年末恒例「地獄鍋」
毎年年末になると、お店が忙しいせいか食べる行為自体が面倒くさくなります。
外食ですら、オーダーしたり待つのが億劫になります。
自炊だって面倒。切ったり洗ったり、何もしたくありません。もっと言えば噛むことすら面倒くさい。
そこに現れた救世主!!!
ご存知、鍋の終盤用、シメのラーメンなんですが、これが優れもの。
鹹水が大量に入っておりまして、アンモニアのような風味があります。僕は昔の昭和のラーメンみたいなこの匂いが大好きです。
これを進化(退化?)させたのが地獄ラーメン。具材と水分を足してを繰り返し、麺を煮込んでは翌日に持ち越し、どんどん濃厚に仕上げていきます。10日ほど続けると、ドロッドロのコクが出ます!
まずは昨日の残り汁。鍋の後でも良いんだけど、流石に豆腐やマロニーの屑なんかが入ってると生ゴミ感が強くなるので、網で濾しておきます。見た目はスッキリさせないと長く続かない。
基本となる食材は豚肉とネギなど。ニラや白菜も推奨です。キノコなんかも良いですね。
火を入れてアクを取る。神経質なくらい、しっかり取ります。
盛り付けてこんな感じです。まあ、普通のラーメン。しめじを少し足したりしました。
これはこれで旨いのですが、こんな程度ではダメです。鹹水や豚のコラーゲンがしっかり溶け出さないと地獄にはならない。
食べ終わったら、野菜や肉を足してしっかり火を通します。野菜が溶け、豚のコラーゲンと麺の澱粉質でとろみがつく。
最終的に天下一品のこってりスープ並みに仕上げます。
スープには唾液が入らないようにする。食べ終わったら移し変えてしっかり冷蔵庫で冷やす、などなどの自主ルールを守りながら、どんどん濃度を上げていきます。
ところが大事件!!その夜食べるつもりで鍋ごと冷蔵庫に入れておいたんです。ジップロックではなく。
伴侶にはLINEで「ラーメン鍋だから、食べないでね」って念を押しておいたにも関わらず、、
念を押したにも関わらず、食いやがった!!
せっかく濃厚に仕上がってきたのに、、。念押ししたのに、、。
気持ち悪い食べ方を念入りに説明して、凄く怒ってしまった。
「食べた後で気持ち悪い話しないでよ」と正論を吐いて、部屋に閉じこもる伴侶。フンだ、ざまーみろ。人のスープ取るから後味悪くしてやった。
なんだか虚しいのは気のせいか、、、。
とはいえ、また一からやり直しです。頑張ろう。
伴侶の機嫌を直す為に、初めてのふるさと納税をやってみました。
限度額がよくわからないので、3万円から始めてみた。
知らなかったんだけど、肉から魚から米に商品券、本当に何でもある。
取り敢えずここは伴侶の一番好きな食べ物、漫画みたいな形のステーキ肉と「ながらみ」という雑貝にする。
彼はウニやらアワビ、伊勢海老にはそこまで興味ないようです。カニは普通に好きそうだけど、僕ほど真剣でもない。
特に肉の塊には異常な興味を見せます。アメリカ育ちだからなのか、肉がご馳走と刷り込まれたのか、とにかく凄い。
僕なら、迷わず魚介を選んでしまうのです、、。肉も好きなんだけど、バラエティの面で魚介には負ける気がする。
ともあれ、年末は美味しいものを食べる機会が増えます。
無理やりご馳走を食べなきゃいけない食事会だった、のような話をお客さんから聞くと、何と不幸な話なんだと。
ご馳走は自分のペースで食べたいものですよね。
年末にかけて、食べ過ぎと口内炎にはくれぐれもご注意下さいね。
- 2018.12.12 Wednesday
- 食い意地
- 15:21
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- by シンスケ