7月のシフト




真夏のような気温が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

キヌギヌ7月のシフトです。ご確認よろしくお願いします!

7/7より毎週日曜日の海の家のピアノ演奏が始まります。

この夏限定、日曜日もスタッフさんを入れて、二人体制でお送りしようと思います。四時間だけですが、ゆったり過ごしましょう。



7月は29日にお休みを頂きます。



7/1は弊店主催屋形船のためおやすみ
6金みのる
7土あも
8日みのる
13金ケンジ
14土ケンジ
15日あも
16火は振り替えでお休みとなります
20金タケ
21土タケ
22日みのる
27金いの
28土タケオープンより(シンスケ9時戻り)
29日お休みを頂くことにしました!


どうぞよろしくお願いします!!





屋形船、乗り場などご案内




日曜日に迫りました第三回キヌギヌ屋形船。予約とご入金を頂きましたみなさまに向けてこの場をお借りします。


屋形船についての詳細などお伝えしたいと思いまーす。どうぞよろしくお願いします。




*出発時間

7/1 18:00出発となりますので

17:45にはお越しくださいませ!!


乗り場は晴海乗船場となります。晴海トリトンスクエアの道を挟んでお向かいとなります。大江戸線勝どき駅から徒歩で橋を渡って、がオススメです。






次の船との共同乗船場です。構造上、遅刻の方をお待ち出来ませんので、遅れたらアウトとなります。どうぞ時間厳守にてよろしくお願いします。


*服装について


浴衣でもレオタードでも、イヴニングドレスでもなんでも構いません。クーラー完備ですがまあまあ暑いのでその点だけ。


*写真について

ゲイだらけの船です、居合わせた方の写り込みにはご注意下さい!

芸者さんの写真撮影並びにアップはオッケーが出ました!!


*お席とお料理について


乗船場にて、集合頂いた皆さんには僕の手書きの座席表をお配りします。速やかにご着席下さいませ。

出港後、コース料理が出ますが、スペースの関係で食べ残しをどんどん下げられてしまいます。

お席を離れますと食い物が無くなる、という事態がありますので、ご注意下さい。

天ぷらまで出ましたら、毎回移動で席はグチャグチャになります。タイプの子に話しかけるもよし、カラオケ歌うもよし、しばしの混沌をお楽しみください。


*お料理の持ち帰りは天ぷらのみとなります。(前回カニを持って帰ろうとしたら厳しく注意されましたw)
お持ち帰りにはご注意下さいませ。


*下船後は、二次会等は予定しておりません。各自、タイプの人なりとお楽しみ下さい(笑)


何かご質問等ありましたら、キヌギヌまで。03-3358-0899




どうぞよろしくお願いします!




WOMAN




友人でありお客さんであるフォトグラファーの下村一喜氏が、二冊目の本を出されました。


その名もウーマン


当代一流の女性を常に撮影なさっている彼が、独自の女性論を繰り広げる一冊。





女性はなぜすぐ女性の悪口を言うのか。
なぜマウンティングをするのか。勝ちたがるのか。
男性と女性の思考の違いとは。

女性がダメな男性を好きになるのは何故か。
母親と女性という二つの人格。
母が娘にかける呪い。

女性の自立、フェミニズムの開花を経て、その根底にあるもの。







卑弥呼から紫式部、山田五十鈴にユーミンから小柳ルミ子、伊達公子まで総出演で、女性を考察し、掘り下げ、見事に丸裸にしてしまいます。


明快な分かりやすい文章で、テンポも良く各章毎にキチンと結実する本書は、テンポ良くスルスルと読めます。

純粋な読み物としても楽しめますし、職場など周りの女性のややこしい心理を読み解く実用書としても役に立つと思います。



***



閑話休題



僕の実生活、女性の友人と呼べるような人は数人程度。それもしょっちゅう会うわけではありません。

そして職場ではほぼ毎日、男性のお客さまとしか交流がありません。ある種特異な生活です。

しかし、普段読む小説は有吉佐和子を始め山崎豊子、曽野綾子、、、。女流作家が描く女性が主人公のものが殆ど。

映画も古いもの、例えば山田五十鈴や杉村春子、田中絹代に若尾文子に岸田今日子、岩下志麻に岡田茉莉子、、。乙女とババァばっかです。


興味があるファッションと言えば初期のクリスチャンディオールやシャネル、オートクチュールやプレタポルテ。着物も好きですが総刺繍や折枝文様の打掛、京鹿子、鶉縮緬、爪綴れの帯。どう見ても華美でエレガントなものばかり。

実生活に女性が登場しないのに、興味は女性の方向ばかり。とはいえ、僕は女性になりたいとか女性装をしたいとは思いません。(笑)



なんで、、?



