4月のシフト




早いもので、4月のシフトでございます。




4月は定休日の月曜以外に6日(金曜 イベント出演のため)、24日(火曜)がお休みとなります。どうぞよろしくお願いします。

7 土 ケンジ
13 金 あも
14 土 タケ
20 金 いの
21 土 ケンイチ(新人)
23 月 お休み
24 火 お休み
27 金 あも
28 土 あも
29 日 あも
30 月 タケ (24時までとなります)


5月

1 火 振替休日
2 水 ケンジ
3 木 タケ
4 金 ケンジ
5 土 タケ
6 日 シンスケ1人、24時までとなります
7 月 お休み
8 火 お休み
9 水 これより通常営業



ゴールデンウィークまで掲載しておきます。どうぞよろしくお願いします。




4/6(金曜)は東京春音楽祭、鶯谷のキネマ倶楽部にて出張バー。


キヌギヌにも若干チケットがございますので、遊びに来たい方がいらしたら大歓迎です。第1部は完売となりましたが第2部は24:00スタートの朝まで、4,500円となります。
お問い合わせは直接僕まで。












そして、少し先ではありますが、6月には1週間、四年越しのベトナム旅行に行こうと思います。


2年ぶりの海外。飛行機乗りたい。機内食食べたい。知らない街に行きたい。怪しいもの食いたい。のんびりしたい。


勉強のつもりで、たまには出かけないとですね!



今回はランタン祭りで有名なベトナムの古都ホイアンと、リゾート地であるダナンの二都市に行ってきます。










パスポートもないのに、先に宿だけ取ってしまいました、、。


世界遺産の古都ホイアンでは築200年のスイート6部屋のみのオールドホテルに(スイートなのに一泊9000円w)










ダナンではアホ丸出しの五つ星リゾートホテルに(こっちは高め)









それぞれ三泊づつして来ます。




フランス、中国の文化が混ざったベトナム文化。昔から大好物だったので、色んなことを吸収して、ガラクタも沢山買って来たいと思います。






ドッペルゲンガー?!




お友達のM氏からメッセージ。これは晋輔さんですか?とのご質問でした。






わー、似てる!!まだ僕ギンザシックス行った事ないのに(笑)




太って首の後ろの肉が割れてるのとか、そっくりです!!




少し調べたらこのそっくりさんのお名前と経歴が分かりました。検索が怖いのでお名前は控えますが、東京カレンダーの編集長さんらしいです。趣味はゴルフだそうで。


この写真とか、さらに似ています。






これは自分のインスタにアップしてもバレないレベル。ピンクのニットのむっちり感が全く同じです(笑)








とはいえ編集長さま、正面からだとそんなに似ていません。横顔だけ似ている方なのかな。





編集長さまにはすごく失礼なんだけど、これだと本当に蘇民祭じゃん。(´・_・`)




自分のイメージは常にキリッと、より細く補正されているので(笑)たまに気を抜いた状態で鏡を見ると驚いたりします。バカですけど仕方ない。やー、困ったものです。

せめて去年の今頃のマイナス4キロか、、





一昨年のマイナス12キロくらいまで絞りたいのです。








30歳まで、何をどんなに食べても太らなかったのに、、、。3日くらい、毎日ケーキを10個とか食べても体重減ってたりもした。

年取るのは構わないんだけど、この点だけは昔に戻りたい。


ちょっとお散歩して来ますー。





8年越しのイボ治療





汚いネタですみません。


今日のブログには人によって不快な(おおよそ飲食店のブログとは思えない)写真が出て来ます。この後は自己責任でご覧ください。


僕の首にはおよそ8年くらい前からイボがあります。その名も老人性イボ。


数と位置は、ちょうど牡牛座位になります。首の上の方から鎖骨にかけて。




治療法は知っていたものの、いまいち気が乗らなかったのです。とはいえ、ネックレスが引っかかったりもするし、たまにお話ししていて視線がイボに合ってる人がいらっしゃると、「ああ、イボねぇ、、」と少し落ち込む。


