今年もありがとうございました。



あと5時間程で今年も終わろうとしております。




本日は25時よりオープン、元日の夜よりお休みとなりまして、1/5より通常営業となります。

店内にも、お正月用の生け込みをお願いしました。大王松という松、ウメモドキ、百合の花などを組み合わせて貰いました。





ピアノの上に飾っております。お楽しみに。
今年は、皆さんどんな一年だったでしょうか?


僕は、なんだかとても穏やかな気持ちで大晦日を迎えております。



困難に直面する事が多かった一年でしたし、かなりハイテンションで突っ走った時もありましたが、なんだかんだで最終的に辻褄が合ったようで、特にこの一週間は卵の殻がバリッと割れて落ちたように、憑き物が取れたような気がします。


自分のいいところ、悪いところ。


僕はバカでお喋りで、何でも思った事をブログや店頭で話してしまう悪い癖があるのですが、それも大切な個性だから直そうとせず、そっと抱きしめてやろうと、41歳にもなって改めて思いました。


来年も思った事バンバン撒き散らして生きていきます。w
そして、悪い所を指摘されたらきちんと謝る。誤魔化したり逃げたりしない。

これは自分の好きな部分でもあります。


色んな人と話す機会が多い自分の仕事では、色んな人のお話を聞く機会があります。

人が集まるとどうしても、酒も手伝ってか、誰かを傷付けたりする事がたまーに起こります。


その時、素直に謝れるかどうかが肝心だと思うのです。


パッと表情を変えて「いやー、ゴメン。言い過ぎた」なんて謝るお客さんを見ると、心から惚れます。

強いし格好いいなと。




ゴメンね、その一言だけでその場は平和に包まれる。それで良いじゃないか。


謝れるという強さ、僕も心から憧れます。お客さんの若い子に対してももちろん、友達や仲間にも。




てな訳で、自分もバカなりに来年も色んなことを撒き散らして、失敗したりご迷惑を掛けたら速攻で素直に謝りますw




お店は、というと。レイアウト変更を経て、未曾有の大混雑が続いております。昨夜一晩だけで107名、床が抜けるかと思いました(汗)


レイアウト変更前の9月から10月にかけて、平日はガラガラでした。一晩かかって6席のカウンターが埋まらない事も。


昔はあれだけ混んでいたのに。本気で悩んで落ち込んでいました。最初は現実逃避したり悪口言ったりしてました。


でも、やれるだけやってみようと、毎日午前中から買い出しに行き、工作をして、楽しかったな。


11月丸々かかって工事をして、12月にはクチコミを聞いたという人で溢れていました。お陰様で息を吹き返しました。


程よく狭い今のキヌギヌは、素敵なオカズが詰め込まれた小ぶりの幕内弁当みたいにキラキラしています。

僕の得意なサイズにより近づきました。来年もご期待下さい。




そして、手伝ってくれているスタッフの皆さん。本当にありがとう。いつも感謝してもしきれません。


僕は、本来は1人で働く事の方が向いているようです。

今後は固定スタッフは置くつもりはなく、沢山のアルバイトさんに週末はお手伝いして頂き、平日は気ままに1人でやらせて頂くのが性に合ってるのかと。

そんな中での色んな味のあるスタッフの皆さんは、幕内弁当のメインたる日替わりの焼き魚のような、唾液を刺激する存在であります。

このシステム、大好きですw



スタッフの皆さん、こんな僕ですが、これからも宜しくお願い致します^_^


そしてそして、大切なお客様へ。


こんなブレブレな僕に、懲りずに通ってくださりありがとうございます。



これから先、ブレないとはお約束出来ません。テンション上がるとまた、相変わらずの暑苦しさで攻めまくる事もないとは言い切れません。


でもね、40過ぎて性格なんてそうそう変わらないのですよ(汗)


それでも良かったら、またいらして下さい。
他の店にはない、キヌギヌだけのおもてなしを精一杯心がけます。


僕がすべき事は、空気の読める大人なお客様を集めて、素敵な人たちを適度に繋ぎ、混ぜる事、それだけ。

たまに隙間を埋める生の音楽のセッション。それさえあればキヌギヌなんですよね。


今年はより、その事に気付けたので来年は更に研究を重ねます。そしてさりげなく。

何より、地味でも良いんです。皆さんの息抜きや心の止まり木になれますよう。



2017年もどうぞ良いお年をお迎え下さいませ!




