カツラ到着!


芸者ネタ連投すみません、、。

今日カツラが届きました(笑)

結局迷って6800円の中古にしました。やっぱ45000円は高い。入らなかったら友人の頭の小さいレイチェルさんに差しあげればいい。天に運を任せる。

まあ、見事にピッタリ!誂えたかのようなフィット感。これなら働いても踊ってもズレない。





被る瞬間、なんかドキドキした。もう戻れない淋しさと、若干の多幸感。あー、バカバカしい。

親が読んだらどう思うんだろうか。


しっかし、安いものには理由がある。古い鬢付け油のスエた臭いが半端ない。二日酔いだったら確実にゲロ吐きそうな臭い。早速、キムコを3つくらい買ってきて突っ込もう。ファブリーズは、、アルコール入ってるから鬢付には良くないかな。



そして、自分の芸者の名前を考えてるんだけれど、これがなかなか難しい。

名前から取って晋吉(シンキチ)。正統派なら梅弥、蔦代、阿茶丸、小猿、鶴弥、九重、なよ吉とか。割と豆がつく人が多いからいっそのことインゲン豆とかそら豆はどうか、、、

店の名前から覚え易さで「絹奴」とかのほうがいいのかな、、。

ならいっそのこと、絹さや、なんかでもいいのか。そんな事考えてると絹さやが無性に食べたくなってきた。混乱してきた。


というわけで、芸者の名前を募集します(笑)お店でこっそり耳打ちして下さい。


バカバカしい事は良いことだ。



ハロウィン続き


えー、我ながら何をやってんのかと悲しくなります。悲しい中にも、準備が止まらなくなっている自分が居ります。


さて、問題のカツラ。検索を出来るだけしてみてわかったことが、カツラはサイズに余裕がないと危険だ、ということ。

芸妓島田には平均的に7〜9号まであり、僕の頭のサイズは59センチなので、9号の60センチ前後が最適、ということになる。

オークションのは安くていいのだけれど、サイズ表記が曖昧。大、とあるのだけれど、もしそれが仮に8号だったとしたら使えない。その上、そのカツラを永遠に自宅の部屋に置くことになる。もったいない上に、かなり気持ち悪い。

廉価版の樹脂っぽいのなら一万円くらいであるのだけれど、せっかくだし、、。

そこで、ここは一念発起、ちゃんと9号と明記されたものを買うことにしました。



とはいえ、中古の45000円。当初予算の10倍もする。しかし新品だと27万くらいするので、ここは一つ飲み込むことに。

って事で、お正月にまたやれば元は取れるのかと、、。(え?またやんのかよ?)


次の問題は帯。

さすがに僕は着物の帯など締められない。幅広の帯を持って着付け屋さんに行く勇気など無論ないし、習いに行くほどの気合もない。

ダラリの帯に憧れもあるんだけど、余計ややこしそう。これって同じ帯なのかね。いやはや、一から勉強しないといけない。



まあ、ダラリでもお太鼓でもいいんだけれど、とにかく着崩れでもしたら、営業出来なくなったしまうじゃないか。それは大変困るのです。どーしよ。


というわけで、また検索、、、。ネットって便利だな。


そして五分後に、付け帯というモノがあることを知った。帯の巻く部分と後ろのお太鼓がセパレートになっており、紐で締めると形になるのだそう。文化帯とも言うらしい。ショボいとか言ってられん。

こちらもネットショップにて、ポイントを使って3500円。こんな豪華でシックなのが激安で見つかりました。



色は金にしました。松皮菱という昔ながらの文様らしい。赤い帯揚げを締めて、こーいうイメージにしたいと思う。うん、近いかも。



更に調べると、なんやかんや出てくる。襦袢に帯枕、足袋に草履。珊瑚の玉かんざしやら鼈甲の櫛やら、まあ金かかるわ。この辺りは今回は借り物で済ませます。

呆れながらも、無償にドキドキする。ワクワクとも言う。

こんな事凝り出すとお金がいくらあっても足りないだろうな。


しかも、柄本明氏ではなく、キリッと江戸前の美人に作って欲しいと思い出す自分がいる。怖い。


今回はカウンターから見える腰から上だけこだわってみようと思うのです。裾は見えないから諦めて、足元も足袋と下駄でいい。先ずは心意気から。


日本の女になり切って、燗酒のお酌しながらダメ男の愚痴を聞く田舎芸者。

「もうすっかり秋でごさんすねぇ、、。いつか連れて行って下すった鬼怒川辺りは今頃どんなかしらん、、」

なんて呟いてみたい。わー、楽しそう!



