また夢を見た。



遂に、ゴールデンウィークに突入ですね。皆さん、お仕事の方もお休みの方も、充実した日々となるよう、お祈りしております!


キヌギヌ、何とか踏ん張っております。洗い物も1人で出来そうです。

ただ、終電前のタイミングにお会計が10名ほど重なるとフリーズしてしまうので、もしも「もうお替りしないよん」という方は、先にお会計だけ済ませておかれますと、かなりスムーズにお帰りいただけます。

お会計なさった後に話が長引いても、帰れオーラ出したりしませんよw

きっとブログを読んで下さったんだな、、ありがとうございます、とだけ思います。


***




僕はというと、早めにお店に入ってとにかく仕込み。もう、総攻撃の前の夜の兵士の気分です。


全ての位置を見直して、手に取りやすい所に並べ直す。

伝票のお名前をカラーペンにして、お客様の印象に応じた色で書き留め、頭に叩き込む。(僕はどうやら音と色だと頭に入りやすいみたいです)

レジのボタンも色分けする。

要るものと要らないものをより抜いて、要らないモノは思い切って捨てる。

手が掛かりそうな事は(その日の見込みのハウスワインの抜栓、補充、両替の確認などはリストを作って先に済ませる。暑くなった時用の着替えのベストもキッチンに掛けておく。

仕事が終わったらメモしておいた問題点に優先順位を付けて、解決する。先送りにしない。

帰る前に掃除を済ませる。開店前の作業を閉店後にする事にした。

とにかく食べて寝る。終わったら体力を温存する為に、まっすぐ帰る。

ゴシップや、変な情報をなるべく見ないようにする。自分の好きな、美しいモノや栄養になりそうなものだけ選んで。

昨日もお店が終わり、食欲はないけど、ペヤングを飲み込んで就寝。




アスリートみたいだけど、本来、仕事ってこういうものなのかもな。




***



また夢を見ました。



僕は飛行機の搭乗手続きを終え、機内に入る列に並んでいました。


機内アナウンスの音が微かに聞こえますが、行き先は分かりません。他の乗客は皆さん、どこか物憂げで悲しそう。

機内は疲労感で一杯でした。


遥か前方に、派手な黄緑色のイッセイミヤケのプリーツプリーズを着た金髪の女がいる。

どう見ても美輪さん!!


機内前方より、オシボリを配って歩いて周っている。どうやら従業員みたい。

イッセイミヤケの上からANAのエプロンしてて、ピンクのスカーフをフライトアテンダント風に首に巻いてるんだもん。どう見ても無理があるけど(笑)


かなり歳を重ねた美輪さんでした。きっと120歳位かな。目が凹み、かなり痩せてらっしゃいましたが、あのメイクはどう見ても他の方ではなく、、。

他の乗客は眠り込んでいたり、手をシッシッ、と動かして「あっち行けよ」と迷惑そうにしていました。

(失礼だな、、、。美輪さんだってお仕事なんだぞ、、)


遂に、僕の所にいらした。


甘い香水の香りと、失礼だけど、少しだけ体臭も混じっていた。


美輪さんは深々と頭を下げ、「本日はご搭乗、誠にありがとうございます」と掠れた声で仰った。


僕は、緊張して何も言えず、頭を下げ返すのが精一杯。


美輪さんは続ける。「貴方は私がお逢いする1000万人目のお客様です。心ばかりのプレゼントです。宜しければ記念にお持ち下さい、、」


と、銀色のごく細かいモノの集合体で出来た「レイ」を首から下げて下さった。ハワイのお花のレイのような、もっと大きくてフワフワしたやつ。

プラチナと燻し銀を混ぜたように、角度を変えるとキラキラと静かに光る。スチールウールよりも遥かに軽く、見たこともない出素材で来ていた。柔らかくて暖かくて、心地良い。


隣のお客さんは船を漕いで爆睡している。


どうやら、その「レイ」は、お客さんが乗る度に一枚ずつ出る何らかの銀紙を取っておいて、細く加工して編み込んであるらしい。よくオバさんが趣味で、広告を取っておいて屑篭を作る、あのような感じ。

