ベランダ床屋、海の家、8月のシフトなど




早くも6月も終わりを迎えようとしております。にしても梅雨、ジメジメして嫌な天気ですこと。



なんやかんやお知らせがございます。よろしくお願い致します。


7月のシフトです。(敬称略)


1(土)けんいち(七夕浴衣営業となります)

7(金)ケンジ
8(土)いつき
14(金)こうじ
15(土)いつき
16(日)ハタくん
21(金)あも
22(土)いの
23(日)タケ
28(金)あも
29(土)いの
30(日)タケ




7月中の日曜日ですが、海の家でヘトヘトな予想なのでタケちんに手伝って頂きます。僕と2人でお待ちしております。



そして、ベランダにて床屋の営業。


バーのベランダで髪を切る、という謎の催し。

何となくオシャレっぽいこの企画でありますが、本年にて2年目、隔週金曜日開催となります。かなり人気ですのでお早めのご予約をオススメしております。


先生は相変わらずアホのたかやさん。シャンプーもカットのスタンダードコースに加えて髭トリミング、シャンプーコースもご用意。

昼間にカットする時間のない方にもオススメです!


【全て金曜日開催となります】
7/14.28

8/11.25.

9/8.22

10/6








このようになります。





シャンプー付き。



そして、神奈川県は葉山の一色海岸にて、海の家「ウミゴヤ」にてピアノ持ち込みの演奏を行います。





こちらの日程は以下の日曜日となりまして、演奏時間は13:00-17:00を目安にお考え下さい。ピアノ前にいない時は海で泳いでます(笑)





の六日間です。演奏後はちゃんと店に戻って開けます。


日曜日は24時閉店となります。どうぞよろしくお願い致します!




7/17は海の家にてホワイトパーティーという催しがありまして、別途予約制となります。またこちらにて告知いたします!






さー、夏は忙しい季節です。店も床屋も海の家も倒れたらおしまい。


皆さん、体調管理にはくれぐれも気を付けて、短い夏を謳歌致しましょう!



僕はこのところとても調子が良いです。(´∀`)





ビシソワーズと向き合う



僕は基本的に乳製品の入った食べ物が大好物であります。

ホワイトシチュー、グラタン、ドリアの類には目がありません。


生クリームで煮込んで仕上げる、というリッチな調理法。僕の中でピンは、以前ご紹介した東京會舘の舌平目のボンファムになります。






4800円なり。死ぬ前に食べたい、いや、食べながら死にたい。むしろ墓石に塗り込んで欲しい逸品です。


で、キリの最も身近なクリーム系のお料理と言いますと、、、



ドドン!!





セブンイレブンのビシソワーズです!


1つ140円。カロリーは70キロカロリー。


これを、お腹が空いたら吸います。端っこを切って、チューッとやる。





これを食すると、口の中に濃厚なクリームとジャガイモの豊かな滋味が広がります。

まるで、西日の差す教会の片隅で聖母マリアに抱かれるような充足感に包まれます。




70キロカロリーというと、小さな卵1つ分くらい。


ご飯一膳だと、このスープが4個分。そう思うとご飯ってカロリーありますよね。


そして、僕の大好きなペヤング超大盛りと比較すると、何とスープ15.5個分になります。





夜中にお腹が空いて、ペヤングやらラーメンやらお茶漬けやらをを食べるのをやめてビシソワーズ1つにしたら、少し体重が減って来ました。



当たり前だ。


5月くらいから買い始め、もう80個ほどになります。(汗)


店員さんにも覚えられています。パキスタン人のイケメンの子に「ソンナニ美味しいデスカ?」と聞かれる始末。


美味しいんだ、それが。




そのセブンイレブンのビシソワーズコーナーが、前は一列だったのに、今は2列になっています、、、。


あー、何をやってるんだろか。


濃厚な癖にローカロリーなこのスープ。まだ飽きる気配がありません。いっそのこと嫌いになれたら良いなと思い、4つ一気に吸った後、また1つ食べてしまいました。



それでもカロリーはご飯大盛りの一膳ちょっと。



ビシソワーズよ、僕を細い頃の日々へ連れて行っておくれ。夏までに。




*25歳の頃


(肉や野菜など、栄養バランスの良い食事を心がけましょう)




