本日、店内メンテナンスのため

 九時ごろにオープンします。

奥の金魚蜂の乗っている冷蔵庫が、冷えなくなりました。もう10年選手なので当たり前ですが、今日修理が入ります。

なるべく早く終わらせるつもりですが、中身を出してたり場所を作らなきゃいけないので、ちょっと時間が読めません。

今一度お電話でご確認くださいませ。



店主敬白

虫の知らせ。

 

まだ喉が痛いの。勘弁してよ・・。


どーした、サルディーニャ島!!!効かないじゃないか!

ちょっと調子に乗って薄着で寝たら、喉がパンパンに腫れて、どうにもこうにも体がだるい。ちょっと危険を感じたので月曜はお休みしました。

来て下さった方、誠に申し訳なかったです。体調管理も仕事のうちですから、しっかりしないと。なのに今も絶好調に腫れています。明日、また病院行こうっと。必ず治します!



***


で、日曜。


の営業終了後、喉も痛いし、なんだか最近毎日やたらと忙しくて疲れもピークの中、朦朧としてお店を出て自転車漕いでいたのですが、なんだか電気の消し忘れが気になる。

いつもだったら、はっきり言って電気くらい何てことないので消しになんて絶対に戻らないのです。携帯電話忘れても絶対に戻りません。また明日やればいい、って次に回してしまうのです。(もともと携帯キライだし余計にね)

でも、この日は違った。なにか虫が知らせたのかな、ってくらいに気になって、とうとう戻ったんですよ。

そうしたら、階段の三階くらいに財布が二個、落ちているの。  しかも、両方僕の・・・。   


一つは個人用で、お小遣いとかクレジットカードが入っているのと、もう一つは店用ので、お釣りが詰まったのです。月末だったのでそれぞれに結構な額が入っていたんですけど、全く無事でした。

なんとラッキーな!!ありがとう、知らせてくれた虫さん。


お店出してすぐの頃、置き引きで30万くらいやられてしまい、それ以降ものすごく用心していたんだけど、やっぱ最近は気が抜けてたのか、リュックのファスナーが全部開いていて、リュックの用をなさないくらいの姿に我ながら茫然。


リュック開いたままチャリ乗っている人をチラホラ見かけます。(僕だけ?)あれは意外と盲点かも。
みなさんも気をつけて下さいねー。


それで、今日は下着を買わなきゃ、なんて思っていたんだけど、なんとなくまたでいいやって思っていたら、辻くん(お客)が持ってきてくれました。

店のお花も買わなきゃと思いつつも明日休みだし、どーしょうかなぁ、なんてモヤモヤと思っていたらこれまた某氏が届けて下さいました。

土曜も、凄く観たい歌舞伎のチケットをなんとなく買わずにいたら、1枚だけ余ったと、売ってくれる人が現れました。



なんなんだろう・・・。


お知らせ虫がまだ留まっているようです。ともかくありがとう、虫さん。


ひょっとして、まだ傍にいてくれるのかな?


だったら明日は宝くじ買ってみます。ゲゲゲ。





治りましたっ!!!(スッキリ)

 病院に行って治らない事を告げ、さらに違う抗生物質を頂きました。

セファロスポリンという名の初めてのお薬。一応、知らないお薬はネットで調べるので、検索したところ、何と!!イタリアのサルディーニャ島の排水溝で発見された菌から出来たんですって!!

汚ねー。でもアゲです。

お薬を服用して、今か今かと効果が表れるのを待つ。待つ間にネットサーフ。
itunesでイタリアオペラにしよっと。っで、ネットサーフ開始。
そのままサルディーニャ島を検索していたら、まあ、何と美しい島。


こんな美しい島のドブの中の菌で作られた薬で、あたしゃ治るのか。なんて不思議な気分・・・。

↓サルディーニャ島  発見された菌はこの中のどっかのドブに違いない。



そうしてる間に、喉の晴れが見る見る引いてきた!!!ロンドンで淋病にかかって痛くて死にかけた時も、足の親指の爪が化膿してウミだらけになったあの時も、抗生物質は30分で僕をサルディーニャ島に連れて行ってくれたんだ・・・。

ありがとう・・・。グラッツィエ・サルディーニャ!!



