クリスマスと映画「アマデウス」
またまた更新が遅くなってしまいました。すみません。
こんなに更新しないと誰も見てくれないかな、なんて思ってしまいますが、マイペースでやっていきたいと思うのです。
「更新さえしてたら閲覧者増えるよ」とよく言われますが、、、
***
皆さんお元気ですか??
今日はしゃぶしゃぶです☆
「おいし〜〜〜〜っ」
お替りしちゃいました(*^_^*)
明日も頑張るぞっ!!!
ワイワイ
***
てなブログは苦手です。否定はしません。あくまで個人的な見解ですが。
関西人の性(サガ)なのか、枕とオチがないと許せないんです。
言いわけはこの辺にして。
さてさて、もう12月ですね。キヌギヌも七年目にして初めてクリスマスのデコレーションを始めました。
今までは中途半端が嫌なのでやらなかった。ツリー一本飾ってクリスマスキャロル流してサンタの帽子被るくらいなら、やんない方がオシャレかなーって。
でも、今年はちょっとひらめいたのでやってみることにした。
***
材料はこちら。モミの木は足りないのでこの後、新宿、渋谷、池袋の全店の素材を買占めて倍にしました。w
今回はこの籠を芯にして、1,2mの人工枝を巻きつけて巨大なパラソル状態にしています。
ぶら下げるとこんな感じ。キモい。
これを天井から吊るします。これで全体の半分。
テグス30本くらいで四方八方から引っ張ります。丁度、冬の兼六園の松の枝みたいな感じ。
(参考画像)
で、電飾とオーナメントをぶら下げる。見にくいけれど赤い麻ひもで吊るしているのはチーズ、サラミ、チョコレート、クッキーです。大人版お菓子の家にしたかったの。酒池肉林ともいう。
インコの小次郎もお引越し。最初に軸にした籠の鎖と赤いストローであり合わせの止まり木を。
敢えてセコい感じがよろしいかと思い、汚く仕上げました。
今はこの横に金時計とか色とりどりの小箱をリボンで結んで吊るしています。
イメージはハロッズの一階のクリスマスコーナーのディスプレイ、あとくるみ割り人形の舞台装置。
あと5日くらい、10万円くらいかけたら凄いの出来る自信あるのになぁ。
天井に滑車を付けて、サンタが橇に乗って頭上を横切ったり、紙吹雪が降って雪が積もったりしたい。
きりがない・・・・。
誰か、ディスプレイの仕事下さい。
***
閑話休題。
1984年公開のアマデウスを親父に連れて行ってもらって、京都の祇園会館って映画館に観に行った。
もう圧巻。見た後、2ヶ月くらいおかしくなってしまった。あの世界から抜け出せなくなってしまった。
衣装もストーリーも音楽も、オールプラハロケも、時代考証も、出てくる建物も全てがおとぎ話のようだった。
でも一番記憶に残ったのは特に、雪の積もる中、森の小屋で蝋燭の灯りの下、ピアノを弾きながら娼婦?や歌手とともに酔っぱらって仲間と合唱するというシーン。
確か、クリスマス頃の設定だったと思うのですが・・・。
文化的で音楽性も高くて(何しろモーツァルトが弾くんだから)猥雑で下品。僕の中の神様のようなモーツァルト像が壊れ、同時に何かが生まれた。
映画で気に入った曲がどのカセット(当時は黄色いグラモフォンのカセットテープしかありませんでした。)収録されているかもわからないから、ピアノの先生に聞く。だけど口ずさむメロディーがうろ覚えなので伝わらない。だからラジオ欄でモーツァルトの文字を見るたびにラジオの前に正座して録音しまくった。今みたいにYOUTUBEがあったら二分で解決しただろうに。
視覚的にも、「アマデウス」のたった一枚のチラシを穴があくほど眺めて暮らした。1780年代当時の風俗も図書館に行って片っぱしから調べて、肖像画や宮殿の写真を眺めてはため息をつく。
熱病のように暮らした二ヶ月間。他の事はなにも手に付かなかった。
もしかしたら当時の集中力と情熱の貯金で今でもやっていけているのかもしれない。