重い腰をやっと上げて、新宿の某クリニックへ。


ここは主に花粉症とか性病とか、命に関わらない類の病気を扱うクリニックで、とにかく処理が早い。60人くらい並んで、ゲートが開くと一気に受付開始、「1番の方、3号室にお入りください」的なアナウンスにて、どんどん捌かれる。

まるで養鶏場に来たような気分になるクリニック。


僕は並んだ甲斐あっての2番目だったんだけど、とにかくスピード感が凄い。

「イボねー、ハイ見せてー、液体窒素でやりますー、はい出して、少しチクっとす」と言うより早く、僕のイボに液体窒素が塗られていた。


なんて早いんだ!!


胃がおかしくて大学病院に5時間並んだ時と、全く違う。並んでいる間に余計に胃が痛くなったアレは、果たして治療なんだろうか。


僕的にはこっちの方が好みかも(笑)


OLがお茶を飲む時のようなスリムな水筒に入った液体窒素、これを綿棒に付けてイボに塗り、組織を殺す。中から新しい皮膚が出来て、古い組織が押し出されるそうです。


まだ2日目だけど、見た感じ黒くはなったものの、まだ死んでないよ。組織が死ぬまで週一回毎に来てくださいとの事。


閲覧注意!!
























汚い画像失礼しました。いつかのクレームで話題になった蘇民祭のポスターみたいですよね、しかもイボって。









ネットで調べた限りでは、ドライアイスを買って自分でやる方法があるんだそうな。マイナス64度とかなので、確かに出来そうだけど。

首だしあんまりねぇ。(´・_・`)


お口直しに綺麗な写真を。家の横の道から撮りました。





フジの番組「トリビアの泉」で昔やってたんですけど、桜の木一本に花びらが何枚あるかという質問。

網に落ちたやつを拾い上げて乾燥させ、台紙にセロハンテープでくっ付けるというもの。


59万枚くらいあるらしいです。(汗)いつも思うんだけどこの花びら、一体どこに消えるんだろう。









花が散る頃には僕のイボも美しく散ってほしい。お願いします。








知らない間に大物に、、、




僕のiPadには、誠に失礼なフォルダがあります。名付けて「お客さんから貰った自作CD集」。


要するに、お客さんに「僕が歌ってるCD、聴いてね!」とご自分の演奏のCDを頂くことが多いのですが、不精な僕の事なので中々ゆっくり聴けない。なのでとりあえずパソコンに入れて、それをiPadにブチ込んで、たまーに聴いたり、聴かなかったりも(汗)


だってね、かなりの方が普段から持ち歩いてたりするんですよ。それを名刺がわりにどーぞとやる。そうなるとこちらとしてもかなりの枚数になります。今まで貰ったの、200枚は超えるんじゃないかな。







JAZZのスタンダードで「Someone to watch over me」という曲があります。ふと練習したくなって、iPadで曲の検索をかけたら、件の貰った曲がヒットした。



聴いたかどうかの記憶もないトラックで、何だこれ?と詳しく見てみると、10年以上前によく来ていた白人の青年がくれたアルバムだった。

彼は浦安のネズミの国の出稼ぎシンガーで、よく仕事が終わってから歌いに来ていた。仕事では朝から晩までドブネズミさながら同じ曲を繰り返し歌わされ、こき使われ、辛いとよく話していた。



そしてよくお酒を飲んで、店が看板になっても粘って中々帰ろうとしなかった。(笑)

お金を貯めてワシントンだかの故郷に家を建てるなんて話もしてくれた。

ネズミの国の劇場にも見に行った記憶があります。タキシード来てビッグバンドで歌ってる彼は、格好良いんだけど、ちょっと疲労が溜まっている感じに見えた。



彼はどちらかと言うと少し垢抜けないタイプの米国人で、背は高くて顔立ちも良いんだけれど、アメリカの学園ドラマに出て来そうな不器用な2.5枚目、という感じで、僕の記憶からいうとそこまでモテる感じでも無かったような(ごめんね)


