11月のシフト




早いものでもう11月ですって、奥さん。


と言うことはクリスマスケーキ、おせちの予約とか始まってしまうではないですか、、。下手したら恵方巻きの予約すら始まりそうな昨今の前倒し感。

キヌギヌも前のめりに倒れないよう気を付けて頑張ります。


倒れないためにはステキなスタッフさん達。お好みの日を目指してお越しくださいませ。ご確認はこちら、、。



月曜定休、20時オープンです。
平日 20〜26時まで
金土 20〜27時まで
日曜 20〜24時までとなります。


今夜はあいつ、開けてるか怪しいな、嫌な予感がする!という場合はお手数ですがこちらのブログをご覧ください。遅刻などイレギュラーな動きの時は当日19時までに変更をアップしております(運動会の雨天の連絡的なやつです)


2(金)あも
3(土)ケンイチくん(最古参)
9(金)あも
10(土)ケンジ
16(金)タケ
17(土)タケ
20(火)前日月曜と合わせてお休みとなります
22(木)いの
23(金)ケンジ
24(土)あも
30(金)あも



どうぞよろしくお願いします。




新宿「性なる街」の歴史地理






このブログに度々登場します三橋順子先生。明治大学など複数の大学の講師でもあり、トランスジェンダーであられ、性社会、文化史研究家であられます。


彼女のブログは僕の「お気に入りリスト」の上から2番目にあります。(1番上は酒屋の発注サイト)


そしてこのブログ、毎日欠かさずチェックしております。

膨大な知識と、ブレることのないリベラルな論調の持ち主である先生の守備範囲は唖然とするほど広く、ご専門の性社会学や昨今のLGBT動向はもちろん、政治、時事問題、各選挙の票読み、日常のちょっとした事柄からサッカーの試合予測から戦前にかけての着物の染色手法「銘仙」について、地震の翌日のプレート解説まで、多岐に渡ります。



僕はこのブログを密かに「三橋曼荼羅」と呼んでおります。「平成の南方熊楠」とも。


数冊の著書を経て、僕の最も関心のある新宿の歓楽街を読み解いた著作がこのたび出版されました!!



新宿「性なる街」の歴史地理

三橋順子著 朝日新聞出版より1700円






この著書は、歓楽街、酒場、ソープランド、ゲイタウン、女装者コミュニティ、そんな店が混在する新宿にクローズアップしています。

江戸時代の宿場町から戦前の遊郭、戦後の赤線を経て世界有数のゲイタウンの誕生までの変遷を描いています。そこに伴うゴールデン街、千鳥街、緑園街といった飲屋街も登場します。


昭和33年に施行された売春防止法。それまで政府黙認の元、営まれていた全国各所の赤線地帯が一斉廃止になりました。

急な法律の施行に戸惑う当事者やお客さん。それもその筈、ある夜を境に街が1つ消える訳ですから。


僕にとってはその辺りの成り行きが堪らないのです。


そもそも、売春街という超特殊なエリアが、ドラマ性をより際立たせております。こんなに素直で人間臭い街が他にあるだろうか。


1つのアクションによって、その後の流れがどんどん変わる。誰も予測しなかった別の潮流が生まれたりもする。

歴史を遡って眺めるのは本当に面白いです。将棋の手の解説を逆から読むようでもあり、それこそ戦争の戦略を逆さから紐解くのにも似ている。
うちの親父が日露戦争から大平洋戦争にかけての本を膨大に読んでいて、何が面白いのかと気味が悪かったのだけれど、それと似ているかも知れない。

歴史を上流から下流から紐解く、それは人間ドラマそのものではないでしょうか。





三橋曼荼羅は膨大な資料から、この著者に見事に再現されております。


棺桶に入れて欲しい一冊!





