ゴロゴロ、ゴロゴロ
シフトのお知らせに続きまして二本立て。
ますます秋めいて参りました、11月下旬の東京地方。
そんな中で、まだ丸い氷と格闘しております。
「ロックのお酒を丸い氷で出したい!」のスローガンの元、大量の丸い氷を用意すべく毎日早めに出勤してはガシガシ削っております。
精神統一というか、瞑想になります。かねてからの問題、遅刻防止にもいい。うん、とてもいいです。
でも、数が間に合わないのです!!
このケース一杯に削っても、忙しいと1日でなくなっちゃいます。毎日1時間たっぷり氷と向き合うのですが、流石に二日酔いなんかだと嫌になります(笑)
不思議なもので、一度丸い氷で提供すると、角ばった氷でロック商品を出すのが物凄く気持ち悪くなる。氷の角が早く溶けて水っぽくなるじゃないか。そんなの飲んで欲しくないのです。
で、前から狙っていたあるアイテムを買うことにしました、、、。
「アイスモールド」というと
銅の塊なんですけど、熱伝導で氷を丸く整形出来るんです。電気も動力も必要ない、自然な佇まい。ただの金属の塊のくせに、お値段は恐ろしく高いのです。10万近いんです(汗)
でもですよ、1日1時間氷を削るのを年間300日営業、それを20年続けたとすると6000時間。そんなに瞑想したくないのです。
んなわけで、使ってみます。
セットして
ズブブブ、、
はい、到達しました
桃太郎のようでもあります。
手で削ったのより若干小さめに仕上がりな直径70ミリ。
慣れれば1時間で40個ほど出来ます!
僕は、手で削る時にはわざとボコボコに削ってるんです。「手作りなんですねー!」って言われたいから(笑)
丸い氷って、大型スーパーで売ってるんですよ。15個で1000円くらいだったかな。買ってきたって見られたくないんです。
しかし、これからはそう思われるかもしれない。そこで、比較的余裕のある時間帯には目の前でこのマシンを稼働させます!
機械の特性上、カウンターがビチャビチャになるので排水受け皿を作成中。もう少しお待ちくださいね。
そして、ストックを入れるために冷凍庫も買いました。ベランダの奇跡的なスペースに押し込みます。
、、、なんでこんなにお金が掛かるんだろう、、。って、お客さんにより満足度して欲しいから。設備投資は満足度そのものだと思ってます。
この一週間、頭の中には常に丸い氷がゴロゴロ、ゴロゴロって転がっています。
氷にまつわる作業を終えて家に帰ると、宅配便が届いていました。
きゃ!!!
大量の柚子です。お客様が新潟から送って下さいました。
氷の次は柚子です。ゴロゴロ、ゴロゴロ。
伝票には「柚子 108個」とあります。108って(笑)
煩悩の数の柚子。謎かけか、、一休さんかよ!と突っ込みたくなる。
普通のお返しでは面白くないので灰身滅智とばかりに青唐辛子を1キロ用意。
将軍様、柚子胡椒にしてお返しいたします!どうぞご賞味くださいませ!
しかし青唐辛子。大量に刻むと目が痛い。失明しそうだよ!地獄かよ!!
嘆くのもつかの間、今度は柚子皮の香り天国。部屋中が柚子の香りに包まれます。はぁ〜いい香り。
柚子の主、しばしお待ちください。年内にはお送りいたします。
そして、柚子の液体は柚子胡椒には使わないので、お店にてカクテルでお出しします。お楽しみに。