せいけしょうごさんの個展のご案内






昨年の今頃、キヌギヌにて個展をして下さったせいけしょうごさん、昨日より個展をなさっております。


東京都世田谷区奥沢6-33-14 第一大塚ビル2階

11:00〜19:00

6/16〜25まで


ブレーメンの音楽隊その後、と題して素敵な世界が繰り広げられております。


今日のミニライブのお二方と作者。




ご興味のある方は是非とも。



私も本日行ってまいりました。動物に楽器に鳥に気球に、まるで生き別れの双子のような世界観(笑)


元気を貰って帰って来ました。


やはり、刺激を頂くっちゅーのは素敵なことですね。昨日時間をかけて上手くいかなかったディスプレイが、急にイキイキとしてきました。


ありがとう、しょうごさん。






前にハンズで買ったフェイクの野菜と果物と、業務用スーパーで慌てて買ってきたエスカルゴの缶詰め。今時イラストの缶詰めなんて、痺れます。






後は店で使うザクロのシロップやらオリーブ、バニラエッセンスにオレンジビターズなど。



英国のドラマ、ダウントンアビーの館の食在庫のイメージです。





この時代に生まれたかった、、。






昨日のアレよりマシになったかな。





しばらく様子を見ましょうかね。





ともあれ、個展の方是非ともお勧めです!



お水作戦、失敗(*_*)




お冷やコーナー、3日目を順調に迎えていましたが、、、





酔われた方が倒してしまい、ほとんど割れてしまいました(笑)



これは何より、セッティングした僕の落ち度です。これ以上怪我や、トラブルがあってはいけない。



なので、お冷やはご希望いただいた方のみ、手で汲んでお出しすることにしました。(元に戻ったのだ)



というわけで、埋め込みケースは今後週に一回ずつくらい、ディスプレイを変えてお楽しみいただきます。今後はイベント的に、手作りケーキや鎌倉キビヤベーカリーの特製パンを並べたいと思います。


その他フードを陳列したい方いらしたら店主まで。


今夜は早速、瓶を並べてみました、昔のお店風。パンチないなぁ、、、。







可愛かったんだけどなぁ、、、。中々上手くいかないですねぇ。





今後も試行錯誤が続きます。楽しみにしていらした方、もしいらしたらゴメンなさい。






壁の穴その後






先ずは縁取り。壁ドンのままだったので、これはマズい。隙間もある。






鋲で留める作戦と迷ったのだけれど、鋲のは前に何度もやってるので、やったことのないこの様式を採用。


オカダヤにて、シルクのロープを買ってきて巻きつけ、真鍮の釘で止める。





ええ感じどすなぁ。







ここまではいいのだけれど、緑の壁が重たい感じがする。ライトを付けても、イマイチかも。





ローマのレストランで見た、レースのカーテンがかかっていて、少し裏のキッチンが透けてる、っとどうかしら。








んー、、可愛い。何処かで見たと思ったら、前のキヌギヌの店のドアだった(笑)





取り付けた棚の裏板をまたブチ抜き、今度は枠を作る。


面倒くさかったのに、勿体無い、、。また何かに使おう。







そして、ハンズにてご相談。





待ち時間が2時間との事で、痺れを切らしてしまった。持って帰って自分でやった方が早い。


そしてオカダヤにて濃いクリーム色のジョーゼットを1メートル。





この辺りは昔の記憶が残ってるのでササッと。





出来上がったマリーアントワネットのおしめみたいなの。





これを棒に通す。






棒と取り付けた枠には同色で塗装をして、枠には蝶番を付けてあります。



出来たっ!!!





