本日月曜日よりお休み頂きます。



すみません、明日からMISIAさんの大阪ツアーなのですが、新曲に少し手を加えることになり、今日の営業はお休みさせて頂く事になりました。

誠に申し訳ありません。

営業再開は7/2木曜日夜8時からとなります。

勝手ばかり致しますが今後一生ないと思われる大舞台、どうぞ応援よろしくお願いします!



スタッフ一同


その2 妄想写真館



さてさて、今日は二度目の五丁目物件の内見です。前の持ち主さまの代表者と不動産屋さん、僕としょうじく。

かなり事務的なやり取りをするのですが、僕はそんな事より内装プランが気になって仕方がない。最近膨らみまくったイメージをどう萎ませるか。膨らんで萎む、常にこの繰り返しです。

昔からやってみたかった内装やアイディアのイメージが沢山ありまして、どうしても場所が限られるので困っています。

かといって広いところに何でも好きなだけブチ込めればいいというものでもない。

バランスよく収まっていて、機能的であることが大事ですよねぇ。





今回の壁紙は緑色。ソファーの赤とウッドパネルのこげ茶、天井のベージュ、少しの真鍮の金色でまとめます。

色味はかなり渋い感じなんだけど、敢えてアンティークのオモチャなんかをブラブラ吊るしたりとか、古い日焼けしたヨーロッパのステッカーもバンバン貼りたい。

大人になり切れない大人の子供部屋みたいな感じかな。(汗)僕にとっては楽器も玩具の一つ、今回もさらに増やして、壁にビッシリ飾ります。

奥の壁は駆体と繋がっていないので外します。間口3600の4枚サッシが現れます。キヌギヌの窓と同じ、しかも縦に長いサイズ。

「あーあ、緑が無くなったね」なんて、誰にも言わせません。

ベランダはジャングルにして、ライトアップしようと決めています。京都の町家の坪庭みたいに、入り口を入ると薄暗い店内の先に、緑に輝く森が見える筈です。常緑樹に落葉樹、それに桃とかレモンとかの果樹も植えよう。

手動で開けるテント屋根はウィーンのケーキ屋さんみたいな赤と白のストライプ。うーん、かなり可愛い。

中央から少しズラして噴水付きの池みたいなのも造作しよう。余裕があったら白鳥かフラミンゴを飼いたかったんだけどな。(喫煙場所要らなかったら絶対飼ってたな)

BARの棚も、使えるところだけ残して手を入れよう。老博士の研究室みたいに古い瓶を並べて、金魚鉢もそこに入れ込んじゃう。

そして、カウンターはグランドピアノを組み込みます。お酒がこぼれてもいいから、ピアノの蓋の上で飲んで欲しかったの。ちゃんと防水します。

カウンター内側は、出し物をする時舞台になる。ステージ照明と、カーテンは電動レールにしてフットスイッチで開閉、スポットライトも増設して、ブザーなんかのスイッチも集約する。バースデーのドロップもそのまま持っていきます。

天井の箱からミラーボールが降りてくるプランも何とか入れ込みたいな。チークタイム&ディスコタイム用。

ヴォーカルマイクもレトロなやつを一つスタンド付きで。ピアノにもたれて歌おうが、上に乗ってもいいと思う。そんな事気にしてたら酒場なんて出来ない。

ピアノのトイメンにはハープ、出来ればコントラバスも置きたい。ベースを使う時はベランダ側がステージですね。


大きい編成だと、ベランダ側にピアノトリオのジャズ、カウンターの内側にストリングスが入るなんてのも出来るな。クリスマスとかいいかも。


手押し車におつまみを乗せて売って歩いたり、生ハムを切り出して売ってもいい。うんとレトロなハムホルダーとナイフ、銀のお皿にオリーブもモリモリ盛って。



ああ、今が楽しいピークかも知れない、、。せいぜい楽しもう。



というわけで、好きなイメージをバンバン貼り付けていきます。

僕の「琴線に触れる何か」フォルダーより。










































































































そして、去年の移転騒ぎの時に買いまくった照明、テーブル、グランドピアノなど。

新しく、コントラバス、チェンバロもある、、。せっかく倍の広さなのに、全然客席が増えません(笑)













どうやったらまとまるのか、、、


( ;´Д`)





つづく。



その1 新物件、決まりました!!



