葉山一色海岸ウミゴヤ



葉山一色海岸の海の家ウミゴヤ。



私、七月と八月の毎週日曜は出勤して、ピアノを弾いております。


子供に耳を塞がれようが





ギャル達に取り囲まれようが





楽しく弾いております。


前の同僚とばったり会ったり!






いらっしゃる皆さんはかなり垢抜けた方ばかりで(見事にヤンキー居ないのですよ)大人の楽園のようであります。





もし、この夏に海に行かれる方、少ししっとり過ごしたい方、是非とも葉山一色海岸ウミゴヤへどうぞ!


僕の気だるいピアノとこの景色がお待ちしております。



JR逗子駅下車、バスは御用邸前下車。逗子からは20分程です。




ティアラ研究その2



ティアラの所有者の変遷、という視点からもう少し掘り下げて調べてみました。

はい、僕は今、ティアラブームが来ております。しばしお付き合い下さいませ。
(・Д・)ノ



まずは、皇后陛下の第二ティアラ。菊花があしらわれたティアラです。



こちらは元々、大正4年に貞明皇后(大正天皇の妃)の胸飾りに作られたものでした。頭上には皇后陛下第一ティアラ。



胸元のアップ。



しかし、2年後の大正6年に第二ティアラに作り変えられています。

リフォーム?!何という事ですか。

しかも、ネックレスではなく胸飾りという謎のアクセサリー。胸飾りって何だよ。現代に胸飾りなんてしてる人いるのかね、、、


と思いましたら、お一人いらっしゃいました、、。






*胸飾り、ではなく「腹飾り」でした。金の梨地にさりげなく「よし川」って書いてあるし、、、。


えー、軌道修正してエレガントな世界に戻ります。(汗)




次は、ティアラの使用者の変遷について画像と共に見て参りましょう。

秩父宮節子さま(昭和天皇の弟の妃)がなさっていたティアラ。

こちらは数名の女性皇族に受け継がれている事が判りました。戦前から現代まで、皇族女性の頭上を飛び交っております一つのティアラ。

正確な時代は明らかではありませんが、なるべく古い順に並べてみました。



秩父宮勢津子さま(昭和天皇の次弟の妃)

僕の推測では太平洋戦前前後のお写真、昭和19〜23年辺りと思われます。



三笠宮百合子さま(昭和天皇の末弟の三笠宮妃)



近衛寧子さま(三笠宮百合子さまの長女、後に降嫁なさり近衛家に嫁ぐ)



千容子さま(三笠宮の次女、後に降嫁なさり茶道の千家に嫁ぐ)




高円宮久子妃(三笠宮の三男の妃)




つまり、三笠宮妃百合子さまを中心に見るとこのティアラは、

*ユリちゃんの旦那の兄嫁
*ユリちゃん本人
*ユリちゃんの長女
*次女
*末の息子の嫁さん(敬称略)

と、5名の方がお召しになっております。何と仲の良い、、。

百合子さまからお嬢ちゃまにかけての正確な年代が判りません。もしかして交互にお付けになっていたのか、きちんと年代別に所持なさっていたのか、定かではありません。

戦前なら、女性皇族の位取りがハッキリしておりまして、同じものを貸し借りするのはタブーとされていましたが(ティアラの大きさや十二単の色まで、プロトコルが厳格に存在したそうです)戦後はかなり緩くなったのかとも推測出来ます。

詳しい方、お願いします。



しかも、最初のお写真、秩父宮勢津子さまのネックレスは、雅子さまが着用しておられます。3連パールとトップに大粒の花珠パール。





話は変わりますが、高円宮妃久子さまのダイヤモンドのネックレス。ある写真より、お嬢ちゃまの婚礼の時に母から娘へお貸しになったのだと推測します、、


千家典子さま(高円宮久子さまの次女、降嫁なさり、出雲大社権宮司千家国麿さんの元に嫁がれました)




ママの着用シーン。



(ギロリとカメラを見据えるイエローのドレスはヒップホップ好きのやんちゃ姫、長女承子さま。実は僕的には女性皇族で一番美人だと思うのですがね、、。)

ママのネックレス、娘が借りたいとねだったのでしょうか。

それとも、サバサバしたママの事ですから、「これ付けてホラ、行ってらっしゃい!」位のノリでしょうか。


平民の僕には知る由もありません、、。



そして、ティアラの継承やアレンジは日本だけではありません。ティアラというものは大変高価であり、そうそうアレンジして作り直す訳にはいきません。そして流行も取り入れなければなりません。