ああ、思った通りのエレガンス。やや透けているところがいい。


何だったら、キッチンの壁を真っ赤に塗っちゃおうか。額とかかけて、何の秘密基地だろ、みたいな。


窓が1つ開いただけで、少しだけ想像の世界が拡がりそうです。


そして、明日にはこのサーバーが届きます。これで片手で注げるようになります。



裏側からはこんな感じ。





ちゃんと開きます。




このひだ取りが中々難しいです。お客さんのヨウくんなら、この辺りで1時間酒が飲めそうだ(笑)


グラスのストックもすぐ側に。








そして、開くようになったことにより、



ゴルァ!!やかましいわ!





って、いきなり顔も出せます(恥)




今回はミスもあったので、当初より予算オーバーしましたが、


裏板一号 3000円
裏板二号 1600円
金具一式 2000円
クリーム色のジョーゼット 700円
お水用サーバー 2500円


労働力 プライスレス



一万円切るくらいかな、焼肉一回分だと思えば、、楽しかったのでいいや。


夏にはサングリアとか、気まぐれでカルピスとか。

流しそうめんの日には麺つゆと薬味を置いたり、暇そうな冬の日はポットにコンソメスープとか。






あとは、ガラスに金の文字を入れたら完成。

文字は【Self service】とかでいいかな。どんなデザインにしようかね。



イタリアの古い銀行みたいなか、フランスのチョコレート屋さんか、ドイツのペンキ屋さんか、、、。



やっぱローマのホテルのが秀逸だな。1800年代後半のイタリア、一番好きな時代です。






完成より、過程を考えてる時が一番幸せなんだな。






風通し、良くなれ!





移転して秋で2年、かねてからずっと案じていた場所があります。


厨房、というかスタッフの休憩室の壁の威圧感です。



ここに、大きな窓をつけたいと思ってました。


僕がキッチンにてタバコ吸っていても、新規ご来店の方が見えるようになります。(元々地獄耳なのでキッチンに居ても大体の動きは聞こえています。ドアが開くと高音でキキッと音がなるのですが、それで大体を把握しているのですが、トイレなのかご新規の方なのかがまだ判別出来ないのです)





興味のない方には意味がわからないと思います、すみません。


昔のお店で使っていて、今は自宅に下げてしまった棚が1つあるので、それがハマるのではないか、とふと気付く。


持ってきてみた。




昔の店の、僕の右肩の後ろくらいにあった、ウィスキーなんかが入っていた棚。伴侶のお父上に作って頂いたものです。


これを縦にハメ込んだら、素敵じゃないか。窓が開くわけです。使い道はいつもの後付け。



こーいう時は何も考えずに刃物を入れます。
えいっ!






ひたすらギコギコやる。






くそっ、次の扉が、、、



40分後、開通しました。





ここにはめ込めば良いのだけど、そうも簡単には行かない。ビビってしまい、つい引いた線の内側を切ってしまう臆病者。


ヤスリで2時間、何とかハマりました。




これはこれでショーケースとしてすてきなんだけど、風通しを良くしたい。


つまりは、僕が客席を覗けるようにしたいのです。

勿体無いけど底板をぶち抜いて廃棄、新たに板を買ってきて蝶番と緑のクロスを貼ってみました。開閉式なのです。



とりあえずセルフのお冷コーナーにしよっかね。





室内からも、店内がよく見えます!