女性の感じ方を通して見たほうが、同じドラマがより色濃く感じられるのではないか。


これって、感受性における女性の優位性だと思うのです。この本を読んで初めて気付かされ、感じた事なのですが、、。


いや、或いは文芸作品の中の女性が美しすぎて、実際の女性にまで手が回らないのかも、、(失礼)


ゲイの中にもこういう人って多いと思うのです。女性のアイドルや歌手、女優が好きで、ドラァグクイーンのショーに大爆笑する。

ある種、女性の感受性や奔放さ、シャーマン的な性質、ひいては浅はかさやズルさまでもが(失礼)ドラマをより際立たせ、色鮮やかに再構築させる。

横尾忠則さんも男性の行動力に女性の感受性、と書いていましたが、それぞれの得意分野が明確に分かれています。それだけ、女性は男性に比べてドラマ性が高い事は間違いなく言い切れます。

表現世界において女性の存在は必要不可欠なのです。僕のような女性と縁遠い生活を送る身でさえも。


もちろん、男性だらけの素晴らしい作品も多くあります。三国志や司馬遼太郎の作品、ドラゴンボールもワンピースもそうかも知れない。



でも、、でも、、やっぱ僕にはそれらよりも芝桜や香華、細雪やガラスの仮面の方がしっくりくるのです。裏切りや嫉妬、圧倒的な色気。華美さを競う闘争本能、子を産む喜びと苦しみ。


男性社会には限界ありますよね(笑)



僕は、自分の実生活に足りない女性の華やかな部分を、文芸作品を通して無意識のうちに補完しているのだと思います。そして、そこには補うに余りある色鮮やかな夢が拡がっています。



僕の人生にどのタイミングで女性エキスの補完工程が組み込まれたのかは知らないけど、きっとエスキモーが生肉を食べてビタミンを補給しているように、自然の摂理なのかも知れません。




原始、女性は太陽であった。
男性が狩をして女性は焚き火のそばで子守をしていた太古の昔から母性はあり、全ての人に影響を与えた母性。

時を経て、現代ではかなり多様化した人生が選択できるようになりました。

そんな世の中が変化した現代でも未だにそんな男性論、女性論が成り立つのは、数万年経っても根底の部分がそんなに変わっていないからだと思うのです。




じゃ、具体的に女性にはどんな特性があるの?歴史的にどうだったの?となると、細かくは考えた事がない。なんとなく知っているつもりではいたけど。


色んな女性論を斜め読みしてきた僕として、結果的にはあんまり腑に落ちなかった。

ananの小娘の座談会程度の掘り下げでは、理解はできるけど共感には至らないのが本音なのです。

論じるには歴史的な引用を駆使してあらゆる方向から捉え、視点は常に俯瞰でなければならない、それは僕の持論であります。


本書は、同じくゲイが描く客観的、論理的な女性論として(同族意識もありますが)膝を打ちました。なるほど、そういう仕組みなのか!と。



女性の写真を大量に撮影してきた筆者の独自の体験、感性が盛り込まれた珠玉の一冊。

そして僕と同様に、筆者の原稿用紙の上にも女性への無限の憧れと夢が、見るも鮮やかに拡がっています。



当事者である女性に、女性に振り回される男性にも、そしてその側を生きるゲイの皆さんにもオススメです。



ウーマン 下村一喜
集英社より1,400円+税






レトロなエレベーターボタン




過去にも書いておりますが僕はレトロな押しボタンが大好きです。



特にエレベーター。無類のレトロエレベーター好きとしては三越や高島屋はもちろん、イタリアやロンドンのホテルの古いエレベーターは、旅のメインでもあります。


僕も、いつかはエレベーターのスイッチを手に入れて、お店に取り付けたいななんて考えていました。


理想は、店の真ん中にエレベーターが鎮座してましてですね、人が上がってくるたびにガッチャンガッチャンチーン、と音がなって、、、。



それは無理だけど、せめてボタンくらいは欲しい。



とはいえ、なかなか売っていないのです。開店以来ずっと探してますけど、ヤフオクにも骨董屋さんにもない。やっぱり海外行かないとないのか、、、。




と、そんなこと忘れていたベトナム行き前日に!!!



銀座のアンティークモールにて、3万円で売ってたの!!





どうにかこうにか値切って1割引き。持って帰って配線してみる。





エレベーターのスイッチだから、二個のボタンが対になって操作できないと面白くない。上が電気シェード、下がブザーとかでは面白くない。



幸い、僕のお店にはカーテンレールがあるので昇りと下り、辻褄が合う。



先ずはカーテンに繋いでみる。






柔らかい押し心地、真鍮の渋い艶。ああ、堪りません、、、、。



さらに改良して、新たに導入した2本目のカーテンレール、気球のスイッチに繋いでみる。



もうね、難しいんですよ。ネットで配線図を手に入れ、見よう見まねでなんとかやってみる。昔失敗してショートさせ、回路を焼き切ったことがあり(部品は廃棄)、軽いトラウマになってます。





最近こーいうの読めるようになってきた^_^





爆弾処理班の気持ちで繋ぐと、難なく動いてくれた。あとはこれを壁に埋め込むだけ。



スイッチパネル、ここしかないでしょ。





入口にあるインターホンに繋がってる白い電話が元々嫌いだったのでどかしてここに付ける。サイズも全く同じ!!



