手元灯を配線する
またDIYネタ。
僕が立つカウンター、センターの辺り。
ここは灯りが何もないのです。普段、お酒作る時、割と真っ暗。(慣れたけど)
ちょっとした作業をする時。例えば領収書とかクレジット関係とか、細かな盛り付けとか、今あるスポットライトでは明るすぎて、お客さんがビックリしてしまう。
もう少し普段使いの、飛行機にある読書ライトみたいな狭角でほの明るいの、有ったら嬉しいなーと。
先日、たまたまネットで帝国ホテルのメインバーの写真を見たんだけど、そこに素敵なアイデアが!
カウンターの白い丸、これはスポットライトなんですよね。しかも奥まで、ずーっと並んでる。照明に幾らかかったのか、、というよりこんな長い木材、どこから運んで来たのか。
いつかこんな風に前カウンターを必要な時にだけ照らせたらいいなぁ、なんて思ってました。
店内暗いままで手元は明るい。そんなささやかな便利さには安くないお金がかかる。周りを暗いままにするには照射角を狭めないといけなく、ユニバーサルダウンライト、という種類の照明が必要で、絞りとかレンズなんかが付いてたりして、まあまあ高い。そこへ来て天井配線はまた高い。(汗)
ともかく、僕の作業用に一つだけ取り付けたい。
でも、今回はタダです!既にこのライトいっこ持ってるもんねー。
エレベーター降りたところの天井に、電球切れたままずーっと放ったらかしにしてたこのライト。これがそれらしいのです。
引きずり出してみました。
オーデリック社の凸レンズと絞りまで付いたこのライト、調べたら3万近くする。前のオーナーさん、これから大切に使いますね。
各パーツを確認する。築27年のこのビル、このライトも当時のもの。
球切れか、と思いきや電球を触ったら点いた。恐るべしハロゲンライト。でも安全のため取り替えましょうかね。
こんな電球使ってます。
近所の何でも売ってる謎の電気屋に行って、この電球二個と二芯ケーブル20メートルを買って帰る。
そして、天井の鉄骨確認。障害物がないか確認しないと後でつっかえちゃいます。
今度は天井石膏ボードの支柱の位置を確認。ズボズボやって、支柱の入ってない所をおおよそ確認する。
大体、こーいうのは賭けるしかないのです。もうね、解んないもの。
丸描いて〜
気合を入れてゴリゴリ行く。
よっしゃ!貫通。ワカサギ釣れそうです。
まあ、カウンターの上はこうなる訳で、、。
と、、そのタイミングで打ち合わせが入る。そして郵便局にイラストを発送しに行く。世間様は三連休明けでしたが、僕はやっとのお休み、1日だけどしっかり働いてます。ブラックでもいい。
でですね、作業に戻る。毎度のメジャー作戦。巻尺を突っ込んで、希望の位置に到達したらケーブルを結んで引っ張る、というもの。
天井裏ったって業務用ですからハイジの家のようにはいかない。エアコンとか換気扇とかダクトとか断熱材とか、ありとあらゆるものが詰め込まれてます。
避けながら通すんですけど、段々楽しくなる♪
ケーブルが通ったら今度は壁、という具合にブロック別に4回もやる。
また結んで、
繰り返すのみ!!
天井裏から壁の中、カウンターの裏を通って配線します。ケーブルは一切見せたくないんです。
段々とね、鼻からうどんを通す人とか、蛇を出し入れする人の気持ちになります。何でワタシこんなことやってんだろって。
たまにコードが見えるところにむき出しで雑然とした感じの飲食店を見かけますが、ちょっと束ねて隠せばいいのに、なんて思ってしまいます。そんなの見えてるのに何だかつまんねーウンチク語られても、ねぇ(´・_・`)
とはいえウチも遅刻するし、あまり人のことは言えないか。すんません。
よその店の事は置いておいて、スイッチを付けて完成。仮のスイッチを取り敢えず手元に。
無事に通電しました!アイコスで喜びの一服。
明るめだとこんなもんですがね、
暗いと効果的です。もうちょい光量欲しい所だけど、様子見てみてですね。
これを灯してマティーニ作ろう。格好いいな。
お会計も領収書も、クレジットの何やかんやも、もうペンライト咥えなくて済む。
「お菓子の差し入れ頂きました!」とか、イラストのライブペイントとか手品とかも(誰?)更に効果的に!
機嫌よく片付けて、帰り際に気づいた。
玄関の穴をどうやって塞ごうか、、、。
人を呪えば穴2つ。また後日。