2ヶ月ぶりの「誰でもデー」でございます!
前回は扁桃腺爆発によりお休みしてしまいましたが、今回は体調も万全、準備万端でお待ちしております。
ご来店は2名さまずつ、お手数ですが全てのお客さまにご来店前前のお電話をお願いしております。
03-3358-0899
ベランダの植物の芽も出始めていますよ!
SDGs、流行りの一過性の言葉っぽくてあんまり好きではないですが、通りが良いのでこの表現で参ります。
お店をやっているとまあ沢山のゴミが出ます。パッケージやなんかは極限まで分別して出してますが、もうちょっと頑張ったら、もっとゴミを減らせるのではないかと。
ゴミの日まで置いておく場所もないし、ゴミ出し自体も面倒だし、胸も痛むし、、。
気持ちにも体力的にも少し余裕が出てきたので、ちょこちょこ手直しをしております。
*SDGs第1弾!傘のタグ
傘立てに溜まる忘れ物のビニール傘。使えるものは急な雨の日にお客さんに差し上げていますが、長年放置すると汚れてそうもいかない。
そうなるとまとめて不燃ゴミで出しますが、凄い量になります。この間なんて40本近くあったかな。
確実に持って帰って貰うには傘に個別の印を付けられるようにするのがベストなんだけど、輪ゴム、シール、色々考えましたが、、小さくて見にくいものではそんなに上手くいきそうにありません。
探した結果、こんなものを用意してみましたよ。ベストではないけどベターではあるかな。
クローク用のタグでして、針金付きのチケットはキリトリ線入りです。入れ物はアンティークのレターラックを。この辺りの出費は痛いですが、好きなもので店を満たしたいのでグッと堪えて頑張ろう。
使い方説明も額に入れて掲示しました。直感的な表記には程遠いけど、これが今の限界。
とは言え、今までの使用者はお一人のみ(笑)
酔って手元が暗い中、中々使いづらいですよね。次の雨天時に丁寧に促し、さらに使い方を検証してみましょう。
*SDGs第2弾! ナッツのゴミを減らしたい
おつまみのナッツ。少し残ったり、そもそも全く食べない方もおられます。こちらの都合に合わせて全員に食べ切って貰うなんて事、夢のまた夢です。
そ・こ・で!!
こんな昔懐かしい紙袋はご存知ですか?
昭和の商店でヒモで吊るしてあった、、、駄菓子屋とか肉屋でコロッケ買った時とかに使う、薄くてツルッとしたやつですが、写真で伝わるかしら。
これをアスクルで仕入れました。食べ残しのナッツをこれに入れて持ち帰って貰う作戦です。
まあ毎晩、大量のナッツを捨てていますよ。週末ともなると毎晩軽く一キロは捨ててんじゃないかな。これにはずっと心を痛めてました。
天井から吊るされた袋をピッと引き抜き、食べ残しナッツを詰めてテープ止め、お釣りと一緒にお渡し。
配置さえ考えれば割とスピーディーにこなせるかな。
捨てられるはずのアーモンドに胡桃、カシューナッツ。朝食のシリアルに混ぜ込んで、または暇な時に摘んで食べて頂ければ幸いです。
中々お客さん目線で物事を見るのは難しいです。結局のところ傘立ての札は面倒だし、ナッツ貰っても困る、という方も多いかも知れない。
でも、傘もナッツも放っておくとただのゴミ。捨てる時は辛いもんです。
僕とお客さんで少し手間をかけて、ゴミを減らせれば、と考えてます。
***
ゴミ削減とは関係ないけど、その他の手直しもちょこちょこと。
*ギミックの月の修理
月を吊るしているヒモが切れました。ヒモは棚裏を90度で曲がりながら回転ハンドルに達していますが、コーナーの所の金具で擦り切れたんですね。
コーナーの擦れる所にマシン用のボビンを固定してみる。コロコロ回る仕組みです。
一つ55円、こんなに効果的な55円が他にあるでしょうか!まあスムーズに回ってくれ、数年は交換しなくて使えそうです(今回のヒモは一年半持ちましたが)
ハンドルに至るヒモの誘導も、これを機にパーツを増やして臨みました。ミシンの糸のガイドを参考に、木のパーツと滑車と金具を組み合わせてセッティング。
高速回転させても安定しております。我ながらの満足な仕上がり(´ω`)
*メインのトランペット増設
新人スタッフが吹くトランペット。前はえらく遠い所に設置してましたが、取り出しやすいように、ハープとヴァイオリンの裏に装着しました。もうここにしかスペースがありません。
今まで置いていたのを移動したんで後ろの壁に穴が空きました。それを塞ぐ為にまた一台、7,000円の安い(ドイツ製)のを買いまして(汗)
トランペットはもう七台目です。もう要らないよ(笑)
ま、いつか人を集めてアイーダでもやりましょうかね。
***
ゴミを減らして、使えるものはしっかり直して使って。地球に優しいなんて崇高な目的よりも、単にゴミを置くところがないんですよね。マジでゴミ出したくない。
工夫を重ねて、更に手を抜いて生きていけますように
あーこりゃこりゃ。
このところ、用事が重なって午前中から動く日が続きました。仕方なく嫌々出かけては、ウトウト過ごします。
秋の終わりから今まで、自由時間はほぼずっと横になっていた僕には苦行のような工程なんだけれど、まあ何とかやり抜く。
そのまま店に戻って仕事をし(これまた忙しい)家に帰り落ちるように睡眠。すると翌朝また早く目覚めるんですよ。もっと寝る予定だったのに。
努力しても二度寝ができないんですよね。諦めてウォーキングに出掛けますと、春めいた街のせいか、なんだか心の調子が良い。
そんな訳でこの週末にかけては仕事においても全く疲労感を感じず過ごせたばかりか、部屋にいても外に出歩きたい、なんて思うようになりました。
そう、この感じなんですよ!
やっと僕の元に来てくれましたよ、並の人間お出かけ欲求が!今まで「兆し」は見えど立ち消えばかりが続いたが、今回のは少し確信めいた予感がする。
例えばですけど、部屋の掃除が嫌で仕方ないとする。放置したある日、嫌々ながら少し片付けしてるうちに、気持ちに反して本格的な大掃除になっちゃう、あの現象とよく似てます。
誰かに止められようが飯だろうが
時間を忘れて、部屋中ひっくり返して掃除しまくる、何かに突き動かされたような感覚。
頭じゃ分かっているんだけども、そのきっかけ作るのはなかなか難しいんですよ。いや、無理なんじゃないかな。
今回も待って待って、やっときたか、という感じです。前回は2ヶ月くらいでなんとなく復活出来たんだけど、今回は5ヶ月弱と長かった。ずっとこのままだったらどうしようかと不安にもなりました。
まだ兆ししか見えていませんが、これを機に浮き上がらればいいな、と思っております。4/1から旅行だし(実は先週まて全く行きたくなくなっていた)
まだ万全ではないですが、かなり上向きなのは間違いなさそうですね。
ただ、お散歩熱は上がってきた割に活字を打つのが少し億劫でして、当ブログに長々書くようなモードではありません。
しばらくは開店、遅刻掲示板としての利用となりますが、今のところは元気にしておりますのでどうぞお店も含めて変わらず宜しくお願いします。
お店は来る4/4で丸19年、20年目に突入します。 こんなに長い間やらせていただけ、心から感謝しております。
この先ブログもだらだら書き連ねて参りますが、どうぞお見捨てなく、よろしくお願いします。
窓を全開にしてDIYをしていたら風が吹き込んで気持ち良いことこの上ありません。ベランダにも春が来ておりまして、その辺りも書きたいことたくさんあるんだけどな、、、。
また少ししましたら。
日曜日はお休みを頂き、失礼しました。
この所ずっと体調が悪く、二日酔いのようなモヤモヤした状態が続いております。
今日辺りでやっと良くなりましたが、日曜日は扁桃腺とヘルニア腰痛が同時に襲ってきました。過労気味な所に2つ来られると流石に太刀打ちできないですね、、。病院にも行きましたが、こんなことが最近は月に2度ほどあり、なんとも情けないです。
全然サボりたい訳じゃないんですがね、お店を休んで家で寝てるなんて罪悪感がパンパなく、むしろ出勤した方が体調が楽なんではとさえ思ったりもします。
昔は急なお休みといえば「儲かったから明日は休んじゃえ」的な時もありましたが、人生も中盤を過ぎるとそうも言ってられません。周りの元若社長達の廃業が続く中、自分はラッキーなのだから時間を愛おしむように出勤したい、と感じるようになりました(笑)
なのに身体が動かない、これは悔しいです。
お酒も控えているのですがまだ根本的に良くなった、とは言えないですね、、。やはり楽しいと思い切り振り切った営業してしまい中々手が抜けなくて(そういう意味では若いのかも)翌日に体調が悪くなる、そんな事の繰り返しなのですが、そろそろそれも考えていかないといけません。
そんな中でメニューを作ってみました。スタッフのタケが作ってくれたのですが、ジュゲムブログの解像度の低さには毎度閉口しておりますが、読めますでしょうか、、。
拡大してみます。
スピリッツ、リキュールの値段を単独で表記したものと、個別カクテルの値段を併記しています。
色のマークはウチの伝票用早押しスタンプの色です。(笑)
、、、バーメニューをどう表現するかの問題は永遠のジレンマです。数々のバーで働きましたが、はっきり言って全部バラバラです。分かりやすいものは何一つありませんでした。
素材単体と、混ぜるモノ、混ぜ方で値段が変わってくるのですが、全てを書くと膨大なメニュー数になってしまいます。そうなると誰も見ない。
よくあるのはスピリッツ/リキュール項目別表記です。
例えばウォッカならば
ウォッカストレート800円
ウォッカロック900円
ブラックルシアン1,200円
ウォッカクランベリー1,000円
バラライカ1800円
というようにウォッカ一族の氏名を書いていくのが一般的ですが、もしウォッカに4種類の銘柄があり、価格が違うとなるとメニュー量が4倍になってしまう。こうなると誰も読まないよね。
素材の多さと、順列組み合わせを含めるとキリがないのでウチとしてはいっそ諦めて、ポイントのみ抜粋して書く事に辿り着きました。
ここに来るまでかなりの時間かかりましたが(´・_・`)
とは言え、緻密に計算はしています。カクテルで1400円のネグローニというのがありますが、材料としては800円のジンと900円のカンパリ、900円のベルモットの合計単価は2600円なのです。
その半量ずつを混ぜ、丸氷単価100円を使うとあら不思議!きちんと1400円に戻ってきます。
なるべく公正になるよう値付けしております。
が、しかし、穴があったらごめんなさい。
という訳で酒場のメニューは参考程度に〜。
へへへ。
さー、早いもので弥生三月でございます!
体調は幾分回復したものの、今日一日中声が変でした。ま、そのうち治るでしょう。
今月は健康を第一に、ご陽気に参りますよ。雨が多いですが、傘の取り違えを防止する新しい取り組みにも乞うご期待です。
2024年3月の営業日です
⭕️→休業日
○青色→誰でも入れる営業日
【営業時間】
水/木曜日 20:00〜26:00
金土/祝前 20:00〜27:00頃
日曜/祝日 20:00〜24:00
*体調不良などの急なお休み告知は当日19:00までにブログにのみUPしております。嫌な予感がする場合はプロフィール欄から「キヌブログ」にてチェックをお願いします。
*事前電話なくなりましたので直接来店して下さってOKですが、以下の場合はお電話にてご確認を!03-3358-0899
*ゲスト連れで確実に座りたい場合
*女性同伴の場合
*閉店時間前後
僕の個人携帯、LINE、Instagramメッセージ等は繋がりません。
*細長い店内を鑑み、一組4名さま迄となっとります。
*普段は近しいゲイの方向けのお店ですが、最終火曜日は月に一度の「誰でも入れるDAY」です。20:00〜24:00 、僕が絡みやすいよう1組2名さま迄となります。こちらは女性の方やストレートの皆さんもお気軽にお越し下さい!
(この日は来店前のお電話をお願いします)
明日は第14回「誰でもデー」開催でございます。(風邪にて中止となりました、申し訳ありません)
お手数なのですが来店前にお電話を頂きますようお願いします。
営業の趣向上、少人数でないとお話がしづらいので、お一組2名さまにてお願いします。
4名さまのグループが2名に分かれて入店、というようなご来店方法は何卒ご遠慮ください。
まだまだ寒い季節ですが、どうぞお待ちしております。
***
気がつけばもう2月も終わり!しかしなんて早いのだろう。
この所のキヌギヌ、あいも変わらず忙しくさせて頂いております。
「まあ流石に2月は暇だろうよ」と読んでいたんですが、今月は過去18回の2月で最高の売り上げ更新となりました!(後が怖いよね)
嬉しい悲鳴なんですけれど、疲れ果てちゃって、普段の仕事に行く以外には何にもできないんです。毎日欠かさず13時間も眠り(連勤明けだと15時間とか)そして眠りは深く、目覚めてもまだ眠寝たりない。
休みの日には寝たきりのままUbereatsを2回取り、洗濯ができたらラッキー。掃除機は無理で、、という感じですね。
唯一の楽しみ、西荻窪の割烹にも月に一度行ければいいくらいのペースにになっちゃいました。
お店には行けるんだけど、店以外の思い出ゼロ!というのが去年の秋から続いてます。
2年に一度くらい決まってこうなるんですが、今回はかなり長いんですよね。多分だけど、コロナで2年半も休んだせいで体のリズムが狂ってしまったんだと思います。
お散歩やら自炊、店のDIYだけやってればいいお気楽生活が長く続いたもんで、復帰後は休みを週休2日に増やしたとて何かと身体が疲れやすくなってます。
顔も浮腫んで垂れ、お散歩も滅多に出なくなり体重は過去最高。髪型も髭も全てがベストとは言い難い。写真撮られるのも苦痛です。
自称元イケメンとしては忸怩たる思いではありますが、何かを手放さないと新たには手に入れられないんですよ。人生ってそういうもんだと思ってます。
それなら迷わず店の繁栄を選びますよ。キヌギヌさえ機嫌良くやらせて貰えたら他はどーでも良い、というのが本音です。趣味の充実って一体なんだろう?
お店こそが趣味でありプライベートである僕にはピンと来ません。
それよりも、飽きられて当然な19年目でのV字回復、お店をやっててこんなに嬉しい事はないですよ。たまに営業が終わって片付けながら、ありがたくて胸が熱くなったりもします。
***
そんな忙しくもぐうたら生活の中で、連休が2回もありました2月。
一番忙しい時に母から父のガン宣告を聞いたりで、心理的にも苦しかったです。
そうか、そういう時も来るんだな、と。慌てたって京都行けないし、向こうも無理して飛んでこられてもね、と言うような具合でして(割と合理的な家風なのです)こんな時こそDIYです。
「モヤモヤする時はイタズラに暇を作ってはダメ」をモットーに、工具箱を開けます。手さえ動かしていれば大丈夫。なぜこれが自宅で出来ないのかが謎なんだけど、今は考えない。
今回は水槽内のメダカの餌場。
こーいうものがAmazonに売っています。
水中に縦にセットして上から赤虫なんかを入れて使うものなんですがね、そうするとエサがゆっくりと出てくるのですよ。これを横にして使おうと思いまして。
見にくいのですが、このように横にして取り付け、この中で塊になった丸い浮きエサを食べて貰う。エサは時間をかけて水でふやけ、14時間浮き続けます。
ガラスのカップ内でエサを食べてもらえれば、食べ残しが出ないので下に落ちない。水が汚れないんではないか、と。
ピンセットで器の中にエサを置く。最初は皆さんご入場下さり上手く行ったかに思えたんだけど、中でメダカが暴れると開口部がエサが吹き飛ばされて下に落ちてします。
理想は小さなこういう形のなんだけど、、売ってる筈もなく。
ならば、と内側にシリコンチューブを入れて狭めてみる。
セットしてみたものの、あんまり効果なし。まだエサがこぼれる。
ならば、という訳でもっと狭めたい。
店を練り歩くと、ヴァイオリンの松脂ケースを発見。
これがですね
これ以上ないシンデレラフィット!!
穴を開けまして
ヤスリで整えて
最終的にはこんな感じでセットしてみます。
凄くいい!これぞ目指したメダカ食堂ですよ。中で完結してエサも溢れないし、お水もキレイ。この時点で朝10時くらいなんだけど継続して観察を続けましょう。
、、ついウトウトしまして目覚めたら、嫌な光景を目にしました。
体の大きなボス格の1匹が食堂入り口に立ちはだかり、他の9匹がを入れないようにしている。
下っ端メダカが食堂に近づくとボスは体当たりをし、それだけでなくたまに食堂に入ってエサを食べては出てきて「あー美味しい」、と言わんばかりに、それを繰り返し見せびらかす。
何という意地悪な性格なんだろう(´・_・`)
頭にきてエサ場は撤去、ボスは割り箸で挟んで懲らしめてやりました。絶対にイジメは許しません。
という訳で、穴の空いた赤いフタは元の位置に戻りました。この10時間はなんだったんだろう。
***
自宅ではTVの代わりにほぼYouTubeを見ているのですが、昔のNHKの日曜美術館に、建築家の吉村順三の回が上がってました。嬉しい!
https://youtu.be/C8BAZNNIM6A?si=hXCLrmNzeHzaOX5A
吉村氏は皇居新宮殿や俵屋旅館、多くの大型公共施設を設計した方なんですが、自分の仕事のベースは住みやすい住宅設計ににある、という方針の方でして。
この映像の中に「軽井沢の山荘」という建築がでてくるのですが、これに思わず唸ってしまいました。たった17坪の小さなお家ですが、どこまでも開放的で、そして機能的で。
2階リビングの壁面、L字にガラス戸がはまっているのですが、全てが戸袋に収納でき、フルオープンになるんですって。
ひゃー、こんな所で暮らせたらな、、。
暮らすどころかBARでもできたら素敵だろうなと。僕は森のキャンプに行きたい!というよりは、
都会の建物の森のそばのガラス張り、エアコン完備の中から密林を眺めるのが理想です。
新宿御苑沿の内藤町の一戸建てに、こんなビューの家が数軒建っています。散歩してて見つけたわですがね、すごいんですよ。森に面したところが大きなガラス張りで、本当にこの山荘みたいな景色なんですよ。
誰か素敵なご夫婦なんかが、僕に格安で売ってくれないかしら。チーン。
雨の日に森を眺めながら本を読んだり、静かに美味しいものでも食べたら最高だろうな、、。
と、よく考えたら、さっき苦戦したメダカの水槽のエサ場みたいじゃんか。
あー、森の中の眺めのいい部屋で過ごしたいという心理の現れなのかな。
いつかこんな家に住める日が来るのか、、もう48歳じゃ間に合わないかな。
いつか森沿いの一戸建てに住みたいけど、それには仕事をもっと頑張るしかないな。
久々の意地汚い自宅の料理です。不快に思う方はお読みにならないでください、、。
***
50歳前の身体の事を案じ、多くの人がそうであるように毎日サプリを飲んでおります。
カリウムなどに加えてDHAサプリも飲んでいるんですね、いわゆる魚油です。
血液サラサラ、脂肪燃焼効果、脳にもいいと定評のあるDHA。
元々、圧倒的な肉より魚派なので、それなら魚食べた方が早いよねー、という訳でサプリに加えて魚を食べています。
鮭のカマ部分が好きで食べているんですが、試しに今回、鮭のハラスを注文してみました。
こんな横長のが6袋、2.5キロも届きました!
ま、普通に焼いて食べる訳ですが、ちょっと脂が多過ぎました。こんなに脂っこいんだっけ?
想像を絶する脂っこさ、しかも脂は全部グリルに落ちちゃうし。
魚油サプリにお金を出しているんだから、この脂だってサプリ、つまりはお金じゃないですか。勿体無いんじゃん、と。
魚焼きグリルの下に溜まった液体、、脂に加えてコラーゲンもありますよ。全部食べ尽くして鮭の供養もしてやりたい。
本当に汚いんですけどね、、。焼き汁を思い切って小鍋に移す。
えいっ!
(普段より更に清潔にしてあります)
汁を火にかける。ええい、いっそのこと食べ終えた残りの骨と皮も煮込んでみよう。
あら、何ともいい香りじゃないですか!それにニカワのようなコラーゲンが出てきました。鮭のエキスが濃縮されて香ばしい。
このままでは食べにくいので濾しておきましょう。
大量のカツオと昆布で出汁をとったのストックが冷凍庫にあったので、鮭のヤバい汁と合わせて更に濾す。
こ、これは、、、。うまい!!
「鮭からの力強い出汁とカツオ昆布出汁がお互いを引き立てあって、何て贅沢な旨みなのかしら!生臭さも全然なく、寧ろ香り高くて豊かだわ。濃厚なのに飽きが来ない、、。」
思わずグルメ漫画の女性記者のように分析してしまいます。
とはいえ、所詮はグリルに落ちた焼き汁。そのまま腕によそって食べる気にはなりません。
田舎味噌を溶いて、味噌汁にしてみました。もはや廃棄物の面影はどこにもない。
あー、更に美味いですよ。潮汁というよりは、石狩鍋とちゃんちゃん焼きの間の味ですね!
鮭の脂と出汁と、鮭の皮の焦げた香ばしさが味噌汁に移っています。これは食欲をそそるなぁ。具は何がいいかな、シンプルにネギと豆腐もいいし、北海道ならじゃがいもなんかも合いそう。
汚い料理なのでお勧めはしませんが、鮭の旨みを丸ごと味わっております。
炊き立てのご飯と焼き魚、そして香ばしい味噌汁。それに青菜のお浸しがあれば満足です。
そうこうしている間に、春はもうすぐそこです
昨夜はお友達であり、元スタッフのK氏のご自宅にお邪魔してきました。彼は恐ろしくグルメな方で、料理人でもあります。
都内某所、31階の眺望、、。我が家の2階からの眺めとは大違い。
今日のメニューはしゃぶしゃぶとタラバガニ。小学生の腕くらいある。こんな大きいの見たことないよ。
1人一本ずつあります。ひー。
ベロン。
カニを貪りながら、たたみイワシやクリームチーズの茶碗蒸し、サーモンとか色々なものを頂く。
中でも美味しかったのが、カマボコ。
おそらくきちんと作られたカマボコって、こういうのなんだろうと思い知らされる逸品。普通のと全然違い、メチャクチャ濃くて美味しいのですよ。本わさびもよく合う訳で。
お次はしゃぶしゃぶ。細く切ったネギやクレソンで巻いて食べるんだけど、こんなお肉、カタログでしか見たことないよ、、。
締めは雑炊かしら?と思っていたら、何といくらが出てきた。どうなってるんだ?!
いくら丼にして頂きます。うん、こりゃまた美味しい!
他にも沢山のメニューが出てきて、自分の持ち込んだデザートが恥ずかしくなります。
いや、ここは胸を張って出すしかない!
***
(必ずウケる)持ち込みティラミス
材料
マスカルポーネ1カップ
生クリーム200cc
全卵2個
カステラ6切れ
コーヒーシロップとして
エスプレッソ2杯、砂糖適量
(またはインスタントコーヒー)
あれはコーヒーリキュール、
ブランデーなど
ココアパウダー
作り方
1.訪問先の方にバットに借り、カステラを切って敷き詰めます。コーヒーシロップを使ってカステラに浸し、冷蔵庫に入れます。
2.卵は卵黄、卵白を分けます。
卵白は砂糖を入れて硬めのメレンゲに泡立て、卵黄はマスカルポーネと和えて柔らかくしておく。
(ミキサーを持ち込むと楽です)
3.生クリームを砂糖を入れて柔らかめに泡立てる。先ほどのメレンゲとさっくり混ぜ、更にマスカルポーネ卵黄も合わせて混ぜます。
4.カステラの上に3の合わせたクリームをかけ、ラップをして冷蔵庫で落ち着かせます。
5.取り出したら表面全体にココアパウダーを振りかける。
5.各お皿に盛り付けてから、更にココアパウダーを振る。
これですね、僕がお呼ばれ頂いた時の定番なんですが、ほぼ失敗しないんですよ。盛り付けが下手くそでもココアでカバーできます。
1,000円くらいでこーいうシェーカーが売っていますので、ココアを入れておけば更に便利です。僕は3つ持っています(出先で茶漉しを借りても可)
シロップとパウダーをそのまま抹茶に変更したら、抹茶ティラミスに(´ω`)
ぜひお試し下さい!
***
しかし、、、カステラとマスカルポーネとじゃどう考えても頂いたご馳走のお返しには足りない。
今度は生きた鯛でも1匹持っていかないとだな後はアイディアでカバーするか、、。
そのくらい贅沢で美味しい時間でした!
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
連休も最終日です。今日はお休みをいただきまして、ゆっくり過ごしております。
金曜夜連休中は春節もあり、インバウンドのお客さま(ルール上常連さんがお連れくださった)も多かったんだけれど、その中でも目を引く欧米からの4人組。
イケメンかつ陽気なチームで、ネグローニやらマルガリータやら強いのを沢山注文されます。
いつも通りピアノ弾いたり気球とか月とか動かしてたらゲラゲラ笑ってガブガブ飲んでは、「気に入った!必ず戻ってくるよ!」と。
映画関係で日本に来たんだ、と話していらしたのですが...
さっきInstagramを見ていたら、あれれ!
本当に映画の方だった!エストニアの監督と俳優さんの御一行。
エストニア/イギリス合作だそうで、ゲイストーリーの映画だそうです。
とっても面白いらしいです!こちらに宣伝しておきます。
映画「ファイアバード」
2/9公開だそうです。
https://www.reallylikefilms.com/firebird
3連休直前の金曜日、如何お過ごしでしょうか。飲食店経営者にとっては冬山を登るような気持ちであります。
というのも風邪が治ったと思いきや、即ギックリ腰。48歳ってこんなにつらいの?もう高齢者なの?
、、なかなか思うようにいきません。
思えば雪の降った二日間、部屋で激しめのエクササイズをしたのが悪かった。
雪の二日間は定休日。自宅に居なきゃいけないなんて、コロナ以来だなと感慨に耽りつつ、スマホで店のベランダの防犯カメラを眺めます。
かたやテレビにYouTubeを繋いで、動画を見ながらエクササイズやらストレッチをしました。外出して滑るの嫌でしたからね。
この時に腰を痛めたようです(笑)
その後違和感を感じながらも過ごし、昨日に洗濯物をしていて屈みながらくしゃみをした時、ギックリ!とやってしまいました。
8時間ほどよこになり、コルセットを二重に巻いてロキソニンテープ、ロキソニン錠を飲んで4時間だけ出勤しました。
痛かったけれど、店に着くと治るんですよね。アドレナリンが出ているのか、とにかく良かった。
お休みして家にいても休まるのは体だけです。逆に気持ちは全然休まらないのね。休むと罪悪感で嫌な気持ちになりますし、動いてる方が腰にも良いらしい。
今はタクシー配車もあるし、今後行ける範囲の時はなるべく行こうっと思う次第です。
***
今日は菜の花が安く売っていたので山盛り買って茹でこぼします。菜の花、かなり育ってますが僕はこのくらいの方が好き。
葉のところは辛子多めのカラシ和えにします。茎は味噌汁に入れまして、いや、春ですねぇ。
春の季節そのものよりも、冬に春を先取りしている時の方が、より色濃く春を感じます。しみったれた僕の心に刺さる春の香り。
最近は鮭にハマっております。冷凍の鮭ハラスが1キロ、鮭かまが1キロ届いたので、処理してから食べまくっています。
カマはまとめて焼いてから急速冷凍。なんて大きいんだ。
ハラスは脂っこいので、ジャガイモとしめじを入れた石狩鍋風の味噌汁に。
菜の花の辛子和えとトマトのサラダ、鮭ハラスの刺身と共にいただきます。
ああ、健康的!