そのままうとうと眠ってしまいました。
その後、ベッドに戻って今起きましたが、うん、全快です。喉も完全に元通り。


今日は元気に頑張ります!



にしてもいい天気ですね。もう夏ですね。



本日お休みいただきます。。

 まだ良くならないので、申し訳ないのですが本日休業いたします。八時回っての日記アップ、ごめんなさい。

ツバを飲み込むだけで飛び上がるような痛さでございます。健康って宝だなってつくづく感じます。

抗生物質飲んで一日寝てました。明日は絶対開けます。どうぞよろしくお願いします。




まみちゃんともっちーへの返事も明日、必ず。

喉やられました

うむむ。 


このところ一週間くらい喉が痛いので重い腰を上げてやっと耳鼻科に行ったら、「アンタ、こんなになるまで痛かったでしょ。過労だね」と。

扁桃腺って今までご縁なかったんですけど。はじめまして、どうぞひとつ、よろしく。

今までは疲れたらバンバンお休みしていたので、こういうことはなかったんですけど。この二カ月、忙しいまま突っ走ってきたので負担が喉に出たのかしら。しかし痛い。痛すぎ。



熱はないんですけど、夜になると更に死ぬほど痛いです。今も朝の六時半ですけど、うなされて起きました。

お昼にまた病院いきます。ちょっと悔しいけどお店休むかも、です。その時はまたお知らせしますので。

もうちょい様子見ます。つらいー。


関係ないけど、耳鼻科にあるお薬の入った小瓶の乗った可動式のスタンド、凄く気になります。なんかアイディアになりそう。

あした、どこで売ってるのか聞いてみよっと。




もうちょっと寝ます。


不定期連載〜開店日記その2

その2です。

まず、天井を一気に抜きました。こういうのは人生であんまり何度も経験するものではないと思うのですが、僕は2回も抜く機会に恵まれてしまいました.

真ん中に穴をあけてL字型の工具を突っ込んで思い切り引き抜きますと、バリバリっといきます。口で説明するのが難しいのだけれど、何とも言えない爽快感があります。

抜いたらひたすらお掃除。細かいゴミが大量に出ますので、掃除機かけまくりです。電線、ガス管なんかが出てきました。お、キレイキレイ。このまま使えそう。





キッチンの撤去。もう、無理やり外します。外れないのはグラインダでカット。おっと、水道管だけは慎重に、です。

水道はこの後、壁の右側に沿って延長して新たに置いたシンクと連結させて、上部に湯沸かし器もつないで、しかも排水も延長して元の場所に戻す、という大工事を控えていました。

女性器を男性器に作り替えるような途方もない計画に、僕は当初、「このまんまでいいじゃん?」と諦め気味だったのですが、保健所の許認可がシンク2個でないと通らないというお役所の世知辛い通達を知って、あっさり断念。二個の根拠がいまだにわからない。

ちなみに、写真の二人は京都時代の友人。週休1日の一カ月拘束で契約して、工事を頼みました。絵描きとグラフィックデザイナーという本業を持つ、やたらイケメンで多彩な友人です。

なんだか彼らとは短い青春を過ごした旅の仲間のような気分です。僕のめちゃくちゃな理想をきちんと形にしてくれ、さらに開業後もたくさんの機能が追加できるように、店のあらゆるポイントにコンセントの差し込み口や、ケーブルのホルダー、フックなどいろいろなものを造作してくれました。

あとで知った時には涙が出ました。なんて素敵なお土産なんでしょうかね。職人ならではの粋な心配りを感じました、畜生。

しかし、彼らは毎晩よく食ってよく飲みました。他で節約しても、そっちで完全に予算オーバーでした。

ザ・職人。








要らないものがなくなったら、次は塗装です。

色も作りました。オフホワイトのマットと光沢のを7:3だったかに混ぜて、そこにベージュを混ぜます。
こうすると売っているのにはない、光沢とマットな間で、しかもくすんだ色になります。それをひたすら4回は塗り重ねました。