晋輔











キャベツさえあれば。



Xmas、いかがお過ごしでしょうか?


僕は、今は二つの事柄、つまりはお店と自転車事故の保険関係だけの毎日を過ごしております。


クリスマスと年末の華やいだ雰囲気はお店のみで、家に帰ったらとにかく何かを胃に入れて、穴蔵みたいな自分の寝床に倒れこむ。

今年はそれでいいんです。季節を慈しむという心の余裕がありません。


来年こそは、ね。



眠れて、何かを食べられればとりあえず生きられます。それにまつわる余裕とか雰囲気とか、そういう贅沢なモノは今はどうでもいい。



しかし、ズボラの神様は僕を見捨てませんでした。また新たなメニューを開発してしまいました。


ペヤングの焼きそばに刻んだパックのキャベツを半分投入、残りを生のサラダとして食べるというこのメニュー。



生のキャベツをペヤングにぶち込み、お湯を投入します。





これが、美味いのなんの!!サラダとしてのキャベツと、お湯を通したキャベツは全く別物で、不思議と胃がもたれない気がします。

これを3日くらい頂いておりまして、、、。全く飽きる気配がありません。






怒涛のクリスマス連勤も今日で終わりました。明日お休みを頂いたら、年末までノンストップです。


秋から始まった平日1人体制の週6回勤務はかなりキツい。でもやると決めたんだから。



ともあれ、毎晩働ける喜びを噛み締めながら、キャベツをかきこんで今夜も寝床に向かいます。




ねえ、神様。


起こる出来事は僕の身から出たサビということもあります。だけど、年末までこんなに辛いことが起こる事って、今まで有りませんでした。

なんだか悪い夢を見ているようですよ。




事故のおばあちゃんは幸運にも先日退院なさり、自宅療養には入られました。

しかし、まだまだ保険屋さんとの手続きは続きます。つまりは金銭的なやり取りです。保険屋さんも付いていますが、かなり長くかかりそうです。


このやり取りを、早く終えられたらどんなに楽か。とても長く耐えられるものではありません。



おばあちゃんには申し訳ないけど、僕は普通に運転していただけなのに、凄いスピードで坂道を下っていらして、勝手に倒れられて、、。


あんまり書きたくないけど、僕は普通に道を走ってただけなんですよ。

お怪我の有る無しはあるにせよ、何だか凄く謝りに行ってる現状に少しだけ違和感があります。



でも、それは言ってはいけないのか。僕がいなければおばあちゃんは怪我をしていなかった訳だし。



そんなツイていない年末の毎日の中で、お店をやらせてもらい、ふらりといらして下さったお客様が何気ない会話やピアノに喜んで下さる事は、僕にとって収入以上の生き甲斐なんですよね。