が、回路の機械部分が邪魔で中に納められない。これは周りを底上げして、出っ張った構造にしないといけない。



8時間くらい作業しても上手く行かない。底上げ部分の部品が圧倒的に足りないのです。



諦めて帰ろっ、とタバコに火をつけたその瞬間





あんさん、これやがな!!




そこからは早い。回復できるようにネジ止めを裏側とか内側の最小限に留めて、壁に固定してみた。





きゃー!飛び出てるけど、可愛いじゃん。これはこれでアリかと。



インターホンを端に取り付けて、っと。






完成です!!




ゴミゴミしてますけど、夜は雰囲気でます。




夜はこんな感じです








基地外博士のアジトみたいな良い感じです(笑)



改装、また続きます。もう少ししましたらこんな自己満足ではなく、お客さん側から見てもっと役に立つ手直しが入ります。


こちらは僕では無理なのでプロの手に。



お楽しみに!







ホイアン食い意地編



ベトナムは魅力的な街です。時系列で書くととても追いきれないので、カテゴリー別にしてみます。


とはいえ、食うか買う以外に他に何もしてないので、そもそもそんなに書くこともないんですけどね(笑)



アジアの食堂は昨日堪能したので今夜は屋台と参ります。

このブログにもよく書きますが、とにかく屋台が大好きなんです。小さなキッチンが動くなんて、なんて素敵なんだろうか。夢のようです。


2日目のディナーを丸々賭け、屋台メシ限定で食えるだけ食ってみました。





*ツイスターソーセージ



日本のフランクフルトとは違い、ツイスト状にカットされているのを揚げています。


油のチェックはマストだそう。褐色の古い油を使ってる所も多いそうなのでご注意をとのこと。


カットして揚げる事によりクリスピー感がアップ。150円。




後でリピートしました。(笑)



*生春巻き。上の写真の屋台のを追加オーダー。ナンプラーとチリソースにて、ぺろっと頂きました。こちらも150円くらい。


たいていのフードは一つ150円前後くらいでした。これでも外国人向け観光地価格。かなり高いものと思われます。




*海老とイカのBBQ


チリソースベースの漬けだれに漬けられた魚介。お世辞にも清潔そうとは言えない屋台から、胃がねじれそうなくらいいい匂いがしてくる。





多分バナメイエビ(?)が4尾付け。これを盛大に焼く。焼き過ぎに見えるけど文句は言わない。正直いって気温35度のこの夜、魚介食うにはかなり勇気がいる。


イカは切り刻んで提供。唐辛子を齧り、ライムを絞って口に放り込む。650円くらい。






*牛肉のレモングラス巻きBBQ


今回一番の当たりのメニュー。レモングラスの肉巻き。レモングラスは最近日本でも買えるけどこれは思いつかない。




レモングラスの香り釜肉に移って、大変美味しゅうございました。


こちらは閉店間際だったので、二本で400円くらい。



*カエルのロースト


カエルの姿焼き。初めて食べましたが鶏肉と似た癖のない味。可食部は極めて少ない。




チリソースにて頂きます。





売ってるお 姉さん自体がカエルに似ていて、しかも話しまくる。知ってる全ての日本の情報を好きな順序にジャンプしながら話す様はカエルさながら。


こちらは今回最高額の700円くらい。





多分、もう食べないと思う。



デザート編




*アイスキャンデー


どういう仕組みになってんのか、筒にジュースを入れると冷えるらしい。味はまあまあ。チューペットを甘くしたような素朴な味わい。





いろんな味がありました。僕としては、どうしてこの穴を整列させないのかが疑問です。バラバラに開いていて、これもベトナム風なのか。まあどっちでもいあけど。






*バナナクレープ


クレープにバナナを巻いて焼くというこの上ないシンプルな調理法にして、こんなに美味いのかと言いたくなるような美味しさ。





バナナの青さなのか、何か特別なソースが掛かっているのか、とにかくまた食べたくなる。






*ロールアイスクリーム


冷凍機能のある鉄板にてアイスを練り上げ、薄く凍らせてからヘラで巻き取りシガー型に仕上げるデザート。





味はまあまあ。この手の商品(原宿マリオンクレープなど)に多い、甘い業務用ソース類の印象しか残らないパターン。





*食べてないけど肉類らしき屋台。





想像するに、何らかの干し肉に甘みや醤油のような液体を塗りつけ、さらに干した様子の保存食。


五香粉と腐敗臭の間のような、異様な匂いがしていた。近くにいるのも無理かも(汗)





他にも、ベトナムには水上屋台なんてのもあるんだとか。船の上にコンロがあり、フォーやチャーハン作ってくれるらしい。





いいなぁ、いいなぁ。これ、お店でも出来んじゃね?






