6月のシフト



早いもので5月もラストとなりました。あー、本当に早いですね。

お店の方はというと、とても忙しくさせて頂いております。毎晩色々な方の奏でる演奏や、前述の星と月をご覧に入れたりと、好き放題やらせて頂いております。



6月のシフトは以下のようになります。


6月

2(金)あもちゃん
3(土)いつきくん
6(火)いつきくん1人営業
9(金)こうじくん
10(土)いのくん
16(金)あもくん
17(土)タケちん
23(金)タケちん
24(土)こうじくん
30(金)いのくん



6月は今のところ月曜定休のみです。急なお休みが発生する場合はこちらにまたアップします。


ケンジくんが入っていませんが、辞めたわけではありません(笑)



6/6は僕は居ませんがお店は開いております。



実は、春くらいからあまりお休みが取れていなくて、4月と5月は打ち合わせや撮影なんかで全ての日に出勤しておりました。自分で選んだ自営業なので仕方ないのですが、、流石にね(汗)


今後は月に一度、連休を頂こうと思います。スタッフさんの予定が合えばお店は開けます。



てなわけで、6/5と6には長崎に行ってまいります♪( ´θ`)ノ






憧れの南国、初の長崎。

教会群に老舗の味、軍艦島に洋館の数々。そして「美輪明宏さんの足跡を尋ねて」と題して、勝手に生家の跡地やらを尋ねてきます。


何かまたアイデア見つかるといいなー。


戻った頃に、やっとモヒート始めます。

が、残念なお知らせですが、今年は1日限定10杯とさせて頂こうと思います。

去年は平日でもスタッフが2人いましたので常にご提供を出来ましたが、今は洗い物とピアノを含めると、どうしても手が回りません。


開店からの早い者勝ち、とさせて頂きます。開始時期はまたこちらでお伝え致します。



さて、梅雨入りまでの暫しの過ごしやすい季節、満喫いたしましょう。



(^ー^)




気球周り完成。




しつこく気球ネタ続きましたが、何とか完成しました。


お菓子を運ぶツールとして気球を付けたのがゴールデンウイーク前辺り。

それからどんどん増えていき、気球に付ける照明、レールカバーと星を付け、最終仕上げの月の取り付けに入りました。


こういうのって1つ作り出すとあれも、これも、となるのが常です。

仲のいい友人に、少し減らした方が効果的だよ、との指摘を受けました。

なるほど、そりゃそうだ。終わったら1つも覚えてないもの。盛り過ぎる癖は昔から変わらないけど、ここらで思い切って整理しないとね。



今後は各おもちゃ、3つまでくらいをその場に合わせて取り混ぜて使うようにしようかな。



まずは飛行機。暗くてよく見えなかったので、いつもの乾電池10球タイプのイルミネーション。480円とお買い得なので3つくらい買っておいたやつ。



飛行機にライトなんて付いてるのか知らんけど、ともかく想像しながらグルグル巻いて行きます。





30年代の夜間飛行っぽくなったかな?






そして月。IKEAの1,500円のが届いたので、分解してこちらも乾電池イルミネーション。

わざとムラにして、クレーターを表してみました。伴侶にはバナナに見えると言われました。ヒドい。






月が大きいかと思いましたが、割とバランス良いですね。






そして、こんな感じに仕上がりました


バースデーバージョンです。飛行機が月に体当たりして月が落下するように、と。


大昔の月世界旅行という映画へのオマーージュです(笑)







今まではお店で、耳を使って楽しんで貰う事を考えていたけれど、動くものを操作する楽しみを知ってしまいました、、(汗)



今後の進むべき道。


紙芝居のおじさんと





道で演奏する陽気な人と





マリオネット劇場のオッサンと





上手くはないけど味のある老ピアニストと





そして最後に熟練バーテンダー





そんなのを混ぜたようなジィさんになりたいなぁ。

前にも書いたけど、いつか歳をとったら店に子供達を招待して、楽器を弾いたりしながら、、。





あと30年後のある夕方。


子供A「ねえ、また変態ジィさんの館に行こうぜ!」

子供B「でも、、お母さんに行っちゃダメって言われてるから、、」


子供A「トイレ借りたってことにしたらいいよ、ちょっとだけ!」



***


私「いらっしゃい、、おお、また来たか、、」


子供達「こんちは!いつもの古い歌のやつ見せてよ!平成のだよ!」


私「ああ、椎名林檎ね、、ちょっと待ってろよ、、牛乳とクッキー食べて待ってな。手を洗うんだよ」




みたいなの。


クッキー焼いたり、バラを手入れしたり、デタラメな展開の紙芝居を描いたりして、子供達に楽しんで貰えるような、、、




あ、、私、子供あんまり好きじゃなかった、、(爆)




やっぱりバーかな。酒場が好き。子供みたいな年寄り集めてね。ジャズとクラシック。





さてさて、そんな訳で気球関連はこれでおしまいです。長々とご拝読ありがとうございました!