前置きが長くなりましたが、本書はとにかく濃密な内容となっております。


膨大な図録と写真、地図を駆使して考察を重ね、今まで明らかになっていなかった細部を見ることが出来ました。


地図ひとつ取っても「東京都縮尺2500分の1地形図」「火災保険特殊地図」「特集誌より引用の店舗図」などを使い分けられ、特集号などにありがちな「この辺りに昭和末期まで存在した」、、というような曖昧な表現は排除されています。

筆者の筆圧の高さと細やかさに圧倒され、読むにつれて当時の新宿を歩いているかのような錯覚に陥ります。

遥か新宿駅、伊勢丹を背にして世界堂へと差し掛かると向こうにネオンの光が見える。都電通りを渡って寿司屋の手前を左に曲がると香水の香りとともに、客引きのお姐さんの手招き。
「お兄さーん、寄ってかない?」

こんな感じでしょうか。






はあ、、、一度行ってみたかった。



赤線地帯の研究の他にも、飲食店街として僕の移転前の営業場所であった新宿千鳥街に関しての研究も掲載されております。


赤線跡の二丁目、青線跡のゴールデン街、ドヤ街跡の流れを組む緑園街や千鳥街。その中でも千鳥街は特殊な道を辿ります。


新宿通り沿いにある画材屋「世界堂」近くに拡がっていた飲屋街が、区画整理のために新宿二丁目の真ん中に一斉移転させられ「新千鳥街」と名称変更する経緯です。

飲み屋がごっそり代替え地に移転なんてあまり聞いたことがないのですが、、、。そこにも面白い話が沢山登場します。


そして、文章の中には僕の店の名前も登場します。(笑)




***



、、、そのことをブログに書いたら、今は亡き新宿「千鳥街」の名残のこのビルにあった会員制バーキヌギヌのオーナーさんからコメントをいただき、いろいろ情報交換をするこもができた。

「千鳥街」なんて誰も興味をもっていないだろうと思い込んでいたので、同じ関心を持っている方がいることを知って、とてもうれしかったし、何より勇気付けられた。


「キヌギヌ」は2015年10月に新宿五丁目に移転したが、いつか二人でタイムマシンに乗って「千鳥街」でデートしたいと思っている。



***






キャー!!嬉しいっす!!僕だって千鳥街に関心のある人なんているとは思ってませんでした。


それが、毎日読んでいるファンのブログのしかも著者に、活字で店名が載るだなんて。

山手の「ドルフィン」という店名がユーミンの名曲に永遠に刻まれる、それに等しい感動があります。本当にありがとうございます。





さてさて、昨日のブログにも書きました志村けんさんのコント「ひとみちゃん」との関連について。


これに関しては少し僕の独自考察も交えて書きたいと思います。





志村けんのひとみ婆さんのモデルはかつて二丁目赤線のママだった!?



1958年内外タイムスより赤線時代の「サロンひとみ」





1962年、売春防止法により「寿司ひとみ」となり、フジテレビが近かった事から放送、出版関係者の溜まり場となる。タモリが赤塚不二雄に詠んだ弔辞にも「毎日、新宿のひとみ寿司という所で夕方から集まっては、深夜までどんちゃん騒ぎをし、、」とあります。


ここまでは著書に描かれておりますが、時代は下り志村けんさん。この方もひとみ寿司のお客さんでありました。

ひとみ寿司で働く声の震えたバァさんが余りにも面白いのでコントにしようと河田町から床山さんを連れて行き、同じ髪型のカツラを発注したそうです。(キヌギヌのお客さん談)

つまり、志村けんさんの演じるひとみ婆さんは、赤線時代のサロンの経営者だった訳ですね。


故人のプライバシーを暴くのはいい気分がしないのですが、お店の屋号と、志村けんさんが実名で使用なさっているところを見ると、間違いなさそうです。


在りし日の「居酒屋ひとみ」2006年閉店。





こちらは現在。少し前までパン屋のドミニクサブロンが入っていました。





赤線のネオンから大騒ぎの文化サロンへと業態を変えながらも同じ場所から時代を見守ったひとみ婆さん。ご近所だけに一度会ってみたかった、、。

所ジョージさんや、山下洋輔さん、研ナオコさんもこの店の常連だったそうです。


赤塚不二夫さんやタモリさんのグループに至っては、寿司ではなく冷やしキャベツを食べていたそう。それが寿司屋に対するギャグだったらしいんだけど、板前さんにしたら堪らないだろうな。




ともあれ、赤線廃止から派生して数百件のバーを要するゲイタウンが形成された過程や、反対に赤線時代のマダムが土地に残って飲食店を続けた逸話まで盛りだくさん。力強く生きた名もない女性たちが綴る、 秋の読書に最適な一冊。タイムマシンに乗ったような臨場感溢れる作品です。


