工事2日目




さてさて、今日は休業させて頂きました。余りにバタバタでブログ上げられなくてすみませんでした。


今朝は7時起きで現場打ち合わせ。その後、要所要所で決め事が沢山あるので、ずっと眠れない(笑)



設計図を引かない工事は、こういうことになるんですね。勉強なります。(こっちの方が肌にあいます)


まずは客席側に下地の板を取り付ける。補強にもなります。2週間後には更に化粧板が。





ここから、難題の内側の処理です。

スイッチをどーするかとか、コンセントの数と位置など、1つ1つに気が抜けません。


だって、コードがこんなですもの。中に埋め込まれたら2度と手直し出来ません。




この打ち合わせで全てが決まる、恐ろしい事です。使いやすさなんて配置してみないと分からないけど、分からないまま沢山の指示を出さないといけない。


今回は、カウンターだけでコンセントを18口付けました。

これでも足りない位なんですけど。


そのうち1つを外付けにしてみました。ピアノの上に置いてある金魚鉢周りやオーディオ、Wi-FiにiPadの充電、電気スタンドに、、、、何やかんやでここだけで10口くらい必要です。





蓋を閉じるように天板を乗っけます。仮なので安いベニヤ(笑)






そして、自分で塗装をかけます。今回はカウンター上とサイドのみ。蜜蝋ワックスにて、こんな感じになりました。












カマボコというよりは、緩やかなL字の形に収まりました。さらに席数も増えて7席、詰めると8席取れます。


一番奥の席、ピアノのくびれた辺りに座ると、妙に暖かい感じがしました。僕がお客なら、ベストシートはここになりそうです、、。しかも、全員の顔が見えます(笑)


それぞれの席に個性が出せました。


カウンターの膝の潜り幅は前より狭くしました。深いと贅沢ですが、悪い意味で落ち着いてしまうそうです。ウチのようなライトな?店は浅くて丁度いいとの事。振り返ったり、そういうのも浅いと上手くいくらしいのです。(職人さん談)


ピアノの継ぎ目もこの通り。本番のローズウッドでは、さらに精密に噛み合います。





あー、想像以上に上手く行きました。理想に描いていた、同じ圧で包まれたような落ち着く感じ。つまりは指揮者の場所です。

きっと、席に着いていただいたら直ぐに違いがわかると思います。何だかホンワカしますよ、喩えではなく本当に。


まだまだやる事が沢山ありますが、明日からスタートライン。もっと和気藹々と、同時に1人にもなりやすい、究極の空間を目指して頑張ります。


2週間後に銘木カウンターに入れ替わります。暫しの間、ベニヤの風合いをお楽しみ下さいませ。(笑)



つづく




工事1日目




個人的な忘備録として。あんまり面白くないブログですがごめんなさい。



先ずはピアノを縦に置き直し、鍵盤をカウンターの内側に。

移転当初のセッティングでござきます。




そして、職人さんの見事な養生シート技術。まるで昭和の蚊帳みたいです。





これはこれで幻想的で、こんなお店も悪くないな、なんて思ったり。

この養生作業にかなり時間がかかるらしいのです。ああ、勿体無いなぁ。


そしてカウンターを撤去。





シンクと冷蔵庫が剥き出しになりました。


廃材が、この通り。





カウンターのウォルナット材は何かの形で再利用したいと思います。一度自宅に下げて、その時を待ちます。






いつか家を建てて、再利用したテーブルが一本まるごと書斎にあって、そこでコーヒー飲んだりして、窓辺から新緑が見えて、、素敵だなぁ♪(´ε` )



そして、そこに骨組みを組んでいく。ここからは早い早い。木を切ったかと思うともう、すぐ横で骨格になっていく。


写真では分かりにくいのですが、カウンターのセッティングがかなり斜めになっております。行き着く先はピアノの出っ張り部分。






明日は表裏に板を貼って貰えます。外側はナラ材の素敵な無垢板。内側は簡易的ながらも防水のパネルとなります。


そして、仮のベニヤ天板を乗せて固定、冷蔵庫をはめ込む。



完成すると、斜めカウンターとピアノの曲線で、割と半円に近い形になる、筈なのですが、、。



明日は作業も少し押しそうで、その後にかなりのお掃除の必要がありそうです。お休みの可能性が高いと思います。


すみません、明日またこちらにアップします。。。図面引かない分、立会いが必要で、昨日も今日も七時起きで、、。体が持ちません。




と言いながらも、上手く行ったら報われるのでいいのです!


