もー、毎日いろんな事があり過ぎて。何でこんなに濃いんだろうか。
何もしていないのに、歯車がガチガチ噛み合います。変な力が呼んでんのかな。
昨日のヨガのピエール君と、Parisから来たバロックフルート氏が、過去パリのレストランで逢っていてLINEで繋げてあげたり、メリーゴーランドの会社から「ウチにありますよ!」メールが来たり。
最近一番やり取りしている、一番売れてる某スマホの会社に勤めてる奴が、ズブの素人なのに凄い劇団を受けて一発で受かったり。
重なる時は重なりますね。(汗)
さて、まずは新人レギュラー、ヤスくんとの馴れ初めから。
先日のプライドパレードにて、ドリアンと腕を組んで花魁道中さながら歩いておりました。ドラァグクィーンのドリアン氏は、宮本亜門さんのミュージカル「プリシラ」のオーディション、恐ろしい倍率の中、未経験ながら受かった妖怪。
しかも、前述の憧れの三橋先生とお逢い出来た、その日です。
「テンガ」という、男性向けグッズのブースの前を通りかかると、黒目の綺麗な男の子がいました。ドリアンの友人らしく、2人は何やら話してる。
ちょっとウロウロして、人が多過ぎので、イヤホンでオペラなんか聞きながら葉巻なんか吸ったりして。
良い具合に酔っ払って、またテンガのブースに戻ると、彼はウサギみたいな優しい笑顔で会釈してくれました。
酔ってて居場所もないので、軽く暫し立ち話をする。
「テンガの社員さん?友達いるよ。あ、違うんだ。じゃ、普段何やってるの?」
「あ、無職なんです、、、。」
(´-`).。oO ふーん、、。
、、、翌日からキヌギヌのカウンターの内側に立っていました。
早っ。
そこまではまあ、良くある話ですよね。
ところが、彼はタダでは済まない。
家が僕と同じ神田川沿いで、窓から川が見える。歩いて5分のところ。
因みにシャララでおなじみジャズシンガーの高島みほさんも、同じ神田川が部屋から見える。なんかトキワ荘みたいですよね。
まあ、、、神田川沿いにも家は沢山ありますし。
ところが、今日になってヤスがボソッと言った一言。
「僕の兄貴、プロのミュージシャンなんすよ。シンスケさんの伴侶さんと同じバンドでフルート吹いてました、、」
ギエエ!!!
先に言うだろ、普通!
ってか5人しかいない割と有名な某バンド。メンバーの入れ替わりはあるにせよ、世の中どんだけ狭いねん。
突っ込みどころが多過ぎて、笑うしかないのですが。
まあ、こうやって歯車がガチガチ噛み合うのも、何となく受け入れられます。
そんなもんかな、って。
そんな訳でのヤス。澄んだ目をしていて無口で、優しくて気が利きく割に意思は強い。新しいキヌギヌの相棒、よろしくお願いします。
(2人ともトルコ人みたいですね、、、。)
さて、話は変わりまして、キヌギヌの新たな試み。
煎茶道の先生、K氏と何やら企んでおります。この方も、阪急men's館で演奏していた時に偶然隣に居られ、Instagramのフォローを経て、数ヶ月かかってお目にかかったお客様であります。
YMOの高橋幸宏さん似の飛び切りオシャレな先生。残念ながらノンケですが、、(笑)
「煎茶道はお抹茶の茶道とは少し違って、和歌を詠んだり書をしたためたり、絵を描いたり、即興で披露し合うサロンのような茶会のシステムなんですよ」と。
へえ、何だかどっかのバーに似てるな、、。これは絡まないと。
と、少し考えていると、少し前にブログに書いた、安土桃山時代の大阪城にスペインから贈られた巨大なチェンバロが響いていた話が過りました。
このエピソードはParisから来たバロックフルートイケメン野郎から聴いた話。
大阪夏の陣で天守閣もろとも焼け落ちたチェンバロ。近々国会図書館に行って、文献も調べてみます。同時代にはヨーロッパにてルネサンス後期の最後の花が咲き乱れていた頃。
隠元和尚が煎茶道を京都の黄檗の萬福寺にて広められたのはそれより50年程後になりますが、自由なサロン、現代のルネサンスとしては細かいことは抜きで良いんじゃないかな。
ささ、時代考証よりも、さっそく形にしてみよう!