***
お店にも一足先に春を、という訳でこんなリキュールを入れてみました。
イタリアのバラのリキュールと
フランスからスミレのリキュールです。
到着は明日以降なのですが、まあ高いこと!!どうやって回収しようか(笑)
こーいうクラフト系の高級リキュールはカクテルもいいけれど、ストレートで飲むのがおすすめだそうです。
ならば2種の飲み比べもいいな。この間の銀のトレーに、オネエ全開の少女漫画みたいに盛り付けよう。
お店のバラも絶やさず活けております。今回は一番好きなオレンジ2色に加え、イブピアッツァという香りのいい赤のを3本混ぜてみました。
ああ、春はすぐそこに。
原作者が描いたストーリーをテレビ局側がドラマ化および改編した作品のニュース、作者が自死なさった事で騒動がかなり尾を引いていますね。
最悪の結末に関連した情報がSNS上では飛び交い、心が苦しいです。(でも見てしまう)
僕は原作者でもなんでもないけれど、似たようなことが昔に起こりまして、似たような思いをした事がありました。
ちょっと書いてみますね。
***
8年ほど前、某キー局からキヌギヌへ取材依頼がありました。
今でも放送している人気番組。番組コーナー内、あるタレントさんが来店してお店を紹介下さる、という内容でした。
当時から会員制でしたので、番組内で会員制を明記して貰い、視聴した方が入れない設定で構わないどうぞ、と返事をしました。
当時の僕は「世の中に何か爪痕を残したい」と思っていました。こんなゲイバーがあるんだね、と、津々浦々のゲイに知って欲しかったのかもしれません。、、今の僕は爪が前ほど鋭くないので、そんな事思わないんですけど(笑)
少し間を開けて某局の大柄なディレクターさんとミーティングがあり、番組の概要をお聞きしました。
番組内コーナーは10分ほどの尺で、店内のカラクリ紹介と、簡単なピアノ演奏、タレントさんと少し会話をしてお店のコンセプトなんかをお話しして下さいね、と言う事でした。
トントン進むミーティングに、なるほどね、こうやってテレビ番組って出来るんだな、と興味深くお話を聞いておりました。カメラ位置や照明のプランなども話しておられ、かなり綿密に打ち合わせをしてるんだな、という印象です。
大まかな流れを聞いたところで口頭での合意をしました。
ロケにいらっしゃるタレントさんは僕でも知っていた男性の実力派歌手で、最近結婚なさった奥様もアイドル、という事でした。これならピアノで伴奏しても映えるだろうな、と思いました。
2度目のミーティングで大柄ディレクターが、「お料理できますか?時間帯的にあった方が番組上助かるのですが、、」と提案してきました。
普段はないんだけど、まあいいか。それなら撮影用に簡単なもの、例えばオープンサンドイッチでも良いですか?と提示しまして、ディレクターから了解を得ました。食材やレシピを明記して、精密な情報をお送りしました。
今度はディレクターから「タレントさんと2人で料理を作って下さい」と依頼が。本来のウチの営業とかけ離れたいるものの、テレビ的に必要なのかしら、と疑問に思いつつオッケーしました。
再度ディレクターから、ピアノを弾いて頂くシーンなのですが、その場で曲を指定してアレンジして頂けますか?と。
「アレンジですか?清水ミチコさんみたいな感じですか?」と聞くと、「その方は存じ上げないんだけれど、例えばロック調とか、コギャル風とか、その場でパパっとお願いしますよ」と。
コギャル風?なんだそれ(´・_・`)
大体、僕と同じくらいの歳のディレクターがどうして清水ミチコを知らんのか。ロックやらコギャルという例えもよく分からないし、この人の美意識に段々疑問が湧いてきました。
テレビマンってこんな程度で成立するのか、と驚きました(笑)
タレントさんの歌はNGとなり、どんどんこちらのアイデアが削られていく。
その後もディレクターからの的外れな演出、大体の提案が思いつきレベル、程度の低い美意識、全体の整合性のなさに溢れていて、しかも口調がどんどん強気になっていきます。
「テレビ的にはこうなんですよ」
「あくまで視聴者目線で」
「こちらもプロなんで」
最初の協力的な姿勢は鳴りをひそめ、高圧的なオッサンが僕の知らないキヌギヌを作り上げています。詐欺師に取り込まれ、乗っ取られるような焦りを感じました。
気の弱い高齢者なら押し切られてしまうだろう状況ですが、僕は残念ながらそういうタイプではなかった、すみません。
段々腹が立ってきまして、技とギリギリまで待ってから、ひっくり返してやりました(笑)
「こちらがゼロから作ったものを弄り回して、何がテレビ的にはですか。やりたいイメージがあるならセット組んで一から作ればいいでしょ」
期限が迫っているから中止にはできない、なんとか協力を頼みますと頼まれましたが、こちらにはその意思がないので失礼しますと繰り返し、一方的に連絡を断ちました。
後の事は知りません(笑)
こちらにしたら1回キリの出演でイメージ付いちゃって後々まで「コギャル風ピアノ弾いて」なんて言われかねない。
テレビ局のディレクターが全てそういう人だとは思わないけど、何かしら権力を持ったと勘違いしている人も多いんだろうな、と思わざるを得ません。
僕に言わせれば「手柄を自慢するストロー」です。ジュースを絞る事も継ぐこととなく、ただ口に運んだだけのストローが、何故に自慢げにジュースを語るか、と。
主たるジュースを尊重してこそのお互いの存在なんじゃないのか?と思います。
ゼロから何かを作った人と、それに乗っかって伝える人。その熱量は全然違いますよ。
しかも内容をどんどん改変しようとする。テレビ局に居る事で、何か勘違いしちゃってんじゃないの?と思ってしまいます。
脚本家という仕事はもちろん必要だし、僕の例に当たるかわからないけれど、「世に出してやってんだよ」という間違った自信は決して持ってはならならないんですよ。
どうか作者にリスペクトをもって作ってくれ!と小さなゲイバーのオーナー風情が願っております。
そして、亡くなられた作者さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。何も死を選ぶ事なんてなかったのに、無念でなりませ
早いもので今日から2月。暖かい1日となりました。
2024年2月の営業日です。
⭕️→定休日
○青色→誰でも入れる営業日
【営業時間】
水/木曜日 20:00〜26:00
金土/祝前 20:00〜27:00頃
日曜/祝日 20:00〜24:00
*細長い店内を鑑み、一組4名さま迄となっとります。
*普段は近しいゲイの方向けのお店ですが、最終火曜日は月に一度の「誰でも入れるDAY」です。20:00〜24:00 一組2名さま迄となります。こちらはどなた様もお気軽にお越し下さい!来店前のお電話をお願いします。
一月末のいちげんさんデーも盛況でした。皆さんでガーガー話しつつ、暖かい空間となりました。ああ、楽しい。
そしてお伝えしました通り、最近の混雑から2月1日より会員制に戻しました。誠に申し訳ありませんが、初めての方は以前のように既にいらしているお客さまと同伴にてお越しください。
東京以外にお住まいの方には申し訳ない程の短期間でしたが、またの機会をお待ちください。その時にはこちらにてお伝え致します。
一月の終わりなんてのは年間で一番静かな時期ですが、今年はとても忙しくさせて頂いてます。例ののキャンペーンが上手くいったようで我ながら満足しております。
毎晩、思慮深くて人の話を聴くのが得意なイケメンのお客で混み合っております。蛇足ですが一度いらしたけれどネットリした方やなぜか機嫌の悪い方、謎のウンチク語りが止まらない方は苦手なので、やんわりお断わりしてます(笑)
自分のお店だもの、好きな人しかお招きしたくないんですよ。区役所の窓口なら仕方ないけどそうじゃない仕事を選んだんだから好きに選ばせて下さいよって。ね。
何度か書きましたが、BARは接近戦ですので、ある程度両思いでないと成立しません。
お互いに合う人と巡り会えたならそれでラッキー、では気が合うようなので今後とも宜しくお願いしますね、そんなスタンスでやらせてもらってます。
もはや誰に怒られる事もなく、売り上げが下がっても自分の責任。これが僕にとっての理想の酒場、という空間にできるよう、今月も楽しみつつ精進させて貰います。
僕はというと、最近はお店に早めに入って掃除をしたり細かなDIYの日々です。BGMは爆音でバッハのミサ曲ロ短調。
水回りの電源の防水をしたり、棚を整理したりやることは沢山。ブログに書くほどの事はあまりないけれど、何より心が整いますね。
冬場はしっかり巣作りをして春に向かって備えるための良い時間ですね。最近少し冬が好きになってきました。
皆様も風邪にはお気をつけてお過ごしください。
会員制を一時中止して2ヶ月間、沢山のお客様にお越しいただけました。
嬉しい反面、週末はオールスタンディングに切り替えても満席状態、今まで支えてくださったお客さまが入れないのは本末転倒...と云う訳で2月より元の会員制に戻します。
今後はクソ生意気なのは重々承知の上、再び閑散シーズンに「誰でも入れます」キャンペーンを張る形にて参ります。誠に勝手ですが、どうぞ宜しくお願いします。
■初めての方はご紹介者とご一緒に
■お一組4名様までです
■来店前のお電話は必要ありませんが、以下の場合は03-3358-0899まで
*ゲスト連れで確実に座りたい場合
*女性同伴の場合
*閉店時間前後、やってなさそうな予感がする場合
■ゲイが寛げる場を目指しております。
女性同伴での来店は僕と仲良くなってからで宜しくです。(僕の友達の女性はこの限りにありませんので!)
毎月末火曜日のフリー営業日はどなたでもお入りいただけます(月末アップの営業予定を参照)
...お金儲けに舵を切るのであれば、スタッフ増強してインバウンド誘致してと、拡大する方法もあるんだけど、僕は今の雰囲気に継ぎ足されるような形で人の輪がゆっくりと広がる、かつてのサロンのようなお店が理想なのです。
古い部類に入るウチなんかに、こんなに来て下さるとは思ってませんでした。が、今の僕にはちょっとハイペース過ぎました。
コロコロ告知が変わり申し訳ないですが、アメーバのように環境に適応していくには恥晒しなこのやり方が一番のようです。
熱も下がり、お風呂に入って部屋に掃除機をかけ、洗濯をして気分爽快です。
食欲も戻りまして、大盛りのエピピラフ、コンソメスープ、ツナサラダを作ってペロッと食べました。
これはもう普通の健康体ですね。という訳で本日20:00より営業いたします!
2日の定休日を経てなお、不調が続いております。喉も鼻もブッ壊れたようで、鼻水とくしゃみが止まりません。本日もお休みを頂きます。
久しぶりの高熱に、のたうち回りまわること2日。
起きれば辛く、眠ると悪夢が断続的に続きます。これぞ生き地獄。
どうやっても悪夢を見るもんだから段々どうでも良くなってきて、YouTubeで色んなのを流して、どんな夢を見るのか実験なんか始めたりして。
2日に渡り、布団2組を取り替えながら大汗をかいて熱は下がりましたが、まだ体が変です。フワフワしています。
今はしっかりご飯を食べて、映画やドラマを観ております。大門未知子のとTBS「VIVANT」をそれぞれ全部見てしまいました(汗)
昔からある程度の売り上げに達すると必ず熱が出る現象(天井熱と呼んでます)はあったものの、その天井が年々低くなってきている気がします。
年々体がボロくなってきたのは否めませんが、中古車のように丁寧にメンテをして、少しでも長く乗りこなしたいと思います。トホホ。
とはいえ、この年齢で仕事が楽しく、お店を始めた当初のワクワク感を未だ味わったり、売り上げが上がるというのはとても幸せな事です。
本当にお店とお客さんには感謝しかないです。
それに報いる為にも、健康は大切ですね。
ご存知の通り、店内には弦楽器がぶら下がっておりますが、ヴァイオリン属のコイツらは特にご機嫌が安定しません。
ヴァイオリンの弦のテンションは一台辺り最大50キロ近く。構造としては、楽器の頭部に開けた穴に木製部品(ペグ)をねじ込み、摩擦だけで止まっています。
よく摩擦力だけで50キロも耐えられるな、と。
こんなに原始的な構造にも関わらず、かなり精密な動きに反応します。慣れるとキュキュッとやるだけでお好みの位置に止まってくれる。ヴィオロン属が発生した500年以来の機構が今もって採用されているそうで、すごいの一言。
しかし木材パーツ特有のデメリット、乾燥してペグが縮むとある瞬間、ブルンと緩んでしまいます。特に冬場は顕著で、夜中に売り上げ計算なんかしていると、突然奇怪な音を立てて弦が緩みます。
今でもドキッとしますよ。まるでポルターガイスト。
気味が悪い事よりも、翌日、突然使う段になってチューニングしなきゃいけない毎度の煩わしさ。
それが嫌で、開店前調律は欠かせません。ヴァイオリンとヴィオラは毎日、チェロとコントラバス、ハープは3日おきくらい、チェンバロは1週間毎にパパっと済ましてます。
もちろん楽器をケースに入れている場合や、部屋吊りでも年中エアコンを付けてる場合は比較的安定するようですがね。
BARなので水回りもあり、人の出入りも激しく、換気の為にベランダを開けたりしますからね。かなり過酷な状況です。
そんな中、出来れば安定させたい!
ネットを調べても、大抵はケースに入れているかエアコン完備のパターンの方ばかり。楽器店ならガラスケースというチョイスもあります。
ガラスケースなんて、かなり精密なのを、フルオーダーで作らないといけないですよね。とんでもない費用がかかりそうです、、。
僕と同じ悩みの方は、中々ヒットしません。
こうなりゃ、いつもの自己流で解決するしかないわな。
かなりワイルドな発想なので、お読みの方は真似しないでくださいね。
***
楽器の湿度への対策は色んな方法があると思います。そりゃ全体を覆うのが一番良いですよ。閉ざされた楽器ケースは何よりの策だと思います。
そんな中で、ヘッドだけでも乾燥から防いでやるというのはどうか?と考えてみました。
きっと反論もあると思います。
「部分的に保護すると他のパーツに歪みが出て、負担がかかるよ」など、ご指摘があるかと思います。
でもですよ、例えばですけど。
冬場にケースの芯まで冷えた楽器を暖かい室内で開き、汗をかくほど弾きこむ、、。そっちの方がよほど楽器に悪いんじゃないか、と。
寧ろ、室内に吊るした場合の湿度変化はこれより緩やかなんじゃないかな。
そもそも楽器ってのは過酷な環境で使われる道具なんですよ。プレイヤーは汗もかけば涙も流す。常に乾燥、湿気との闘いです。
ストラディバリウスが作られていた中世に、空調やガラスケースなんてなかった筈では、、。
あんまり繊細な意見を気にしていたら物事は前に進まないので自己流で参ります(良い子は真似しないでね)
***
ヘッド部分を外気から遮断すれば、ペグの収縮を抑えられるのか?
明らかにそうだろうよ、と思いつつも実験です。ブドウの房みたいに袋を掛けて実験した所、やはり1ヶ月後もピッチは安定してました。やはりな、というのが正直なところ。
袋掛けは面倒です。演奏終わりのたびにブドウ農家の奥さんみたいに袋を掛けて根元を縛ります。
まあ、今年も立派に実ったわねー。ここに嫁いできた時はまだ苗木はこんなに小さかったのよ、、。
などと、毎度そんなことしてられないのです!
ヴァイオリンヘッド用防乾ケースなんてありゃいいんだけど、そんな都合のいいものは売っていません。作るしかない。
Amazonで7,000円くらいの卓上ケースを購入。ガラスでなくても良かったんだけど。
底の部分にスリットを入れます。1台は震災でブッ壊れたので飾りとしてケース外側に、使える3台を防乾箱内に吊るすのですが、ヴィオラを右側に配置して、やや大きいのでバランス良く見えるよう配置を測っておきました(珍しく)
断面はヤスリがけの後、後でフェルト張ってやろう。
設置面にはラバーのクッションを装着。これでネックが保護されます。
棚自体を壁面に固定し再び計測。隙間を埋めるパーツとしてクリアファイルを短冊状に切り出して、装着の向きに並べておく。
ドアの下部に当てがい、位置を見て仮止めします。
閉じた状態。見えにくいですが各方向3ミリくらいの隙間を残して、大部分が閉じられました。やったね!
この程度の隙間なら外気から守られるんではないか。
ついでに、高い位置の蓋の開閉が楽になるよう、ヒモ式のハンドルをつけました
このダサい感じがキヌギヌクオリティ(笑)
ここから更に実験です。1ヶ月くらい使ってみて、乾燥と加湿の影響を見守ります。
まだ乾燥するようなら、湿らせた脱脂綿をケース内部に入れたら安定すると思います。
加湿ってヤバくない?と思われるかもですが、こーいうスポンジ式の加湿器を使う方が沢山いますので、大丈夫です。むしろ乾燥が何よりの大敵なんです。
3日目ですが、かなり乾燥している中で、全くチューニングの必要がなくなりました。
開業以来の悩みがまた一つ、解決しそうです。
もっと工夫して便利な店になればいいな。早くもっと楽になりたい。
某ホテルのルームサービスの高さに落ち込みつつも、次なるレトロホテルを予約しないといけません。
やっぱり古臭いホテルが好きなんですよ。どうしようもなく好きなんです。
いつか自分の原風景みたいなセピア色の場所に辿り着き、小さく「ただいま」と呟きたい。
なるべくボロくて古くて懐かしく、且つ手入れがされていて清潔な所を探しては尋ね歩く、まるで巡礼者の気分です。
レトロと言えば本場ヨーロッパ。8年ぶりの渡欧となりますが、古都ローマとウィーンに絞って尋ねる予定です。旅程はマイル乞食の性で、乗り換えが多めです。
羽田
フランクフルト1泊
ローマ4泊
ウィーン3泊
フランクフルト〜羽田
5回も飛行機乗らなきゃいけない。自腹を切ればウィーン直行、余計なフランクフルト乗り換えをカット出来たのに、と今頃後悔しています。
ローマは年末に書いた通り、サンルーム付きの古いホテルを予約したので、残るフランクフルトとウィーンのホテル選び。旅なんてのは行っちゃったら割とあっけないもんで、もしかすると今この瞬間が旅のクライマックスかも知れません。
***
フランクフルトでは地獄の17時間乗り継ぎがあります。トムハンクス張りに空港で過ごそうかと思ってたんですが、風邪でも引いたら後がヤバいってんで最寄りのホテルを取りました。
ホリディインフランクフルト空港
(14,000円)
なんで15時間フライトの後でホテルに17時間も居ないといけないんだろう、、。それな余計な出費。かなり変な旅程ですよ。
マイル消費もいいけど、次からはコンパクトに計画立てよう。
フランクフルト市内はビジネス街な上に治安が悪い、夜だから観るところもないよと聞きました。
が、割とアクセス良い所にゲイバーがあるらしいのです!
あらっ!楽しそう!
顔の薄いアジア人が隅っこで一人、温いビールを啜りながら、自分の非力さを噛み締める、、、。
それが1人旅の醍醐味ですから、、面白そう!行きたい!!
てな訳でちょっと計画してみようかな。ホリディインなんかで寝てたら勿体無いよ。
詳しい方いらしたら情報下さいませ。
***
残るはウィーンのホテル。まあ、高くてびっくりしますね。
例のインペリアルホテル、一泊7万オーバーは流石に勿体無いです。
(Imperial Hotel 1973〜)
3泊で21万払うんだったら、どっかのホテルのルームサービスで天丼が21杯も食べられちゃうじゃないか。
部屋で3日ともモヤモヤするに決まってます。ならば似ていてコスパのいい所を探そう。きっとあるはず。
割とすぐに見つかった!!
(ambassador Hotel 1898〜)
建物も年代も似てるしここでいいや、と。
国立歌劇場から歩いて3分。お値段は一泊26,000円と、1/3に下がりましたよ。
吹き抜けにはピアノもあるし
屋上にはサンルームもあります。
ここで充分ですって。浮いたお金で美味しいもの食べて、ガラクタ買ってオペラでも観ようじゃないか。
と、年末に予約しておいたウィーン国立歌劇場からお返事が来ました。演目はシュトラウスの喜歌劇「こうもり」です。これぞウィーンという、大好きな演目。
(建物が全部似てますよね)
チケットはが、ここは旅のポイント。出すところはきっちり出しましょう。
そんなこんなで旅の予定も固まってきました。
後はウィーン市内の泥棒市か合羽橋みたいなところを探して、まずはカフェのお盆。
角が丸い長方形で、銀メッキのキュッと小さいの。これを5枚くらい。
見つかったらカップホルダーも。ホットワインやアイリッシュコーヒーまとめて買えたらな、と。
何て素敵なデザインなんだろう。
お盆にナッツとお冷、ドリンクまで全部乗せてソファ席にサーブしたいのです。
中学の頃に下京図書館で見た大型図録「世界の文化」ウィーンのページ。その中の薄暗いカフェのコーヒーの写真そのままなんです。
重厚でレトロな店内はピントがボケていて、その手間の焦点の合ったコーヒー。
銀のお盆に載せられたカップからは湯気が立っていて、大袈裟ではなく、ページの向こうからコーヒーの香りがしましたもんね。
48歳にして、自分のお店で叶うといいなぁ。
若き日に見た夢の回収だけで生きているようなこの頃ですが、今の年齢だと中々衝撃的な出会いがある訳でもなし、やはり子供の頃に受けたインパクトには敵わないですもんね。
さっさと回収して大人になり、次なるステージに進めますよう(笑)
駿河台1-1に聳え立つ、クラシックホテルの名門、山の上ホテル。
(写真は楽天トラベルより)
「いつか泊まりたいがまだ早い」リストの常に上位にありましたが、なかなか敷居が高くて(値段も高くて)億劫でありました。
2024年2月中旬より長期休業に入る、というニュースを見て、慌てて予約しました。
35部屋しかない小さなホテル、ニュースの後だからかどのサイトも予約で一杯でしたが、粘った結果、見慣れない旅行サイト経由で早割半額くらいのが見つかりました。謎です。
たった一泊だけですが、心に刻むべく、ホテル時間を味わって参ります!
***
一月の連休前営業が余りにも忙しく、チェックイン時刻になっても自宅で寝落ちするという自堕落さ。
ふーんだ、丸の内線で一本直通だもんね、とタカを括っていたバチが当たりました。
お茶の水駅を背にし、明大通りを南下して右に折れると、緩やかな坂に差し掛かります。
あーあ、日が暮れて真っ暗ですね。。。夜8時回っちゃったよ。
坂を上がると、文豪が愛したホテルが見えてきました!
この坂はコロナ禍の散歩でも通った事がなかった、全くの初見です。坂道の上にあるレトロホテル、最高なアプローチです。
都心に突然現れる時代錯誤なビルヂングは街並みから少し浮いていて、作り物のように見えます。ハリウッドのオープンセットみたいでもありました。
玄関の正月の飾りを抜けます。
正面には階段ホールがあります。これが山の上ホテルの螺旋階段か、、。確かにアールデコ全開です。
4階辺りから階段を見下ろすとこんな感じになっています。美しい。(後で挿入しました)
フロントにてささっとチェックイン。巨大な一枚板の大理石のカウンター。どこもかしこも大理石。許されるなら剥がして持って帰りたい。
フロントのスタッフさんに「この時間だけど晩御飯を頂きたい」旨を伝えます。
七軒のレストランのうち、コーヒーハウスになら空席があるとの事。ラストオーダーは9時です、との回答で、既に時計は8時45分に差し掛かっています。急げ!!
コーヒーハウスは地下一階。改装の手がかなり入っていて、レトロさは微塵も感じません。
二子玉川の高島屋にありそうな高級喫茶コーナーという感じの、、、。
長期閉館のニュースの後はホテルどのレストラン、漏れなく天ぷらもフレンチも毎日予約で一杯なんだそうです。
このカフェにしても開店前から整理券を配っているんだそうで、、最後だけ異常に混むのってどうなの、、と思いきや、漏れなく僕もその1人なんだけどさ。
僕がいつかお店閉める時は、閉店した後に「◯月末を持って閉店しました」って張り紙貼ろうと思います。
廃業を決断したのにわんさか押し寄せ、儲かり、惜しまれ、褒め称えられたらうっかり撤回しちゃいそうですもんね。僕ならもう一回だけやらせて、とか泣いて語ってそう(笑)
迷った挙句に先ずはビールとコンソメスープを。
ゼラチン質を強く感じる、思ったよりワイルドなコンソメスープはパンチのある濃厚な味でした。浮き身はインゲン豆。
3杯はいけそう!
しかし、グラスビール2杯で3,000円っていうのは高い気がするな。ホテル料金とはいえ。
続いては小海老のカレー。僕は洋食店なら迷わずカレーを選択します。オムライスもパスタもグラタンもドリアも食べたいけど、毎度帰宅後、なんでカレーを頼まなかったんだろと後悔します。なので迷うくらいなら頭からカレーを選ぶ事に決めています。
しかも10月末以来カレー断ちしていたので、感慨深いです。
うーん、こちらは僕の好みじゃないかな、、。ベースは甘口、かなりチャツネが前に出た感じのフルーティと評されるような系統だと思います。そこにスパイスがかなり効いている。
これは好きな方が沢山いらっしゃると思うので否定はしませんが、、。僕にはあんまりでした。
因みに僕が好きな系統は、小麦粉とスパイスをラードでしっかり炒めフォンドヴォードバドバの、濃厚な欧風カレーが好みなのです。エレガント系なら資生堂パーラー、ワイルド系だと伊勢丹横のガンジーと言ったらところか。
こればかりは趣向の問題ですもんね、ゴチャゴチャすみません。
ごちそうさまでした。お会計は7,600円。
パーラーを後にして部屋に向かいます。
カウンターと同じ色目の大理石のエレベーターに乗って4階まで。
中は最新式のピカピカですよん。
廊下を降りると、赤絨毯が広がります。戦後は進駐軍が接収してたんだもんな、そのまま使ってるなんて凄いホテルですよ。
お部屋は「可愛い!」という言葉がピッタリの小さな部屋。古くて使い込まれてるのに、恐ろしく清潔に保たれてます。いや、凄いですよ。
ベッド奥のラジエーターカバーも当時そのまま。ラジエーターなんて生で見たのは都内では前田侯爵邸と朝香宮邸くらいですよ。それも今夜、この横に眠れるなんて、、。
サイドにデスクもあって、全てお揃いの桜の木の家具なんだそう。
各所に赤い薔薇の一輪挿しが。僕もきちんと店に活けないとです。
お風呂も大きくて、ヨーロッパに来たみたいですよ。こんな大きいバスタブ、テンション上がるなぁ。
蛇口もですね、使い込まれて角が丸くなってるのに、パッキンに一分の緩みもなく、カルシウムも垢も着いてない。これは鬼メンテナンスですよ。驚きです。
幾らかで売ってほしいくらい(そればっか)
お部屋の中は細々とした優しさと清潔感に溢れています。
そして、何気なくサイドボードの上に置いてある、ミネラルウォーターを載せた銀のトレー。
フチのところはシンプルな少しのモールディングだけ。直線的なデザイン。あー、理想だなこりゃ。
僕がずっとローマの市で探したけど見つからず、春にウィーンに探しに行く予定の、正にベストサイズのものが部屋に、それも2枚も置いてあるじゃないか!
A4サイズくらいで、ホットワインやら乗せるのにちょうど良いんですよね。あー、良いな。各部屋に2枚と言う事は、、ホテル中に何枚あるんだろうか。
念のためにサイズだけ測っておこうっと。ハアハア。
と、ふと気がついた。Googleレンズでこのお盆を画像検索したら良いんじゃん!
部屋のトレーを測り、写真に撮り、なんやかんや調べる事1時間。
某サイトで欲しかったトレーがあっさり2枚も見つかりました。今までの苦労はなんだったんだ、と。
クリストフルのプレーテッド。サイズもベストだけど、しっかり磨かないとね。
こちらは70年くらい前のノーブランド。
これでまたお茶とかホットワインを素敵に出せるようになりますよ。やったね。
お値段は2枚合わせても宿泊代にいかないくらい。
ああ、ホテルでインスピレーションを頂いてたお陰で、またお店に什器(ガラクタ)が増えたよ。
ホテルライフは最高っすな!