部分的にすごく古いものや、新しいものとがグラデーションになっている。過去に機内で火災が有ったのか、焦げたのもたまにある。


漆黒の夜空に横たわる満天の天の川のような美しい織物を呆然と見ていると、美輪さんは次の席へと、オシボリを配りにヨロヨロと歩いて行ってしまった。


飛行機は既に飛び立っていて、僕の実家の周りを超低空飛行で旋回している。

僕がいつも通っていた近所の本屋さんが見えた。

2軒並んでいて、何故並んでいるのか不思議でしょうがなかったけど、子供心に大人の事情なんだろうなと察して、交互に通ってはコロコロコミックやら買ってたな。懐かしい。

その前では金物屋の奥さんが本屋の奥さんと立ち話してる。本屋の奥さんはいつも茶色系のニットのカーディガンを着ていて、目がギョロッとしていて、とてもフクロウに似ていた。

深い本の森の奥に棲むフクロウ。

懐かしいなぁ。





僕の首にかけて下さったものをよく見ると、銀紙が所々解れている部分があった。

そっと引き抜いて拡げてみると、とても美しい繊細な小さな字が書いてあった。

きっと、全ての銀紙の裏に、凡ゆる言語で沢山の格言みたいなものが書いてあるんだな、と何となく分かった。

手に取った一枚には、



「幸せな時間はあっという間。そして、いつも後で気付くの」



そう書いてあった。








そうか、そうですよね。

今をもっと濃く生きて、楽しみ、味わい尽くさないと。時は止まらない。

焦る必要はないのですよ。ただ、本当はやりたいのにやらない、人の評価に怯えて我慢する事は勿体無いなんじゃないかな。

人生は一度きりのプレゼント。存分に謳歌しないと。




今夜も前を向いて、背筋を伸ばして今を味わいながら、グングン進みますね。












追伸


午前3時頃に、ブログを見て店に電話を下さった学生時代の同級生のNY在住の女性の方。

ゴールデンウィークが過ぎた水曜日の同じ時間、もし宜しければまたお電話下さいね。懐かしいお話でもしましょう。

















営業時間の印刷が届きました



新しい営業時間を、なるべく情報をそぎ落として英語表記にして貰いました。

額装して本日よりエレベーターホールに掲示します。よろしくお願い申し上げます。







覚えるまで大変ですよね。月、火曜日にほろ酔いで、うっかり足が向いてしまうかも知れない。その気持ち、分かります。すみません。



そんな時はなるべくお電話をお願い致します!

即時到着ならお席の確保にもお役立てるかもしれません(予約はお受けしておりませんが、、)

03-3358-0899

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。



ゴールデンウィークの営業は、、



4/28から5/7まで、休まず営業致します!


ゴールデンウィーク開けの5/8日曜日と、翌月〜火曜日の三日間はお休みとさせて頂きます。


万が一、体調不良などありましたらこちらのブログにて告知します。

若しくは03-3358-0899まで。とにかく無駄足を踏んで頂きたくないので、いらっしゃる前にはガシガシお電話を頂けたら嬉しいです。

電話のベルの音が鳴るのも、中々素敵なんですよ。チリリリリリンって?





洗い物要因「ウォッシュマンズ」も、本日よりガシガシ応募する予定。どうぞ宜しくお願いします。


昨日は復帰第一線。雨の連休前で、程々の混み具合でしたが、いやー、楽しかった。

終わった後、何となく帰りたくなくって、1時間くらいソファに座って雨に濡れた新芽を眺めていました。


やっぱりキヌギヌの一番のファンは僕かも(笑)






4/27 水曜日より再開します!



