昭和レトロ探訪 レストランいづみ



久々の昭和レトロ探訪。


灯台元暗しと申しますが、今回は正にその通り。
新物件のあります五丁目のビルの真向かいに、そのレストランはあります。


ビルの階段から見ますと、、(二階以上がエレベーターとなります)




真正面になります。

移転先の情報を聞いた時から、度々、きっと数十回訪れているこの地。その向かいにまさかレストランが有ったとは、、。全然気付かなかった。



なかなか迫力のあるファサードであります。ショーケースも正しい佇まい。




看板のコックさんは、何やら気の優しそうな笑顔。これは見る人に安心感を与えます。




店内は15席位のこじんまりした感じ。とても懐かしい、レトロ探訪に相応しい、僕の好きな雰囲気。



チワワみたいな色白の奥様と、旦那さんと思しきコックさん(注文が入ると甲高い声で応答なさる)のお二人。

ああ、癒される。


お昼のランチB定食を注文しました。



かなり、、量が多いのです。

目玉焼き、ハンバーグ、エビフライ、ワカサギ?フライ、サーモンフライ、白身魚フライ、チキンカツ、小さな豚カツ、スパゲティー、サラダ、パイナップル。

ご飯にはカレーと、またチキンカツ、、。そして味噌汁。

1250キロカロリー位あるな。


正しくて懐かしい、あの味。

大人のお子様ランチと言った感じでしょうか。繊細さやサッパリとした味が好きな方には向かないかも知れない。

他のお客様も、工事現場の作業員風の方が多かったです。なるほど、皆さんのスタミナの源です。


昼休憩が終わったのか、お客さんが帰られる。

ふと、店内が静かになった。


あの店を思い出した。

お向かいさんという事で、これからもお世話になると思います。

新参者ですが、どうぞよろしくお願いします。



8/2(日)葉山一色海岸に集合!


葉山一色海岸の海の家カラフルカフェプロデュースの「umigoya」を、キヌギヌがジャックします!





【日時】
8/2日曜日 午後5時受付スタート

【場所】
神奈川県三浦郡葉山町一色海岸ビーチ内
(海に向かい、葉山御用邸右側すぐになります)

【行き方】
湘南にあります逗子駅前ロータリーよりバス、一色海岸行きに乗って25分くらいです。乗り場は駅を出てすぐのところ。バスの進行方向右側から見事な海が見えますよ。

【料金】
3,000円( モエシャンドンのシャンパン一杯付き)
【ドレスコード】白い服装

こんなお店です。





新宿三丁目弦楽五重奏団に僕たちのアコーディオンデュオ、お馴染みジャズヴォーカリストを加えまして、海の目の前で避暑地気分で飲もう、という企画です。


そして、今回はコントラバスとチェンバロも運び込みます。チェンバロの調整も終わりました。ベストコンディション!




アコーディオンデュオでお迎えした後は弦楽五重奏の当時。
曲はバッハからモーツァルト、モリコーネ、アストルピアソラに松田聖子まで。

しょうじくんがアコーディオンで、今回初めて弦楽五重奏とタンゴのコラボです。

泣ける曲なんですよ、また。( ;´Д`)


その後はしっとりとJAZZでお楽しみ頂きます。


バンドも白い服でお出迎えします。

こんなイメージ。



皆さん、是非お誘い合わせの上ご参加下さいませ。

白い服をクローゼットから引っ張り出して、カンヌやニースの富豪気取りで遊びましょう。サングラス必須です。



この日はキヌギヌはお休みとなります。ご了承下さいませ。


8月のシフト



早いものでもう7月も終わりますね。8月のシフトをアップ致します。

8/10-12までの三日間、夏休みをいただきます。どうぞよろしくお願いします。

夏休み以外のシフトは以下の通り。

シンスケ休み

4(火).5(水).19(火).25(火).26(水)

しょうじ休み

3(月).17(月).18(火).24(月).31(月)


どうぞよろしくお願いします!