小躍りしつつ喜んでいたら小腹が空いたので、近所にお散歩に行きますか。何かつまんで帰ってこよう、っと。
静まり返ったロビーを通り過ぎます。ここで川端康成が、三島由紀夫が、池波正太郎が編集者と打ち合わせしてたのか。
文壇とかって世界には縁がないですが、そう言うものを生み出す際に舞台となった文化人のサロンには興味ありますね。
小説に登場する、文壇の集まる銀座のクラブ。おそめ、エスポワール、ラモール。今はもう全てありません。
しかし山の上ホテルは未だに営業しているんですもんね。そして、僕は夜中にそこに立っている。
そう思うと急に歴史のリアリティが増してきました。生きた歴史がそのまま残る街。素敵だなぁ。
***
生きた歴史が残る街、、大変結構なんだけどさ、祝日の夜のお茶の水って何もないんですよ。富士そばくらいしか電気ついてないの。
えー、やだな。一昨日も食べたばっかなのに。
文句言いながらも、いつも通りに旨い。
啜りながらホテルの未来をあれこれ考えます。
本当に余計なお世話の、単なる推測なんだけど。このホテルは今のスケールのままには復元改修はまず無理なんじゃないか?と思うのです。
都心のかなり広い一等地にビル一棟。車寄せや植栽もあるなかで客室はたった35室。経済効率で言えばボランティアのレベルですよね、、。
アパホテルなんて小さな規模でも400部屋や500部屋がザラですもん。
坂を上るアプローチだとかアールデコのトンガリ塔屋なんて本当に素敵なんだけど、収益性を考えたら裾だけオリジナルを残して上はモダンな高層階、そんな予想しか出来ません。
九段会館みたいに、背中からガラス張りの高層ビルがニョキっと生える、そんな感じだろうな。嫌だけど。
***
少し散歩してからホテルに戻ろう。なんせ、チェックアウトは昼の12:00なのです。ウシシ。
にしてもこの辺りの明治大学のビル化は半端ないですよ、ハレンチなくらいですよ。
(写真は東京新聞より引用)
写真左の中央辺りにある白いのが山の上ホテルさん。これじゃ冬は流石に日当たり悪いでしょうね、、。
高度成長期辺りの駿河台はまだビルもなく、こんな景色が続いていたそうですよ。
晴れた日曜日の昼下がり。長閑な雰囲気の、ハイカラな高台のホテル。
大理石の階段、銀のお盆、活けられた赤いバラ。フカフカの絨毯。
仕立ての良いワンピースを着た美人のお嬢さんが闊歩する。ロビーでは見たことのある作家が難しそうな顔で打ち合わせをしている。
洋食レストランから漂う焦がしバターの匂いと、シューベルトのピアノソナタ。
そんな感じかしら。
ああ、やっぱりレトロな施設が好きです。
***
つづき。
お風呂に入り、しばし仮眠を取りましたらすっかり朝になっていました。
チェックインが夜遅くて真っ暗だったので景色をよく見ずにいたんだけど、目の前に木があるなんて知らなかった!!
僕は強度の「窓から樹木が見える部屋」フェチなんです。なんて素敵な部屋なんだ。
初夏の新緑の頃なんか最高だろうな。1月に泊まるなんて、惜しいことをしました。
気になって他の部屋を検索してみると、ベランダというか空中庭園が付いた部屋があるらしいのです。
これは素敵だ!!
ビル自体が階段状になっているので、限られたルーフトップ着きの部屋にはお庭があるようです。
これは、、。もっと早く知っていたら。
今のお店も何年かかかってルーフトップを緑化したんだけれど、かなり勉強になったはず。この目で見ておきたかった。
検索しつつ想像したりモヤモヤして過ごしていましたが、時計を見ると9時半。12時チェックアウトだならまだ2時間ほどあるんだけれど、あんまり天気がいいので自宅まで歩いて帰ることにしました。
フロント奥には知らなかった、こんな部屋がありました。なんだ、この素敵な設えは!
隅にちっこいデスクがあったりして。
んー、京都の俵屋旅館もそうだったけど、さりげなく小さな趣味の良いコーナーがあって、それぞれに時間を過ごして下さいね、というこの配慮にキュンキュンします。
豊かで、さりげなくて、時間と共にこなれた飴色に変化してる。
設計図なんかもあったりして、随所にセピア色の知性と豊かさが満ちた空間でありました。
こんな素敵な場所、いくらでも居られますね。
***
しかし、都心の一等地の一棟建て小規模ホテル。高物価の影響もあってか、僕にとっては色んなものが高すぎる印象でした。
ルームサービスの天丼が9,600円、和食弁当18,000円、、、。
僕がケチなのもあるけど、食べたくても手が出ませんでしたね。カレーが精一杯ですよ。
帝国ホテルのルームサービスを見てみたら天丼はなかったので比較は難しいけれど、なだ万のヒレかつ重が4,800円とありました。
やはり天丼、高す気がする、、。
数年先の改装後にはお金を貯めてまたチャレンジしたいと思います!どうか素敵な雰囲気のまま改装されると良いんだけど、、。
東京會舘やステーションホテル、パレスホテルみたいに新築ピカピカの、ステンレスとガラスのコンビネーションみたいになっちゃうのかね。やだな。
現状保存は流行ではないんだろうか。
そうなりゃまだ、僕には学士会館がある!!
(学士会館 公式ホームページより引用)
レトロを追い求める旅はまだまだ続きます。
お読みいただきありがとうございました。
新年が明けまして早くも1週間が過ぎました。
お店はというと、相変わらずワクワクしつつも味わうように楽しんでおります。まるで全て若い頃に戻ったよう!
混み合っても空いていてもそれぞれに味わいがある。どちらの持ち味も引き出したい。
あーしてこーして、と閉店後にシミュレーションを繰り返したりして、お店をより濃く、スムーズに廻せないかと思案しています。
少し前まであんなに排他的で凝り固まっていたのに、こんなにも楽しくなるのかと首を傾げています。
この連休中も混み合う中、初めての方がたくさんいらして下さいました。いずれもお一人でいらして下さり、前に書いたのと同じでいモテそうな人ばかり。これも全く不思議です。
店内には新たな風が吹き込んだような雰囲気で、こちらもワクワクしつつ働かせて貰っています。こんなに浮き立つような真冬は久しぶりですね。
***
新たなお客さんの流れに負けないよう、お店のメニューも増やしています。新たにエスプレッソマシンを入れましたが(ホテルにあるようなカプセルのやつ)エスプレッソマティーニを始めました。
エスプレッソにチョコレートリキュールとコーヒーリキュール、ウォッカ、ココアパウダーを少し。
キヌギヌちゃんでは一般的なレシピにあるガムシロップは使わず、各リキュールを若干増やし、濃厚な仕上がりとなっております。逆にウォッカを増やして若干甘さ控えめ対応レシピも可能ですよ。
レシピには生クリームなどの脂肪分が入っていない中でグラス表面にしっかり泡を立てないといけなく、、普段よりかなりシェークしないといけないのです。シェーカーの中で泡を意識しながら3段振り、全力です。
昨日は13杯振りましたが、若干の筋肉痛になりまして
水曜日以降はデカフェ(ノンカフェイン)対応も用意します。寝る前に気になる方はどうぞご利用ください!
ホットワインも平日と週末の早い時間にはご用意があります。こちらもどうぞご贔屓に。
ハンガリー産の高級アカシア蜂蜜添えです。
***
新年は伴侶の家でお節をいただき、僕はお返しに白味噌の雑煮を食べて25人前を作って振る舞いました。
その後はダイエット再開。またこんにゃくと温野菜を独自レシピで楽しんでいます。
しらたき、鶏胸肉、ブロッコリー、ちりめんじゃこ、刺身、ノンオイルツナ缶、、。
粗食は嫌いじゃないので始めればハマるんですが、毎度の事なんだけど長く続かないんですよ。そのうち理由をつけて夜中にカレーやラーメン、餃子を食べちゃったりする。
脂っこいものは週に一度にして、週に4日はダイエットメニューというように組み合わせられたら良いんだけど、、。メリハリのついた食生活でリズムをつけて食べる、これが一番苦手です。
叶うならばいっそ、どこかの寮に入りたいですね。寮母さんの言う通りに健康的なご飯を頂いて、部屋に冷蔵庫もなし。そこから店に通いたいですね。
そもそも店と自宅の間に歌舞伎町や新宿駅があるので、誘惑が多すぎるんですよ。歩いて通って塚本るとつい、ご褒美ね、となる。
今はまだ欲しくないけどね(´・_・`)
***
ウォーキングが中々再開出来ないのですが、何でだろうね。昔は上野から新宿まで歩いて、家に着いてまだ歩き足らず、中野のスーパーまで往復なんてしてたのに。
コロナ以降、ウォーキングがあれだけ習慣になっていたのに、少し離れると恐怖心を抱いてしまう。ああ、早く乗り越えたい。
自分の弱さを乗り越えた時ほど快感を感じる事はないですね。他にはない独特の爽快感があります。
乗り越えられれば、ですけど。(汗)
皆さま、風邪が流行っていますが、健やかな三連休をお過ごしください!
今まで恥ずかしくて書いた事のないネタですが、お正月なので自分で分析してみようと思います。
そもそも中学校の頃くらいまでは両方、、つまり女性も好きだったんですね。小学校では葉山敦子さんを、中学では吹奏楽部の若井佳子さんを追いかけ回していました。
今思うと憧れの部分が強かったのかも知れません。葉山さんは知的な、後藤久美子のようなタイプの方で、小学校なのにキャリアウーマンのような横顔。いつも何か考えているような憂いのある横顔でした。若井さんはまるで空を飛ぶように自由にピアノを操る姿に圧倒されていました。
その後年齢を重ねる中でキッチリとゲイになるのですが、その辺りはまた今度。
そんなゲイライフの中で、僕はたくさんのいろんな人に出逢いました。中でも忘れられない人が2人いるのですが、今日はその辺りを書いてみます。
***
美しい男 その1
初めて男性に対して「激しい恋心」を抱いたのは、高校2年生の頃。
京都市単位の主催の大きなパレードに大学チームと合同で駆り出された時のことでした。ウチの高校は京都のマーチングバンド界では割と有能でしたので、色んな場面で重宝されておりました。
待機場所となったのは真夏の鴨川の河川敷。葵橋に近い北の方のエリアでした。
ウチの高校が待機していた隣でコラボ相手の大学学生も固まって待機していました。
その輪の中に、特に目立つ男子学生がいました。背が高くて日焼けをして精悍な、高い鼻筋に意志の強そうな目つき。誰が見ても「こりゃモテるだろうな」という風貌です。
「これはヤバい...」と彼を観察します。
手に入れたいとかって俗な欲求ではなく「ああいう風になりたい」という憧れの方が強かったですね。つぶさに彼を観察していると、知的な顔が、仲間の冗談を受けてクシャクシャに顔を歪めて豪快にガハハッと笑う。
まるで山の天気みたいにクルクルと変わる彼の表情に、釘付けになってしまいました。
ふと、彼と目が合います。映画でよくある「出会いのシーン」じゃないけど、背景ボカシで音が止まり、彼の顔がアップでスローモーションに切り替わる。
ありゃ、見つかっちゃった!サッと目を伏せます。
んー、ジロジロみてたのバレたな。恥ずかしい、、。でも見たい。
気まずさを振り切って再び視線を上げて彼の方を見ると、あれ?どこにもいない。
「こんにちは。今日はご苦労さまです!」
僕の後ろから声がした。
彼は僕の両肩をガシッと掴む。振り返るとさっきの彼が後ろに立っています。僕はまるで牧場で毛を刈られる羊みたいにバタバタしています。
それが可笑しかったのか、彼は笑いながら僕の前に向き直り「今日は暑い中どうもありがとう」と改めて礼を伝えてきた。低めの声の、いかにも育ちの良さそうな誠実な話し方は標準語だった。どこか関東辺りからこちらに学びに来たんだろうか。
彼は真顔で僕の目をじっと覗き込む。少し茶色い瞳と、赤銅色に焼けた彼の顔が目の前に迫る。
今でも昨日のことのように思い出すんだけど、彼の表情はどこを切り取っても完璧に美しいんです。まるで絵画のよう。
ただ美しいだけでなく、強さと強い意志に貫かれている。カラヴァッジオの絵画を連続で見ているかのような。
そして彼は僕に「カッコいいよね、モテるでしょ?」と言った。
そりゃアンタだろうよ、と今ならツッコミを入れるところですが、その時は固まってしまって、何が何だか分からない。
ただ、僕に対して特別な好意があることは伝わって来た。
お互いに何らかの好意がある事が分かると、雪だるま式に気持ちが膨らむのは世の常です。彼の眼差しに高揚した僕は、普段ならできない大胆な発言をした。
「カッコよくなんかないです。でも、いつかあなたみたいになりたい」
彼はフフン、と笑って大きな手でを僕の頭の上に載せ、髪をクシャクシャと掴んでまた話した。
その瞬間、集合の号令がかかった。
「後で、またな」
彼はもう一度僕の目を見ると、軽く微笑みかけながら元の輪へと戻って行きました。
キャー!!キャー!!
、、その後のパレードの事は何も覚えていません。あの人はどういう人なんだろう。いつかあの人と並んで街を歩けたらどんなに楽しいだろうな。もし一緒に飯でも食えたら。
普段着はどんなだろうか、大学ではどんな勉強をしてるんだろうか。
真夏の市内を、一団は演奏しながらグングン進みます。僕の思考は既に彼に支配されていて、フワフワと演奏しながら自動操縦で歩いています。
演奏が終わり、元の集合場所へと戻りました。この後全体で顔合わせのようなモノがあるのかと思いきや、割と売れっ子だった僕の高校はすぐ後に別の出番が待っていました。非情にもすぐに搬出のトラックが横付けしてきていて、作業をせねばなりません。
薄暗い河川敷で目を凝らしても彼の姿はおろか、大学チームの姿は見つけられません。別の場所に移動してるんだろうか。
後ろ髪を引かれつつ、会場を後にしました。
その後、寝ても覚めても彼のことが頭から離れません。僕の頭を犬みたいにクシャクシャまれた感触が今も鮮明に残っています。
今の時代なら大学ホームページから検索して名前を割り出し、アップされた画像を集めるなんて5分もあれば出来るけど、当時は状況が違います。
「大学側に問い合わせ」するか、「定期演奏会を見に行く」「大学校門で待ち伏せ」それくらいしかなかったんです。
じゃ、会えたとして僕は何と切り出せば良い?
わざわざ待ち伏せて「あの時はありがとうございました!」と言うには余りにも理由が少なすぎる。手も足も出ませんわな。
これを書いてる現在の僕なら、理由をつけてハンカチでも渡しとけば会う理由になったのに、などと悪知恵が20個くらいは浮かぶんだけど、当時の無垢な僕にはそんなスキルや図々しさがあるはずもなく、、。
あれから31年が過ぎ、彼は今どこでどうしているんでしょうね。もしもあの時、パレード後に話でもしていたら、仮に連絡先を交換していたら。
もしかして、接点がなかったからこそ今でも忘れずに思い出として残っているのかも知れませんね。簡単には触れることの許されない、貴重な宝物のように。
あの夏の日、ほんの数分の出来事でしたが、精悍な彼の眼差しは今も変わらず真夏の太陽のように僕の心の片隅に輝いています。
***
美しい男 2人目
22歳位の頃に少し年上のと出逢い、大恋愛をして運良く付き合えたんですね。春ごろに結ばれ、夏休みが取れたら2人で大阪から東京までドライブしよう!という事に。
そりゃ恋愛で一番燃えている頃ですからね、生きるの死ぬの、大変なわけですよ。喧嘩もしつつ、お互いに惚れ抜きましたとも。
美しい男はその彼ではないんです。
大阪から車を交互に運転し、名古屋、静岡と抜ける日程の中で富士登山を予定していました。
富士山には車でいける「スバルライン」にて登山口駐車場まで向かい、登山準備をしていました。
ところが急な悪天候のため登山中止の勧告が出てしまいました。バケツをひっくり返したような雨の中で彼氏と2人、明日の予定なぞ話していたら車の窓ガラスをノックする音が。
窓を開けると茶色の防水仕様の登山着を着てパーカーを被った青年がズブ濡れで立っています。
「すみません、今夜泊めてもらえませんか?眠るところがなくて」と。
顔を見ると、まあビックリですよ。生まれてこのかた沢山の人を見ましたが、この時の彼が現在含めても一番ハンサムでしたね。
今僕がタイプの顔は?と聞かれたらこう答えるようにしています。「古代ギリシャの名もなき勇敢な戦士」と。
これは実はこの時の彼なんですよ。フルフェイスの無精髭で、目は真っ黒で艶やか。頬骨や鼻筋は美しく整っており、黒く整った眉は芸術品のよう。孤高の野犬のような哀しみのような雰囲気を纏っていました。
美しい顔と男臭い表情が見事に両立した、今まで見たことのない、美しい男。
僕は当時の彼と目を合わせ、後で分かるのですが2人は同時に同じことを考えていました。
「コイツ、なんちゅー男前だ!」
流石に大恋愛中の2人の車に泊めるわけにもいかず、手狭な車中である旨をお伝えして丁寧にお断りしましたが、あれは何だったんだろう、と今でも思い出します。
2年ほど前に当時の彼氏と飯を食ったんですが、その時も「嵐の中の青年」の話になりました。あの時の彼、イケメンだったよな。俺多分ゲイだと思うよ、と。
そうか、ゲイっぽい僕ら2人の車になら泊めてもらえると考えたのかのかも、と。
***
今の時代はネットが発達し、ゲイの間にもかつてないコミュニティが確立しています。
尋ね人の掲示板もあるし、アプリはもちろん仲間内の情報でも出逢いが簡単に手に入り、望めば相手を追跡できるようになりました。
オジさんが思うのはですね、上に書いたような「思い通りにならない刹那」みたいなのが後に情緒を伴い、いい思い出となるのも悪くないんだよな、と。
たまに、胸の奥底から思い出の入った小箱を取り出して開く。そうすると昔の強烈な思い出が拡がって、極端な話それだけでも満たされるんです。
上手くいかなかったからこそ、よく覚えています。マーチングバンドの下りなんて何千回脳内再生したかわかならい。
そんなの結果論だし、あんまり役に立たない、と言われればそれまでなんだけどw
生き別れの初恋。悲恋といえども共通の知り合いなどがいないからこそ、清いままキープされたのかと思えば逆に良かったのかもね。
「〇〇って人カッコいいよね!」
「あー、あいつ顔いいけど遊び人らしいよ」
「なーんだ、じゃやめておこう」
となってた可能性もあるじゃないですか。それじゃ恋も始まらなければ、砂を噛むような思いもしない。若いうちの恋というのは出会い頭の交通事故みたいな不条理な方が後々で美味しいんじゃないか。
今若いお客さんからよく聞く悩みというのか、「彼氏ができない」に加えて「情熱的に人を好きになれない」という辺りなんですよ。
特にアプリが若者のpureな心を砕いているんだと思うのです。お客さんの話を聞いているとまるでAmazonでTシャツを買うような感覚でアプリ開いてる人もいますよね。
きっと、大量の商品の中からTシャツを選んでて、母集団が多過ぎて食傷気味になってるんじゃないかな。ずっと見てると同じに見えてくるもん。
僕は恥がない性格なので、気になったTシャツを来た人を街で見かけたら「そのTシャツどこで買いましたか?」と聞いた事何度もありますよ(笑)
アプリの悪い所は他にもたくさん。いざ会ってみる段となれ、100点満点から減点方式でしょ。写真と違うと裏切られ、声を聞いて裏切られ、飯の食い方に裏切られ。
恋愛って、絶対に減点方式ではダメなんですよ。相手なんて見つからない上に長く続かないですよ。これは断言します。
それなら最初からリアルがお勧め。リアルからスタートすれば、最初55点だったのが、うまくいけば88点くらいにアップするかも知れない。恋愛に大切なのは良いところを見つけてどんどん虜になる、それの一択ではないでしょうかね。
そして、上手くいかなくて悩む時のドキドキやしおらしさ、それが人の心に火をつけて、更なる大恋愛に育てるのではないだろうか。毎度諦めてまたアプリを開いて、、新しい人と同じ繰り返しをするのは本当に効率的な作業なんだろうか。
便利さと引き換えに、大切なモノを奪われているとしたら、何のための便利な道具なのか。
僕はテクノロジーの発達には感謝してるけど、間違いなく言えるのは、かつての思春期から青年期にかけてがネット黎明期で良かったな、と言う点です。移り気な僕なら、上手くいかなくなったら即、向き合うのをやめて速攻でアプリ開くだろうな。それじゃどんどん恥じらいがなくなって、スレっからしになっちゃいますよ。たまにいるよね、そーいう若い人。
共感してくれた方はアプリもいいけど、併用しつつBARや盛場に出かけて恋愛わ見つけてみましょう。
と、結局は宣伝かよ!と言われそうですが、本心からそう思っています。
新年からのご清聴、誠にありがとうございました(笑)
石川の地震、大変な事になってますね、、。
今でも停電や、ビルに閉じ込められている方がいらっしゃるとか。ご無事を心よりお祈り申し上げます。
しかし、こんなに大きなエネルギーでも予知出来ないもんなのかしら。未来になったら予測できるようになるんでしょうかね、今で言うところの抗生物質やロケットみたいに。
***
お休みはずっと料理をし、それを食べながら映画を観つつ、風呂に入りつつを繰り返し、とにかくゴロゴロ過ごしております。
主に、、冷蔵庫の余り物を使ってなんやらかんやら料理に仕上げます。ネットスーパーで買った正月用の食材は刺身くらいで、後は水とか米とかの重いモノ。
刺身、、お味はまあまあですね。西荻窪の割烹でちゃんとした刺身を食べるようになってから、スーパーのをそこまで美味しく感じなくなりました。とは言え文句言いつつ、5分でなくなりましたが。
残った刺身のツマは絶対捨てません。細かくカットして水で戻した干しエビと片栗粉と混ぜて焼けば大根餅になります!
醤油を付けてつまみつつ、またゴロゴロ過ごします。
映画を一本見てうたた寝したら腹が減ってきたので、また冷蔵庫を漁る。ゴルゴンゾーラのチーズが残ってたので、玄米の生米を炒めてリゾットにしてみよう。
チューブニンニクをオリーブオイルで炒め、みじん切りの玉ねぎ半分を炒める。2カップの生米(僕は玄米)を加え透き通るまで炒めたらコンソメスープで煮込みます。水気がなくなったら都度スープを足し、好みのアルデンテまで持っていきます。
仕上がる直前でパルミジャーノとゴルゴンゾーラを適量投入、しっかり混ぜ込みます。
パセリでもネギでもお好みで散らして。
これね、我ながら倒れるほど旨いんですよ。スープを少しずつ足してやるので失敗もしないし、安物のブルーチーズでも美味しい。
つい食べ過ぎちゃうので3ヶ月に一度くらいしか作らないようにしてます(笑)
半分食べたところで、また冷蔵庫を開く。
僕は糸こんにゃくが大好きなので、ついまとめ買いしてしまいます。重複買いをしてしまい、冷蔵庫の奥で4袋(1キロ)を発見!!
全量を1時間くらい茹でこぼし、ほんの少しのオリーブオイルで空炒りした後に40分くらい炒めます。水が抜けて半分くらいに痩せ細ったのが好みでして、その歯応えはまるでコシの強いビーフンのよう!
ニンニク、唐辛子とツナとシラス干しとで炒めて、糸こんにゃくペペロンチーノに。
糸こんにゃくは油を吸わないので、ほんの微量で良いかも。
こちらもですね、悪魔的な旨さがありまして、食べ過ぎた時は腸閉塞みたいな状態になりました。あれは流石に怖かった。
偏ったメニューをダラダラ作っては食べ、また在庫を漁り、何を作ろうかを考え、、、。
何と有意義で贅沢なんだ!!
2日間ゴロゴロしながら底辺食を食べて寝てたら、体重が2キロも減りました。
そりゃ、糸こんにゃく1キロでも60キロカロリーですからね、
明日から鎌倉の伴侶の実家に移動です。僕のお正月、お節料理はこれからです。
今年もみなさんにとって、良いお年になりますよう。
あけましておめでとうございます。
石川、新潟方面の地震、大変な事になっています。心よりご無事をお祈りしております。
さて、新年1月の告知です。
2024年1月の営業日です
◯赤色→休業日
◯青色→誰でも入れる営業日
【営業時間】
水/木曜日 20:00〜26:00
金土/祝前 20:00〜27:00頃
日曜/祝日 20:00〜24:00
*電話せず直接来店して下さってOKですが、以下の場合
*ゲスト連れで確実に座りたい場合
*女性同伴の場合
*閉店時間前後
お電話にてご確認を!
03-3358-0899
僕の携帯、LINE、Instagramメッセージ等は繋がりません。
*細長い店内を鑑み、一組4名さま迄となっとります。
*普段は近しいゲイの方向けのお店ですが、最終火曜日は月に一度の「誰でも入れるDAY」です。20:00〜24:00 、お話できるよう一組2名さま迄となります。こちらは女性の方やストレートの皆さんもお気軽にお越し下さい!この日は来店前のお電話をお願いしております。
どうぞ宜しくお願いします。
毎年歳の終わりにブログを書くようにしているんだけど、今年も早くもこの日が来てしまいました。
個人的には大晦日は自分の誕生日よりも店の周年記念の日よりも、ましてやクリスマスよりも大切に感じる一日。断然大晦日派です。
年の切り替わりに合わせて自分を顧みる大切な日は、風呂を沸かし刺身を買い込んで全くの1人ぼっちで過ごします。
今年はスーパーに行かず、ネット注文でカニや刺身や蕎麦やらの食材を購入しました。送料340円を払ってその間に優雅に家の掃除を済ませる贅沢。ああ、貴族なんだか奴隷なんだか分からないな。
***
今年は色んな意味で意味深い一年でした。
特にお店の運営です。コロナ期間を経てお店は平時に戻ったものの、ライフスタイルは様々に変革してます。
あんなに毎週末飲みに来ていたのにリモートの流れですっかり家で過ごすようになった方、食事には行くのだけれど2軒目にハシゴする体力がない方、別荘を買われたり旅行に目覚められ、中々新宿に現れなくなったお客さん、、。
巣作りに外食に旅行にと、グルグルと移行する「リベンジ消費」に小さなバーは翻弄され、まるで荒波をサーフィンしているような一年でした。
お客さんの人数が減る要素はあっても、会員制で紹介性プラス事前電話をお願いしていたので、そんなガチガチな店に新らしいお客さんなんて増える見込みはない。このまま行くと、更に下がるだろうと。
今までずっと安定していたキヌギヌちゃん。オッサンになると誰も指摘をしてくれないのと、たまに囁かれる 「こんな店はあんまりないから平気だよね」「オンリーワンは強い!」というご意見にタカを括っていた部分もあったかも知れません。
そんなこんなで、客数がどんどん落ちていきます。ゆったり過ごせるのでその分お替りが出るので、減ってるのは売り上げが少しと「客数」の部分です。
それが顕著に現れるのが金曜日の夜。
色んな状況を併せて、金曜が日曜日に抜かれるという不測の事態も。
つまりは金曜日だけでも混んでくれたらいいな!という話なのですが。
これには困りましたよ、奥さん。惨めだし、自分を責めるわで精神衛生上良くない上に、土日にだけ手伝ってもらっているスタッフ氏に悪いですもの。
30年近く僕の身体に染み込んだ「花金」という風習が目の前で崩れて行くのには今も慣れません。
コロナが五類に移行したのが確か去年の11月でしたから一年はデータを取ってみようと思いまして淡々とやっておりましたが、その前にギブアップ。寂しくて惨めで頭がおかしくなりそうでした。
僕は人が混み合った中で知らない人が職触手を伸ばし合い、楽しそうに語らうのを見ながら手伝うのが好きなんです。平日はコソコソ会話を楽しみ、週末はワイワイを愉しむ。
それが、今では金曜日23:30くらいに誰もいなくなるという、、寂しいですよね。コロナ前なら何人もお断りしていた時間帯なのに。
そこで、会員制を中断して来店前お電話も任意にする策に乗り出しました。前にも書きましたが、清水の舞台から岩を抱いて飛び降りるくらいの恐怖感です。
事前のお電話に関してはコロナ禍の三密防止で取り入れた策だったんですがね、つい楽なので、甘えてそのまま継続しようとしたんだけど、それが甘かった。
無駄足を踏ませない代わりに、一部の方にとってはかなり来にくいお店に仕上がっていたのは事実です。特に若い頃は電話で直接会話するカルチャーがないから恐怖を感じる、と言うの点も指摘されました。
今までの鉄壁を二つも無くすもんだから、マジで怖かったですよ。オープン暫くの頃みたいに丸裸にされる気分です。友人のKちゃんに有楽町の珈琲店で2時間に渡って全ての予測される事態を機関銃のように喋りまくったり(笑)
初対面恐怖症な僕にとって苦手な、、僕が話が合わなそうな若いホスト系だとか、イカニモな見た目の会話の退屈そうなゲイ兄貴(失礼)には、空席があったら座ってもらわないといけなくなるじゃないですか。
(´・_・`)
ま、やってみることにしたんです。初日は久々に膝が震えました。
それがですね、実際蓋を開けてみるとホスト系もゲイ兄貴も全然来ないんですよ!