さて、本日の夕方に羽田へ着きました。


♪北ウイング





熊本での事はまた、日を改めて書きたいと思います。何せ色んなことがあり過ぎました。雨の中のホテル探しから含めて過酷ではありましたが、結果としては「行って良かった!」の一言でした。

そして、少しだけ強くなって帰ってきました。

現地でボランティア作業を終えた後、ホテルにて毎晩、遥か遠い新宿の店の事をボンヤリ考えていました。

行き着く先は、とても暖かくて懐かしい、古き良き遊園地のようなイメージばかりでした。

生の音楽に溢れた、少し奥まった場所の最上階。新芽も吹き出し、オレンジやレモン、モッコウバラも咲き始めました。そして何より、素敵な仲間が大勢いる。

片方の翼が無くなってしまいましたが、それでも尚、天高く飛びたいと強く思いました。

だって、命があるだけラッキーじゃないですか。生きてるだけで丸儲けですよ。本当に。

それならついでにと、楽しみながら困難を乗り越えたいなっと。

そうしないと人生つまんない!ハッピーな場所の主であり続けたい。


とはいえ「ハッピーな」とは何か?

ただ漠然と盛り上がっている、物理的な状況だけではないと僕は考えます。

例えばそびえ立つ雪山の五合目辺りにある、カレーとコーヒーと汚い毛布しかない簡素な山小屋。

登山中に毎回、山小屋を必要としている人もいれば、そのままズンズン頂上へ進む人も居る。

山小屋ではドンチャン騒ぎする夜もあれば、静かで寡黙な青年が柱にもたれて本を読んでいるかも知れない。

日によって違うのもまたいい。

大切なのは、山の中腹に、常に灯りが点いていて、いつでも寄れるチョイスがあるということ。それぞれの使い道があって、選択は多種多様。


何か保険のような心の拠り所、つまりは店の存在自体が安心感そのものなんじゃないかな。


それがハッピーさの第一歩だと思うのです。

お勤め帰り食事の後、誰かと話したくて仕方ない夜。更にはデートの締めにも、やはりバーは必要です。バーはシェルターであり、娯楽であり、一期一会のサロンでもあります。

その小さな灯りを、少しでも長くともすために、以下の作戦を考えてみました。



■営業曜日について


月曜日、火曜日はお休み

暫くは鎌倉のフレンチレストランの内装や、新宿のバー、toiletの宏くんとのコラボバー、店の経理上の処理や、今朝の9:46に届いたメールから突然始まった、キヌギヌ青山店(仮称)のプロジェクトなどでバタバタしそうです。自分でも訳がわかりません。完全に狂ってます。


なので、どうしても週二回のお休みを頂きたいです。ゴメンなさい。


水、木曜日20時〜26時まで
金、土曜日20時〜27時まで
日曜日20時〜24時まで


■今後、予定がなくて元気な場合は定休日でもなるべく開けたいのです。割とワーカーホリックなので家でダラダラするよりもオープンしたくなる日があります。その場合は前日中にブログやSNSにてアップします。

終了時間が変動する事もあります、なるべくお電話下さい。

この辺りはノリで、フレキシブルに参ります。


■English

Our new opening hours:

Wed and Thu 8pm -2am

Fri and Sat 8pm-3am

Sun 8pm-12am

Closed Mon & Tue with some exceptions

Please be sure to call to see if we're open before coming.

03-3358-0899

Please pick up and return your own glass to the counter. The bar is currently being operated by one person. We appreciate your understanding and cooperation.



■会員制システムは今まで通りです。ご新規の方は既に来ていらっしゃる方とのご同伴のみとなります。女性についてもゲイ同伴とさせて頂きます。

ただし、超法規的に僕の選んだ女性のみ、お招きさせて頂くこともあります。お許し下さい。


女性同性愛の方はその限りではありませんが、やはりその場の人数にもよります。そちらもご理解下さい。

限られたエリアの男達の秘密の花園。隠花植物の生態系はとても崩れやすいのです。どうかご理解を


■ソファにお掛けの場合はカウンターまで取りに来て頂き、空のグラスは下げて頂けるよう、ご協力をお願い申し上げます。まあこの辺りもノリで。全くフロアに出ない訳ではありません。


■カウンターにお掛けの皆さんにはソファーへ商品の受け渡しをお願いする場合があるかもです。そこで交流が生まれたり、時には愛が生まれるかも知れない。ここは1つご陽気に、ノリよくお願い致します(笑)


■金、土曜日や祝前日、混み合ってきた場合には拡声器(そのうちプラカードも作ります)にてウォッシャーさんを募集します。溜まったグラスの洗浄から拭き上げまでを1サイクルとし、謝礼として白ワインを一杯、ご馳走します。

そして、何と、ウォッシャーさんには飛び出すアヒルの操縦権も付いています!