今まで見たことのない景色。こーいう瞬間が素人工事を辞められない理由なんですよね。今まで見飽きた景色がガラッと変わる。

模様替えをした週末を終えて、月曜の仕事明けに自宅に帰った時の新鮮さ、のような。


この後、ケースに照明を入れて、縁を飾って終わりとなります。


ショーケース、何でもできるよね。


窓みたいです。





小さなパン屋さんなんて素敵だな。三種類くらいを各5個くらい陳列しておいて、明日の朝ごはん用にパンを買って帰る、とか。

季節のモノを飾ってもいいな。雛人形とか、五月人形とか、菊人形とか。(人形ばっかだな)


後は、貸し出してギャラリーなど。帽子とかハイヒール、小さなバッグやアクセサリー、絵も彫刻も小型ならいけるかな。


とにかく、自由なスペースにしよう。お冷コーナーは前のセットでいつでも復活できるし、何か使いたい人が居たら、ここだけは好きに使える(意外と店内のスペースは役割が決まり切っています)

僕の四コママンガとか、、すごいつまらないのを書き溜めていたりします。

そういうのとかが、ある一日だけ飾ってある、とか。


何でも良いんです。縛られない空間をやっと手に入れました。


ベランダのオルガンが入っていたケースには、秋頃本棚にして、図書館にするつもりです。

僕の好きな芸者や女郎さん、皇室関連の本が300冊くらいあるので、それを貸し出して、返しにきて貰うときにまたお店に来なきゃいけない、というシステム(笑)


まあ、色々やってみましょう。


今日の工事のついでに電球を倍のサイズに変えて、






これは、フェリーニの映画のワンシーンを見ていてパクリました。





1930年代の床屋のシーン。やっぱ、丸い電球は可愛いっす。




そして、全ての椅子の足の裏に特殊な部品をネジ止めしました。




猫の足みたいですけど、滑らせるとスッと軽く動いて、座るときっちり止まるという優れもの。



まだまだこれからも手を入れようと思います。毎日一箇所か二箇所、あと3.4年くらいしたらそうとう使いやすい、手に馴染んだ店になると思います。



コツコツ頑張ろう!


明日はお休みですがまたお店で工事しております。


そろそろプールの季節ですなぁ。





早起きは三文の何とか




早く眠ってしまい、目が覚めたのが6:00頃。

お腹が空いて起きてしまったので、何かないかと冷蔵庫を漁る。



取って置きの大きな辛子明太子を発見!!


冷凍ご飯を丼に移してチンして、と。



では、頂きまーす!!




ブヒーーーっ!!!!










思い出した。伴侶がこれから仕事で一週間、家を空けるのだ。朝10時に出るとか言ってたっけ。


なのに僕は、、、丼飯をブヒブヒとかっ喰らおうとしてる。


ふた口ほど食べたところで、箸を置く。この食べかけのご飯でお弁当作ろう。汚いかな?僕はあまり気にしないです。



オニギリを2個。明太子のと、アオサをまぶしたやつ。後は卵焼き。

急いで作ったから綺麗ではないけど。






ポケットの中にはビスケットが2つ〜と口ずさみながら蓋をする。



彼の用意した荷物の山の頂上にそっと置く。ちゃんと見つけてくれるかな。喜んでくれるかな。







さて、週末に控えてもう一度寝ましょう。




皆さん、お仕事頑張ってくださいませ!





長崎その3 食い意地




今回最大のお目当である軍艦島に行くクルーズを東京から予約していたんだけど、なんと寝坊するという大失態にて願い叶わず。



軍艦島は、0.063平方キロ(縦320m、横120m)の島で、海中の炭鉱を掘るために街が作られ、昭和36年には5,000人が暮らしていたといいます。






軍艦島伝説は沢山ありまして、、




小さな島を三菱が10万円で買い上げ、どんどん埋め立てて今の大きさになった


映画館、神社、寺、銭湯に病院、八百屋に本屋、床屋、小中学校にパチンコ屋、スナック、何と遊郭が三件もあった(うち一軒は朝鮮半島向けのお女郎さんがいた)