続く




鼎談、掲載されました。



財布に続いて今朝は自転車を盗まれた、厄年真っ盛りの店主でございます。



40〜50代のゲイが語る、スタイルのある大人とは、というタイトルでお話をさせて頂きました。


GENXYというサイトに掲載されております



顔が浮腫んでおります。




下村さんもご登場。お話に勢いを付けたり、上手く導いて下さったり、オチを付けたりと凄い回転の速さ!

余りの上手さに開いた口が塞がりませんでした、、、。





ヒゲモジャなのにシェーバーを試す私。僕なんかで良いのだろうか、、。






それにしても、素晴らしいシェーバーです。天然木のくり抜きで、日本刀の技術を使って作った歯が付いています。


僕が髭生やしてなかったら、秒殺で買ってましたね。



さてさて、鼎談の内容ですが。

僕にスタイルがあるのか、それは分かりませんが、選んでいただいた以上、恥ずかしがっていては失礼だ、と言うことでサイズの小さくなったジャケットを着込んで青山の撮影現場に乗り込みました。


奇しくも誕生日の日のお昼でありました。1日前ならプロフィールが41歳だったのに、、くそっ。



結局、普段から僕が唱えている

「イケメンマッチョ若い子がモテるゲイコミュニティー、しかし老後には多趣味なオカマがモテるので今から準備しよう論」

そして

「コミュニティ構築こそが老後への備え論」の2つをチョロリと展開させて頂きました、、。

負け惜しみとも取られがちなこの論調、、いやいや、そのまま負け惜しみなんですけど(笑)


とはいえ、若くても両方手に入れている人は最高ですけどね。(汗)



顔がシワだらけになり、体が衰え、昔は格好良かったんだよな、、なんて繰り返すジジィにならないよう、「趣味性」というダンベルを使って心身を鍛える僕のお店を正当化する理論となっております。

後者のコミュニティ構築、はそのまま。会ったこともない人に向けてFacebookでイイね!なんてやってるより、顔見知りが数人いる方が生きやすいと思うのですよ。

それも、ベタベタ群れない「出入り自由」な関係。名前知らないけど、「この間の悩み、それからどうなったの?」と軽く会話出来るような関係性。面倒ならスッと帰れる。


バーにこそ、そういう楽さと、暖かい情緒が残ってると思うのですよ。昔の古き良きバーの灯は、まだ消えてないと信じたい。




ジェンクシーの記事をお読みになってこちらに飛ばれた方で、大人なバーにご興味のあるゲイの方、どうぞお試しください。合うか合わないかは試してみないとですね。


新宿五丁目、三番街というシケた商店街の入り口付近のビルの五階に店を構えて居ります。


申し訳ないのですが、ストレートの方には、今はこれ以上増やすつもりがありませんので、いつかまたの機会に。m(_ _)m


鼎談に推薦して下さったマキト氏、誠にありがとうございました!


今度、何か奢らせてくらはい。





工事決まりました!