皆さま、可能な範囲でのアレンジを施して着用なさっている様が伺えます。



昨日ブログに書きました、タイのシリキット王妃のど迫力ライオン型ティアラ。

あのティアラも華麗なコーディネートにより、姿を変えておりました。


先ずはシリキット王妃の自由の女神風のセッティング。




台座部分がアジャストするのか、丸くすぼめると小さな王冠のようになります。お姿は同じく、若き日のシリキット王妃。




一瞬、この女人の顔が浮かびました。(汗)





時代は遡りまして、このティアラの最初の持ち主は国王ラーマ5世の王妃の1人サオワパーポーンシー(国王の異母妹)です。

因みにラーマ5世(1853-1910)にはサオワパーポーンシーを含む160人の妻がいたらしい。子供は77人!

160人の妻にも宝石やティアラを買い与えていたのだろうか、、。恐るべしシャム国。






そして、ネックレスにも。(国王ラーマ6世の1人娘、ペッチャラット王女)





チャールストン風のヘッドドレスにも!(国王ラーマ7世の王妃ラムパイパンニー)





そして、現在のシリキット王妃に受け継がれました。

現在のシリキット王妃。これまた迫力が増しております。ティアラが小さく見えるのはお顔のサイズが、、、(自粛)


素敵!\(//∇//)\





シリキット王妃は、この他に10個以上のティアラをお召しになっている写真があります。流石ですなぁ。


その他、イギリスやモナコ、ルクセンブルク、ベルギーにスウェーデン、、。ティアラを所有する王国は沢山あります。一度整理しないとです。


(何のために、、)


ティアラ熱、まだまだ尽きません。

何でこんな物が好きなのか自分でもわかりませんが、しばらく続きそうなので、もう少しお付き合い下さいませ(汗)






皇室ティアラ研究



久しぶりの皇室関連。

女性皇族の第一礼装にはローブデコルテとローブモンタント、があります。


デコルテとはその名の通り首元、胸元の開いた礼装で、ティアラ(宝冠)とネックレス、長手袋を装着なさるのが常となります。





そして、何と言ってもティアラ。



女性皇族の方は一つか、それ以上の数のティアラをお持ちだという事です。

現在の成年皇族の人数を考えると、皇室には少なとも20個余りのティアラが存在する計算になります。

明治以降、成年後に降嫁及び薨去なされた妃殿下のティアラを数に加えると、完全品で40個近くが存在すると僕は読みます。宮内庁の金庫にでもはいってるんたろうか。虫干し手伝いたい。


因みに、眞子さまのティアラは「和光」謹製、2850万円。佳子さまはミキモト謹製にて2892万円。

これは、石の値段が入っていない制作価格だと思います。これだけの数のダイヤモンドを使い、3,000万円では作れませんよね。

仮に千粒のダイヤモンドが使われてるとして、一粒30,000円だとしても石代だけで終わってしまいます。そんな筈はない。




きっと、過去のティアラよりパーツ取りしたルースをミキモトや和光に持ち込み、台座のプラチナ及び加工賃のみが3,000万円弱なんではないか、と。

姉妹揃って3,000万円に収まっているのも、何か金額のガイドラインが有るのかな、とも読めます。



ティアラという神秘の存在。嗚呼、たまらんです!



そして、皇太子妃、皇后陛下のみは御即位により、お召しになるティアラが変わります。位に応じて2段階のティアラをお召しになるのですね。







皇后陛下の第一ティアラ。(明治18年、独・レオンハード&フィーゲル製)

大粒のダイヤモンドがツノ状にセットされています。星の部分は取り外し可能。



後にかなりセッティングが変更されています。






これは明治天皇妃である昭憲皇太后のティアラを改造したのだと、ネットの記事にありました。写真を拝見する限り、台座が広げられ、フラットな造りになっています。




昭憲皇太后は運動もお得意で、かなり闊達な方だったとか。明治天皇から天狗さんと渾名を付けられていたんですね。

天狗さんのティアラ!