昭和の初めに最新技術である海底ケーブルでインフラ整備が完了していた


ここで取れた硫黄分が少ない良質の石炭が八幡製鉄所に運ばれ、日本の工業化の一翼を担った


家賃が今の物価で千円程度、水道も電気も三菱が負担していたので水を出しっぱなしにする子供が多く、小学校教員がマナーを教えるのに苦労した




元々草木一本も生えていない島だったので、子供に植物を教えるために苗を集めて育て、ビルの屋上に水田まで作った


島が狭いので、台風の時にはビル全体に巨大な波がかかることもよくあった



などなど、興味深いエピソードが沢山あります。






主要エネルギーが石油に取って代わり始め石炭価格が下がり続ける中、どんどん深くなる縦穴によりコストが増大。ついに1974年に三菱端島炭鉱は数百万トンの埋蔵をそのままに、廃鉱となります。

暮らしていた方は、散り散りに強制移住となります。



その後、暮らしていた皆さんが口を揃えて言うのは、「みんな仲が良くて楽しかった、また戻りたい」というものです。



ガスや落盤、爆発事故など、炭鉱内で命を懸けて働く島の男たちの結束力は独特の雰囲気があったといいます。家族たちもきっと仲が良かったんでしょうね。


















ぼくは、こういう小さな場所にコミュニティがあり、インフラが完結しているような状況にとてもグッときます。


コンパクトで何でも詰まっている、特殊な狭い空間。


食料は本土からピストン輸送していたそうですが、海が荒れると一週間くらいは生鮮食品が食べられなかったそうです。


とはいえ、火葬場と墓場以外は全て備わっていたらしく、この妙に充実した街を、いつか一目見たいと願っておりました。


寝坊とは、、、。前日歩き過ぎたのがいけなかったのか。


軍艦島はまたに取っておくとしよう。






雨の長崎、2日目です。食い気に走るしかない。


悔しいのでとにかく何かを食べようと、手当たり次第に食い物を検索します。先ずは刺身を食べようってんで、ホテルの向かいの一杯飲み屋にて、熱燗といか、アジ、鯛などの盛り合わせとカラスミを注文。

(写真撮ってないのです)

そして、少し散歩してから別の店で五島うどんをいただく。ハシゴ食いです。(恥)


参考画像




地獄炊き、と言うそうです。これが、釜揚げうどんをあごだしと生卵で好きに食べるのだけれど、メチャメチャ美味しいのです!!


薬味を入れたり、生卵には少し醤油を落としたり。風邪の時なんか最高ですな(^_^)


これは東京帰ってから、またやってみよう。


あとはハトシ、という海老のすり身をパンで巻いて揚げたもの。卓袱料理らしいんだけど、これも美味いなぁ。





そしてラストは空港にてちゃんぽん!!





色んな具材から出汁が出てて、濃厚で美味しい。



柔らかめの麺がまたいい。





長崎、異国情緒があって、レトロで良かったなー。人との触れ合いは全くなかったけど、一人旅に相応しい南国の港町でした。


軍艦島リベンジもあるし、またいつか来よう。







長崎その2 天主堂 グラバー邸界隈




昨日の続きです。因みに昨日のブログ、酔ってて日本語がかなりおかしかったので、今朝少し直しました。

遂に脳にまでアルコールが回ってきたのか、、気をつけないと。





さて、丸山遊郭跡を後にし、腹ごしらえ。


思案橋歩いて5分のところにある吉宗(よっそう、と読むそう)






1866年創業の茶碗蒸しが名物の日本料理店。


僕はここの丼に入った茶碗蒸しが憧れでして、、、


茶碗蒸しだけ、とはいかないので日本酒とハモの落としも。


両方大好物なので、堪りません!






美味すぎっ!!