少しでも誰かの役に立ててるという実感を得られています。



もしも、何もない年末だったらこんな事思わなかったかも知れない。

そして、有難いことに毎日忙しくてしょうがないのです。

ASKAの心配なんてしてる場合じゃないよ。


本当にお店をやってて良かったと思います。


必要とされる存在であれるという事、そして喜びにあふれた毎日。お店がなかったら今年の僕は持たなかったと思います。その位、支えられています。



地味で結構、少しでも長く。これからも変わらず続けさせて下さい。


来年は、僕にとっても皆さんにとっても、新たないい年になりますよう。



でも、キャベツ添えペヤングは間違いなく美味しいのです。


胃にも心にもお財布にも有難い。何もかもが面倒になられましたら、どうぞお試しください。







ASKA報道に思うこと





これまでの経緯を簡単に。



*ASKA、執行猶予中に盗聴の可能性があるとして自らが通報。サイバー関連の部署とのやりとりを希望する。

*サイバー関連の部署ではなく、覚せい剤関連の部署が自宅に到着。言動がおかしいという理由にて。ASKAは任意の尿検査に応じた。

*その後、陽性反応が出て、逮捕。ブログにて「陽性は100%ない」と断言。

*ASKAが、尿検査にはお茶をスポイトに入れて提出した、と証言。


*不起訴により、釈放。理由は本人の尿と断定できずとの理由。

*ASKAがブログにて、改めて無実を主張。



ここからは、僕のあくまで個人的な推理です。なんの根拠もありません。


まず、「覚せい剤をやっていないならお茶なんて入れずに検査に応じればいいのに、、」という疑問が浮かびました。成宮くんの時と同じ疑問です。


やましいからこそ小細工するのでは?と思いました。

しかし、もう少し考えてみると、今回のASKA さんに関してはこの範疇ではない気がしてならないのです。


覚せい剤を使用していない自信がある上で、何かしらの工作をしている警察を一気に欺こうと思っているのではないか。

警察は何が何でも陽性反応が出たように改ざんしようとした、としたら。


警察の捜査部門と検査結果を出した科捜研は別だと僕は考えます。

つまり、科捜研が結果を改竄することはなく、刑事などの担当者が陽性反応が出る何かを混入する、とASKAは考えたと思います。

つまりは陽性反応の出る他人の尿を混ぜ込む、など。

それを予見して、弁護士なりと不正をあざむく計画を立てていたとして。

自分の尿を提出すると、後々の証明を難しくしてしまいます。

尿とは全く関係のないモノを検査に提出して、警察の陽性の尿の混入により科捜研は陽性反応を発表する。

そして一気に覆す、というシナリオではないでしょうか。



彼は、余程警察の捜査の進め方に疑問を持っていて、復習のチャンスを伺っていたのだと思います。


2回目の逮捕の時のブログで、はいはい落ち着いて、信じていて、と書いていましたが、僕はその冷静さにずっと引っかかっていました。執行猶予中にそんなに簡単にクスリに手を出し、警察に電話などかけるでしょうか。


彼の発言の分かりにくさがまるでキマっている上の錯乱した言動、とも受け取れる反面、余りに余裕があるように見えたのです。



僕は、今回の件で警察の不正が暴かれるような気がしてなりません。

警察は権威のこんがらがった組織であり、一部の部分では結果ありきに誘導するような強気な行動を取る事があります。



警察組織については、少し昔の話をさせて下さい。


(今回の僕の自転車事故とは一切関係ありませんよ!捜査関係者の方は凄く良い方でした)


14年くらい前の話。僕は麻布十番に住んでおりまして、友人の結婚式に向かうためにバイクに乗りまして自宅を出発しました。

家から西麻布に向かう大通りに向かうために自宅を出発し、2分くらいバイクで走ってから一旦エンジンを切って、狭い一方通行の道をバイクを押して歩いていました。

大通りに出る、近道なのです。


そこに8人くらいの警察官の方がたまたまいらっしゃって、止められました。

僕は言いました。「ここは大通りに出る近道なのですよ、エンジンを切って押して来ました」と。


僕を取り囲む警察官。年長と思しき警官の1人がバイクのエンジンを触り、まだ熱いから乗って来たんだろう、と言う。

いやいや、その前に運転して来たのだから熱いのは当然で、、、と説明するが、若手警察官が想像を絶する恐ろしい証言を始める。


「警官が見えた時にバイクから飛び降りたように見えたけど?」


いやいや!ちょっと待ってよ!!道の最初から押して来たって言ってるじゃん。どんなに説明しても、聞き入れてくれない。8対1の対立に増して、リーダー格の警察官を立てる部下たち。