でも、本当に歌うのが好きで、夜中に2人になるとそこからまた練習し始めて朝までとか、それはそれは音楽の好きな素朴な男だった。



ふと思って名前を検索してみた。もしかしてFacebookにいるかな。故郷に家は建ったかな。まだ歌ってるのかな、、。なんて考えながら。







ギャッ!!!






めちゃくちゃ垢抜けとるやんけ!!絶対にこんなイケメンじゃなかったと自信を持って断言できる。





カミングアウトして子供まで。





そして、写真の感じから、すっかり有名人になっている様子。


シャイアンジャクソンというのが本名なのか。

盛大にカムアウトしてる様子なので、貼ってもいいよね。

彼は初対面の自己紹介の時に、「動物のサイです。サイくんと呼んでね」と職場の先輩に仕込まれたような自己紹介をしていた。いろいろ思い出してきた。


ネット上には、今後映画に専念するためハリウッドに移住とか、アワードがどうしたとか派手な記事ばかり。あの垢抜けない歌好きの、疲れたイモ兄ちゃんの姿は、もはやどこにもない。


毎日変な人ばっかり来ているウチの店、こういう事はあるかもしれないとは思っていたけれど、、。

少し自慢になってしまうけど、混んでて断った婆さんがアニエス・ベーのアニエスさんだったり、太ったお客さんでドアが開かないから誰も出られないよね、なんてイジってたらスッピンのマツコさんだったり、芸能人系の話はどちら様にもよくあるメガシティー東京だからそんなに驚かない。


でも、歌を練習したサイくんは本当に良く覚えていて、僕としては心から嬉しいのです。



本当に良かったね!すっかり垢抜けて立派になって。別人かと思いました。

携帯の連絡先を見たら彼のがあった。080って、、、まさか繋がったらウケるな。(笑)

ま、今となっては別の世界の住人だろうし、電話する事もないだろうけど、、。




サイくん、さらに空高く高く羽ばたけ。僕は東京から応援してますよ!!




彼の歌声を貼っておきます。 日曜の昼下がりにぴったりな曲ですよん。



Someone to watch over me









ベランダ園芸通信




二日間寝るだけ寝まして、熱も下がりました。その後はもうこれ以上眠れない、いや、背中が鉄板みたいにガチガチに固まって痛くて横になれない、早く運動したい、というところまで自分を追い込んでみた。


何となく疲れがとれた気がした。んで、早めに店に入って植木の手入れなど。


定点観測から。





うん、やはり今年は成長が早い気がする。ミモザが散り始めるのと同時に、バラの目が爆発的に出ているではないか。僕が寝まくっている間に、何というスピードだ。



ちゃっかり蕾まで付いてます。





桜にしろ、芽吹いた同時に花を咲かせるってどーいう神経なんだろうか。寝起きでダッシュみたいな事でしょ、それ。(新宿駅でよく見るけど)

僕なら秋頃、ゆっくり貯めた栄養でポツポツ、が性に合ってるけどな。


先日植え込んだリョウメンシダ、こちらもゼンマイだかワラビだか、クルクル巻いてます。こんなのもこの間まで影すらなかった。





胡麻和えにして食べたい所を我慢。こごみは好きだけど、これはシダでしょ、食べられんのかね。





どうみてもウチのと同じなんだけど、、、





流石に春一番で頑張ったこの子達は可哀想なので、もう少し生え揃ったら胡麻和えにして食べてみよっと!またここに載せますね。


バラもいい感じです。植えつけて今年で丸二年。どういうわけか今年は蔓の伸びる勢いが半端ない。ふた株植えたのが枝分かれして、11本の分岐が放射状に伸びて来ております。

