また夢を見た。
遂に、ゴールデンウィークに突入ですね。皆さん、お仕事の方もお休みの方も、充実した日々となるよう、お祈りしております!
キヌギヌ、何とか踏ん張っております。洗い物も1人で出来そうです。
ただ、終電前のタイミングにお会計が10名ほど重なるとフリーズしてしまうので、もしも「もうお替りしないよん」という方は、先にお会計だけ済ませておかれますと、かなりスムーズにお帰りいただけます。
お会計なさった後に話が長引いても、帰れオーラ出したりしませんよw
きっとブログを読んで下さったんだな、、ありがとうございます、とだけ思います。
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僕はというと、早めにお店に入ってとにかく仕込み。もう、総攻撃の前の夜の兵士の気分です。
全ての位置を見直して、手に取りやすい所に並べ直す。
伝票のお名前をカラーペンにして、お客様の印象に応じた色で書き留め、頭に叩き込む。(僕はどうやら音と色だと頭に入りやすいみたいです)
レジのボタンも色分けする。
要るものと要らないものをより抜いて、要らないモノは思い切って捨てる。
手が掛かりそうな事は(その日の見込みのハウスワインの抜栓、補充、両替の確認などはリストを作って先に済ませる。暑くなった時用の着替えのベストもキッチンに掛けておく。
仕事が終わったらメモしておいた問題点に優先順位を付けて、解決する。先送りにしない。
帰る前に掃除を済ませる。開店前の作業を閉店後にする事にした。
とにかく食べて寝る。終わったら体力を温存する為に、まっすぐ帰る。
ゴシップや、変な情報をなるべく見ないようにする。自分の好きな、美しいモノや栄養になりそうなものだけ選んで。
昨日もお店が終わり、食欲はないけど、ペヤングを飲み込んで就寝。
アスリートみたいだけど、本来、仕事ってこういうものなのかもな。
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また夢を見ました。
僕は飛行機の搭乗手続きを終え、機内に入る列に並んでいました。
機内アナウンスの音が微かに聞こえますが、行き先は分かりません。他の乗客は皆さん、どこか物憂げで悲しそう。
機内は疲労感で一杯でした。
遥か前方に、派手な黄緑色のイッセイミヤケのプリーツプリーズを着た金髪の女がいる。
どう見ても美輪さん!!
機内前方より、オシボリを配って歩いて周っている。どうやら従業員みたい。
イッセイミヤケの上からANAのエプロンしてて、ピンクのスカーフをフライトアテンダント風に首に巻いてるんだもん。どう見ても無理があるけど(笑)
かなり歳を重ねた美輪さんでした。きっと120歳位かな。目が凹み、かなり痩せてらっしゃいましたが、あのメイクはどう見ても他の方ではなく、、。
他の乗客は眠り込んでいたり、手をシッシッ、と動かして「あっち行けよ」と迷惑そうにしていました。
(失礼だな、、、。美輪さんだってお仕事なんだぞ、、)
遂に、僕の所にいらした。
甘い香水の香りと、失礼だけど、少しだけ体臭も混じっていた。
美輪さんは深々と頭を下げ、「本日はご搭乗、誠にありがとうございます」と掠れた声で仰った。
僕は、緊張して何も言えず、頭を下げ返すのが精一杯。
美輪さんは続ける。「貴方は私がお逢いする1000万人目のお客様です。心ばかりのプレゼントです。宜しければ記念にお持ち下さい、、」
と、銀色のごく細かいモノの集合体で出来た「レイ」を首から下げて下さった。ハワイのお花のレイのような、もっと大きくてフワフワしたやつ。
プラチナと燻し銀を混ぜたように、角度を変えるとキラキラと静かに光る。スチールウールよりも遥かに軽く、見たこともない出素材で来ていた。柔らかくて暖かくて、心地良い。
隣のお客さんは船を漕いで爆睡している。
どうやら、その「レイ」は、お客さんが乗る度に一枚ずつ出る何らかの銀紙を取っておいて、細く加工して編み込んであるらしい。よくオバさんが趣味で、広告を取っておいて屑篭を作る、あのような感じ。
部分的にすごく古いものや、新しいものとがグラデーションになっている。過去に機内で火災が有ったのか、焦げたのもたまにある。
漆黒の夜空に横たわる満天の天の川のような美しい織物を呆然と見ていると、美輪さんは次の席へと、オシボリを配りにヨロヨロと歩いて行ってしまった。
飛行機は既に飛び立っていて、僕の実家の周りを超低空飛行で旋回している。
僕がいつも通っていた近所の本屋さんが見えた。
2軒並んでいて、何故並んでいるのか不思議でしょうがなかったけど、子供心に大人の事情なんだろうなと察して、交互に通ってはコロコロコミックやら買ってたな。懐かしい。
その前では金物屋の奥さんが本屋の奥さんと立ち話してる。本屋の奥さんはいつも茶色系のニットのカーディガンを着ていて、目がギョロッとしていて、とてもフクロウに似ていた。
深い本の森の奥に棲むフクロウ。
懐かしいなぁ。
僕の首にかけて下さったものをよく見ると、銀紙が所々解れている部分があった。
そっと引き抜いて拡げてみると、とても美しい繊細な小さな字が書いてあった。
きっと、全ての銀紙の裏に、凡ゆる言語で沢山の格言みたいなものが書いてあるんだな、と何となく分かった。
手に取った一枚には、
「幸せな時間はあっという間。そして、いつも後で気付くの」
そう書いてあった。
そうか、そうですよね。
今をもっと濃く生きて、楽しみ、味わい尽くさないと。時は止まらない。
焦る必要はないのですよ。ただ、本当はやりたいのにやらない、人の評価に怯えて我慢する事は勿体無いなんじゃないかな。
人生は一度きりのプレゼント。存分に謳歌しないと。
今夜も前を向いて、背筋を伸ばして今を味わいながら、グングン進みますね。
追伸
午前3時頃に、ブログを見て店に電話を下さった学生時代の同級生のNY在住の女性の方。
ゴールデンウィークが過ぎた水曜日の同じ時間、もし宜しければまたお電話下さいね。懐かしいお話でもしましょう。
- 2016.04.30 Saturday
- 妄想系
- 10:22
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- by シンスケ