別にこんな事長々と書いても得はないんですけど、、、自分の忘備録とですね、プールサイドはやることないんです(笑)


滞在中の古いホテルの系列店のプールが5軒あり、無料で使えるとのこと。

優しいホテルだな、なんて思っていたんだけど実際は、寝かしておくよりはプールサイドでお酒でも飲んでほいしのではないかと。

系列ホテル、どこも空いていて心配になります。ならば微力ながら協力したいと思うのが人情。


ベトナムはお金を使わなくても楽しめる、財布に優しい街です。本気で切り詰めたら一週間1万円かからないと思いす。


インフレが常に進行しているらしく、社会主義国のお国事情はよくわからないけど、観光客にしたらラッキーな話です。





快晴のホイアン、気温は32度となっております。明日から37度だとか、、。
それにひきかえ、東京は雨のようですね。沖縄に台風来ているんだそうですが、皆さんお気をつけ下さいませ。





ベトナム、ホイアン1日目




旅行で週末に店を開けるのは2014年ぶり、かなりの罪悪感に包まれながら、ホテルの二階のベランダよりブログを書いております。





南国でリゾートがあり、独自の文化があって飯が美味くて物価が安い国、ということでベトナムにやって来ました。三年越しくらいの計画となります。

過去にはタイやバリ島などちょこちょことは行ったことのある東南アジアですが、7日も過ごすのは初めて。



ベトナム第二の都市ハノイから飛行機で2時間、ホイアンという古都に参りました。


乗り換えた飛行機は2時間遅れ。東京じゃ考えられないけど、こっちだとこんなもんらしいです。





まずダナンという街に入るんですが、LEDだらけのなんの情緒もない、好き勝手に照明を取り付けてます。言葉が悪くて申し訳ないけど民度の低い歓楽街ってこういう感じだよね。





あーあ、と先が思いやられつつタクシーを30分乗ると、何とも穏やかで懐かしい街並みに入る。

例えるなら懐かしき昭和の繁華街、てなところでしょうか。





18世紀の中国人街ってことで、あらゆる建物が中華風かフランス風にまとめられています。特徴的なのは殆どの建物に見られる黄みの強いクリーム色の外壁。





中には素晴らしい出来のもあれば、








ハリボテみたいな、すごく雑なのもあります。(笑)



でもきっと、街の人が協力し合って保存しようとしてるんでしょうね。一件だけ目立とうなんていう看板やLEDもない。みなさん枠の中で趣向を凝らしている感じ。意識高いな〜って唸ります。


ヴェネツィアやチェコの旧市街、金沢の茶屋街のような高貴で奥ゆかしい精神性、好きです。



僕が泊まったのは、クリーム色の外壁に、更に中国の伝統的な建築がミックスされたのこのホテル。





この辺りの大多数の建築には、贅沢にも中庭があり、常に風が吹き込んでいますがこのホテルは特に贅沢に作られていました。

暑い地域ならではの工夫なんでしょうかね。坪庭だわな。





二階に上がると、中庭を見下ろせるようになってます。





どこの壁もこの貫禄。舐めまわしたくなるようなこっくりとしたツヤ。





ボロくて色んな仕掛けがあり、所々フランス的だったりベトナム的だったりする、磨き込まれたこのホテルについてだけでも、書きたいことが沢山あるくらいなんですが、そうもしてられないのでこの辺りで、、。


街は提灯の洪水。そう、この街はランタンが有名なのだそう。 どこもかしこもランタンだらけです。








ランタンを眺めながら、晩飯の場所を探す。ホテルに紹介されたフランス風の建物に入ります。街一番のオシャレさと味だとのこと。





中には馬蹄型のカウンターがあり、中でも調理をしています。炒めたり盛りつけたり、ライブキッチンみたいになってます。街でも比較的垢抜けたご様子のオバハンが誇り高くテキパキ料理を作っていて、これが格好いいの!





奥に続く廊下。タイルなんか市松模様で、キュンキュンします。





生春巻きから、海老のなんとかに鯛の丸揚げやらなんやかんや食べて飲んで、だったの2000円。呆然とします。





余計なお世話なんですけど、ベトナムの平均給与は、あるサイトによると4〜5万円程だとか。単純に比較はできないけど、少なく見積もって東京で5倍の一人1万円のベトナム料理だとしたらこのクオリティかなぁという感じ。


そりゃなんでも安い訳です。とはいえ、百円ライターが50円だったり、逆にビーチサンダルは180円だったりする。一概に物価指数はあてにならない。


翌日は朝から行動です。レンタル自転車を借りて街をグルグル回る。どこを見ても絵はがきみたいなこの街、情報量が多すぎるので、自転車くらいのスピードがちょうどいいかもです。








チャリであるテーラーに向かいまして、シャツをオーダーしてみました。比較的高級店の雰囲気。






iPadにある候補から欲しい形を選ぶ。モデルは僕と全然違うけど良いのです。着ればこうなるはず。多分。





お姉さん、笑顔で採寸するもかなり雑。笑顔は素敵なんだけど、、。




明日の11時に出来上がります。どんななるかな、、。、



採寸が終わったら腹ごしらえ。観光地の中心から少し離れた市場に行きました。少しですが、地元の方の数が増えたような気がします。


実はこーいうところ、初めて来たのです。今までタイでもインドネシアでも、観光地から出たこと無かったのです。

フルーツに野菜に、魚もある。凄い量の食材が並んでます。オバハンの熱気もすごいし、飛んでるハエも凄い。


これぞアジアのキッチン!!