来週からは日常に潜む疑問など、独自研究を取り上げて参ります。

次号は葬儀場の祭壇デザインの研究など(汗)






星も月も



さてさて、三丁目だの五丁目だのは終わりました。今の店を愛し抜き、限界まで手を加えます。(笑)


気球の背景となる、星のバトン。


近所の金物屋にて、2メートルのパイプとナイロン紐を買ってきました。





ナイロン紐を天井に固定する。天井の板は発泡スチロールみたいなふかふかなので、キリで刺して木材のある所を探り、ネジで止めます。


三本いっときました。今回は重いのだ。




そして、パイプに通します。横長の空中ブランコみたいなイメージです。






位置を変えながら、一番効果的に見える位置を探る。マナーとして、普段は絶対に星が見えないようにしたいのです。(ってブログで書いちゃってるけど)ともかく、隠れてる事が肝心なのです!



位置決めが毎回大変で、1時間は仮止めを繰り返す。四十肩なのに、キツイですわな。


ここへ、イルミネーションを巻きつけます。ここからはお楽しみ。




とにかく付けてみた。10メートルで100個もあるけど、そんなにいらないので少し省いて、70個くらいか。


何となくバラついてて収まりが悪く、ボケて見える。


欲しい絵は星の王子様みたいなわかり易い星空なので、全てを正面に向くよう針金で固定する。あー、腕が上がらないよ、、。





整いました!気球を飛ばしてみましたが、心なしか悠然と見えます(笑)







バースデーも垂らしてみましょうか。


手描きのイラストみたいに、ファンシーな印象になりました。そう、これこれ。たまに出すものだから、キツめのファンシー感が欲しかったの。





誕生日の方がいらしたら、先ずはミラーボール。そして気球を飛ばす。んで、星がバサッと落ちてきて驚いた所にバースデーが字幕のように。最後はアヒルで締めます。

小ネタも5つ重ねたらご満足頂けるかと。


さらに心の綺麗そうな方ならレースのカーテンと、飛行機をプラスして締めはやっぱり法螺貝と太鼓乱れ打ちの最大9つ。


天井落ちてきそうですけど、平気かしら、、。




そして、、、やっぱ月が欲しいよな、しかも三日月、、、。と、調べると、、


ギャー!!速攻あったよお母さん!!


Amazon先生にて月が売ってました。なんて便利な時代になったんだろか、ねえ、お母さん。





何とまあ、理想的なチープさだこと。このシェードだけ使わせてもらい、中には星のLEDを突っ込みます。




天井のバトンも、それぞれ独立して動作出来ました。かなり混線していますが、僕の小道具の良さはシンプルで壊れにくい所にあります。


ヒモとネジとフックしか使わないもの(使えない)






メンテナンス無しで2年は持って欲しいところ。


何とかイラストのように仕上がりそうです(笑)






雲は、、少し様子見ましょうかね。



その前にクリスマス。今年はツリー以外に、頭上ツリーも復活させるのですが、サンタクロースのクソ重い人形と星のLEDで、更にアホ丸出しの店内になると思われます。






長年の夢が遂に叶いそうです、、。



あー、雲も星も月も太陽も虹も雨も海も山も、チープにアレンジして、カウンター越しにお見せできたらどんなに楽しいだろう。

ちょっと一杯飲みにきたのに、音楽とおもちゃで小旅行したような気分になって貰えたら。



うん、想像するのはタダですから。(笑)