(鳴き声の笛も含めて、その都度お教えします)

これはファンには堪らない!(笑)



洗い物に油モノはありませんし、グラスはシンクに満タンでも15個位の軽作業です。

変な曲流しながらスポットライト当てたりしてイジったりするかも知れません。


■紅茶の手がかかるモノはタイミングにより、お受けできない場合がございます。(今までもですが)


■モヒートはゴールデンウィーク辺りから開始の予定ですが、週末のみ午後10時までのメニューにするなど、提供時間を絞らせて頂こうかと思います。この辺りもフレキシブルに対応するつもりです。


■当然、前の体制の時より処理能力が落ちます。混んできた場合には前ほどでなくともお断りするか、もしくは「簡単なオーダーならどうですか?」と申し上げるかも知れません。

バーとしては恥ではありますが、僕としてはわざわざ来て頂いたのにお断りはしたくありません。その辺りもキヌギヌ流としてご理解頂ければありがたいです。


■たまーに入れるアルバイトさんも募集。週末のピークタイム、終電まででも可能です。楽器弾けなくても全く問題なし。ギャラは日払いでも振り込みの何れかの方法を選んで下さい。

お仕事の内容は、キヌギヌ劇場の黒子に徹する事の出来る、軽い会話とお酒作りと洗い物、簡単な照明コントロールがメインとなります。麻のジャケットと、シャツ、ネクタイ、エプロンはこちらでご用意します。(若干名、こちらからご指名させて頂きます。)


後は、盛り上がって今まで通り参りましょう!




■企画モノ

画伯の個展を5月下旬に予定しております。

Y君の帽子の個展もいいかも。ねぇ?

そして、シンスケ秘蔵のガラクタ市もどこかの日曜日に開催予定。アンティークのテーブル3台を始め、訳の分からないアイテムが盛り沢山です。売り上げの半分を熊本へのチャリティーとします。


そして、生音付き変態カラオケ。中々気に入ってしまいまして、年に二回くらいカラオケ祭りをやってもいいかなと。


こんな物がレンタル出来るんですよ(笑)





七夕も流し素麺もお月見もクリスマも手を抜きません。もちろん新しい小ネタも増やしています。近日公開につきお楽しみに。

これからも、バカバカしい小ネタが飛び出す、飛び出す絵本のようなバーであり続けます。これこそ僕の生き甲斐。


重ねてお願い致しますが、無駄足を踏まない為にも、終業頃にお越しの前には、なるべくお電話での確認をお願い申し上げます。
03-3358-0899

(イタズラはいやズラよ)



ご心配をお掛けしましたが、どうか今までと変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます!




追記



今回のしょうじくんが退職した理由は本当にプライベートなご家庭の事情です。詮索をされても僕はプライベートに関して、お答えする事が出来ません。

キヌギヌのお客様なら大人としてご理解頂けると信じております。




そして新宿ロマン座はこの度、正式に解散致を致しました。またいつかご縁と機会があれば、どこかで演奏出来れば、、と願っております。


寂しいニュースばかりで申し訳ないですが、どうか、僕たちの更なる飛躍をお祈り下さい。


止まない雨はありませんし、どうせならジーンケリーみたいに楽しみながら、降る雨を全身で浴びたい。







しっちゃかめっちゃかの人生劇場「シンスケ」ではありますが、どうぞ僕ごとき、皆様に少しでも笑って頂けたら本望です。楽しく参りましょう!