その9 設計士河原さん向け特別号



ブログを始めて数年、今回は始めてお一人だけに向けて書きます(笑)

設計段階に入りまして、より細かな詰めのやり取りをする上で、慣れた手段であるコチラを今回使わせていただく事にしました。すみません。

これなら編集しながら写真、テキスト、イラストで説明できます。思いついたら加筆出来るのが有難いのです。


それでは河原さま、よろしくお願い申し上げます。

パース作成のデザイン案まで一気にお伝えしてしまいます。検閲されずに北京まで届きますよう。

【加筆】

書き加える場合、新しいカテゴリーは上から足していきます。既存の部分を膨らませたりもします。

8/5ミラーボール加筆しました

手頃な省スペースのミラーボールを購入しました。縦横ともに直径210ミリです。




これをスライドレールの付いた台車に斜め角に取り付けます。天井にも光が届けば嬉しいです。扉を押し上げるローラは左右二箇所、こちらは変わらず。



回転動力を人力から電源に変更し、かなりスッキリした機構になると思われます。



鳥用にも同じ台車を一台。



枠はこんなイメージ。もはやカラーボックスでも良いのではと思います。蓋だけクラシックなのを付けて頂いて。



詳細はまたアップします。






※ハープの置き場所

ソファの横に、とご提案しましたがサッシの開閉などもあり、カウンター内部の正面酒棚の左隅に安置することにしました。その際、柱から左の収納棚全てを破壊せねばなりませんが、構いません。

ハープ右先端の突起を柱の裏側に隠すような位置で置こうと思います。





こちらが実物となります。また計測しておきます。



ソファ両側のボックス兼肘掛については既存のまま残します。


※ミラーボール機構

こちらも一新しました。



ミラーボール案です。



レールに吊られたミラーボールを手動で押し出すと、先頭の赤い滑車がドアを上に押し上げます。半径少しくらいまで出たら良しとします。光は独立したスポットを天井より当てます。

動力は二つの連結された滑車で、手動となります。







※鳥の機構


これらは全く同じ機構になりますので、ミラーボールと合わせて二つ同じものを用意してそれぞれを乗せるといった感じになると思います。鳥の乗った機械が前に迫り出し(赤い滑車が扉を押し上げます)鳥が動きます。梃子の原理で、レバーを動かすとお辞儀します。この時、笛でクワックワッとアヒルのような音を出します。




自作でスライドレールと木のフレームを組み合わせて作った機構に、サイズを指定して外側の板だけ作ってもらうという手がシンプルかもしれませんね。夏休みの宿題感覚です。(笑)




※什器について

テーブルは居抜きに付随したもの4脚を使用します。通常は低いものを3脚、ソファー前に配置。
1脚は加工します。



赤いカウンター椅子は処分しました。

椅子は混み具合を見て日により抜きます。イベントなどで立ち飲みの場合は加工した1脚のみを立ち飲み用テーブルとして使用します。友人に背を伸ばす加工をお願いしています。

高さイメージ。ピアノと同レベルに合わせます。



椅子は既存店のスツールを持ち込みます。









※取り壊し部分確認


カウンター、カウンター上部吊棚、ベランダ面壁、天井の一部となります。

イラスト赤線部分となります。





天井撤去に関しましてはエアコンとの兼ね合いがありますのが、やり易い場所で切って下さい。断面は塞いで頂き、後述の塗装にて。イメージとしては玄関から店の奥に向けて視界が拡がる感じです。






天井はスケルトン剥き出しにクリーム色のペンキ塗装を考えています。

撤去後に残った壁のうち、壁紙を使用している範囲はそのまま壁紙装飾とします。色はくすんだグリーンです。



この蓄音機のコントラストが理想です。あるだけの壁紙サンプルを拝見させて下さい。







※天井

天井を抜いた部分より上はペンキで仕上げます。壁紙部分との見切りはそこまで気にしていません。ペンキ塗装部分にはありモノのお酒のラベル、額縁や楽器で隙間なく装飾をします。