有意義な定休日でした。






追記


点灯動作の度にコントローラーのボタンを押すのが煩わしかったので、(特訓を重ねてもタイムロスが2秒ほど出てしまう)思い切って配線してみました。


反応の良い軽いスイッチを押すと同時に、紐のピンチを外し、ドロップと点灯がシンクロ出来るようになりました。







やはり、何事も間合いが大切ですね。音に合わせてパキパキ展開させないと、どうも間延びします。



古巣の営業、終わりました






先ずは出勤。自転車になんやかんやを積んで、いざ出陣。





荷物入れのバケツが役立ちます。氷を8キロくらい店から運びましたが、全くビクともしないのです。





そしてスピーカー。バング&なんとかのやつを持ってきて接続する。





この店のカウンターと、とても合っています。


Bluetoothと同期させて、いつもかけていた曲を爆音で流す。







並木を眺めながら、身も心もトロける。こりゃマズいなぁ、、。




その後、慣れ親しんだお客さまが続々とご来店。ありがとうございました。







混み合い、お酒も入って来ました。バカな事を叫んだり。




僕の感想は、ですね、、、。












ヒャッ!







残念なくらい、ピッタリとハマってしまいました。(汗)




隅々まで知り尽くしたサイズ感に、体が吸い付くような感覚。
箱の持つレトロでエロい雰囲気も健在でした。

僕にとっては、とにかく、、、全てがやり易いの一言。




前回のブログは一体何だったのか(笑)






そんなこんなで、店を終えて五丁目に戻る。


いやー、参った。

三丁目営業した後には「窮屈だし、やっぱ五丁目だよね!」ってなるかと予想してたんだけど、そうは甘くなかった。




落ち着こう。とにかく。ってんでピアノ弾いたり、お茶を飲んだりしながら冷静に考える。



見返してみて、五丁目のお店はとても素敵だと思う。自分で言うのは何だけれど、短期間で庭も含めてとても美しい空間に仕上がったと思う。


ただ、決定的に違うのは、三丁目の狭小な環境は、人と人を結びつけるのに最適なサイズだという事。

隣にいる人と話すしかない、満員電車のような距離感は、シャイな人同士の背中をそっと押してくれる。





他方で、シンドかった思い出もたくさん蘇ります。



圧迫感に悩んだ毎日。 そりゃね、いい人ばかりなら狭くても何ともないんですよ。極端な話、詰めるだけ詰めればドンドン会話も弾む。


でも、たまーに苦手なタイプの方がいらっしゃると、何処にも逃げられない。お客さんもどんどん帰る。


狭さ故にたまに空間を支配されちゃう。そんな悩みもありました。



荷物の収納も在庫のストックも、売り上げに対してとっくに限界を超えてました。


若い頃ならまだしも、あらゆる事にクタクタになってました。


「このままここに居たら、いつか身体を壊すかも、、」と、度々日記にも書いてました。





昔の良い思い出と、そうでない思い出。



慣れ親しんだ方々ばかりが集まった昨日の営業です、そりゃいい思い出ばかりが蘇えるのは当たり前だろ(笑)


良い思い出ばかり取り出して、引きずっててはダメなのだ。動くと決めたのは僕なんだから。


そこで。


今日からは更に工夫を重ねて三丁目と五丁目の良いところを併せ持ったお店を作ろう、と思います。


つまりは、もっと最適な空間構成を探ります。もっと会話が弾むようなレイアウトを研究して、同時に収納が多いのに圧迫感が少ないような、多くの利点を併せ持ったお店に。


思い切ってカウンターを店の真ん中に円形に配置してもいいし、毎年レイアウト変えても良いと思う。



今だって、年末に比べれば随分、初顔合わせ同士の交流が取り易いお店に仕上がりました。同業他店のそれとは群を抜いてると思います。




ガウディのサグラダファミリアみたいに、いつ行ってもガリガリ工事してるお店、、それも悪くない。(´ー`)



そして、僕がいればどこでもキヌギヌなんだし、なーんて(笑)


一昨日は新たにチャイムが届きました。これで下らないお知らせなど、お伝えします。ピンポンパンポーン。




そして今週には、気球のバックに星が降り注ぐ仕掛けを作ります。(笑)





明日も、どんどん前に進もう。



そんな思いの日曜日でありました。






まあ、結果的にはやって良かったかな。一度きりでしたが、若い頃に戻ったような気分にもなれました。反省材料も沢山得ましたし、いやはや。


では、今後は変わらず五丁目にてお逢いしましょう。



お付き合い頂き、誠にありがとうございました。





5/21は旧店舗営業!





さて、日曜日は懐かしの三丁目、旧店舗での営業となります!