腕を掴まれ交番の二階の狭い部屋に押し込められました。警官はどんどん増えていきます。



旅先の未開の先住民の村でとっ捕まり、縄で縛られて、訳のわからない法律に裁かれているような気分です。

僕は長い繰り返しの説明の中で、味わったことのない恐怖心を味わいました。

そして、目撃者のいない中で、僕が確実にバイクに乗っていなかった事を立証する事の難しさ。


5時間後、軽いパニックに陥り、情けなくも書類にサインしてしまいました。

そして、保証人を要求され、友人に無理やり頼んで迎えに来てもらい、呆然と家に帰りました。


その後、交通裁判を経て、運転免許は取り消しとなりました。それ以来、免許の再取得はしていません。




今回のASKAじゃないけれど、もしも自分に法律の知識と勇気と弁護士の友人がいたら。

いつかまた、同じことが起こったら、何かしらの形で警察の鼻を明かしたいと思いました。

例えば全てをムービーに撮るとか、そういった証拠を集めて、ワザと罠にかかる、といったそういう事をです。



警官の全てが改竄しているとは思いませんし、真面目に平和のために頑張る警官の方も沢山いるのは承知しています。

ただ、僕が目の当たりにした大勢の警察官の、小さな集団の中の正義、組織の力、上司の権力。


結果ありきの誘導型で、どんどん事実が捻じ曲げられる過程を見てしまいました。自分が架空の嘘つきの悪者に仕立て上げられ、罪を着せられる恐怖。



話を元に戻しますと、今回のASKAの報道を見ていて、お茶の一件は警察を暴くための芝居なのでは?と感じました。


でも、彼には前科があり、表現もややこしすぎるのです。

まずは自身が警察ではない信頼できる第三者機関で毛髪検査なりを済ませ、全ての身の潔白を証明することが先ではないでしょうか?

そして記者会見をもって、「実はあの時お茶をいれまして、、」と告白して警察の捜査の矛盾を明かせば、みんな聞く耳も持つと思うのですが、、。


ブログでちょこちょこ書いても、時系列や真意が読み取りにくい。


成宮くんの件も同じです。まずはシロだと証明してから、セクシャリティーなどの毀損を訴えるべきでは、と思いました。シロを証明してこその反撃には、相当の説得力があるのではないでしょうか。


もし、今後のニュースで僕の早合点でしたら恥ずかしいけど、、。(^_^;)

多分、警察の不正のような気がします。そんな予感が、、。





全国20数万の警察官全員が、とは申しませんよ。どんな組織にもバカはいるし、集団心理で曲がった方向に物事が進むのも世の常です。


それを見極め、戦う力が必要ですね。


因みに、僕の自転車事故の担当刑事さんはとても良い方でして、親身になって対応して下さってます。^_^


今後のニュースに注目したいと思います。




その後、、





冬の晴れ間に、ポカポカしたベランダにてブログを書いております。


自転車事故のその後です。

事故のお相手の方は昨日、集中治療室から出られて一般病棟に移られ、引き続き入院となられました。

事故以降、三日とも病院にお伺いしまして、ご家族さまともお話をさせて頂き、少しずつではありますが先へと向かっております。

そして、もしや、と保険会社に問い合わせてみると、自宅の火災保険の特約の個人賠償保険に加入していたようです。

僕が払う賠償に対して最高1億円、示談スタッフもついておりまして既にその方が動いて下さっております。これには助かりました。


あとは何よりも、先方さまが快方に向かわれるのを祈るばかりです。

僕もここへきてかなり心が落ち着きました。


何より事故に合わないように気をつける事が大切なのですが、それはとても難しい事かもしれません。自分の力ではどうにも防げないような事がたまに起こります。



あまり今は色々と書くつもりはないのですが、何はともあれ保険は大切だなと思いました。

今年は入院保険と店舗のドアを壊されたお客様についての対物保証、そして今回の、合計三回も保険会社さんにお世話になってしまいました。

入っていなければ、ちょっと年は越せなかったかも知れません。



どうかみなさんも、保険だけは今一度ご確認下さいね!



12/21 徹子の部屋



キヌギヌのお客様であり、僕の良き理解者でもありますフォトグラファーの下村一喜さんが12/21の徹子の部屋に出演されます。


下村さんによる数々の女優さんのエピソードなど満載の、徹子の部屋を是非ご覧くださいませ!








