気球に照明を



四月も終わろうとしております。ゴールデンウイークという、僕にとっては過酷な週間も始まりました(笑)


スタッフのシフトですが、これからここにアップしようと思います。目的の日に目掛けていらして下さいませ。


5月


2(火)ヒロくん
3(水)いのくん
4(木)タケくん
5(金)コウジくん
6(土)いのくん
12(金)あもくん
13(土)いつきくん
19(金)タケくん
20(土)オカケンくん
26(金)いつきくん
27(土)いつきくん



*毎月曜の定休日以外に、ゴールデンウイーク最終日の5/7日曜日はお休みを頂きます。




さて、気球。真っ暗でよく見えないとのご指摘が。


そこで、乾電池式のイルミネーションを巻きつける事にしました。



10球くらいが妥当か。
ネットで注文するも、待ちきれない。





よし、という事で、目星をつけてビレッジバンガードに電話。イルミネーション、少ししか置いてないらしいので、ハンズとドンキホーテ、ラフォーレ、その他8箇所くらいを廻る。やっとの事でルミネエストで見つかりました。


ケーブルをぐるぐる巻いて、カゴの上に等間隔に配置する事にしよう。パリオペラ座のシャンデリアのイメージ。






シャンデリア、メンテナンス用にこんなに下がるんですよー。ご存知でした?


しかも、シャガールの描いた天井画の一部が一緒に下がるのです。超カワイイやんけ!!

まだ見た事ないですけど。




元々ある針金に巻きつける。







ぐるんぐるんです。




テキトーにやったら、等間隔にならなかったので解いてやり直し。





毎度、やりながらノウハウが身につきます。終わる頃には上手になるんだけど、次に活かせるチャンスが来ても全部忘れてる、の繰り返し(汗)



そして、何とか放射状に仕上がりました。測ってやるって大事だなぁ。





お、ちゃんと気球が照らされてる!!





乗客も大変喜んでいるようです。






電池ケースも、カゴに穴を開けてブチ混みました。






僕からしか見えないので良し、とする。


凄いのは電球の持ち。LEDが長持ちするのは知っていたんだけれど、5000時間持つらしいです。1日15分点灯させても、今のペースだとあと66年持ちます。

77周年パーティーの頃にまた買い直して巻き直すとしよう。


その頃僕は107歳(笑)お店の方が溶けて無くなってそうです。


我ながら、とても良い出来です。これはちょっと西洋のどっかの百貨店のディスプレイみたいだ。稀に見る仕上がりの良さ。普段の僕のテイストもちゃんと盛り込まれてる。


あー、クリスマスのサンタクロースのソリも早く飾りたいな。





あと3箇所くらい手直しします。ヘッドの部分にも、もう一工夫欲しい。


気球ブームが来ております。(笑)

気球、やっと。



気球に乗って、なんて歌詞の歌がありました。懐かしいですね。


実物を見たことないくせに昔から憧れがある、そんなものの1つに気球があります。





こーいう悩みのない、特定の思想に囚われないアイテムが好みであります。アヒルにしろ、鳥や飛行機、果物、シャンデリア、ミラーボール、バラも楽器も基本そうです。


考えてみると子供部屋の壁紙の素材みたいなのばっかりですね。僕の頭の中が幼児のままなのか。



3メートルのスペクタクル、というのは気球の事なんです。これをカウンターの上で左右に動かしたかった。



注文していた電動カーテンレールが昨夜届きました。




某お高いホテルの部屋にも同じものが設置されてるという、24キロまで耐えられるという頼れるアイテム。(24キロのカーテンなんてあるんですね 汗)


これを、バリバリッとドリルで取り付けます。






スイッチはリモコンとボタンの2種類。ボタンも天井に取り付けます。見た目最悪なボタンだけど、ここは妥協して。





それで、気球のおもちゃをぶら下げます。昔買ったオランダのアンティーク。お店の後ろの方に飾っていたんですが、今回はフロントへ。





カゴにはお菓子を入れます。個装されたクッキーなんかよろし。







少し元気がない方がいらしたら、気球を飛ばしてお菓子をあげたいな、なんてメルヘン極まりない事を考えていました。

他にも、お釣りのやり取りとか、ドライアイス入れたり、紙吹雪を積み込んで風で煽るとか、色々バリエーションが効きそう。



スイッチを入れると、これがまた世にもバカバカしく左右に動きます。動画でないと分かりにくいのですが、丁度いいスピード。



電動なのでピアノ弾きながらでも操作できます。今は平日1人ぼっちなので、これは重要。









ブログを書いていて、何となく、前にも考えたような記臆が過ぎりました、、、。
4年くらい前に書いた妄想イラストを箱から引っ張り出して見てみると、その頃もやはり同じような事を考えてたみたいです。絵ではライムになってますが(汗)