言い出したのが確か、ちょうど一月前。


その後、気球を取り付けたり、バラが咲いたりで、どんどん旧店舗に執着が無くなって行く中(笑)それでも日曜に里帰り営業をさせて頂きます。



バカバカしいんだけれど、気球を取り付けた瞬間、前のお店を超えた気がしました。


キャッチャーで可愛くて、下らない、ウチらしいのが中央にぶら下がってる。

育ててきた樹木の真ん中にポコンと実がついた、そんな気分です。

営業まで、急にやり易くなりました。モノ1つでこんなに変わるなんて、なんでかね。




気球に影響されてか、昔していたサスペンダーに白シャツの服装を毎日着ることにしました。平日の制服のようなものですかね。






あの、、、恥ずかしいんですけど、ウッディアレンのミッドナイトインパリのヘミングウェイのつもり。。。





割とハンチングも被ったりしてます。





個人飲食店なんていう、不確かで揺れ動く弱小ブランドを運営していて、たまーにぐぐっと前に進むときがあります。



ちょうど今みたいな感じですかね。明確にビジョンが見えるというか、照れと迷いのない、ひたすらやり易い毎日が続きます。



そして、移転してから583日が経ちました。

前の店舗には3800日余り居ましたが、未練ってどんどん薄らぐんですね。


1つは時間の経過と、もう1つは次に注ぐ愛情でどうにかなると思うのです。


手を掛けて取り組んで、どんどん思い出が増える。そうすると情が移ってきて、今が当たり前になっちゃう。



昔愛した恋人でも、住み慣れた家でも、居心地の良かった昔の職場でも、使い込んだマグカップですら同じじゃないかな。



昔を断ち切るのは辛い作業ですが、立ち向かう、っちゅーのも人生において逃げられない作業であります。



僕はお店を作り込み過ぎて、好き過ぎて、30代の10年間の全てを注ぎ込んでました。

ぬるま湯化していた自分が嫌で移転したものの、こればかりは未練を断ち切るのは無理だと思っていました。

この一ヶ月では、比較どころかあまり思い出さなくなるまでになりました。




と、いうわけで。未練がなくなった今こそ、答えあわせをしてみようと思います。


自分の動きなんかチェックしながら、色々見直したいと思います。


はい、割と真面目です(笑)




5/21 (日)


新宿3-1-32 新宿ビル4階 カオスさんにて

20:00〜26:00頃まで

メニューは赤ワインと白ワイン、烏龍茶のみです。



どうぞ、お気軽にお越し下さいませ。(申し訳ないのですが、普段のお客様向けのみ企画、とさせて頂きます)













気球続き。



デヴィ夫人の奔放な発言を考えるよりも、自分にとって楽しいことをしないと、せっかくの日曜日が勿体無いのです。



というわけで、兼ねてから気になっていた気球のレール隠しの工事を決行することに。


家にあった木製ブラインドのパーツ4本を、ベランダで適当にカット。







バラが不思議そうにこちらを見ています。アンタいつも何やってんの?






しかし、廃材利用は良いなぁ。お金かからないし、ゴミ増えなくて済むし、既に味が出てるし、最高ですなぁ。


これを、L字金具でレールの手前に固定する。






うん、上手く隠れました。少しの歪みはご愛嬌。あんまり上手にやると元々あったと思われてしまい、悔しいのです。





カーテンレール、茶色でオーダーしたんだけど光沢があって嫌だったの。

これで、気球を取り付けてるステンレスのパーツも隠れた。






さて、気球環境が改善された今。こうなるとさらに背景や小道具を出したくなる。(ならない?)



例えば雲や月、星とか虹とか。


ファンタジーな小道具を作り込むと、未だに照れくさいです。はぁ?って感じの方も少なくない。

でも、照準を酔っ払った外国人観光客の旅行者に絞ると、割と恥もなくできちゃう。


これが、いちげんさんの日本人のサラリーマンの団体、を対象に考えると、かなり躊躇します。

下手したら「何に使うの?」とか聞かれてしまう。何に使うかなんて1つづつ考えてたらこの店の存在事態、危ぶまれるじゃないか。

最近ではあまり気にしない事にしているけど、気球を取り付けた日にも「何に使うの?」と聞かれ、少しだけショックだった。まあ、そこまでは気にしないけど(笑)


なので工事前のバカイメージを膨らませる時には外国人観光客の屈託無い笑顔をイメージする事にしています。








例えば綿で出来た雲と、月が降りて来て、乾電池式で光る星とかをバトンに固定して、それがそのまま降りてくるようなの。





これを降ろして、そこにミラーボールを回したらさぞ綺麗だろーなー、、。と妄想。


天井はまだスペースに余裕があるのでこれはいけそう。


今付いてるレースのカーテン越しに雲や月が見えたら、もっと夜空っぽくなるかしら、、?











