本日、店内メンテナンスのため
奥の金魚蜂の乗っている冷蔵庫が、冷えなくなりました。もう10年選手なので当たり前ですが、今日修理が入ります。
なるべく早く終わらせるつもりですが、中身を出してたり場所を作らなきゃいけないので、ちょっと時間が読めません。
今一度お電話でご確認くださいませ。
店主敬白
- 2010.05.28 Friday
- 報告など
- 18:11
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- by シンスケ
その2です。
まず、天井を一気に抜きました。こういうのは人生であんまり何度も経験するものではないと思うのですが、僕は2回も抜く機会に恵まれてしまいました.
真ん中に穴をあけてL字型の工具を突っ込んで思い切り引き抜きますと、バリバリっといきます。口で説明するのが難しいのだけれど、何とも言えない爽快感があります。
抜いたらひたすらお掃除。細かいゴミが大量に出ますので、掃除機かけまくりです。電線、ガス管なんかが出てきました。お、キレイキレイ。このまま使えそう。
キッチンの撤去。もう、無理やり外します。外れないのはグラインダでカット。おっと、水道管だけは慎重に、です。
水道はこの後、壁の右側に沿って延長して新たに置いたシンクと連結させて、上部に湯沸かし器もつないで、しかも排水も延長して元の場所に戻す、という大工事を控えていました。
女性器を男性器に作り替えるような途方もない計画に、僕は当初、「このまんまでいいじゃん?」と諦め気味だったのですが、保健所の許認可がシンク2個でないと通らないというお役所の世知辛い通達を知って、あっさり断念。二個の根拠がいまだにわからない。
ちなみに、写真の二人は京都時代の友人。週休1日の一カ月拘束で契約して、工事を頼みました。絵描きとグラフィックデザイナーという本業を持つ、やたらイケメンで多彩な友人です。
なんだか彼らとは短い青春を過ごした旅の仲間のような気分です。僕のめちゃくちゃな理想をきちんと形にしてくれ、さらに開業後もたくさんの機能が追加できるように、店のあらゆるポイントにコンセントの差し込み口や、ケーブルのホルダー、フックなどいろいろなものを造作してくれました。
あとで知った時には涙が出ました。なんて素敵なお土産なんでしょうかね。職人ならではの粋な心配りを感じました、畜生。
しかし、彼らは毎晩よく食ってよく飲みました。他で節約しても、そっちで完全に予算オーバーでした。
ザ・職人。
要らないものがなくなったら、次は塗装です。
色も作りました。オフホワイトのマットと光沢のを7:3だったかに混ぜて、そこにベージュを混ぜます。
こうすると売っているのにはない、光沢とマットな間で、しかもくすんだ色になります。それをひたすら4回は塗り重ねました。
不思議なもので、白に塗ると明るくなるのと同時に、急にお店っぽくなります。もう、それだけでうれしくて、二人が帰った後も缶ビール飲みながら、ここに何を置くとか、ああだこうだやっていました。図面もプランもなにもないまま工事したのですから、考えなくちゃいけないのはあたりまえなんだけれど。
その場の話し合いと、機材のサイズによってモノの配置が毎日変わります。今考えると安直だったけど、よく完成したなと。世の中全ては結果オーライです。
そう、この頃が一番楽しいのです。気分はおままごとを始めた少女のような。
「はい、ここがカウンターですよー! ちょっとお客さん、起きて。飲み過ぎですよぉ、しっかりしてよもう。そんなんじゃモテないからね!」
空っぽの店で朝までそんなことばっかやってました。(今は毎日やってんのに、トホホ・・・。)
てなわけで、次回はピアノ搬入編です。先にクレーン車で搬入、カウンターを造作してから、そこにスッポリはめ込むというなんとも乱暴な作戦でございます。
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結構読んでくださってる人が多いのにびっくりです。コメントは0の大行進なんだけれど、毎日200カウントくらい回っています。密かに、開店日記まとめてアップしてよ、みたいなせっかちなご意見も頂きますが、ここはひとつ、のんびりと。
開店日記が20号くらいで終わりそうなので、その次は僕が今までに見た、ユニーク(変態)な大人たちを日々の日記の合間に連載します。
おたのしみに。