あ、隣に古代ローマの戦士が居るんだった。どう折り合いつけようか。


(´・_・`)



元々女性的な装いにかなり抵抗があり、まさか自分が女装するなんて、と恐れている気持ちもあるんだけれど、そもそも歌舞伎の役者さんや舞踊の方々なんて当たり前になさってるし、そんな事は日本人として気にする必要はない。



とにかく僕はサービス業のプロなのだ。
自分が遊んで何か掴んでいかないと何も得られないし、喜んで笑って貰える事が何よりなのだ。



とにかく、笑われてもいい。ここは真剣に取り組んでみようと思います!








ハロウィンの準備しないとね


さてさて、今年はキヌギヌ2度目のハロウィン。

前は「仮装しちゃって、バカみたいじゃん」なんて言ってたんですけど、やってみると、これがなかなか楽しい。(笑)

大手を振って仮装できる口実以外の何物でもありません。

この際、今年も乗っておこうという話になる。

去年は日本と大英帝国の軍服という趣向でやりましたが、今年はどーしようか。




そういえば春にローマで買った兜がある。買った事すら忘れていた。

あれを使わないともったいない。




これをしょうじくんに押し付けることにした。僕は体型的に無理があるのだ。

兜はいいとして、下に付ける衣装。

グラディエーターといえば鎧か半裸のようです。画像検索すると沢山出てきます。




しかし、半裸はあまりにも酷じゃないですか。本人は喜ぶかもしれないけど、(笑)僕から頼むのは気が引ける。

んー、、、鎧は金がかかるし、、。


さらに検索。ああ、こういうのもありなんだな。




んーと、、

あっ!店の赤いカーテンがあった(笑)



白いのは膝丈くらいのを自分で縫って、肩からこれを巻きつけて。これでいこう。これなら金もかからないし、「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラみたいで悪くない。


さて、ワシは何を被ろうかなっと、、。(被ること前提となっています)


古代ローマに勝つにはある程度のインパクトがないと負けてしまう。

二人分を準備して、ローマ人ばっかチヤホヤされて僕が端に追いやられるのは想像しただけで非常に悔しいし、みるみる不機嫌になるのは容易に想像がつく。そんなのやだよ。

候補は沢山あるんだけどなぁ。

例えは、戦国武将とか、戦前のモダンボーイとか、黒羽二重の羽織袴とか、シャーロックホームズみたいな英国風のとか。

でも、イマイチ普通じゃないですか。


で、やっぱこれ。これなら勝てる気がする。柄本明先生の当たり役。



つけボクロして、クソババァの大年増の意地の悪い芸妓になりたい。(´・_・`)

芸者ワルツをアレンジして、僕扮するババァが太鼓叩いて、古代ローマの戦士が真顔でピアノ弾いたら、チンドン屋みたいで絵になると思うんだけど。

くだらなくてとても素敵だと思う。


おっと!ヤフオクにて3600円。買うべきか、、。サイズがよくわからない。



んー、悩みます。着物に帯に襦袢、かんざし、羽二重から白塗りのドウランの事まで考えないといけない。しかもお酒作りながら、となると、どの程度可動域があるのか。

そしてこの後何回使えるのか。流石に3600円だとしても一度では勿体無い。



んー、ここはお姐さんに相談して、と。


カツラのページ見てもらったら、サイズ的にオッケーとの事。カウンターで裾は見えないから喪服を襟を抜いて着付け、かんざしも白粉も紅も羽二重もありますよ!との事、、、。


うーん、やるか。人生初女装。


10/31金曜、ご期待下さいませ。





中国、青島に伝わる火鍋を頂く



普段あまりお客さんの家にお邪魔する事が少ない私ではありますが、久々にお誘いを頂きまして、ご馳走になって参りました!