レールを付けるだけで4年も掛かったのか、、。もうちょいペース上げていかないと。



とはいえ、電動レールを採用したのは年のせい。昔だったら妥協せずに壁に穴開けて歯車とハンドルとか取り付けてたと思う。それが面倒だから今までやらなかったんだろう。


そして、箱から出るわ出るわ、恥ずかしいイラストの数々。



メルヘンな殴り書き、物凄い量です。


店のオープン前にもこの手の予想図を40枚くらい描いていて、退職してから絵を持って不動産を探しに行った記臆が。



その頃描いた店内イメージ図。





懐かしいですねなぁー。金魚やシャンデリアなんか、割と実現可能な範囲の想像をしていたみたいです。

ピアノが隠れてるってのもまあ、その通りかな。



当時の僕は、カウンターにソーセージを吊るして売りたかったようです。


アップでも描いてました。






、、、って、これ今ならカーテンレールで出来るじゃん!!


イラストは上から下に降りてくる緞帳タイプだけど、ソーセージを棒に吊るしておいて、目隠しの布かなにかからスッと横に出せば、、






そして、ハサミでチョキンと。


こりゃ、肉フェスが出来そうですね。肉が左右に揺れて、ああ、楽しそう。


昔のイラストを見ていて思ったのですが、やりたい事はどんどん叶えないと、20代の頃思ってたよりは残りの時間がそんなに無い気がしてきました。




今年は少しだけ貪欲に、やりたかった事を叶えて行こうと思います。









電気街にて大先輩に会う、の巻



分かってもらえる一部の人にしかわからない話ですが、、。






古い電車とかバスに付いてるこーいうやつ。電車の放出サイトなんか探したけど見つからず、でもやっぱり諦められなかった。












それを探しに、秋葉原の某パーツ街を訪ねました。
この駅は独特です。東京に住んでいても今でも違和感があります。電気にアニメに、独自の進化を遂げる街。未来都市みたいだ。





駅近くに間口の狭いお店が並んだパーツ屋街が駅のそばにあります。数十件の小さな店が軒を連ねて、まるで戦後の闇市のよう。

ここは本当に素晴らしい。「こんな風で、こんな用途の部品探してます」とどこかで聞くと、その専門店まで連れていってくれます。しかも、それぞれの店は競合しないように少しずつ品揃えが違うらしいのです。


今回も、行きつけのブザー屋さんの感じのいいおじさんの所に行く。


ブザー専門パーツの店は、こんな風にボタンが付いていて全て視聴?出来るようになっています。




中にはとんでもない爆音で鳴るやつとかあって、「ブビビビビ!!」と街に鳴り響いたりして中々面白い。


小さなブザーを1つだけ買って、お尋ねする。


「操作盤なんかに付いてるサインランプ探してまして、ダイヤみたいにカットされてるプラスチックが付いてて、赤とか緑とか、バスの運転席に付いてるような、、」

と聞くと、「あー、表示灯ね、1つ裏の角だよ。」と。


歩いて40秒の店は、ジイさんがちょこんと座っている。サイズは全て同じ、両手を広げた位の小さなお店。




フィリピンのスモーキーマウンテンみたいに、恐ろしい数の部品が並んでます。




お爺さんに表示灯を探してまして、、と聞くと、

「あら、あるよ。何に使うのかしら?直流?交流?」とすかさず聞いてくる。


「はい、実はバーを営んでいて、ショーの演出で使うブザーや照明のスイッチパネルをアンティーク風に作っていてます。電源は100ボルトで、、」と正直に。


写真をお見せする。この方が早い。





ここで、照れくさかったりして変な嘘をつくと後々ややこしくなる。


例えば、車を改造していて、運転席に付ける表示灯を探してます、なんて言うと、見た目は同じでも24ボルト直流のパーツを出されたりして、家庭用電源には使えないのです。

前にもソケットパーツを買うのに嘘をつき、無駄な支出をしてしまいました、、。



お爺さんは白髪で、柔らかい話し方をなさる。目つきが独特で、お顔は東郷健さんに似ている。






「あら、面白いお店ねぇ。ふうん、ショーとかやるのね?ショーパブかしら?どこにあるの?」





(あ、この人オネエだ、、、。汗)