全力でおススメ致します。




夜になると元気になる




遅刻してすんませんでした、、。早く行く予定が、二度寝してしまいました、、、、。


9時からオープンと言いつつも、タクシー飛び乗って、8時半にはオープン出来ました。明日からまたキチンと早く入って準備しようっと。


今日も忙しくさせて頂きました。どういうものか、人が人を呼んでいるとでも言うのか、メチャクチャ忙しくさせて頂いてます。有難や。


そして、夜になると元気になります。

その日使いにくかったところを洗い出しては工具箱を開ける。


最近また工事ブームがやって来ました。


まずはお月さま。今までは乾電池式でして、エネループなのでいいようなものの2日か3日に一度取り替えておりました。




もうね、その煩わしいこと。少なくとも年間100回は取り替えてました。


はっ、と上を見上げると、使っていない照明があったではないか。これをくり抜いて電源を取り、月に繋ぐ。





くり抜いたのはこちら。いずれピアノの上の天井辺りに付けて、楽譜ライトとしてリサイクルしよう。





こんなに明るくなりました!





今後は乾電池交換から解放されます。ああ、嬉しい。



ついでに、ヴァイオリンの所に照明を当てる。


ここなんですが、普段は真っ暗なんですよね。ずーっと、ずーっと気になってました。




こちらも、同じ天井のスポットを外して角度をつけて。そう、同じスイッチで、2つの照明が点灯するのです!!(写真使い回し)





こちらは見てのお楽しみ。多分誰も気付かないレベルで、ヴァイオリンとヴィオラがほんのり照らされてます。


月とヴァイオリンの電源スイッチはこにら。今まで使ってなかった、無駄な天井照明のスイッチ。





あー、嬉しい。スイッチを1つパチンって入れるだけで、ヴァイオリンが照らされ、月は輝く。

工事ったって僅かな作業だし、それに引き返え得られる楽チンさは言うまでもない。

これだからDIYはやめられん。



一昨日にはまた別の場所にスイッチを2つ増設しました。写真撮り忘れてるので割愛しますが、1番大きなスポットライトの出先スイッチです。

これでほぼ、センターから動かずに12箇所くらいのスイッチを操作できるようにしました。


例の音源スイッチとカーテンとを組み合わせるとちょっとした劇場のような演出が出来るようになりました。






全く動かずに色んな動きが出来る。ここで手を緩めず、もっとスイッチを最適化して、釜じいのようになりたい。





釜じい、格好いいよなぁ。なんせよく働いてるんだもん。


今日の工事は0円でした。よしよし。


明日は書籍の紹介です。なんと文章中に、キヌギヌの店名も出てきます。


朝日新聞出発より、新宿 性なる街の歴史地理、です。三橋純子先生の最新著作です。





二丁目の赤線と志村けんさんのコントに出てくる瞳婆さん。

これが一本の線で繋がります。本書の写真とキヌギヌでの聞き取りが変な形で結びつきました(笑)





詳しい内容はまた明日。






遅刻を防ぐには、、、




半月くらい前、遅刻癖が付いてしまい大変でした。今は収まりました。しばらく大丈夫そう。


というのも、寝る時間が正午前くらいにずれ込んでおり、どうやっても治らないのがその原因でした。

若い頃は一晩徹夜して直せたもんですが、今ではすぐに元に戻ってしまいます。


でですね、やはりこれは良くない、と言うことで自分に責務を課しました。


予定を入れちゃう、それが一番。というわけで、お店に3時間前に入ります。ヤバければ昼寝すればいいという保険もあります。


まずは丸い氷を削る。これはまだ途中です!