遂に、店のカウンターを前に出す工事が始まります。



今のところ休まず営業出来そうですが、万が一間に合わない場合は当日のブログにてお休み若しくは遅刻をお知らせします。



グランドピアノという、恐ろしくイビツな形のせいで、どうやっても真っ直ぐにセットできないカウンターを相手に、もう2年近くもウジウジやってきました。







くの字に曲がったカウンターは、とにかく死ぬほどやりにくいのです。

言葉では表現出来ないくらいに目線の集まり方がややこしいの。6人掛けのカウンター。仮に皆さんで会話が盛り上がったとしても、意識の方向が放射状に広がるので、何とも拾いにくい。




壁打ちテニスの壁が出っ張ってるような感じでしょうか。球が変な方向に乱れ飛びます。


中に立つ僕は、もうずっと疲れ果てておりました。






これがパラボラアンテナのように僕に向かって球が返って来たら、どんなにやりやすいか。会話の相槌を打ったり、お替りなんかの合図を受け取るようなちょっとしたやり取りの時に、目線がピタッと合う。


もちろん会話も弾むはずですわな。






見られて照れる、などの感情はもはや無い。長年やってます、最近は内緒話が始まると、存在だって消せます。


あら、実際の壁打ちのも湾曲してるではないか。理にかなっとるな。









以前のアイディア、お客さんの視線が中央に集まるような曲線を描いた形のカウンター。通称、カマボコ形カウンター。








カウンターの目線が僕に合い、ソファ席とも絡めて一体感があるにも関わらず、両端やソファの席は死角が生まれる、そんな夢のセッティング。

この夢を叶えてくれる職人さんと、今日はガッツリ打ち合わせをしました。





この若いお二人!


この右側の長瀬智也さん、少し前からやり取りをしてきましたが、恐ろしく理解が早い方なのです。


客席の密着感や、僕が前に出たい事、空間のバランスなんかをポンポンと言い当てる。


そして、2人で候補のレイアウトを出しまくった後、結局上のイラストのアイディアに至りました。




今週末までは現状のレイアウトにて営業をし、来週の定休日を使って第1期工事。1日で終わらせるそうです。スゲーな。


コンパネと呼ばれるベニヤの集成材にて、本物そっくりに形を作ります。

つまりは型紙のようなものですかね。




で、申し訳ないんですが、そのまま10日間くらい営業をします。

ザラザラのベニヤの上で飲んで貰います(笑)


その間、長瀬智也さんには静岡にて、銘木屋さんで僕好みの色と形のウォルナット、若しくはブビンガかローズウッドを探してもらい、型紙に合わせて工房で精密に加工して貰います。



それを搬入して、修正を加えて、本番カウンターをコンパネと取り替えて終了。

10/5辺りには、高級カマボコカウンターが完成、という段取りです。



カマボコカウンターは、僕が今までより60センチ程前に出る予定です。つまり、僕が真ん中に立つ、オーケストラの指揮者のような位置にセッティングしますの。





別に指揮をするつもりはないのですよ。皆さんのお話を等間隔で聴けるようになると、仕事が凄く楽になります。



僕さえやり易ければ、それでいいのだ!!



せっかちな僕の為、そして精密にピアノと組み合うカウンターを作りたいと要求した結果、二段階工法になりました。





やりやすいところで腰を落ち着けて、自分のやるべき仕事ときっちり向き合いたい、ただそれだけです。

旅行に行けなくても、休みが少なくてもぜーんぜん構わない。エヴァンゲリオンに出てくるみたいな反応の良いロボットで、一度全力で戦ってみたい(笑)



上手くいかなかったらこんな顔になったりして、、。





でもまあ、今回は上手くいく気がする。


やっとスタートラインですね。ムフフ(笑)





三連休の営業について




せっかくの三連休、残念ながら雨となりましたね。如何お過ごしでしょうか。



今頃三連休の予定なんてアップしても遅いのですが、、

本日も通常通り27時まで営業致しまして、明日月曜日、敬老の日は24時まで、1人営業となります。


明後日の火曜はお休みとさせて頂きます!


