大学コンプレック(かなり薄れたけど)




あんまり人に自慢することではないんだけど、僕は音大も出ていなければ大学すら出ていません。

実は、京都の立命館大学というところの文学部を落ちております。

18歳の若き日。受験失敗により、これ以上ない絶望感を味わいました。そもそも音大には金銭的事情で進学は無理で、(技術の問題と多額の寄付金)というか、音大に行っても僕レベルなぞが潰しが利くとも思わず、一般大学を目指した訳ですが、先生からは絶対に受かるから心配しないよう、と不確かな言伝がありました。


四半世紀前のことなのであんまり覚えていないのですが、結果的にいうと先生の読みの甘さと僕の学力のせいで単に落ちてしまった。それだけなんです。

まるで、明るい将来の一本道に鉄の壁が立ち塞がったようなショックでした。

で、その場で両親と相談をして大阪の辻調理師専門学校に進学をしました。両親も僕も、浪人するという考え方は全くありませんでした。今思えば不思議なんだけど。

その時ぼんやり思い描いたのが、いつか料理を学んで、好みの空間を作る。そこに音楽や好きなものを取り込んで、会話が弾むような、、。まさに今の店の原型となる寄せ集めカルチャー飲食店のアイディアなんですが、当時は大学に落ちたことがショックで、ショックで。


理想のお店をやりたいなんて思ってもなければ、単なる逃げでしか有りませんでした。


大学って言うのは正に学ぶ場でありながら、当時の僕は社会人になる前の猶予を与えられる場だと思っていました。つまりは、やりたい事が見つからない18歳なりを集めて、さらに四年間職探しをさせる猶予の場だと。

僕は調理師学校に入ったのが18歳、たった一年の学校生活の後に始まる社会人生活なんて想像もつかない。当時は自分のやりたい事が分からず、世の中の不条理さに嘆いていました。



大学に行ってさえいれば、もっとゆっくり将来について考えられたのに!


そして、キャンパスライフそのものも僕にとって憧れでありました。


蔦の絡まる緑深きキャンパスで、楽譜を広げて歌う。そして、将来を語る。


検索で「キャンパスライフ」と入れると想像通りの画像が2番目に出てきて爆笑してしまいました。朝の4:30、何やってんだろw





芝生に寝転んで愛を語る。枕には、憧れの教科書をベルトで縛り上げた、正にキャンパスライフそのもののグッズです。




あゝ美しきキャンパスライフ。鳥は歌い、学生は恋を語る。未成年ながら酒を飲み、将来を悩み、そして学べる、、夢の楽園。



関西なら同志社か関西学院大学。東京なら早稲田に行ってみたいなんて思っていました。(行けるわけないんだけどさ)



どーでもいいけど、女子大なら同志社女子、それか奈良女子大。東京なら御茶ノ水。大妻でもなければ、フェリスでもなく、津田塾でもない。


少しお固くて清楚な、伝統のある学び舎で、しかもバンカラ風に型破りな大学生活に憧れておりました。


学ランを着て下駄履いて銀杏並木の下でヴァイオリンを弾いてるようなイメージw


上智のお堀端の桜並木も捨てがたいなぁ。


どーでも良いんですけど、あんまり東大、慶應には興味が有りませんでした。ブランドが確立してますし、周りの学生に疲れそうな気もして(立命館落ちたくせに偉そうですな 笑)



でも、現実は違いました。調理師学校では調理実習の日々。じゃがいもをラグビーボール型に剥いたり、鯵を三枚に下ろしたり、銅鍋を磨いたりの地味な日々。キャンパスはおろか、芝生なんてどこにもありません。

恋を語るにも、放課後はみんなバイトに行くので誰も余裕がありません。

調理師学校ってのは調理実習の食材にお金が掛かるので、一年で250万くらい学費が掛かります。ご存知でした?