昼間なのでレースのカーテンが反射して重たいけど、もうちょっと薄くて、ブルーなんかだといい感じじゃないかな。


と、Amazonでブルーのカーテンを検索すると、結構ある!そして安いのです。






ポチっとする前に、もう少し吟味しよう。






他にもカーテンが膨大にある。





ひゃー、、、、。恥ずかしい。






ダサっ!!


、、、、んん、待てよ。最近導入したオーシャンドラム、という波の音が出る楽器。





薄い太鼓なんだけど、中にビーズが入っていて、大きく揺らすと波の音が盛大に鳴ります。






こんな音がします。




大海原を渡る気球、、これもありかなぁ。

でも、デザインがダサ過ぎるんだよ、、、。


後はこんなのとか。





お城シリーズ。このユキオというメーカーのカーテン。ヤバ過ぎます。全部ダサい(笑)


この犬のとか。ヒー、、、。





もし出会ったイケメンの家にお邪魔して、こんなカーテンが吊るしてあったら、速攻で仮病のフリして逃げ帰りたくなる。

その位の破壊力があります。。




んー、どうしようかな。気球とレースのカーテンと背景の小道具。



焦らず、もう少し練ってみましょうか。


ああ、このままだと薄気味悪いマリオネット劇場みたいになってしまう、、。






行くところまで行くべきか、この辺りでやめておくべきか、、。





いや、やりましょう。いつか、日本人のシャイなお客さんも全員笑わせてみたい。





デヴィ夫人「同性婚反対」発言



松本人志のワイドナショーでの、デヴィ夫人の発言が波紋を広げているようです。



以外コピペ



お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、14日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00〜11:15)で、同性婚を発表していたタレント・一ノ瀬文香(36)を擁護した。


一ノ瀬は2014年12月にダンサー・杉森茜(30)との同性婚を発表し、2015年4月に都内の区役所に婚姻届を提出。受理されなかったが事実上の結婚生活を送り、このほど破局したことを今月12日にそれぞれのブログで発表した。この日、一ノ瀬は同番組にゲスト出演。破局したことをあらためて報告し、同性婚への理解を求めた。

これに対してゲストのタレント・デヴィ夫人(77)は「同性愛婚は絶対に反対。私たちは認めますよ、男性と男性、女性と女性が愛し合う。それはしょうがない」「結婚は子孫を残すことですから、それに反しますよ」と主張。

「インドネシアでもニューヨークでも同性愛のカップル、たくさん知っています。私の知っている人たちは養子をたくさん迎えてます」「結婚ということをしなくてもいい」「絶対に反対。そんなことをしたら、自然の摂理がめちゃくちゃになる」と同性婚に反対の考えであることを示した。

そんなデヴィ夫人に、松本は笑いながら「でも本人たちが同性同士でも結婚することで落ち着いたり、安心したり、幸せやなと思うということはあってもいいんじゃないですかね?」と穏やかな口調で訴える。一ノ瀬の「結婚は子どもを設けるためじゃないですよね?」にも「必ずしもね」と同調。デヴィ夫人は「いえ、子孫を残すためです」と頑な態度を崩さず、スタジオに緊張が走った。







