下品なタイトルで失礼します。その位の達成感、なのです。
余りに気持ちが良いのでルノアールに来て、クソ高いバドワイザーを飲みながらブログを書いています。どこのお大尽だ。
またもや、店の間取り関連です。関心のない方には誠に申し訳ありません。
信じてもらえないかも、だけど。移転以来のモヤモヤが、数時間前にあっさりと解決してしまいました。
と、信じたい。
そもそも。一昨日の営業中、チェンバロを弾く方がいらっしゃいました。
満席の店内で、チェンバロを弾いてもらうにはソファーを前にずらして、そこに椅子を置いて座ってもらっての演奏なんだけど。混んでる時はあんまりしたことないのです。
ギューンとソファーを前に迫り出させる。
前に迫るお客さんの顔。狭くて御免なさいね。
あれ、、?
こ、これやがな!!!
カウンターを壊す云々の前に、何で一度も試さなかったんだろう。
きっと、頭の中で勝手に消去していたらしい、密着店舗の候補。
今日の土曜日、早めに出勤して試してみました。
切り端のカウンター材をはめ込んで、席を昨日のように前に迫り出させる。空間が出来るので棕櫚竹とか置いてみたよ。
これは近いっ!!
実は、カウンターとソファの幅は旧店舗の幅と同じ。因縁の65センチなのです。
念のためにお客様にもご理解頂けるよう、張り紙。
この板切れにドリンクを置いてね、というポップも。
結論から言うと、2年ぶりにイキまくりの営業となりました。
ハァハァ(//∇//)
僕の声が届く届く!ソファの方の声が全部聞こえます!!夢のようだ。
お節介ババァのように、10人数人を全員巻き込む会話。僕が長年かかって培った得意技の1つでもあります。
高田純次さんのように、バカバカしい事を思いついたままベラベラ話しまくるのです。
来た方全てに絡みながら、繰り返す言葉遊びと、カウンターの方をソファー側に振り向かせるようなフリ、会話においての天丼(前に出たトピックを被せる)、ちょっと無口そうな方にもスポットを当てるようなのから、出身県の話に、演奏の振りまで。
全てはお客さん同士を繋ぐ為。しかも
こればかりは声が聞こえないと、何の意味がない。
ああ、懐かしい。毎晩毎晩、工夫して繰り返しながら習得した、いつもやってたアレだ。
お金なんてどうでもいい。ただ、これがもう一度してみたかった。
その後は僕も楽器を弾いたり、あるだけの小道具を使ったネタの応酬。月も星も能管も法螺貝も全部。
その後は目論見通り、お客様同士で自然に会話が生まれました。いわゆる人の渦、というのか、そういう輪が幾つも生まれたり。
静かな方は、そのまま静かな雰囲気で。
今まで新店舗に来て頂いてた方には申し訳ないんですけど、、、僕的には全く本領を発揮できずに居ました。
たった板切れ一枚分の幅だけ椅子を前に出しただけで、バッチリとピントが合ってしまいました。
信じて貰えないかもだけど、一瞬にして目の前の世界が薔薇色に変わりました。
つくづく、狭い店が性に合ってるんだなと実感。自分のサイズというか、、。
まだ上手くいったか分からないけど、不安なら明日の営業で試せる。明後日だって、その後だって、続けていればずっとチャンスあるもんね。
自分のサイズに合った空間で仕事が出来る喜び。自分のしたかった事が評価されて報われる楽しさ。
音楽も出逢いも、同時に提供出来た小さなお店。
広くなって諦めてたけど、もしかしたらもう一回作れるんじゃないかな。
もう一回、出来ないと死んでも死に切れないよ、、。
しばらくは実験が続きますが、どうぞ試しにお越し下さい。バリッと殻が破れた今、万全の体制でお迎えする事が出来そうです。
いやー、諦めなくて良かった。
とはいえ、カウンターのカーブ問題などは解決していません。僕とソファの距離は確定だけれど、その他もバランス良く修正出来たらな、と。
第一段階は終了、という事で。
人が入ると結構、狭いですよ。
明日は葉山にて海の家でピアノを弾いて、それがこの夏のラストになりますが、夜は店に戻り張り切って営業致します。
またいい夜になれば良いな。