どうにかして今年で形にして、向かいのマンションからの視界を遮って欲しいんだけど、、、それは僕の都合というもの。





営業も終わり、改めて働くのは良い気分なのでした。

好きな空間でピアノ弾いてお酒を出して、好きな人と笑い声に囲まれて、我ながら幸せな人生ではないか。

普段は、仕事が辛いなんて事はないんだけれど、長い道のりの先まで見上げちゃうと、ゾッとしてしまう。

タイミング悪く疲れがたまってたり体調不良で余裕が無かったりすると、何だかもう、悲しくてやり切れなくなっちゃうのです。

今回はメンタル的には全く問題ないのに体が全身ストライキみたいになるという、自分でも珍しいパターン。


前もって予測してお休みを取るのが割と苦手なので、そーいう時は急にサボったりもするかもですが、その位のスタンスで参ります。宜しくお願いします。

そして、嫌な予感がしたらここを見て下さい。死んでいない限り、その日の19:45までに必ずアップします。



ここから少し言い訳など。

いっそのこと月火曜日を定休日に、、なんて考えたのだけれど、それをすると261/365日という営業日数になる。休みが月火曜日だけで104回。そんなにいらないし。

この一年の出勤日数、去年の今日から数えてみると302/365日、工事や清掃関連などを入れると314/365日となっておりました。オープン以来、今年が一番となる。

いつか病気をして復帰の日に、とにかく元気になったら働けるだけ働こうと決めました。なんせ飲食店なんて開いてないと意味がない、と。

あれから二年、、先は長いし。


ヤバくなったらサボります。

前もって休みを取ってもいざ当日には元気が余ってたり、連休取っても風邪が治らなかったり、過去あんまり上手くいかないのです。

社会人としてはあり得ないんだけど、年間の稼働日を如何に稼ぐかで考えると、辛い時にパッとサボるのが一番合理的なのです(汗)


言い訳はこの辺で。

(サボる宣言をしたら、反動で真面目に出勤したくなる傾向があります。)





さて、余った体力でマイクスタンドをカット。今まで微妙に長くて、座った状態では誰も口の位置に届きませんでした。よく二年も放置してたな。





金ノコでゴリゴリやりました。




何やかんや修繕してたらすっかり朝に。

帰りに、ラーメンではなく最近は納豆ご飯を食べる事にしています。

ソウルフードである天下一品、スタンプカードが廃止され、貯める事が出来なくなって、一気に熱が冷めてしまいました(とはいえカードが貯まっても第1ヴァイオリン氏にあげるのが決まりだったんだけど)


もう1ヶ月くらい、納豆飯にハマってます。明太子やらマグロのブツ切りが乗るのはたまのご褒美で、今日は普通の山掛けのみ。





前回これで8キロくらい痩せたので、今回も期待大。


僕の部屋から見えます神田川の桜。いつになく綺麗です。





ここを引っ越したら、多分桜並木の向かいに住むなんて事は2度とないだろうな。とはいえ、ここに引っ越してからお花見に行かなくなったので、そこは良くない部分でもあるんだけど。


さて、僕はこれから眠るとします。皆様、せっかくの晴れの土曜ですし、桜を楽しんで下さいね。


おやすみなさい。





体調がすこぶる悪いんです。




今日もお休み頂戴します。申し訳ありません。

2月の真ん中に風邪ひいてからずっと、1ヶ月くらい連続して体調が良くないのです。


昨日は確かに二日酔いだったのですが、夕方から39.5度くらいの熱がでて、丸一日下がりませんでした。あとで考えれば二日酔いと発熱、地獄の苦しみでした。

このところ、少しなんかあると熱が出てしまいます。今のところ花粉症はないのだけれど、鼻や喉にも症状が出やすい。ズルズル、コンコン。

そして普段から船酔いみたいな気持ち悪さがあって、調子いい時と悪い時の割合は半々くらい。そのうち治ると思っていたのに、全然治る気配がありません。

前にもこういうことがあり、病院に行ったら疲れがたまってますね、と言われた。そんな事知ってますよー。

というか、皆さん働いて、シンドイのは皆同じだという頭があるので、中々まとめて休みを取れない自分がいます。休んでも休まなくても同じ、的な。

飲まなくてもいいお酒を手酌で飲み、その量もどんどん増えつつあります。アルコール依存の毛はないにしろ、癖で飲んでしまう。年間300日くらいは店にいるので良いはずないんですよね。