照明はアンティークのライトを2つ。現状キヌギヌで使用しているものです。

配線が隠れない場合は真鍮パイプなどで覆うなど出来れば。予算次第ですね。




今後のイベント(クリスマスツリー、ランタンなど)取り付けられるように、塗装と同色の目立たないフックを多数付けて下さい。











※床仕上げ

床を少しめくれた所を研究したところ、ウレタン系のシール状のものが木材に貼り付けてありました。研磨しても効果が得られないかも知れません。一時帰国の際に検分をお願い致します





床は一度研磨を掛けて頂き、オイルステインでコートします。昔の小学校や電車の床のです。




※ソファー上部のブラケットライト

ブラケットライトを5つほど取り付けます。位置は赤い丸の箇所。フレキシブルになっていますので、読書ライトをなども兼ねられればと思います。





ライトはこちら。調光は後述の手元操作盤で一括操作出来るようにします。





※ソファーとベランダ壁の兼ね合い

このプランは無しにしました。上の加筆部分をご参考になさって下さい。ソファ周りは現状を維持します

ソファーベランダ面にあるウッドの肘掛部の収納は撤去しようと思います。




撤去した所にハープが入ります。ハープは足元が台座状になっており太いので、入らない場合はソファーの内部を少しカットして底の部分を潜り込ませるような要領で考えております。最大幅46センチ。

ハープはここにしか置けません。どうしても無理ならソファーを一部カットしようと思います。

かなりギリギリですが多分入ると思います。ただの勘ですが。





サッシ開閉との兼ね合いも気になる部分ではあります。

玄関入ってすぐの収納はそのまま使いますので手直しは必要ありません。

ソファベランダ側のスミにはヒカゲヘゴの大きいものを一本、アンティークの飾り鉢と共にディスプレーします。パースに加えて下さい。









※カウンター上部

ヴォーカル、客席いじり兼用のスポットを一台取り付けます。最後で良いと思います。

現状の吊棚を撤去した後に、現状より高さの狭いものを天井よりぶら下げる形で作ります。収納棚などは必要なく、小道具隠しの為のカバーとお考え下さい。



ソファー上部のウッドパネルと似せたデザインで、合板で結構です。落ちてきたら怖いので。


ウッドパネルの各扉は跳ね上げ式、郵便受けのように上に開くようにします。(下のイラストは無視して下さい)

仕掛け扉は、ヒモを引くとそれぞれが開く、シンプルかつ壊れにくい構造にしようと思います。

解体で出た廃材もご活用頂けると嬉しいです。

吊棚の内部はこんな感じです。



バースデードロップ、紙吹雪のカゴ、ミラーボール、鳥が付きます。これはコチラで取り付けしますので(余りに申し訳ないので)重さに耐えるだけの吊棚をお願いします。小ネタは何れも重くはないです。

全てヒモ等での人力の作動となります。



ミラーボールはパネルの一枚の扉が開いて、そこから手動によりニュッと出てきます。後は光を当ててハンドルで回転させますが、踏み台に乗ってアナログに動作させようと思います。専用の光源を天井に、スポットとは別に一つ設置します。この機構についてはご相談させて下さい。


ハンドル部分




別の扉からは鳥が出ます。元気のないお客様に向けて元気よく飛び出せば嬉しいです。



この鳥をそのまま使います。





※ボトル棚周り

現状の店舗の雰囲気をそのまま持って来たいと思います。更に、モノが増えますがスッキリデコレーションしようと思います。

季節のスムージーマシンなども随時入れ替えにてコチラに置きます。電源は沢山ご用意下さい。




暑苦しいイラストを参考になさって下さい。

ライト、とあるのはこれを付けます。





実際にはそんなにゴチャゴチャしないと思います。



※カウンター内部

ピアノ向きは斜め、横のバージョンのどちらかで決めようと思います。もうしばらくお時間を下さい。



ピアノの防水も練り直す必要がありそうです。こちらは防音も含めて調律師さんと相談します。

こちらになります。




前にお伝えしました通り、カウンターそのものは廃材利用ではなく新しく作ります。塗装は旧店と同じ塗料を使いまして僕にやらせてください。

カウンター内部には一槽シンクと既存の2ドアコールドを設置します。



内部は簡易の防水、ドトール上の物件の時に出ましたリノリウム張り程度のでは如何でしょうか。

配置ですが、まずピアノとベランダの間に客席との導線を確保したいのでビールサーバー、生樽一式はキッチンに置いて店内へパイプで繋ぎ、スペースを稼ぐつもりです。メーカーに聞いたところ可能との事でした。サントリーのものとなります。