発表致します。

新宿五丁目の新物件、入居が確定しました!!

水面下でずっとゴソゴソしてましたが、ようやく実りました。ああ、疲れた、、、。

( ;´Д`)


これから本契約を経て、内装デザイン、施工、引っ越し、役所の検査を経まして晴れて移転、と相成ります。

キヌギヌらしい、音に溢れる暖かくてバカバカしい、古き良き飛び出す絵本のようなBARになるように頑張ります!


勿論、今まで通りのルールである会員制で四人以下、お一人でいらっしゃるお客様を大切にする方針は変えません。ボトルキープもカラオケも無し。隣の知らない人と会話が弾む装置も研究中。どうかご安心下さい。


今後このブログに、内装工事の連載も開始します。そちらも併せてお楽しみ下さい。部屋にいながら埃だらけ、汗だくの僕らを高見の見物して下さいね。

8月終わりにさよならパーティー、9月上旬にオープニングの予定をしております。またこちらでUPします。

あと、今の物件の使い方も、譲り先も含めて考えないといけない。そちらも、また改めましてこちらにて。


オマケで新物件の写真をUPします。ビフォーアフターをご想像下さいませ。


玄関



入り口から奥に向かって


カウンター


カウンター内側



ソファー席



ソファー席背面


キッチン入り口


キッチン内部



ベランダ


ベランダ2


ベランダより北側を望む


ベランダより店内





続く。




ブランデンブルグ協奏曲


さて、前に書きました通り、7月、8月の毎週日曜は葉山の一色海岸にて、海の家で仕事をさせて貰います。

カウンターの一部がにピアノを埋め込んであり、そこで毎日曜、日没まで弾く事になっています。

不定期になる週もありますのでまたUPしますね。

8/2はそのスペシャルという訳で、キヌギヌ弦楽五重奏団としょうじくんのアコーディオン、僕のチェンバロで海辺でBGMを担当させて頂きます。

曲目はバッハ、モーツァルト、ピアソラ、にエンリオモリコーネから聖子ちゃんまで。

ドレスコードは白かベージュ、サングラスを掛けて音楽を聴きながらシャンパンでも飲んでもらおうという趣向です(笑)


その中のバッハの楽譜が間に合わない。あんまり楽譜見て弾かなくなっちゃったので、速い曲はどうしても苦手。(若い頃ならサッと弾けたんだけど)

なので楽譜にコードネームを振るという荒技に。




これはバッハに取ってどうなんだろうか、、。クリームパフェを割り箸で食うような無礼な行為なんではないか、、。

そもそも、海辺でチェンバロとかもあり得ないんだけど。

まあ、結果オーライって事で許して貰いましょう。



その後、法務局に行って法人謄本などを取り寄せ。

収入印紙ってこんなに可愛いんですね。思わず見惚れてしまいます。



これから経理を済ませて税理士さん提出して今後の打ち合わせ。そしてお芝居を一本見てからヴァイオリンの親方と会食。

忙しいのはいい事だ!


今夜もシフト通りお休み頂いていますが、どうぞ宜しくお願い致します。



バタバタしております



まずはご連絡です。7/6(月曜)は夜10:30より営業とさせていただきます。ご迷惑をお掛け致しますが何卒ご了承下さいませ。


何だかバタバタしております。


しばらく、前ほどブログが更新出来なくなるかもしれません。またちゃんと書きますのでもうちょっと待ってね。



さて、例の件、もう一息です。

今回は正式に印鑑をつくまではあまり何も書かないことにしておりまして、経過をUPしていないのですが、着実に進んでおります。

シーン毎に奇跡のような良い方達と出会い、皆さんが協力してくださって泣きそうになりながらもドンドン進んでおります。

それに加えてロマン座とデパート屋上、夏の海の家関係とMISIAのツアーと通常業務がごちゃ混ぜで、既に脳が湯豆腐みたいに煮えていますが、何とか整理をつけてやっております。