、、これは何とも不思議なんだけれど、来る側からイケメンで抑制の効いた思慮深いお兄さんばかり。今のところ1日にお一人ずつくらいですが、それもいいペースかも。
多分今はですね、でInstagramやブログを読んで下さっていた(理解のある)方々が来ていて、まだ外側の人までは伝わっていないんだろうと読んでいます。
加えて今回のことを相談したある祇園のお姐さんが発した「あんたはん、知らん間に貫禄ついてて跳ね除けてはるから、もう大丈夫どっせ」というような側面があるのかも知れません。
しかし今後、口コミなんかで「あそこ入れるようになったらしいよ」となるかもです。前情報に触れていないインバウンドだったりの有象無象の方が溢れるとすると、常連さんが入れなくなってしまいます。
今後がどうなるかは分かりませんが、あまりに混んで収拾がつかなくなったらしれっと元に戻しますので、どうぞお早いうちにお越しくださいね(笑)
、、しかし今は毎日が楽しくて仕方ありません。自分の判断ミスで弱ったものを元に戻すスリルと、それが思い通り叶った時の多幸感、ノッている時に思いつくアイデア、どれをとっても最高な気分です。
少しマンネリを感じていた秋頃が嘘のようです。今はあれもこれも試したくて、まだ見ぬ誰かと会いたくて、お店に立つのか楽しみで仕方ないん
年の終わりにこんな気持ちになれて、本当に良かったし自分でも驚いています。マンネリとか退屈とか適当とかって、一番苦痛ですもんね。
必要以上のお金なんか要らない。それよりも毎日機嫌がよくワクワクした日々を過ごしたい、と心から思います。
***
最終火曜日のストレートの方もどうぞデー、も12回休む事なく開催できました。最初に比べては数字は落ちてきておりますが、それは世の常。やはり「一度訪れたら、ある程度満足」という方に対して、そのうち1/10くらいがリピートして下さるというのが体感での数字でしょうね。
そんな中で、北鎌倉にお住まいの某ご夫妻は確か10回、来ていただきました。
聡明で冗談好きなご主人様と、女優のような容姿を湛えた奥様。俵屋旅館とフォトグラファーの下村さんのファンという、似た感性をお持ちのお二人との会話は尽きるところを知りません。
僕が旅行中の神戸で鬱に襲われた時も、近所のお稲荷さんにお祈りしている、とコメント下さいました。どんなに救われた想いがしたか、この場を借りてお礼申し上げます。
こうして火曜日、普段出逢えなかった色んな方との会話を楽しみつつも、僕は今までこういう方との出会いを今まで17年も封じてきたんですよ。自分のやり方は果たして正しかったんだろうか?自問するときがよくあります。
男酒場を選んだ自分の判断と経験を踏まえて、今頃からストレートの方をおもてなしする、まるでドラマ「ブラッシュアップライフ」のよう!
通り過ぎた人生を遡って再チャレンジするようなワクワクする時間、それが僕にとってのこの一年に渡っての月末火曜の夜でした。
そして前述にある通り、訪れるストレートの方が微減する中で、普段のゲイのお客さんがやって来るようになり、そこで混ざり合うケースも見られるようになりました。またこれが面白いんですよ。
違う客層が「混ざる」恐怖感はバーの中に立った人にしか分からない感覚です。
例えば横長のカウンターにお金持ち、学生、娼婦と役者と自衛官が並んで座る、しかも全員がバーに不慣れで内向的な人ばかりだったら。
取り混ぜるにはかなりの技術が必要となる訳で、、そりゃ全員サラリーマンならある程度は楽な訳なんだけれど、そうもいかない。
しかし、こーいう長ったらしいブログや奇特なInstagramを見て来て下さっている、というフィルターを通して来られた火曜日の皆さんなので、「混ざらない」恐怖感を超えた次のフェーズに入っていて、とても楽しいんですよ。
これはライフワークとなりそうです。月末の火曜日、来年もどうぞ宜しくお願いします。
***
葉山、一式海岸でのピアノ演奏もコロナ禍を経て復活しました。夜型に加えて新宿で事足りる故の篭りがちな僕を、8回も海へと連れ出してくれました。
今の季節からは思い出せないくらい、真夏の太陽と海の匂いが遠く感じられます。
素敵なお客さまと美味しい賄い、気さくなスタッフに囲まれて、ここ葉山にはジブリ映画「紅の豚」のアドリア海のホテルのような空気が流れています。
あー、早く夏が来て、春が来ないかな。
冬は嫌いです。
***
個人ベースで言うと、この一年は全く地方は旅行に行かなくなりました。京都の里帰りと少し神戸に行ったくらいで、昔のように四国や九州、東北の城下町めぐりには行かなくなりました。
そのために月火曜日を連休にしたのに、寝てばっかりで全く活かせてません。
来年はもう少し余裕も出ると思うので、いろんな都市に出かけてみようと思います。函館や弘前もいいな。長年の憧れの花巻の温泉や米どころ新潟、海を渡って佐渡の音楽祭にも行ってみたい。
会津にはまだ行ったことないし、岐阜の蒲郡クラシックホテルにも泊まりたいし、丁寧なお伊勢参りもしたい。
広島は宮島の岩恍にも泊まりたいし、下関でフグも食べたい。萩、津和野にもまだ行ったことなかったな。高松、それに土佐の陽暉楼、現在は得月楼だったかな?の辺りの宮尾登美子的散策や、長崎の離島、宮崎の高千穂にも行ってみたい、、。
本当に備忘録になってしまった。
海外はですね、来年4月に8年ぶり、欧州へ行って来ます。フランクフルト乗り換えにて、ローマとウィーンへ。
飛行機はマイルで取ったのですが、今日辺りからオペラのチケットとホテル選びをしております。年末営業が終わったら寝床でグズグスしながらホテル選びしようと決めていたの。
ローマのホテル、こんなところを見つけましたよ。
真実の口から歩いて10分、階段上のお屋敷街にある古いホテルです。 一泊20,000円のを3泊。
張り出したルーフから続く森があり、大きなガラス張りのサンルームでお食事が取れます。キヌギヌちゃんのベランダを奥に拡大したような造りで、羨ましいの一言。
最初は旅行アプリで探してたのですが良いところが見つからず、WEBで「ローマ レトロ ホテル」と検索をして日本人旅行者のブログを3時間かけて読み漁った結果、辿り着きました。
やはり口コミが一番ですねぇ。写真じゃ分からないもの。
しかし恐るべしローマ。ユーロ高とは言え2万出せばこのくらいのレトロホテルはゴロゴロ見つかる。どうして日本にはこんな趣のあるホテルがないんだろう。
お風呂だって、贅沢な大理石ですよ。
文句を言いながらも、お次ウィーンのホテルを探しております。
僕の年齢から人生を逆算すると、ウィーンには今後もう行けないかもしれないので、ドーンと思い出を作ろうかと、、。
Imperial Hotelというギャグみたいなホテルがありまして、一番安い部屋で、一泊7万円。
ホテル好きな人なら「普通だよ」と言われるかもだけど、僕は二食付きの旅館なら良いとしても、帰って寝るだけのホテルにそこまで払えません。
あ、まだ予約してませんよ(笑)
1873年創業、ウィーン万博にとある公爵邸をホテルに改造したんだそうです。かつてワーグナーも泊まったというこのホテル、オーストリアを訪れる殆どの王侯貴族や有名人はここに泊まるそうで、ウェスアンダーソンの映画「グランドブダペストホテル」のモデルにもなった、クラシックど真ん中のホテル。
一度でいいからこんな所泊まってみたいなぁ。
しかし高いです、、。3泊で21万って、歩いて5分のこのホステルなら4泊も出来ちゃう!
ま、決めるのは来年に持ち越すとしましょ。多分予約しないと思う。
***
そんなこんなでワクワクした2024年にするべく、メンタルと体調の両面を整えて益々邁進して参るつもりです。48歳というと体力のピークこそ過ぎていますが、知恵と経験から言えばまだまだ伸びしろのある年齢ですよ。現にこの所ワクワクもしてますし。
しっかり仕事してしっかり遊んで、楽しんで参りたいと思っております。
お世話になりましたお客さま、友人、スタッフ各氏に感謝を込めて
どうか来年も良いお年をお迎えください。
松本人志さんの件、全く真実かは分からない上に、特に擁護するつもりもないんですが、思うところを少し。
週刊文春は一冊460円。全ての売り上げは年間194億円もあるそうです。
仮に誤報をして訴訟され、負けた場合の賠償額は400万円辺りだそうで。プラス、後の号に訂正記事を数行載せれば幕切れ。つまりは訴えられても痛くも痒くもないということらしいです。
一般的な週刊誌へのタレコミ(ニュース提供側)の相場は10万から30万だそうです。そんな中、文春は「情報提供にお金は支払わない」と名言しているそうです。
どのみち裏を取らなければいけないのなら、売り込まれた情報なんて頼らないよ、という意味でしょうかね。(文春側が誰かに証拠提供を求めた場合は謝礼あるだろうね)いずれにせよ、この金額も売上に比べれば痛くも痒くもないというところ。
個人的に思うことは、以下の通り。
*被害を訴えているらしい女性は、どうして当時、刑事告訴はおろか警察に被害届も出していないのか?
*被害を訴える女性は事前に、会う場所を「高級ホテル」と指示されていて、LINEでホテルな部屋番号まで得ています。
普通に考えて、女性がすんなりホテルへなんて行くのかね。身の危険を感じる場合、誰かしら第三者のいる場所で会おうとするんじゃないの?
僕だってホテルで部屋飲みです、と指定されたとしたら(いわゆる大人の)そーいう覚悟で行くと思うよ。そんなお誘いはないけどw
*8年前の記事がなぜ今頃、、
とまあ、ツッコミどころがたくさんです。
松本人志さんが仕掛けたセクハラが事実だとしたらそれは許されざる悪い事だけど、当事者が警察に訴えていない上に、今頃週刊誌にタレコミする辺り、、美人局か情報屋の類いのような、どっちもどっちな気もしますね。
***
僕の憶測にしか過ぎないけど、ジャニーズの件の時にも似たことを思いました。
ジャニーさんが小児性愛者なのは悪いのを大前提でですよ。その事実は噂だとしても国民の誰もが知るところ。ましてや息子を売り込む親がそれを知らなかった筈はないんじゃないかな。
江戸時代に娘を廓に売る親のように、息子の出世を望んで売り込んだ親もゼロではなかったと思いますよ。
もちろんジャニー氏とそういう親は別々に裁かれないといけないとは思うのだけれど、いつの時代も世の中にはものすごく悪い人と、それを逆手にとって利用してやろうという人の両方がいる。
週刊誌はその両方から上澄だけを掬い取って儲けているように思えてならないんだけど。
文春みたいな雑誌、政治家のような権力者をぶった斬るなら気持ちがいいんだけど、この手のモヤモヤしたゴシップに関しては現代の鼠小僧や水戸黄門のような「悪を挫く」存在に思えないんですよね。
少なくとも警察の「操作中」案件をいち早くスクープ!のような記事なら分かるんだけど、今回のは情報源が怪しすぎる。まるで少し前のYouTuberの私人逮捕のアレと似たものを感じてしまいます。
文春のこのところの、何か特別な権力を得たような振る舞いには嫌気がさしています。
繰り返しますが悪いことする人はもちろん許せませんよ。ハラスメントは無くさないといけない。けれど、それ以上に文春砲には所々で後ろ暗い怪しいものを感じてしまいます。
(だったら読むなよ、と言わないでね)
と、いうわけで199円だかの定期購読は1時間で解除しました。今回は読みたい記事があったのでついでに松本氏関連のも読んだんだけど、年に一度くらいしか読まないんですがね、それももう良いかな。
本当に良い世の中っていうのは「文春砲」が悪を挫く事ではなく、こういうリーク誌がなくなる世の中事を言うんだよ、と子供に話して聞かせたい、年の瀬であります。
電動ドライバー(ドリル)が一台あらば何でもできます。収納棚から便利グッズ、装飾に至るまで電動 ドリ様々な毎日です。
生まれ変わったら右手がマキタのドリルになってるんじゃないか?というくらい、開店前と
閉店後の時間ははドリル三昧であります。
ちょっとした綻びを炬燵に入ったまま繕ってくれるお母さんの針仕事のようなもの、気になった箇所は後に残さず、ささっと済ませちゃいます。
置くところのない車のミニチュアだって壁に貼り付ければこの通り。これで新たなスペースが生まれました。次は何を置こうかね。
カクテルを作る場所に置いているメジャーカップ。前はグラスに立てていましたが、上下に固定したL字金具3本を爪状に組み、ホルダーに。
押し込むと柔らかいバネが効いていて、しっかり挟んで挟んでくれます。
ティアラだって、棚に穴を開けて挿しちゃう!安定もいいし、正面から見えるし。
ドリンク材料を冷やすボックス(毎年リニューアルしてます)も、スペーサーとして角材を箱にビス留めしてあります。この一手間が、毎日の数秒のロスを解消してくれます。塵も積もれば山となる。
しかーし!!
ドリルが使えない手のモノもかなりあります。そういうものは大抵、時間掛かって苦手な部類です。
例えば、今年は絶対に逃げないと決めた正月飾りのあれ。
柳の枝に餅がくっついてるやつです、、。
去年は高級花屋さんで見かけて、束になってるのが3,000円だかで展示してあり、これ全部ください!と伝えると、これは6束ありますので合計18,000円となります、、と。
仕方なく2束だけ買ってきたのがこれ。
少ない。高い。傷ついた。
今年はわしゃわしゃなるほど作りましょ、と言うことで秋口からお願いをして、お客さんに京都より手配していただきました。
やり方知らないんだけど、ま、やってみるか。
まずは餅を柔らかくしよう。電子レンジ推奨らしいんだけど店にはないので、鍋で茹でてみる。
食紅をパラリと。
割愛しますが、練り上げるのがものすごく大変でした。大汗かいてヒーヒー言いながらこねくり回します。
思わずAmazonで餅つき機買いそうになりました、、。
苦心の結果、おめでたい感じの丸餅がいっこ。
これをちぎって枝にネチネチ付けるんだけど、これまた大変!
熱いうちにやらないとビビが入るんだけど、そうすると粘りで手にくっつく。片栗粉をつけると手に付かないんだけど、粉で餅の表面がザラついて色が褪せちゃう。水を付けると益々収集つかなくなり、、と。
結局、こまめに手を洗って拭きあげ、を繰り返すのがベストでした。来年忘れてるだろうなぁ、、。
枝をソファに固定して台にして、餅を温めて付けてはの繰り返しを2時間。やっと半分終わりました。
ここまで来たならもう早いです。後半の白い餅セクションに至っては、既にノウハウを手にしてスピードが増すいつものパターン。
残りは30分掛かりませんでしたなぁ。
よく見りゃ汚いんですけどね、遠くに置いたら分りゃしない。そうだ、暫くはベランダに飾っておこう。緑とよく映えそう。
うん、ベランダに新春が訪れたようです。お値段は3,000円切るくらい。作った方が確実に安いけど、8時間も掛かっちゃった。コストとしてはどうなんだろう(笑)
キヌギヌのクリスマス、ここ数年は飾り付けしていないんですよ。元々店内はクリスマスっぽい上に赤と緑のクリスマスカラーですしね、、。その代わりにお正月はきちんと取り組みます。
年内の営業は29日までとなり、新年は1/4から再開です。ブログの方は年内まだまだ続きます。
皆さま、どうかお風邪などひかれませんよう。
本日金曜日の営業は通常通りとなりまして、最年少の新人、29歳が入ります。お楽しみに!
そして今週土曜日はパークハイアットでピアノ演奏があります。営業は21:00頃、遅くても21:30頃には開始します。どうぞ宜しくお願いします。
***
例の会員制云々の辺りです。
正直申してこの所ワクワクしています。困難が訪れると無性に青春の頃の高まりを感じてしまう面倒な性格です。
お店を始めた数年後に忙しくて身体を壊し会員制にしまして、そのまま例のコロナ禍に突入。更に来店前お電話をお願いするという防御策を取りました。当時は密が最も恐れられていましたからね。
ドサクサに、入店ハードルを限界まで上げた我が店。
お電話を頂ける安堵感と、こちらにメリットが沢山ある楽さについ流されてアフターコロナの現在まで電話のお願いを引っ張ってしまいました。
そんな雁字搦めのシステムの下では、新規のお客さんが増える速度なんてカタツムリ並みです。売り上げはジワジワと下がり(笑)年が明けた一月、二月がどうなるか、容易に予想できます。
そんな訳で、会員制と開店前電話ご連絡を一挙に取っ払ってみました。リスクも負わずに「みんな飲みに来て〜」と垂れ流す店にはなりたくない。
そして昨日、このブログだったかInstagram?をご覧になったという初のいちげんさんのお客さんがいらっしゃいました!!
告知から4営業日にして初の来店、こんなもんです。僕ったら、メチャクチャ緊張しました。
名誉ある第一号のこの方は声が低く男性的な、とても素敵な方でした。嬉しかったな。
この方には色々と質問してしましたが、やはり初めての店は緊張する、敷居が高いと思った、と仰ってました。僕は店に立つ時はビビる割にはボロい寿司屋にフラッと入ったりする性格なので、この辺りの気持ちはよく分かっていませんで、もっと入りやすくケアするべきでした。
因みに彼は電話要らなくなったのをご存知の上で「今から行きます」お電話を下さいました。
電話する事によってワンクッションあるので助かった、とも。
なるほど、、人によって感覚はまちまちに入り組んでいるのですね、、。勉強なるな。
電話をご利用になりたい方はバンバンかけてくださって結構ですし、なくても構いませんし。それぞれ気が楽になる方法で使って頂ければ、と思います。
この方に続いて、またドアが開く。
お電話なく直接いらして下さった顔見知りの方が数名。「記事読んだよ〜」と嬉しいご挨拶です。
突然ドアが開く事に少し戸惑うも(3年半ぶりです)すぐに慣れました。そんなにやりづらい感じもしない、ただコロナ前に戻っただけです。
、、しかし、どうしてこうも入り辛い店にしてしまったんだろう。防御した店という安心感と同時に、同じくらいに寂しかったんなぁ。
***
若い頃き住んでいた京都の六波羅蜜寺の辺りに強烈な民家がありました。
一軒家なんだけど塀から入り口からお勝手から、大量の鉄条網をトゲトゲに這わせた民家、、。戦国時代の山城のような、なんとも言えない雰囲気の家がありました。中世のペスト感染者の家のようでもあった。
そこに住んでいたお爺さんは、やはり街でも孤立していました。そして、過去に嫌な事があり、それ以降完全防御で暮らしてるらしいと大家の奥さんから聞きました。
鉄条網だらけの家の中はそれは安心には違いないでしょうね。セールスマンも近寄らないだろうし、泥棒だって近寄らなさそうなバリケードですよ。あれじゃ他所で知り合った友達すら呼べないですよね。
思い切り町内で孤立してた爺さま。過剰防衛は安心と引き換えにリスクがある。それはコインの両面なのかも知れません。
ウチも似た所ありましたよね、多分。
30代前半とは違い、僕もいいオッサンになり、気付かないうちに随分貫禄も付いたと思います。そろそろ鉄条網を撤去してもいい時期が来たのかも知れないです。
今は軽薄なセールスマンを笑ってかわせる知恵も付きましたし、回覧板を持ってきた奥さんと立ち話を楽しめるかも知れない。
今の僕はというと、撤去した鉄条網の山を眺めつつ、軽い解放感を感じています。
自分で建てたバリケードを外して開放感を味わうなんてマッチポンプそのものですけどね、気楽で仕方ない。これでやっと気軽に宣伝出来る。
街で出逢った人に「会員制で、電話して」なんて言っても誰も来なかったもん、言われた方も、「何だコイツ偉そうだな」と思われたんじゃないかな。
今後はトライアンドエラー、また様子を見つつ、微調整していきます。もしも混み合い過ぎたらルールが変わるかも知れませんが、その辺りは柔軟に参ります。
早く明日のお店が始まらないかな、と嬉しくて眠れません。
困難に直面すると青春を感じてしまうのは毎度の事だけど、まだまだこの歳でもワクワクするもんだな、と驚きつつ楽しんでおります。
さて、明日のためにそろそろ寝るとしますか。
この話はこの辺りでおしまいにします。お読み頂きありがとうございま
会員制とか一々電話下さいとか、僕は一体何から怯えてるのか、何から自分を守りたいのか、
この所考え過ぎてよく分からなくなりました。
よく考えた結果全てが面倒臭くなり、ややこしい事を全部取っ払って最初と同じ丸裸の状態に戻してみようと思います。そして、色んな人に会いたいです。
前にお伝えした通り会員制は一時中断、加えてお電話は空席かがあるか不安な方だけが利用下さればいいですよ。
以下の場合はお電話にてご確認下さいませ。
*女性同伴の場合
*確実にゲストをお連れしたい場合
*閉店時間前後で嫌な予感がする時
今後も引き続きGAY中心でやっていく方向性だけは温存させて下さい。
***
歳を重ねるとどんどん守りに入り、楽な環境にしがみついてしまう、まるで国会議員の爺さんみたいてす。が、気がついたら自分で作った檻の奥深くに閉じ込められていました。
何も権威的な敷居の高いお店にしたかった訳じゃないんだけど、結果的にはそう見えちゃいますよね。全然そんなつもりはなかったんだけど。
実はやってた僕が一番寂しかったりしたんだけど、何だかスッキリしました。セルフ洗脳が解けたみたいな感じかな...(´ω`)
そんな訳で走り出してみます!
]]>
懸案の会員制廃止。スローながら上手くいっております。
売り上げが下がった、と書いたので一部の方から大丈夫かよ、とメッセージ頂きましたが、多少下がった事は事実ですが、そこが問題ではなく「今後の先細りの予感」が懸案でした。(今のところ資金繰りは大丈夫です)
その初日、先週土曜日の営業は穏やかなスタートで、常連さんと今回の問題についてあれやこれや話し合いました。
中盤から人がたくさん来てくださって盛り上がった訳ですが、あるグループのお一人の方とお話をしていたら、その方のご友人でたまに来てくださる方が、わざわざ僕のブログのコピーをその方に送って下さっていたとのことで、早速効果ありと。嬉しいな。
昔はご新規ご来店も紹介者さんと同伴のみ、という厳しいルールでしたが、それじゃかなりチャンスが限られます。平日深夜しか行けないのならもうアウトですわな。
ゲイの方のみがターゲットになりますが、このブログとInstagramから、素敵な方に少しずつシェアして頂けたりすると助かります。
会員制はまるでぬるま湯のように平和でストレスも少ないですが、ライフスタイルの変化と共に、いつかは母集団が減り、先細りになります。今はいいけど、先に不安な予想があるなら今から動かなければね。
そんなこんなで長く悩んではいましたが、かといって急激にお客の層が入れ替わるのはまた違いますしね。
金魚の水って半分くらいの量の水換えをするんですよ。それも一気に入れず、事前に温度をきっちり合わせてやるか、少量ずつ入れて体を慣らしてやります。
僕は水換えをするたびに「うん、これは真理だな」と頷いたりしています。
(昔の金魚です)
ウチに順応した方からの口コミで、また似た雰囲気の方が少しずつ増えて、温度差なく入れ替わりながら歳を重ねていく、というのが理想的なお店の姿なんですがね。
どこのマスターさんもきっと同じこと思ってらっしゃると思いますが、まさかこんな事をズケズケ書く人は少ないと思いますがね、、。
***
日曜の夜、常連のKくんに指摘をされました。
「会員制廃止ではなく、電話制を廃止した方がみんな来やすいのでは?」と。
確かに仰る通りです。かなりお手を煩わせていますしね、偉そうだし。
だけど、僕にとってお電話頂けることは想像を絶するほどにありがたく、仮にお客さんが減ったとしても手放したくないんです。
僕には人に対してかなり潔癖なところがあります。
そもそもBAR経営なんて全然向いていない体質なんですが、始めちゃったもんですから多少は嫌われてでもやって行くしかない。
店主の好みでお客さんを選ぶ、というクソ偉そう且つ経営上最高難易度のお店を維持するにはそれなりの仕掛けが必要です。
僕が考え抜いた結果、
「お電話を掛ける事がそこまで億劫に感じないタイプの方とは気が合う」
という結論に至りました。
多くの方がそうであるように僕の好みのお客さんなんてのはバラバラで、一概に説明できません。
派手な人が苦手でもなく、逆に穏やかそうだから好き、とも言い切れません。頭のネジがブッ飛んでいる方は大好きだし、同時に寡黙で真面目な学者みたいな方も好きです。ヤンキー系でも義理深くて熱い人は大好物です。
苦手なのは、ガサツ、空気が読めない、粘着質、偉そう、この辺りかな。
無限の組み合わせの人々の中から両思いの人とどうやって出逢えるのか。
色々思案した結果「BARのくせに毎回お電話下さい」作戦に辿り着きました。お客さんにお手数かけている自覚に恐縮しながらも、とてもキヌギヌに合っていました。
同時に、見事に苦手な方がフィルターに濾されて来られなくなりました(笑)
そして、実務的なメリットもたくさん。
僕側
*人数の確認ができるので、その間に確実にお席を整えられる
*泥酔者、不良インバウンド避け
お客さん側
*駅から距離あるので無駄足防止に
*混んでるのが嫌いな人は随時チェック可能
*(稀に)仲の悪い人が既にいないかを確認可
チェーンでないレストラン、ディナータイムでしたら今は大抵の場合電話確認をしてから行かれると思います。
キヌギヌはたかがBARですが、どうかウチもその一つに加えて頂ければ助かります。
お手数はお掛けしますが、それ以上のお返しを出来ると思います。
生の楽器の演奏、手作りの装置、ベランダのグリーンに飾られた楽器。何より素敵なお客さま。
昭和初年の京都で使われていた3台の乳白ガラスのランプがそれらを柔らかく照らしています。
分かって頂ける方とだけ、芳醇な時間を過ごしたいと思います。
マジでお電話怖くないんで、安心してご連絡下さい。平日の早い時間なんかゆっくりしていて狙い目ですよ。
ほら、怖くない!