加えて、昭憲皇太后、英照皇太后、香淳皇后と三代に渡り大粒の3連ダイヤモンドのネックレスをお召しになっていたのが、皇后陛下は1連に。この変化も興味深いと思います。



皇后陛下の第二ティアラ。(大正6年製造、およそ500グラム)

頭頂部に菊花があしらわれています。何と上品で控えめなデザイン。皇室所有のティアラの中で一番大好きです。



(お写真右)





蚊取り線香の缶のデザインも彷彿とさせます。何と親しみのあるデザインですこと!




そして、皇后陛下におかれましては第三ティアラもあります。(昭和3年、ミキモト製。パルメットのティアラと呼ばれる)




第三ティアラですが、秩父宮節子さまがお召しになっているお写真が、不鮮明ですが第三ティアラと一致します。

皇后陛下にお贈りになったのでしょうか。









ティアラは下の世代に受け継がれる際にそのままお贈りになったり、必要に応じてリメイクして、時代に合わせたデザインにてお贈りになるそうです。

しかも、このダイヤモンド類は皇室に伝わるたくさんの古い石を組み合わせてセッティングを考えるそう。

それらの石は選りすぐりの物にせよ、カットが古いため面数が少なく、よく言えば大らかな輝きがあるそうで、形も一つづつ違ってイビツな造りだそう。なので、リメイクには細心の注意が払われたらしいです。


そして皇太子妃の第一ティアラ。(大正12年ミキモト製)




もういっちょ。



第一ティアラの名に相応しく、1959年四月十日の結婚の儀にて、お召しになっております。

しかし、少し悲しい事実が。雅子さまのお手元にある、この第一ティアラ。2003年一月一日の新年祝賀の儀以降、公の場にて、一度もお召しになっていないのです、、。

どうしてなんだろう、、。

そして、第二ティアラ。(昭和35年製)外遊の際にもよくお召しになっております。スクエアバゲットダイヤモンドをビッシリと散りばめた、比較的シャープなデザイン。





僕はこの皇太子妃の第二ティアラも好きなのですが、、、。こちらも悲しい事実がありますの。

昔と比べて透明感が違う気がするのです。


気のせいか、輝きが皇后美智子さまの頃より鈍い、と感じるのは僕だけでしょうか、、。幾分透明感に欠け、白っぽい気がします、、。




写真の映りが違うのでしょうかね、、。












ほら、やはり今の方が骨みたいに白っぽくて透明感に欠ける気がしま、、、。(しつこい)





第二ティアラの白っぽい感じと、第一ティアラをお召しにならなくなった事と、と何か関係が、、。

考え過ぎかなぁ。(´・_・`)



いつの日か、、、また皇太子妃殿下が第一ティアラをお召しになる日が来る事を願います。そして、第二ティアラの透明な輝きが戻りますよう。(僕は誰なんだ)


雅子さまがお召しにならないとすれば、次の世代の方への期待が高まります。

そうすると、悠仁さまの未来の奥様、という事になります。あと20年位か、もっと先か。



「悠仁さま、お頑張りあそばせ!!」





女性皇族はいいですよね。ティアラや帽子があって。

男性皇族は地毛しかないもの。皇太子殿下だって、、ほら。





お帽、、、じゃないや、御髪がカチューシャのように横たわり、まるで黒いティアラのよう!

(他意はありません)



あー、僕もなんかティアラが欲しくなっちゃった。


と、いつもの楽天をパラパラ見てますと、、


何と5,000円で売ってた!!







何でこんな物が5,000円で売ってるのか。僕は5,000円貰ってもこんな物作れない。

まあ、、いいや。ポチッと!


僕の第一ティアラ、ゲットです。このモデルさんより絶対ワシの方が似合う自信あるわ。


盛り髪にティアラを装着したりして。ならばいっそ芸者のカツラに第一ティアラを装着したりして。ギャハハ!




思わず、タイのシリキット王妃のお姿が浮かびました。艶々とした漆黒の盛り髪に壮観なデザインのティアラ。

流石のド迫力!!