そういやこのお店だけ、うっすら香水の香りがする。それも昔流行ったような主張の強いムスク系の香りで、なんとも言えない退廃的な昭和のマダム感がする。電気屋なのに、、。


「じゃお兄さん、オーナーさん?ボーイさんかしらね、踊りも踊るの?場所は新宿かしら?」




(話がどんどんズレていくよ)



普段沢山のゲイの人に会ってるのに、突然街でバレると何故か恐怖を感じる。それがご高齢のオネエさんだと尚更な訳で。


街中でゲイ同士が発してる電波みたいなものがハウリングした時の、とても残念な時バージョンとでもいうか。(笑)

過去に同じような体験として、一人旅で行った旅館の布団係の人が同じ感じで、一晩中怖い思いをした経験がある。


謎の電気街で、明らかに動揺している僕を、ジイさんはお歳にも関わらず、力強く射抜くように僕の目を見つめる。

まるでライオンがウサギを睨みつけるようなその目に、ウサギは硬直してしまって目が反らせない。


その時、ジイさんは「ははーん」という目つきをして(多分僕がゲイだと確信したんだろうな)よりオネエな話し方になった。


「アタシもさぁ、稼業継いでこの商売やってんだけど、昔はよくマチに繰り出したもんよぉ。お兄さんのお店のカードとか無いの?」



(わー、電球買いに来ただけなのに、、、)



「お店は東京?」




『お、お店は京都なんですっ!!』




あー、また変な嘘ついちゃった。(´・_・`)




ジイさんは少し悲しそうにため息を吐くと、すぐパーツを取り出した。


「これね、1つ700円。電球は100ボルト5ワットが良いわねぇ、、」







おー、探してたモノがあった。さすがは某巨大電気街。にしても、早く立ち去りたい。


ジイさんはさらに悲しそうに


「京都、遠いわねぇ、、」




いやいや、そうじゃ無いでしょう。きっとこのジイさんは僕みたいな髭もじゃの、どちらかというと汚れ専なのかと。(笑)

いやはや、有難いんですけど、いきなりだと調子狂うなぁ。




お会計を済ませると、帰り際に


「電球切れたらまた買いに来るのよ」


と、柔らかく手を振った。









店に戻って取り付け作業。またパネルを開いてドリルでガリガリやる。





後は電源を取るだけ。内側から光ると、暗い店内からどう見えるのかな。楽しみだな。





作業しながら、チラチラとジイさんの顔が浮かんだ。僕も、間違いなく歳を重ねるわけで、その時僕はどんなだろうか。


あの方の年齢になっても仕事はしてるんだろうか。ゲイ特有のレーダーは作動してるんだろうか。香水の香りはするんだろうか。



感慨深い春の宵でございました。



追記


電灯、灯りました。








スイッチ増殖中





駄ネタが続きます。



カウンター左側のスイッチパネル。ご存知の通り、訳のわからないスイッチで溢れています。


天井照明や、各種効果音、入り口のインターホンに電話回線もここに来ています。





さらに2つの回線を開通させるべく、ヤフオクで落としたスイッチを自宅から持って来たよ。





昔の呼び鈴ボタンだと思われます。可愛い。早く押したい!


というわけでヤマダ電機へGO。



電気コード付きのソケット、赤のクリプトン球やらを購入。







お客さんがスイッチに興味を持たれると押されるのですが、丸いブザーなんかは、正直言ってうるさいのです。


音の鳴らない、でも作動してるのが解りやすい動作って何かないかな、と考えておりました。


そこで。昔のマイクロフォンって、通じているかどうかを示すサインランプが付いていたんです。

映画、英国王のスピーチに出てくる演説用のマイクロフォン。





見にくいですが、国王の前のカウンターに、赤いランプがあります。



これが、何の意味も無いのだけれど可愛いと。レトロなボタンを押したらこれが点く。それだけでいい。






似たような電球が見つからないのでヤマダ電機内で一番似たやつで代用します。

パネルの蓋を開けて回線を通す。いつもの揖保乃糸。






ソケットを固定して、コードの片方を分岐してカット、スイッチに配線する。





あー。なーんか、ダサい安物の口紅みたいだな。全然可愛くないけど、そのうち素敵な電球が見つかったら取り替えよう。





押すと、このように光ります。







「で、それが何なの?」と言われたらそれまでなんですけど、、。(笑)



