アイディアを頂きに舞浜へ




ディズニーリゾート、言わずと知れたエンタメ界の巨人です。割と好きなのですが、ディズニーシーをメインに4回くらいしか行ったことないのです。


今回、伴侶と共に5回目のお邪魔をさせていただく事にしました。ランドは15年ぶりとなります。



初めてお邪魔したのが中学生の頃の修学旅行。まだシーなどある筈もなく、このランドだけでしたが入り口からして圧倒されたのを覚えています。

ガラスのアーケードに可愛らしい建物に、初めてヨーロッパの夢を見ました。






この大先生とキヌギヌとを比較するのは格が違い過ぎて悲しくなりますが、勝手に憧れを抱き、共感などしております。(笑)


*古き良き欧米をベースに

*特定の言語や文化に偏らない

*音や照明を多用したエンタメ

*短期的な流行に左右されない世界観



あー、巨人よ。今日も学ばせて頂きます。しかも生意気にキヌギヌ目線でお届けします。



入ってすぐ、ピアノを乗せた台車を漕いでるオッさん登場。ピアノ弾きながら漕いで移動なんて、、、。誕生日の子供に近寄り、軽くバースデーメドレーなど。ピアノが動いて客に近づくなんて、ズルい。





移動の難しさを1番のウィークポイントに抱えるピアノの欠点を易々と乗り越える、ディズニーリゾートの強大なパワー。





温室ガラス壁のリサーチも兼ねて参りましたが、呆気なく素敵なガラス壁を発見。





そうそう、こーいうヴィクトリアンなさりげないやつ。輸入建材なんだろうな。帰宅後調べたところ、たった一面だけで軽く100万超えます。ああ、恐ろしい。


小さなスナックの店舗一つとっても可愛い。電球に縞のテント、ウッドの支柱。





ショーケースには蒸気機関を模したポップコーン。どんだけお金掛けてるのか。





こちらは移動型店舗。これも可愛いなぁ。





ジャングルクルーズというのを初体験。緑のテントが新緑によく映えておりました。というか、本当に海外に来たみたいな開放感と雄大さに驚く。








鹿もいます。うちのよりかなり大きい。





今度は魅惑のチキルーム。内容は鳥が合唱するという子供向けなものなんだけど、嘴が動いてシンクロしてます。






またサンルーム風なガラス壁を発見。こちらの方が少し優雅な感じ。




お次はスモールワールド。こちらも子供向けのアトラクション。荒唐無稽な平和で包まれた世界を船で進むというものなんだけど、月や星や気球がワイヤーで動いてて、めくるめくワンダーランドが繰り広げられます。








こんな風に書いているとまるで僕がディズニーを参考にお店を作ったみたいになるけど、違うのですよ!!


結局、言語や文化を超えてハッピーなものを、と考えると、鳥とか動物、月や星や気球、ピアノなんかの普遍ネタに辿り着く。


エンタメ界の巨人に向かって失礼だけど、、ほうじ茶でも飲みながら「お互いネタ似るよねぇ」と語り合いたいところ。


アーリーアメリカンのエリアでは、ポップコーンの屋台もそれ風。この緑のペンキの雰囲気、好きだな。それに乾燥トウモロコシをぶら下げるのはパクらせてもらおう。





少しスペーシーなエリアも。床が動いて画面が飛び出すやつ(名前忘れた)にギャーギャー叫ぶ。僕はこの手の怖くて苦手です。というか、ジェットコースター系は10年くらい前から完全にアウト。





こういう、何気ない建物とか堪りません。誰も見てないかも知れないけど、しっかりストーリーを盛り込んで作る。素晴らしいです。








ハウス食品が出してるカレー屋さん。食事をする広場の中に水飲み場風の小屋がありますが、、、





お冷やが樽の蛇口から出ました!うーん、こういう組み合わせも好きです。もはや唸るしかない。そして、いつかこういうの考える仕事したい。





近くにお土産屋さんがあり、その中に今まで思いつかなかった被り物が売っていた。


僕は被り物が好きで、今までも古代ローマの兜とかボルサリーノとかシルクハット、文金高島田とか、変な被り物をちょこちょこ買い集めていたんだけど、これは本当に思いつかなかった。





ヒー!!欲しいっ!!


この人のように勇敢になりたい、、。




ということで試着。まあ、アジア人でも似合う気がする。





まあまあのお値段だけど、今後何かに使えるかも、ということで、店の経費にて計上。




いやいや、それにしてもこの遊園地は大したものです。最初は羞恥心があるんだけど、段々とどーでもよくなってしまう。


僕らのような男二人連れの肩身の狭さですら忘れてしまう。つまりは建物やアトラクションに必死で、みんな自分のことをどう見られてるかの辺りが希薄になるのではないか。

それを証拠に、相当な馬鹿っぽいペアルックの夫婦とか、巨大なハットを被ったオジさまとか、普段なら気になるはずの彼らに、どんどん見慣れてしまう自分がいる。

耳を付けた小娘に至っては、当たり前すぎて無い方が不自然に思えてくる。



というわけで、夢と魔法の王国に飛び込んでみました。





思いの外、平気な自分と、そもそもこの遊園地のハイテンションさに改めて呆れる。こんな羽根が付いてるのに、誰も気にしてないのだ。

会釈や、すれ違い様に「お、スゲー」位は言われたかもだけも、凝視する人など皆無。



これは気持ちいいかも、、、。(汗)






ずっと歩いて腹が減ったので明治乳業がスポンサーのクリスタルパレスと言う名の温室レストランへ。1人3,000円のビュッフェレストランです。





40分位は並んだかな。今回1番の混雑だったかもです。


中を覗くネイティヴアメリカン。





この羽根のキャスケットは、後ろがかなり間抜けな事になっています。

夢と魔法のお陰で気にならないけど、冷めてから写真で見るとかなり恥ずかしい。


中は素晴らしい英国風温室になっていまして、柱と鉄骨、ガラスで組み上げられています。








ああ、やはり温室って素敵だなぁ。この遊園地には素敵なものが山のようにあります。


僕の店でも、この数万分の一でも夢を見てもらえると嬉しいんだけどな、、。


飯を食っているとエレクトリカルパレードが始まった。





初めて見たけど、こちらは映像なんかで見た昔の方が好きかも。LEDは色がキツくて好きじゃないです。


電球だけの、大昔のラスベガスみたいな情緒がある方が良いと思うんだけどなぁ、、。ここは好みかな。







35周年の直後だったので混んでるかと思いきや、行列は長くて20分とか。スペース何とかは5分待ち、ホーンテッドマンションも10分以内でした。ニュースを見て敬遠した人もいるのか、割と狙い目かもです。



ともあれ、色々勉強させて頂きました!新宿ディズニーランドに戻ったらまた色々ネタを仕込もうと思います。


薄汚いネズミがご来店をお待ちしております。



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