あー、やっぱバゲットのスクエアダイヤモンド、格好ええなー。どこかに5,000円くらいで売ってねーかなー。




雨の日は普段に輪をかけて下らない事ばっかり考えてます。















夏の怠慢料理



前回はマヨネーズジャコご飯でしたが、今日は更に手抜き料理2品。

facebookやInstagramで見る、キラキラしたお料理とは対極にある、安くて怠慢で器も最低の、堕落したお料理、もはやエサです。

雨のムシムシした日に、やる気のないお昼ご飯に最適です。(笑)


*貧乏大根もち


「ちょっと奥さん、まさかお刺身のツマ、捨ててませんか?」


【材料】
刺身のつま(大根)握りこぶし大
片栗粉 大匙1
薄力粉 大匙1.5
鰹風味調味料、塩 少々
ネギの青い捨てるところ


大根のツマはよく洗い、魚臭さを取り去ります。そして細かいみじん切りにしておきます。
上記を混ぜて放置、しんなりしたら胡麻油でカリッとなるまて焼きます。

原価十円程度にしてこのモチモチ、カリカリ。

お父さんの晩酌に、お子さんのおやつにも!



ツマを捨てるのは大根を捨てているのと同じです。勿体無い!

最近はツマを欲しさに食べたくもない刺身を買ってしまう事もしばしば。ツマだけでも売っているのですが、なんだか味気ない。

何にも節約になっていないのだけれど、まあいいじゃん!(笑)










*ネバネバ素麺

【材料】
素麺
納豆
ネギのみじん切り
みょうが
卵黄
ごま油
七味唐辛子


素麺は茹でて、水で洗う。

納豆と薬味はよく混ぜ、ごま油で香りを付ける。お好みで卵黄を落とす。





大きめの器に納豆を入れ、素麺を少し取って絡め和えて食べます。

口をすぼめて、一気に吸い上げます。

ズボボボボ!!

好きな量を取り上げ、好きなスタイルで。好きなところで食べるのを止めます。

余った素麺はピーマンと豚肉で炒めてビーフン風でもいいし、お味噌汁の実にしてもいい。

味噌汁なんか誰も見てなければ鍋のまま食べちゃいましょう。

ズボボボボ!


器も気にしません。そりゃ薩摩切子や、檜の桶なんかの方が素敵に決まってるけと、これは1人のための怠慢料理。

寝転んで食べるくらい、素手で掴んで食べるくらいの心意気にて。

全てを削ぎ落とし、気取らず心を緩めて、食事を摂ることだけに向き合います。


いずれ、この道を極めたいと思います。


´д` ;



続く






情報量が多過ぎる、、




昨日はブログに、選挙の後に思うこと、というのをダラダラ書きましたが、キチンと整理できていないまま書いてしまったので消してしまいました。

最近あんまり消さない事にしてるんだけど、、。

春からfacebookを始めたのですが、そこにはすごい数の色んな情報が流れて来ます。楽しい動画や近況報告もあれば、今回の参議院議員選挙についての改憲派や護憲派など、様々。

皆さん、力一杯書かれています。

僕は、選挙の結果が全てだと思っているのですが、その後に、陰謀説というか、余りにも沢山の護憲派潰しのニュースが上がっていまして。


つまりは自民党や官邸が、マスコミや選挙管理委員長に圧力をかけた、と言われるニュース。

石田純一さんの都知事会見も、参議院議員選挙の争点を明確にする彼なりの選挙運動だった、それをコメンテーターがバカ扱いして潰した、とあります。


正直いいまして、僕にはもう、一つずつのニュースを読み解く力がありません。

選挙が終わった後に飛び出す洪水のような量のニュースに、遂に判断力が失われました。


どれがどこまで本当かよく分からないのです!


ちょっと、東北大震災の直後からのツイッターとにてます。


陰謀説もまさか、と思いつつ、無いとも言い切れないと思ってる自分もいます。



やはり、リツイートするにも責任を持ちたいと思ってしまう。自分で調べたり、聞きに行ったりして、ある程度確証を掴まないと、他の人を騙すかも知れないでしょ。


なので、今回は暫くフタをしようかと思いました。

一度、リセットいたしまーす。(・Д・)ノ

メシでも食うか。素麺飽きたし、、何がいいかな。

あっ!


