深夜の実験
さて、改装プラン。
ちょっとマニアックな内容でつまらないかもしれません。すみません。
実際お金もないし、勢いで大きく改造して後で後悔、ってのもよくないので先ずは年末にかけて色々な実験を沢山してみようと思います。
狭さ、も大切なんだけど、目下、一番気になっていたのは僕とソファー席の方とのコミュニケーションの取りづらさ。特に目線の高さにあります。
カウンター越しに話しかけようも、現状ではお客さま越しにはほぼ目が合いません。距離もあるけど目線の高さがまず最重要。
こんな感じです。全く見えません。
この写真をご覧くださいませ。
ソファーの下にモノを挟んで上げてみました。25センチ位かな。
お、いい感じです!ここに座ると僕からかなり、目線が合います。
スツールとソファーの高さが近づきました。目の前のカウンターにお掛けの方ともかなり目線が近づきます。
実際に実験してみて、カウンターの方と話しやすいくなりました。今の高低差では「あれ、前に会いましたよね?」的な知り合い同士の会話さえ、目線の違いから話しづらい雰囲気がありました。カウンターから見下ろす側もそのままだとやだし、ソファーにどっかり座って話しかけるのも偉そうで変な感じ。やはり高さって大切ですねー。
大人が子供に話しかける時に目線を下げはのも頷けます。
僕の短めの足でもきちんと床に着きますよん。
これでソファーとカウンター席、僕の目線が繋がりました。
今までは立ち飲み→カウンター席→ソファー席、と三段階の高さの方が混在してどうにも混ざりにくい状況ではありましたが、これでカウンターの方も振り返ってお話ししやすい様になります。そして立ち飲みの方も参加可能。僕も入れて四者か。
今週中にブロックを買って来て底上げして、お金のかからない実験をしてみます。
空洞部分に収納が出来たら、荷物も入れてもらえます。丸めたコートや、ちょっとした小さなバッグなら充分。
さて、目線が合ったところでさらなる一体感を求めてもうひと押し。
高くなったソファーの前にハイテーブルを置きます。アンティークで、太っちょの人がもたれても倒れないようなやつを探してます。
ハイテーブルはいわば、海の真ん中の島の役割。 集まるための島は、いわば誰かと接近したい為の照れ隠しにもなります(笑)
テーブルの上には、言い訳を加速させる為の仕掛けを考えています。
ピスタチオ、です。(笑)
僕はピスタチオ好きなんですけど、何がいいかって殻付きなので使い回し出来ます(笑)
こういうのは結構重要だと思うのですよ。店内が混んで来た時に、ウチはおつまみは無いのですが銀のお盆にピスタチオを山盛り入れて、フロア中央のテーブルにどんと置きます。
そして、ピスタチオのテーマ曲をピアノで弾きます。
このテーブルに来たらピスタチオが食える。来ないと食べられない。しかもその場で剥かないといけない。剥いてる間はこのテーブルにいないといけない。
そこで、もしかして接触を持ちたい人同士がいた場合、何かの会話が始まるかも知れません。「何だよこの店はよー」「何がしたいんだよ、あいつ(僕のこと)」
何でも構いません。
ちょっと変な絵が浮かびました。
お客さんには失礼ですが、これでも結構真剣です。2日かかって考えたアイディアの1つです。
通常はピスタチオが無くても、ちょっとグラスを持って移動、なんて使い方も出来そうです。なるべく週末は椅子を抜いてしまい、カウンターも立ち飲みもソファーも一緒になって飲んでいただく、そんな使い方をして頂けたら嬉しいです。何か洒落たオモチャでも置こうかな。
僕はね、どうしてもソファー席とカウンター席と立ち飲みの方、皆さんを取り混ぜて、知り合ったりお話しして欲しいんです。海外の気の知れたパブみたいに。キヌギヌは日本的であってはならないのです。絶対に。
もちろん接触なんて無い方はそれで良いです。こっそりピスタチオを差し上げます。
接触を持ちたい方にはそのチョイスがある、という事がウチには重要だと思うのです。経験上ゲイバーって何かしら人との接触を持ちたい人の集まるバーなんですよね。それを怠るのは僕の職務怠慢でしかありません。
僕しかキッカケを作れないとすれば、それは僕の仕事。こんなバカバカしい事しても何も変わらないかも知れないけど、真剣に悩んで取り組みたいと思っています。
ただ店を狭くするのはいつでも出来ます。でも、今のお店しか知らない方や、今で良い方は少し反感を持つ方も多いかも知れません。現在、足の悪い方も少なからずいらっしゃいます。
狭くする作戦は少し先にとって置いて、目線の研究やニワトリの餌場作戦(笑)なんかで少し遊んでみようと思います。
改装の一番の理由はお客さまの使い勝手ですが、実は僕のおまじないでもあるのですよね。
僕がやりやすく、機嫌よく出来ればそれはお客さまへバシバシ還元出来ます。今まではソファー席の方と目が合わなかったのが、この底上げで一気に改善されたら僕も自信を取り戻せるかも知れない。飛び入りの音楽だってもっと機会を増やせるかも知れない。
>
シャイなお客さんの為にも、僕が一肌抜いで頑張らねば。
月曜日、皆さんお仕事頑張ってください!
お店はお休みですが、実験を重ねます。
つづく。
- 2016.10.31 Monday
- DIY
- 01:50
- -
- trackbacks(0)
- -
- -
- by シンスケ