毎日ではないのですが、一回に20個くらい、好きな音楽を聴きながらたっぷり1時間くらいかけて削ります。

冷凍室にぴったりの米びつにて保管。





氷を冷凍室にそのまま入れると霜が付くので袋なり入れ物になり入れますが、ケースの方が持ち上げも楽だし小窓が付いてて便利です。

でも、ちょっと棺桶っぽい、、。



「お顔、、、見てやって下さい、、、」





そして、お掃除もしっかり。トイレも歯ブラシでゴシゴシ、掃除機をかけて、水周りもきっちりやってます。


時間が余ったらパソコンいじり。家のパソコンを持ってきてしまいました。だって一年くらい開いてなかったんですもの。(笑)





あのスイッチの波形を整えたり、なんやかんやできます。最近ではそれぞれのトラックの頭の空白やボリュームも個別にいじる始末。





さらに、さらに時間が余ったらピアノの練習。





ショパンの即興曲1番という中級から上級にかけての可愛らしい一曲。


人生が終わる前に弾けたらいいな、のリストに入っている曲で、クリスマスまでには仕上げたいと思ってます。



ショパン 即興曲1番


こんなん華麗に弾けたらかっこいいわな〜(´・_・`)


弾けるようになったら楽器屋のピアノ売り場に弾きに行こうっと。(小学生並みのポテンシャル)


練習の後はまたしてもアイコスで一服。


ピアノの上にスタンド型のアイコス充電器をドリルで固定しました。タバコ部分もグラスに立てて、機関銃並みの速さで充電可能。






早めに出勤して最適な環境に整える。この当たり前のことがとても気持ちいいんです。

思いつきの工事やなんかでは回避する理由が多すぎで僕にはダメですね。しっかりルーティンを構築して、行かないと丸い氷が出せない、とかって風にしないと動けない。

顔のむくみも取れて、清潔な店内。最高じゃんかよ。


中でもピアノは完全にハマっております。早く行って昨日の苦手なところを克服したい、そんな事思いながらチャリを漕ぐ毎日です。


ダブルフラット、とか考えながらさらっていると、若き日の自分に戻っているような爽快感もあり。やっぱ趣味って大切だな。

しばらくはこの調子で。





そうそう、お知らせがあります。今夜放送のTBSテレビ、A-studioという番組、鶴瓶さんの司会でゲストは草刈民代さんなのですが、僕の店がチラッと映ります。



鶴瓶師匠、実際にお店に来て取材してくださいました。2時間半、ずっと笑っておりました。本当にテレビのままのあの雰囲気。





ご興味ある方は是非とも!





ポン出し音源リニューアルの巻




何とですね、一昨日で五丁目に移転してから丸3年が経ちました。


早いもので、、と言いたい所なんだけど、そうでもなかった。かなり長く、馴染めない日々が続いたせいか割と長く感じたかも。



例えばiPhone。ウッカリ落として、バックアップさえ取ってなくって、買い直した新品に一からお気に入りとかパスワードとかを入れていくような、孤独な作業。


「あんなに使いやすかったのにどうして!」「早く元の調子に戻りたい」などと、20万回くらい呟いてはため息ついておりました。



三年経ちますとなるほど、時間薬というのかあんまり昔を思い出さなくなります。


むしろ、ここに書くまでその事を忘れてたっていう始末。転校も大失恋も、何だって時間薬は有効ですねぇ。




三年経つとですね、いろんな箇所がどんどん壊れてきます。僕の感触だと三年が1つのスパンかもです。あらゆるものが三年にして悲鳴をあげてくる。



前にこんな機材を総額五万くらいで用意して使っておりました。





シリコンパッドを押すと音源が出るというもの。しかしこれが使いにくいのなんの。大きいし、毎回開始時に読み込ませないといけなきし、タッチの反応悪いし。



ついに壊れてしまいました。読み込まなくなりました。



代わりのもの、、と探してたんだけど、プロユースだと何とも高額。



必要かと言われれば全然必要じゃない。けど、ちょっとしたギャグをやるには僕はシャイ過ぎるので、道具に頼りたい所。それもたまになので、こんな立派なのでなくて良い。



探してると、メモリースティックに入れた音をテンキーで呼び出すというハードが売ってたので、買ってみる。




ここにテンキーを繋いで





曲を流したい時は「数字+Enter」というコマンドを入れると呼び出せる仕組み。つまり、メモリースティックに入りさえすれば、40524曲目、でもちゃんと呼び出せるらしい。



でも、、煩わしい上に数字覚えきれないじゃんσ(^_^;)



というわけでテンキーを探してると、コマンドを割り当てて自分の好きな配置にできるというテンキーを発見!