***





さて、僕が子供の頃から好きなのがこのマヨネーズじゃこご飯。

大量のちりめん雑魚とマヨネーズをご飯に乗せて喰らいます。


ご飯はこれ以上無いくらい熱く加熱します。じゃことマヨネーズは冷えたまま。

マヨネーズが溶け、お口の中が中古車のエンジンみたいにテラテラになります。そこにちりめんの歯触り、滋味。





熱い夏も、これで倦怠感が吹っ飛びます。

小学校の頃に9杯も頂き、翌日腹痛で学校を休んでしまいました。


中毒にならないよう、今では二膳まで、と自主規制を設けています。

マヨネーズじゃこご飯を茶碗に盛った瞬間から、もうすでに気分がブルーになります。

「ああ、これを食べたら終わってしまうのね、、。」




是非、お試し下さいませ。



テレビのこと。



3日前、ある地上波の正午から放映されている人気帯番組から取材依頼が来ました。(not徹子の部屋)

キヌギヌに所縁のある、ある芸能人の方がキヌギヌに訪れているシーンを撮影したい、という事。

長年にわたり会員制でやってきたのと、テレビの影響は大きい事は幾度となく話で聞いてよく知っていたので迷いましたが、何となくピンときてお受けする事にしたのでした。

条件は店名を伏せる、場所を示すもの全てにモザイクを施して貰う、会員のみに向けたバーなので視聴者の方がいらしても入れない旨をしっかり告知して頂く、その三つでした。

それでも、見ている人は来るかもしれない。2007年にオーラの泉で美輪さんがキヌギヌのお話をチラっとだけなさったときに、どうやって調べたのかオバさんが数人、店に無理やり入ってきた事がありました。今でも謎です。


今続けている会員制を壊したら、常連さんというかけがえのない宝を失う事になります。それを犯す可能性があっても成し遂げたいこと。


実は僕には裏のテーマがありました。



1000万人程が見ているこの番組、地方でご実家を継いでいるゲイやマイノリティーの方にも「こんな生き方があるんだよ」と伝えたかったのです。


何度も言いますが僕はゲイリブとは少し違います。自分の行動を通して間接的に何かを訴えて住みやすい世の中にしたい。敢えて言うならば、一匹狼ゲイの出来る、違うアプローチを模索しております。

僕の顔や仕草を見たらきっと「あ、こいつゲイだ!」と気付かれると想像します。僕を含むゲイはテレビに映るゲイっぽい男に異常に敏感です。


キヌギヌは我ながらそこそこ美しい店だと自分で思っておりますし、実際に動いて生の音楽が流れるゲイバーを見て、例えば山間の村の、ご実家を継ぐ予定の一人っ子の方なんかに、「あ、こんな風にも生きられるんだ」なんて感じて貰えたら、何かのキッカケになるかも知れない、そう思うのでした。

まさか「勇気を与える」なんて烏滸がましい事は思っていませんよ。


かつての澤穂希レベルならともかく、ド田舎リーグの若いサッカー選手なんかが、「僕のこのプレーで全国の子供達に勇気を与えたい」なんて話してると、ちょっとバカじゃないのと思ってしまう。勇気なんてのは早々与えられるものでなく、受け取る側がそう感じて下さったらラッキー!位のモノではないのかな、と。




中学生くらいの頃に見たテレビ番組、「元気が出るテレビ」の勇気を出してホモお見合いというコーナーがありまして、大勢の独特の空気感の方の中に髭を蓄えた濃い顔の格好いいお兄さんが1人だけ映っていました。

一匹狼的な彼は破れたジーンズを身に纏い、同時テレビに出ていた柔らかいゲイの人とは一線を画す存在でした。

僕は見逃しませんでした。あまり映らない彼を目を見開いて凝視し、そして、文字通り勇気を受け取りました。




インターネットでゲイの出てくる動画なんて山ほど見られますが、テレビに出るというフィルターやその勇気、そして無作為の1000万人という数字は、まだまだテレビに力がある証しだと思っております。

絶対にインターネットではダメなのです。無作為に対して、これがメディアの力なんです。





そこで、なるべくバカバカしく、インパクト重視にて進めようと思いました。

例えばゲストが入店した際には僕が水中メガネを付けてプールにつかりながら水浸しでシャワーを浴びつつ、手だけ伸ばしてチェンバロで裏番組の「徹子の部屋」のテーマ曲を弾く、テメー、ノックくらいしろよー!みたいな高田純次さん的なテキトーなノリで行きましょうとご提案しました。




シャワーもマイクスタンドに固定。(何やってんだろうか)