古い操作盤とか制御装置に付いてるサインランプのようなのが欲しいんだけど、基本24ボルトらしく、繋ぎ方がわからないので断念。

素人はここまでか、、。









にしてもスイッチパネル、ここから始まってよく仕上がりました。(自画自賛)








17回線中、未開通のボタンが残り4回線。頑張ろう。


まだまだ上には上がいますから、、、。






(悔しい、、、。)





釣りものメンテナンス



お誕生日のキヌギヌちゃん、まさかプレゼントをあげるわけにはいかないので、メンテナンスをしてあげることに。


天井付けのバースデードロップと、ボックス付けのカーテンレールの、それぞれの位置を交換します。


多分、意味わからないと思います。(汗)


これは秋からやりたかった事なのですが、先延ばしにしておりました。
ピアノの向きを変えてから位置的に不都合が出て来て、結果的にあまり使わなくなってしまい、今日はその修正をします。



釣りもの、それはカウンター内側にある下らない小道具達です。


先ずは飛行機。


レールに飛行機が吊るしてあるのですが、普段は見えてしまうので天井の高い位置からフックで吊るしてたのですが、最近腰が痛いので、さらに低い位置に収納出来るように。





そして、レールの高さを30センチ程下げました。元々は天井につけていたんだけど、ボックスに固定しました。これも客席から見えやすいように。






手動で引っ張り出します。





入り口側カウンターに回って、テグス糸の付いた輪っかを固定する。





引っ張るとこちらに向かって飛んで来ます。





まだまだ来ますよ!






機体には操縦席があり、ここにお菓子を詰めて、お客さんにあげます。

遥々来てくれた外人さんカップルなんかにたまーにやります。(笑)



同じレールを使って、今度はカーテンです。

カーテンが二枚ハギなので、真ん中を縫いました。


このように収納されています。





クルン、と





広げるとこうなります。






天井にソケットがあるので、青のライトを明日付けます。


これはですね、歌う方用の前奏で閉じておいて、歌い出したら開くという趣向です。照明さんがカーテン係になります。


カーテンレールがボックスに降りて来たので、ボックスに付いていたバースデードロップを天井に固定します。


バースデードロップってのは、これです。紐を引くと、、






普段は見えないように、普段は天井にペッタリ張り付くよう付けました。この取り付け位置が大変で、1時間くらい調整をしてました。(汗)






操作用の紐はこちら。ヴィオラの横に移動。





後は、トリガーから輪っかを放ってあげるだけです。自分の重力で落ちて、左右に揺れてくれます。これがバカバカしくて良いのだ。



今日の作業で、3種、全部のせが可能に!




だから何って話なんだけど(笑)




釣りものの調整が終わった後はお酒の棚の棚板の追加。最近種類が増えたので場所が足りなくなって来ていたので。


倉庫に転がってた廃材を縦横にカットして、位置を決める。


しっかりL金具で固定して完成。収納力が8本増えました!






お隣の広い方はこんななってます。






次は金魚の水換え。月に一回必ず変えます。





春らしく、柔らかい金魚藻を増やしました。これはエサにもなるらしい。

ハゴロモ藻科のガボンバって種類が好みです。ユラユラ揺れて見ていて和みます。



それが終わったらチェンバロのチューニング。


この店は本当にやる事が山盛りです。たまに腹が立ってムカムカします。





その後は植木の手入れをして、掃除。ガシガシやります。


少しだけ昼寝して、8時から営業。


まあ、開店前は日によって違いますが、何かしらやってます。



一日中ピアノの練習の日もあれば、バラの誘引したり、窓側で本を読んだり、思い付いて電気回線をいじったりもしますし、オーボエやハープを練習したりも。



どっかの有閑マダムの趣味ですよねぇ。男らしさのカケラもないけど。


まあ、いっか。(´・_・`)





困った時の瓶頼み




例の棚です。まだやっております。

2016年にイタリアに行った時に買って来た、サンタマリアノベッラのリキュールが9本あり、店の棚の奥に突っ込んであったのですが、それを並べて飾ってみることにしました。




どうですかね?中々気に入っております。瓶の上に隙間が空いてしまってるので、薬局というか研究室風にスプーンなど並べてみました。まあこの辺りかと。



見ていて落ち着くな、と思っておりましたら、、。


ああ、これでした。銭湯の冷蔵庫(笑)