ホストはうちから歩いて五分のW氏邸。タワーマンションにお住まいのこの上なく気さくな方。

そのパートナー、Y氏は山東省は青島出身の方で、今回手作りの火鍋をご馳走して下さる事に。丸鶏からスープを取り、丸一日かかるらしい渾身の一品。

今回はしょうじくんとお邪魔致しました。

テーブルには真っ赤なスープがグラグラ煮えております。

具材は羊、牛、豚肉。青梗菜に白菜、ネギ、キノコに海鮮、豆腐に厚揚げ、中国の細長い湯葉やリボン状の春雨まであります。



スープからは既に強烈な中国の香りが漂っております。五香粉や何とかジャンの織りなす複雑な香りは、昔一度だけ旅行で行った上海を思い出す。

何を入れたらこういう香りになるのか、ザッツチャイニーズといったような濃厚な香りに、胃が痺れます。

早く食いたい!!




まだ食べさせては貰えません。


具を投入し、「ババァの豆板醤」と彼らが呼ぶ豆板醤を入れ、一度蓋をしてさらに待つこと数分。



こちらはもう既に汗が吹き出しています。持参したタオルを首に巻く。早く食わせろ。




出来上がり!!




何だこれ、メチャメチャ美味しい。火鍋って始めて食べるけれど、こんなに辛くて美味しい物だったのか。三種の肉がラー油と絡み合い、濃厚な滋味を増す。野菜は辛味と旨味を纏い、後を引く旨さ。
キノコに春雨、湯葉に至ってはスープを吸い込んでえも言われぬ至福の味わい。


これだけでもスイスイ進んでしまうのに、僕は前出の「ババァのラー油」を追加投入。何でも豚の肉と脂から出来ているラー油なんだそうな。確かに豚肉らしきものが入っている。

一瞬怖いな、なんて思ってしまった僕をY氏がすかさずフォロー。

「瓶の裏側、日本語で書いてるから安全だよ!」


σ(^_^;)






ヒーッ!!辛い!!

ターボエンジン始動。僕の抑えられた欲求に火がついた。お呼ばれなのに、人の家なのに、肉の塊だけに狙いを定め、食らいつく。もはや遠慮なんてしていられない。

このラー油は大久保で買えるそうです。ちょっとチェックしてみよう。


また、ビールにとても良く合う。残念な位のコンビネーションの良さ。

気がつけば満腹になっておりました。


その後は他のお客さんの写った古い写真(平均15年前)を見せて貰いながら大笑い。


よく飲んでよく話し、よく食べました。素敵なお二人にすっかりもてなされ、いい気分です。

東京には世界中の料理のお店があり、便利になりましたが、心尽くしの手料理にはレストランには無いなんとも言えない暖かさがあります。

本当にいいものですなぁ。


と、帰宅後お風呂に浸かりながらブログを書いております。





10周年どーしよ、、、(追記しました)


早いもので九月も半分が過ぎてしまいました。


今年のモヒートはご好評のうちに終了と相成りました。誠に有難うございました。



皆さん口癖のように仰る「この間お正月だったのに」が決してオーバーではない速さで季節は巡ります。

何か思いついたりアイディアが浮かんでも、あっという間に時間が過ぎて行きます。んじゃまた来年やろっか、って話なのですが。要はぐーたらなのです。


しかし、また来年!では済まない案件もあります。

まだ決め兼ねている事があります。来年四月の十周年。

候補は例の飯田橋のボートハウス。




桜の咲く頃に水辺でイタリアンのフルコース、酒は浴びるほど飲める3時間コース、ボートで登場、花火も上がる。

申し分ないのだけれど、一つ納得が行かないポイントがある。


うちのパーティーといえば、やっぱり音楽。

画像検索しただけでまだ先方には確認していないのですが、どうやら生のピアノが置けないのでは、という心配。全てのライブ写真が漏れなく電気式のキーボードになっています。