他局の裏番組のテーマ曲にも関わらず、快諾を頂きまして、その他の企画も考えました。


バスローブを羽織り、更に一張羅の麻のスーツに着替える。

改めてキチンと丁寧にお迎えした後、僕は操縦士の帽子にて機内アナウンス。

「えー、これよりー、機内食のサービスを開始させて頂きますー」

飛行機にガチョウのパテを乗せてテグスを引っ張って運ぶ。拍手のライトが逆光で光る中、飛行機からパテが降ろされたらアヒルが飛び出して暴れる、とか。

お話を挟んでミラーボールを回して石川さゆりの天城越えを楽器11台と紙吹雪を使ってアシストする、ですとか。

テレビ的にも悪くないようなのをコンパクトにご用意したつもりでした。

収録は3日後の月曜日。時間はないですけど、全力で練り直して用意しました。だって、大勢の人に自分の小さなお店を見て頂けるんですもの。そりゃ頑張りますよ。

榎本さんのお店に特化した映像に仕上げますのでお好きにやって下さい、との事でした。

だけど、回数を重ねるごとに、制作会社の方がこう提案して来ました。


『唯の演奏バーではつまらないので、例えば当番組のテーマ曲をコギャル風にアレンジしていただき、、』




詰まらないので、、、、。何それ。しかもその対案がコギャル風って、、。コギャルなんて今いるの?

僕の美意識に反しますのでコギャルに関しましてはご遠慮させて頂きます、と返信しました。


その後もその方から、出したり引っ込めたり、正直ブレ気味のご提案が続く。

段々とイニシアチブを取ろうとして来られるのが、手を取るように分かりました。だって、僕は冷静ですもの。まさかこんな事で逆上せたりなんかしません。

キチンと丁寧にお話を聞きます。向こうの方がプロなんですから。


しかしお話を聞く程に、(凄く生意気ですけど)この方は世間のウケを気にし過ぎてらっしゃるのでは?と思いました。悪いのですが出てくるアイデアはよその番組の二番煎じ、よくあるパターン、、。


きっと出来た映像は、見慣れたあの感じ。サクラの大笑いとテロップだらけ。発言も好きに編集されて、、。そんな気がしてきた。




どーして、そーなるの??


千利休は言ったそうです。

おもてなしをしたいと思った時、何を考えますか?相手の望むものを提供しようとするでしょう。それは正しくなく、自分が最も得意とするものでおもてなしをするのが一番いいのです。


と。


今回は自分のしたい事、そして伝えたかった裏のテーマが捻じ曲げられそうな予感がしました。

同時に、相手先からも「今回はなかった事に、、」とのLINEが。

かかったお金は払いますので、、。とも。


うーん、お金なんて要らないよ。何も使ってませんし。



テレビの番組の方が思う何かを表現したいならご自身の局内のスタジオにバーのセットを組んで、綿密に台本書いてやればいいさ。


人の閉ざされたお城にいい顔して近寄って、どんどんコントロールしようとしないで欲しい。


今回ばかりは言えますが、電波に乗っても会員制の僕の店には何の売り上げ的な恩恵もないのだから、悪いけど絶対に騙されません。

特に怒ってもないのです、、、。ただ呆れてます。

どうして本来あるべき姿を曲げてまで、詰まらなくしてモノを作ろうとするのか。

心ない鉄道マニアがサクラの木を切って鉄道写真を撮った話を思い出しました。


そんなのだから不自然に歪んだ、騒がしいだけの似た番組ばかりになるのではないでしょうか。


同じモノ作りの端くれとして。仮にも人の土俵で何かする時は、相手を尊重しませんか?二番煎じや謎の演出の押し付けはゴメンです。


いつかまた別のメディアよりチャンスがあれば、是非。

その時はキチンと話し合って進められますよう。そして、例の裏テーマを添えられるよう、その日まで取っておきますね。


でも、コギャル風アレンジ、、、。ちょっとやってみようかな。(笑)




おしまい















夏のお知らせ


さて、7月も少し過ぎて涼しくなってきましたが、もうすぐ過ぎると夏真っ盛りでございます!

政治の話は置いておいて、キヌギヌでは七夕祭りを開催中。

短冊をかけるたびに七夕の曲がピアノで流れ、願い事を朗読して貰うというウザい企画を。



毎年短冊を手作りしてくれるけんちゃん、ありがとう!

これは7/7までです。


そして、初の流し素麺イベント。8/11に行います。



カウンターからスタートしてピアノの上を通り、ハープの前を横切ってベランダに突入。プールも置いちゃいます。(というか、今プールの中でブログを書いていますw)



素麺の終着駅はこの中でもいいかも。




めくるめく滝の白糸の如き、魅惑のジェットコースター。山の日のお昼2時から6時までとなります!!