でも、お店に行くとなぜか元気になってしまうのです。お客さんと、お店が好きだからパッと元気になる。で、家に戻ると累積の疲労がまた溜まってしまい、ずーっと寝てます。休みの日なんて火曜の出勤の直前まで、断続的に30時間くらい寝てしまいます。旅先でも実はそうなんです(笑)

どこかでしっかり立て直さないと、と思ってもう何年も騙し騙しやって来たけど、この2ヶ月で確実にボロボロになってしまいました(汗)



今も熱がまだあって、調子が良くありません。



バシッと治して早く元気になります!ちょっと待っててね。



ユーミンご来店!



とは言っても、キヌギヌではありません。(釣ったみたいですみません)


2016年に内装をさせて頂いた都立大のさつま料理屋さん。



ある方から、ユーミンが誕生日の貸切してたよ、との情報。





ああ、有難い。美味しいさつま料理を召し上がったのかな。




こんな感じでやらせて貰いました





明治の遊郭風とのご依頼で、全国から色んなものを取り寄せました。

映画「吉原炎上」を20回くらい見た僕は、明治の舶来折衷文化が大好きです。ガラスにギヤマン、格子に紅殻の紅。

金沢のステンドグラスの丸窓とか、イギリスのガラスの衝立、照明も京都に買い付けに行きました。

僕のアンティークのストックもふんだんに使わせて頂きました。

ちょっとした仕掛けも作り(音がなる壁掛け電話とか)中々こじんまりと仕上がりました。

急遽、思い付いて壁を赤にして下さい!とお願いしたら翌日には真っ赤に。ちょっと感動しました。デザイナーって指揮者みたいだなと(笑)









そして、店舗のプロデュースがまた舞い込みそうです。ワクワク。


内装大好きです。色んなテーマで買い付けして配置して、色を決めて、、楽しいなぁ。


決まりましたらまたご報告いたしますが、もしも大掛かりな場合は、しばらく月火曜日をお休みするとか少し考えないといけません。

前回、フラフラになった記憶しかないので、、、。



どうぞよろしくお願いします。






13周年パーティーのお知らせ



キヌギヌちゃん、早いもので今年で丸13年となります!!


4月はお引越し営業などありましてバタバしますのと、暖かい時期にベランダを使ってやりたいというのがありまして、今回は何と2ヶ月遅れの5/27(日曜日)に開催したいと思います。

地域最安値の料金設定にて、普段のご愛顧に感謝したいと思います。(よくある、祝ってもらって更に巻き上げるなんて僕は好かんです)


なんせ、お礼の1日ですから!





キヌギヌ13周年パーティー(普段の会員様向けとなり、一見さんはごめんなさい)

日程

5/27(日)15:00〜23:00

料金

1,500円 ワンドリンク付き



出し物

新宿5丁目弦楽四重奏団with新宿5丁目JAZZ研究会

ジャズボーカル多数、飛び入りや紙芝居もあるかも?!

メニュー


赤白ワイン、生ビール、缶チューハイ、ソフトドリンクなどクイックメニューのみ。シャンパンももちろん(煽ったりしませんよ)。

フード

鎌倉キビヤベーカリーの特製パン、恒例フランクフルトにベランダのハーブを使った特製ミネストローネなど、いつも同じパターン。




あゝ、偉大なるマンネリ!!