(´ω`)
何ともお恥ずかしい話ですが、会員制システムを一時中断します。
コロナ以降、上がったり下がったりの入客数ですが、秋ごろから更に悪化しております。
2008年頃から15年近く会員制でやってきましたが、この先を考えるとここいらで方針転換せねばと思い至りました(今のところは経営大丈夫なんですけどね)
「長年やってて意外」と思われるかもですが、多分どこかで戦略をミスったようで(笑)
コロナ期を経て、みなさんの週末の過ごし方のチョイスもかなり増えたように思います。
思えば紹介制、それも同伴必須というハードなやり方でよくもこんなに潰れなかったなと我ながら驚きつつ、今は恥ずかしいなんて言ってられません。変化に合わせないと商いは続きませんもの。
...そもそも会員制を始めたのは、毎晩とても混雑して体力的に余りにもハードで、2度ほど身体を壊した事もあり規模を小さくしようというのが理由でした。
加えてその頃は想像を絶するクセの強いお客さんが日々突撃が止まず、まだ若かった僕はそこから逃げたくて仕方なかったんです。
クラシックにまつわるお店というところで他店と合わなかった文化系の方の琴線に触れたのでしょうか。とにかく衝撃的に苦手なメンヘラ系のねっとりした方や、ガチのヤクザやストーカーにも随分悩まされました。
そんな僕も今やすっかりクソババァとなり、キッパリ断るスキルが身に付きまして、、そういう意味でも機が熟したのかも知れません。
でも、どの飲み屋だっていちげんさんに対する恐怖心というリスクを取って商売をなさっている訳で、今まで随分生意気にやらせて貰っていたなと反省もしております。それだけでなく、新たなお客さんと出会う可能性まで失っていた事にも気付きました。
そんなこんなで諸事情含めまして、今後は以下のようになります。
■ゲイの方において、どなたでもご紹介なく入れるようになります。
■ 混み具合を見ながらご案内しておりますので、どなた様もご来店の少し前に店舗の固定電話までご連絡をお願いします。簡単な英語でもOK。
03-3358-0899
■ゲイが寛げる場を標榜しております。
ストレート及び女性の方は月末火曜日の営業日か、一度いらしたゲイの方との同伴が基本となりますが日によって異なりますので、都度お電話でご確認下さい。
(僕の友達はこの限りにありませんので!)
■申し訳ないですが、僕と合わない方(ネットリしたおじさん、空気読めないetc)にはご注意やお断りの旨をお伝えします。傷付けるつもりは毛頭ありませんが、その辺りはご勘弁下さい。
バーにはそれぞれお客さんに対する姿勢があると思いますが、酒場という接近戦では他の業態と違ってある程度の両思いでないと関係が成立し得ないんじゃないか、というのが僕の信条であります。たかがバー、されどバー。
でも普通の方ならまずそんなことはありませんので心配しないで下さいね。
敷居が高い店だと声を揃えて言われるウチですが、至って普通のBARです。
怖いと思われている方も、ぜひその目で一度お確かめください。そして、来たがっているお知り合いがいらしたらこのポストを知らせてあげて下さい。
と言いつつ、読み返したらやっぱ敷居高いような気がするけど...。まあいいか(´ω`)
そんな訳でどうぞ宜しくお願いします。
]]>またいつものお客さまから蘭を頂きました。きっと沢山お祝いで貰われるのか、、さもなくば購入なさっているのか。
僕は花の終わった蘭専門なので知る由もありません(笑)
毎回元気なのを頂き、個人的に好みの苔玉に吊るすか鉢に植え替えるかしています。
場所的に足りなくなったので、前にやった水耕栽培に今回も仕立てるか、と思案の所であります。
根付くまで難しいですが、一度安定したらこっちのものです。
まずは一株元気そうなのから。チップ苔で支えられているので全て取り外しておきます。
あとは、、水に刺すだけ。メルカリではこーいうメスシリンダーの化け物みたいなのがかなり安くで売っています。
右のが今晩作ったので、左のは一年半ほど経ったものてすが、まあまあ元気でやってますよね。
後はこれを温室に配置します。手前は背の低い鉢植えを、中程には高さのあるもの、奥にはメスシリンダーの水耕栽培を置き、苔玉仕立てのを上から吊るすと、まるで修学旅行の写真のようにお顔がよく見える!
何がいいって、水やり忘れないんですよね、全員の顔が見えると。
この温室モドキも早くも4年半ほど経ちました。
奥に仕込んだヒヨコ用電球はサーモスタットで常に22度をキープし、天井のファンは交互に風を送り(蘭は風が大切なんだそう)サイドからは爬虫類用のミストマシンが15分に一度、5分間蒸気を噴射し、温度が上がりすぎたら別のサーモスタットに連動した壁下の排気ファンが作動して熱を逃す、というもの。
この間冬支度の為にコンセントを挿した時に電気部分を覗き込んだんですが、電源コンセント7箇所にタイマー2個とが交差し、ご丁寧に手元スイッチで制御できるようになっていました。
今の自分にゃもう2度とセッティングできないような複雑な配列に仕上がっていて、我ながらビックリ、、。
43歳の頃に組んだ回路が今は理解できない事実、、否応なく老化の気配を感じます(笑)
いやいや、その時はたまたまノッていて異常な集中力だったんだろうよ、そういう事にしておこう。
***
ついでに、メジロの餌台のカゴにミカンをセット。
明日辺り暖かいから
もちろん隠しカメラで全て録画しております。
これ、本当に食べに来るんですよ。ヒヨドリと餌を取り合いつつ、負けずに食べに来てくれる。
餌のない日も律儀にほぼ毎日通ってくれるどころか、僕が泊まった日にはベランダの枝に止まって店内を見ながら「チュンチュン」と鳴き、餌をせがむんですよ。
春になり、桜の季節になると蜜を吸うので餌場には来なくなるんですが、初夏に2匹で、多分パートナーを連れて遊びに来たことも。(メジロは頭がよく、ずっと餌場を覚えてるそうです)
あれには泣かされますね、、。鳥を飼う事は今は無理と諦めてましたが、メジロの餌付けは今となっては大きな冬の楽しみです。
***
こうやって、ささやかながら四季を繰り返して生きて行くのですね、、。特に華やかさはないけど、特に足りない事もない。
もっと若い頃は「そんなの退屈じゃん、僕はパリとかNYとか飛び回る人生を」などと真剣に考えていた時 頃もあったけど、身の丈に合っていない旅を繰り返すと、そのうち飽きるか、さもなくば帯状疱疹が出るんですよ。
僕なんかはこのくらいのサイズのベランダで、こじんまりと四季を謳歌するのが丁度いいんですよ(拗ねてる訳ではなく)
春になったらバラや藤棚の手入れして、ビオトープに金魚を入れて。初夏には梅の実を摘んで梅酒を漬けて。スタッフでBBQして、 夏には一人プール。
秋には剪定をして、たまにテーブルを出してすき焼きなんかも。冬には蘭の温室に灯をいれて、メジロの餌付けして。
ほんの猫の額のような小さなベランダですが、ささやかな楽しみが詰まっていて退屈しません。
小さいけどベランダがあってよかった!
次回は夜中のドリル補修コレクション、あれこれです。
ふとネットで見つけたアンティークのピンクのランプ。
フランスのアンティークの土台に手作りの作家さんのシェードはこれまたプランのシルク張り。
シェードのみの販売で28,000円もするの。既に売り切れですって。
一目惚れしたっ!
シェードのみ、既に売り切れ、、、。見せられるだけで手に入らない。なんかモヤモヤします。
ネットの画像検索は便利だけど、買いたい時にこういう売り切れ画像が大量にアップされていて、不便に思う時が相当あります。余計欲しくなるやんけ。
諦めきれないんで、ありモノで組み合わせて作ってみよう。
先ずはスタンド本体。似たアンティークのを10,000円で落札してみたよ。高さなんかは目測です。
これはこれで使えそうなんだけど、今回は怪しげなピンクのが欲しいのです。傘は一応取っておこう。
って、この「一応取っておこう」が激しく僕の部屋を圧迫している。マジで捨てなきゃなんですけどね、またこれなたまーに必要になったらするもんで、成功体験からなのか中々捨てられない。
因みに僕の自宅のデスクはこんな感じです。お店のガラクタ2軍で構成されているものの、なんとか体裁は保っています。
カウンターも椅子もショーケースもお店の残り。いつかまた移転したら使えるもんね。
ああ、余計に捨てられないよ、、、。
話をランプに戻します。お店の閉店後、工具箱を開いていつもの工作体制に入ります。
今回の材料、シェードは似た既製品のを二つ買いまして、一つは研究用に潰します。
まず一つを設置して観察しつつ、もう一つをバラして構造を調べてから、骨組みだけ残してシルクのオーガンジーを買って貼ってやろうと思います。
破損させた時や部品取り用に、こういう時は2つ買うのがベターなんですよね、、。勿体無いけど2つで9,000円。
シェードのフレームが土台のランプに合わないので、早速破壊してみる、と、破壊し過ぎて一本折ってしまった(笑)
銅線で補修して進めます。
スタンドに固定して、と。
うん、まあまあなんだけど。何かが違う。肝心のエスプリに欠けるというか、、 色味が薄いのと、縦横のサイズ感が少し違うんだよな。
という訳で画像比較してみてみます。比較にはこれが一番。
ランプのヘッドのサイズがサンプルより小さいのね。やはり僕の気に入った右の方が、優雅で瀟洒で、少し猥雑な空気を纏っているではないか。
プリーツの細かさや色も全然違う。
むむむ、、。縦横は今更直らないし、今から生地屋は開いてないし、明日の営業に間に合わないとなると、このままいくしかない。 なんか嫌だけど。
うーん、なんか無いかねガラクタの山〜!と歌いながら店内を徘徊すること15分。
これやがな!!
この薄くて安っぽいピンク色。オレンジっぽいシェードと重なったら相当いいと思います。確信を持って言いきれます!
早速筒にして入れてみよう。
うん、この色で決まりだな。
円筒では少し光にムラが出るので、つぎはぎにして台形の円筒に加工して再度入れたら、尚良かったです。これでしばらく様子を見よう。
クリアファイル3枚も潰したけど、安いモノですわ。
オランダの飾り窓のお姐さんみたいなエロいピンクが欲しかったんですが、まさに理想通り!
もう一つの予備シェードはしばらく保管して、暇な時にシルク買ってきて作ってみよっと。と言いつつ、ランプブームはすぐに過ぎ去るので忘れちゃうんだけど。
またガラクタが増えた、、。
ま、仕方ありません。いつか店内フリーマーケットでも仕組んで一斉に売ろう(欲しい人いますかね)
お店にいらしたら後ろの壁面、少し気にして見てみてください!
before
after
緑っ気が足りないので水耕栽培の胡蝶蘭を並べる予定。
という訳で次回は蘭の水耕栽培をお送りします。
1
早いもので師走となりました。
こんなに早くていいのでしょうか、、。僕の自宅の扇風機、まだ出したままなんですが、、。
今月は定休日の火曜日を一部返上してオープンします。どうぞご利用下さいませ!
2023年12月の営業日です。
⭕️→定休日
○青色→誰でも入れる営業日
【営業時間】
水/木曜日 20:00〜26:00
金土/祝前 20:00〜27:00頃
日曜/祝日 20:00〜24:00
*12/16は演奏のため21:00頃オープンです。
*年内最終は12/29で、メニューを絞った飲み放題プランにて営業予定。
*年始は1/4(木)より営業となります。
*お手数ですが、ご来店の少し前に空席確認をお願いしております。お名前と人数をお伝え下さい。03-3358-0899
僕の携帯、LINE、Instagramメッセージ等は繋がりません。
*細長い店内を鑑み、一組4名さま迄となっとります。
*普段は近しいゲイの方向けのお店ですが、最終火曜日は月に一度の「誰でも入れるDAY」です。20:00〜24:00 一組2名さま迄となります。こちらはどなた様もお気軽にお越し下さい!来店前のお電話をお願いします。
僕が複数回リピートしている安宿というのが、主に4箇所ほどあります。
いずれも安くてレトロでそこそこ清潔に保たれていて、気後れせずに楽しめてお財布に優しく、割と空いているので予約が取りやすいのが利点なのですが。
鬼怒川温泉の例の所、伊豆稲取のボロ旅館、熱海の来宮神社側、お婆ちゃま2人が切り盛りしてたあそこ(数年前に廃業)そして湯河原のボロいこちら。
今回はそのうち湯河原の宿。部屋で寝転がりなから書いております。
いやー、今回のこちら。このエリアで最安値の旅館なのですが、丁度良いレトロ感があり気に入っていたのですが、、
この所、どこぞのコンサルが入ったのか大幅にリニューアルされていました(汗)
高度成長期の大旅館の面影は影を潜めています。
全コース漏れなく部屋食だった夕食は殆どが「ビュッフェ形式」に変更されていて(予約時点で見逃していた僕のミス)かつての畳の大広間はリニューアルされ、葬儀会場のようなエントランスへ変更されていた。
榎本家 告別式 19:00〜 と書いてあっても気付かなそうなデザイン(汗)
中はピカピカに。このピカピカのベクトルがどうも安手で、好きじゃないんですよね。
アクリル、プラスティック、LED多用の内装に100円ショップの食器を並べてそうな感じ。
おかずは業務用お惣菜を多用した給食のようなメニュー。冷凍シュウマイやら乾いたお刺身やら。
ボロいのは好きだけど、とかく安手なのは嫌です。
もー!前の古臭いチープな昭和なままのが良かったのに(´・_・`)
2日目から追加料金3,100円を余計に払い、お部屋食に変えてもらいました。そう。これ、これなのよ。
今時はビュッフェ主流なのかしら。アレルギーやらある中で、好きなものを好きな量取って食べるほうが合理的だもんな、などとブツブツ考えながらレトロ飯を食う。ああ、僕はこっちでいいよ。
お風呂は聖域なのか手付かずで、相変わらず良かったですよ。橋を渡った先の滝の下に沸く露天風呂という、現実離れしたのがあります。
お風呂に関しては相当コスパ良いんですけどね、、。
僕なんかは古臭くて清潔に保たれてるのが堪らなく好きで、わざわざ楽しみに行ってるけど、そんな人は数字的に稀なわけですよ。
多くの人のニーズは新しくて明るく清潔な方が好きで、僕が推すレトロ宿は、軒並みリニューアルの波に押されつつあります。
また新たなレトロ、心の原風景を開拓せねば!
***
宿を出て、海方向へ散歩することにしました。
出発10分後に物凄い落ち着いた旅館を発見します。
よく歩くエリアなのに、こんな古めかしい所あったっけ?
世の中はまだまだ広いようです。
(後で調べると、エロい男女がここの露天風呂を貸し切って混浴オフ会やってるという情報が 汗)
***
川のほとりを歩いていると、沢山の柿が実っています。
柿、昔は好きでも嫌いでもなかったんだけど、今はかなり好きな果物になりました。こういう味覚の変化も年齢を重ねた結果の一つなのかも。か柿でも買って帰ろうか。みかんもいいな。
途中、僕にとって懐かしい建物が無数に立ち並ぶエリアがあります。
商店一階の立地で、こーいうガラスの引き戸の中で畳屋さんとか板金屋さんとかが作業してたの昔はよくあったんだけど。
今はあんまり見ませんよね。
横のブロックには、藤棚に侵食された改装業者の作業場。モジャモジャで、無骨で、なんて素敵なんだろう!
懐かしエリアを過ぎて市街地にやってくると、ポスターから五月みどりが微笑みかけます。
手製のティッシュボックスをテレビで披露してから、手作りアイテムがアイコンとなった彼女。
ラインストーンやお花を多用したアクセサリーや、刺繍やデコパージュを散りばめた小物たち。
妙齢女性の夢を体現したようなショップは今や熱海を中心に複数展開していますが、まさか湯河原まで来ていたとは!
オッサンが長居する所ではないので、さっさと退散。
***
宿寄り道をしつつ7キロ程散歩し、海までやって来ました。丁度良い距離です。
ゴールは、テトラポットの並んだ味気ない海を眺めます。その上こちらの海、潮の香もしないんです。
海も今日は本気出してないのかもね、などと伴侶と笑いつつ、その場を後にしました(笑)
***
、、今回の風邪、治るまでに1週間もかかってしまいした。その上、体調が悪すぎて遅刻もしてしまいました、すみません。
週末はお陰様で忙しく、治りきらない中でそのまま温泉に来たのですが(先に決まっていた)2泊して入浴と寝まくりで、風邪もきっちり治りました。
テレビを付けっぱなしで寝たので、北朝鮮のミサイルのアラートの
英気を養えた上は、水曜日から再び元気に働きたいと思います。宜しくお願いします。
どうぞ皆さんも風邪など召されませんように。
やっと寒くなってきましたが、昨日までの暑さは何たんだんでしょうか。このところずっとTシャツで間に合いましたよ。
こんな11月は初めてし近所のイチョウの木の葉はまだ緑色でしたし。
今年は秋がまるでなかったように思います。
***
少し前ですが、渋谷パルコでミュージカル、チョコレートドーナツを観てきました。
実話ベースの話なのですが、1970年代、まだゲイカップルが権利を得ないアメリカで、一組のカップルが(それも検事とショーガール)ダウン症の少年を養子にするべく法と闘う話なのです。
理不尽さや、2人のひたむきさに思わず泣いてしまいました。子役もダウン症当事者を起用していて、その子がとっても可愛いかったのもありで。
が、東山さん。僕からすると、どうしてもゲイに見えないんです、、。腹筋割れて脚長くて、美しい方なんだけど、博多人形みたいなんですけどね。
うーん、ゲイならではの当事者目線の厳しさなんですかね、、、どう言えば伝わるかな。
映画「SAYURI」で中国人俳優チャンツィーが芸者を演じた時に感じた「お辞儀に違和感」「粋とか仇っぽさとか」というのと似た感情、といえば伝わりますかね。
ゲイならではのちょっとした目の配り方、大袈裟な振る舞い、秘めた弱々しさ、妙な陽気さ、、、。そういう裏側のお出汁が全部薄いんです。
ならばゲイでないとゲイの役は演じられないのか?と、そうではないんだな。ハーヴェイミルクを演じたショーンペンだって、ブロークバック〜の2人だって、きちんとそう見えましたし。
東山さんがどうこうではなくてですよ、俳優が寿司職人を演じたとして、たまたま見に来た寿司職人を没入するほど楽しませる事のハードルの高さ、という問題なのかもしれません。ゲイ役は演じる役柄の中でも最高難度の役柄なんですよ、きっと。
逆に言うと僕みたいなへそ曲がりは、ストレート演じるゲイ役の演劇全般を楽しめなくなっちゃうという事になるんかな。
でもですよ、僕の友人のファッション誌の編集者は「メリルストリープは編集長より編集長っぽかった」とも話してたし、、。
やはり僕が素直じゃないのかもです。(´ω`)
後一つ強烈だったのが、僕の座席が中央辺りの通路側の所で、出入りしやすい位置に取ってくださってたんです。そうすると真後ろにたまたまTOKIOの某さんが座ってらっしゃった。ま、彼は物凄く目立ちますわな。
会場は9割がジャニオタのお局みたいなオバさんじゃないですか。そのオバハンが後ろのタレントを見る為に振り返ってチラ見してるんです!
目の前の200人くらいのババァが振り替えり、ジッと見たかと思うと隣のババァとコソコソ話す。ニヤニヤ笑う人もいるし、微動だにせず凝視してる若い子もいる。
こりゃ大変な仕事ですわ!可哀想に!
宝塚大劇場だってトップさん見に来ますけどね、あちらの奥様は教育が行き届いてるのか、チラッ!と盗み見て後は我慢ですよ。それもかなりエレガント。
ジャニオタババァはねー、ありゃ品がないわ。網膜通して何かを吸い取ってるのかと思うくらいにガン見してましたね。本当に図々しくて不愉快でした。
チラ見の技術、あれはあれで気持ち悪いけど、少なくとも宝塚は見習った方がいいって。
***
アマゾン川原産のプラティという熱帯魚を飼っていますが、黒ひげ苔というのが生えてしまって困っていました。
そこで、ヤマトヌマエビ、というエビを3匹導入しました。
これがですね、可愛いんですよ。前足が沢山ある中の2本がハサミ状になっていて、苔を摘んで口に運ぶ動き。こいつら恐らく一日中ずーっとこれをしてます。お陰様で苔はみるみるなくなり、食べ残した餌なんかも食べてくれて大助かりです。
食べた後は元気にフワフワ泳いでます。僕もこんな生活したい。
僕も飽きずに眺めていますが、見ているとカッパえびせんが無性に食べたくなります。
早速買ってきてバリバリ食べながらまた眺めてみます。
うん、相変わらず旨い!
皆さんもエビ、見に来てください。
***
西荻窪の割烹料理店、9月に通い出してもう6度目になります。
刑事ドラマのエンディングでカウンターに座って「いやいや、お疲れ様」というよくあるシーン。まさか僕にもそんな店が見つかるとは思ってませんでした。
今回も熱燗2合とコースを注文し、いつもの通りにお刺身から始まります。
椀物は蟹の真薯。椀の中から季節を伝えてくれます。
揚げ物、炊き込みご飯へと五品が続くのですが、詰めて通うとですね、融通を利かせてくださるんですね。ウシシ。
メニューを好みの方に差し替えてもらったり、間に好きなモノ挟んだり、量を変えてもらえたり、まるで天国ですよ。料理天国。
この時も天然の鯛の兜焼きがありますよ、さっきまで生きてましたから!と仰るので早速お願いする。
僕は僕で「凄い!今こっち見ましたよ!」などとふざけた事言って笑い合います。
このお店、必要な事以外一切お聞きにならないのが良いところで、もっと言えば不気味なくらい。
一体僕は、何者だと思われているんだろか。(多分なんとも思ってないと思う)
僕の数少ない特技の一つに、魚を極限まで食べる、猫も食べる部分がないレベルまでに、というのがあります。
音も立てずに骨までしゃぶりまして、時には骨までバリバリいっちゃいます。張り切りすぎて口の中が血だらけになった事もあります。
一度、ビフォーアフターの写真を集めて写真集を出したいくらい(見開きの右頁が魚で左頁が骨というレイアウト)得意です。
ま、魚好きなのと、板前さんに褒められたいだけなんですが、毎度極限まで食べ尽くします。
ほら!皮も目玉も軟骨も、そしてスダチの皮まで全部食べました!
口数の少ない板前さん、下がったお皿を見るなり「うーん、凄い、、」と一言。
わーい、今回も勝った!!
へへへ。また次回も綺麗に食べてやろう。
魚を綺麗に食べる人と、生活音が大きくない老人。目指して頑張っています。
***
再来週なんですが、いつもの鬼怒川ではなく奥湯河原へ温泉に2泊してきます。
昔なら2泊あれば九州とか四国とかへ飛んでいってたんだけど、コロナ明けからは何となく決まった温泉に行くようになりました。外さないし疲れないし安いしね。
奥湯河原の青巒荘という旅館なのですが、とにかく安くて古くてご飯がまあまあ、というまあまあな宿なんです。
大人2人で2泊して総計が63,000円ですよ!一泊2食付いて15,000円です。この値段じゃもう箱根なら朝食のみプランのレベルです。
検索すると予測ワードに「青巒荘 お化け」などと不穏なワードが出てきますが特に気にしません。
西暦794年に遷都した京都に暮らして一度もお化けを見たことがない僕からすれば、関東での累計死者数を考えるとなんて事ないよ〜という論理と、僕にとってはお化けよりも現実の人間の方がよほど恐ろしい、という所からお化けは信用していません。
(´-`).。oO(気持ち悪い宿、というのは確かにあるけどな
それよりも居心地の良さではないか。混んでなくて、慇懃でなく、身の程に合った旅館がいい。
身の程にあったこの宿のご飯はごくシンプルな旅館メシ、と言ったところ。
特に旨くはないんですよ。「旅館に来たな〜」というだけの話で、お通夜のメシとも似ています。
ここに揚げ物、茶碗蒸しと煮物が出てくるくらいですが、、、なんせ刺身が貧弱で困ります。
海のそばの湯河原ですもの、新鮮なのを浴びるほど食べたいじゃないですか!
この宿にはそれを覆す、2つの良いところがありまして、ここへ行く道すがらに、漁港にあるような立派な魚屋さんがありまして、刺身盛り合わせや、木箱に生きた赤貝がズラリと並んでます。
そこで刺身を注文している間に、近所の湯葉屋さんで湯葉刺を注文し、宿に入ります。
この宿は部屋食なので何も気を遣う必要もさがない。持ち込み刺身と湯葉にこれまた持ち込み日本酒に燗をつけて飲みまくります!
酔ったら温泉。敷地内にあるギャグみたいに立派な橋を渡ると
滝のある温泉で一風呂浴び
かなり大きい旅館なのに、不思議とこの露天風呂では誰とも会ったことないんですよ。
人気がないのか、お化けのせいなのか、、僕にとっては極楽そのものなんですがね。
今月もバタバタ忙しく、月曜には出張チェンバロ、そしてまた連休なんかもありましてまだ気が抜けませんが、温泉を楽しみに今月も仕事に励もうと思います。
温泉が終わったら、師走はすぐそこですよ。
早いですなぁ。時間が経つのが早くて嫌になります。
皆さま、どうかお風邪など召されませんように。
早いもので今年もあと2ヶ月です!
なのにこの暑さ、、。この国は秋は無くなってしまったんだろうか。
どうぞ宜しくお願いします。
2023年11月の営業日です
⭕️→定休日
○青色→誰でも入れる営業日
【営業時間】
水/木曜日 20:00〜26:00
金土/祝前 20:00〜27:00頃
日曜/祝日 20:00〜24:00
*お手数ですが、ご来店の少し前に空席確認をお願いしております。お名前と人数をお伝え下さい。03-3358-0899
僕の携帯、LINE、Instagramメッセージ等は繋がりません。
*細長い店内を鑑み、一組4名さま迄となっとります。
*普段は近しいゲイの方向けのお店ですが、最終火曜日は月に一度の「誰でも入れるDAY」です。20:00〜24:00 一組2名さま迄となります。こちらはどなた様もお気軽にお越し下さい!来店前のお電話をお願いします。
再開発で話題の麻布台に聳える、東京アメリカンクラブ。
何度かこのブログにも書いていますが、2005年のキヌギヌオープン当時はこのすぐ裏、東麻布三丁目に住んでいまして、ここから新宿まで通っていました。とは言え家賃60,000円の怪しい人のみが住むボロいマンションでしたが(汗)
その頃から、この辺りを歩くたびにアメリカンクラブって何よ?と疑問に思っていました。
しかもロシア大使館のすぐ隣にあるのって何故だろうか、と思っておりました。
赤がロシア大使館、青がそのクラブ。
Wikipediaにはより詳しく書いていますが、アメリカンクラブの元の土地は戦前の南満州鉄道株式会社(満鉄)の東京本社の跡地なんだそうです。
その昔はこのブロック全て、北側のロシア大使館、東側の麻布台パークハウスも含めた敷地が河村純義伯爵邸で、そのもっと前は陸奥三春藩の中屋敷だったらしいです。
うん、やはり東京は武家屋敷を分割して大きな施設が建つパターンが多いですな。
ロシアとアメリカ、今のバチバチした関係になるずっと昔から隣り合わせに建ってたんですね。なるほど。
で、ここは何をする所か、と言うことなんだけど、会員制国際クラブ、とのこと。ボーリング場やプール、レストランにジムもあり、日本在住のアメリカ人の親睦施設が発祥なんだとか。
会員になるには会員2名の推薦と入会金350万、英語の面接もあるんですって。
過去の会員には高倉健さんや長嶋茂雄さんもいらしたそうなんだけど、長嶋茂雄さんも英語面接受けたのかしら、、、。ふーん。
へー、ウチも会員制だけど「今来てる誰かに連れてきてもらってね」ルールとは大違いだわな。大変だ。
僕には一生縁のない所だと思っていたこの場所、瓢箪からコマ的にピアノ伴奏のお仕事依頼が来ました。
怪しげなピアノ仕事をしていると、おおよそ普段接点のない所で弾かせて貰えるのが楽しいです。
百貨店の屋上や海岸の砂浜、はたまた大きな洋館に大使館まで。
という訳で満身創痍、行って参りました!
