風通し、良くなれ!
移転して秋で2年、かねてからずっと案じていた場所があります。
厨房、というかスタッフの休憩室の壁の威圧感です。
ここに、大きな窓をつけたいと思ってました。
僕がキッチンにてタバコ吸っていても、新規ご来店の方が見えるようになります。(元々地獄耳なのでキッチンに居ても大体の動きは聞こえています。ドアが開くと高音でキキッと音がなるのですが、それで大体を把握しているのですが、トイレなのかご新規の方なのかがまだ判別出来ないのです)
興味のない方には意味がわからないと思います、すみません。
昔のお店で使っていて、今は自宅に下げてしまった棚が1つあるので、それがハマるのではないか、とふと気付く。
持ってきてみた。
昔の店の、僕の右肩の後ろくらいにあった、ウィスキーなんかが入っていた棚。伴侶のお父上に作って頂いたものです。
これを縦にハメ込んだら、素敵じゃないか。窓が開くわけです。使い道はいつもの後付け。
こーいう時は何も考えずに刃物を入れます。
えいっ!
ひたすらギコギコやる。
くそっ、次の扉が、、、
40分後、開通しました。
ここにはめ込めば良いのだけど、そうも簡単には行かない。ビビってしまい、つい引いた線の内側を切ってしまう臆病者。
ヤスリで2時間、何とかハマりました。
これはこれでショーケースとしてすてきなんだけど、風通しを良くしたい。
つまりは、僕が客席を覗けるようにしたいのです。
勿体無いけど底板をぶち抜いて廃棄、新たに板を買ってきて蝶番と緑のクロスを貼ってみました。開閉式なのです。
とりあえずセルフのお冷コーナーにしよっかね。
室内からも、店内がよく見えます!
今まで見たことのない景色。こーいう瞬間が素人工事を辞められない理由なんですよね。今まで見飽きた景色がガラッと変わる。
模様替えをした週末を終えて、月曜の仕事明けに自宅に帰った時の新鮮さ、のような。
この後、ケースに照明を入れて、縁を飾って終わりとなります。
ショーケース、何でもできるよね。
窓みたいです。
小さなパン屋さんなんて素敵だな。三種類くらいを各5個くらい陳列しておいて、明日の朝ごはん用にパンを買って帰る、とか。
季節のモノを飾ってもいいな。雛人形とか、五月人形とか、菊人形とか。(人形ばっかだな)
後は、貸し出してギャラリーなど。帽子とかハイヒール、小さなバッグやアクセサリー、絵も彫刻も小型ならいけるかな。
とにかく、自由なスペースにしよう。お冷コーナーは前のセットでいつでも復活できるし、何か使いたい人が居たら、ここだけは好きに使える(意外と店内のスペースは役割が決まり切っています)
僕の四コママンガとか、、すごいつまらないのを書き溜めていたりします。
そういうのとかが、ある一日だけ飾ってある、とか。
何でも良いんです。縛られない空間をやっと手に入れました。
ベランダのオルガンが入っていたケースには、秋頃本棚にして、図書館にするつもりです。
僕の好きな芸者や女郎さん、皇室関連の本が300冊くらいあるので、それを貸し出して、返しにきて貰うときにまたお店に来なきゃいけない、というシステム(笑)
まあ、色々やってみましょう。
今日の工事のついでに電球を倍のサイズに変えて、
これは、フェリーニの映画のワンシーンを見ていてパクリました。
1930年代の床屋のシーン。やっぱ、丸い電球は可愛いっす。
そして、全ての椅子の足の裏に特殊な部品をネジ止めしました。
猫の足みたいですけど、滑らせるとスッと軽く動いて、座るときっちり止まるという優れもの。
まだまだこれからも手を入れようと思います。毎日一箇所か二箇所、あと3.4年くらいしたらそうとう使いやすい、手に馴染んだ店になると思います。
コツコツ頑張ろう!
明日はお休みですがまたお店で工事しております。
そろそろプールの季節ですなぁ。
- 2017.06.12 Monday
- DIY
- 03:49
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- by シンスケ