師走とて急ぐなかれ


酔ってまた変なブログを上げてしまいました、、。


いや、実はですね、昨日の夕方に自転車同士の接触事故に遭いまして、僕は無傷でしたが相手の方のお怪我が重く、そのまま入院なさってしまいました。



完全に出会い頭の事故でした。

昨日も警察や病院で様々なやり取りをしましたが、お命に別状はなく一安心といった状況なのですが、まだまだこれから色々な事をせねばなりません。


今は何より、相手の方のご回復をお祈りするだけです。


引き換え、僕の体は怪我もなく、ものすごく元気ですので心配なさらないで下さいね。


お店もきっちり開けています。スケジュールは少し前のブログの通りです。


自転車同士の交通事故は、警察は介入してくれませんし、示談の交渉も当事者同士で進めなければいけません。

もし通勤で自転車に頻繁に乗られる方がいらっしゃいましたら、どうか自転車保険に加入なさる事を強くお勧めします。

事故の際に、保険に守られるという安心感は余りにも大きいです。

僕だって数十年自転車に乗っていますが、こんなこと起こるとは思いませんでした。


これから少しブログの更新が遅くなるかもですが、僕は元気ですのでご安心下さいませ。


今からまた病院に行って参ります。


別件で、今夜のオープンは8時少し過ぎるかも知れません。お電話下さいませ。申し訳ありません。


牡蠣と向き合う



僕は牡蠣が大好きなのです。もう、いつ用意されても幾らでも食べられます。

20歳の昔、ロンドンに行った折に年上の友人に連れられて行った高級レストランにて、3段重ねの銀のお盆に乗って出てきた牡蠣の輝きが、今も鮮明に僕の記憶を彩っております。あんなに美味しい牡蠣はなかった。



要するに、憧れなのです。


伴侶の誕生日に牡蠣を、というリクエストだったので、いつもの新宿三丁目のオイスターバーにでも、と思っていたのだけれど、友人が六本木のオイスターバーにて4人で240個平らげた、という情報を聞きました。

食べ放題なのです。


伴侶は酷く食べ放題を嫌っておりまして、食べ放題と聞くとしゃぶしゃぶやらカニでも、悉く浮かない顔をします。(僕は大好きなのに、、、)


今回は何とか説き伏せて、いざ六本木へ。


着席すると何やら説明が始まります。メニューは生牡蠣、焼きと蒸し。食べ終わったらひとテーブル全員が同じ調理方法のみの追加、残したら罰金、など。


なるほど。色んなトラブルを経てこういうルールになったのか。とても興味深い。


そして、一皿目。




こりゃ美味い!!

こんなの幾らでもいけちゃうじゃないか!!


レモンとタバスコでツルッと、あっという間に平らげる。もはや、一皿にかかる時間は30秒程。


次は焼き牡蠣と蒸し牡蠣。(写真なし)

美味しいのだけれど、殻を自分で剥かないといけないのでこれ以降頼まない事にした。この時点で2人で30個を平らげる。


ここからがリピートタイム。

40個目。




段々と、、、飽きてきた。だって味が同じなんだもん。

やはり、単一のメニューって飽きるんですよね、どんなに好きでも。

寿司とか、本当によく考えられていると思います。色んな味が少しずつ、見た目の彩もいい。

50個、60個目あたり。





もちろん同じ見た目の牡蠣の大群。

こうなると最早、最初の感動なんて吹き飛んでしまっています。どうやって大量に喰らうか、原価はいくらくらい回収出来ているかの暗算とともにひたすら流し込む。



気付くと店内が異常な暑さ。邪推だけど、食べ放題が続かないようになのか、ドリンクを出したいのか、炭火グリルが盛大に火を上げて焼き牡蠣を焼いているところに暖房がかなりの強さでかかっている。

僕たち以外のほぼ女性客は暑いとクレームを入れまくっているけど、どうやら温度を下げる気配はなし。


僕はすかざずTシャツになるけど、こういう時男子って得だな、っと。


ラストの90個目のお皿。


不思議な事に、牡蠣がここへきて凄く良いものに変わったようです。

きっと前の在庫がはけたとか、たまたまだと思うんだけど、これには驚く。さらに新鮮で香り高くて、プリプリしています。


というか、もうどうやっても食べられない所まできてストップ。


僕1人で60個近く食べてると思われます。新宿某店で同じ北海道のセンポウシを食べると一つ420円。90個だと37,800円。これはお得だなぁ、、。


その間にビールと白ワインを一本半。


あんなに苦しいのに締めのリゾット。

早く牡蠣を胃の奥に押しこみたいのです。カニのリゾット。




どうしてこんなに美味いんだろう、という位の美味しさ。きっと何でも美味しく感じるんだろうか、牡蠣以外だと何でも。


そしてパンナコッタまで、、。


今回、アラカルトだと55,000円位のところをほぼ半額にて支払いを終えました。


完全勝利!!と喜んでいると突然腹痛が、、。全身の毛が総毛立つ。

僕にはハッキリ分かりました。体が驚いて悲鳴を上げているんですね。勘弁してくれ!!と。


トイレに入って事なきを得ましたが、とにかく恐ろしいスピードで身体を駆け抜けた無数の牡蠣たち。店内の温度も関係あると思うんだけど、かなり過酷なディナーとなりました。


