更新遅れましてごめんなさい。生きてますよ。
なんやかんや忙しいです。有難いです(笑)
アメリカ、ABCの番組のコーナーに「あなたならどうする?」というコーナーがあります。
what will you do?ですね。
この番組は、沢山の差別の現場をドッキリ形式にて俳優が演じ、周りがどう反応するかを見るスタイルなんです。僕の大お気に入りYouTubeの1つ。
ダウン症のスーパーマーケット店員を罵る客や、イスラム教徒の服装を差別する若者、ホームレスに暴力を振るう若いチームなど、ショッキングな映像が続きます。
俳優が演じる差別や暴力に対して、腹を立てて立ち向かう一般市民もいれば、逆に差別をした事にハイタッチをして「よく言った」と激励するシーンも。様々です。
多民族国家アメリカならではの問題が浮き彫りになっております。
見所は沢山あるのですが、個人的に気になったのがテキサスのレストランでのレズビアンカップルと子供の設定の映像。
映像はこちら。リンク切れの際は御免なさい、、。
ありふれたレストランにて、手を握って親密なレズビアンカップルと子供が着席。こちらは俳優さん。
これまた俳優さんのウェイトレスさんが、喧嘩を売ります。
かなり激しく罵ります。(汗)
更に激しく!!
沈黙の店内。
やがてお客さんが立ち上がります。ウェイトレスさんに注意をする人続出。
他の方も同様に。ある男性は出て行ったかと思いきや、手紙を書いていたようで、そっと手渡します。
「初めまして、友よ。こんな手紙が大したことないのはわかっている。君たちは素敵な家族だと言うことを伝えたかった。そして、ただ1人の他人の偏見と不寛容が君たちの心が折れないよう祈ります」といった内容。
これには俳優のレズビアン役の方も涙してしまいます。
実はこの俳優さんも私生活ではレズビアン。
思わず手紙の主とハグします。
この映像の見所は、今もゲイに対してかなり偏見の強いテキサスでの実験。
そんな中で約半数の人がウェイトレスに批判をしたのが驚きです。つまり、レズビアンカップルの肩を持った、ということ。
数年前に同じシチュエーションにてニューヨークで実験をした時には、何と10パーセントの人しか立ち上がらなかったらしいのです。
うむむ、、、深い結果だなぁ、、。都会の人は関わりたくないのかな。
日本でも是非やって欲しい。
宗教、人種、貧困、セクシャリティ、階級にマナー。
僕はこれを順番に見ては「なるほど」と頷いたり、自分もこうするべきだ、なんて啓蒙されたり、アメリカってややこしい国だな、と驚いたりしています。
こういう美しい、自由の国アメリカらしい映像は見ていて羨ましくすら思います。
僕も部分的に欧米人気質なところがあるので、うっかり街中で迷惑な人に注意したりしてしまうのですが、こういう部分では早く日本もモノが言えるようになって欲しいな、なんて思っています。
***
話は変わるのですが、最近どこかのサイトに店名が載っているらしく(どなたかのリコメンドとか何とか)それを見て関心を持たれ、強行突破なさったノンケの方がいらっしゃいました。
そういうのね、すごく困るのですよ、、。入り口にも一見さんお断り、会員制と書いていますし、、。
(良識あるゲイの方なら初めてでもどーぞ)
貴方さえ満足しても、居合わせた他のお客さんも僕も困ります、、。
ブログ読まれているとの事で、この辺りの事は何度も書いているはずですが、、、。よしんば読み落とされていたとしても入り口に大きな注意書きがありまして、、全く謎に包まれた方でした。
他のお客さんのささやかな時間を奪うことになります。ご興味があっても、どうかそっとしておいて下さい。
上のYouTubeに話は戻りますが、こんな映像を見ていると自分のお店はストレートを拒絶し、まるで差別主義者なんじゃないかな、なんて思う時があるんですよね。(笑)
それは冗談ですけど、僕には持論があります。繰り返しになりますが。
ゲイが社会に対して権利を得るのと同じくらい、ゲイの集まる閉じたサロンのような存在は大切だ、というもの。
つまり、僕がゲイの為の秘密基地を作りたいっていう理由そのものなんですけど。
もう何度も書いていますが、社会や職場でゲイである事を隠して生きている方が今現在もどれだけ多いか、その仕事の帰り道に少し息を抜ける場所があるのは、ある一部の人においてはとても存在意義があると思っています。
僕は高校生からゲイを隠してなかったのですが、その必要性は肌で感じています。
一見さんのノンケが増えると、いずれカウンターに混ぜこぜになってゲイとノンケが座ることになる。そうなると、どうしてもセクシャリティの話になってしまうし、そこでお客さんのパーソナリティを切り売りするような営業はしたくないのです。
僕も、初対面の方に毎回1から説明するの苦手です。(汗)他にそういう店は沢山ありますし、生意気ですが他に譲らせて頂きたいです。
仮に、女子会が開かれるとして。その中の1人が突然彼氏を連れて来たら、その為に他の女子が話したかった事を話せなくなるかも知れない。
安くて良い化粧品の情報や小さな愚痴、生理不順に纏わる話とか、男性がいると難しい話題も沢山あるのです。
そんなら、彼氏は「非女子会」の時に行くべきではないか。そう考えて頂けると助かります。
とはいえ現在も全く禁止ではないし、現にご同伴にていらしている方もいますが、ご縁を大切に厳選させて貰ってます。
本音で言えば今以上増やしたく有りません。
結果的にストレートの方を排除する方向に向かっているのですが、現状にて両立できない以上、いつの日かミックスの二号店を出しますのでその日までお待ちくださいね。
その時は夢のようなお店をやります!
まあ、その辺りを察して頂けたら嬉しいなぁ、くらいでこちらも進めて行きたい所なんです。
あまり沢山、張り紙貼りたくないのね。
そして、ゲイの皆さんにはそんな小さな店を支えて頂けたら嬉しいです。老後のためにも(笑)
撮影の例のやつ、オンエアされたらまたこんな悩みが増えるのかしら、、。
店内のロゴとか、外の景色は全て隠して貰ったけど、ネット社会の今、どこで漏れるか全然わからない。想像するだけで疲れてきた、、。
本当は人を分けたくないのです。誰だってそんな事したくないよ。
本音は毎日、少しザワザワした気分です。
だけど、自分で選んだ道です。ブレずにしっかり進みたいと思います。
相変わらず頑固ですが、ご理解賜りますようどうぞよろしくお願い致します。