大興奮でそのまま市場の真ん中にある食堂街に行く。天井が高くて、教会の中みたい。





この中に整然とキッチンが並んでいて、それぞれの料理を各店舗で作って売っているんですが、ここにはやられた。


小さなキッチンに詰め込まれた調理道具で、もの凄いスピードで料理が出てくる。オーダー受けながらバンバンテイクアウトも受ける。

狭い何にもないキッチンから、まるでドラえもんのポケットの道具のように、スルスルと飛び出す料理の数々。


小さなこのキッチン、使い込まれててとにかく可愛いのです。


旅の基本、指差しオーダー。





ショーケースにも食材が並んでます。

使いやすいキッチンとショーケース好きの私。いつかこんな店がしたい。呆然と眺めるしかない。





使いやすそうなブリキの箸立てとか。なんだろか、このポケットみたいなの、小さなスプーンが入ったりするのかな。欲しい!







お料理は抜群に美味しかった。中でも海老の蒸し餃子と、お好み焼き風の料理、最高だったなぁ。

ライスペーパーに巻いて食べるんだけど、野菜がこれでもかと入っています。野菜嫌いの僕、今回はほとんど野菜の献立ばかりです。






そしてハマグリの酒蒸し。ハマグリが60個くらい入ってるよ。





残り汁にフォーを突っ込んでくれるお母さん。昔美人だったんだろうその容姿は、働きづめで少しお母ちゃん感が強くなってるけど、とても美しい。

愛想よくガッツポーズをしてくれる。

美味しい料理にビールをがぶ飲みして、一人500円。

驚きつつもトホホ、、。となる。






この飾り気のないお店は高いものなんて置いていない。質素ながらパワフルでハッピー。

たった500円のお会計なのに笑顔で全力サービスしてくれるお母さん、経済格差もあるし単純に比較はできないけど、僕の店が急にフェイクっぽく見えてしまった。


つい3日前に、トルコ製だかのナッツの容器に7万も払おうとしていた僕。(その後2万で済みましたが、危なかった)


僕はブランドモノとか高級な食事などにこそ興味はないけど、店に置くアイテムとなると人格が変わってしまう。 欲しいものは高くても絶対に手に入れたい、変なモードに入ってしまうのです。

きっと見栄を張ってるんですよね。モノの力に頼ろうとし過ぎてるのです。そりゃね、まだ自信ないんですよ、バーなんて。


それにひきかえ、素っ気ないキッチンスタジアムの飾らないお母さんを見て、なんだか恥ずかしい気持ちになってしまいました、、。










帰り道、金物屋さんを通ると、さっきのカウンターにあった箸立てを発見。



140円、、。これまた質素。

キヌギヌに置くんだけど、もう場所も決まってます。大切に使いますね、お母さん。








旅は良いですね。たまに丸裸にされたような気分になると、特に来てよかったと思います。


そして、思い出すのは遥か新宿の小さなバーの事ばかり。サービスってなんだろう。そもそも、心の豊かさってなんだろうなんて、考えております。(考え過ぎ?)



早く戻って飾らずチャキチャキ働きたい。





明日もちょろっと旅日記、書きます。







ナッツのストック容器を考える



ガラス瓶のナッツを導入して1ヶ月が経ちました。





気持ち悪い壺を介して、お客さん同士でよそい合ったり、受け渡しだったりと、自然でラフな感じがとても良いのです。



壺はベストチョイスでした。




問題はストック容器。壺には一キロも入らないので一晩に2度ほど補充しないといけない。今は耐え難きを耐え、保存容器に入れてますがこれが気に入らない。






なんか、普通じゃんね。夢がないです。


希望は 見た目がレトロで、一度に4キロくらい入って、湿気に強くて取り出しやすくて操作性が全時代的な、、。


更に可能なら、(主に僕が)触りたくて仕方がない雰囲気のモノに囲まれて働きたい。もっと欲を言えば、早く出勤したくなるくらいテンション上げて欲しいのです。


モノにはその位の力があると思う。



検索をかけるも、あんまり良いのがない。ホテルの朝食でシリアル入れるようなやつとか、有りなんだけどイマイチ重みやストーリーがない。





しかもまあまあ高い。3万くらいするよ。


検索ワードが絞り込めてないのか、こうなったら毎度のごとく思いつく限りの検索をかけて、世界の裏側まで探す。だって、ナッツ入れる入れ物なんてそうそう買い換えない、一生モンだから。



キャンディーディスペンサーとかシリアルディスペンサー、豆ディスペンサー、英語でもやってみた。




beansdispenser、の辺りで、かなり波長が合ってきた!!