牡蠣はもう暫く要らないです(笑)


やはり、牡蠣なんてのは割烹辺りで落ち着いて二つ位頂いて、お刺身とかフグの白子とか頂いて、もしも足りなかったら後半にまた一つ追加、なんてのがちょうど良いと思います。

白目むいて飲み込むと、体がビックリするんですねぇ、、。いやはや。



年末の暴飲暴食にはお気をつけ下さい。




年末年始の営業予定です



2016年も後少しとなりました。もー、毎年早い早いと言いながら、本当に早かった本年。


色々ありましたが、自分を省みるチャンスを頂いた一年となりました。

長い人生の中で、男の本厄だった2016年だけは絶対に忘れない一年となると思います。

何だか色々焦ってしまった一年ではありましたが、それも自分。残された今年の1日1日を大切に過ごそうと思っております。



そして、2017年はひたすら穏やかに、大人しくやらせて頂きます。(笑)


隠れ家を営むオッサン、それも悪くないですよね。ってか、長期的に考えるとその方が性に合ってるかと。

来年も宜しくお願い致します!

さて、年末年始の営業ですが、年内は月曜の定休日以外、全て開けます!
ただし、12/31だけは日付をまたいだ25:00よりオープン致します。

年明けは1/5より、通常通りオープン致します。どうぞよろしくお願い致します。

まとめたものをトイレに貼ってあります、どうぞご覧くださいませ。






明治の遊郭風ご依頼



まずはお知らせです。

流しそうめんの時に来てくださった長身の、歌舞伎の写真を撮っていらっしゃら女性のお客様。

ある依頼がありまして連絡を取りたいのですが、お手数ですがお店までお電話頂けませんか?

03-3358-0899 月曜日以外の20時以降にご連絡下さいませ。



さて、10月末ごろ、某薩摩料理のお店の4軒目の内装依頼を頂きました。


既に内装が入っていたのですが、あまり気に入らないとの事で、回り回って僕にご依頼頂きました。


依頼主のX氏と現場にて。既に棚などはあります。





小さな十席くらいのお店なのですが、テーマは明治の遊郭、ということで、、、。



こんなのかしら、、。





イメージとしては、紅殻色の塗り壁に焦げ茶の柱が遊郭風になるのではないか。

あとはガラス。明治頃だから折衷感は欲しくなる。


というわけで、丸くて大きなステンドグラスの窓を先に一つ買いました。




これを中心にですね、考えて行きました。


畳を敷いた小上がりに、ちゃぶ台とカウンター。壁には少しだけ装飾をして、、。

天井照明はやはり明治のものを京都にて。






キヌギヌとお揃いの壁掛けランプも。





ちゃぶ台は自宅のストックより。イギリスのコーヒーテーブルを足をカットして使います。






買い付けしては現場にて位置決め、を繰り返します。キヌギヌの開店前にこんな事をやってました。



先ずは窓を取り付けます。





そして、ステンドグラスの衝立。イギリスの1890年辺りのやつです。これと窓が西洋風なエッセンスになれば、と。




昨日は開店ギリギリまで追い込み作業。総出であちこちやります。





僕は手伝いながら、空き時間に外の道路でのれんを縫いますw




そして、組み上がりました!!




















そして、見事打ち上がりました!






後日、写真を追加しますが、中々遊郭っぽくなりました。鬼平犯科帳なんかに出てきそうな小ぢんまりした小料理屋の雰囲気もあります。

昔から和風のお店もデザインしてみたかったんですよね。初の和食屋さん、夢が叶いました。


もう少し修正を重ねて、さらに密度の濃いお店にしようと思います。


この店舗は当面は予約制だそうなので、通常営業に移行する際にまた詳しいデータをアナウンス致します!






内装のご依頼もお待ちしております。(笑)


シンスケ



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渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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