即買い。





何て素敵なんでしょう。これを横向きに使うことにする。



まずは担当キーを決めましょ。ああ、この辺りの作業、楽しいんです。




前のパッドが一度に8種類しか入らなかったので(切り替えると数チャンネル入るんだけど、その作業に4分程かかるので意味なし)今回は21種類。これは助かる。



メモリースティックにバンバン入れてく。iPhoneから入れたり、フリー音源落としたりしたのの拡張子を、WAVに変換していく。



YouTubeで落とした違法関係のも違法変換ソフトで拡張子を揃える。





なんだかんだやるけど、そんなに得意ではない。常に検索しながら、覚えては忘れる。


また今度やる時もまた覚えながらなんだろうな、、。いつも虚しい。



そんで、キーキャップを外してタグ入れていく。残念ながら僕はプリンター持ってないので、誘拐犯方式を採用。



美輪明宏さんの曲であれば、雑誌をざーっと読んで、





このようにして






こうなる訳ですが、





こんな事してたらいつ迄経っても終んない!!





キーの幅が12ミリって、かなり制約あります。色も入れたいのに、本当に脅迫状になっちゃう。






そこで、自分で色紙に手書きにする事に。





僕は人よりも文字や内容で覚えられないという自覚があるので、 お店や家の鍵とかに、そもそも色を付けて認識するようにしてます。



経理の書類ファイルとかキーホルダー、可能な限り色を付けます。名前や番号なんかじゃ全然頭に入らないのです。


僕のイメージなんですが、吉本新喜劇は黄色。子供の声は黄緑色。もののけ姫はブルーでドラムロールはオレンジ、みたいなイメージが浮かびます。



そのままヒモ付けると、あら不思議。吉本新喜劇は何処だ?と探す前に勝手に黄色に手が伸びてる。


今回もこの手で行こう!





そんなこんなで、21音色搭載されたポン出しキーボード、出来上がりました。遠目で見たらインチキiPhoneのような仕上がり。



常々思ってたんですがスマホのタッチパネル、便利なんだけど押した感覚がないんで楽しくないんですよ。僕的にはこういう押し込みの抵抗がないと、どうも不安なのですが、、。



キーボード、もっと増設しようかなと、、。このテンキー二台にして42キー。


って、調べてたらこんなキーボードあるんですね。こちらは92キー。好きな位置にプログラム可能だそう。





段々キーボード熱が上がったので、込み入ったキーボード画像を調べてたらついに究極のキーボードを発見!!


右手専用ですって。欲しいかも!!





こんなのあったら格好いいよなー。音源どころか、色々制御出来そう(*´∇`*)



今日の工作はポン出し10,000円、テンキー4,000円、メモリースティック1,000円で、締めて15,000円でした。


前回より安くて省スペースとなりました。イェイ!





次は何を作ろうかなっと。






10月のシフト




遅くなりましたが10月のシフトです。ご参考になさって下さい。



10月

5(金)ケンジ
6(土)タケ
7(日)いの
8(月)営業致します
9(火)振替定休日
12(金)タケ
13(土)あも
19(金)タケ
20(土)あも
26(金)ケンジ
27(土)ケンジ



開店時間問題ですが、当面20時で頑張ろうと思います。

が、遅刻する場合は19:20頃までにブログを上げます。ご参考になさって下さいませ!


営業時間か、定休日かのどちらかを見直す予定でおります。また決まりましたらご報告致します。



チェックアウト直前のホテルにて、このブログを書いております。

旅に来たといっても請求書作ったり、改装プランやり取りしたり、結局は店の事ばっかりです。いや、旅に来るのと同じくらいお店は楽しい。


台湾で小籠包食いながら新宿の店を想う。なんて贅沢なんだろか!!

また来ます、台湾。




台湾旅行記 食い意地編





食べて歩いて、また食べながら次に食べるものを調べ、ゲップしてはまた食べ、、、。


だって台湾ですもの。一人ですもの。

帰ったら節食します。それまでは取り敢えず食えるだけ食う。


時系列で行くと拾いきれないので、コンテンツ別にまとめてみます!







*ベーシックな小籠包を3店舗比較!