ドイツのオークションより。巨大すぎてサイズが合わないのと、お値段が9万くらいと高くて断念。



こんなのも置くところないので無理。






そうそう、置けるとしたらこの隙間しかない。カウンターの右端の、、





この部分。






と、サイズも近そうなものがトルコより出ていました!!





パチンコのハンドルみたいなのを回転させるとサラサラっと出てきます。真鍮製、5キロ収納可能。





縦39、奥行き29、幅19とのこと。幅があと3センチ足りない。しかも、日本で買える輸入代行会社が一社だけで、フロリダ経由で(何故?)七万もする、、、。



こりゃ無理だ。











とはいえ、諦めたくなーい!!











この金庫みたいなのからナッツをサラサラっと出したい。そんで、涼しい顔して、あ、可愛いでしょ?とか言いたい。




まずは置くところ、作ってみよっと。




左の柱に犠牲になって頂きました。





500円貯金出来そう。幾ら入るのか考えただけでも恐ろしい。



ガラスの棚板を左に押し込んでみた。





わー、楽勝!諦めなくてよかった、、。結局、設置予定の場所の幅は20センチほど稼げました。



そして、満を辞してクリック。


高いけど、20年で割ったら何とか元が取れそう。


輸入代行会社からメールがすぐに来てですね、到着は8/15頃になる、、らしい。


うぬぬ、2ヶ月も掛かるのか、、。今時なんでそんなに時間かかるの?トルコ行って買って来た方が早そう。



暇なので調べてみたら、この会社はトルコのイズミールという街にショップがあるらしい。


イズミール、イスタンブールから飛行機で1時間。エーゲ海に面した美しい街なんだとか。







イズミールの中心地、公立病院の北側にショップがあるらしく、、、。




ってか、こんな遠くに行きたくないよ。



とにかく、輸入代行会社に高いお金を払いたくないので、このトルコのお店に下手くそな英語でメールをしてみた。「日本に住んでルヨ、アナタのディスペンサー可愛いネ、届くなら買い方教えろ」と。





店舗から買うと3万オーバーで済むらしい。ここがオッケーなら輸入代行のはキャンセルしよう。






ってか、なんでこんなに必死になってるのか、よーく考えてみた。お得意の退行催眠で思い出してみた。(呼吸数を落として、一人でたまーにやるのですが長くて気味悪いのでまた今度)




あっ、あれだ!!!実家のレトロな米びつ。コメを出したり入れたりして、いつも遊んでは母ちゃんが呆れていた。



あれがやりたかったのね、私、、、。



三つ子の魂百まで。恐ろしい。




僕も含めて、大人の欲求って多くは子供の頃の後追いしてるのかな、なんて思うのです。


子供の頃にイメージしたものがアレンジされ、美意識とかって大層な名前がついて、今も追い求めてるのではないか。



特にアートや音楽の方なんか、その傾向が強い気がします。






ならば、トルコの黄金の米びつ。是非とも手に入れたい。誰にも咎められず、盛大にザラザラやりたいところ。



手に入れて、欲求不満の子供時代の僕の供養をしてやらねば。チーン。









追記




トルコのお店から返信があり、送料込みの185ドルで通販可能、という事でした!やったね!







魅惑の都市、金沢





少し過ぎてしまいましたが、人生初めて金沢に行って参りました。



この記事は分割していないので割と長めです。ゴメンね。



周年パーティーの翌日は店に一人こもり、掃除をしまくる。これは毎年恒例の行事。気持ち悪いんだけどカウンターを撫でながら「ありかとうね」と何度も問いかけたり、帰り際にはドアにキスして帰ったります(笑)



売上が異常に良かった日も、必ずドアにキスします。誰かに見られてたらヤバいんだけど、店も生き物。おまじない的な儀式と化しております。




その翌日からは自分へのご褒美。少なくともカニを一匹は食べたいと言うわけで金沢へ。




早朝の羽田より、徹夜で降り立った小松空港を経て金沢に入りました。


朝ごはんを抜いて向かったその先は、近江町市場!!





両側にカニやらウニやらがビッシリ!!テンションはマックスでございます。





この近江町市場、アーケード街になっておるのですが、テントの色が他人とは思えない親近感。







まるで我が家に戻った時のような色合いと、市場独特の機能美に包まれたゴチャゴチャ感に既視感を覚える。



あるお店に目が止まる。魚屋さんの店先が屋台風になっていて、そこにはショーケースがあり、カニやらが詰まってます。ここにしよう!





まずは越前蟹のボイル、一杯で2,500円。そこにウニを一舟、こちらは3,000円くらいかな。


そして、ハマグリの浜焼き3個で300円!!