ネット上では色んな意見が繰り広げられているようです。

デヴィ夫人に対してかなり批判的な人が多い。

子供を産めない人は結婚しちゃいけないのか?ですとか、同性同士が制度的に守られるのはいけないのか?など。


僕がまず感じたことはですね、、。こういう事を自由に言える雰囲気は決して悪い事じゃないんじゃいか。


世の中に同性婚推進の動きが高まっている昨今、皆んなが右に倣え、で同性婚賛成!という風潮、確かにありますよね。

今反対すると叩かれる、遅れてる、社会の流れに乗っておけ、みたいな風潮。

でも、賛成じゃない人もいて、それを個々に意見できるのは民主国家の大前提です。



そこは良いとしようよ。どんなに極論でも、意見は意見。それを封殺する事は出来ないんじゃないかな。

もちろん、個人攻撃はダメですよ。


2つ目は、デヴィ夫人の「私達は(同性愛を)認めますけど、、男性と男性が愛し合う、それはしょうがない」という発言。



正直、この部分に虫酸が走りました。重箱の隅を突くような細かさですが、、。


何でもって、どんな根拠で彼女に同性愛を上から容認して貰わなきゃいけないのか。この世の創造主ならまだしも。


仮に、「聖書に書かれている」「生物学的に繁殖は自然な営みで」と何かを引用して反論するならまだわかります。


だけど、上から言われるのだけは我慢がならないのです。彼女はもっと慎重に言わなければいけない。1人のオバハンが誰かの生き様を許すとか、僕には許せない。

同性愛は誰かが存在を「認めてやる」内容のものではない。余りにも多くの人がいて、国によっては幸せな人も、命の危険を感じている人もいる。


バカバカしい、噴飯ものです。







***



前に、お店に女性4人組が突撃でいらした時のこと。


見た目が少し不自由な(笑)中年女性4人組。何をどこで聞いたのか、やって来られた。


僕は「ごめんなさいー、男の隠れ家なので、、、」と優しく伝える。


するとリーダー格のババァが「私たちはゲイを認めてるし、差別もしてない。貴方が私達を差別してますよね」と言ってきた。


こちらは認めてもらう謂れは一ミリもない。アウェイに踏み込んで来たのはそちらだし。


ゲイを認めてあげてるという優越感を密かに抱いてるクソババァが世の中にどんなに多いか。酒場で嫌という程見てきました。

優位に立ちながらもアクセサリー感覚で都合よく遊びたがるクソババァ。 僕はあなたたちの慰み者でも受け皿でもないのです。


「これは差別でなく区別です。うちがターゲットとするお客が落ちつけるかがポイントなんです。あんたらの女子トイレにオヤジが入ってきたら嫌でしょ?」


と問うと、ブツブツ言いながら帰って行った。


はぁ、、。




生き方について、色んな意見があるのはいい事。とても勇気のいる事だし、どんなトピックも反対意見がある事によりより論議が深まるでしょう。


どんなに極論でも、皆んなが意見できる自由さは大切だと思うの。


でも、認めてやる、理解してあげる、仕方ない、のような上から目線は勘弁してほしい。


デヴィ夫人も、もう少し注意深く発言なさったら良かったのに。


ちなみにこの方のサバサバした物言いは好きですが、北朝鮮政策やその他主張に矛盾が多過ぎて理解できません。

よって、生き様は好きですがオピニオンリーダーとしては疑問があります。



彼女の昔の話は面白いんだけどな、、。








バラが咲きました!



バラが咲く。それだけの何でもない事なんだけど、こんなに嬉しいことはありません。

植えてから2回目の開花だから、1回目の喜びを知っているだけに、感慨深さもひとしお。



薄暗い店内を通り抜けると





ベランダが見えます。





白モッコウの終わりかけと、赤いスプリット、ピエールドゥロンサールがちょうど重なりました。






赤いのはこれからが見頃。そして、ピエール氏は今週が最後です。












まあ、バラの王道といった感じの大輪のカップ咲き。今年の蕾は18個でした。


10年くらい育てている方のブログなんかを見ていると、300個だとかの蕾が付くとか。


早く大きくなって壁の両側を花で満たしてくれないかなぁ、、。


花が終わったら枝葉を伸ばす季節。グングン伸びて、早くお向かいのマンションを隠して欲しいのです。(笑)


まずはそちらが先ですね。





***



さて、まだ細かくは書けないのですが、アメリカのあるドラマに、キヌギヌが登場する事になってしまいました。ゴールデングローブ賞を取ってる、人気のドラマシリーズです。



どうやら僕も出演する事に、、。ストーリーにウチの店がフィーチャーされるらしいのです、、。すでにニューヨークから脚本家と美術、制作スタッフが来店され、打ち合わせも済ませました。


オンエア後、お店をまた会員制に戻さないといけなくなります、、。


一瞬の会員制廃止でした、、。コロコロ変わってごめんなさい。



テレビやドラマって、想像できない位に影響力があります。検索をかけるとなんでも出て来ますし、丸裸同然。


コアなファンの方が覗きにいらっしゃると、きっとバタバタします。そうなると今来ているお客さんに悪いですし、、、。





お店が広くなって、金土曜日以外1人で立っているので、お断りするだけでもしんどいです(汗)