翌水曜日からはまた通常営業となります。この日は開店前には大工さんと改装の現場打ち合わせとなります。


蛇足なのですが、大工さん、異常なくらいイケメンなのです。それに長身で脚が長い。

多分、歩いていたら毎回スカウトされそうなくらい。

当たり前ですけど顔で選んだ訳ではないのですよ。素晴らしい技術と、インスピレーションで僕の友人のお店の現場を手掛けられていて、ご紹介頂きました。




この三連休、お陰様で、足の踏み場もないくらいのお客様に来て頂いております(汗)


8月なんてのは山や海やバーベキューにビヤガーデンと、とても誘惑が多いので、バーなんてのはいつも静かなもんなのです。


9月に入って、チャンネルが切り替わったかのように人で溢れております。


とはいえ、平日の10時くらいまでは誰も居ないのですよ。ここをどう強化するか、或いは切り捨てるか、今後の課題でもあります。


そして10時を過ぎると、、、人でごった返して会話の渦が拡がり、飛び入り演奏も連続して、カオスと化しております。


もう改装しなくてもいいかな、なんて思うくらいに。


でも、ここで手綱を緩めてはいけないのです。もっと、居心地の良いレイアウトを追求しないと。

みんなで盛り上がれる、今時照れ臭いような一体感があると思いきや、一人でも落ち着ける、目立たない隅っこの席まであるような。

きっと、角度やディスプレイで作り込める筈。


ベストな配置を見つけて、そのまま自分の店に落とし込んでみたい。全部の席からの景色に違った個性があって、お客さんの性格に応じて「ここ、俺のお気に入りの席だ!」というセリフを言わせてみたい。


秋の間には工事には取りかかれたら良いなと思います。



鼎談も終わり、カレンダーのイラストも終盤に差し掛かりました。また春には大きな場所にて、出張キヌギヌのご依頼を頂いております。


もう少しで落ち着く、と言い聞かせながらも、ずっとバタバタしてるの。


流石にちょっと息切れしてきました。温泉でも行きたいなぁ、なんて。

10月には、平日三日間くらいお休み欲しいなぁ、、。

でも、正直、温泉行くより店の方が楽しいのです。だからいつも、お休み取らなくなってしまいます(笑)


とはいえ、お休みは大切ですよね。どうしても連続で働いているとカリカリしてしまう。それを防ぐためにもいかないと。


というか、ブログをじっくり書きたいのです。長めのネタと、凄いバカバカしいネタが溜まってるのですが、全く書く時間がなく、、。


僕にとってブログはいつしか重要なアウトプットになっていたんですかね。書けないとストレスが溜まってしまいます。

ともあれ、お店もこちらのブログも変わらずのんびりやって行きますので、どーぞお付き合い下さいませ。






42歳になりました、、。




夏が終わると、また1つ歳をとります。毎年例外なくやってくる残暑の中の誕生日、、。


お客様が絵を描いてくれました。





もはや、どこの国の人なのか解りません。バラまで咥えてるし、、。


格好いいオッさんになりたいと常々思っていますが、節目を迎えると実際どうなのかという疑問が、、(笑)