去年はドリンクが600杯以上出まして、足りなくなって二回買いに行きました(笑)

今年はがっつり用意しようと思います。春の日曜日、陽気に寄って下さい。

低価格ゆえ、お客様にも片付けなどお手伝いいただく事もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。グラスはプラカップとなります。

とにかく、安くで楽しんでいただければと思うのみです。


ご注意とお願い



新たな試みとして、今回は入り口受付を設けません。入場料はドリンクカウンターにて1,500円をお支払い頂き、ワンドリンクをお選び頂きます。善意でのシステムとなります、どうぞご協力お願いします。
2杯目以降はキャッシュオンデリバリーにて。

階下のお店にご迷惑にならないよう、混雑時に並ぶことはお控え頂くよう頂きます。電話にて混雑状況をご確認ください。

お手荷物は最低限の量にてお願いします。お預かりするスペースがございません。

ベランダにての会話は小さな声にてお願いいたします。尚、ベランダが人気となりますので、皆様にご利用いただけるよう席取りなどは禁止とさせて頂きます。




諸々まだ固まっていませんが、またアップしまーす。5/27空けておいてくださあね!






倉敷二日目




二日目は早起きして、散歩しながら策を練る。大原美術館はどこかいなーと、探しながら裏道を歩く。

すると、難なく小道の先にどーんとある。「ランドマーク的な」という言い回しはこの建物にこそ相応しい。




最初は変だなと思ったこの建物、段々可愛く見えてきます。国会議事堂とパルテノン神殿を足して割ったようなこの建物は昭和五年のもの。




中は撮影禁止なので写真はありませんが、この建物より高かったというエルグレコの受胎告知がコレクションの目玉だそうで。


中々迫力のある絵でした。30分くらい凝視してきました。





次はお隣の悪魔の館、、じゃなかった、カフェ、エルグレコさんへ。





僕の好きなレトロ臭が充満してる!!






雰囲気ではなく、匂いの話です。古いカビの匂いと床材の保護用のコールタールの匂い、塗料とか色んなものが劣化してこなれた匂い。


これが大好きなのですが、現在では中々ありません。戦前の公会堂系とか教会、よほど古い喫茶店や古い床屋に僅かにありますが、最近は減る一方です。


この匂いが好きな人、実は多いのではないかと。

僕のお店もこの匂いに早くならないかな。♪( ´▽`)




カウンターでは、おばさま(婆さんでもおばちゃんでもない)がコーヒーを淹れてらっしゃる。何とも優雅な、懐かしくて落ち着いた日常のシーン。


店内は静かな空気に満ちておりました。





ボウルであわ立てて作ってくださるミルクセーキが美味いこと。甘すぎず、何ともクリーミーなんだけどサッパリして。この店にまた来られたら、僕のチョイスは永遠にこれ一種類でいい。これが良い。




この店は窓が多いのですが、春以降はこうなって





外はこうなる訳ですよね





唸るほど素晴らしい場所。静謐で謙虚で懐が深くて何故か新しい。

必ず、もう一度来よう。この目で確かめないと納得できない。蔦に絡まれた屋敷フェチ、昭和のカビ臭フェチ、使い込まれた飲食店の什器フェチと、3つの欲求を叶えてくれる場所はそうそうないのです。



何度再訪してもいいじゃんね。旅先って、つい新しい所行かないと罪悪感を感じるのは何故だろう。


そうならゃ今日もリピートスケジュールと行こう!