本当にあともう少し、なんです。ピアノだけ了解下されば、、。

その日が来たらイメージをバンバンUPします。ってか、早くしたい。

雰囲気やスペックをそのままに、懐かしくて落ち着く、「さすが、やったな!」と言わせるようなプランが携帯と手帳、イラストに詰まっております。


きっと、新たなステージに進む事をよく思わない方も多いかもしれません。あの空間だから好きでいらしていた、広くなったら雰囲気が変わるんじゃないか、と。

実際に、ブログをお読みになり、いらして下さって、今の方が良いんじゃないかとご意見を下さった方もいらっしゃいました。

確かに、全く同じにはならないかもしれません。でも、闇雲に売り上げを上げたいとか、そんなので計画を始めたのではないのですよ。

さらに楽器を置きたいのと、僕らの休憩室兼、着替え室が欲しい、そこからスタートしました。

今までの席数(壁側は少し増えますが)と、4名様以上の団体はお断り、店内禁煙など、何も変更しません。

どうか、楽しみにお待ち頂けたら幸いです。




さて、今日と明日は僕、連休を頂いております。

前に買ったチェンバロ、浜松から部品が届きまして、やっと調整に入りました。

弦を弾いた後に音を止めるフェルトが硬化しており、全交換する事にしました。




ひたすら根気よく、苦行のように交換して行きます。

そして、それを一つづつセットしては音を作る。しかもこのフェルト、前後の弦と連動していて(とても僕の文章力では説明出来ない)かなり大変です。切ったり削ったり、芯を入れたり自分なりに工夫してみました。

あー、早く海辺に持って行って弾きたい。バカな事したい!




8/2の日曜日はキヌギヌはクローズしまして、葉山の海の家で出張キヌギヌです。

ドレスコードは白かベージュ。

弦楽四重奏にチェンバロ、アコーディオンのデュオもあります。

またこちらにUPしますね。







あー、バタバタ。楽しい。

屋形船その3と物件その後


えー、昨日の夜に移転のニュースが分かる、と書きましたが、先方さまのアクシデントによりお話が伸びることになったそうです。(汗)

総合的に、やや有利な形勢です。


ここは一つ、心を静かに落ち着けて待ちたいと思います。やることはやりましたし、きっといいニュースがやってくると信じています。

よって、結果が分かるまでエアコン取り替えはお預けとなります。今までのエアコンと大量の団扇で参ります。申し訳ありません、、。


今日の東京地方、激しい雨が降りました。梅雨らしい天気になってきましたね。




僕の梅雨も早く開けて欲しい。


さて、屋形船。リハーサルも順調に進んでおります。

少しだけ動画をどうぞ!

このメンバーに加えまして更に邦楽が増員。殆ど歌舞伎の編成となります。そして、出し物も大掛かりに!

長い畳の廊下を花道に見立てまして、恐ろしい演出を企てております(笑)

出航は晴海埠頭、大江戸線勝どき駅から川を渡ってすぐの徒歩5分です。



お楽しみに!


あ、お支払いなんですが、お振込みでも構いませんよ。(予約済みの方に限ります)


お支払いは店頭、振込みいずれも今月中までにお願いいたします。

料金は12,800円、振込み手数料はご負担下さい。予約の都合上、いずれの理由に置かれましても返金は致しかねます。


東京三菱UFJ銀行 青山支店(608)
普通口座 4568412

エノモトシンスケ 宛

振り込み名義人の頭に「ヤカタ」と記入して下さい。例 : ヤカタ エノモトシンスケ

お席ですが、今日現在、あと10席ほど空いております。そちらは店頭にてご確認下さいませ。

どうぞよろしくお願い申し上げます。



チャンチャン






夏風邪のような、夏バテのような



お陰様で風邪もよくなりました。

良くなった日は、敢えて出掛けるようにしています。鈍った体をチューニングしないと夜ダルくて仕方がないのです。

目黒にコントラバスを修理に出しに行きました。




僕の部屋は質屋か楽器屋さんみたいです。よくこんなに荷物があるものかと。テーブルが三つに、椅子やらワゴン、カツラに器に巨大シャンパンクーラー二つ、電気の傘やら、レコードも凄い数あります。こんなんじゃ地震が来たらどうなる事やら、、。

早く置くところが欲しい!!