20時より24時まで通常営業です。そちらもヨロシコ。

素麺ツユはこの中に。西洋の心も忘れません。




(やったことないのでどうなるかは分かりません)


そして、barber-BAR開始です。来週金曜日の7/15からスタート。

ヘアカット5,000円、髭トリミング3,000円となります。先生は腕が二本しかないので、事前予約制とします。髭位なら当日でもいけるかもですが、詳しくは僕まで。

椅子もヤスの作ったシールも準備万端。



ハサミ置き。




洗髪は水か温水を選べます。



そして、もれなく自家製栽培のミントが僅かに入ったミントジュレップ、1,500円相当、が付いてきます。




ミントジュレップを飲みながら、更にいい男になろう!


今回の担当はアホっぽいイケメンのたかやさん。中野坂上、イエヘアーのオーナーさんです。

チェコのヴィンテージのドクターコートを買ったり、ノリノリです。インナーにはレザーのサスペンダーとタンクトップですって。負けられない。



うーん、この方に頼んで良かった。キヌギヌbarber-BARは見た目が全てです。



美容師、理容師さんも引き続き大募集中。お知り合いの男臭い人がいたら捕まえて引っ張ってきて下さい。


夏はもう、すぐそこに。






(´-`).。oO( やっぱ政治よりこういうバカっぽい企画の方が書くの楽だな、、






憧れのマダムジーナにご対面の巻。



小学校の頃、テレビばかり見ている僕たち双子に突然親父が怒り出し、みるみるテレビを破壊しました。

ラジカセとカセットテープを差し出し、今日からこれを聞け。との事。

親父のそんな行動は慣れていたのと、超強権的な父親の存在に抗議するヒマもなく、黙ってカセットテープを再生しました。

早く何かを聴かないと、ドリフターズやひょうきん族の事が気になってしまう。

テープは、サイモン&ガーファンクル、加藤登紀子さん、南こうせつさん、森山良子さん、あとクラシックが少し、、。

この、限られたラインナップがスポンジのような僕の人格形成に影響を与えました。

加藤登紀子さんの不思議なビブラート、知床旅情や、古いシャンソンも入っていました。何と甘美な音楽が日本にもあるんだな、と。


それを聞きながら「窓際のトットちゃん」を読んでいました。何という小学校だこと。

そして、思春期に観た紅の豚。


最近のブログでも書きましたが第一次世界大戦に疲弊したイタリア。束の間の平和を味わうかのような明るい1930年代を舞台に描かれていますが、このマダムジーナのホテルに僕の原風景があります。




そして、今日。




オーチャードホールにて、憧れのマダムジーナにご対面出来ました!

子供の頃からのファンという事を伝えて、キヌギヌの話を手短にさせて頂き、あら、行かなきゃね。と。


「あら、行かなきゃね」、、、。



´д` ;



今日の舞台はエディットピアフ物語でした。お芝居と歌でエディットピアフの名曲を綴る、素晴らしい舞台でした。アンコールには紅の豚のさくらんぼの実る頃。


それだけでも充分なのに、、、。





去年の今頃のMISIAコンサートでアコーディオン弾いてた事も詳しく覚えてて下さり、「あー、あの時の君ね!!」と肩をポンっと。


(T ^ T)




ああ、登紀子さんっ!!!


きっといつか、貴女に似合うようなサロンに育て上げ、その時にはさくらんぼの実る頃を弾かせて下さいね。まさか歌えなんて言いません。ありがとうございました、と感謝を込めて僕に弾かせて下さい。


ご紹介下さったのはコシノジュンコさん。素敵なお姉さんが大好物です。



楽屋の帰りに大きな花束と台本まで頂きました。


大竹しのぶさんからも来ています。



僕は谷村新司さんからの薔薇を頂きました。(笑)

みなさん薔薇をお送りになるのですね。100万本はありませんでしたが(笑)



慌てて店に持って帰り、ピアノの上にあり合わせの銀器で活けてみました。


明日明後日は定休日なのですが、何とか週末まで持たせたいと思います!





今夜は心を込めて、ピアフの薔薇色の人生を弾きます。


まさに人生は薔薇色ですな。(・Д・)ノ




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桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

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一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

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悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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