電気を沢山使います。コンセントを10口くらいはご用意願います。アース付きのものは二箇所ほどあれば足ります。


カウンター客席側、膝上辺りにもコンセントを3口くらい、散らして設置願います。携帯充電用意です。



※スイッチ集約パネル


カウンターのキッチン側壁面にスイッチを集約します。既存の電子ロック解除ボタンなんかもありますので、コチラにまとめたいと思います。





アンティークのスイッチをあるだけ持ってきます。大正時代のコックピットみたいになれば嬉しいです。





ピアノの側にも、よく使うスイッチだけ同じく配線します。適当な壁面を予定しています。

欲を言えばガラスケースなどに入っているのが理想ですので、施主支給品としてアンティークを探します。




電話もここに取り付けます。古い壁掛けを用意します、





※ベランダについて

今回、ベランダは自力でやろうと思いました。練馬の大きな植栽店の方にアドバイス頂きまして、配達までして下さるとのことでしたので、イメージだけお伝えしておきます。

水道の蛇口を一箇所、ベランダに延長して下さい。ピアノ、サッシの枠を潜る感じでしょうか。

自動給水の機械を導入します。電源も要確認ですね。









盛り上がられ、お話の声が大きくなりましたらサインランプでお知らせします。ロゴは「Quiet!」となります。こちらも用意しますので取り付けと配線のみお願いします。スイッチは同じくパネルにて。



念のため3つ用意しております。店内にも何か使えれば。





テントは今のフレームが使えるそうなので(山口さん)布地のみ取り替えます。紅白のストライプにします。発色とストライプ幅にはこだわりたいので、サンプルを沢山ご用意願います。



植栽をライトアップしますので、サッシ上部のライトを防水スポットに付け替えます。二箇所あります。




京都の町家のように、ドアを入ってくると暗い店内の先にお庭のグリーンが浮かび上がるようなイメージです。



フラミンゴは止めました。念のため。(汗)



※お手洗い

現状そのままを考えています。額などを少し配するのと、照明をやはり既出の同型シリーズのうち、小型のものと交換を考えています。



お手洗い、ドアの鍵も付け替えます。



※キッチン内部と取りこぼした部分(什器、オーディオや収納細部など)は今週中にここに加筆します。どうぞご確認下さい。



こんな感じで進めて宜しいでしょうか、、、?

よろしくお願い申し上げます。

















その8 壁の色をどうするか。



壁の色、とても大切です。

今の店はご存知の赤なんですね。かなり赤い店の印象が強いと思います。




良いんですけど、、、ちょっと飽きた。有りがちだし。

そして、次の店はソファーが赤だから、余計に避けようと思っています。


かといって、何色がいいのか。青は寒々しいし、好きじゃないな。オレンジ、黄色、パープル。難しい色ですよね。

茶色、ページュ、無難かな。もう少しレトロでノスタルジーをぐっと鷲掴みにするような色がいいな。




やっぱグリーン。一番好きな色です。

最初に思い出したのが、ハウルの動く城の帽子屋さんの壁のグリーン。ホコリっぽくて優しくて怪しげ。





うん、これで行こう。



この壁に



このライトが数本、等間隔に来ます。




暖色系の電球を使うのだけれど、緑色がどう発色するか。

今度持って行ってシュミレートしてみようっと。





しかし、僕はどうしてみどり色が好きなんだろう。

双子の姉は緑色に興味などなさそうだった。こういうのを個々に決定付ける要因って、一体何なんだろうかね。

幼い頃に緑色の飛び切り美しいモノにでも触れたのかな。(笑)