あの日から紆余曲折の20年を経て、ようやく店を始めた。さらに店を始めて7年。あのシーンと同じような大きさの店で森を見降ろす窓の傍、蝋燭の下でピアノを弾きながら毎晩同じような事をやっている。
「ありがとう」ってミロス・フォアマンに手紙でも書こうかな(笑)
仲間も随分と増えた。劇場のプロデューサーやプロオケで活躍するチェリストやフルーティスト、オルガニストやハーピスト。ピアニスト、あらゆるジャンルの歌手を始め指揮者の卵。もちろん音楽家だけじゃなく、絵描きの友人やカメラマン、スタイリストにヘアメイク、サラリーマンに公務員、魚屋の息子から学生、経営者、料理人、バリスタ、教師、役者・・・。素晴らしい笑顔とセンスの友人達。
自慢になってしまうけど、その中でも今年になってダンという友人が出来た。
彼はウイーン国立歌劇場やパリオペラ、英国ロイヤルで仕事をしている、これ以上ないキャリアの指揮者で現役ピアニストで元バリトン歌手。
今は東京フィルハーモニーの常任指揮者で、今月は新国立劇場でも振っている。
彼はマンハイムに住んでいる雲の上の人なんだけれど、僕と同じような事を感じてくれているんだろう、ゲラゲラ笑いながら陽気に皆と歌う。ピアノもガシガシ弾く。
ここは世界一のバーだと一晩に三回言われた。
嬉しいけど。だって「アマデウス」の映画の真似だもの。
200年前のウィーンの水商売と同じシステムで営業してるここは、こんな極東の地だけれど、もしかして白人の原風景かもしれない。
左の彼女は今回の新国立のオルロフスキー公役のエドナ嬢。彼女もゲラゲラ笑いながら強いマティーニを召し上がる。シュトラウスの書いた役と同じだ。
僕は音楽大学はおろか大学も出ていないけれど、音楽に国境も学歴も関係ないと思う。大事なのは五線譜のゲージの向こうに見え隠れする絶対普遍の美を感じることが出来る心と、それを具現化できる技術の両方なんじゃないかな、と思う。
技術と言えば、英語も習い出したんです。今後絶対に必要になるし、今のブロークンではすでに限界に達しています。
またいずれ書くけど素晴らしい先生に出会いました。芸術に造詣が深い、あり得ないエレガントな英国で学んだ、謙虚なジャマイカ人。話すと長いのですが・・・。毎回大笑いしながら、感動して泣きそうになりながらレッスンしています。
最近、世界中に散らばる、僕と同じコミュニティーの人が紹介し合って来店して下さっています。今までとちょっと店の雰囲気が変わるかもしれませんが、僕は国際化しようが鎖国しようが、実はさして気にしていません。良い人であれば何の問題もないです。成金が威張るわけでもなし、無論、ヘンな人が来ないように皆さんには御紹介の際には注意深くお願いしていますし。
決して怖がらないでくださいね。
英語が出来ない僕でも、ジェスチャーとハイタッチと酒と音楽があったら、2時間は持ちますので(笑)
しばらく温かく見守って下さいませ。
僕もそろそろ役者になります。一人でやってきて随分迷いもあったけど、今後するべき事が見えてきました。ピエロと言われようが、自己満足と言われようが楽しんで仕事にいそしみます。
それがこれ。被れるようになるまでに7年もかかりました。
今年のクリスマスはどうなる事やら。
よかったらまた覗いてやって下さい。
※検索等でこのブログをご覧になった皆様へ。
お問い合わせを頂く事がありますが、当店は会員制となっており、大人の事情で特定の方およびその御友人を対象としております。(察してね)
大変申し訳ありませんが、御紹介者同伴でない突然のご来店は御容赦頂きますよう失礼ながらお願い申し上げます。
こんなに更新しないと誰も見てくれないかな、なんて思ってしまいますが、マイペースでやっていきたいと思うのです。
「更新さえしてたら閲覧者増えるよ」とよく言われますが、、、
***
皆さんお元気ですか??
今日はしゃぶしゃぶです☆
「おいし〜〜〜〜っ」
お替りしちゃいました(*^_^*)
明日も頑張るぞっ!!!
ワイワイ
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てなブログは苦手です。否定はしません。あくまで個人的な見解ですが。
関西人の性(サガ)なのか、枕とオチがないと許せないんです。
言いわけはこの辺にして。
さてさて、もう12月ですね。キヌギヌも七年目にして初めてクリスマスのデコレーションを始めました。
今までは中途半端が嫌なのでやらなかった。ツリー一本飾ってクリスマスキャロル流してサンタの帽子被るくらいなら、やんない方がオシャレかなーって。
でも、今年はちょっとひらめいたのでやってみることにした。
***
材料はこちら。モミの木は足りないのでこの後、新宿、渋谷、池袋の全店の素材を買占めて倍にしました。w
今回はこの籠を芯にして、1,2mの人工枝を巻きつけて巨大なパラソル状態にしています。
ぶら下げるとこんな感じ。キモい。
これを天井から吊るします。これで全体の半分。
テグス30本くらいで四方八方から引っ張ります。丁度、冬の兼六園の松の枝みたいな感じ。
(参考画像)
で、電飾とオーナメントをぶら下げる。見にくいけれど赤い麻ひもで吊るしているのはチーズ、サラミ、チョコレート、クッキーです。大人版お菓子の家にしたかったの。酒池肉林ともいう。
インコの小次郎もお引越し。最初に軸にした籠の鎖と赤いストローであり合わせの止まり木を。
敢えてセコい感じがよろしいかと思い、汚く仕上げました。
今はこの横に金時計とか色とりどりの小箱をリボンで結んで吊るしています。
イメージはハロッズの一階のクリスマスコーナーのディスプレイ、あとくるみ割り人形の舞台装置。
あと5日くらい、10万円くらいかけたら凄いの出来る自信あるのになぁ。
天井に滑車を付けて、サンタが橇に乗って頭上を横切ったり、紙吹雪が降って雪が積もったりしたい。
きりがない・・・・。
誰か、ディスプレイの仕事下さい。
***
閑話休題。
1984年公開のアマデウスを親父に連れて行ってもらって、京都の祇園会館って映画館に観に行った。
もう圧巻。見た後、2ヶ月くらいおかしくなってしまった。あの世界から抜け出せなくなってしまった。
衣装もストーリーも音楽も、オールプラハロケも、時代考証も、出てくる建物も全てがおとぎ話のようだった。
でも一番記憶に残ったのは特に、雪の積もる中、森の小屋で蝋燭の灯りの下、ピアノを弾きながら娼婦?や歌手とともに酔っぱらって仲間と合唱するというシーン。
確か、クリスマス頃の設定だったと思うのですが・・・。
文化的で音楽性も高くて(何しろモーツァルトが弾くんだから)猥雑で下品。僕の中の神様のようなモーツァルト像が壊れ、同時に何かが生まれた。
映画で気に入った曲がどのカセット(当時は黄色いグラモフォンのカセットテープしかありませんでした。)収録されているかもわからないから、ピアノの先生に聞く。だけど口ずさむメロディーがうろ覚えなので伝わらない。だからラジオ欄でモーツァルトの文字を見るたびにラジオの前に正座して録音しまくった。今みたいにYOUTUBEがあったら二分で解決しただろうに。
視覚的にも、「アマデウス」のたった一枚のチラシを穴があくほど眺めて暮らした。1780年代当時の風俗も図書館に行って片っぱしから調べて、肖像画や宮殿の写真を眺めてはため息をつく。
熱病のように暮らした二ヶ月間。他の事はなにも手に付かなかった。
もしかしたら当時の集中力と情熱の貯金で今でもやっていけているのかもしれない。
あの日から紆余曲折の20年を経て、ようやく店を始めた。さらに店を始めて7年。あのシーンと同じような大きさの店で森を見降ろす窓の傍、蝋燭の下でピアノを弾きながら毎晩同じような事をやっている。
「ありがとう」ってミロス・フォアマンに手紙でも書こうかな(笑)
仲間も随分と増えた。劇場のプロデューサーやプロオケで活躍するチェリストやフルーティスト、オルガニストやハーピスト。ピアニスト、あらゆるジャンルの歌手を始め指揮者の卵。もちろん音楽家だけじゃなく、絵描きの友人やカメラマン、スタイリストにヘアメイク、サラリーマンに公務員、魚屋の息子から学生、経営者、料理人、バリスタ、教師、役者・・・。素晴らしい笑顔とセンスの友人達。
自慢になってしまうけど、その中でも今年になってダンという友人が出来た。
彼はウイーン国立歌劇場やパリオペラ、英国ロイヤルで仕事をしている、これ以上ないキャリアの指揮者で現役ピアニストで元バリトン歌手。
今は東京フィルハーモニーの常任指揮者で、今月は新国立劇場でも振っている。
彼はマンハイムに住んでいる雲の上の人なんだけれど、僕と同じような事を感じてくれているんだろう、ゲラゲラ笑いながら陽気に皆と歌う。ピアノもガシガシ弾く。
ここは世界一のバーだと一晩に三回言われた。
嬉しいけど。だって「アマデウス」の映画の真似だもの。
200年前のウィーンの水商売と同じシステムで営業してるここは、こんな極東の地だけれど、もしかして白人の原風景かもしれない。
左の彼女は今回の新国立のオルロフスキー公役のエドナ嬢。彼女もゲラゲラ笑いながら強いマティーニを召し上がる。シュトラウスの書いた役と同じだ。
僕は音楽大学はおろか大学も出ていないけれど、音楽に国境も学歴も関係ないと思う。大事なのは五線譜のゲージの向こうに見え隠れする絶対普遍の美を感じることが出来る心と、それを具現化できる技術の両方なんじゃないかな、と思う。
技術と言えば、英語も習い出したんです。今後絶対に必要になるし、今のブロークンではすでに限界に達しています。
またいずれ書くけど素晴らしい先生に出会いました。芸術に造詣が深い、あり得ないエレガントな英国で学んだ、謙虚なジャマイカ人。話すと長いのですが・・・。毎回大笑いしながら、感動して泣きそうになりながらレッスンしています。
最近、世界中に散らばる、僕と同じコミュニティーの人が紹介し合って来店して下さっています。今までとちょっと店の雰囲気が変わるかもしれませんが、僕は国際化しようが鎖国しようが、実はさして気にしていません。良い人であれば何の問題もないです。成金が威張るわけでもなし、無論、ヘンな人が来ないように皆さんには御紹介の際には注意深くお願いしていますし。
決して怖がらないでくださいね。
英語が出来ない僕でも、ジェスチャーとハイタッチと酒と音楽があったら、2時間は持ちますので(笑)
しばらく温かく見守って下さいませ。
僕もそろそろ役者になります。一人でやってきて随分迷いもあったけど、今後するべき事が見えてきました。ピエロと言われようが、自己満足と言われようが楽しんで仕事にいそしみます。
それがこれ。被れるようになるまでに7年もかかりました。
今年のクリスマスはどうなる事やら。
よかったらまた覗いてやって下さい。
※検索等でこのブログをご覧になった皆様へ。
お問い合わせを頂く事がありますが、当店は会員制となっており、大人の事情で特定の方およびその御友人を対象としております。(察してね)
大変申し訳ありませんが、御紹介者同伴でない突然のご来店は御容赦頂きますよう失礼ながらお願い申し上げます。
- 2011.12.09 Friday
- トラウマ系
- 13:53
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- by シンスケ