鼎泰豊 三越支店



台湾グルメの帝王、言わずと知れた鼎泰豊さま。本店はすごい並ぶらしいので、ホテルの向かいのお店にお邪魔しました。





さすがは鼎泰豊、作り置きしないという誇りの元、皮の厚みを極限まで薄く作り、ヒダの数も最多の18枚だとか。羽毛のような口当たりに濃厚な旨味。



能書きは置いておいて本当に美味しい。贅沢なスープの味ったら比較がないんだけれども、決してくどくはないので何個でもいけちゃう。

一粒あたり81.6円という台湾随一の高級小籠包。

洗練された食事って、サラッとしてるので何個でもいけちゃいますよね。安いのは何でも胸焼けします。

これなら、、、食欲無くて塞ぎ込んだ人でも思わず食べられちゃうかもです。

そして、トリュフ入り小籠包。



点心、ここに極まれりといった印象です。濃厚な旨味とゴージャスな香り。この旅で一番美味しかった一皿でした。
こちらでは一粒あたり一粒あたり335円。日本では486円となります。






杭州小籠湯包


中正記念堂のお隣にある大衆店。このように薬味や一品料理、ドリンクなどはセルフシステムです。





僕は特に薬味はセルフの方が好きです。生姜大好きなんだけど、何度も頼むと悪いじゃんね。

こちらでもお決まりの小籠包。本当に飽きません。



鼎泰豊に比べると若干ワイルドな味わい。こちらの方が好き!という人も多そうな旨味と食べ応え。一粒あたり69円。

鼎泰豊より25パーセントも安いという安心感からか、僕はこちらの方が進んでしまった。

安さだけではなく、親しみもらこちらのほうが湧くというもの。


鼎泰豊は少し改まったような集いに、こちらは友人とワイワイ飲みたい時にいいかな。そもそも目指す方向が違うのだろうか、小籠包百花繚乱といった感じです。



鼎泰豊さんがジュディオングの邸宅でのパーティーだとしたら、杭州さんは欧陽非非の手料理。


どちらも捨てがたい、、。










さて、気を取り直して。




屋台のおばちゃんの小籠包


ホテルから徒歩2分の場所に、忽然と現れた謎の屋台。





10個で60台湾ドル、つまり一粒あたり22円。

しかし、本当に可愛い屋台ですこと。僕の店のベランダにもこんなの欲しい。湯気が立ってて、なんて素敵なんだろか。



この小籠包22個と、前述の新宿高島屋のトリュフ小籠包一粒とが同額という現実。



お醤油とお酢をかけて頂きます。


だがしかし、これはこれで旨いんです。皮は厚いし中のネギだか何かはキャベツのようにバリバリ歯応えあり。味も大味だけれど、器もポリ袋だし、でも旨いのです。


余貴美子と高架下で飲むような安心感とでも言いますか、、。






小籠包、それぞれの表情と美味しさでございました。


日本人は餃子が大好きで、肉まんも大好き。小籠包もきっと同じルーツ、好きな筈ですね。




その他美味しかったもの。



牛肉のスープ(鼎泰豊)


これは旨かった。牛のエキスが濃厚で、何の癖もなくスッキリ。死にかけた病人が思わず立ち上がりそうな滋味。




朝天辣椒(粥屋にあった)


このラー油、、、。これはヤバイ。細切り唐辛子とニンニクと胡麻油に、何か凄い気の利いた旨味が入ってる。





首を傾げながら食べるくらいに美味しかった。そして、恐ろしく食が進んだ不思議(後述)

売ってるのも見たので、どうしても日本に持って帰りたいものの、そのためにトランク買うにもいかず。日本で探してみようか。


ハマグリ粥というのを食べたんです。ハマグリのエキス豊富で美味しかったんだけど、その日に色んなものを食べたせいか、特に塩辛く感じたのです。

いや、残そうかな、勿体無いな、と悩んだその時にラー油を発見。呪いの人形の如く、レンゲを持つ手が止まらないのです。

お陰様で完食。



塩辛いのは身体に良くないけど、このラー油は初体験。色んなモノに順番に試してみたい。



その他、鴨に魚介に麺類、B級グルメにスイーツ、タピオカやらマンゴーかき氷や、、。


食べたいものは無限にあります。そして、日中はなるべく歩くようにしていて、今日は15キロほど歩きました。(レストランに向かって歩いてるだけだけど)

にしても、、お腹が減らない。今夜は流石に、もう何も食いたくないです(笑)