不思議なもので、白に塗ると明るくなるのと同時に、急にお店っぽくなります。もう、それだけでうれしくて、二人が帰った後も缶ビール飲みながら、ここに何を置くとか、ああだこうだやっていました。図面もプランもなにもないまま工事したのですから、考えなくちゃいけないのはあたりまえなんだけれど。

その場の話し合いと、機材のサイズによってモノの配置が毎日変わります。今考えると安直だったけど、よく完成したなと。世の中全ては結果オーライです。


そう、この頃が一番楽しいのです。気分はおままごとを始めた少女のような。

「はい、ここがカウンターですよー!   ちょっとお客さん、起きて。飲み過ぎですよぉ、しっかりしてよもう。そんなんじゃモテないからね!」



空っぽの店で朝までそんなことばっかやってました。(今は毎日やってんのに、トホホ・・・。)



てなわけで、次回はピアノ搬入編です。先にクレーン車で搬入、カウンターを造作してから、そこにスッポリはめ込むというなんとも乱暴な作戦でございます。


***


結構読んでくださってる人が多いのにびっくりです。コメントは0の大行進なんだけれど、毎日200カウントくらい回っています。密かに、開店日記まとめてアップしてよ、みたいなせっかちなご意見も頂きますが、ここはひとつ、のんびりと。


開店日記が20号くらいで終わりそうなので、その次は僕が今までに見た、ユニーク(変態)な大人たちを日々の日記の合間に連載します。



おたのしみに。


鎌倉にて

 昨日は僕の伴侶のご実家にお邪魔しました。しつこくお邪魔し続けてはや7年。


もう、行くといつも僕の好きなものが用意されています。有り難いというか、過剰に大喜びする僕が図々しいのか。

ここんちが強烈な、まるで理想を絵にしたようなご一家。

鎌倉の材木座海岸から少し入ったところにある大きな屋敷で、200坪はあります。

お庭には梅や桜や、紅葉やら色んな植物が鬱蒼と茂って、井戸もあります。まるでトトロの家みたい。
春は桜の下でお花見、そのあとは梅の実をもいで梅酒と梅干作り、秋には隣の森から栗が落っこってきたので栗ご飯。冬は雪だるま作ったり、たき火したり、まあそんな家です。(リビングには暖炉があったりする)

昨日頂いた蕗の佃煮や、サラダのパセリやレモンも庭から収穫します。あわわ。

昨日はハンモックでお昼寝していると、ウグイスとヒバリが鳴いている中で、横のブランコにリスが木のぼりしていました。あわわわ。


木漏れ日の中で、風のようにゆらゆら揺れる。

もー、新宿に帰りたくないよ。ネオン嫌い。






僕はこのささやかなお庭が世界一大好きです。この世の全ての幸せが凝縮されたような空間。


まだ太陽が柔らかな、五月の二週目の晴れ間の正午前。うーん、結婚式の挨拶でなくても、「本日はお日柄もよく」って言っちゃうな、こりゃ。

縁側に面した部屋にピアノがあるのですが、また焦げ茶の素敵なピアノなんですよ。

これで古いワルツを弾くと、子供のかけ足とはしゃぐ声が聞こえてきます。そう、長女3歳、二女0歳。また、これが絵本の挿絵みたく可愛いの!ピアノに合わせて踊り出す娘っ子。

とすると、お肉がやける匂いがしてきました。

(おお、今日はバーべキューかっ!)