今日のブログは電車の中からなので軽め。


というわけで、逗子に着きました。これから海ピアノです。






その7 ネオンの街に降る雪は


クソ暑いのに雪だなんて、正気です。

例の大太鼓、やっと修理に出せました。


心から気持ちのいい太鼓屋さんで、商品の太鼓にはバチが添えられ「ご自由にどうぞ」とあります。(斜め向かいの太鼓店には「お手を触れないで下さい」とある)

プロの技、予約書を太鼓の上で書く(笑)全然オッケーです。こういうの好きかも。ラフに行きましょうよ。



2週間後に出来上がります。専用の長バチも買いました。


そして、ネットで能管も買いました。教育用の樹脂製品ですが、BARなのでこれで丁度いい。今のは余りにも鳴らないのです。



この3つで、まずは「四谷怪談」が出来ます。ヒュー、ドロドロドロ、、。




そして、雪。歌舞伎ではこの雪のシーン、大太鼓を柔らかいマレットで叩くと雪の効果音になります。


そして、昔お友達に誘われて新橋の金田中さんにお邪魔した時に、大広間の鴨居に僕の心を打ち砕く凄いモノがぶら下がっていた。




「雪だぁ、、雪だよ母ちゃん、、、。」

四年前の正月のブログです。僕もまだ若い(笑)


雪籠という大道具らしいのです。アハン。これは移転したら絶対にやりたかったネタの一つ。ヒモを引くと雪がこぼれ落ちます。強く引くと吹雪になるんだとか。

八百屋お七でも、三人吉三でも鷺娘でも越路吹雪の「雪は降る」でもアナと雪の女王でも使える。絶対使う。


1人が雪籠のヒモを引いて揺らしながら大太鼓を打つ。1人がピアノ伴奏と照明。

ヒモを足で引くことも出来るかも。それなら更に出し物の幅が広がる。

ラ・ボエームの4幕なんて良いかも。

つーか籠、中々売ってないんですよね、、。無かったら作るかな。

お金自体はそんなに掛からないウチらしい素敵な企画だと思われます。

「はいはい、ちょっとすんませんねぇ」ってカウンターの床に掃除機かける所までがショー。外人さんなんて楽しんでくれるんじゃないかな。(笑)


いつか、年末辺りに、こんな事もやれたりして、、。




(カウンターに47人も入れるかね 汗)



そして、春は桜です。本物の桜を活けて、その後ろで桜吹雪が舞う。

お囃子に鼓と笛が入って、人肌の燗酒にビール。美味しい肴は数々の重箱に納めて。テラスに七輪置いて、珍味を軽く炙ったり。

時間が来たらカウンターでショータイム。酔いがまわって、飛び入りで舞う人あり、歌う人あり。

良いですなぁ。


想像しただけで堪りません。早く移転したい。待ちきれない。



今後は、、、

設計編
解体工事編
天井照明編
ミラーボール仕掛け編
エレベーター前カメラ取り付け編
キッチンレイアウト編
床塗装編
カウンター造作編
ベランダ植栽編
楽器ディスプレー編
許認可編
メニュー絞り込み編

など、延々と続きます。


( ;´Д`)




その6 コインロッカー太鼓と世良譲


タイトルの訳が分かりませんが、忘備録ですので気にしないで下さいね。


今日は朝9時に家を出て、五丁目の現場へ。荷物の引き取りと大掃除です。

前にアップしましたこの状態。増作譲渡という罠です。こんなにあるとは思わなかった。要らないし、、。




3時間後、こうなりました。イスも全て売り払いました。( ´ ▽ ` )ノ




カウンターもからっぽ。向かって左側にグランドピアノが入り、その上でお酒を飲んで頂きます。



更に左手にはライトアップされたジャングル。ベランダに向かってサッシが4枚もあるのに勿体ないので、思い切って壁は抜いちゃいます。

一人になってから思わず、小躍りしてしまいました。

写真では広く見えますが、本当に「あ、こんなもんなのね」と言われると思います。いい狭さなんです。夢が広がる。


そして明日から実測です。ついに動き出しました。この後は設計、解体、施工、引っ越しへと流れます。





そして、楽器周りのお話。

大太鼓がですね、折角届いたのに、皮に張りが足りないのです。

カンカン照りだとドーン!と鳴るんだけど、雨でも降ると段ボールを叩くみたいに音が鳴らない。

浅草の雷門近くの太鼓屋さんに電話をして聞いてみると、皮が伸びきってしまっているらしいのです。

30年は持つのだけれど、それ以上のモノなのか、よほど過酷な環境にあったのかと仰る。

早速トートバッグに入れて銀座線で浅草へ。




地上に出ると、まあいい天気ですこと!!