昨日の割烹に再訪。メニューを変えてくださって、また9品。





そして、またも大橋家住宅。入り口のお姉さんが、「二日目ですよね!無料でいいですよ!」と仰ってくださったんだけど、そうも行かない。なんせ維持管理が大変なのだ。




僕の好きな坪庭の手前の六畳間。






思わずトローンとなる。(恍惚)





台所の天井の虫籠窓のレンブラント光線。時が止まったようでした。





リピート三連発の後は爆睡。今朝のチェックアウトまで寝てしまいました。良いのいいの。これが一人旅の醍醐味です。好きな事しかしない。




倉敷、好きな街でした。またいつか来よう。神戸から明石に抜けるのもいいし、倉敷から尾道、広島コースもいいなぁ。瀬戸内も必ずいつか。




そうして今日、お店に戻ったら蕾だった百合が咲き、ミモザも半分くらい咲いとりました。今日の気温は20度。








そして、ミモザの先にはミノムシ君が(笑)





もう春ですよー、そろそろ起きなさい!




これからはベランダの成長が楽しみな季節になりました。秋以降の苦労が報われる、恐ろしいくらいのペースで花と新芽が現れます。


今から胸が膨らみます。






春の休暇は倉敷へ



本日と明日火曜日はお休みとさせて頂きます。申し訳ないですが宜しくお願いします。



ここ一年で福岡、長崎、小樽など、レトロを探してウロウロして参りました。かつて繁栄した街の残像。あんまり活気があるよりも少しくたびれた位が僕の好みです。



ふと、岡山県の倉敷に行ってみたい、と思ったのが先週の木曜日。休みは取ったものの、行き先未定でしたの。




徹夜で飛行機に乗り、いつものように窓にへばり付く。眼下には富士山の噴火口なんて見えちゃいました。こんなの初めて!








羽田から岡山空港まではジャスト1時間なのに、倉敷市街まではシャトルバスで45分という地方空港によくあるパターン。




かつては幕府直轄の天領として米の集積地で、そして明治以降は木綿栽培と紡績にて巨万の富を築いた倉敷の街。





そして現在。政治機能は岡山市に移り、今は旧市街として観光の街に移り変わりました。





裏路地を入っても、かなり凝った作りの個人宅が見られます。


相当潤っていたんでしょうか、かつての小樽の開拓景気やニシン漁バブル、そして長崎の開運や炭鉱の隆盛と構図が似ています。


昔のバブルは桁が違うのだ!




特に富の集中した美観地区と大原美術館の辺りを攻めようと思っとります。




美観地区は倉敷紡績の創業者、大原孫三郎が企業メセナの為に建てた日本初の施設西洋美術館を中心に、運河沿いに江戸から明治にかけての街並みが独特の景観を作っている、らしい。





と、期待して来た割には、、、(`_´)ゞ



まだ並木が芽吹いてないのでこんなもんだろうけど、明らかにネットの写真と違うよね、、。どうしてこんなに薄暗いのか。しかも工事中なのか塀に囲まれてるし(涙)





気を取り直して大原美術館隣の老舗カフェ、エルグレコ。





こちらも蔦が散り果てて、まるで呪いの館のような恐ろしさ。しかも休館日っていう。




こちらはネットで見た写真。





モサモサの「こえだちゃん木のおうち」みたいなの見るつもりだったのに、、。あー、しくじった。まだ早かった。





中から見ても、緑に覆われていい感じなのです。異常なまでの緑に乗っ取られた館、大好物です。







近くのアイビースクエアも、この通り。悪魔の城みたいになってます、、。





倉敷は春から秋に来ないとダメですよ!!!







蔦はさっさと諦めて大本命の大原美術館。しかし月曜は休館日。





あー、ガッカリ三連発。明日にかけよう。んで、訪問予定の「えびす湯」さんに行ってひとっ風呂浴びてスッキリしようか。


こんなボロい銭湯なのです。一部マニアには有名らしい、ボロ銭湯。




おー、あったあった。



きゃっ!可愛い電球!!






ん、張り紙が、、、。



閉まってる!長期休暇!!