焼くのはお父様、勝新太郎似のロマンスグレー。タイミングよく、黒木瞳似のお母さんが、よく冷えたシャンパンをテラスに運びます。奴と姉貴の旦那さん(元ラガーマン)は庭でフリスビー。


続々と兄弟にお祖母ちゃん、ひ孫たちもテラスに揃う。笑い声に合わせて日差しが強くなってきた。

旨そうな肉に添えられた自家製のお野菜と、古い琺瑯引きのオレンジ色の器に盛られた、これまた自家製の天然酵母パン。チーズ、レバーのパテ、ドライソーセージ。


「では、いっただきまーす!!」


(しばし、静寂が訪れる)


***


これ、本当の話なんですよ。

通う僕でさえ、まだうらやましいです。たまに腹が立ちます。w

さらに、夜は暖炉のあるリビングでピアノ、親父さんのベースと奴の歌でスタンダードJAZZなんかセッションしたりします。腹が立つw


新宿から一時間、来週も行こうかなぁ。ここでバー開きたいなぁ。



おしまい

不定期連載〜開店日記その1

お陰さまで うちはもう6年目を迎えますが、最近になってしばしば最初を懐かしむことが多くなりました。

あれは、2005年3月頭、寒い時期でした。20代最後のボクが出会った4,5坪の雑居ビル。

引き渡された物件、工事前の状態で床に座って松屋のテイクアウトのカレーなんかを食べながら、どこに何を置こうかなんて床にチョークで線を引いていた頃が昨日のようです。

楽しくもあり、はっきりいって絶望的でもありました。周りは家買うとかNYがどうだったとか言っちゃっててさー。こちとら食っていけなかったらどうしよう、首括んなきゃなんて真剣に思っていました。

今となってはいい思い出です。と言い切っていいのかな?いいよね。


写真は本当に全部残ってるので、不定期ながらアップしていきます。(むかしミクシィにはタイムリーで連載していたのですが、そのお陰でお客さんがたくさん来てくれました。しかし酔った勢い+何だか面倒になっちゃって、やめてしまってその時消えたのです)


さてさて、鍵を貰った初日。松本不動産鑑定事務所とあります。一回でいいから松本さんを招待してグラスを傾けたいなぁ。どんな人なんだろう。


まず、ドアはこんな感じでした。色気も何にもない、アルミのドアです。撮影日は2005/3/3となっていました。6年前のひな祭り、うむむ。

皆さんはこの年の雛祭り、何をしていましたか??




入口から奥に向かって。そうです。カウンターの奥は窓になっています。



工事の機材を搬入する前に、サッカーした覚えがあります。そのぐらい広かったのです。この状態に戻したらお客さんなんて言うかな 笑







ちょうどカウンター奥の席から入口のある方向に。ヒューズはもちろんハンだの螺旋止め、昭和全開です。しかも、ヘボいキッチンがあったんで取り外し&上下水道の配管工事を余儀なくされ・・。

さて、あと一月ちょっとしかない。すぐに工事が入ります!床を剥がして下水とキッチンの移動、壁のペンキ塗り・・・

どんな内装にしようかな!(と20代に戻ってみる)




不定期に連載しますので、乞うご期待!


夢と現実の境目



今日も大盛況でした。みなさん狭いのに我慢してくれてありがとう。楽しかったなぁー。

中でも、ずっと昔からお会いしたかった方が、わざわざ訪ねて来て下さいました。スープストックトウキョウの遠山さんという社長さんなんですけど。

感性と行動力の塊のような型で、僕みたいな怠惰で夢想家の人間にはぴったりの、刺激的な方でした。

実は、まだ模索中なんですけど、これから一緒にとあるプロジェクトを始めることになりそうです。
社長さんと合うきっかけを作ってくれて、プロジェクトの言いだしっぺである武くんにも感謝!(見てないと思うけど)

もう、すんごい好感触で、自分の方向性が間違っていなかった事と再確認するのと同時に、人を楽しませる事が本当にスキだな、と納得。

昔、店を始める直前まで青山のIDEEという会社にいたんですね。業界ではわりと有名な会社で。その看板を捨ててはや五年。当時、仕事をしたかった人と、やっと自分の名前で仕事が取れるようになりました。再会に五年もかかっちゃった。