ベランダにて一煎800円。もちろん演奏付きです。曲はジャズのスタンダード「Tea for two」(2人でお茶を)
沢山オーダー頂きました。お道具も清朝のからベトナム、清水から何まで取り揃えた超一流のものばかりです。
あれやこれや、色味と景色を考えながら2人で選ぶ。
安土桃山、秀吉好みの野点。キヌギヌ流煎茶道が生まれました!
煎茶道の流派は200以上あり、好きに名乗って良いそうなのです。うーん、そういう所も僕にピッタリだ。
吉祥寺や、代々木公園、どこでも運べます。(足が取れるのでタクシーで運べるのです。アコーディオンより大変ですけど)
チェンバロやピアノの上に飲み物を載せるというタブー。僕には何の縛りもありません。
しかも先生、今度個展をする画伯、清家さんの大ファンでもあります。
期間中の日曜日に冷茶と温茶を出したいとのご提案。
お点前を少しコンパクトに練り直して、お安く出せたらと話し合う。同席するのは気鋭の編集者と、今の僕にとって死ぬほど大切なキーパーソン。
そして、その最中に夏に毎日曜日ピアノを弾かせて頂いてる葉山町一色海岸、御用邸目の前の海の家のオーナー村野氏来店。
初のご来店でした。
僕のピアノを葉山に運び入れて、もう5年になりますが、何故か昨夜が初来店。
煎茶を召し上がりながら、夏に海の家のピアノの上でも煎茶会をして欲しいとの事。
こちら、両陛下がフラリとお出ましになり、昨年は4回も、気さくにお話になったそうです。
万が一ですが、一煎献上出来るかもしれません。
(切腹)
黒柳徹子さまのお話を棚に上げたらこの展開。
自分の我欲を捨て、友人の忠告を信じつつ、閃いた瞬間の動物的直感だけを信じます。
最近、色んな方向から、色んな方々がドンドン集まって来てます。
乗らない手はないすよね。
続き。閉店後に編集者氏、恐ろしく有名な雑誌を手掛けてらっしゃるのですが、キヌギヌをそのまま記事にしたいとのご提案。
隣に座るキーパーソン氏は、キーパーソン過ぎてどんな人なのか説明する気も起きません。
僕としてはミーハーとか、承認欲求とか売り上げアップなんかではなく、(そもそも会員制なので売り上げ上がるはずもなく)
これから若い人が自由なスタイルで何かを始めるキッカケに少しでもなれば、という願いが、ずっとありました。
変でも、イジメられてても、人に笑われても良いんだよ。って多くの悩める若い人に伝いたいゆです。
そうすれば将来僕の飲みに行きたい店も増えるし(笑)仮に僕の店がいつか無くなっても、個性的なお店が脈々と続く事が最近の理想だったりして。
歳なんですかね。そうあって欲しいとただ、願うばかりです。
純金と蜂蜜を練り上げたような水の流れる大河に、毎日押し流されています。
溺れるならそれも運命。
全て、流れるまま委ねます。生かされている事に感謝しながら。
そして、チェンバロばっかり可愛がってるとピアノ君が嫉妬するので、明日は朝から調律をお願いしています。
調律の前山さんも素晴らしいく優しい、心の綺麗な方。旧キヌギヌのピアノを売ってくださったご縁で知り合い、もう15年ほどになります。僕のピアノ3台共、全てお願いしております。(もう1台は京都にあります。頭おかしいです)
ほら、グランド君。
口開けて笑って!はい!
明日は何が起こるんだろう。ワクワクします。そういう時は徹底的にトイレ掃除。もちろん素手です。
瑛太似のお調子者(最近落ち着き気味)サイトウさん、癒しの権化ヒロくん、トルコ人ヤスと僕の時間差スタッフ、4人体制でお待ちしています!
花の金曜日、バラも満開です。明日も弾きまくろう。♪(´ε` )
あー、早くサーフィンしたい。