ぐうたら旅行記 台湾編




台湾、台湾、、。いつか行きたいご近所の仲良しの国。美味しいご飯が沢山あって、優しい人がたくさんいる国。



勝手に親近感を抱きつつ、先に「取っておこう」と、手をつけませんでした。


いつも繰り返し書いております、ANAマイルがドンドン消えていく問題によりまして、今回も消費するためにやって参りました。




金沢旅行の時みたいにまたお友達出来るかなー♪




さて、羽田からの離陸。最近バス移動でタラップが付いているパターンが多いです。羽田、混んでるんだろうか。





ってか、タラップ大好き!飛行機って言えばタラップでしょ。



ビートルズだって、両陛下だって。






機内に乗り込んだら荷物を足の下へ。


頭上の荷物入れの取り合いから解放されたく、僕の荷物はいつものトートバッグひとつです。下着でも何でも、必要なら現地で買えばいい。




シート周りを使いやすくセッティングする。免税のを押しやって、翼の王国を手前にしたり、しょうもない動作を繰り返す(笑)



そしてお待ちかねの機内食。



僕に取って、旅の喜びの4割を占めるといっても過言ではない「機内食」。どんなに風邪ひいてても眠くてもお腹がいっぱいでも絶対に食べられます。



死ぬほど好きっ!!




もはや肉や魚が希望通りでなくとも、味が不味かろうが、なんでもいいのです。機内食に触れられるだけでいい。


だって飛行機の中でメシ食えるんですよ!



メインのお魚を舌の上で転がしてみたい、サラダの野菜を一本ずつ味わったり、愛しながら頂く。なんせ機内食ですもの。




食べ終わったら、敬意と感謝を示すつもりで、美しく片付ける。





これから免税便品も売らねばいけない飯盛り姉さんのお仕事を増やさないよう、散らかさないように努力してみる。



毎度、メインの箱の中にゴミを詰め、缶を潰して小さく重ねる。




僕は、食べ終わりや片付けをキレイに終えないと気が済まないのです。ここに関してはちょっと病的かも。


昔先輩に、「飲食業に携わってるんだったら綺麗にしないと笑われる」と至極真っ当な指摘を受け、それ以来そうなってしまった。



まさか食べ残しなんて論外。箸袋やおしぼりのビニールを結んだり、忙しいのです。それは、給仕の方に「あ、キレイ、嬉しい!」なんて思われたい、だけなですけど。



お隣の食べ残しにゴミが散らかってる。普通はこうですよね、、。






お姉さんが来てトレーを下げる。美しいお姉さん。一切見向きもせずバンバン下げる。


むしろ、お隣の人には会釈してた(笑)



ま、なーんも視界に入ってないと言うことで。(^_^;)



その後、僕の好きなコンソメスープを頼む。あれがないと飛行機の気分が出ないのです。


がしかし、今日の便ではワゴンに積んでいなかったので、わざわざ1つ作ってくださる。



とはいえ、表現出来ないくらい作りたく無さそうなご気分が伝わって来ました。僕一人のためにゴメンなさいね、、、。



斜め向かいがギャレー。今日は丸見えじゃないですか。



へー、こうやって作るんだ、、。







って、何て雑な作り方!見なきゃ良かった



コンソメが泡立ってるなんて、何が入ってんだろか。まさか、、





心配をよそにお味は最高でした。怒りながら作っても変わらず美味しいなんて最高だね!




って、ここまでまだ空の上です。台湾の事書かなきゃね。




空港に着きまして、駅に向かいます。スイカの台湾版みたいなのを買って、チャージして乗り換えて。





直感的な操作で済むので、ここまで一切ガイドブック必要なし!



駅名も漢字で読める!迷わない!





街に出るとほのかに空気が八角と五香粉の香りがする。



行き交う人々もほぼ日本と同じ。終戦まで法的には日本統治下だったんですよね、、そんな歴史を肌で感じてしまいます。






台湾っ子の原宿、西門に来ました。統治下のレンガ倉庫が並びます。





二階に上がってみる。何とも懐かしい無秩序な建築。これが台湾らしさの秘密ですよね。








さて、これよりブラブラ散歩をしてみましょうか。






続く。








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公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:1517 最後に更新した日:2024/03/25

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