***
通用口から入りますと、予想していたのよりずっと厳重な受付があります。
入るまでに20分もかかりましたもの(´ω`)
そんな僕をよそに、施設関係者と思われる方はスイスイ入っていく。関係してるから当たり前なんだろうけど、女子高生がチャリに乗ったまま「Hi‼︎」とセキュリティを爆走して突っ切るのを見ると、入れてもらえない自分が余計に惨めに感じる。
やっと、担当らしき英語のお姉さんが僕に近づき質問をしてくる。「What is your purpose?」みたいな質問を経て、やっと中へ入れてもらえる。
中といっても裏動線なので、大きな病院のような作りなのです。表側はさぞ豪華な事でしょう。
中で働く人は見事にバラバラの人種、色んな肌の人。総じて聡明そうな彼らはきびきびとして愛想が良く、誇り高く見える。異業種の彼らは色んなところで「ハイ!」と挨拶を交わしつつ、忙しそうに廊下を走り回っていました。
まるでアメリカ本土からビルごと引っこ抜いてきたかのような自然なアメリカ文化、それがアメリカンクラブの裏側でした。
喫煙所では今日の雇い主、ドリアン氏と合流。セキュリティの屈強なお兄さんもまた、ケーブルテレビのFOXドラマに出てきそうな自然なビジュアル。
またもや色んな肌の色の人が入って来てはギャグを言ったりハイタッチをしたりして、陽気にはしゃいでる。見たことないくらいに和やかな雰囲気なんです。
過去に入ったことのある企業や施設の喫煙所なんて酷いもんですよ。殺伐としていて。
特に酷かったのは世界一売り上げがある新宿の百貨店の喫煙所。
ここは具合悪くなりそうでした。ナルシストで生意気で偉そうな販売員が大勢、眉間に皺を寄せながら、鬼のように携帯をいじってます。狭い中で他人を睨みつけるような目付き。会釈なんてある訳なく。
これ、何が違うんだろね、、。考えたけど、やはり何かが全然違うのです。
聡明で冗談好きでコミュニケーションを大切にする風土で育った人が集まった場合とそうでな場合、としか言いようがないんだな。
私も早くこのドラマのワンシーンみたいな所に馴染みたい!
iQOSをふかしながら入って来た人に向かって「ハイ!」と挨拶すると「ハイ!オマエトテモクールダナ!」と帰ってくる。
わー、カリフォルニアだかロスにでも旅行した気分だな、こりゃ。
***
遊んでる暇はありません。リハーサルを重ねて楽屋に戻ります。
すると巨大なサンドウィッチがふた皿、置いてあります!コンビニで売ってるサンドウィッチ4パック分くらいが一皿に盛られていて、ダメ押しに振りかけられたポテト。
「この後フルコースもございますが、良かったらつまんで下さいね、、。」と。
アメリカサイズって本当にこんななんだなと驚愕する。スポーツ会場のバケツみたいなカップ入り炭酸飲料とか、本当に飲んでるんだもんね。
驚いてると、畳み掛けるようにフルコースが出て来た。
こんなに食えるかっ!(´・_・`)
流石の大食いでも軽く引いてしまうこの量。
目の当たりにビビっている間に、本番の時間となります。サムライ二人、いざ参ろう。
ボールルームはお客さんで満員。
いわゆる在日法曹関係者のガラパーティーのエンタメパートの伴奏だったのですが、無事にうまく行きました。へへへ。
歌うドリアン氏はドラァグクイーンとしてだけでなく、映画やTVでも活躍する毎日です。たまに伴奏に誘ってもらいますが、エネルギーに溢れ、身を粉にして人を楽しませる姿は「鶴の恩返し」そのもの。勉強になります。
***
荷物を詰め込んでクラブを後にします。僕の家業はこういう週末の営業の場合、二毛作なのでゆっくりなんてしてられない。
タクシーのシートに滑り込み、店に向かいつつ、ふと喫煙所の陽気な雰囲気を思い出しました。みんな素敵でスマートで、あれば何だったんだろう。
20歳の頃、ロンドンに数ヶ月滞在した経験があるんですが、どこかの施設の入り口で次の人のためにドアを手で押さえて開け、振り返って待っていてくれるんですよ。それも若い子も老人も、ほとんどの人が。
あの時に感じた驚きと興奮を思い出しました。民度ってこれの事だよね、と。
アメリカの施設で、切り取られた日常を思わず垣間見て、思いに耽る帰り道でありました。
日曜日の夜は、いつも通りに20:00から24:00までとなります。
ラストオーダーが23:45頃になりますので、最終入店は23:30にはお済ませ下さいませ。
今夜もお待ちしております!
メンタルに難ありでご迷惑をお掛けしました10月もいつの間にか終わろうとしております。
この所、かなり良くなってきましたが、やはり「時間ぐすり」より他に手立ては無いのですね、、。休んでもダルいし働いても辛いし、この2週間はかなりしんどかった。
自分の問題を洗い出すと、
*睡眠が取れず昼夜逆転
*ストレス過多
*体調が悪化
*メンタル崩壊
この流れが毎度の大筋なのです。仕事が終わっても眠気が来るようにコントロール出来れば良いんだけど、、、これが中々難しんいです。
なんせ仕事が終わった深夜から翌夕方まで何をしても眠れないんです。そして、仕事以外の間はなーんにもやる気がしない。ただスマホのパズルゲームをこなす肉塊となって、布団に横たわっております。
ただ眠りたい。グリナを飲んだりホットミルク飲んだり、色々試しましたがやはりダメで(睡眠薬はメンタルやられるのでもう2度と使いません)
気がつくと夕方。眠れないまま出勤時間が迫ります。
なのでこのところは遅刻しそうになる予感がすると、前夜から店に泊まるようにしています。
床にヨガマットを敷いて寝袋で寝るんですが、自分に合う蕎麦ガラの枕なんかも常備していて、中々快適なんですよ。
「職場泊」の悲壮感はなく、ハーブティーを淹れて映画を観たりしながらの、ちょっとしたキャンプみたいな感じですかね(笑)
翌朝は店を出て散歩に行き、軽く食事を摂ってから銭湯に行きます。
雨の日は映画を見たり庭の手入れしたりささっとDIYをしたりしていると、もう開店時間。そのまま働いて帰宅すると、その夜は不思議と眠れます。これは不思議なんだけど。
このまま上手く保って、あと2週間くらいかけて睡眠サイクルを立て直すのが僕の目標です。上手く戻ったら年末まで機嫌良く働かせてもらい、今年はそれで良しとしよう。
甘々の小さ過ぎる目標だけど、人生なんていつも良い時ばかりじゃないですもんね。晴れの日は耕して、雨の日は読書してゆっくり参りましょね。
***
生活サイクルが逆転どころか270度くらいズレてしまっていると、昼間の用事なんかをこなすのは一苦労です。
税理士さんの所に夕方に行く予定がある時は前日から2時間くらい昼寝をして、翌日は早くに起きて整え、みたいな微調整をして、何とか挑みます。
遅刻が怖いので早めに家を出るんだけど、目的地の錦糸町に着くのが3時間前とかなんですよ。
家にいるとまた眠気が来ちゃうのでそれを防ぐために少し散歩をしたり、それでも眠い時は公園のベンチで横になったり(浮浪者そっくり)
税理士さんとみっちり事務作業をして法人税の支払い票なんかを受け取って、都心に向かいます。
事務所を出ると辺りは真っ暗。この所日が更に短くなってきました。
仕事前にちょっと蕎麦でも食べたいな、、と見回すと都合よく古めかしい蕎麦屋がありました。両国エリアの辺りかな。
おー、僕好みの渋そうな店構えじゃないか。こういう時は迷わず入ってみます。
なんの変哲もない普通の蕎麦屋さん。良いですねぇ。少し前までは鍋焼きうどんを頼むか、その前はカレーうどんに凝った時期もありましたが、今では天ぷら蕎麦一択です。
揚げ玉を追加して、ドロドロに乳化した所を蓮華で啜ります。ああ、旨い。これなんだよな。
東京に越して25年、今では醤油で真っ黒な蕎麦つゆでないと満足出来なくなりました。逆にうどんは関西風が好みなので、必然的にこういうお江戸の蕎麦屋さんでは蕎麦を食べるんだけど、やっぱり相性なんだろうか、濃いつゆと蕎麦の風味と揚げ玉はよく合います。
大汗をかいて食べ終えてお会計を済ませにレジに向かうと、ご主人が「お兄さん、揚げ玉好きなの?旨そうに食べてたから」と。
「はい!とっても美味しかったです!」と返すと、じゃあね、はい、これ、と。
きゃー!!揚げ玉貰いましたよ!!
嬉しいなぁ。こういうのって本当に嬉しい。けど、僕が余程揚げ玉好きバレバレな食べ方をしていたのかと、急に恥ずかしくなる。
それほど恍惚としてたのか、恥ずかしいじゃないか。お釣りを断ってそそくさとお店を後にします。
東側はなんとなく江戸っぽいの空気が漂っていて、好きだなぁ。またお邪魔します。
***
食べ物関連の話が続きます。
昨日小田急デパートを通りかかりましたら松茸が値段を下げて売られていました。
アメリカ産の中くらいのが3本で3,000円、小さいのは5本で2,900円なんかで売っています。
伴侶の実家に献上の儀、これなら手が出ます、、。
手頃なのを10本バラで買って、木箱に詰めてもらいます。
カボスを追加してクール便の送料なんかも合わせて、かなり手頃な値段で伴いました。伊勢丹で誂えて貰った時みたいな竹籠がなく、木箱だったのが悔やまれるところ。
今回は小ぶりのが10本で、送料込みで8,000円。
20時間後、 伴侶のご実家から嬉々としたメッセージと共に写真が送られてきました。
前回は伊勢丹で、大きめのが同じく10本入って6,000円。
かなり値上がりした感があり、こじんまりした感は否めませんが、一応の体裁は保っております。よかった、これでまた暫くはタダ飯食わせてもらえるよ。
忘れないうちに来年のカレンダーのメモ欄に書いておきます。
「贈答用松茸 小田急 10月下旬 」
よしよし、これで安心です。
***
全然関係ない話ですが、お茶の水にあります山の上ホテル。
まだ泊まった事はおろか、入った事すらないんですよ。
レトロホテルファンとして泊まってみたいホテルの一つだったんだけど、排他的で高級そうでちょっと手が出ない感じがありました。
僕の好みはどちらかというと庶民的で汚い所が好みなので、間違っても朝食会場に美人のな女子3人組なんかが居るような所は苦手でして、こちらはそういう感じのお客さんが多いのでは、と敬遠していました。
そんな中で先日のネット記事に「長期改装 再開は未定」という記事が!
このコロナ開けの時代、何が起こるか分かりません。長期改装ったって完全に同じ形で再開されるとは限らないじゃないですか。
僕的には東京會舘や九段会館みたいにモダンにアレンジされるんではないか?と読んでおります。
いや、モダン改修が悪いとは言わないですよ。でも、全館レトロと一部レトロとは別物だと思ってます。
(NHK番組サイトより九段会館完成予想)
かつての東京ステーションホテルもパレスホテルも、今じゃピカピカになってしまいました。あの時の少しのケチ心さえなければ、、、。
(ステーションホテル 往年のロビー)
今回は二の轍を踏むまい、と山の上ホテルの予約サイトを鬼検索。しかしネット記事ってのは凄いんですね、どの日もリミットまで全部満室なんですよ。
いろんなサイトからアクセスして、結局普段使わないサイトから一部屋だけ見つかりました!
16,000円ってかなり安い、多分一番下のランクの部屋だろうけれど、何とか改装前の山の上ホテルに滑り込みセーフです。
こんな感じのお部屋みたいですね。
1月の年明け、背筋を伸ばして泊まって参ります。
とは言え、、自分の生活水準、つまり身の丈に合っていない所は、どうしてもリラックス出来ません。ましてホテルなんて寝にいく所でしょ。変なテンションになってどうすんのよ、と。
僕が心から落ち着く宿は一泊7,000円くらいのレトロでボロくて日当たりがいい小さな坪庭が見えて、愛想のいい老夫婦が会釈してくださるような、、。
そういう部屋で気兼ねなくゴロゴロしたり、風呂入ったりしてダラダラ過ごすのがし
そうなるとやはり荻窪の西郊旅館か。
身の丈、、大切ですな。
***
身の丈に合っていない続きで、次回のブログは麻布台の東京アメリカンクラブ潜入記です。
先日、盟友であるドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダ氏の伴奏をして参りました。
入館まで20分かかる受付から、まるでアメリカがそのまま引越してきたような巨大施設の一旦をキヌブログ的に切り取ってみます。
どうぞお楽しみに。
(合衆国の人が和気藹々と集う喫煙所)
今回も肝心のお店の事には全く触れませんでしたが(笑)今後ともお見捨てなく、どうぞ宜しくお願いします。
外部での演奏後にオープンとなります。
どうぞ宜しくお願いします。
]]>寝覚めましたら喉が焼けるように痛く、風邪の引き始め、咽頭炎のようです。
今週は予定が一杯に詰まってまして、今日中にどうしても治しておきたく、今日は家でじっとしております。
まことに申し訳ありません。
2週間前になりますか、、新幹線で神戸に行ってまいりました。友人が関西で結成したオーケストラの初公演を聴きに、というのがその目的です。
新幹線で新大阪へ降り、在来線で灘の辺りにある目的駅に降りるつもりが、いい歳をして景色を眺めるのに熱中して三宮まで乗り過ごす失態。慌てて大阪方面へと戻り、目的地に到着(汗)
演奏はと言いますと、それはそれは素晴らしい出来栄えでした。足を運んだ甲斐があったな、こりゃ。
灘エリアから歩いて再び三宮に戻ります。ウロウロ歩いて8キロくらいかな。この途中辺りで具合が悪くなるのですが、話が暗くなるので割愛。
何やかんやを経て、三宮へと辿り着きました。
今夜のお宿は、ここから徒歩7分にある築60年の木造のお宿。
阪神淡路大震災にも耐え抜いた、ど根性木造旅館であります。
玄関はこんな感じ。どんなレトロが僕を待つのか、、というか疲れ過ぎて早く眠りたい。
女将さんであるお婆ちゃん曰く、「震災でこの辺りの建物は殆ど半壊したけど、ここと二宮神社は無事だったの。木造だから揺れたけど、免震構造みたいになったのかしら」と。
うーん、なるほど。グニャグニャ揺れて、逆に助かったのかな。丈夫な柱が入っていたのか。謎は深まります。
お部屋へ案内していただく途中に湯殿の説明です。
こちらがお風呂です、、。24時間入れますので。と笑顔で指し示す先には、
何だこりゃ!!
僕なりの想像です。
旅館の建物がロの字形をしているのですが、その中央に坪庭がありまして、その庭を潰して真ん中に橋をかけ、建て増した湯殿へ向かうようになっているのではないか、と。
更には屋根をつけている事で、何とも奇怪な雰囲気のレトロかつスペーシーな空間に仕上がっているのではないか。
坪庭好きとしては勿体無いなと思うんだけど、木造の躯体を壊して風呂を作るより庭に建てちゃった方が安上がりなのかな、と想像します。ユニークな旅館だなぁ。
お部屋は、、こちらは正直言って期待はずれ。綺麗に壁紙が貼られて清潔そのものなんだけど、せっかくレトロを求めてやって来たのに、これじゃ建売住宅の和室と変わらないじゃないか。
それもかなり低級の、、。シュン。
まあええわ、3,800円だもの。お風呂は24時間だし、部屋なんて寝るだけだもんね。
今ツバをつけている宿泊候補はまだ4軒くらいあるし、そっちに期待しよう。
築地のとこなんて、凄いんだから。中も外も、時代劇のセットみたいだもんね。
早く泊まりたいにゃ。
***
旅先でメンタルをやられるというのは本当に困ります。強めのホームシック、街の住人ではない疎外感が自分を追い詰めます。
会社帰りの関西弁のグループが横切る時に聞こえる神戸訛りの会話にさえ、寂しさを感じる始末。関西生まれなのに遂に関西弁にまで違和感を感じる。
東京にかなり染まってしまったなぁ。
メンタル問題で食欲があまりない。僕が食欲がないってのはよっぽどの事でして、風邪でもコロナ感染中でも常にバクバク食べている自分としては余計に心細くなります。
とはいえ昨日の夜から何も食べてないので、何かしら腹に入れないと。
神戸なら神戸っぽいモダンな洋食屋さんもいいな。元町まで足を伸ばして中華街へ行こくもよし、この際奮発して神戸牛?!
、、胃袋にお伺いをしてみたものの、やはり食欲はなく。
歩いていると明石焼きのお店を発見。これなら量も少しだし、ご当地グルメでもあるし。
明石焼きなんて、今まできちんと食べた事なかった。量も半端でツマミには心細く、これを食べる人は一体どういうシチュエーションでこれを選ぶんだろ。
この日の僕にはおのメニューではありましたがね。
ふうん、、味自体は卵焼きなんですね。
少しだけ小麦粉が入っているけどほぼ卵焼きの味。出汁に漬けて食べるから尚更、だし巻き卵を食べているみたいな様子。
見た目たこ焼きなのに味はだし巻き卵っていう辺りが僕を余計に混乱させる。僕はたこ焼きがレアで柔らかいようなのを想像していたんだけど。
ならば卵焼きの形をした卵焼きを食べるか、たこ焼きの形をしたたこ焼きを食べたいところ。
モヤモヤした中で、屁理屈を反芻しながら完食。ごちそうさまでした。
***
明石焼きを食べたところで、東京に帰りたくて仕方がない。こんな歳でホームシックになるなんて意味が分からないんだけど、とにかく宿に戻って寝よう。眠って朝には東京へ戻ろうと。
お風呂を済ませ、床に入ります。モヤモヤ考えるのは一旦やめてただ眠ろう。
徹夜明けなので良く眠れそうです。
***
朝方全身が痒くて目が覚めると、、
全身ダニに刺されとる!
赤く腫れたところは形容し難い痒さで、その数20箇所以上。
ひゃー。早く帰りたいよぉ。
前回の荻窪、建物はボロかったけど布団は最上級に清潔でしたが、全ての宿がそうとは限らない、、。レトロ宿探訪、安くて楽しいだけじゃない。思わぬ刺客に出会いました。
うむむ。それでも諦めないけどね。
朝8時に宿をチェックアウトし、ボリボリ掻きながら歩いて新神戸の駅を目指しました。
東京に戻り自宅で20時間ほど眠りまして、その後3日もお休みを頂きまして、お店も復活となりました。
神戸のことを思い出すと胸がチクっと痛みますが、悪いのは自分とダニなんですよ。
メンタル弱ってる時が旅先だと、その街を嫌いになる事がままありますが、そんなの良くないですよ。
嫌いにならないよう、またの機会にお邪魔してリベンジしよう。
またそのうちに。神戸。
またしても遅くなりました。今月は少し変則的となります。
(珍しく)あまり細かくは書きたくないのですが、この所メンタルが宜しくないのですね。鬱は持ってますが、今回のはそれとも少し違うような、、。何なんでしょうかねぇ。
昨日から用事で神戸におりましたが、余りにもザワザワするので切り上げて東京へ帰ってきました。旅行を切り上げるなんてのは我ながら珍しいです。
明日からしばしお休みを頂戴しまして、体が「そろそろ働かせろ!」と叫び出すまで寝かせてみようと思います。
9日あれば間に合うと思いますし、その間にもブログにはゴシャゴシャ書くつもりでおります(生存確認)
すぐ戻りますので、どうぞ宜しくお願いします。
シンスケ
先週の北海道からブログ更新出来ていませんでした。続きを書こうと思っていたら、あっという間に10月になってしまいました。
札幌、楽しかったな、、。食べたかったものはウニ丼以外は全部食べられたし。
そう、ウニ丼だけが食べられなかった。
ラストチャンスに帰りの新千歳空港でウニ丼を食べようと思ったら、6,480円もするの。
折り詰めスタイルでこの値段じゃ流石に手が出ません。断念して帰ってきました。
また次に行った時の楽しみに取っておけばいいさ。
***
札幌から東京に戻ったのが火曜で、そのまま日曜日まで連勤だったのですが、前の週から数えると13連勤くらいになってしまいました。
週休2日に体が慣れた今、これは思いの外キツかった。熱は出るわで(休まなかったよ)仕事以外の時間はずっと部屋で寝てましたもの。
今となっては信じられないんだけど、30代中盤くらいまでの年末12月なんかは30日通しで働いたりしてましたよ。
文字通り餅代を稼ぎたかったのですが、毎回、20日目辺りで決まって熱が上がる。あんな事、今はもう出来ないだろうな。
連続使用すると熱で止まっちゃう、、、古いジューサーみたいです。って僕にしかわからない喩えですが。
あ、これこれ。実家にあったナショナルのやつ。連続使用すると安全装置が働いて、止まっちゃうんです。
でも、定期的に休ませて熱くならないように気にしながら使うと、しっかり動いてくれます。
全く僕と同じじゃないか。
***
そういえば2ヶ月前に北海道は江別から送っていただいた大量のとうもろこし。
12本くらいあったかな、身を外して冷凍しておきました。
業務用ミキサーですり潰して、ポタージュスープにしちゃいました。脱脂粉乳と固形コンソメで濃いめの味に仕上がっております。
これを再冷凍しまして、適宜取り出してコンソメスープで割って食します。とにかく何度もすり潰して、滑らかに仕上げたのが僕の好みです。
今使ってるミキサーは業務用のスムージー用の強力なやつ。昔にお店用に買ったのを自宅で使っていますが、アクリル風防付きでメチャクチャ強力です。
実家の古いのとは大違いの、連続運転時のトルクの強力さ。
今どき家電なんて安くて良いものがたくさん出ているけど、モーターに負担がかかる系の家電だけは高いのを買わないと損!というのが僕の教訓です。
今まで沢山の安物を買っては粗大ゴミに出しましたが、このスムージーマシンは10年以上使ってもまだビクともしない。
スムージーはもちろん海老のビスクにビシソワーズ、玉ねぎのドレッシングから欧風カレーまで、なんでも一瞬でピューレ状にしてくれます。
***
少し前にもここに書いた西荻窪の割烹料理店。
ボロ旅館に泊まった夜の晩御飯を探している時に見つけ、フラリと入ってみたんですが、4,500円のコース料理に夢中になりました。
清く正しく美しい正統派の和食が高コスパにて頂けます。
あれから既に5回ほど行っておりまして、、という事はほぼ週に一度(笑)
一昨日もお邪魔致しましたら、メニューがすっかり秋の装いに変わっておりまして、コースの料理も鴨やら栗に芋、秋刀魚のメニューに変わっておりました。
そうか、、。僕は今まで割烹料理店なんて通った事なかったけど、こうやって季節が巡る中で「去年のアレ、今年も楽しみにしてましたよ」なんて会話になるんだなと。 ははーん、これが大人の楽しみってやつですか。
一昨日頂いた4,500円のコースはこんな感じです。
本鮪 ヒラメ 鯛 ハタ
栗の饅頭 蟹と柚子の餡掛け
穴子 紫芋の天麩羅
鴨鍋 京黒七味
秋刀魚飯
五品が出てくるので均等割だと一品あたり900円。どう考えてもお安いですよ、参ります。
まだお腹に余裕があったのでメニューを見てみるとですね、松茸の土瓶蒸しがあるじゃないですか。
お値段3,000円。
新千歳空港のウニ丼がこの倍以上だったから、、アレを諦めた代わりにここで松茸を食べてみよう、と心に決めます。
年中言い訳を見つけては食い意地を張って生きておりますが、それにしたって安いではないか。
人生初の土瓶蒸し、到着です。
誰がキノコを急須に入れて食べようなんて考えたのか知らないけれど、確かによく出来ています。
先ずは出汁をですね、猪口に注いで頂く。
うん、こりゃ凄い。いつもの濃い出汁に松茸の香りが加わるとこうも変わるのか。それ以他にもいろんな香りが混ざって、奥行きのある味がします。
永谷園のアレとは大違い、、(´-`).。oO(
下品ですが中身をチェックしてみる。傘の開いていない上品な松茸が7枚と、、
大きなアワビが2個入ってる!!
栗やら海老も出てきまして、土瓶の中は秋祭りの様相です。
コース4,500円に対して3,000円の土瓶蒸し。比較すると決して安くはないけれど、これだけ入ってたら納得です。
いや、相当安いのではないだろうか。
巡る季節を待ち、旬の食材を愛でる。
オッサンにならないと分からない事は世の中に沢山あります。から人生は面白い。
こういう安定した料理屋さんを見つけて定期的に通える悦び。ウチもモヒートだけではなく本業のカクテルも、キチンと頑張らないとですね。
秋らしいカクテルを研究してみようっと。
北海道は人生で2度目、7年振りの訪問となります。ずっと行きたかったのですが中々チャンスに恵まれず。
前回の1度目は小樽と余市と札幌とを行ったり来たりで(NHK朝ドラ「マッさん」の影響)バタバタでしたが、あの時も秋だったな。
今回はお仕事を頂きまして、いざ東京より飛んで参りました!
***
新千歳空港から電車に乗り換え、うとうとして目が覚めると地平線。
これにはビックリ!!
東京のどこにもこんな景色はないですからね。かなり新鮮ですよね。
札幌駅から地下鉄にて中島公園へ。公園に隣接したこちらが今回のお宿。いやいや、レトロで好きな感じですよ。
聞けば札幌では札幌グランドホテルと札幌パークホテルが、格式の高い二大ホテルなんだとか。
高度成長期辺りから、札幌グランドホテルと札幌パークホテルの2軒が行幸啓(両陛下の訪問)を目指して競っていたという話でした。
僕の好みのホテルはですね、例えば80過ぎの良家のお婆さまなんかが「私のお式は⚪︎⚪︎ホテルでね、それはもう立派だったのよ」なんて回想しそうな格式のある(がしかし今は少し元気のない)そんなしなんです。説明するのが難しいんですけど。
しかし今では2軒ともがフジサンケイグループの傘下だそうで、、。競ってこそ華なのにつまんないな。
そんなパークホテルの眺めは抜群でして、隣接する公園の池もよく見えます。
実は頂いたお仕事、この公園内にあります重要文化財での演奏です。豊平館という施設でして、こんな可愛らしい洋館なのです。
予想通り、明治天皇の御休所として建てられた施設であります。
北海道含む地方のインフラ整備は天皇の行啓やオリンピック開催に後押しされて発展するケースが多いですが、さっきのホテルもこの施設も、その最たる例ですね。
中も凄いですよ。
大広間に素晴らしいピアノがありまして、それもヴィルヘルムケンプのサイン入り。ケンプは恐らくキヌギヌで最も再生回数の多い「ゴルトベルグ変奏曲」を演奏した方で、僕の心の拠り所の演奏家の1人でもあります。
勝手に結びつけ、浅からぬご縁を感じております。
それにしてもよく鳴るピアノです。鳴りすぎて困る位なので左ペダルを効かせながら、坂道発進の要領で音量を見極めます。
なんせ高い天井に加えて漆喰の壁で余計に鳴ってしまい、これ自体が一つの楽器のようです。
これが不思議なことに、お客さんが入りますと残響かピタリと止みました、丁度良くなります。ホント不思議なんだけど。
機材待ちの間は撮影大会です(笑)
素晴らしいヴォーカルとチェロの三重奏の演奏は無事に終わりました。
異国情緒があって、しかし温かくて落ち着く、、まるで宮沢賢治の絵本の挿絵のような一夜でした。
終了後には二次会まで用意して下さっていて、、。運営の皆さんが集まってお待ち下さったのですが、これがまた不思議な空間なんですよ。
バラの蔦の絡まる煉瓦造りの蔵の中にはグランドピアノが二台ブチ込まれていまして、、。なんなんだ、このレストランは。
(食べログより拝借致しました)
ここでも弾く、飲む、弾くです。ピアノがあるということは「弾け」という事ですから、まさか拒んだりしません(笑)
↓この中央の女性、あっちゃんが今回の呼んでくださった方。キヌギヌはある方に名前を付けて貰ったのですが、その方が名付けたもう一軒の店でありまして(着物のギャラリー)僕らは姉妹店となる訳ですが、今回はその20周年のパーティーでした。
あっちゃん、この度はおめでとうございます!