もー、これはもしや、廃業の予感、、。一人ぼっちの旅先での四連敗は流石に泣きそうになります。倉敷、、嫌いかも。



こうなったらヤケ食いと酒に頼るしかない。



予算度外視で、庭のある割と立派な懐石料理のお店に入る。


普段ならビビる所だけど、こうなったら瀬戸内の肴と地酒でも煽らないと鉾が収まらん。


、、、電話も予約もしてないけど、頑張ってお金使いますから入れてください。僕、ここにフラれたら倉敷の悪口を言いふらしますよ、、、と心の中で呟く。




キャー!大当たり!!






先付けから始まり、写真の八寸、造り、焼き物、煮物に蒸し物、揚げ物に碗、フルーツとシャーベットが付いて3,400円。一体どーなってんのかしら。





日本酒かなり飲んだのでお支払いは6,000円ちょっと。まあええわ。


気分を良くした所で少し先の大橋家住宅。



1796年に建てられた豪商の家で、上記の大原美術館の大原さんと共に倉敷紡績(クラボウ)を創業した方の家です。


1796年ってナポレオンが奥さんと結婚した年らしい。恐るべし日本の木造家屋。




門を入ると、素晴らしい台所があります。その奥に連なる座敷の数々。











いわゆる商家の町家なんですけど、ネットで見たときからここの坪庭が見たかったのです。





僕は坪庭フェチでして、家の真ん中に庭がある様に異常に興奮します。


縁側とか、日本庭園にはそこまで萌えない。坪庭っていう制約とかミニチュア感とな、無理やりな感じが好きなのね、きっと。



京都の坪庭は必ず二箇所、対になります。二個あることで室内に風が通るのですが、こちらも2箇所。同じスタイルですかね。





寛ぐ空間のすぐ側にある、明るい緑。トンネルの先にあるグリーンの明るさは堪りません。


キヌギヌちゃんも、作る際に入り口から見える坪庭的なものを意識しました。前にも書いたかな。






気がつくと2時間も居てしまいました。ずっと貸切(笑)




馴れ馴れしく受付のお姐さんに話しかけ、維持管理の大変さを聞くことが出来ました。


例えば坪庭ひとつ取っても、雨が降るとすぐに雨戸を閉めないと床がびしょ濡れになるらしい。ゲリラ豪雨の時は畳のところまで水浸しになるとか。



個人で維持なさっている広い屋敷は戦後、莫大な相続税で半分になり、御子息は神戸にお引越し。隣にはドーミーインというホテルが建っています。維持管理の為に門の上の部屋にオジさんに住んでもらい、毎日障子や雨戸の開け閉めを何十年もやってもらってたとか。



門の上の部屋とか、何十年も開け閉めだけとか、一々大袈裟でアガる。


なるほど、今日も庭師さんが入ってら黙々と作業していっしゃいました。こりゃ大変だ。何と贅沢な、金のかかる住まいなんだろか。



でも、いつかこんな雰囲気の、もっと小さな家に住みたいです。木造の町家、純和風がいいな。


東京にそんなのあるのかな。





なーんて、景色ゼロの最悪にボロいビジネスホテルでブログを打っています。近年稀に見るボロさ。オバケも近寄らなそう。(ヤバ過ぎて写真は自粛)


あー、大橋家に泊めてくれないかな。僕も雨戸の開け閉め手伝いますから、、。



そういや、大橋家住宅の隣に変な名前の居酒屋があったな。




鬼のくりや、、、あー、怖い怖い。カウンター叩くなとか静かにしろとかネチネチ怒られたりすんのかね。


何だったらここのしんすけと朝まで呑んで語りたいわ。このビジネスホテルよりゃマシかも。







それは置いておいて、考えれば考えるほど僕はレトロでボロくて、鮮やかな緑が溢れた小じんまりした建物が好きで仕方がないんです。寧ろ、それだけでかなり幸せかも。


人生も折り返しの42歳、これからは更に好きなものだけに触れて生きていきたい。特に旅行先なんかは。



明日は大原美術館と隣のカフェにリベンジ!







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桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

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一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

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悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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