有楽町阪急メンズ館終わりました
今日は2度目の有楽町阪急メンズ館。
ドドン!
2月にも演奏させて頂きまして、今回2度目の出演となります。
館内全フロアにてファッションショーあり、ライヴあり、しかもお酒を飲みながら服が買えるという、大人のワンダーランド。
前回同様、全フロア練り歩きという、腕の鳴るお仕事です。
先ずは地下のモノクルカフェからスタートして、各階を走り回ります。
デパートの中には色んなシーンがあり、とてもバラエティーに富んでいます。
靴のを磨く方や、ネクタイを並べて検討されている方、洋服を試着する方、ネイルコーナー、アクセサリー売り場、カフェにBAR、、。
各シーンに音をつけると、普通の景色が古い白黒の活動写真みたいに、つまりは少し滑稽に見えてきます。
前回の経験を活かし、溶け込みつつもさらに異次元にトランス出来るよう、大袈裟に動きを付け、練り歩いてみました。
んんん、大成功!
ネイルサロンコーナーでは、ヤスリの動きに合わせてチクタク弾く。
ウィスキーのコーナー、妙齢のオシャレカップルの前では肘をついて色男っぽくキザに。
真剣にアクセサリーを選んでらっしゃる方の横に張り付いて、一緒に品定めしながら弾く。
女性がいらしたら跪まづいたり、クルクル回ってみたり。
ノリノリの美容部員の方に、コットンで汗を拭いてもらいました。お客様もご近所も大笑い。
お見送りは、前回同様店長さん(総支配人)と並んでお見送りをさせて頂きました。
きちんと阪急の社歌、「すみれの花咲く頃」を盛り込んで、内輪受けもしました。(笑)
各フロアでとても喜んで貰えました。大爆笑も拍手も頂きました。もはや恥ずかしくも何ともない。
店でいつも目指すところの、日常の動きに効果音を加えて劇場にする、あれのバリエーションですね。
いやー、楽しかったなぁ。ワクワクしました。また演奏したい。
前にも書きましたが、アコーディオンの持つピエロ性が、日常を古い活動写真さながらに変えてしまうのでしょう。皆さん警戒もせず、暖かく迎え入れて下さる。
喜劇性は勿論、哀愁漂う場面も、物憂げにタップリ弾けば直ぐにそうなる。
お洒落なファッションに身を包んだ大人の前だと、大袈裟な音は特に映えます。
妙齢のご夫婦と思しき、飛び切りお洒落なお二人。音に合わせて写真館みたいに気取ったポーズを取ってくださった。
美しくて格好よくて、涙が出そうでした。かの日劇の跡で、感無量であります。
僕は人より多くの楽器に手を出していますが、中でもアコーディオンはかなり特殊だと思うのです。
似たところで、もしこれがギターなら。
歩きながら同じフレーズは弾けても、お芝居感を出すのは少し時間が掛かると思います。それにワルツでバカみたいにクルクル回っても合わないと思う。
それぞれ一長一短ありますよね。
ともあれ、またアコーディオンが好きになりました。
そして、溶け込み、練り歩きというジャンルに更なる可能性を感じました。
自分の実力以上に場の空気を変える事のできる稀有な楽器。
奥は深いぞ、アコーディオン。
ロマン座、今週はパレスホテルと丸の内のブティックオープン、そして今夜の阪急。
明日も葉山一色海岸で演奏の後、とんぼ返りで御苑前のキッチンスタジオにて出番、その後お店を開けます。
家では移転準備もしてます。毎日お店もきっちりオープン。
我ながらよく働いてます、、、。
( ;´Д`)
- 2015.08.29 Saturday
- 新宿ロマン座(移動音楽隊)
- 03:27
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- by シンスケ