間違ってもこちらでは落ち着けない。なんでだろ、同じ瓶なのに。




ネットで調べたところ、サンタマリアノベッラのリキュールは今日本で買うと3種類しか売っていなくて、しかも7000円近くに値上がりしてます。なんでこんなに高いんだろうか。


まあ、そんな事でお得なので9本まとめ買いして、厳かな店内で「いずれライトアップして飾る」とか心に決めたのを思い出しました。


ブログを確認してみると、確かに書いてありました(笑)奇しくも買った日が2014年の3/10、という事は四年前の今日なんですよね。ブログは翌日に空港で書いたのを覚えています。


四年も経ったのかぁ、、。震災から6年でしょ、何て早いんだろう。












子供の頃から瓶が並んでる風景が好きでした。それでバーを始めたといっても過言ではありません。


実家の近所に山下耳鼻科という洋館風建築の病院がありました。レトロなんだけれど清潔そのもので、使い込まれたモダンな佇まいは僕の原風景のひとつです。そこにも瓶が沢山並んでおりました。


耳鼻科の診察台にある、喉に塗る薬の一番最後の甘い液体、あれか楽しみでした(笑)レトロな館で塗られる謎の甘いシロップ。切ない思い出です。

今の病院は、どうも好きになれません。プラスティックで無機質で、愛せない。





それに引き換え、レトロな病院って、どうしてこんなに美しいのだろう。


ここまで行かなくても





せめてステンレスとか





調剤薬局もね、こんな棚は便利でしょうが





こっちの方が断然夢があるじゃないか。






これなら毎日通います。(笑)









話が逸れました。




ああ、何でか僕はレトロに包まれて生きて行く。それだけで元気で安らかになれるのです。なんで古いものがこんなに好きなのか。今となっては細かく紐解く気もありません。

好きなものが見つかって、ただ感謝するのみです。そこにお酒や音楽や、バカな会話も落とし込める、バーという名の便利な装置。


レトロな空間を追う事は間違いなく一生飽きない自信がある。オタクは強し、です。




追い続ける事にこそ意味があり、それが僕に合ったスタイルなんだと思います。楽しくてしょうがない。



これからも素敵なお店であれるよう、のんびりやっていきたいと思いますのでよろしくお願い致しますね。(^_^)







さて、取り付け



さて、昼過ぎにショーケースが届きましたので、慌てて出勤。取り付けは早い方がいい。


最初思ったのはこの位置。入ってすぐ左の壁です。みんなから見えるし、玄関開けてすぐ、少し明るくなればと。




当てがってみる。ここで行きましょう。






アンカーを打ってからドリルでバンバン打ち込む。10分で完了!





次は電源を取ります。ここが厄介で、スイッチパネルから壁の隙間の空間を這わせて持ってくるのですが、、。

まずはパネルの裏側。





揖保の糸の作業工程みたくなっています。生きてるって電源って、どれだ?!



テストをしながら、使われてないのを見つける。奥にありました。次回のために印をつけておきます。


で、LEDライト。箱を開けた底の部分に固定します。



こんな感じかね。




そこで、重要なことに気が付いてしまった。


混み合う時に通ると、ここに確実に肩がぶつかる、、。ガラスに「バン!」なんてなったら、大変なことになる。こりゃダメだな。

もっと上に、、と、ここしかない。黒板のあったところ。(お店に来ていない方には何のことかわからないと思います、すみません。)


時間がないので省略しました。また1からやり直しからの、完成〜





そして、取り外し型の宝石箱を作る。小箱をぶら下げて、必要があれば取り外します。


世界堂にて、グリーンの素材と発泡スチロールの棒、そして深めの額。



クルクル巻いて固定する。なんか抹茶味の金太郎飴を作ってるみたい。食いたくなってきた(汗)






裏で固定して、表を整える。出来た!