42歳からは、もう少しお気楽に生きられるよう、心がけたいと思っております。

ご存知の通りかなり神経質で、疲れると思考が思い切りネガティヴになったりもします。


肉体的に疲れるよりも先に、内なる心の声のおしゃべりがうるさくて疲れてしまう、といった具合です。

そんな時に、ポーンと忘れて(訓練で出来るようになるらしいのです)他のことに取り組めるようになりたい。


なれるかな、なりたいな。




先ずはお店の改装。カウンターをガッツリ迫り出して、ど真ん中に僕が立ちます。

目下の心配事を早い所やっつけて、いい風が吹いた時にすぐに乗れるよう、準備がしたいのです。こちらはもう昨日より動き出しております。


改装の日程はまたこちらにてお伝えしますね。


ハードを整えたら、気持ちをベストな状態に持っていく。そこからは例の自分との対話ですね。自分の内面を上手く手懐ける。


年内くらいを目処に、上手く自分をコントロール出来るようにしよう。



クリスマスくらいまで駆け抜けて、真冬は割と遊んばせてもらい(笑)旅行にも行く。音楽も練習したいし、ジャズバンドでベースもじっくりやりたい。

春になったらそれを形にして、皆さんに楽しんでもらえるように企画する。

夏は海の家だったり、屋形船も是非やりたい。

そうしてるうちに秋が来て43歳になって、、まあ、気が早いけど悪くないかな。



なんだか、今回の誕生日からは上手く行けそうな気がします。


誕生日のプレゼントに、真鍮の鳥かごを買いました。

長い事探してた、真鍮製で好きなサイズと形のが、いともあっさりと表参道ビルズのパスザバトンに売っていて、安くはなかったけどこれはご縁と即買い。







取り付けをしながら、ぼーっと考え事をする。



そもそも鳥かごってなんだろう、という軽いゲシュタルト崩壊。


そこから飛び火して、普段から常に疲れている自分の事を考える。

自分の抱えてる悩みったって、実は差し迫ったモノなんて1つも無いのですよ。親も自分も健康だし、台所の米びつが空ってわけでもない。パリだってニューヨークだって、本当に行きたかったら明日にでも行ける。



なのに、自分で壮大な悩みを作り出して、自由な気持ちをカゴに閉じ込めてるのです。



僕の予測では、僕の9割の悩みは、己が脳内で作り出してるに過ぎない。


自分の心の中で作った鳥かごから早く出て、空を飛ばないと。


と言うわけで、中に鳥は入れていません。(笑)


忘れそうな大切な事に気付けたので、ブログに書いておきます。自分用として。





いいオッさんになりたい。







あなたならどうする?





更新遅れましてごめんなさい。生きてますよ。

なんやかんや忙しいです。有難いです(笑)






アメリカ、ABCの番組のコーナーに「あなたならどうする?」というコーナーがあります。

what will you do?ですね。


この番組は、沢山の差別の現場をドッキリ形式にて俳優が演じ、周りがどう反応するかを見るスタイルなんです。僕の大お気に入りYouTubeの1つ。


ダウン症のスーパーマーケット店員を罵る客や、イスラム教徒の服装を差別する若者、ホームレスに暴力を振るう若いチームなど、ショッキングな映像が続きます。



俳優が演じる差別や暴力に対して、腹を立てて立ち向かう一般市民もいれば、逆に差別をした事にハイタッチをして「よく言った」と激励するシーンも。様々です。


多民族国家アメリカならではの問題が浮き彫りになっております。


見所は沢山あるのですが、個人的に気になったのがテキサスのレストランでのレズビアンカップルと子供の設定の映像。


映像はこちら。リンク切れの際は御免なさい、、。




ありふれたレストランにて、手を握って親密なレズビアンカップルと子供が着席。こちらは俳優さん。





これまた俳優さんのウェイトレスさんが、喧嘩を売ります。





かなり激しく罵ります。(汗)





更に激しく!!




沈黙の店内。







やがてお客さんが立ち上がります。ウェイトレスさんに注意をする人続出。


他の方も同様に。ある男性は出て行ったかと思いきや、手紙を書いていたようで、そっと手渡します。





「初めまして、友よ。こんな手紙が大したことないのはわかっている。君たちは素敵な家族だと言うことを伝えたかった。そして、ただ1人の他人の偏見と不寛容が君たちの心が折れないよう祈ります」といった内容。



これには俳優のレズビアン役の方も涙してしまいます。

実はこの俳優さんも私生活ではレズビアン。


思わず手紙の主とハグします。






この映像の見所は、今もゲイに対してかなり偏見の強いテキサスでの実験。

そんな中で約半数の人がウェイトレスに批判をしたのが驚きです。つまり、レズビアンカップルの肩を持った、ということ。


数年前に同じシチュエーションにてニューヨークで実験をした時には、何と10パーセントの人しか立ち上がらなかったらしいのです。





うむむ、、、深い結果だなぁ、、。都会の人は関わりたくないのかな。


日本でも是非やって欲しい。



宗教、人種、貧困、セクシャリティ、階級にマナー。


僕はこれを順番に見ては「なるほど」と頷いたり、自分もこうするべきだ、なんて啓蒙されたり、アメリカってややこしい国だな、と驚いたりしています。





こういう美しい、自由の国アメリカらしい映像は見ていて羨ましくすら思います。


僕も部分的に欧米人気質なところがあるので、うっかり街中で迷惑な人に注意したりしてしまうのですが、こういう部分では早く日本もモノが言えるようになって欲しいな、なんて思っています。