なんて言っていると、友人から新しいニュースが。新宿五丁目に空き物件が出ました。

ビルの五階、今度はエレベーター、テラス付きです。

家賃もお安く、とてもいい雰囲気。既に内見を済ませました。ちょっと枯れたゴージャスな空気。









ロートレックの絵に出てきそうな重厚ないい箱です。こういう雰囲気の中でバカバカしい事をやると、きっと調和して理想の雰囲気になると思われます。

少し狭く感じるのがまたいい。空間的には倍近いので、かなり面白い使い方ができそうです。

カウンターは半分壊してグランドピアノを入れ、その上でお酒が飲める。ベランダの壁も抜いて、外が見えるように。外はジャングルにして、ライムやミントも植えよう。頭上には避暑地みたいなストライプのテントを張って。

そして、キッチンが独立しています。これには泣ける。

客席とカウンターにそれぞれ、扉が付いています。





何が良いかって僕達、ここで着替えたり休憩できるのです!!ほんの5分でも、3分でも一人になれる。これは最高の仕掛けです。


そもそも、一人用に作った箱に二人で働き出して早2年。ロッカーも何も、スペース的にもはや限界ですし、何よりお客さんもよくまあ付き合って下さいました。

ここいらで、普通の大きさの箱に移りたいと思います。



が、先にお一人いらっしゃる、らしいのです。希望者が!!

人生なかなか上手くいかない。

そこの辺りの折り合いが分かるのが今夜。はぁ、祈るばかりです。


ここをご覧の方は僕の気持ちなんてよくご存知だと思います。僕は今の店に恋をしています。並木も階段も、そして他の階に入居なさる友人たちも、10年経って掛け替えないものとなりました。


しかし、このビルはぬるま湯そのものです。いつか時間を忘れて居続けると、突然取り壊しの日が来てしまいます。それは困る。

ピアノBARが可能な駅から近くてベランダのあるこじんまりした安い物件なんていうのは住居において「ライオン飼育可」くらい探すのが難しいのです。

余裕のある時に見付けて、キープしないといけません。


とはいえ、毎回上手くいかないんですよね。今回こそは決まって欲しい、、。


ロマン座も絶好調です。7月は特に忙しいです。10本も仕事を頂いております。(汗)
そしてまた、近所の巨大デパートであるお祭りを企てます。

今回はロマン座の僕らがキャスティングから編曲、演奏まで全てやらせて貰います。お楽しみに!




まあ、そんなこんなでバタバタです。もし物件が上手くいったらさらに凄いことに。設計図や融資、役所関連、もう止まれません。

それまでにちょっと落ち着いたら平日、五連休くらい頂こうかと思います。


まだまだ先は長いですから!


皆様も夏バテにはご注意下さいませ。





物欲とはイメージ具現化のプロセスである


昔から変なものを集めています。欲しくて気が狂いそうになる時もあります。

楽器はもちろんの事、、



蓄音機とか、、(頂き物)



変な手押し車とか、、




銀食器とか、、(幾つかはホンモノのいいやつです)





他にも意味の分からないものが沢山あります。もし何かの事情でフリマやったら、皆んなはTシャツとか電気スタンド並べてるのに、僕のコーナーだけはホーンテッドマンションみたいになるに違いない。

僕の中では全て繋がっているんです。分かってもらえないかも知れないけど、そうなんです。

全部を組み合わせると懐かしい、あるおばあちゃんの家になります。(誰?)