太鼓を担いだまま、ちょいとお散歩。鰻なんて食べたりして。


お参りもしておきましょうね。



少し歩いただけで汗だく。今日の東京は31℃ほどありました。

まあ、太鼓屋さんで涼めるもんねー、とタカをくくっていざ向かうと、、。


お休みだったm(__)m


んー、どうしよう。持って帰るの面倒臭いし、というよりもこんな暑い中持って歩くときっと良くないにに違いない!(そういう事にしておこう)


えいっ!



裸でコインロッカーに突っ込んで帰りました、、。が、なんか嫌な気分、、。

赤ちゃんのそれと重なるのですよ。今頃苦しいかな、とか。

なんか分かんないけど嫌ですね。明日また朝一で向かいます。









昔、TBSにサウンドインSという30分番組がありました。

1974〜81年までやっていました。服部SEIKOの一社提供で、毎週放送する割にやたらと凝った番組だったようです。

僕も最後の方は少し覚えているのですが、、。

YouTubeを見ていて、これは!と思いました。

サウンドインS

ほんの3分間なのでヘッドホンお持ちでしたら是非見てみて下さいね。


司会のロイ・ジェームズ(知らん)ピアノは世良譲、女性はマーサ三宅さん(大橋巨泉の前の奥さん)


相当胡散臭くて大人っぽいメンバーが、飲みながら何やら贅沢な遊びをしてますな。



まあ弾きながらよく喋る世良譲、ロイとかいうオッさんはキッチリ3分でまとめ上げる。この日はあまり上手ではないマーサさんはご愛嬌。コーラスが仕込まれて不自然にハモる、ベースにドラムまで居たりして。


大好物!!!


この仕込み感が堪らん。大人の嗜みで全てが許されます。

これがやりたいんです、僕。しかも毎晩。邦楽もいいし、流行りの歌でもいい。この空気が好きなんです。

ジジィがピアノ弾きながら「今夜は歌ってよ」「おいおい、勘弁してよ」って、散々リハしてるのに言う、そういうショーなのですね。

ダチョウ倶楽部の押すなよ!と同じあれ。大人っていいな。



こういう番組、どうして今は無いんだろうか、、。




まあ、こうやって僕はオッさんになる準備を初めています。9月に40歳になるんだけど、逆らって若作りするよりは(出来ないし)、オッさんステージにサッサと入って、その中では若い方ってのが自分には合ってるのかも。


この2日は連休頂きました。また週末頑張ります!

土曜日は葉山の一色海岸にて、15時からピアノ弾いております。世良譲みたいにしゃべりながら弾く練習しよっと。



お休みなさい。



その5 先ずは大きいものから


今日は朝からコントラバスを五丁目に運びます。

※今後現店舗を「3丁目」、新店舗を「5丁目」と表記します。どうぞよろしく。


電車と徒歩で運べるのだけど、タクシーを使います。背中がツルと怖いので念のため。


僕のサイズは少し小さいので、タクシーの小型にスッポリ入るのですよ。あまり使いませんけど。





【コントラバスの積み方】

1.助手席を倒してベッドクッションを取り去る

2.お尻を先に入れ、縦に起こす

3.頭を入れて元に戻す


これだけなんですけど、運転手さんによったら乗車拒否されたりします。汚れると思われるもんね、、。

今回の方はジャズの元バンドマンだと言うことで楽勝。むしろ、エレキベースとの違いを熱く語られてしんどい(汗)

タクシー会社の中でバンドを組んでいて、元オーケストラのパーカッションをクビになったかたとかいらして、かなり上手なんですって(汗)