越前カニ。まずは味噌からぺろっと行っちゃいます。ご馳走様。





ウニもスプーンで掬ってぺろぺろ。ビールが止まりません。





隣の親子がジロジロ見てらっしゃるけど、気にしない。こっちは鶯谷の出張バーからゴールデンウィーク、周年までの2ヶ月間に対するご褒美なのだ。真剣に魚介類と向き合う。



下品だけど、カニの殻をカニ汁で洗います。隣の息子さん、気味が悪いのか、落ち着かない様子で何度もチラ見する。ごめんね、少年よ。


カニの前ではマナーなんて吹っ飛びます。しかもこちらは徹夜明けの上に深酒しているのだ。






と言うわけで、いつも通りのクオリティにてカニを平らげる。





お給仕のお母さんが、「こんなに綺麗に食べる人見たことない!みんなすごく残すのよ!!」と、柔らかく明るい金沢言葉で褒めてくださった。



僕は初めて金沢言葉というものを聞いたんだけど、柔らかくて陽気で、歴史が詰まってる感じがしてとても心地よかった。良いなぁ。金沢。初めて来たなぁ金沢。


カナザワ、と何度も呟いてみる。




僕としてはすごく不思議な街なのです。太平洋ベルトの仙台、東京、名古屋、大阪とも違う。札幌、博多はともかく、北陸に気高く鎮座する孤高の加賀百万石。


前田家は外様大名ながら、大名トップの100万石(実際には119万石)の財政を誇ったそうな。


今まで深く考えたことなかったけど、この立地と規模なら、独自の誇りの高さ、メンタリティに包まれてるに違いない。


酔った頭で金沢について考えるも、ここにいると夜まで海鮮を食い尽くしそうなので、お会計してみると、6,500円!!


毎週来たい位のお値段に驚愕。百万石くらい払う覚悟してたんだけど。





街をブラブラ歩きます。とにかく美しい街並み。電柱が少なくゴミが落ちていない。



暗渠も掘り起こされ、適度に美しく整備されてます。





旧赤線と思われる(気のせいか)街を歩いてると銭湯発見。





旅先では、たいてい到着して昼飯にご当地グルメ&飲酒、その後散歩してから銭湯、がセットになっております。



酒を抜くためにも一風呂入らせて頂きましたが、湯船のガラスの向こうに植え込みが広がり、温室のような美しく銭湯でした。写真撮れないのが残念。






お次は金沢兼六園。ここは外せません。





もっと平らな公園状のお庭かと思いきや、かなりの急勾配。坂を上ったり降りたり、中々の高低差でした。



頂上に、有名な池が複数広がります。






古い茶室が点在したこのお庭は、とても居心地が良かったです。ただし観光客が多すぎ。今度は早朝に来ようっと。




兼六園から金沢城を抜け、駅の方向に向かって歩きます。お目当が有りました。


昭和初期の三田商店、という古いビルの中にカフェがあります。全国レトロファンには有名なこの建築、中に入れるケースはカフェでもない限り難しいのです。是非とも見て見たかった。





カワイイ!!




突き出したバルコニーの作りとかたまらん。





煉瓦積みの外壁にテラコッタで装飾された入り口部分。大好物の様式です。



東京の江東区、佐賀にある村林ビルと似ています



もしも神様が願いを叶えてくれるなら、この二つとも欲しい。新宿に移築して、一つは予備に(笑)




ドキドキしながら中に入る。






あれ、、、(汗)テレビ付いてて、なんかあんまり、、。新聞や荷物が積んである。横のステンドグラスが可哀想じゃんかよ。



個人的な好みの話ですけど、割と気取った内装のクセに、見えるところにダンボールとか積んである店が凄く苦手です。


多少なりとも夢を見に来ているお客さんに、どんな事情があろうと荷物は見せちゃいけないと思うのです。詰めが甘い。



超レトロな、老夫婦の営む食堂なんかは別ですよ。気取るならしっかり気取る、汚いならとことん汚い(笑)、どっちかにしてよ!





まあいいや、とお店を後にしました。階段なんか素敵なのになぁ、、。





お、人が住んでいる様子。いいな。僕も一部屋貸して欲しい。






道を歩いてると、加賀藩ご用達と思われる商店が軒を連ねる一角に。



きっと、昔は大店だったんでしょうか。どこも黒光りして、見るからにツヤツヤしてます。


中の匂い嗅ぎたい。







なんて思いながらガラス越しに中を覗いていると、奥さんが出てこられた。あら、ご旅行?なんて話しているうちにお茶どうぞ、と。



酒臭さを誤魔化すためにフリスクを17粒位喰らい、お邪魔する。



すごーくダイジェストで身の上話をお話ししているうちに奥にピアノあるのよ、と中に連れていかれ、一曲弾かせていただきました。(笑)




集まる近所の皆様。





なんだか色々ご馳走になってしまいました。



このウルルン滞在記のような展開は何だろうか。早くも金沢、好きです。




そろそろホテルにチェックインしなきゃいけないので後ろ髪を引かれながら素敵なサロンを後にする。このまま居たら翌日の朝ごはんまでご馳走して下さりかねないご親切な旧家の皆様。