おばあちゃんといっても、実の祖母ではなく、空想の中のおばあちゃん。たまに夢にも出てきますが、ややこしくなるので空想の、としておきます。

つまり、僕の幸福なイメージの象徴なんです。


港町の坂の上の洋館に一人で住む、美しくてオシャレなおばあちゃん。昔を懐かしみながらもきちんと自立し、矍鑠とした女性なんです。

僕はリビングにお邪魔して、薫り高い紅茶なんかをご馳走になりながら素敵な昔話を取り留めなく聞く。

普段僕が迷っている事があったとしても、お話に耳を傾けるとそこに何かのヒントが隠されている。

初夏の窓からは緑が繁り、その向こうには港が見えて、遥か沖には海の水面に弧を描く客船が見えます。汽笛や鳥の声も風の音と共に聞こえる。

そんな中でおばあちゃんは水色のストライプのワンピースを着て、白髪を美しくまとめてセットし、窓辺に座ってニコニコしている。


店の古いモノをどういうコンセプトで集めるの?なんてたまに聞かれますが、そんなこと答えられません。その「架空の」おばあちゃんの家にあっても違和感のないモノ、なんです。気味が悪いけど。

欄間だって、ハープだって薔薇の花だって、ちょっと似たのがそこにあったんですね。完全に同じではないのが悔しいんだけど。

もし完全に再現出来たら、きっと素敵な夢のような空間になるんじゃないかな。それか僕の気が狂ってしまうかのどちらか。



内なるおばあちゃんの昔話は盛り上がると、時に家の中だけでは収まらなくなります。

「私が戦争前、船の上でダンスパーティーの時に聞いたJAZZはねぇ、、」となると、仕方なくジャズバンドが登場します。




「いつ頃だったかしら、このくらいの小さなチェンバロが置いてございましてね、お茶を頂きながら聴いたものなのよ」なんて言われると、ああ、チェンバロがあったらおばあちゃんの言う素敵なティータイムが再現出来るのかね、観てみたいなぁ。なんて思ったり。



(ババァ、いい加減にしろよな 汗)



因みに、婆さんが屋形船に乗ったかは定かではありません、、。




キリがないのでまた今度にしますが、違うバージョンが更に4つ位あります。古い楽器屋のおじいさんだったり、旅のサーカス団だったり科学者の家だったり。

(正気です。ラリってませんよ)


まあ、そんな中で更にイメージするものがあります。

馬車とメリーゴーランドと豪華列車と古いビルヂング。婆さんのエピソードにたまに登場します。


そこでやはり調べる私。ネットは凄い。なんでも見つかる。

これね、凄いんですよ。馬車屋ドットコムさんというサイト。馬車を売ってます。

素晴らしいラインナップよりお気に入りの一台。





100年前のが156万。うーん、欲しい。

これを客席に置いて6人掛け席にしたら、馬車チャージ取れるでしょ。1人1000円頂いて一晩6人として6000円、10ヶ月以内に回収出来てしまう、、。



メリーゴーランドという手も。

ドイツのメーカー。中型機種が1300万円ちょい。



一回1000円を貰って10人載せる。一晩一万円として5年半で元が取れ、、。(笑)


後はですね、値段がわかりませんが豪華列車の車両とか欲しいんですよ。

これをそのまま空き地に置いて、BAR。






はぁ、、いいなぁ。アコーディオンの音なんて似合いそう。


そして、極め付けの欲しいもがこちら。


江東区佐賀にある謎の古いビルです!



三井本館よりも三菱開東閣より綱町三井倶楽部より、日本生命館よりもこのビルが好き。

このサイズ感といい、汚さといい、今の店の規模といい、ここしかない。もう少し大きいのなら、京橋の明治屋かな。
(何を迷っているのか、、)

もし許されるなら、夜中に引っこ抜いて持って帰りたい。


一階と二階は店にして三階は簡単な住居と倉庫に。屋上はジャングルにして、小さな池を作って、ほとりに秘密の温室を建ててピアノを入れて秘密基地にしよう。

その中で自分が例の老婆になってそうですが、、。(汗)