キヌギヌは今年18年を迎えたばかり。一年半先輩の彼女のようにウチも無事に20年を迎えられますよう。
午前2時近くまで話して飲んでやっていましたが、さすがに電池切れ。この丸2日眠っていなかったので、頭の中で高速で妄想が見えてきました。
ヤバいと感じ、折を見て退出。
***
泥のように14時間ほど眠った後は、札幌の中心地にある大通り公園で開催中のオータムフェスタへ。
この恐ろしく広い公園殆どを使って食べ物マーケットをやっているんですがね、僕みたいな食欲過多の観光客にとっては堪らない、フードイベント。
居ながらにしてウニにいくらに北寄貝、蟹に海老に牛肉にマトンにコーンにじゃがいも、パンにカレー、ラーメン、その数300軒!
ギャー!!早く食いたい!!と思わず小走りになる。
焼きウニに
カニの甲羅焼き
貝三種串焼きとサッポロビール
その為にもツブ貝やら沢山食べましたが、、、ま、屋台の露店のアレと同じ味ですわな。作り置きして時間の過ぎた感じを全体に感じましたが、そんなもんすよ。
しかし会場のどこにもゴミが落ちていないんですよ、凄い事だと思うんですかね。札幌の方は民度が高いのんでしょうね、、。
***
腹ごなしにいつものお散歩。大通りの一本北を歩いていますと、あれ、何だか見たことのあるような建物が、、
これが時計台なの?!
はーん、これなクラーク博士のやつ、、。初めて見ましたが、こんなにコンパクトなんですね。
それでも当時の街並みの中では相当背が高かった筈。
クラーク博士の教えに大志を抱いた北の若者は新渡戸稲造に内村鑑三、、と、枚挙にいとまがありません。
思いがけず目にすることが出来ました。
***
ホテルの部屋に戻ると、窓から素晴らしい夕日です。
東京住まいってのは便利なようで、沢山のものを失っていると思うのですが何ね、その一つが夕日や朝日だったりなのだと思います。
ビルが高過ぎて夕日なんてまともに見えないんですよ。スカイラインが相当見切れているので見える空が狭いんですね。
タワマンでもすまない限り、夕日なんで見えないですよ。
台風来ないし、梅雨ないし、ゴキブリ殆どいないし(-5℃で死滅)街に緑は多いし、ゴミ落ちてないし、ちょっと惹かれるなぁ、札幌。
***
てなことを想いつつ、ホテルを後にします。
散々食べ散らかしたのに、これから更にジンギスカンを食らいますよ。北海道に来たなら何よりジンギスカン。
実家で母が毛嫌いしていたせいで一度も食べた事がなく、7年前まで食べてはいけないモノの一つだと思い込んでいました。
その7年前、前回の北海道訪問時に、偶然生ラムの店にご招待頂いたんですよ。まさか大の苦手だとも言えずに一口食べたら、目から鱗がポロリですよ。
それ以来、大の生ラム好きに変わってしまいました。今では1人で夜中に歌舞伎町に向かい、7人前くらい食べちゃう始末です。あんなに嫌いだったのに。
今日は共演したチェリスト某氏のお勧め、一軒家のジンギスカン屋さんです。
ジンギスカンといえばあのカブトみたいな網なんだろうけど、ここは普通の網。ちゃんとした七輪ってのが泣かせますよ。
網焼きなんて初めてなんだけど、どうだろうか。
生ラム来ましたが、こりゃ旨そうですよ。
はい、網焼き最高です!!
唐辛子タップリのタレをご飯にかけまして、、。ああ、これなんですよ。
北海道さん、こんばんは。お邪魔してますよぉ。
ご飯でキチンと締まったところでジンギスカンの宴はお開き。ホテルに帰り、また眠るとします。
食っては眠り、眠っては食うを繰り返し。そう、明日は早起きして朝からウニ丼を食べないといけないのです。
その後は昼過ぎの便で東京に戻りまして、火曜日月一度の特別営業となります。
何かお土産買って帰りますので、どうぞお楽しみに。
札幌にてピアノのお仕事がありまして、今夜日曜日は休業させて頂きます。
どうぞ宜しくお願いします。
僕の誕生日の翌日が伴侶の祖母(故人)の誕生日なんですが、毎年そのタイミングで伴侶の家に松茸を持参する、というのが恒例の行事となっております。
贈答用の高いのを贈るほどの身上ではないんだけど、ここはひとつ伊勢丹辺りで籠に詰めたのを誂えて持って行き、格好くらいはつけたいところ。
そこで編み出したのが、安くなった頃合いに伊勢丹に行ってアメリカ産パックを3つくらい見繕い、竹籠に盛り合わせてもらう作戦。
売り場で一番優しそうな妙齢の女性に近づき、「この安いやつ3パックを、、、竹籠に詰めて下さい、、カボス15個くらいも」と頼むだけです。必要なのは少しの勇気だけ。
松茸の下にはカボス層があり、ズシリと重い。
うははは。
写真は10年前くらいだったかな、、。手元の手帳には6,000円切るくらいだったと書いてます。
この見栄えで6,000円!
きちんと、百貨店的な包装紙で包んでいただいています。これがまた泣かせるねぇ。
この風格!重量感!(カボス)
もし事情を知らなかったら3〜4万はするんじゃないの?と思ってしまうのでは。
奥さん!今時、伊勢丹で6,000円のギフトって一体何が買えますか?ちょっとした魚の西京漬けですら4,500円とかするのです。
虎屋の夜の梅でも一本3,000円、、。ならば松茸の籠詰めを贈りたい。
我ながら「詰め直しの百貨店松茸」のアイデアは秀逸だったのです。貰った側の反応を考えると、これ以上のコスパの良さは他の比較にならない。
***
松茸プレゼント、恒例とは言いつつもコロナなんかのせいにしてここ数年は中断していたんですね。
昨今の物価上昇に加えて「今年は松茸が不作」ニュースを目にしたので、かなりビビっていました。ま、アメリカ産なら関係ないだろ、と、たかを括っていました。
しかし余りに高いんじゃ安心ならないと、今年は少しランクを落として京王百貨店へと向かいました。過去にも京王でも同じ手口で詰めて貰いましたが、こちらはこちらで伊勢丹よりも豪華な仕上がりになるんですよ。
庶民の味方、京王のデパ地下大好き!
意気揚々と野菜売り場へ向かいましたが。
あれ?!これだけ?
しかも中国産のが5本で8,000円もする!!
10年前は10本で6,000円だったのに、、今じゃ10本で16,000円だから、、
倍以上も値上がりしてんじゃんかよ!
こりゃ無理ですわ。諦めてパオパオで自分用シュウマイ買ってさっさと帰ろっと。
メチャクチャ美味しい海老シュウマイを16個詰めて貰っても2,000円しない。やっぱ肉加工品は値段が安定してるよなぁ。
うーん、松茸。まだ時期が早いからなのか。
10年前の写真の日付は買った日が9/25とありました。あと4日でそこまで値下がりするとは思えないし、、。自分で籠買って詰めようか。
メルカリなんかを見ると6本で8,880円が最安値。これでもまだ高いし、メルカリでナマ物は買いたくないよね。
そうなると、、山へ摂りに行くか。
長野県に松茸狩りのサイトがありましたが、参加条件は
参加費3,000円
一組2名以上にてご予約受付
所定の料亭にてお一人11,000円の食事を注文の上
松茸収穫はお1人一本まで
2本目からは国産の時価でお買取願います
なんだこれ?!買ったほうが安いだろ。
ならば、安くなるまで待とう。世知辛い世の中になりましたね
久々の胸クソ記事。これ、被害者の言い分が本当なら相当ヤバいですよね、、、。
以下引用
***
9月9日の土曜日。東京・銀座は歩行者天国となり、外国人観光客で賑わっていた。百貨店「銀座三越」のレストラン街でも順番待ちの列ができていたが、天ぷらの老舗「銀座 天一 銀座三越レストラン店」は閉店したままだった。
その理由は、漂白剤が入った水を客に提供して食中毒を起こし、中央区の保健所が、9月8日から4日間の営業停止処分を科したためだ。 天一は1930(昭和5)年に創業。作家の武者小路実篤ら白樺派がサロンとして愛用するなど、国内外の文化人、そして政財界の重鎮が御用達とした名門だ。現在は銀座本店をはじめとして、帝国ホテルなどにも出店、全国で29店舗を運営している。ランチのコースが1万円を超える高級店だ。
食中毒が起きたのは8月31日の夕方のことだった。経営コンサルタントの男性が、席を予約した上で、午後6時ごろに夫婦で訪れた。
2人はカウンター席に案内され、まず男性の妻が、喉が渇いていたため氷なしの水を所望した。水は届かないまま、夫婦は料理を注文して、さらに飲み物を注文した後、ドリンクメニューを持って厨房へ戻ろうとする中年の女性店員に、妻が再度、「お水が先ですよ、お願いします」と声をかけた。
この女性店員が水1杯とウーロン茶2杯を持って来て、妻が水を一気に飲んだが、この水に漂白剤が入っていたのだ。夫婦を怒らせたのは、天一側の対応だった。「水を飲んだ妻がすぐに異臭に気づいて、カウンターの中の料理人(男性店長)に『これ、おかしいです!』と叫んだのに、何も反応しませんでした。妻が振り向くと、水を持ってきた女性店員がいたため、女性店員にも再度『おかしいです』と言ったのに、女性店員も反応しなかったのです。
そして、妻が改めてコップの水の臭いをかぐと、明らかな刺激臭がしました。私にそれを伝えているとき、女性店員が、あろうことか無言でコップを持ち去り、厨房へ向かったのです」(経営コンサルタントの男性)
妻は、喉の痛みを感じ始めていたが、コップを持って行かれればコトがうやむやにされてしまうと思い、女性店員を追いかけて厨房に行った。すると女性店員は、厨房入口の洗い場でコップの水を捨てようとしていたため、妻がコップを奪い返し、カウンターに戻って来た。 妻に促されて男性もコップの臭いをかぐと、強烈な塩酸のような臭いがした。
妻は、対処しない店員を横にして携帯電話で110番通報したが、ノドの痛みが激しくなったため夫に携帯電話を預け、指を口に突っ込んで吐こうとした。「その時、別の女性店員が来て、『ここでやると迷惑なので、トイレに移ってください』と言ったのです。妻はそれどころではありませんでした。また、このやり取りを見ていたカウンターの料理人も、さも迷惑そうな顔で見ていたのです」(コンサルタントの男性)
男性が電話で事情を説明し、築地警察署の警官が急行すると聞いて電話を切ると、妻のノドの痛みはさらに増し、カウンターにうつ伏せになって苦しむようになった。ここでようやく天一側も事態を認識して、テーブルポットの水をコップに入れて来て、ノドをすすぐように促し始めたのである。
しかし、コンサルタントの男性の怒りはさらに増した。「私が、『この水はどこの水を注いだのか?』と男性店員に聞くと、『このテーブルポットの水を注ぎました』と答えましたが、テーブルポットには氷が入っていて水は冷たく、無臭。妻が飲んだのは常温の水で、明らかに嘘でした」
憤慨した男性が立ち上がって厨房に向かうと、洗い場の脇にステンレス製のピッチャーが置かれ、フタを開けて臭うと強烈な刺激臭がした。男性を追って来た女性店員を問い詰めると、このピッチャーの水を入れたことを認めたという。
こうして、男性にとっては天一側の“証拠隠滅”の行為を追及した後、カウンターへ戻ると、妻は「喉が焼けるように痛い」と言って、氷入りの水を飲んでは吐くを繰り返していた……。 漂白剤入りの水を出した原因は、女性店員が容器を間違えたことだ。
天一銀座三越店では、ステンレス製ピッチャーに天つゆを入れており、洗浄する際には、業務用漂白剤を水で薄めて漂白していた。女性店員は、飲料水が入ったテーブルポットと、無造作に置かれた漂白中のピッチャーを取り間違え、漂白剤の入った水をコップに注いでしまったという。「しかし、ステンレス製ピッチャーは全面がステンレス製で、1.79リットル入り。テーブルポットは、胴部はステンレス製ですが、上部と取っ手が黒のプラスチックで、0・5リットル入り。この2つは、形状も大きさも明らかに異なるので、おいそれと間違えるとは思えないのです」(男性)
午後6時45分ごろ、築地警察署の警官4、5人が到着した。天一側が呼んだ救急車が到着したのは、1時間近く過ぎた午後7時20分ごろだった。
妻は東京医科歯科大学病院に搬送された。救急医の所見によれば、「漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムの誤飲による急性中毒であり、腐食性食道炎や食道穿孔の危険があり、集中治療のうえ、経過観察のために3日〜5日の入院を要する」とのことだった。
しかし、その後の天一の対応は、男性をさらに呆れさせるものだった。「これほどの重過失を起こしたのに、天一は翌日も営業していました。『営業は構わない』と警察に言われたとのことですが、中央区の保健所に報告したのは、3日後の9月3日だったのです。私たちは天一の対応を許すことはできず、築地警察署に業務上重過失傷害等で被害届を出しました」(コンサルタントの男性)
天一に、容器を取り違えた原因、店員の言動などについての認識を聞くと、運営会社である株式会社天一の矢吹友一社長が、こう回答した。「このたびは大変申し訳ありませんでした。今後、体調を崩されたお客様のご回復と心のケアを第一に、誠心誠意尽力してまいります。
飲料水は、テーブルポットのほかに、ステンレスピッチャーにも入れていました。天つゆを入れているステンレスピッチャーと飲料水を入れているステンレスピッチャーの大きさは異なりますが、形状が似ているために取り違えてしまいました。現在、飲料水はテーブルポットを専用として、置き場所を固定するなど、再発防止のための改善を実施しました。
また、店員の言動等につきましては、警察の捜査に全面協力しているところで、回答は差し控えさせてください。銀座三越店は保健所の許可を得て、9月13日11時から営業を再開しました」 天一のホームページでは、《このひと時を楽しむお客様と、もてなす側の心のハーモニー》と、ホスピタリティの高さを強調しているが、今回生じた不協和音は、容易に治まりそうにない。
取材/文・坂田拓也
***
僕もバイトを含む10軒以上の飲食店で働いた経験がありますが、過去のどの店も「常温のお水を入れたポット」は存在しないんです。
常温のお水を頼まれる方は多くなく(薬を飲まれる方くらい)ポットに入れた常温の水は痛みやすく、メリットが薄い。
そんな訳で浄水器からガラスに汲む方が遥かに楽なので、どの店もそういうふうに対応していました。
そして、この天麩羅店のお冷のポットは複数あったといい、小型のお冷用と、三倍大きな大きなステンレス製の2種類。
「お水が先ね」と釘を刺した女性客をカッとなった店員が懲らしめようとしたのか、、それともただ間違ったのか。
書いてて胃が痛くなってきました、、。
業務用の塩素系漂白剤は市販のより濃度も高いんですよね。独特な大きなボトルに入っており、ダスターなんか繊維が溶けちゃうので希釈に気をつけて使うようにね、 とよく注意されました。
だいたい営業中にポットを漂白するのが信じられない。もしかしたら誰かがが間違って飲んじゃう可能性もあるし、^_^違っても見える所になんて置かない。
同業者ならではの視点からすると、???だらけなニュースです。同時に親近感あるジャンルだけにモヤモヤします。
船場吉兆の使い回しとか、回転寿司のペロペロ事件なんかと比較にならないレベルの、世にも恐ろしいニュース。
真相は女性従業員のみぞ知る、ですが、板前さんの対応だけでも相当ヤバいですよね。
プライドが膨らみきって傲慢になった、最たる例であります。
続報が気になる所です、、。
ちなみにウチではこんな事絶対にありませんので、安心してください。
、、なぜなら僕はかなり喉が渇く体質なので店ではあたり構わず水分を取りまくっていまして、漂白剤なぞ入ってたら僕が先にやられてますから(笑)
何かを忘れていると思ったら、9月の営業予定を書いていませんでした、、。ジャニーズとか書いてる場合ではなかった(汗)
もう半分過ぎてしまいましたが、一応掲載しておきます。ごめんなさい。
2023年9月の営業日です
⭕️→定休日
○青色→誰でも入れる営業日
【営業時間】
水/木曜日 20:00〜26:00
金土/祝前 20:00〜27:00頃
日曜/祝日 20:00〜24:00
お一組4名さま迄となります。
*9/24は札幌にピアノ出張の為、お休みとさせて頂きます。
*お手数ですが、ご来店の少し前にお電話にて空席確認をお願いしております。お名前と人数をお伝え下さい。03-3358-0899
僕の携帯、LINE、Instagramメッセージ等は繋がりません。
*普段は近しい方向けのお店ですが、最終火曜日は月に一度の最終火曜日は月に一度の「どなたでも入れるDAY」です。20:00〜24:00 一組2名さま迄となります。どなた様もお気軽にお越し下さい。こちらも来店前のお電話をお願いします。
***
過ぎましたが9/13に誕生日を迎えまして、48歳になりました。
誕生日を事前に伝えると気を遣わせるだけでなく、それで儲けようとする手法が美意識に合わないので毎年予告めいたものはしませんが、それでも歳を食ったんだなぁ、という感慨は毎年変わりません。50代も目前ですもの、色々考えないといけない時期に入ってきました。
とはいえ、いつもと変わらない1日。
母親に「ありがとう」と伝えて、シンプルに終わりました。
今後も、ますます現状維持にて参りますのでどうぞ宜しくお願いします!
ジャニーズ問題、、消化不良な感が否めませんね。
僕としてはそもそもジャニ系がタイプではない上に、顔がいいだけで歌の下手なグループが実力派の歌手並列に扱かわれているのがどうにもアホ臭かったたので、申し訳ないくらい関心がありません。
その上で記者会見なんか見てますと、ホント辛いものがありますね、、。
社長は内部登用だわ、事務所の名前は変えないわ、株主はジュリーのままだわ。お粗末そのもの。
そもそもここが性加害やってたなんて世間の大常識。今更何を言うか、と噴飯モノです。
その上で僕は性的搾取を知ってて敢えて事務所を受けさせた親御さんにも罪があると感じるんですよ。
マスコミはあまり親を叩かないのは、親御さんこそ今は悲痛でいらっしゃる筈、という見えない二次被害者を忖度してるからだわな。
僕的には関連のニュースを見ていて、この親が最も気持ち悪い、という感情が先に来ますね。ああ、気持ち悪い。
これは昔で言う「金のために娘を女郎屋に売った親」と同じ事ではないんじゃないか。
親たちは昔みたいに「貧農」ではない。金銭欲の代わりに名誉欲を満たすために息子を売ったのではないか。
親がそれを全く知らなかった、なんてのは通らんですよ。
僕だって噂ではずっと昔から知ってたし、関西の端っこで芸能界にいた上沼恵美子さんだって昭和の終わりから知ってたという話だった。
ネットが普及した中で、子供を預ける先くらいは誰だって調べますよね。そんな所の合宿所へ息子を預ける親の気が知れない。
ど田舎に暮らす、純粋無垢な親御さんだったなら仕方ないかもだけど、都会に住む多くの親は、息子が有名になる事への多少のスケベ心があったんじゃないか。
息子が申し込みフォームを持ってきたら、親は「そんな所行ったらオジさんにパンツ脱がされて悪戯されるのよ!絶対やめなさい!」と言うのが本来ではないか。
あー、書いていて虫唾が走るよ。何でこんなに毛嫌いするのかと言うと、僕も長い人生で嫌な経験もありましてね、未遂にしろ嫌なものは嫌なのです。一々書きませんがお察しください(笑)
***
感情論は一旦傍へ置いておきまして、バラエティから歌番組、報道番組まで一種の寡占状態にまで持ち込んだジャニーズ事務所の天才的な手腕。
昭和中期以降の黄金時代のナベプロや、ある部分では今の吉本興業も同じ手を使ってやってきた訳だけれど、ジャニーの美少年に対する天才的な嗅覚と、メリー(姉)の他者を締め出す経営手腕には他の会社以上の所があります。そっくりそれを受け継いだジュリー。
姉弟と娘の二代にして信長、秀吉、家康のような天下統一を手にした後、敢えなく大政奉還へと至りましたが、この凋落の速さに今回の問題の大きさが見て取れます。
この歪んだ構造には関心があるので、少し本でも読んでみたい気もするけど、やはりこのシチュエーションには触れたくない。気持ち悪いよー。
、、、Twitterでこんな例えを書いている人がいました。
大出版社が漫画家の卵を集め「デビューさせてあげるからね」と言い含めて1,000人単位で性的搾取を繰り返した。
そんな会社が社長交代だけで不祥事を免れ、名前はそのままに今後も存続する、漫画の連載も続けられる。
そんな事が許されるかね。欧米なら秒殺でアウト、でしょ。
今回のマスコミは特に自分に甘いですね。今まで知っててズブズブで来たくせに、今更「性暴力は許されない」と叩き出して。
あんた達も今までグルで儲けてやってきたんじゃないか。
自民党とか日本会議とか壺のアレとか、皆似た同じ構造。集団利権の最たる例ですよ。
こんな会社、さっさと解体した方が良いですね。どこかが引き受けて、別の名前で社長も外部から入れて、再スタートしてやるべきだと僕は思います。
SONY MUSICが吸収して「ソニーズ」に解明すれば?という案が一番好きです。(笑)
どーでもいいけど、新社長のこれ、某寿司屋のポスターと少し似てません?
手前の玉子握り五貫が、まるで鉢巻をしたJrダンサーに見えてきます、、、
おしまい。
演奏なさるお客を勝手に撮影しないで!という前回のブログ。
ちょっとヒステリーが出てしまいました。すみません。
(´ω`)
細かく独自ルールを決めた所で、その場の雰囲気によっても変わってきます。
僕がその度に確認をして「この方は撮影はいいけどSNSはNGで!」だとか、「撮影自体もご遠慮下さい!」と明るく添えれば良いだけの話じゃないか。
何よりそれが分かりやすい。
撮ってもいい方ならそのまま黙っています。その辺りも僕が演奏者に確認しつつ、臨機応変に参りましょう。
そのために僕が毎日店にへばりついて立っているんですから。
スタッフさんだけでの営業日は昔から設定してないのは、日によって矛盾があるといけないから(スタッフ可哀想でしょ)
僕もまだまだ勉強が足りませんねー。気を取り直して、また次から頑張りましょう!
それでは素敵な一週間を!
お店で演奏なんかが始まるとパッと携帯を立ち上げて、知らない方に対して撮影を始める方がいますが、よく考えるとそれってどうなんだろ。
そういう方って、逆にご自分が撮られた場合OKなの?と疑問に思います。
え?撮るの?ゲイバーで?と思わないかなぁ。
演奏している→それってショータイムなんでしょ?と認識されるのなら間違いです。
まずもってお金を払ってるお客さんであり、そこへきてウチは様々な性的指向を持つ人の場所なのだし。
僕の演奏中は良いんですよ、パンダですから。
ですが、他のお客さんについてはもっとケアフルに対応して頂きたい。勝手に人に見せたりのトラブルが過去に何度かありました。
ただ、一括りに「禁止」などと乱暴に言うつもりはないんすよ。それに撮影対象を全部ごっちゃにすると話が扇状に拡がり、話がややこしくなる。
そこでまとめてみました。
*内装(接写)
*内装(広角)
*僕に対して
*知り合いに対して
*見ず知らずの人に対して
*演奏者に対して(個人で楽しむ為)
*演奏者に対して(SNSにUPしてやろ)
大雑把に分けて7種類、、。ここは分かりやすく、4つ目以下の「知らない人」の一点に限って書いた方が分かりやすいかな。見ず知らずの人を撮影、というケースはそんなにない。
ずば抜けて多いのはやはり、、演奏している人を動画撮影するケース。
演奏してる撮影ならなぜOKになるの?