メチャクチャ滑らかで、お出汁がよく効いてます。中には筍、お麩に銀杏、穴子さんまで。

日本酒とハモもこれまた良し。2400円でした。
明日も行こっと。



長崎の交通は電気軌道が便利です。1日パスを買って、乗り放題です。





運転席には古いボタンやスイッチがたくさん。停止ボタンを押すと、盛大に「チーン」と鳴ります。たまらん、、。






待っているとドンドン来るので、好きに飛び乗る。






街並みはレトロで、老舗の味も僕好み、移動も路面電車で楽しくて飽きない。川も山も海もある、穏やかな南国の港町。


長崎はなんと素敵な街なんだろか、、。


お次は長崎名物大浦天主堂とグラバー邸のあるエリアへ。


大浦天主堂は、1865年に建てられたカトリック教会。当時はフランス寺と呼ばれたとか。堂々の国宝指定です。




中でお祈りしてきました。


お御堂内で「父と子と精霊の、、」とやっていると、大きな国の観光客の団体が酒を飲みながら大声で話してて、余りに頭にきたので「シーッ!」てやったら、ゲラゲラ笑いながら出て行きました。

昔は日本人もマナーなんて無かった、、と言われればそれまでなんだけど、流石に宗教施設ではダメでしょ。



メッカのモスクでもやってなきゃいいけど、、。くれぐれも気をつけてね(´・_・`)




そして大浦天主堂のお隣にあります、グラバー園。


トーマス ブレーク グラバー(1838-1911)は、スコットランドから来た商人。

三菱と共に石炭や蒸気機関の開発に携わり、キリンビールの生みの親ということ。


とにかく、大金持ちの外国人商人だったということですな。





小さな山全体がお屋敷の敷地になっています。入り口からして立派で、、





と、よく見たら造花だった(汗)あはは。





中はご親切にもエレベーターが3機あります。素晴らしい。





そして、お目当のグラバー邸、予想以上に素晴らしいです。高台から見下ろす海の景色と、対岸に見える家並みの美しさ。







温室もあります。






もしも願いが1つ叶うなら、ここに住みたいです。こんな海辺に面した立地の洋館、僕なんかには一生かかっても買えないでしょうね。



しかし、それをポンと買った人がいます。三菱の岩崎弥之助。


グラバーの息子が屋敷を相続した後の昭和14年頃、対岸にある三菱造船所で戦艦武蔵を作る計画が進み、それを隠す為に屋敷を買い上げたとか。


グラバーの息子は失意の中、その後の原爆投下のショックや、太平洋戦争中にかけられたスパイ疑惑を晴らすために自殺したともあります。

日本人のハーフなのに、巻き込まれて可哀想に。しかし恐ろしや、財閥のパワー(汗)お父さんは三菱と協力して近代化に尽くしたのに、複雑な話です。


そういや長崎市内には三菱関連の建物が沢山ありました。UFJ銀行も沢山。


さすがは天下の三菱。




さて、グラバー園に話を戻します。グラバー邸よりももっと自分好みだったのが、その隣のウォーカー邸。

さらに小さく、こじんまりしています。狭くて痒いところに手が届きそうな、かなり僕好みのお家。


ごめんグラバー、こっちにするわ。


この景色を眺めながら暮らすって、どんな気分なんだろ。こんなでも当たり前になるのかなぁ、、。











いやー、グラバー園、最高でした!




そんなこんなで長崎港に面したホテルにチェックイン。






まだチェックインもしないで、この充実した観光コース。長崎は素敵な街ですねぇ。



僕の部屋からはどんな景色が、、、?グラバー邸の眺めみたいだったらどーしよ。


扉を開けると







ヒャッ








よく見ると5センチくらい海が見えました!