(ならそもそも出るなって話なんだけど 笑)


夏頃に数日、撮影が入りますが、その後関係の方からお話を聞いて、時期を見てまた会員制に戻します。


会員制の掲載内容は前と同じく、ゲイの会員同伴で、となります。




とはいえ、ここだけの話ですが、今まで通り形骸化した会員制システムでやっていこうと思います。対外的には会員制、素敵な感じのゲイが少人数でいらしたら、それは今まで通りどーぞ、となります。

オバさんの団体とか、写真撮りまくるような観光っぽい人が嫌なだけなのです。



二転三転しますが、バーも僕も生き物、色んなことが起こります。状況を見ながら最善の状態になるよう、常にテコ入れしてまいります。


どうぞよろしくお付き合いの程、お願いします。

m(_ _)m







気球の電球しつこく改良の巻




気球のライト、実は全然気に入ってませんでした、、。


急いで買ったアクリルの気泡入りのボール、ギラギラしてますの。





これじゃ、まるでイカ釣り漁船のハロゲンです。






イカは好きなんだけどな、、、。もう一工夫したいところ。(。-_-。)



僕の好みは、甘美で切ない、古き良きパリのナイトクラブのような照明です。

絵本から飛び出したような、蜂蜜と焦がしバターのような匂いのする、セピア色の。


たかが気球の電気ごときでパリだの焦がしバターだの、なんて大袈裟なんですけど、自分の中での既視感を大切にしたいので、こだわるところは徹底的にこだわりたいのです。


逆に、どーでもいいところはどんどん捨てます。お客さんにエアコンが現代的じゃないか、と突っ込まれた事がありましたが、僕にとってはなぜか全く気になりません。

僕の思うポイントだけ抑えて歩んでいきます。(笑)



さて、追加注文したシリコンボール。




付け替えるとこんな感じなのですが、これでも素敵なんだけど、もっとアホっぽい、オレンジな色味が欲しい。



そそ、これこれ。






手元にあるオレンジのフィルム状のモノないかね、、。店中大捜索です。いつもの借り物競走。


ひどい時には何かを分解して取り出したり、本のページを切り裂いたり、何でもします。


倉庫に入ってたセロハン。いつかの周年で使ったかな。




あとは、オレンジ色のお薬のゴミ、キャンディの包み紙、目薬の袋とか、セブンイレブンのシール。見つけたらなんでも切り取って詰め込み、写真を撮る。

頭がオレンジ色に染まります。あー、ルイロデレールのセロハンとか、チュッパチャプスのセロハンとか、欲しいよぉ、、、。


実験的に、順番に色々ボールに詰める。



最終に残ったのがこの三種。

薬のパッケージと、色の濃い方がセブンイレブンのシール。





うん、こんな感じ。セブンイレブンのシールが良いかもです。


夜なので味付けは常に濃いめ。いつもそうなんだけど、ちょっと色味がキツイかな?くらいに作っておくと、日が暮れて、さらに混雑するとちょうど良くなる。



ここで、、シールが足りなくなる。そりゃそうだ、実験のはさけるチーズを買った時に貼ってあった5センチ位だもの。



ダッシュでセブンイレブンに行く。ペヤングを買って、シールが欲しいと伝える。


お店の人は一瞬訝しげでした。なーるほど、万引きするのに使うと思われるかも知れないよね。

聞かれもしないのに、工作やっててオレンジのシールが必要で、、と伝えると、「はぁ、、」とばかりに沢山くれた。






貼り終わったら、ペヤングにありつけるという訳。まさに馬の首につける人参と同じ。
これを丹念に巻きつける。トボけた感じが欲しいので、やや各球にムラを出してみた。





古いシャンソンを流しながら、、


セブンイレブンのビシソワーズを飲みながら、、




(雰囲気作りが大切です 笑)


昔のパリ、パリ、、





世紀末ベルエポックからゴールデンエージにかけて、っと、、





焦がしバターと、あと何だっけ?






はい、出来ました!