思えば、お店を始めた最初の頃は当たり前だけど無名で、イコール無能な気がした。寄りかかっている時の安心感は例えようがない。

そんな不安な毎日だったけど住めば都、今じゃ会社員は無理な様子です。人って薄情で、強いね。


そう、強かったんですよね、僕。

会社員時代に憧れた人との再会に5年、今回仕事が叶ったならば、夢の掛け橋は意外と気長に僕を待っていてくれていたような気がします。

夢と現実の境目は、実はそんなに決まったモノじゃないのかも。ということは・・・


***


とりあえず、僕の現実はお店。きちんと八時から開けるといい事が起こるっておまじないをしています。現実問題として僕の軸足は完全にお店、それは事実ですし、今は人が変ったように、もう二カ月くらい皆勤&無遅刻です。(当たり前だってば)


毎日が本当に楽しいのだ!!



何が起こるか見守っていてくださいね。んで、また調子乗ったら張り倒して下さい。


で、話が前後しますが、明日はけんちゃんがキヌギヌを勤めます。僕は連休を頂いて鎌倉に逃亡します。よっこらしょ。


明日は僕とは違う親身できめ細やかな飲食店のサービスが、あなたを夜の帳の向こう側へと誘います。

八時半ごろオープン予定です。どうぞよろしく。





開演ブザー入りました

 昨日は店のカウンターにブザーを取り付けました。

きっかけは代々木上原の素晴らしい雑貨屋さん。義足とか義眼、布の禿げたソファとかいっぱいあって、毒々しくて優雅。なかなかここまでのキッチュな雑貨屋さんはありません。

そこで、ヨーロッパの集合住宅によく付いている呼び鈴のスイッチをゲット。これは何かに使いたいな、と思い立ち、秋葉原に急行しました。もちろんチャリでございます。


元来、狭いお店を古き良き劇場みたいにしたかったんですけど、最初はピアノとスポットライトくらいのもんでした。

後は追加で「チーン」のベルとか、スポットの赤いセロハンが追加されただけでした。

劇場と言えば開演ベル。調べたところ、大昔は「ジリリリリ・・」ってベルだったみたいです。今はブザーだったり、ないところも多いですよね。

僕の好きな感じでブザーを探しました。けど、ブザーなんて普段見たことも触ったこともないから、よくわかんない。

んで、秋葉原のお店で数珠繋ぎに聞いて回ったところ、ブザーの試聴もできるパーツやさんを発見。なんでもあります、恐るべし秋葉原。

即効店に返って、マキタの電動インパクトドリルの8ミリで穴をあけて、例のボタンに電気コードを配線して装着。





中々収まりがよろしいようです。


カウンター右の棚の側面にブザー本体を取り付け。





なんか、30分くらいで終わっちゃいました。拍子抜けですけど。逆にもっといっぱいつけて、色んなところが光ったり面白い音が鳴ったりできたらいいな。



「スチームパンク」というSFのカテゴリーがあります。19世紀の初頭に、もしも現代のテクノロジーが開発されていたら、という設定のもんですけど、まさのその世界。気木と真鍮とガラスとで、見た目はレトロなんだけど機械的な設えが僕のどストライクな世界観です。


ちなみに、スチームパンクビルダーが作った(そんなのいるのね)プレステ本体。




お次はノートパソコン。USBとか全部ついてて使えるらしい。Enter打つとチーンって言うらしい。

スゲー欲しい!!





もっと凄いの。






それにしたらささやかなもんですけどね、うちの店。




今日は装着初日で調子こいてブーブー鳴らしまくってたんですけど、最後に来たカボシャールのママ(初老)がちあきなおみを歌うってんで開幕ベルみたいに長押ししたら、「ちょっと、火事よっ!火事」
って騒がれてしまいました。



ちょっと失敗かも・・・。



若い人なら大丈夫かな。今後試してみますけど、いちいちボヤだと思われたらやだな。本気で火事専用警報ボタンになっちゃう。そんなのは困る。


なにか、お店に合う音あったら、教えて下さいませ。








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