街が素敵なので、良しとする。




(´・_・`)






昭和レトロ探訪〜美輪明宏の生家を訪ねて




ああ、長崎、長崎、、、。



今回のブログはかなり長いです。昼間から飲んでるのでそうなりました。お好きな方だけお読みください。



マキさんの新編が放送されて、ブログのアクセス数が10倍ぐらいに増えてビビっていますが、独自路線を崩すことなく続けて参ります。
















(汗)







さて、僕がずっと行ってみたかった街の1つに、長崎があります。



今回は僕の情緒の原点を探る旅、です。



僕はよくお店なんかをご覧になった方がヨーロッパ趣味だよね、なんて言われることが多いのですが、正確には「日本にヨーロッパ趣味がなだれ込んできた時のややこしい感じ」に目がないのであります。


日本人は他国の文化を混ぜるのが上手と言われていますが、それも数回の大きなブームを経ていると思われます。


開国後の鹿鳴館、大正ロマンのアールデコ、戦前の洋間付きの文化住宅。終戦後間もなくのジャズブームやタンゴ、ラテンブーム。

どれも混ざってるのか混ざってないのか、インチキ臭い脇の甘さも含めて、僕にとっては本当に堪らない、ただただ好きな世界なのです。




それと同時に、女のドラマも好きです。特に、売られた女の儚く悲しい物語。昔の芸者さんやお女郎さん、ラシャメンに戦後の洋パン。



横浜や下田、神戸に長崎。偶然だけどそれらの街には中華街もあります。きっといろんな外国文化が混ざってたんだろうと想像します。



悲しい女の異人さんとの物語は横浜の「ふるあめりかに袖は濡らさじ」やら、下田の唐人お吉、長崎の蝶々夫人など、枚挙にいとまがありません。





そして、「異国文化と日本人の融合」と「悲しい女の物語」この2つ足すと、僕の中では美輪明宏さんへと結実します。


いわばアイコンです。



濃い化粧でドレスの裾を引き、シャンソンの形をとった、女の悲しい物語を伝え続ける女形の美輪さん。






セピア色の時代を生きたこの方は、僕にとってはどこを切り取っても情緒の母なのです。



でも、特に「美輪さん命っす!!」というわけではないのです。コンサートも三年くらいご無沙汰していますし、特に追いかけて録画したりもありません。


でも、いつも好きなものを紐解くと必ず美輪さんに帰ってきてしまいます。絵の具の三原色みたいに。なんでだろか。


平成の現代でも未だ変わらない、彼の紡ぎ出す戦後の焼け野原に漂う、甘いメロデイ、酒場の匂い。


彼が生まれ育った昭和初期の長崎の遊郭と、その周辺環境。これを見ずして先には進めません。



オーバーだけど、それを解くことは僕の心の奥底にある懐かしい風景を見ることと重なるのかな、と。



そういう訳で今回は、僕の好きな「情緒の世界」を求めて長崎を旅しにやって参りました。


僕なりにレポートしてみます。しばらくお付き合い下さいませ!






羽田からタラップにて機内へ。長崎行きはマイル消化です。一昨年の移転の頃にたまったマイルが丁度今切れるのです。




機内では領収書の整理と、、、






美輪さんの予習。





そうこうしてるうちに、窓にはには長崎の島々が。待っとけよ、今から行くからな。











***


美輪明宏氏は昭和10年、長崎市の本石灰町にて生をうけました。


路面電車の思案橋駅が最寄りだそうです。中々の懐かしい街並み。






昔はここが川で、橋が架かっていたそうです。奥に丸山遊郭という、京都の島原遊郭と向こうを張る規模の巨大遊郭がありました。


最盛期には59軒の遊女屋に335人の女郎さんが居たとか。


客はこの橋の辺りをいこうか、戻ろうかと思案していたからその名がついたそうです。


思案橋駅から丸山遊郭に向かう途中の門前町に南座という大きな芝居小屋があり、その隣のカフェー「世界」の奥の長屋でお生れになったとのこと。



自伝「紫の履歴書」の冒頭に、 武久夢二の長崎十二景の絵さながらに、港あり、丘あり、山あり、川ありで、その中にイスパニヤ、ポルトガル、オランダ、オロシア、支那、朝鮮、英米國人と、様々な国の人々を遠い祖先に持つ人々が、その面影を残した容姿や性癖、習慣で、それぞれが幻のように暮らしておりました。