完全に自己満足です。多分、乃村工藝社とかにお勤めの方以外、誰も気付かないと思います。


でも、何か増えたけど統一感あるな、とか、どこか懐かしいな、って感じて頂けたらそれで良いのです。



なんだかんだ、作ってる時が一番楽しいのです。

そして自己満足はお店にいい効果をもたらします。髪を切った日や、新しい洋服を下ろした日のお出かけと同じ、どこか誇らしげで新しい気分になれます。



今回の2期工事は照明が480円と、大盛りペヤングとビシソワーズ二個で千円以内。まあまあ楽しめました。



これ、作るの楽しいんでレール込みで発注来たら嬉しいんだけど。(笑)






まだまだつづく。






バラ、もうすぐ




今週末の日月曜日はお休みとさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。


ベランダのバラ関連。

モッコウバラはそろそろ咲き終わりそうです。




去年は剪定を控えてました。要は花を取らずに枝葉の成長を促すよう、誘引しました。やっぱ、ベランダの目隠しが最優先ですもの。

あと2年くらいして枝が充実したら、花の方にエネルギーをやるとします。



そして、ピエールドゥロンサール。蕾が16個程確認できました。







あと2、3日で開花、というところか。

重ねてお伝えしますが、今週末の日月曜日はお休みとなります。間に合えばいいけど、、。



花ってなかなか予定合わせてくれないですね、、。


当店を通り過ぎて、突き当たりを右に曲がるとバラのトンネルがあります。





本当にトンネルなんですよ。モッコウバラの黄色がモジャモジャに植わっています。








外から見るとこの通り。





ああ、ウチのアーチも早くモジャモジャになんないかなぁ、、。


見上げるたびに、よそが羨ましくなるのがガーデニングの常です。






こればっかりは時間がかかるのでどうしようもない。あと三年くらいしたら、天辺まで到達してバラのトンネルが出来るはずなんだけど、、。


東京オリンピックの頃ですかね。生きてるかしら、、。


それまでにしっかり世話して、ジャングルにして、その下にハンモックを吊るして、ビニールプールを置いて、キンキンに冷えた缶ビールと、炭火で焼いた肉の匂いの中、生の音楽を聴くのが夢なのです。


子供の頃に見た絵本の、トムソーヤの冒険のあの家。





僕の中では、あのツリーハウスが最終目標なんですよね、、。


ツリーハウスを頭の中でバラバラに分解して、僕の中で再構築するとベランダのトンネルのアーチになるんです。

隠れ家みたいなんだけど、自然や花があって、伊勢丹から歩いて5分、みたいな(笑)

そして、狭くていいんです。ただ、欲しいものが全部身の回りにあって、それがギュッと詰まってる。



そう、狭くていい。



小さな夢ならが、まだ先になりそうです。







calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

recommend

南の島に雪が降る (知恵の森文庫)
南の島に雪が降る (知恵の森文庫) (JUGEMレビュー »)
加東 大介
太平洋戦争末期、赤道直下の戦地ニューギニアで慰問団を結成し、7000人の兵士を楽しませた元歌舞伎役者の実話。ジャングルの中に歌舞伎座を建て、馬の尻尾や棕櫚の繊維で結いあげた鬘、パラシュートの打ち掛けや緞帳、ガーゼの糸を間引いた紗幕、そして紙吹雪を用いての雪景色に、遠い故郷を思い出し、兵隊たちは声を上げて泣く。究極の状況下での知恵と優しさの詰まった人々の心の触れ合いを描いた温かい作品。

recommend

伽羅の香 (中公文庫)
伽羅の香 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
宮尾 登美子
何不自由なく育った主人公は、何気なく始めた香道の奥深さに知らぬ間に溺れてしまう。免許皆伝の暁には、と始めた会合。気がつけば彼女の自宅は時のサロンに変貌し、有力者が訪ねて来るまでになる。しかし少数の仲間はそれをよく思わず、時を同じくして太平洋戦争の足音が忍び寄る、・・・・。
蘭奢待を始めとする平安から連なる奥深くも豪華な数多くのエピソードが、読み人を香りの世界へと誘う。
安いもので構いません、お好みの香木を焚き締めながらの拝読をお勧め致します。グッと気分が出ます。

recommend

グロテスク〈上〉 (文春文庫)
グロテスク〈上〉 (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

recommend

一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

recommend

悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

recommend

女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

recommend

 (JUGEMレビュー »)

昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

recommend

針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

recommend

連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

recommend

明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

recommend

宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

recommend

朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

recommend

社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

recommend

梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

recommend

写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

recommend

極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

recommend

 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

recommend

芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

links

profile

書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM