一方で他府県ってどうなってんだろう。ゲイバー自体がない市町村が圧倒的で、そもそも地方では顔バレが致命傷になり得るのでそうそうは行かないとも聞く。

想像するに、愛媛の山奥のミカン農家さんにも、山形県の村役場を定年退職なさった方も、宍道湖のほとりの釣り具屋さんのお父さんにもゲイがいてもおかしくない。いや、沢山いらっしゃる筈。

その人たちだって、必ず歳を重ねる。

僕は長年、高齢のお客さんがいらっしゃる度に、失礼のないようにそういった方のエピソードをお聞きするんだけど、ほぼ皆さん、「昔の仲間は切れちゃったなぁ〜」と答えられるのです。




僅かな聞いたケース、とある70代後半の東京近郊に住むゲイの先輩。

昔はかなりのイケメンだったんだけど、見た目が災いしてか、ずっと定職につかなかった。加齢とともにゲイコミュニティから遠ざかってしまったらしく、今は連絡しても顔は見せたがらないらしい。

お仕事は住み込みでスーパーの清掃をなさっている。お金が貯まると年に一度か二度、二丁目へ男の子を買いに来る、らしい。

うーん、もしかして、こういう老後を過ごしている方、少なくないんじゃないかな。

そんな問題を踏まえての、成人映画館。もちろんゲイ全体のほんの僅かな層だけど、多くの高齢者が集まっておられる。

よそ者が覗き見するのは大変失礼だけど、僕だってゲイの一人で且つ歳も取ってきた。入場料1,700円をキチンと払ってるので入る権利はある!


そんなわけで今回、お邪魔してきました。




映画館なので、大きく分けてメインの劇場部分とロビー、それにトイレと階上の休憩室(謎)部分からなります。

ロビーは談話室、それ以外は発展場のように住み分けがなされていました。


僕は、覗き見た他人のセックスライフについて書くつもりはないので、僕の関心は主に待合室のサロン部分についてになるのですが、まあ何とも穏やかな空気です。

多くの方はロビーに集まってる訳ですね。

中にはトイレや休憩部など、ウロウロ物色なさる方もいらっしゃるんだけど、多くはソファに座っておられます。

例えば地方のバス停、1時間に2本位のバスを待つ婆さま連中のベンチをご想像下さい(笑)

60代から80代のおじいちゃんゲイと思しき方に加えて、女装の方もチラホラ。

皆、一様に穏やかな世間話をなさっていました。今日は人が少ないね、梅雨はいつ明けるか、みたいな穏やかな会話が繰り広げられておりました。

それも自然発生的なの。すごく自然でした。

良いなぁ。僕にもいつか、こう言う場所があったら良いなぁ、なんて思いました。老後のマイノリティのサロン。

発展映画館、ってのはかなり抵抗あるけど(笑)まあ、機能としては素晴らしいでしょ。






有り余るお金があればロータリークラブ、ライオンズクラブに入ったり、更に華麗な学歴と名誉があれば東京倶楽部、交詢社とかアークヒルズクラブ(審査あり、終身会員の入会費は600万!)

中流層なら街のコミュニティなど。習い事だったり俳句の会、お祭りや町内会もその一つかもしれない。

でも、僕も含めて少なくないゲイは詮索されるのが凄く面倒なのです。「ご家族は?」「お子さんは大きいのですか?」となると、即帰りたくなる。(笑)

悪い人たちじゃないんだけど、ノンケの安定した輪に入って行くのはこの上なく億劫なのです。

だからって、繋がりが欲しくなってバス停や公園のベンチで話すのは雲をつかむような話じゃないですか。


ある程度カテゴライズされている中で、趣向も話題も似ている。無駄が省ける。何とかクラブも、そういう意味では素晴らしいと思うのです。(僕は結構ですけど)


僕のようなマイノリティが歳食って、いつの日かキヌギヌも閉めて、自由な毎日が始まる日が来たとする。

どんなにお金があって、立派な持ち家があっても、それだけでは生きていけない。やはり誰かと繋がって、新たな友達と出逢いたいと常に思うんじゃないか。

もちろんね、そもそも友人が沢山居て、となりゃ素晴らしい事だけど、複数の友達と常に連絡取り合って会うのって中々体力がいるじゃないですか。

今回は誰を誘ったり、誘わなかったりもあって、今でさえ面倒に感じる時があります。


そういう時に、サロン的な場所がある、ってラクチンじゃないですか。

ある程度の思考が似ている人がたむろしてて、中には顔見知りがいて、好きな時に一人で行って嫌なら帰れる自由な場。

今の僕のお店もそういう機能はあるんだけど、老後にそうそうお金を使える人は居ない。老後に今の飲み代は高すぎるのです。



僕の老後、ポルノ映画館に通い詰める勇気は無い代わりに、今キヌギヌをもっと頑張って、いつの日かそういうサロンのような場所を作れたらな、と思っています。

オカズ持ち寄りで、ご飯と味噌汁はこちらが用意。低料金で簡単なお酒があって、喫茶だけでも良いし、サッと来てサッと帰れる。


楽器は売り払った後なので真ん中にピアノくらいでいいや。植物はたっぷり欲しいですね。果樹やら野菜を作って、ねえアンタ、次のトマトを食べるまでは死ねないよ、、、、とお互い励まし合う。


季節の移ろいを感じながら、出逢いもあり、恋愛もして、気の合うみんなでゴソゴソ過ごすの。

何より、僕もそこに居れさえすれば、最後の時まで寂しくないんじゃいかな。

ゲイとして、ゲイコミュニティに何ができるか。20代最後辺りからの僕のライフワークでもあります。

LGBTと書きたいところなんだけど、それは「和、洋、中、エスニック」くらい広いカテゴライズなのです。取り敢えずゲイの等身大の悩みでしか、僕なんかには語れませんので、その辺りは悪しからず。

しかも、僕の許容の無さから閉じた今は会員制を取っている僕の店。いろんな矛盾抱えながらも、何かできないか考えております。


SLに乗って鰻を食い、楽器を見に行ったつもりの浜松の夜。

思いがけず色んな事を感じた成人映画館。誠に良い旅でありました。


ちなみに、国内にはこんなにあるんですよ!!(全てがゲイのサロンではないです)成人映画館に対する愛情溢れるこのサイト。読み物としても素晴らしい知識と考察を踏まえてらっしゃる。


敬意を持ってリンクを貼らせていただきます

リンク切れの場合は「成人映画館」や「ポルノ映画館」で検索してみてください。沢山出てきます。




さてさて、静岡旅行記、この辺りで一巻の終わりとなります。ありがとうございました。


次はどこに行こうかな^_^







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女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
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有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
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黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
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酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1122 最後に更新した日:2020/05/31

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