酒と「肴」
お酒が飲めるお店で、何かをつまみたくなりますか?何が食べたいですか?
僕もお酒以上におつまみにはこだわる方なのですが、何せ店が狭いのと楽器が多すぎるので、今はほとんど出すのを止めてしまいました。
(今あるのはレバーパテとクラッカー、オリーブ、スナック、チョコレートが数種類程度、となります。)
未だに悩みはあります。袋入りの御煎餅とかいまいちダサい。御通しも冷蔵庫一杯で難しいし、ピーナッツや柿の種なんかも食べない人にとっては無意味で、なんせ大量のロスが出る。
今でも試行錯誤は続けています。良いローテーションで、季節感があって、どこか懐かしくって、でも美味しくて、ロスが少なくて原価もほどほどなもの。
・・・・・。
というわけで、過去の紆余曲折を振り返ってみました。
そもそも、お店を始めた七年前、「フレッシュチーズとフルーツを楽しめる店」を掲げて(自分でもド忘れしていたが)お店をオープンしました。
内装としては本音はこのくらいのが好みなんだけど。自信の無さからモノがどんどん増えていきました。
カウンターのほぼ全体をお鮨屋さんのネタケースが覆っていて、そこにフルーツやチーズ、牛肉の塊を入れていました。これは発想としては中々良かったの。
注文が入ったら肉を切りだしてステーキ焼いてたんです。肉を落ち着かせる間に真顔でピアノ弾いていました(笑)
フルーツはその都度剥いて出していたような気がします。なんせ仕入れが伊勢丹だから、出るほど赤字。
ザクロとか一個千円位したのに、出すときはハーフで400円とか。全く良心的な店ですね。
写真にはタルトも載っていますね。確か、右手の苔玉のミントをトップにあしらって出していたような気がします。
どんだけ自由な店やねん。オエ。
飽きてきて、フルーツに指輪刺したりネックレスとかを巻きつけるようになりましたが、その後しばらくして撤廃・・・。
この頃は壁がまだ真っ白でした。ちなみに現在の同アングル。モノがどんどん増えていきます。
この冷蔵庫、多少の水漏れがあって、カウンター伝いにピアノへ流れ込む始末。これはいけません。
その後、買ったのが今あるケース。四国の明治時代からある某煙草屋さんが廃業なさる、ということで出てきました。
ここに藁を敷いて、チーズを並べて切り売りしよう、と画策。冷蔵設備を横にくっつけて、ファンを使って常に冷風を送れるように改造して、、と思いつつも断念。
この夢は今でも捨てていません。いつか、チーズバー再開に乞うご期待!
そこからは迷走時代。
アフタヌーンティをやったこともありました。
チェロのMくんにお願いして、ワルツを演奏しながら紅茶入れてたような・・。
でも、スコーンとマドレーヌを伊勢丹の某紅茶ショップでそろえたのと、チェリストのギャラで大赤字。
ジャケットは似たのがなかったので大昔に買ったコムデギャルソン。
(ああそうか、だからギャルソンなのかね。)
顔が疲れています。不眠症がひどかったあの頃。
その後はこれ。
ホットサンド。チェダーチーズとハムを挟んでサンドメーカーで焼いただだけなんですけれど、耳がカリカリになって本当においしかった。これはよく出ましたし、長く続きました。
そして夏はフランクフルト。
こんなこと書いちゃなんですけど、一本300円で正直ボロ儲けでした。w
ああ、新緑がまぶしい・・・。
夏はクリームソーダも。
これもよく出ました。今もご提供は可能ですのでお申し付けくださいませ。サントリーの「ミドリ」で御調整が可能でございます。
冬はおでん。今年は冷蔵庫を買い換えて、スペース的にNGなので中止しましたが、来年は再検討したいと思います。
写真は六人前。
電熱式おでん鍋を850円だかで購入、その都度よそってお出ししています。
具材は七種類で600円だったかな。
これも人気の商品。
そして、初代チョコレートパフェ。一週間で止めましたw
流し台がクリームだらけになった記憶が・・・。
オーソドックスなチョコパフェ。さくらんぼとみかんの缶詰に植物性生クリーム、ああ昭和の味。
そして!!!
進化系!!「パンダパフェ」
現在、好評ご提供中でございます!
(結局は宣伝なんですけど)
三月中まで、1000円にてご提供中でございます。
この可哀そうな顔のはウサギパフェ。
いまいち人気がありません。
なんでだろう・・・。
これからもヘンなメニューを開発して参ります。テーマはノスタルジーと「ソコソコ美味しい料理」。
ご意見、ご要望はコメントくださいませ。
それでは、また。
- 2012.02.08 Wednesday
- 食い意地
- 14:23
- comments(1)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by シンスケ