生意気ではありますが、お菓子などのお手土産はもったいないので結構ですよ。僕が甘いものを食べないのと、賞味期限内にお配り出来ない事もありますので、お気持ちだけで本当に結構です。




シンスケより、普段よりも更に愛を込めて。









熊本の途中経過報告です



現地の状況です。

市内のお店には生鮮食品からトイレットペーパー、オムツからカップ麺まで何でも売っていました。一部マスコミはショッキングな所ばかりを映していますが、東北の時とは違い、流通はかなり良さそうです。電気、水道はほぼ元通り、ガスは明日から部分的に回復するらしいです。
個人的な憶測ですが、特定の人に何かしてあげたい方は、お見舞金が一番嬉しいかと思いました。どの家も窓ガラスの割れが凄くて、食器やグラス類の破損に悩む話も多く聞きましたが、街には沢山売っていました。因みに瓦屋根屋さんは5年先まで予約が一杯らしいです。

皆んな頑張ってますよ!お互いにファイト!




【Share the following, thanks】


Here is some updated information about what I’ve seen with my own eyes in Kumamoto areas.

Currently, in supermarkets, grocery stores, and convenient stores, a wide variety of products have been sold, such as toilet paper, diapers, cup noodles, and perishables. Many of you may have seen some shocking pictures through certain mass media, but the reality is that commodities in Kumamoto areas have been distributed rather smoothly. They say that electricity and water supplies have been mostly restored, and gas supply will be partially available from tomorrow.

This is my personal speculation, but I would say that if you’re planning to do something for those affected, from the realistic point of view, giving “relief money” to them would probably be the best one. Many people have told me that they have suffered from the fact that a lot of dishes, glasses, and windows in their houses have been severely corrupted, but these new products have been sufficiently sold in city areas.

Also, it seems that tile and roof makers will have already been fully booked for the upcoming FIVE YEARS.

In the end, I’d like to emphasize that all of the locals and volunteers have been working very hard together for reconstruction. Go for it!



因みに、25人のボランティアチームのリーダーを決めるときに誰も手を挙げず、立候補してチャキチャキ仕切らせて頂きました。5分割して各リーダーを決めて指示を出させて頂きました。

(キヌギヌの酔ったお客さんに比べたら遥かに楽でしたねw)


ボランティアの作業内容及び現場の撮影は規約により禁止されていますので、お店でもお話するつもりありません。ゴメンなさいね。

瓦礫の撤去などは自衛隊や土木の方がなさるので、我々は軽作業のみでした。

もう少し頑張ってから、帰ります!




頑張ろう熊本、大分!!







熊本に入りました

熊本に着きました。(実は機内で書いてますがw)

いつかは土に還るこのちっぽけな自分ごときが誰かの役に立てるのならと、遥か熊本へとやって来ました。

あとね、お母ちゃんがいつも、悩んでる時は手を動かせって言ってたの。


今は本当にそういう気分です。



今日は午前中に熊本に入りました。





目標は足手まといにならない事。指示通りに片付けのお手伝いをしようと思います。


そして、もう1つの目的があります。

僕は何のために生まれてきたのか、ということ。きっと人それぞれ役割があるのだと思います。

昨日のカラオケの冷やかし演奏。

先日、楽器を並べて練習していた時。天城越えの時に1人で大笑いしてしまいました。自分で言うのも何ですが、腹が痛いほどうずくまって笑ってました。


そして、ちっとも恥ずかしいと思わなかったんですよね。今まで一番の自分の敵だった恥ずかしさ、照れという殻が、突然パリっと音を立てて割れました。

キヌギヌも、もやは1人食えるだけの売り上げがあればいいし、自分が贅沢しないで(楽器関連は別)質素に生きられればそれで充分じゃないかと。

本当に最近、お金とかどーでもいいんです。数十年経ったらどうせ死ぬんだし、そんなもの貯めても仕方ないんじゃないかなって。(夢を叶える為のお金は資金として必要だけれど)