とあります。

美輪さんの生家のあった本石灰町は元々異国情緒の豊かな街並みで、表通りにはロシヤケーキの店や支那餅など、様々な店が並んでいたそうです。




美輪さんのご実家の稼業はカフェーで、今で言うキャバレーとバーの中間くらいですかね。和洋折衷の最新の流行の着物を着た女達が男とダンスを踊り、享楽の時を過ごした場所であります。


美輪さんのお母様は女傑の美人と界隈で有名で、篝火と夜桜の裾模様が入った着物にハイヒールを履き、夜会巻きにした髪にはスペイン櫛を挿し、レースの扇を仰ぐ、、、当時流行の昭和モダンスタイルで、数十人の女給さんをまとめていらしたそうです。




そして、隣の南座はかなり大きな規模の劇場で、当時最新の芝居や映画が上演されており、支配人夫婦に子供が居なかった為か可愛がられた幼少期の美輪さんは、それらを片っ端から見せてもらったとあります。


そして、向かいの近江屋楽器店では最新のジャズやシャンソンのレコードを聴き、斜向かいの骨董店では美術品やアンティークを見て、生家の側で文字通り目と耳と心を養った幼少期だった、と。


なんて素敵な街なんだろうか!!


まあ、能書きはこのくらいにして。早速入ってみましょう。





情報によると生家の隣にある南座という芝居小屋は、その後長崎宝塚劇場となり、映画館を経て今はリッチモンドホテル長崎へと建て替わっております。


リッチモンドホテルをあっさりと発見。




と、言うことは、、、。

これだ!





ありゃりゃ、、、。えー。





カラオケスナックと焼肉店か。かなり雰囲気違うなぁ。



この辺りは居酒屋、コンビニにカラオケ、ビジネスホテルにサウナ。後は見慣れたチェーン店のお店に風俗店、まあ歌舞伎町的なエリアなようです、、。








かつてはここに和洋折衷のカフェーがあり、向かいにはシャンソンのレコードの流れる中、ロシヤケーキのお店があったのか。見た所、どうやっても想像出来ないです。



日本中の繁華街で見られる、なんとも言いようのないつまらない景色でした。




まあ、言っても仕方ないもんね。グスン。


折角だから奥の丸山遊郭行ってみよっと。






と、レトロの神様は見捨てなかった!!





当時からある交番ですって。素敵じゃないか。持って帰って、ウチの向かいに置きたい。


当時の行き交う紳士淑女も、美輪さんもこれを見たのかな、、。




その奥には、何と、、



見にくいですが、キヌギヌの向かいにもある角海老さまがありんす!!

言わずと知れたソープランド。奇しくも同じ交番の裏手にあります。



ありゃー、何という偶然。やっぱ色街はカオスだな。

そして、脇道を探索。











ゴールデン街と新千鳥街を足したような


こちらの方が古くて小さな店が沢山。まあ、落ち着きます。(笑)夜にまた行ってみよかなっと。



その中で目を惹く看板を見つけました。




「オカマとマジック」が日本上陸、愉快なサリーママ、、。

オカマの方がマジックするのかな、、。日本上陸って事はサリーママは外国人なんだろうか。





かつての色街は総じて、売春防止法以降に飲食街になり、雰囲気や情緒が失われてしまっています。


それは仕方のない事かもしれないけど、日本のどこか片隅に、一箇所くらいは華やかで怪しい、お芝居のセットのような街が残ってないかといつも思います。



居酒屋に牛丼チェーン店にコンビニ。日本中、どこ行っても同じなんだもん。それじゃつまらないですよ。


ここ長崎には何かがありそうな予感がします。レトロな華やかさ、怪しさに活気も。


明日は見つかるかな?






まだまだ続きます。





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安いもので構いません、お好みの香木を焚き締めながらの拝読をお勧め致します。グッと気分が出ます。

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グロテスク〈上〉 (文春文庫)
グロテスク〈上〉 (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

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一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

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悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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