水に浮かぶレストランという構造上、もしや重量的な問題が有るのかもしれないという想像。


こちらはレトロ全開で10年間来たんです。節目の年にキーボードはあんまり弾きたくないんです。味気ないしなんか寂しいじゃないですか。

電気式の楽器の良いところも沢山あります。けれど僕にとっては直筆とワープロくらいの差があるように思います。





もうひとつ、今までJAZZのビッグバンド、バレエ付き管弦楽やら、アラブ音楽のバンド組んだ過去もありました。結構色々やっちゃった。

それを踏まえて、今までより新しくて大きい規模にしないと気が済まない自分がいます、、、。


あんまり赤字出してもねぇ、、。

いや、勇気を持ってささやかにやるのも手かもしれない。ささやかだけど新たな挑戦。

悩みます。

生のピアノがあれば古風なJAZZかタンゴバンドやりたかったんだけどなぁ。まあ、最早ありきたりかもしれないけど。


いっそのこと、屋形船で目覚めた純邦楽の皆さんにさらに大規模にお願いする方向もアリかな?と思っております。


桜の下に赤毛氈敷いて、全員黒紋付で三味線6丁くらいパーっと並んで貰って、鉦と太鼓のお囃子一座。僕らも黒紋付を着たりして。


芸妓さんが踊る中、桜の紙吹雪蒔いて、何だったら僕がヒゲの花魁道中しても、、。



あー、なんか楽しくなってきました。



でも、それならいっそ低料金で、さらに盛大に代々木公園でやれんじゃね?という素朴な疑問も。

なら陣幕も欲しくなる。




って、強風が吹いたり雨降ったらどーなるんだろ。江戸時代って面倒くせーな。



なら、屋上ビアガーデンに桜の生枝を活けまくって宴会、とかも楽しそう。

いやいや、桜の木とお囃子があるなら工事現場だって、橋の下だってビルの谷間だって何処でも良いのかもしれない。

案内状に「十周年パーティー 会場 **橋の下」とかだったら僕は興奮するけどなぁ。


この際なんか変った事したくなってきた。


んー、ちょっと考えます。(´・_・`)




追記。



カナルカフェさん、今日電話してみたのです。そうしたら桜の時期は「貸切はお受けしていない」との事、、、。桜の時期以降での直近は5/2の土曜日が空いていました。

葉桜かぁ、、。まあ、それも気持ちいいかも。

グランドピアノ持ち込みに関しては、過去に例がないですが、入り口通ればいいですよ、との事!

なるほど、それで画像なかったのか。調べてみないとわかりませんねぇ。



しばし考えます。



相変わらず馬鹿な事考えていますが、先日の13日に目出度く39周年(39歳)になりました!

これからも変わらず馬鹿で参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


夏の締めくくりに(伊豆下田)



今年3回目の伊豆南部。


伴侶のご一家12人と共に、伊豆下田のプリンスホテルに行って来ました。

大勢で泊まるので一泊朝食付きで何と6500円。これはお得です。



上は94歳、下は4ヶ月、常に大型車で大移動です。

台風一過の下、台風一家。なんせ未就学自動が五人もいる。順番に目の前のものを奪い合い、叩き落とし、拗ねた後に泣きながら抱っこを要求する。小さな恐竜みたいなもんです。



そんな面子で、昼はホテルのプールで今年最後の水遊び。夏なんてまたやって来るのに、なんか切ないなぁ。




そして、夜は月が眩しい。中秋の名月の翌日だけあって、かなり明るく、本でも読めそうなくらい。

月が静かに水面を照らします。



お年寄りから赤ん坊までが、同じご飯を食べ、月を見て、歌を歌い、笑う。

僕はちょうど真ん中あたりの年齢なのですが、いわば働き盛りの年頃。

もう十分大人なのであります。

しかし、ちゃんと大人になれてんのか、と問われれば、まだ子供の気分が抜け切れません。

五歳の女の子に、「シンスケはどうして伴侶くんより太ってるの?男の子なのにピンクの水着着てんの?」と笑いながら問われ、いい回答も見つからず、大人気なくカチンと来てしまいました。(笑)




そうです、僕はまだ子供なのです。


なかなか大人になれない。プールサイドで露骨に不機嫌になってしまった。


気まずいまま、買い出しに行ったコンビニでプリキュアのカードを買って与えました。罪滅ぼしのつもりというか、、。

子供たちはお祭り騒ぎの大喜び。当然、さっきのやり取りなんて覚えていない。

んー、でも、大人とは言えない対応ですよね、、。大の大人がプリキュアに頼るなんて大人のすることじゃない。こんなの嫌だ。

次に会うとき、ピンクのジャケット着て行こう。

んで、「そもそも桃色とは、、、。」


物思いに耽る、夏の夜でございました。



アイドルって何かね?