相槌打ちづらい話が続きます、、。


そして、五丁目に設置。




なぜ解体も終わらない先に運ぶかと言いますとですね、明日から設計用の採寸が始まりますが、楽器も大型なのはキチンと採寸をして、どこにはめ込むかを先に僕が目安を付けてスムーズに運ぶようにと思うのです。

設計士さんにサイズを元に盛り込んだセッティングを伝えて、隙間のないお店にしようと考えています。

大太鼓、シロフォンも同様。壁や棚の中に収納して、或いは壁に埋め込まれていて、必要な時にサッと弾けるようにする。




大きい順にはハープ、チェンバロ、そして吊るしもの関係。こちら有りきでお店を組んで行こうと思います。



ここからが楽しい、本当に楽しい作業。今まで使いにくかった部分を洗い出し、最低限の移動で済む動線を徹底的に洗い出します。

電気関係のスイッチも同じく。今回は少しカウンターの幅が広くなるので、主要スイッチを両端に2系統セットしてもらい、僕としょうじくんの手が空いている方が照明操作を出来るように考えています。


最終的にこんな風になれば、毎日出勤が楽しいのになぁ、、。




劇場の舞台の袖なんかにある、ああいう操作盤。それが手元にあったら何て楽しいんだろう。


だって、酒場は劇場なんですから!!


( ;´Д`)



最近、インスタグラムにハマっていましたが、ブログに集中する事にしました。読み返してみて、文字数に制約があるのでもしかして誤解を招いているかも、と。

僕の中で長年の夢やストーリーがあり、結果的に買い物をバンバンしているのですが、写真でそれを上げるとただの自慢に見えてしまうかもしれない。

今までどれだけ節約してこの日の為にお金を貯めてきたかなんて、無論、書くつもりも無いんだけど。

つまりは客商売として、誤解されると非常にやり辛くなるので、インスタグラムには軽めの小ネタを、ブログには粘っこい心の叫びを書きたいと思うのです。

ブログはご自身の意思で読みにいらしてる訳だから、多少自己顕示欲が強くてもいいかなと。(笑)

この調子で2ヶ月間、続きます。どうぞよろしくお付き合い下さいませ。

忘備録兼、皆さんの通勤電車の中の暇つぶしにでもなれればと思っております。




その4 マイクといえばコレなのだ!



今後、移転系のブログカテゴリーを「開店日記」としました。ご興味のある奇特な方は遡ってお読みください。(笑)

今度のお店は少しだけ広くなるのと、グランドピアノを入れるので、やはりマイクが必要になると思うのです。

オペラだと生声でいけますけど、ジャズバラードやポップスはどうしてもマイクで採らないと、歌う方が喉を痛めてしまいます。

というわけで、マイクを選定する事に。


僕の思うマイクは、カラオケボックスのアレでもなく、かといってレトロなガイコツマイク(ロカビリーなんかの)でもありません。


SONYのC38-B、通称サンパチマイクというコンデンサーマイクです。

NHKとSONYが共同開発し、45年間モデルチェンジ無し、今でも全国の放送局や劇場で使われる、文字通り日本歌謡史を支えるこのマイク。


古くはザ・ピーナッツ様から



お嬢はもちろん




橋幸夫、吉永小百合さまも




そして漫才にも最適。指向性が広いので3人くらい並んでもしっかり取れるのです。別名「漫才マイク」。

やすきよ師匠はもちろん




人生幸朗、生恵幸子師匠、、





みーんな、このマイクです!!


紅白歌合戦ものど自慢も、レコード大賞も落語も朗読も。邦楽の録音は、特に三味線はこのマイクがベストなんだそうです。


これは欲しい!!