寅さんだったら泊まるんだろうなぁ。僕はまだ無理でした。




そして目的のホテルに。今夜は日航金沢さんにお世話になります。





あんまり詳しく言えないのですが、ここのすごく偉い方と懇意にさせて頂いており、ちょっと遊びに来い!との嬉しいお誘いを頂いたのでした。





時間外のバーにてシャンパンを頂きます。向こうには兼六園と金沢城が見える。



と、、、ありゃりゃ、またかよ。





完全にピアノ芸者です。丁寧にミスティを弾かせていただきました。僕は頼まれたらどこでも弾きます。



ピアノ弾く人って二手に分かれると思います。ウォーミングアップしてないから勘弁して!っていう人と、ピアノを見たら触りたくなるタイプと。僕は完全に後者ですね。


車が好きな人と話をしていて、ハンドルやアクセルがどんな反応なのか、エンジン音はどうなのか、と無性に気になり、運転したくなるそう。それと似てますね。



この時点でかなりベロベロなんだけど、部屋に戻り、ホテル内の寿司屋に向かう準備をする。またしても一人です。



ビルの中なのに、向うに庭園があって新緑が清々しい。あー、ガラス越しの緑、なんでこんなに僕を狂わせるのか。




高級な寿司屋なんて数年ぶりです。本当にケチなので、普段はチェーン店のや回転寿司で充分なのです。



先客は老夫婦。大きな声で健康法を話してらっしゃる。千葉からいらした、かなり裕福そうなご夫婦の様子。




カウンターあるあるで、少し釣られて笑いつつも会話に入らない、聞いてますよ感を前面に出した空気感。


とはいえ、お顔を見たりはしない。この感じ、割と好きなんですけど。





黙々と平らげる僕をよそに、ご夫婦が体験された戦前のお話になる。戦前のサイパンで生まれ、奇跡的にバンザイクリフの玉砕を免れて孤児として帰国し、聞くにも涙の東芝の工場勤務を経て会社を起こされ、今の成功に至るんだとか。


サイパンの辺りでちょっともらい泣き。その後はご夫婦と全力で語ってしまいました。謙虚で上品なお年寄り、大好きです。



うーん、いつもよりかなり旅先らしい展開。やっぱ金沢好きかも。



あんまり写真撮るの好きじゃないんだけど、この蒸し寿司は美味しかったです。






その夜、例のお知り合いと飲みに市街に繰り出す。この辺りは割愛しますが、素敵な方が沢山でした。






翌朝は日航金沢名物の朝ごはん。トリップアドバイザー全国2位の実力は素晴らしい。本気で美味しいのです。






しっかり頂いて、飛行機にて金沢を後にしました。




余計な考察を挟む余地もなく、一つ言えるのは金沢は民度の高い市民が誇り高く生活なさってる街だということ。



街並みの美しさ、人の持つ格というか、優しいながらも毅然となさってる感じが、京都出身の僕には不思議と親近感を感じました。



京都ついでに言えば、全国の方が京都に来る理由がやっと分かった気がするのです。


僕は京都はただの実家の土地というイメージでしかないのだけれど、金沢に来て、あまり知らない古い日本の街の空気に包まれる快感を知りました。


懐かしさと、おもてなしと、歴史と、普遍の情緒のようなものがとても心地よかったです。



いやー、深かった、濃かった一泊2日でした。




また行きたい、なんて言ってる一週間後にはベトナムです。


遊んでばっかりで申し訳ないですが、今年はしっかり遊ばせて貰います。すみません。










6月のシフト



はやいものでもう六月。ジメジメして参りました東京地方。

爽やかに乗り切りましょう!




まず、僕は6/15-21までベトナムに参ります。(旅行ばっかすみません。今年は行くと決めたので、、)

その間の金土曜日、つまり15.16日は、スタッフさんのみで開けて頂きます。メニューは限定メニューとなります。マティーニやモヒートなどはお休みとさせて頂きます。ご理解賜りますようよろしくお願い致します。


新人みのるくんは今後数回のみの勤務となります。今後独立なさるとの事で、僕の押し売りでノウハウなどをお教えするために入って頂くことになりました。(笑)

新人ならではのフレッシュな感じをお楽しみくださいませ。



1金 ケンジ
2土 ケンジ
8金 あも
9土 ケンジ
14木 晋輔のみ
15金 21:00〜26:00まで、タケ&あも(晋輔抜き)
16土 21:00〜26:00まで、タケ&いのくん(晋輔抜き)
21木 営業再開 晋輔のみ
22金 タケ
23土 みのるくん(新人、期間限定)
29金 いのくん
30土 みのるくん(新人、期間限定)





その他開店時間の変更や、当日お休みする場合は必ずこのブログにアップします。


お手数をおかけしますが、不穏な予感を感じたらまずブログを、こちらをご覧になってからのご来店をお勧めします。


では、どうぞよろしくお願い致します!




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