皆さんは、毎日チェックするホームページやブログってありますか?(キヌブログもその一つだと嬉しい 笑)


僕が間違いなく毎日踏んでいるページに、三橋順子先生のブログというのがあります。三橋先生は性社会、性文化の研究者であられます。

この方のブログがとにかく面白い。面白い上に為になる。しかも僕の趣向と合っているのでしょう。とにかく様々なニュースの切り口や分析に納得する毎回のブログ。

殊に、赤線文化や色街の変遷についての考察は、僕の最も興味のある分野であります。

華やかな時代の日陰に埋れた女達の情念、そして彼女等を取り巻いていた当時の社会環境を資料を元に見事に紐解いていらっしゃいます。

特にご専門である(ご自身も女装にて生活なさっておられます)性的越境者に関しての分野においての緻密な調査と深い考察には、執念すら感じます。

どうして先生はご自身の女装に飽き足らず、こんなに時代の変遷や文化を紐解こうとされるのか。





そんな三橋先生のブログの中に、少し前なのですが、、、

何とウチの極薄ビルの記事が出ているではありませんか!




驚きました。

早く続きが読みたい。気になっております。

記事が面白いのは元より、この方のページを開くと不思議と落ち着くのです。全く理屈抜きです。


話は変わって。


しょうじくんがある日、携帯端末からヘッドホンで何かを聞いていた。

「何を聞いているの?」と聞くと、三人組女性アイドルPerfumeのラジオ番組だと言う。

正直言って、どうしてそんなもの聞くのか理解できなかった。(笑)


音楽を聞いたり、落語を聞いたりというのは何と無くわかる。でも、大変失礼ながら娘さん方の話し声だけ、ってのは僕にはちと、、、。

話す内容に何かヒントがあるのだろうか、、さらに色々考える。


しょうじくんに良く聞いたところ、彼女達はファンに対して大変真剣に、アイドルであれるよう勤めているのだと言う。それもどんなに辛い時も心から、「有難う」とメッセージを発信しているのだそう。

要は、大変に「ケナゲ」でいらっしゃるということ。

そんな彼女達に纏わる何かに触れていると、しょうじくんは気分が落ち着くんだそうだ、、。


(゚Д゚)!!


んー、なるほど!!やっと理解した。

しかもワシにも同じ経験があるじゃないか。


尊敬している人に触れるだけで落ち着く、そのシンプルな安堵感。


それは他ならない天皇皇后両陛下と、並べて書くのは凄く不敬だけれど赤線や色街のパンパンのお姐さんの記事がそうなのだ。


まずは両陛下。

もちろん、歴史や取り巻く文化にも興味はあるのだか、何より両陛下の頑張ってらっしゃる記事を読むと、元気が貰える私。あんなに無欲に滅私の精神で取り組んで居られる方はそういない。ご高齢での八面六臂のご活躍ぶりは僕が書くまでもない周知のところ。

最初は固有の装束や文化、生活スタイルに惹かれたのが、段々と生き様のような所に関心が移る。

ひいては、関連するものに触れていると落ち着くっていう感情へと至る。

これは彼にとってのPerfumeと同じではないか!!



そして戦後から現在に至るのパンパンのお姐さん達。

こちらも全力で戦って生きていらしたはず。名もない昔のお姐さんに思いを馳せ、勝手に元気を貰ってしまう。


少しだけ、新宿での水商売従事者という僕の職種も重ねて考えたりしてしまう、一方的な親近感など。

これは僕にしか解らないかも知れない。それでいい。

時代や職業、生き方を超えて、自分にとって尊敬出来る人にに触れること、それにより穏やかになれる何かを見出せること。
それこそがアイドル論の根幹であり、各個人の精神的支柱となりえるのではないだろうか。

一般的にアイドルというと、可愛い、格好いい人、そして音楽や演技の才能のある人に対してファンを自認する場合が多いのかもしれません。


しかし僕の場合はもう少し複雑で捻くれているので、結果的に今は両陛下とパンパンの姐さん方というメチャクチャなセレクトになるのでしょうか。

でも、対象なんで何でもいいのだ。誰にも内緒の自分のお守りみたいなものですから。




前出の三橋先生も、過去の大先輩であり、今より遥かに厳しかったであろう女装者に対して、何かそんな熱い感情をお持ちではないか、僕はブログを拝読しつつそんな気持ちになります。


三橋先生の研究も、しょうじくんのラジオも、僕のそれも同じ事なのだという不確かな確信を感じた、月曜の早朝で有りました。


よし、繋がった。寝ます。




本日月曜日、21時オープンです


申し訳ありません。私用からの移動がうまくいきませんで、本日月曜日、21時オープンとさせて頂きます。

雨ですが、少しお待たせしてしまいます。申し訳ありません。

どうぞ宜しくお願いします。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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