箱自体ににも同じクロスを貼ります。この辺りは慣れてるのでささっと。





うむむ、全然可愛くない、、。何でだろう。どうしてかな。

石が密集し過ぎなのか、色味の問題か、とにかく却下。



このくらい全然可愛く見えないのも珍しい。なんでかね。



開店まで1時間を切ったので、取り敢えずあこや貝とか蝶のおもちゃ、フェイクの野菜を突っ込んでみる。百合の花は美輪さんの舞台に落ちていた造花です。





有りがちなのは昆虫とか貝とか、花の種とかルアー、鍵とかボタン、、。まあ、無難ですよね。何かが違う。

こんな自由な箱に何を入れたら素敵か、なんてのは自分の美意識を丸裸にされて問われている気がする。正面から行くか、少し外すか、かなり逸らすか。

なんでこんな悩む事態になってしまったのだろう。大喜利は苦手です。


僕的にはもっとアホなのを真剣に並べたいんだけど。


アホなの、、例えば


大きなスルメを縦に三枚くらいとか、日本各地のアラレとオカキ、とか、、


あー、全然面白くないよ、、。(´・_・`)



今夜一晩考えまーす。いいのあったら教えてくださいね。





カウンターの手元灯を



キヌギヌちゃん、今までカウンターが真っ暗でした。


こんな感じてす。






お顔は照らしたくないんだけど、グラスとか手元に少し灯が欲しかったのです。




カウンターにライトを置くことにしましょう。

一つはこれ。今までカウンター内側の伝票付けるように使っていたもの。




問題はピアノ側。

少し変わっていて、凄く暗くて、温かみのあるライトが欲しいのです。

探しまくったけど、欲しいのは大抵高い(笑)


ふと見回すと、背面を照らすウォールランプがあります。予備で一つ眠ってるはずだ。






オープンの時に神戸の工房に頼んで作ってもらってました。これを倉庫から出してくる。





これじゃ、自立しないよね。自分の足で立ってこそ、スタンドランプなのであります。


「何かない何かない、お母さん!!」



「ペン立てがあるわよ〜」









ペンを立てられるなら、スタンドだって立ててもらいましょう。



ちょっと穴開けますよ〜。失敗してもまた使える程度の小穴を5つ。


はい、飽き性なので原状回復を念頭に置いていつも作業します。







取り付ける。


こんなもんかね。早速置いてみよう。




ええやん!!








カウンターか、仄明るくなりました。こんなもんかな。もう少し明るくても良いかな。何か追加で作ってみよっと。



ロココ趣味が好きだと思われていますが、本当のドンピシャは1920-30年代の、工業的な波が押し寄せる頃の混ざった感じが好きです。

アールデコも僕には可愛すぎますし、インダストリアルな感じは男っぽすぎます。

間の、優雅だけれど質実剛健な時代の、それもお爺さん博士の研究室みたいなオタクな空間が落ち着きます。


そんな空間にいつかなれば良いなぁ。








今まで伝票をつけていた内側は、と言いますと、、。







ナツメ球に百円ショップのオタマをくっつけてみました。




ついでにバックバーに電球を仕込んでみました。これも手持ちのLEDにセロハンを巻いて。引き出しの透し彫りがやっと存在感を出してくれました。













と言うわけで、今回の総工費は600円でございました。





明日には宝石箱が届きます。さて、どうなることやら、、。



しばらくまたDIYネタが続きます。今回のは客席の距離がどうとかって悩みのない、極めて陽気なやつですので終始楽しく参ります。(^_^)








男のくせに。



まずはお知らせです。キヌギヌ12周年パーティー、。4/23日曜に決まりました!!
お昼からゆるっとやりますよ。

ネタとしては

*どこよりも安いエントランスフィー(周年って感謝デーでしょ)
*缶チューハイを中心に、くだけたメニュー構成
*フランクフルトとミネストローネ、鎌倉キビヤベーカリーの特注ベーコンパン
*画伯のライブペインティング(非売品)、たまにチェンバロ付き
*お馴染み、新宿五丁目弦楽四重奏団
*豪華ヴォーカルの皆さんの夢の共演
*昼から酔っ払いの店主がニヤニヤお出迎え



そんな安定のラインナップでお送りします!




さて、今日のテーマ。
僕は男のくせに子供の頃から、どういうわけか指輪とか宝石の類い、つまり色どりがあってキラキラしたものが好きでした。女装願望はないのですが、何となく落ち着くというか、コレクション癖が強いのかもしれませんね。いろんな色やデザインのものがズラリと並ぶ様に、妙に興奮するタチでした。


今は見かけない新聞の折り込みチラシの大粒の昭和っぽい指輪。

こんなもの見て買う人おるんかいな?なんて思いながらも、いつも眺めていました。





昔の広告はもっと大きくて下品だったような。立て爪の取り巻きリングとか、碁石みたいな翡翠とか。美輪さんか細木数子かって位の、ド派手なやつが見応えがあって好きでした。