***




話は変わるのですが、最近どこかのサイトに店名が載っているらしく(どなたかのリコメンドとか何とか)それを見て関心を持たれ、強行突破なさったノンケの方がいらっしゃいました。


そういうのね、すごく困るのですよ、、。入り口にも一見さんお断り、会員制と書いていますし、、。


(良識あるゲイの方なら初めてでもどーぞ)




貴方さえ満足しても、居合わせた他のお客さんも僕も困ります、、。


ブログ読まれているとの事で、この辺りの事は何度も書いているはずですが、、、。よしんば読み落とされていたとしても入り口に大きな注意書きがありまして、、全く謎に包まれた方でした。


他のお客さんのささやかな時間を奪うことになります。ご興味があっても、どうかそっとしておいて下さい。



上のYouTubeに話は戻りますが、こんな映像を見ていると自分のお店はストレートを拒絶し、まるで差別主義者なんじゃないかな、なんて思う時があるんですよね。(笑)


それは冗談ですけど、僕には持論があります。繰り返しになりますが。

ゲイが社会に対して権利を得るのと同じくらい、ゲイの集まる閉じたサロンのような存在は大切だ、というもの。



つまり、僕がゲイの為の秘密基地を作りたいっていう理由そのものなんですけど。

もう何度も書いていますが、社会や職場でゲイである事を隠して生きている方が今現在もどれだけ多いか、その仕事の帰り道に少し息を抜ける場所があるのは、ある一部の人においてはとても存在意義があると思っています。


僕は高校生からゲイを隠してなかったのですが、その必要性は肌で感じています。

一見さんのノンケが増えると、いずれカウンターに混ぜこぜになってゲイとノンケが座ることになる。そうなると、どうしてもセクシャリティの話になってしまうし、そこでお客さんのパーソナリティを切り売りするような営業はしたくないのです。

僕も、初対面の方に毎回1から説明するの苦手です。(汗)他にそういう店は沢山ありますし、生意気ですが他に譲らせて頂きたいです。


仮に、女子会が開かれるとして。その中の1人が突然彼氏を連れて来たら、その為に他の女子が話したかった事を話せなくなるかも知れない。

安くて良い化粧品の情報や小さな愚痴、生理不順に纏わる話とか、男性がいると難しい話題も沢山あるのです。

そんなら、彼氏は「非女子会」の時に行くべきではないか。そう考えて頂けると助かります。



とはいえ現在も全く禁止ではないし、現にご同伴にていらしている方もいますが、ご縁を大切に厳選させて貰ってます。

本音で言えば今以上増やしたく有りません。


結果的にストレートの方を排除する方向に向かっているのですが、現状にて両立できない以上、いつの日かミックスの二号店を出しますのでその日までお待ちくださいね。


その時は夢のようなお店をやります!



まあ、その辺りを察して頂けたら嬉しいなぁ、くらいでこちらも進めて行きたい所なんです。


あまり沢山、張り紙貼りたくないのね。

そして、ゲイの皆さんにはそんな小さな店を支えて頂けたら嬉しいです。老後のためにも(笑)




撮影の例のやつ、オンエアされたらまたこんな悩みが増えるのかしら、、。


店内のロゴとか、外の景色は全て隠して貰ったけど、ネット社会の今、どこで漏れるか全然わからない。想像するだけで疲れてきた、、。




本当は人を分けたくないのです。誰だってそんな事したくないよ。 本音は毎日、少しザワザワした気分です。

だけど、自分で選んだ道です。ブレずにしっかり進みたいと思います。


相変わらず頑固ですが、ご理解賜りますようどうぞよろしくお願い致します。







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加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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