ああ、物欲って怖いですねぇ。


かといって有り余るお金はいらない。あの婆さんの屋敷の空気を再現出来て、そこに身を置きながらいらっしゃる人をお持て成し出来たらそれでいい。なんて思います。



今日のブログは一際気味が悪い仕上がりになりました。すみません。



休日ぶらり歩き



今日と明日はお休みを頂いております。なので色々と用事を済ませる事にしました。

最近体調が良くなかったのですが、睡眠不足から来ている事だけはわかっていました。

身体が疲れていないから眠れない。なら歩けばいい。今日は長く歩く事に。


シンプルだけど、いつもこうやってチューニングしています。


まずは10:30、北新宿の自宅から東中野まで歩きます。

銀行で何やかんや済ませ、中央線で浅草橋へ。

そこから少し歩いて馬喰町に。



ここは、繊維関係の商店街なんですが、装飾的なものから食器、それに付随して生活に不必要と思われるあらゆる物が売られています。

そして、来るたびに寂れている。寂しいなぁ。


僕がこの5年ほどお邪魔している、ダンス用品店。




こういうなんとも言えないセンスのイミテーションがワンサカ売っています。

ここで指輪を一つ購入。

ヤバいセンスの指輪も、集めると絵になります、よね。多分(笑)

店のケースはこうなっています。



この10年くらい、旅先なんかで一つづつ集めています。

昨日も女優さんがいらしたので、気前よくあげてしまいました。なので補充しなくてはいけなかった。

良いのが少なかったので一つだけ買います。最近職人さんが高齢化だそうで、この業界も縮小気味らしい。何かと先行きが暗い話ばかりですな。


これらを何に使うか、というと困るのですが、、。お客さんが歌を歌うときに盛り上げる小道具、というのが主な使い方ですね。これを付けて照明を当てると、ホラ!

あなたも越路吹雪、美輪明宏に、、。


そして、歩いて銀座二丁目へ。

三州屋さんという居酒屋さん。とにかく魚がめちゃくちゃ旨いの。ここではカキフライが名物らしいんだけど、僕は刺身定食しか食べた事ないです。



かなり怖いオバハンがいて、ちゃっちゃと仕切られる。相席なんて当たり前、なんとも言えないノリでやってらっしゃいます。

腰の低い丁寧な店より、むしろ気楽だったりしますね。たまに来ます。


そして、今度は地下鉄で木場へ。

山口小夜子展を見に来ました。

充実の内容。子供の頃に見た資生堂のコマーシャルで、なんとも薄気味悪い人だな、、位の印象だったんだけれど、大人になってから初めてその存在を知りました。

前の会社の店にも、一度いらした事があります。静かな印象でしたので正直、ほとんど覚えていないのですが、、。

今ではモデルから役者という転身が多い中、彼女は独自の表現者としての模索をする事になります。

お店によくよくいらしている下村一喜さんの作品がラストに。

贔屓目を抜きにしても一番好きな作品でした。彼女が一番小夜子らしい写真、というか。




僕も自分なりの形でいいから、もっと表現して生きていきたい、そう強く思いました。


その後、また歩いて今度は清澄の辺り。

古道具屋を見たり、川沿いを歩いたりしてブラブラ。



歩いて新宿の店まで帰ってきました!!
偉いなぁ、ワシ。

歩きながら考え事をしたり、予定に優先順位をつけたりするのがとても楽しい。




明日は伴侶のお婆ちゃんの納骨で、鶯谷へ行きます。

通夜以来お伺い出来てなかったので、明日はゆっくりお参りしたいと思います。




6月のシフト



大変遅くなりましたが、6月のシフトです。

シンスケお休み

6/3(水)9(火)10(水)17(水)23(火)24(水)

ショウジお休み

6/1(月)2(火)8(月)15(月)16(火)22(月)

となります。


そして、6/30(火)7/1(水)の2日間は大阪フェスティバルホールにて「MISIA星空のコンサート」に出演のため、お店自体を休業とさせて頂きます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。




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佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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