本当に言い訳ではないのですが、全然身につけたいとは思った事がないんですよ。


色とりどりのモノが整然と並んでる様子を目にすると、心の奥底がチクチク気持ちが良くなり、そして手に入れたくなります。


こーいうのとか





あはん、ダメですって、、、(´∀`*)







ああ、凄いよぉ、、(//∇//)





そのフェティシズムは、彩りと整然とした様子だけであって、決して指輪でなくても良いんです。














手毬寿司!もうダメ!!(*_*)








ああ、やめて、、。(O_O)


(もはや何でもいい)







で、私のコレクション。お店を始めた頃から少しづつ買い集めています。




たまにこれを出して遊んでもらうのですが、たまに心無い人が持って帰ってしまったりします。

こういうものは需要がある訳ではないので、まず同じものが2度と買えません。

そして、結構値段がします。おもちゃといえ、まあまあ高いのも混じってます。


なので普段は頭上の棚の上にしまってあります。フフン。








でも、本当は見えるところに飾りたいのです。「可愛いだろ!」ってこれ見よがしに見せびらかしたいのです!


最近お店の照度を落としているのですが、こういう色のあるものが暗い中にポーっと浮かんでるのはとても美しいと思う。


お客さまにとっても、何かの話のきっかけになればまたそれは楽しい。


昨日の夜、ふと考えたんですけど、クラリネットなんかを入れているショーケースのように照明を当ててディスプレイ出来ないかと。






僕のもう1つのフェティシズムは、ガラスケースに陳列されてるゴチャゴチャしたもの、です。中身はバラバラでも、ガラスケースに収まると何となく頭のいい感じに見えてくるのが堪らない。ケースもアンティークがいい。


松本人志さんのワイドナショーをたまに見るのですが、後ろのアンティークルアーのショーケースが気になって仕方ありません。これはきっと、そっくり古いものに違いない。










何か素敵なケースないかね、とヤフーオークションで探すと、ちょうど良いのがあった!!



9800円だったので即落札。オイルステインで少しペイントして、ビリヤード台のグリーンの生地を貼ろうか。赤でもいいかな。もちろん照明も入れて。
場所は、、、そうですね、キッチン入口ドアの右か左か。少し整理しよう。





どうせだったら指輪だけでなく、怪しげなアンティークな博物館みたいに展示したい。


前に伊勢に行った時に、真珠島でアコヤガイの殻を少し分けて戴いたのです。そういうのをピンで標本風にしたり、





そういえば蝶々のおもちゃもあったぞ。 何かの鉱物とか、そういうのも取り混ぜて上手く飾れないかな。試験管に砂が入ってるのが並んでいたり、そういうのもカッコいいかも。


宝石好きな奥様のアプローチではなく、昔の気質な鉱物学者の研究資料みたいな感じが男らしくていい。


とか考えてると、まだまだ宝物がありました。

勘三郎さんの歌舞伎で降ってきた紙吹雪とか、伴侶と初デートの時に海で拾った貝殻とか、美輪さんの舞台に落ちていた百合の花の造花とか、変なコレクションが続々。

集めてみてさっそく飾ってみよっと。



本業はバーなんだけど、本当は超個人的な秘宝館がやりたいのかも。無駄な収集癖を無理やり飲食に落とし込み、そのディスプレイを考えるのがとても楽しく、性に合ってます。



どーでもいい、おおよそ生活には不必要なモノに囲まれて、僕は更に気持ちよく働け、お客さんにとっても話のネタになれば、それは素晴らしい事だ。



今週末を目処に。






あと1ミリなんだけど、、


先ずはご案内から。


来週の2/22(水)は、終日貸切となりまして、通常営業はお休みとさせて頂きます。

ご来店の予定でした方には申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。




二月のキヌギヌちゃん、週末はかつてない賑わいを見せております。昨日もずっとベランダまで満員で、通勤電車のような営業をさせて頂いておりました。本当にありがとうございます。

そして平日は、、別の店かと思うくらいの静かさで、喫茶店のマスターの気分でやっております。(笑)