ここをご覧の皆さんに言うべき事ではないですが、最近キヌギヌを誰よりも愛している反面、意固地に守るような執着が、すっかりなくなってしまいました。



正直、あの店が何なのかよく分からないのです。憩いの場には間違いないですが、僕が先にいるのか、キヌギヌが先にあるのかさえも。


そして、僕の生き方。

楽器を操るお笑い芸人でもいいし、もう一度念願の大学に入る事もできる。子供向けの音楽紙芝居なんてのも良いな。全部1人で出来る。

他にも色んな生き方があるかも知れません。

体力に自信はある方ですが、メンタルがイマイチ弱いので、長く1人でやっていけるかも分かりません。


突然の1人は堪えます。

昔の1人の時代、寒い冬の日とか、お客さんが来るまで何をして待っていたのか思い出せませんもの。

その辺りを自分に問うために熊本に来ました。たまに心の声に耳を傾けながら、せめてものお手伝いを出来たら、と思います。




お店は次の金曜日から再開します。しばらくワガママを叶えて下さい。m(__)m



そして、丸の内に来て下さった皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのお顔を見ながら、「やっぱり生かされているんだな」と思いました。

あの広いフロアでスナックロマン座が一番盛り上がっていたと三菱さんのお話しでしたよ。(笑)





追伸

パンナコッタさん、昨夜の丸の内では率先してカラオケを沢山歌ってくれてありがとう。

誰も歌わないあの場を温めようとして下さったのでしょうね。僕にはあなたのエール、バッチリ届きましたよ。

嬉しくって、有難くて、1人になった淋しさとで、途中で堪えきれなくなってトイレの個室で大泣きしてしまいました。

そのうち、お礼にパンナコッタでもご馳走させて下さいね(^_^*)








熊本に行ってきます!





明日の新丸ビル、どうぞお待ちしております!

ご存知オペラペアによるTime To Say Goodbye、2人のビッグショーのあのお二人、三菱地所イズミ姐さんによる渾身の天城越え、畑中葉子さんの卓球打ち込み芸、もちろんシャララのお二人も変態カラオケに参戦予定。どなたでもどうぞ!

そして、翌土曜日から熊本へボランティアに1週間位行ってこようと思います。ボランティアの県外受け付けも開始されたようで、家の片付けなどのお手伝いの人出が足りないらしいの。

僕なんかがボランティアなんてオコがましい限りですが、何かやれることをしたいなって。県外受け付けも開始されたようで、僕のボランティア登録も終わり、往復の飛行機も何とか取れました。

そして、熊本の夜は店のオペレーションを練り直します。ドリンクチケット10杯分を買うと11杯付いて来る、とか、週末に洗い物を10分お手伝い頂いたら白ワイン一杯どーぞ!とか、カウンターからソファにドリンク渡してもらって、愛が生まれるか、そういうキヌギヌらしい温かい企画を考えております。

我儘な店ですが、どうぞお見捨てなく、今後ともよろしくお願い申し上げます。











お知らせ

桜も散り、すっかり新緑の季節ですね。

キヌギヌのしょうじくんか、やむを得ないご実家の事情により、昨日をもちましてキヌギヌを卒業する事になりました。

新宿ロマン座も、しばらくお休みとなります。申し訳ありません。

寂しくなりますが皆さま、これからもしょうじくん、そしてキヌギヌを応援して下さいね。





しょうくん、あなたと働いた丸3年と1週間。まるでギラギラと輝く真夏の太陽のような毎日でした。

キヌギヌにロマン座と、生きる充実感を噛み締めながら働く喜びを僕に与えてくれました。どんな言葉を並べても言い表せません。

更なる活躍をお祈りしております!



本日は丸の内仕込みの為、休業とさせて頂きます。申し訳ありません。


今後のシフトや営業時間などの変更を予定しております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。




I hope you're having great days during the season of new green leaves after cherry blossoms.

I'm writing to let you know that our lovely staff Shoji-kun left Le
Quine Guine yesterday due to his sudden family matters. This is really a sad news, but I truly appreciate your understanding and continuous support to Shoji-kun and Le Quine Guine.

Regarding any changes in terms of opening hours and regular holidays, I'll give you an announcement at Instagram. Also,

Finally, sorry for a short notice, but Le Quine Guine will be closed today due to some preparation for tomorrow's party at Marunouchi. Accordion unit"Roman Za" will be taking temporary hiatuses for a while.

