いざ、白馬へ
本日定休日と明日火曜はお休みとさせて頂きます。水曜はバスの都合で21:00よりオープンとなります。
さて、ゴールデンウイークも終わりました。僕にとっては毎年、歯を食いしばって乗り切るいわば難所なのですが、今回は楽々でした。毎年より忙しかったんだけど、疲れを感じないというか。
なんかですね、突然の変化でした。2週間前にカウンターの内側の棚にガラスケースを置いた辺りから風水が変わったのか、嘘みたいに落ち着いた気分でした。
お店の壁や什器と僕の神経とが沢山繋がったような感じ。
なんにも怖くないの。
今までは「(移転後の広さに)雰囲気が薄まってやり辛いなぁ、、」とか、「ソファの方とお話しできなくて申し訳ない」って後ろめたさが殆どだったんだけど、、。なので褒められても「いやいや、前の店の方が完成度がさ、、」なんて素直でない反応をしてしまう。
風水でも方位取りでもなんでも良いんだけど、嘘のような安心感。軽い万能感に近いものもあります(躁ではありまへん)
子供の頃にヴァイオリンの先生が話してた、難しいフレーズの練習方法を思い出した。
とにかく練習しまくって、5時間くらいやってるとだんだんと朦朧としてくる。それでもロボットのように反復する。
頭が回らなくなり、ついさっき出来てた事もできなくなる。そうしたらキリ良く終了して、ご飯を食べてお風呂に入ってぐっすり寝るのだと。
翌日は敢えて別の曲、それもお気に入りの得意なのを弾き込む。
その後に、問題の箇所を丁寧にやると、空を飛ぶように上手に出来るんだそう。
このプロセスにおいて、食事などで間を空けることと、別の曲を楽しんで弾く事がとても重要らしいのです。
僕も経験ありました。(難易度は遥かには下だが)達成するには練習だけでなく、それを寝かせる時間が必要なのだと。
時間の経過は大切ですね。何もしていないと思いがちだけど、裏で何かが進行している。
煮込み料理や漬物、恋愛やスキーの筋肉痛でさえ、時間経過は必要なプロセスなんだろう。
まあ、そんな訳で、これほど足掻いてきた距離の問題点、適切な熟成期が終わったのかもです。もちろん物理的な工事や修正が大きく下支えしてるんだろうけど。
そうしたら、続いて僕の照れも無くなってしまった。恥ずかしいと思いながらやっていたスポットライトの操作とか音を鳴らしたりも、サーカス小屋の親父の仕事だと思えば当たり前の事なのだ。よっこらしょ、と恥ずかしめの事をやる。任務として。
見ている側は照れながら何かされる事くらい気味悪い事はない。
そして、幸運なことに僕がどっしり構えているとお客さんは実に楽しそうに盛り上がってくださる。移動して好きな人と会話し、ノリもいい。よく飲むしマナーがあって人に優しい。
第一次世界大戦頃の青年将校がたまーにハメを外す古き良きロンドンのパブみたいだなー、なんて誰にもわかって貰えない喜びに浸りながら、僕は背中を丸めてピアノを弾く。
毎回思うのですが、僕の手の内で人が楽しんでるのを見るのが一番幸福ですね。目立つのは他の方でいいので、それは僕の空間の中であって欲しいの(笑)
ピントが合った時には、武者震いさえします。
あー、こういう幸福な日常が長く続きますように。
あ、白馬だった。最近前置きが長めですが、すみません。
旅行はゴールデンウイーク明けの恒例の行事。いつもはレトロ探訪なんですけど、今回はドが付くようなリゾートに行って見たくなり、二泊三日にて予約。
今回もひとりぼっちです、、、。
白馬にあるシェラリゾートというホテル。3万坪の敷地に20年かけてスタッフが作り上げたという、企業的ではない暖かいホテルだそうな。めちゃくちゃ評判が良かったので、レトロを捨てて今回はお邪魔してみることに。
まずは新宿バスタから。朝9時半のバスです。
バスにて、たったの5時間半!!(汗)
巣作りして、5時間半の長丁場に備える。
おっと!隣も巣作り!!
気持ち悪いのはお互い様(笑)
バラバラで一緒の車内なのだ。
後ろには金切り声を上げる男の子と、開き直ったお母様が、、、。
そんな事もあろうかと、色々持ってきて良かった。
今やっと諏訪湖を過ぎた辺りですが、雨の新緑も気持ちが良いですね。春が過ぎて初夏に入る前までくらいの時期は、一番の大好物です。雨もまた良し。
ゴロゴロして温泉入って、一人を満喫して来ます!
続く。
- 2018.05.07 Monday
- 旅行記
- 11:47
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- by シンスケ