ゆっくりお話になりたい方はどうぞ、平日にお運び頂ければと思います。一匹オオカミのような男達が何やらボソボソ話しています。中々の心地よさですよ。


少し前のブログ以降、いちげんさんの看板を乗り越えて来てくださるかたもどんどん増えて来ました。皆さん思慮深い物静かな方ばかり。こりゃ嬉しいです。


誤解を恐れずに言えば、近隣に多いタイプのカラオケやら内輪ノリトークの騒がしいバーに辟易している方が多いようです。

はい、その通り。そのニーズ応えるべくこの店を始めました。


一度いらしてくださればすぐに分かりますが、一言で言えば大人の方が多いですね。同じアンテナの方同士は似た方に敏感ですのですぐに集まります。


初めていらした方の前で、まさか常連の誰ちゃんが誰と寝たとか、お店の常連の新年会の話とか、そーいうクソみたいな会話はしません。(過去、新年会をやろうとか誰1人として言い出さないのも寂しくもある)


お天気や食べ物、旅や生き方の話なんかをしてます。それで十分だと思いませんか?


いつでも入れていつでも出られる、大縄跳びみたいなノリとでも言いますか、、、。



大人の男の秘密基地。入るの怖いなんて仰らず、一度お気楽にどーぞ。






さて、カウンターとピアノの境目の部分。まだしつこく取り組んでいます。

はい、執念深い性格なのです、、。


最初はこんな感じ。置いただけなので完全にセパレートしていました。そもそもピアノがカウンターより低いのです。




カウンターは動かないのでピアノを上下左右に動かしてそこに寄せ、継ぎ目を削ります。


ピアノを9ミリ上げて彫り込みました。僕としてはグラスをスッと滑らせたいんだけどまだ全然甘い。カーブも隙間があるし、ピアノを上げすぎなのです。





段差のあるまましばらく使っていましたが、どうにも我慢がならなく、昨日また修正する事に。さらに削りまくり、ピアノを3ミリ下げます。





そして昨夜、ほぼ水平になりました!!






とはいえ、あと1ミリ隙間があるのです。そのうちホコリとかナッツのクズとか入ったりするのか、嫌だな。許せない。


どうしてピッタリハマってくれないのか!!(´・_・`)




僕なんかの素人仕事では、どうしても密に仕上がらない。手前を少し削ると奥が少し浮くので仕方なくまた削ると全体がおかしくなって、また全部を2ミリくらい削って、、。みたいな感じ。



こんな事やってるとそのうちカウンターが無くなっちゃう、、、。



木工の難しさ、特に曲線の仕上げは本当に難しいと思います。



ロシアのエルミタージュに、寄木細工の床があるのですが、どういう技術なのか、16種類の木をカットして全てを合わせてはめ込んでいるとの事。



ちょっと、頭がおかしいんじゃないかと思うくらいの精度なのです。








ここの修復のオジさんが、ウチのカウンターもちょこっと直してくれないかなぁ、、。

もしもここを読んでいるエルミタージュの方がいらしたら、どうかお願いします。ウォッカ好きなだけご馳走致します。




本当に頭が下がります。。



今日も早く行って削ろっと。





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南の島に雪が降る (知恵の森文庫)
南の島に雪が降る (知恵の森文庫) (JUGEMレビュー »)
加東 大介
太平洋戦争末期、赤道直下の戦地ニューギニアで慰問団を結成し、7000人の兵士を楽しませた元歌舞伎役者の実話。ジャングルの中に歌舞伎座を建て、馬の尻尾や棕櫚の繊維で結いあげた鬘、パラシュートの打ち掛けや緞帳、ガーゼの糸を間引いた紗幕、そして紙吹雪を用いての雪景色に、遠い故郷を思い出し、兵隊たちは声を上げて泣く。究極の状況下での知恵と優しさの詰まった人々の心の触れ合いを描いた温かい作品。

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伽羅の香 (中公文庫)
伽羅の香 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
宮尾 登美子
何不自由なく育った主人公は、何気なく始めた香道の奥深さに知らぬ間に溺れてしまう。免許皆伝の暁には、と始めた会合。気がつけば彼女の自宅は時のサロンに変貌し、有力者が訪ねて来るまでになる。しかし少数の仲間はそれをよく思わず、時を同じくして太平洋戦争の足音が忍び寄る、・・・・。
蘭奢待を始めとする平安から連なる奥深くも豪華な数多くのエピソードが、読み人を香りの世界へと誘う。
安いもので構いません、お好みの香木を焚き締めながらの拝読をお勧め致します。グッと気分が出ます。

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グロテスク〈上〉 (文春文庫)
グロテスク〈上〉 (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

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一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

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悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

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女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

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 (JUGEMレビュー »)

昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

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針女 (新潮文庫)
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有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
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有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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