撮る前に撮っていいですか?と聞くべきだし、演奏が始まって聞きづらければ僕に言って頂いてもいいですよ。僕が代わりに聞いて「あの人NGだったよ」「 UPしなければOKみたい」と耳打ちしますので、こき使ってください。
但し、常連さん同士や既に知り合いの場合はこの限りにありません。
エコ贔屓ではなくてですね、演奏者の方と既に接触を経ている、顔見知りなんかなら何の問題もないです。当たり前だけどね。
僕の目から見れば、通い始めの方に対してカメラマナーの悪さが気になってしまいます。
やはり分かりやすくまとめておかなければならない。
*内装(接写)→◎
*内装(広角)→ ◯(写り込み注意)
*僕を撮影→◯(会話中は×)
*知り合いを撮影→◯(映り込み要注意)
*見ず知らずの人に対して →×
*知人の演奏→◯
*他人の演奏→△(確認してから)
*他人の演奏無断 UP→×(アウティング)
人物のSNSへのUP全般に対しては全て要確認、で。
てな感じが、僕のゆるーいガイドラインとなります。
シンプルに、撮る前に常に声掛けし合えば良いんですよ。「撮ってもいい? 」「UPしてもいい?」それだけの事だと思います。
つまりは、それすら聞けないような相手の撮影はアウトだ、という事ですね。当たり前過ぎて、こんな事書かなきゃいけないの本当に嫌なんだけど。
若い子は何かが始まると反射的にカメラを構える傾向がありますねぇ。
世代の差異だとしても、誰だって知らない人にいきなり一眼レフを向けられたら恐怖を感じませんかね。携帯カメラだって同じじゃないかな。
相手に対して思いやりを持って、お互いに良い時間を過ごして頂ければ、と思います。
台風はもう落ち着いたんでしょうか、大した被害もなさそうだった東京地方、平和が戻って良かったです。蘭の花も含む植木も全て大丈夫でした。
という訳で土日も平常運転で参ります。宜しくお願いします。
***
先日のボロ旅館宿泊の折に、晩飯をどうしようとネットを弄っておりました。
ボロ旅館ならボロ飯屋、それも老舗の、木造の店内で人形みたいな老夫婦が営んでいるような店が良いんですよ。その方が昭和の雰囲気に浸れるじゃないですか。
がしかし、ボロ鮨屋の類を含めて一軒も見当たりません。荻窪だからきっとあるだろうと期待していたんですけど甘かったなぁ。
これが浅草や神田なら楽勝見つかるんだけどな。
仕方なく検索から「レトロ」「老舗」「ボロ」ワードを除外して再検索しますと、西荻窪の辺りに良さそうな割烹が見つかりました。
最近始められたお店らしく、元は別の割烹で勤めていらした若い方が始められたんだそうで。
新しい若い方のお店、、、レトロとは真逆だけど、この流れでさ星はチェーン店に行く気分ではないし、落ち着いた所で和食が食べたい、という訳で勇気を出して行ってみました。
荻窪東から西荻窪へ歩いて40分(笑)汗だくで到着しましたのはこちら、「熊谷」さん。
きちんと予約して参りましたが、入る時にはそれでも緊張する。割烹や鮨屋の類はどうしてこうも緊張するのか。
初めてのトンカツ屋や蕎麦屋では緊張なんてしないのに、ホント不思議です。
こちら、4,500円からコースのご用意があるとの事で、4,500円でもお造り、椀物、揚げ物、煮物、炊き込みご飯の5品が出るそう。
均等割で一品辺り900円じゃん、そりゃ安いぜ!というわけで迷わず頼んでみました。知らないお店でお任せって迷うところなんですがね。ある意味、賭けですよね。
汗だくの僕に、冷たいおしぼりをわざわざ作ってくださる気の利きよう。こういうの、チェーン店では皆無ですよ。
この5年くらい、「取り敢えずビール」ではなく、熱燗から始めます。
空きっ腹にキューッと染み渡ります。カウンター奥の銅壺で湯煎して下さった、ちゃんとした熱燗でした。
程なくお造りが来ました。4品に加えてあしらいがダイコンではなくネギと茗荷の細切りなんです。
はい、間違いない。素敵なお店に辿り着いた確信を得ました。
ただ美味い。鮮度もだし、キュッと締まってます。普段食べる安い刺身とはまるで違う。
続いてのお椀は蟹饅頭の餡掛け。
この一杯にかつお節を3掴みくらいブチ込んだような濃厚な旨味。この間食べた某デパートのなだ満さんの腕も美味かったけど、これ食べた後じゃ勝負にならないくらい、こちらの方が美味しい。
即、同じものをお替わり頼みましたもの。(単品1,400円)
お次は写真撮り忘れましたが、揚げ物としてアジフライ。ただのアジフライじゃないんですよ、これが。
上品で繊細なんだけど、同時にとても庶民的で元気なアジフライなんですよ。モノが違うんですな。
下町の工業高校に通う、飛び切りの美少女って感じです。庶民的で気取る所は皆無なんだけど、恐ろしく美しい顔立ちの。
ここに極細切りのキャベツの千切りと多めのタルタルソースが付いてきます。言わば美少女の取り巻きの友達ですわな。
キャベツはまた、まだ切られたことに気付いていないかのくらいに新鮮そのもの。
タルタルソースに至っては、アジフライとの相性の良さはもちろん、ソース自体の個性も際立ちます。何が入ってんだろうか。
フライかけるも良いし、単品で頬張るのもまた良し。
余韻に浸っているのも束の間、素晴らしいタイミングで小鍋が運ばれてきました。僕が箸を置いて2呼吸半程したところで毎度スッ、と出てくる。こちらも素晴らしい。
蓋を取りますと、なんと鴨鍋でございます。
あー、もう秋なんですねぇ。にしても大好物のこちら、嬉しすぎるじゃないか。
レアでもいけるらしいので、火が通る順番にレアからベリーヴェルダンまで食べ比べをしてみよう。
さっきの椀物よりさらに出汁が効いている。一体どうなってるんだ。出汁狂いの僕としてはこのまま飲み下さずに口に含み、うがいをしながら旅館に帰りたい(下品)それくらいの旨み。黒七味が添えられていますので、適宜、そちらを入れつつ。
うどん入れたらさぞ美味いだろうな、と思いつつも次の炊き込みご飯が僕の目の前で蒸気を上げております。そんなに畳み掛けられたら僕は、、、。
お次は金目鯛の炊き込みご飯。ここへ来て味付けは少し薄め、僕の好み過ぎて参りました。
お茶碗に2杯取れますので、大食いの僕でも足りないということはない。
流石に4,500円のコースなので赤だしなどは付きませんが(椀物お代わりしただろ)大満足ですよ。
これがですよ、頭割りの一品900円で楽しめるってどういう事なんだろう。
普段、回転寿司なんかでも5,000円くらい使う僕にすればお得でしかないのです。
そのくせ回転寿司の余韻ってのは15分くらいしかないのに対して、こちらは1週間過ぎても全部のメニューを克明に思い出せる。
そんな飯もたまには良いけれど、ご褒美という意味での食事をを自分にあげたい時にはこういうお店に来るべきではなかろうか、手を抜かず、全てがきちんと整ったこちらのようなお店に。
食後の余韻の違いこそが飲食店のクオリティを表すのではないだろうか、と僕は思います。
しかしこのコスパの良さは何故なんだろう。単品平均1500〜1600円のモノが5品も出てきて、やっていけるモノなのか。
そこで板前さんに訊いてみたんですよ。
「とにかく食材を回さないといけないのでこちらのお任せにして、安く楽しんで欲しい、度々来られる高齢者も多いので」と。
惚れたっ!これぞ企業努力ですよ。
という訳で1週間後の同じ日に、再度予約しました。お次は8,500円のコースにて2名、伴侶と参ります。
実は来週、誕生日なんですね、、。
お互いリクエストして好きなものを食べに連れて行ってもらう約束になっていまして、いつもの道楽をやめてこちらに変更しましたが、伴侶は「かに道楽でなくていいの?なさかなり安いし」と不安げな様子。(嬉しそうに見えた)
かに道楽で、人に奢ってもらえるのをいいことに、3万円近いカニを食い散らかす僕を動かしたこのお店、只者ではありません。
ゴテゴテ飾られたお店ではありませんが、それがまた良いのです。
贅沢なお出汁に溺れに、月に一度は行きたい。あの幸福感が味わえるなら1ヶ月は頑張れる。
西荻窪南口を出て少し歩いたところにあります、割烹「熊谷」さんです。
勝手に宣伝させて頂きました。すみませんが来週はさもひとつ、宜しくお願いします。
見出しにタイトルを書いてしまうと検索に引っ掛かり、妙なところにリンクを貼られてしまいますのでこのようなタイトルに。
以前も日本橋T屋百貨店の特別食堂のお給仕の方が「デパガの局の局のようなスタッフ」などと書いたら(ラジオで松任谷由美さんが言ってたんだけど)思い切り食べログに貼られ、しばらくモヤモヤしてしまいました。
勝手に貼らないでよね。
そんな訳で今日の旅館のタイトルはこちら!
西の郊外にあるからそうなんだそうです。元々は昭和の初年に本郷で宿をなさっていて、関東大震災を期に郊外だったこの地に移られた、とネットにあります。
旅館と同じ土地の中、右側にあるモダンな建物は同名のロッジング、という名で高級下宿をなさっているそうです。
ラストエンペラーの弟である愛新覚羅溥傑さんも泊まられた、というこの場所。
和田堀の辺りに奥様の実家の嵯峨侯爵邸があったので、そこに近いからお使いになったんでしょうか。嫁入り前の彼女を想いつつ、夜を過ごすモダンな旅館、、、素敵!
早速入ってみましょう。
堂々たる門構え!
(画像は明日差し替えます)
まるで、名門の料亭のようでもあります。
門を入りますと、小さなお庭に灯籠があります。2階の屋根まで届く柳の大木はすごいですよ。
玄関を入ると正面には、この時代の建物に特徴的な、赤絨毯を敷いた階段があります。
これこれ。これですよ。京都や浅草にある老舗のすき焼き屋なんかもこの手なんですよね。大好物です。
晴れの日のお出かけ先の宿、という感じがして堪りません。
階段手前の右手には応接セットと、マントルピースがあります。中央にはガスストーブがセットされていて、なるほど機能的だこと。
柔らかな物腰のご夫婦がご対応下さいまして、簡単な説明を受けます。夜11:00〜朝7:00までは外出できないとの事。
うん、存じております。その為に文庫本を二冊持ってきましたよ。
僕のお部屋は赤階段上がってすぐの右のお部屋です。菊の間というらしい。
あー、凄いですよ。良い感じにコクが出ております。只事ではない雰囲気。
部屋に入る前に堪らず全館をお散歩してみました。
どこもかしこも赤絨毯と土壁とこなれた木製建具がデザインされていて、迷路のようです。
気の弱い子供名だったらこんなところで放置されたら間違いなく泣き出しますね。とか言いつつ2周もしてしまった。
油を売っていたら日が暮れてしまうので、さっさと部屋に入って整えましょう。まだこれから部屋をチェックしたり風呂に入ったりジュース飲んだり忙しいんだから。
僕の部屋はお庭に面したささやかな和室でございます。懐かしい畳の匂いのする、とても清潔なお部屋です。
あー、やっぱり僕はレトロと言えばホテルよりも旅館派なんですよ。レトロなホテル、比較的古いと不衛生だったりして何となく腹が立つんですよ。その点レトロ旅館は相当古くても許せちゃう(個人的感想)
畳の匂いとか、木の匂いの感じなんかも好きなんだろうな。
窓から目をやると、小さな中庭があります。 は
浴衣に着替え、館内をまたウロウロとします。明るいうちにしっかり元を取らないといけません。
ひゃー、立派なガラス扉。素敵だなぁ。庭屋一如が合言葉の僕としては、叶うならばこういう中庭を囲んだ木造建築に一度は暮らしてみたい。
居間の炬燵に入って、この窓から長雨を眺めつむ晩御飯の絹さやのスジを取るような、そういう穏やかな暮らしがしたい。
どこかにないですかね、小さくて良いから木造の坪庭が付いた賃貸ボロ家、、、。
さて、廊下を過ぎてお風呂に向かいます。
お風呂は、、と。4人くらいは入れそうな大きなバスタブが、タイル張りの多分当時モノの浴室内に据え置かれています。きっとバスタブだけ新しくなさったんだろうな。
早速、1時間くらい入らせて頂きました。そして何と、一番風呂でした。
風呂上がりには、廊下の脇に瓶ジュースの自販機がありました!!
しかもサンキストだって、なんてレアなんだろう。
お金を入れると縦長のガラス扉が開放されて、自分で取り出すんですよ。若い子は知らんだろうけど。
これをですね、さっきの縁側の脇でゴクゴクとやる。最高だろ。
(´-`).。oO(京都でも同じような事したな)
部屋に戻り、真新しいシーツに身を沈める。天井は複雑に折り上げた形になっていて、木の香りがします。
ここは本当に2023年の現代の、それも地下鉄で180円の場所なんだろうか、、。信じられない。
一泊7,500円という事はですよ、4泊したとしても3万円。例えばだけど、毎月曜日に部屋を抑えて頂いてもだいたい月3万円で済む。
県外に別荘を一軒借りる家賃よりも到底安いし、そもそも交通費からして全然違う。
ちょっと節約すればそんな事できちゃうかも、、と頭の中で算盤を弾く自分がいます。
ディズニーランドがこの世で一番好きな人がいて、とにかくパークハイアットで過ごす事が好きな人もいて、そんな中で僕はボロ旅館にしか感じない(特殊な)性癖だった。たまたま安上がりだけど、共感する人も少なくて、、ただそれだけの事。
もし僕が、ディズニーのコアなファンのように年間パスポートを買ったとして、誰に迷惑がかかろうか、、?
そして妄想はまだ続くのですがね、例えば誰かにこう訊かれたとする。
「シンスケ、休みどう過ごしてるの?」
「うん、、月曜日は荻窪の旅館をね、一部屋年間で抑えてるんだ。ゆっくりしたくてね」
キャー!! カッコいい!
惚れるっ!若旦那っ!
σ(^_^;)
、、、まあ、そんな事ないと思うけど、実際には宿の方にとってもご迷惑だろうし、流石に僕も全部の月曜日は来られないだろうけれど、、そんな夢を見るだけでも楽しいのです。
えー、でも一応聞いてみようかなぁ、、。
さてと、お食事がてら西荻の辺りまで散歩してきます。荻窪の閑静なエリアを往復5キロ、何とも贅沢なコースです。
夜の看板は昼に増して怪しげであります。
まずはお知らせから。
明日の「どなたでもデー」は予定通りの20:00〜24:00までの開催となります。
かなり予約が入っておりますので混雑するやもしれませんが、クーラー効かせてお待ちしております。どうぞ宜しくお願いします!
***
暑い暑いと言っている間に、8月ももう終わりじゃないですか!!
こんな調子やとすぐに大晦日やわ、、(母親の口癖)とでも言いたくなるスピード感。
お店が暇だと呟いていた7月〜8月頭の頃と打って変わって今は大忙し。皆さん2年半振りの旅行も落ち着かれたのでしょうか。川に戻る鮭のように皆さん見事に帰って来られました。
いつまで続くか分からないけど、暇な頃を潜り抜けた忙しさは恵みの雨のように有り難みを感じています。
神様は折に触れてこういう試練をお与えになるけれど、今はこの喜びをただ味わい、調子に乗らないよう何度も反芻しております。
僕はただ、知らない人同士がいつの間にか作用し合って笑い転げてるのを見たいだけなんですよ。暇だから悲しいのはお金を底なしに稼ぎたいのではなく(必要な分あればいいよね)誰かの役に立ちたい、笑ってるところを見せて欲しい、その一点しかありません。
「3000万円あげるから即店閉めて」って言われても今なら胸を張って断れます。そのくらい賑わっているお店に立つのって楽しいんですよ。その喜びたるや、麻薬以上。
***
昨日もNYから来たカップルが「クラブに行きたい」と言い出しました。日曜日の夜の23:30ですよ、どこも静かですから難しいかな、、と伝えると残念そうにしていたんだけど。そりゃ無理難題ですよ。
そうだ!
と、思いついた。
店のオーディオからものすごい爆音でハウスミュージックを流して、店の吊り棚に仕込んだミラーボールを出し、これまた仕込みのライトを七色にランダム点滅させてクラブ仕様にシフト。その間8秒、月や星もオマケじゃ。
(写真はイメージです)
「からくり全部載せ」はいつものネタなんだけど、音楽の力って凄い。ハウス音楽ならまるでクラブのようになるし、ディキシーランドを流せば場末のサーカスに見えたり、音楽を変えればそれなりにキチンとハマるのが不思議な所です。
ハウスに合わせて踊りだすお客さん方と、半泣きで「オーマイゴッ」を連呼する旅行者たち。、、、これこれ、これなのよ。
直近のアカデミー賞受賞作品「エヴリシング エブリウェア オールアットワンス」じゃないけれど、誰かを瞬間移動させてあげたり、少しだけでも夢を叶えてあげられるとしたら、、そんな素敵な事はないです。
古典落語にも似たものを感じますね。
桂吉朝さんなんかが柔らかな上方言葉で「所変わりまして此方は春爛漫の箕面。桜並木の下を芸者衆を伴い歩いておりますと、、、」
と師匠が肩を上下して歩くパントマイムをし、下座音楽が賑やかに鳴りだすと、そこには一面の桜並木が見える。花の匂いまでするんじゃないかと思うくらい。
あのテレポーテーションが僕の店で10パターン、いや、5パターンでもできたら。毎日どんなに楽しいだろう。
神様、お願いだから僕のライフワークを奪わないで!!
そんな訳で僕の存在意義も、趣味も、殆どの物欲も承認欲求も全てはお店を中心に回っています。
またDIYしよっと。桜並木は出せないかしら、、、。
***
お店以外の物欲は本当にないんだけれど、食い意地とレトロ探訪には惜しげもなくお金を使います。
この2週間ほど忙しかったのと、海の家が終わったのに気をよくしまして少しました。
10日後くらい、少し先に届くように設定しておき、幸福の種を蒔いておきます。忘れた頃に届いて喜ぶ、ああ小市民。
まずは海産物を2種。サメの卵と卵黄から作った偽物のカラスミ、唐千寿(これが旨いのです!)を6本ほどまとめ買い。
このアイテムを教えてくれたのは周年スタッフのK氏なんだけれど、一本が660円なんです。味は本物とほとんど変わらない上に、食べる時に散財した罪悪感も感じない。
なので、疲れた時にスニッカーズのチョコバーよろしく齧り付きます。
もう一品は規格外の不揃いなホタテ貝柱。一キロ4,000円の激安なのですが、刺身もいいし小麦粉をたっぷり塗してバターソテーにしたり、少し干し貝柱にしたり。
この物価高の現在、4,000円で一体どのくらいの楽しみが得られるだろうか?
浅草〜中野坂上往復が520円、浅草のときわ食堂で刺身定食を食べたら1,480円。花やしきの入場料が1,200円、銭湯が値上げして今は520円。
もうあと300円しか残らないじゃん!!
ならば、僕は同じ金額でホタテの夢を見ます。私は貝になりたい。
そしてレトロ。
佳日の俵屋旅館の石鹸は相変わらず愛用しておりますが、時間が経つと少し欲が出てきました。
それというのはあの日、旅館にそっと備えてあった昼寝用のガーゼの掛け布団なのです。
僕の思い出は、宿で昼下がりに仮眠を取った時の石鹸の香りとガーゼ布団が一対になっていまして、今でも忘れられないんですよね。
(公式サイトより 手前のやつ)
ガーゼケットという名前だそうで、ガーゼを6枚重ねた夏冬兼用の掛け布団。まるで羽衣のような軽さで、遠い日にお母さんの胸で眠るような果てしないノスタルジーが僕を包んでくれました。
石鹸の香りは既に手に入れたけど、自宅で石鹸の香りと共に、更にあのガーゼ布団に包まれたら、。合わせ技だなんて、そうしたら僕は幸せすぎて死んでしまうかもしれない!
などと毎日考えてたんだけど、税送料込みで20,000円もする。まあ高いんですよ。ホタテが5キロ買えちゃ(しつこい)
Amazonで似たのが3,000円で売ってたりして、うーん、似たものないのかな。ここでケチってAmazonで買って、うっかり俵屋さんの夢でも見たらそれこそ後味悪いし。俵屋さんのは10年使えば一晩単価が5.47円。
よしっ、と、 思い切って買ってしまいました。こんなにどこかの宿泊施設に後々まで翻弄されるなんて自分でも驚きです。今までこんな事なかったもん。
今でも思うのですが、設備や備品がさりげなすぎて「普段使い出来るかも?」と思わせる。ちょっとの背伸びならね、という絶妙なラインなのです。
これがホテルリッツのシルクのガウンとかだと自宅じゃ浮いちゃって惨めな結果になるんだろうけどな。
いやはや、流石です。参りました。
***
レトロと言えばもう一つ。
日曜日にですね、数人の友人と共通の友人だった方のお墓参りに行ってきました。若くして逝ってしまったあの日から一年と少しが経ちました。
ドイツの高級な、それも新車を出して運転くださった方を含むお二人とはもう17年近くの付き合いになりますが、恐ろしく知的で回転早くて、少し意地悪な所のあるスマートな会話が僕の理想的なキャラクターの方でして、片道4時間はゲラゲラ笑いながらのドライブとなりました。
お墓参りと楽しいドライブも最高だったのですが、それに加えて墓所に向かう途中の荻窪の辺りで、とんでもない建築に遭遇しました!!
ギャーー!!大好物だろ!!
調べますと登録文化財の旅館だそうで、、。お電話のみの予約なのを即段取りまして、週明け月曜に一泊してまいります。素泊まりで一泊7000円。
ひゃー。素敵だこと。正しい佇まい。
荻窪はよくよく散歩していたので30回以上は歩いてるけど、ここは偶然避けていたようです。
偽物カラスミと半端な貝柱をリュックに詰めて、俵屋の石鹸とガーゼ布団を更に背負ってこの宿に泊まったらどれだけ幸せなんだろう(笑)
またいずれ、昭和レトロ探訪にて書こうと思います。
慶應高校が107年ぶりの快挙ですって。
おめでとうございます!
慶應高校が優勝ですもの、話題には事欠きません。 特にここの選手は丸坊主じゃないところが大きな話題となっております。
甲子園出場だけでもすごいのに、ましてや優勝したとなると、これは周りの高校にも普通の髪型ブームが起きるんじゃないかと。
監督が「お前、髪が伸びているだろ!」と指導しても「でも慶應高校は、、」と反論されると苦しくなる。当人だって、増してや保護者だってそう思ってんじゃないか。
この先ドミノ倒し的に普通の髪型野球部が広がる、と余計な予言をしておきます。
Twitterで「坊主頭は観客が感動する為の演出だ!」なんて投稿も沢山見ますが、それはその通りだと思います。若者が汗と涙を流して泥だらけでやっている、丸坊主だとより苦しそうに見える訳で(少年院も同様)
オッサン達はクーラーの効いた部屋で画面越しに坊主頭の高校生が闘うのを眺め、自分の青春時代を振り返り、過ぎ去った過去に胸を熱くするのです。
単なるポルノと言われても仕方がない。
しかしですよ、そんなこと分かっているんだけどね。
レイヤーカット、ツーブロック、クロップスタイル、ロン毛の選手だと、、。うーん、僕は坊主頭の方がしっくりくるんだけどなぁ。
坊主の方が、精悍さも増して格好いいじゃないですか。
涙のシーンにも似合うと思うし
僕は懐古的なタイプの人間なんで余計に、坊主頭の方が高校野球っぽいと思ってしまっているんですね。世の中の流れに反しているんで叱られそうだけど、力士は大銀杏だとか、国会議員はスーツ姿、みたいなもので。
***
「閉鎖的なアングラカルチャーに一旦光が当たると、社会に開かれるのと同時に固有の力や魅力を失う」
という論を提唱なさっているのは僕の敬愛するオタキング、岡田斗司夫センセ。
この論理はオタク文化やボーイズラブの同人カルチャーを説明されたていた時に使われていたんですが、 隠花植物のような日陰の文化において、かなり偏った奇怪な花を咲かせることは常であります。
それを誰かが見つけて拡散し、メジャー化してしまうと「こんな汚らわしい!」「教育に良くない!」という声が上がる。当事者にすれば隠れて楽しんでんのにほっとけよ、という話なのだけど、コンプライアンスがモノを言うこの世の中、そうもいかなくなったらします。
これ、この10年くらいのLGBT界隈にも当てはまるんじゃないか、と思っていますが、それは置いておいて。
拡大して考えると、高校球児の中のほんの一部にいるかも知れない「懐古的な坊主頭主義でいたい高校生」が頭を坊主にしていたい権利も奪われるんじゃないの?と憂いてる訳です。
ロバートキャパの戦場写真の中に、兵士達が戦意を高めるために全員でモホーク刈り(モヒカン)にする一枚がありますが、団結する為にそういう行動を取りたくなる心理もよく分かりますし。
かくいう僕は野球はおろか、スポーツすら、団体競技の類すらやったことないんですけどねw
なんだか中途半端なネトウヨのオッサンみたいな論になっちゃいましたが、要はですね、彼みたいな精悍なイケメンの選手が前髪を伸ばして韓流アイドル系になっちゃうのはとても困るのです。(しつこい)
こういう愛嬌のあるキャッチャーも、
こうなるかもしれない(別人写真です)
うむむ、余計なお世話なんだけど。
***
慶應の応援団が余りにも声がデカ過ぎて仙台育英が可哀想だった、という声が沢山上がっていました。確かに慶應がストライクを取る度に「おおおお!」なんて地鳴りみたいな歓声が上がり、点数取る度にカオスのようになっとりました。
あれば高校生には可哀想かなとも思いましたが、、。
でもですよ、仙台育英だって決勝まで来るのに、かなりの試合を経て勝ち抜いてますよね。
調べると、仙台育英は宮城の地方大会と甲子園の11試合を勝ち抜いて決勝に進んだとの事。全くのズブの素人扱いするには疑問があるな。
さらに重箱の角を続くような話ですが、普段甲子園で行われる阪神戦においては観客の殆どが阪神ファンなんですって(笑)
特に巨人戦だとファン比率は9:1くらいで殆どが阪神ファンだそうです。あのエリアを巨人のユニフォーム着て歩くのは治安に問題が、、。
珍しく阪神好調の今年は別として、毎度阪神ファンが客席を埋め尽くしている甲子園。
声援の論理で言えば、これほど大声援を受けている阪神が毎年優勝していてもおかしくないのでは、、、。
極論ばかり失礼しました(笑)
葉山、一色海岸のカラフルカフェでの出張ピアノ。8回の出勤が無事に終了しました!
僕の夏もこれでお終いです。
この夏のカラフルカフェにはブログをお読みの方も沢山いらして下さいまして、誠にありがとうございました。
声を掛けて下さった方も、そうでない内気な方もいらしたようですが(笑)きちんと伝わりましたよ。
そして、台風直撃の夜のホワイトパーティーも晴れのタイミングが重なり、無事に開催となりました。
僕も久々に演奏中、興奮し過ぎて頭が真っ白になるという体験をしました。(曲の中に意識が入り込み、無敵化するイメージです)
頭が真っ白ついでに強引に女性をエスコートし、ダンスに興じる始末。
海のすぐそばでですよ、仲間と酒を飲みながら、弦楽四重奏入りのJAZZバンド。
それを伴奏に踊るなんて映画のようです。
ここはシチリアの結婚式か、はたまたマルセイユの港の盛り場か。
来てくれたお客さん達も大喜びのご様子。
子供の頃の夢は音楽家になることだったけど、今思えばクラシックの演奏家になってホールでソロリサイタルして、という訳ではないんですよ。
どっちかというと、このイベントのような「映画みたいな手の込んだシチュエーション音楽」を具現化できる仕事にプレーヤーとして携わりたかったのですが、インチキ臭い道を通り抜け、遠回りはしたものの結果的にはバッチリ夢が叶ってるんじゃないか。
そう思うと悪くないなぁ、と。
本音で言えばキヌギヌ主催でもう一日くらい海でイベントしたいところですけどね。いつかそんな事出来たら楽しいでしょうね。
バンドがボートに乗って演奏しながら登場したり、馬を走らせたり花火を上げたり。
なんて終わった直後は好きな事言っておりますが、期間中の週末は大抵眠くて呆然としております(笑)
金土曜日、営業後に店に泊まり込み、睡眠不足のまま昼前に逗子に向かう。
暑い中弾きまくり、すぐとんぼ返りで新宿に戻り、、。それを8回とあ9回やる訳でして、かなりキツいモノがあります。
今年も途中、何度か心が折れそうになりながら(以下略) 、、欲を言えばビーチの近くに小さなアパートでも借りて、演奏後は泊まって過ごす、なんて出来たら最高なんだけど。
しかしそれは、今のところ不可能です。日曜夜のキヌギヌ営業が好きだし、僕の帰るところは新宿しかありません。
***
年間行事が固定化されるのって、退屈の元凶だと思っていたんですが、この歳になるとそこまで悪いもんでもない、むしろとっても良いんですよ。
春が過ぎて梅雨時は少し旅行して、夏は海の家、秋はお店の繁忙期で頑張って、冬はメジロの餌付けと蘭の温室。次の春に向けて周年パーティーの準備をして、、。
さて、残りの人生、体力も含めてあと何周出来るか。
まずは葉山のカラフルカフェの情報より。
明日日曜日の僕の出勤は12:00過ぎからとなります!
15:00からリハーサルが始まりますので客席は使えなくなりますが、砂浜から音楽は聞こえます。高波も予想されますが、お近くにお越しの際に、宜しければどう。
ホワイトドレスパーティーは予定通り行いますので、お申し込みなさった方はくれぐれも不測の天候変化を想定した上で、気をつけてお越し下さいませ。
キヌギヌのお店の方は
本日20:00〜26:00頃まで
日曜日からお休みとなります。
水曜日からは通常営業となります。こちらのお越しもどうぞお待ちしております。
恐ろしいスピードで回復しました。
本日20:00より営業しております!
日曜日お休みをしてしまい、とても悔やしいです。
土曜日の営業終了後、ベランダの大きな金魚鉢を動かした時に?!となりました。
間を空けずに痺れが始まり、腰が脈を打つ痛み。堪らず「痛い痛い痛い痛い!!!」と叫び、その場に固まります。
取り敢えずソファまで捕まり歩きをして移動、鞄からロキソニンを出し口に放り込んで横になって耐えること数時間。
気がつくと朝になっておりました。
日曜日はかなりの友人やお知り合いが葉山に来てくださるとご連絡を頂いていた中で、当日朝の「行けません」連絡。
少し無理してでも行きたいなと思うところなのですが、少し起き上がると腰が痛みます。歩こうものなら思わず悲鳴が出るわで、しかもJRの湘南新宿ラインは昼過ぎまで止まってるとのニュース。
腰の神経に金串を刺して、グリグリ掻き回されるような痛み。気合いではとても耐えられない。
結局、夕方の四時位まで店にいて続けて痛み止めを飲み、背中にはロキソニンテープを貼り、痛みが引いてきたのでタクシーを横付けして貰い、何とか帰宅しました。
家ではワニみたいに、床を這いながら過ごしています。
トイレットペーパーのストックを棚の上から取るのも大変だし、お尻を拭くのも大変です。腰ってあらゆる動きにおいて大切なんだなー、と妙に実感しつつ。
そんな訳で疲れが溜まったのか、日曜日から火曜まで一日中寝ていましたiPhoneの稼働時間。調べたら1日平均1時間も眠ってる計算に!
今も眠くて眠くて仕方がないです。寝れば腰は痛いし堂々巡りなんですが、もう少し眠って様子を見ましょう。
皆さまも腰にはくれぐれもご注意を!
昨夜の閉店後、物を動かしていたら、、やってしまいました。
今日は12:00から海の家、夜は20:00からお店でしたが、両方お休みとさせて頂きます。
あー、悔しいです。凄い気合い入ってたんだけどな、、。
今は痛くて立ち上がれず、お店の床を這いずり回っています(´・_・`)
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