「キヌブログ選」リンク集



キヌブログを始めて4/27で7年目となります。

まあよく書き散らして、その数721本となりました。通算アクセスは216万(汗)

皆さまいつもお読みいただき、ありがとうございました。稚拙な文章ですが、文章を書く喜びにすっかりハマってしまい、自分の承認欲求も織り交ぜながら(笑)これからも好き放題書いて行きたいと思います。

もっとっと英語が上達したら、後半に英語版も添付出来たらな、なんて思っております。


最近お店にいらした方に、沢山あり過ぎてどれがお勧めですか?と聞かれる事が多いので、僕なりの選り抜きキヌブログをまとめてみました。

暫く更新出来なくなりますので、せめてこちらでお楽しみ下さい。(番組改編シーズンの再放送のアレと同じやつです)


過去、あまりキヌブログでは個人名出して来なかったのですが、、、

最近、特に交流の深い、画伯、緑、ドリアン氏、そして小松くん、フォトグラファー下村一喜さんの5人に向けても、読みやすくまとめてみましたよん。


通勤電車の暇つぶしにでもなれば幸いです。とはいえ、僕も何を書いたかあんまり覚えてないんですよね。今後もこのページは少しずつ加筆して行こうと思います。


選り抜き「キヌブログ」ベスト25


近代日本人のイケメンを紐解く(アスセス数No1)

近代日本人のイケメンを紐解く、華族編(アスセス数No2)

男の百年史

おそめ、伝説の女祇園と銀座を制覇したママの一代記

昭和のオカマのママの生き様(同業者必見)

最後の色街、飛田新地(ノンケ男子必見)

最後の色街飛田新地、その2

飛田新地その3

夢の話その1(三田佳子登場)

夢の話その2(SF調)

夢の話その3(ちょっと泣けます)

夢の話その4(かなり泣けます)

皇室その1(力作です)

皇室その2(マニアック)

都はるみと仲間たち(笑えます)

宝塚その1

宝塚その2(下らないやつ)

水族館劇場(凄いですよ)

天才落語家

自衛官女性歌手(珍しく現代女性を取り上げたネタ)

死ぬまでにしたい100の事その1(バカ)

死ぬまでにしたい100の事その2(バカ)

移転にまつわる妄想その1(妄想系)

移転にまつわる妄想その2

バンジョーを弾くクッキー売りのお兄さん

幼少期の音楽遍歴(音楽関係者お勧め)




まあ、後は工事の日記、昭和レトロ探訪、食い意地、店の報告、なんかなので似たようなん感じ。お好きなところのカテゴリーを読み流してみて下さい。


有名にはなりたくないけど、何か後の人に残せるメッセージになるかもしれない。

本に纏められたらいいな、なんて思ってます。

『新宿に咲く一輪の隠花植物、キヌギヌ』
表紙は金子國義さん、筆者近影は下村一喜さん、後書きは吉野ゆかりさん。帯は美輪明宏さまによるメタリックゴールドで

「私が駆け抜けた若き青春の日々が、今も残る場所」

自費出版にて税込600円。初版25部。





七年目のキヌブログも、どうぞよろしくお願いいたします。

シンスケより

(^_^*)





4/22新丸ビル詳細です。




本日、大詰めの三菱地所さんとの打ち合わせが終わりました。



キヌギヌの引っ越し営業の場所が変わりまして、同フロアの来夢来人さんをお借りする事となりました。ミッツマングローブがママやってた店です。

急遽、カラオケ&生音の変態コラボ企画も浮上。負ける訳には行かないので、ありったけの小道具を持ち込んで死ぬ気でやります。


この様な雰囲気になります

皆さま是非、歌いに飲みにいらして下さい!


(7階フロアには1,500人程入れるそうです)紅白歌手、複数の飛び入りもあるかも?との事。



4/22(金)新丸ビル9周年パーティー

7階 19:30〜28:00 壁面にて、おなじみ画伯の個展も同時開催。




店名は「スナック新宿ロマン座 」となります。

普段のキヌギヌをこれからも守る為に店名伏せます(^_^*)






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山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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