ヤフオクで見つけたんですが、あっさり負けてしまいました。忙しい時期だったので、ロクにチェックも出来ない中、入札できなかった。

悔しくて、新品を買う事に(汗)




でも、新品で良かったみたいです。中古のマイクは数十年分の唾とホコリにまみれ、使い物にならないそう。精密機械はオークションだと不安ですしね、、。

値段を言うのは下品だけれど、これから皆さんに大切に使って欲しいので言いますと、19万くらいしました。ネット情報よると、年間200本しか作ってないそうです。納入先の殆どは放送局か劇場だそう。そりゃそうだ。

まあ、夢が買えると思えば高くはないよな。


スタンドも今のチャチいのではバランス取れません。当時のオリジナルを見つけたので取り寄せました。高砂製作所という所の昇降マイクです。サビててかなりレトロ。(笑)逆にいいじゃん。



片手で高さが調節出来るタイプ。よく昔の歌番組で、歌手がマイクの高さを変えるシーンがありましたけど、あれが好きなんです!

例えば石原裕次郎の後の美空ひばりとか。

高いマイク位置をお嬢は慣れた手つきでスッと下げる。
正面を見据えて空気を切り替え、屹と発生なさいます。あれこそ歌番組。


本当はエレベーターマイク、というのが良かったんだけど、、。


エレベーターマイクの動画



コンピューター制御で、6秒間で立ち上がるそう。設置に2メートル掘り下げてお値段300万だそうです(汗)


いつか下の階が空いたら、、、。いやいや。




のど自慢なんかもこのマイクでした。ああ、生伴奏でのど自慢大会やりたいなぁ。

審査員席はカウンターの中、講評とかあったりして、、。


のど自慢、、。アレも欲しくなってきた。




チューブラベル、49万。100キロもあるの。こりゃ無しですね、、。

とはいえ、バラ売りのチューブが一本25,000円でYAMAHAから出てるんですよ。
壁に埋め込んであったら格好いいなぁ。


はぁ。


また、改装プランを練る時に組み込めたら入れます。


僕の飛び出す絵本の新店舗、中々分厚く重たい絵本になりそうです。イメージばっかり膨らんで始末が悪い。

明日はコントラバス引き取りと太鼓の皮を張り替えに浅草へ行ってきます。


しばしお付き合い下さいませ。









インドの夢を見る



たまーに、仕事が終わった後、帰り道にあるカレーや屋さんに寄ります。

よくあるチェーンの「シディーク」さん。小滝橋通りと税務署通りの角にあります。

普通のチェーン店なら腹を膨らませて終了、となるのですが、ここは一味違う(味は同じ)



ここのインド人?らしき兄ちゃん、サービスの一環なのか毎回作りながら歌を歌うのです。毎回決まって。

それも、どことなく悲しげな旋律。そして妙に上手い。

こちらは半分寝かかっていて、酔ってる上に空腹なのも手伝ってボーっとしている。

♪アー ラシュデ〜 コンデリ〜 サリー

みたいな歌詞。




んー、ムニャムニャ。


鬱蒼と茂るジャングルの向こうから白いアルビノのラクダに乗った麻耶夫人(ブニンとよむらしい)が、風のように柔らかい衣を纏い、胸を露わにしてこちらに微笑みかける。

すると茂みの中から孔雀が飛び立ち、地面に明るい光が漏れる。玉虫色の羽が数枚、花びらのように踊り翻る。


麻耶夫人はこちらに手を伸ばしながら

「カレー、もう出来るわよ...」








「オマチドオサマデェ〜」





ギャッ!!!!









さぁ、雨も上がったし、食べたら日本に帰ろう。



ナマステ〜( ´ ▽ ` )ノ






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何不自由なく育った主人公は、何気なく始めた香道の奥深さに知らぬ間に溺れてしまう。免許皆伝の暁には、と始めた会合。気がつけば彼女の自宅は時のサロンに変貌し、有力者が訪ねて来るまでになる。しかし少数の仲間はそれをよく思わず、時を同じくして太平洋戦争の足音が忍び寄る、・・・・。
蘭奢待を始めとする平安から連なる奥深くも豪華な数多くのエピソードが、読み人を香りの世界へと誘う。
安いもので構いません、お好みの香木を焚き締めながらの拝読をお勧め致します。グッと気分が出ます。

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グロテスク〈上〉 (文春文庫)
グロテスク〈上〉 (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

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一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

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悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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