僕もアルバイトに明け暮れました。1時間半かけて大阪の天王寺から京都の四条烏丸の喫茶店に向かい、終電まで洗い物とパフェを作る日々。

確か時給が800円でした。バイト先は優雅な大学生が大勢おり、京大のアメフト部員と見目麗しい同志社の女の子がデキてたり、寡黙な外語大の男の子がバイトの休憩室でロシア語の辞書を引いてたりと、なんともアカデミック。


僕は周りが凄く羨ましかったのです。そして、とっても、四年制大学に行きたかったのです。


暫くして今はなき皇室御用達の仏蘭西料理に就職し、余りの理不尽さに辞めて逃げ場としてロンドンに行くことになるのですが、その後も大学卒の友人を横目に流転の人生は続きます。

当然、大学コンプレックスはその後も暫く続きます。


***



とは言え、大学とは一体何なのか。勉強をする機関であることは間違い無いんだけど、僕にとっての大学生活とは就職への猶予期間と、恋とか友情とか、甘ったるい思い出作りの箱庭でしか無かったんじゃないか。


最近、ブログを書く頻度が下がった理由に、毎晩長い時間、本を読んでいまして、それは正に文学そのものの何冊かなんですけど、僕が曲がりなりにも文学部に行きたいと思っていた頃には手にとっていなかった本なんですよね。


学びたいなら何歳でも出来るし、今何かを学ぶことは何の猶予でもなく、探究心そのものであり、純粋な欲求であります。


歳をとる、つまり老化することを遅らせるのは不可能だけど、知的探究心を持つ事でそれを気にならなくさせる事はとても関係があると思う。



求める限り勉強する事は無限にあるし、何歳になっても好奇心を抱く事は人生においてとても素敵な事だな、なんて思ったりしています。




あー、でも、大学って素敵だなと。その場に学んだ方が、凄く羨ましいです。

また最初に戻りますが、芝生で寝転んで恋やら悩みを語る、そんな生活を人生のうちでしてみたかったです。


なんでこんな事を思ったかと言いますと、今日いらしたお客さんが、早い時間からかなり満席だったんですが、肩を寄せ合ってまるで学生のように楽しそうに笑いながら飲んでらしたんですよね。


かつてはみんなこんな大学生だったのかな、なんて想像してると、そのまま上の画像のような芝生の景色が浮かんできまして。



お酒を飲んで酔っている瞬間は、みんな等しく若い頃に逆戻りするのかも知れませんね。カウンターの内側から見ているとそんな気がします。





竜宮城じゃあるまいし、夢見たいな話だけれど、酔って楽しそうなお客さんを見ると、いつも「あ、またみんな若返ってるな」って思います。そして、永くそういう場所でありたいとも思います。


そしてそれは単なるバーとして、とても嬉しい瞬間です。




明日も何か本を読もう。まだまだこの世に、未知なる興味のある事は尽きません。





長くなりましたがおしまい。





11月のシフト



早いもので今年もあと2ヶ月、、ですか。

毎年、ハロウィンが終わるとクリスマスのディスプレイに掛かりますが、ここからがもうすごく早い。何の記憶もないまま、あっという間に12月に入り、ドタバタのうちにお正月。

とはいえ、毎年このジェットコースター感が嫌いでは無いんですけど(笑)


そして年末年始はなるべく休まないように、いつもより日数を多く開けようと思います。(さすがに1日の夜なんかは閉めますが)海外から帰国してる方や、地方からのお客さんからのご要望がありまして、やっててくれといつも言われてました、、。やっと、重い腰をあげようかなっと。


その代わり、1月の中頃に、3日ほど連休を頂きます。その前後からおでんかポトフも始めます。今年は熱燗も。


こうしてるうちに春が来るのですね、、。毎年、冬は嫌いです。ベランダも落葉して丸ハゲになり、寒くてチャリで通うのも億劫になる。何かやってないと、、。



さてさて、11月のシフトです。

11月



2(木 祝前日)あも
3(金)ケン
4(土)いつき
10(金)あも
11(土)タケ
17(金)タケ
18(土)あも
22(木曜 祝前日)あも
24(金)いの
25(土)ケン



11/21日(火)はお休みを頂きます。


11/20の定休日から連休にして、今月は温泉に行ってきます。


月に一度、連休を貰えるとストレスなく働ける事が分かりました(笑)

3週目辺りに設定をして、そこに目掛けて倒れこむ、そんなペース配分です。

旅行といっても僕のことですから安旅行専門。旅館なら二食付き一泊12,000以内という掟があります。

これって安いですか?



お客さんのある方が「温泉に行った、高かったのに良くなかった!」と話していて、へぇ、2万くらいかなぁ、、なんて想像してたら、何と一泊8万だった!(恥)


たった一晩で8万円なんて、、。しかも2泊なさったそうで、、。16万、、僕は絶対にそんなところ行きません。


16万もあったら、歌舞伎町のテルマー湯に68泊も泊まれる。





そして、吉野家で牛丼が421杯も食べられる。







僕は安い隠れ宿を探すのがライフワークと化しています。上限は何となくの12,000円。


今まで関東近辺で百カ所以上泊まりましたが、安くて楽しい宿は沢山あります。安くとも、アイディアや個性がある宿が多く、とても印象に残って良かったです。

漁師さんのやってる岬に建つ民宿とか、ご家族でやってる山間の旅館、お婆ちゃん2人の文豪の宿、、、。ご飯もそれぞれのおもてなしで美味しいんですよ。
逆に高いところは個性に欠ける気がします。料理も器も美しいけど、どれも似たような感じ。



そんな中で、また湯河原にて安旅館を発見してしまいました、、。広大な敷地に露天風呂、風呂のそばには巨大な滝があるらしいです。







ここで、二泊三日とも何もしない予定です。本を読み、湯に浸かり、粗食をもって年末年始に備えて鋭気を養う予定です。


カウンター工事が終わり、評判はすこぶる良く、僕も余りに働きやすくて嬉しい以前に拍子抜けというか、腑抜けになっております。今までの悩みは何だったんだろうか。


それはそれで良いことなんですけど、、なんか長年の課題が取り上げられたようで少し寂しくもあります。


先は長いので、こういう時こそ休み休みやりつつ、次のアイディアを練ろうと思います。また派手に穴でも開けたいのです。

それには鄙びた温泉で湯治が一番。料金以上の価値があるか、またレポート致します。良いところならいいな
♪(´ε` )




マトンに立ち向かう





食い物カテゴリーのタイトルは大抵「向かい合う」なのですが、今回は違います。

マトンという大きな大きなトラウマに立ち向かう回なのです。



北海道にお邪魔して、早1週間。どうしてもあのサッポロビール園で頂いたラムの味が忘れられないのです。






豚肉と牛肉の間のような、それでいて濃い独特の風味。牛肉豚肉が満たしてくれなかった奥行きが、ラムにはありました。

今まで届かなかった味覚の奥の方を優しく撫でられたような、半端ない充実感。


もう一度あの充実感を味わいたい。

これが、もしもマトンならどうなんだろうか。味覚の奥をグリグリやられたら、それこそ今まで知らなかった幸せが待っているんじゃないか。


元々癖のある食べ物が大好きで、チーズやくさや、発酵食品の類は普段から好んで食べております。

食品で嫌いなものは今のところマトンとホヤくらい。ホヤも新鮮ならまあ、全然行ける位の所なんだけど、登場回数からして低いのでこれは無視してもいいレベル。

北海道出身の人に話を聞くと、大抵の人が抵抗なく食べてるジンギスカン。つまりはマトンなんだけど、どうして臭いモノに目がない僕だけが苦手なんだろうか。


人生を損してるような気がして、段々腹が立ってくる。

小さい頃から母は僕に繰り返し言いました。

「ジンギスカン(主にマトンを指す)なんて臭くて食べられへんよ。あんなん食べる位なら、、、」と、羊の話になるたびに。


親の言葉ってのは不思議なもので、離れてからもどんどん成長していく。

へー、そんなものかな、位から段々とそうに違いない、遂には確信へとなる。



差別思想なんかもきっと同じだと思うのです。本人がいくら自立した思想を持ってしても、例えば「保毛尾田保毛男って気持ち悪いわねぇ」とか、「あの橋の向こう行ったらあかんで」なんて100万回くらい繰り返し言われたら、大人になっても中々抜けないと思う。

(幸いに、うちの親はその類の言葉は一切言わなかった)



母よ、僕は遂にマトンに立ち向かいます。




用意したのはなるべく大人向けな顔色の冷凍マトン1キロ。





わー、かなり匂いがあります。ドキドキしてきました。


タッパーに移して、暫し眺めます。





何でか、心臓がバクバクしてきました。

凄く変な例えなんだけど、僕にとってマトンを克服することは、女性と性行為を出来るようになるのと似ている気がする。



今まで長年に渡り、強く否定してきたものが壊れる恐怖感。人は急な変化が一番怖いのです。


今から女性に関心を持ったら、、生物学的にはいい事なんだろうけど、なんさ色々ややこしくなる。いや、ややこしいのが嫌なのではなく、自分のアイデンティティが崩壊することが怖くて仕方ないんだろう。


嫌いなものの1つくらいあっても、それはそれでカッコいいのかも、なんて思い始める。

そんな事をモヤモヤ考えてるとフライパンから煙が上がってきた。ヤバイ、明らかに考えすぎ。でもなんでこんなに緊張するんだろう。



匂い対策として窓全開で換気扇は強スイッチ、そして僕は短パン一枚です。


とにかく焼いてみよう。






くっさ!!!


確実にアカンやつや、これ。中東の本格的なワキガの方のような匂い、、。


でも、嗅覚と味覚は違うって言うし、、


一口食べてみよう。死にはしない。





えいっ!



ヒー、臭い。どうやっても臭い。大嫌いな匂い。


でも、、ここまで来たらもう同じなのだから、10口連続で食ったらどうなるのか。大雨で傘がなくて全身ズブ濡れで、段々どうでも良くなって、逆に楽しくなってくるのとちょっと似てる。

10口食べても臭かった。


よし、次はニンニク作戦。巻いて食べよう。





にんにくを巻くと、臭さのベクトルが少し変わってきた。ワキガ には違いないんだけど、人間由来ではなくハーブの類の香りのような気がしてくる。

まるで、トルコの後宮のハーレムに集まるダンサー達の汗の匂いが、お香と混ざったみたいだ。うむ、これなら耐えられる。


いざトプカプのハーレムへ!!




段々、ニンニクを食べてるのかマトンを食べてるのか分からなくなってきた。





と、ここで休憩。



お風呂を沸かしてあるので飛び込む。


湯上りには牛乳。臭い消しといえばこれ。





調べてみると、基本的なお店で出されるマトンは一人前150グラムらしい。僕が食べたのは300グラム、致死量の2倍も食べてしまった!!



マトンはまだ僕には早かったかも、です。でも、今回の件を踏まえて確実にラム(一歳未満)はオッケー、マトンの高級なやつも高確率で行けそうです。


でも、いくら美味しくても東京じゃあの興奮は得られないと、、、。旅先の、それも初めての北海道の空気がより美味しく感じさせたんでしょうね。



あの鍋も造形的に好きかも。






ラムは東京で美味しいお店を探して行ってみるとして、マトンに関してはまたいつか北海道に行った時に試してみよう。



それまで待っててな!







トラウマに挑戦するのは人生の節目の答え合わせにも似ています。何せ、自分の内なる神秘ほど近くて遠い存在は他に思い付きません。


僕の他のトラウマは、と。



新鮮でないホヤを食べる

生卵の白いカラザを単独で食べる

黒板を勢いよく爪で引っ掻く

小学校の球技大会に出場する
ゴキブリを素手で触る

オタク口調の声優さんの詰まんなそうなアニメを一話丸々鑑賞する

友達の飼い犬に顔を舐めまわされても、一切拭かずに動じないフリをして話を続ける

伊勢丹メンズ館の三階奥の長身の気取った店員さんと軽やかに世間話をする

確定申告を全部自分でやる
カラオケでラップ主体の曲を唄う
女体の神秘に挑む



まだまだ沢山ありました(笑)





本日お休みとさせていただきます




本日、日曜日ですが台風接近により臨時休業とさせていただきます。僅か四時間だけの営業なのにゴメンなさい。家で選挙報道でも見守りましょう(笑)


僕は昨日、期日前投票して来ました。この天気では流石に、、。



明日の月曜日の通勤時間には最接近するそうです。お勤めのみなさんはくれぐれもお気を付け下さいませ。



あと、私事ですが携帯電話を店に起き忘れた。お急ぎの方はSNS系のダイレクトメッセージまでお願いします。


また火曜日からどうぞお待ちしております。


店主



小樽2日目 ウニ丼とマッサンの故郷




今日は朝7時に起きてお散歩。こちらは寒いですが快晴です。


駅のそばにある三角市場。ここは細長い通りの中に20件くらいの魚介屋さんがひしめき合っております。





中々シブい市場ですこと。





タラバ蟹が並んでますが、値札はなし。どこも一杯からの注文のみ。足一本とかだけで十分なんだけど。





小さな手のひら位ので8,500円だったので、大きなのは多分数万円になると思います、、。


カニは諦めて、似てるのでシャコで代用します(笑)



ついでにボタンエビも。シャコ三匹で千円と、まあまあ。


卵がギッシリ入っています。





旨い!!!

ボタンエビは普通に美味しかったですけど、シャコの方が美味しかったですね。


ビールと合います。またサッポロクラシックビール。





そして、、、、念願のウニ丼。


奮発して、4,500円一本勝負です。キタムラサキは入荷がなく、バフンウニのみ。


いつも思うんですけど、なんでバフンなんて名前にしたんだろか。もっと適当な食欲をそそる名前にしたらいいのに。


なんて文句を言いながら待ってると、出てきました、、




橋で掬ってみる。





素早く掻き込む。なんて贅沢なんだろう。






そりゃ、もう、美味しいんですけど。


でもね、ミョウバンを使ってないので、物凄くプレーン。本来ならばこれが高級な証拠なんだけど、ミョウバン慣れしている僕には味がしないのです、、。少しパンチに欠けると言うか、、。


安物を食べ慣れた僕にとっては、まるで卵かけご飯のようにプレーンなウニ丼なのです。そう、卵かけご飯そっくりな味!


もっと安くてミョウバン臭い、叩き上げのワイルドなウニ丼は東京で頂くとしよう。 貧乏性でケチなので、本場のウニまで文句を言う始末。不幸な話です。





さて、朝飯が終わったら今度は余市に行く。小樽から余市は三駅の近さ。海沿いに西側に行くとあります。


駅前は日本中にありそうな過疎の地方都市、って感じなんだけど、駅の向かいにスコットランドの古城のような門がそびえ立ちます。





向かいはパチンコ屋なんですけどね、、(汗)


中に入ると、更にスコットランド!これは来て良かったです。白樺とか生えてますし。









実際に火入れなどしています。





石炭の匂いが懐かしいです。子供の頃に尋ねたSL博物館と同じ匂い。


マッサンとエリーのお住まいなども移築されています。





こんな可愛いアーチのついた小さなお家。マッサンとエリーは国籍を超え、ここで愛し合い暮らしたのか。

素敵な場所だな。





あれ、っとよく見るとなんと、玄関にある傘立てがキヌギヌとお揃いでした!!




「エリー、傘立て買って来たぞ!」


「マッサン、キヌギヌトオソロヤナヰカ!ワタシウレシ!」





って、んなわけ無いよね。カリモクの戦後大量生産のやつだもん。




その後は貯蔵庫を見たり、製法を勉強したりしました。



そして、早足で向かったのはウイスキー博物館。


中でも、昔のボトルなんかを保存展示しているコーナーは垂涎モノ。可愛いラベルの昔のボトル、持って帰りたかった。


ニッカ第一号ウイヰスキー。ボトルが超可愛い!





ウイスキーを貯蔵している数年の間、経営を支えるために余市で収穫したりんごを使ってりんごジュースを作っていたんですって。





そして、大日本果汁株式会社、略して日果、ニッカ、となったそうです。



注目は、アップルワイン。何とアップル感のあるボトルですこと。僕は恥ずかしながらアップルワインというのを知りませんでした。


アップルワインはりんごジュースからアップルワイン、アップルブランデーを作り、シェリー樽で寝かせたお酒だそう。昭和13年から続くロングセラーだとか。





こちらはポケットボトル。ヤフオクで出てないかなぁ。





試飲会場では、アップルワインとスーパーニッカ、竹鶴の三種がタダで飲めます。ここは入場料もタダ、何とお財布に優しい観光地なのでしょうか。


その代わり、タダに興奮して走り回るオバハンと大陸の方でごった返しています。

特にオバハンは皆んなウイスキーを残してる。マッサン見たら泣くぞ。








ウイスキー二種も素晴らしかったのですが、特にこのアップルワイン、とても気に入りました。



無料試飲コーナーの隣の建物は、恐怖のお土産コーナーとなっております。

なるほどね、ここで一気に回収するのね、、。 今でも発売以来、ほぼ同じパッケージだそう。現地でも売ってたんだけど、、





重くて割りそうなので東京の酒屋の担当者さんにLINEを送り、見積もりの金額がお土産コーナーよりかなり安いことを確認して、その場で発注(笑)

明日からメニューに加わります!


お湯割にしてシナモンスティックを刺して出したら美味しそうだな。冬にいいかも。





マッサン、新メニューをありがとう!!







余市まで来てウイスキーじゃないけど(笑)


さて、これから再び札幌に出まして、最終夜の今夜は炉端焼きです。

もう、胃がパンクしそうな毎日なのですが、本場のホッケとトウモロコシを食べなくては東京に帰れません。


今まで食べた北海道食材リスト


サッポロビール
ジンギスカン
タラバ、ズワイ
生うに
子持ちしゃこ
ルタオのチーズケーキ



あー、まだ石狩鍋とかちゃんちゃん焼きとか、乳製品類に昆布、松前漬けに貝類、夕張メロン、イクラに北海道ラーメン、、。


全然ペースが間に合わないのに、夜中にホテルでどん兵衛とか食べてしまいました。バカバカバカバカ!!





こんなにも美味しいものが集まっている都道府県、北海道以外に他にあるでしょうか?!



ビバ、北海道。まだ明日の昼まで時間はあります。





小樽1日目 ジンギスカン攻略




2年前にいまの物件に引っ越した時に切りまくったカードのマイルが、今頃になって恐ろしいスピードで期限を迎えています。



降り立ったのは新千歳空港。ここから札幌に入りました。発の北海道上陸です。


すぐに尋ねたのが、中央通り公園。「テレビと同じだ!!」と感動もひとしお(笑)






既にこちらは紅葉のピークを迎えております。





そして、タクシーにて札幌ビール園というところに向かう。







こちらはサッポロビールの工場で、現役で稼働しとります。その中にバーベキュー屋さんがあり、とてもセンスが良いらしいとの事。


が、、着いてみると、ジンギスカン専門店だったのです、、。





僕は全く、ジンギスカンが食べられない。2回ほど試して見たんだけど、2日くらい口の周りにワキガの匂いが残り(失礼)吐いてしまった。


その位苦手なのです。


だがしかし、天板はあの形のが一枚のみ。「本当に美味しいので試してみて」と言われるまま、腹を決める。


まずは、大好物のカニ二種で気持ちを整える。タラバとズワイ、まさに天国のチョイスです。







地獄の前に、責めて良い思い出を。お魚も行きます。





好きなもので腹を膨らませておき、後半の羊ガスに耐えさえすればここから出られる。牛肉も匂いが付くので何も食べられないけど、1秒でも早くここから出たい。


そしてとうとう、その時が来てしまった。






わー、苦手だなぁ。焼きさえしなければまだ見てられるけど、、臭い脂が加熱されて室内に拡散して、、。オェェ。





あー、恐れていた絵が目の当たりに。


ここまで来たら食べてみよう、と口に放り込む。


名物、サッポロビールで流し込む!





あれ、何だか香ばしくて美味いぞ!!


これは美味い。濃い牛肉の味というか、ハーブのような香り。ハラミより上品で、香木を焚いてるような香りが鼻を抜ける。







二回も追加してしまった、、、。また食べたい、というか大好物の域。


後で調べたんだけど、ミルクで育った子羊を、そのまま穀物で育てるんだそう。牧草を少ししか与えないので匂いがないんだとか。


東京でも少し、空輸しているお店があるとかで、調べてみよう。ううん、サッポロの奇跡としてこのままそっと蓋をしていた方が良いのかも、、。






札幌ビールを後にし、小樽へと向かいます。電車で30分のレトロな街並み。

それも、今でも現役で経済の中心、というよりも、過去の繁栄を経て少し落ち着いたような雰囲気なのです。

小樽は前から目を付けていました、、。











小樽は明治期に北海道全土から採れる石炭の出荷拠点、外国貿易の拠点、そしてニシン漁の好景気にあったそうで、想像を絶する経済活動により、かつてない繁栄を迎えていたそうです。



ニシンひとつ取っても、ある網元さん一件の年商が250億たったとか、、。ブッ飛んでますな。

そんな訳で、為替取引とも連動し、街中には銀行や保険、証券の為の大きな建物がバンバン建てられ、今も残ります。


既に駅が立派なのですもの。





夕方4時に着いて、少し散策。運河沿いの激安ホテルを取ったので、そこを拠点に古い町並みを歩く。


夜に備えて海鮮丼をチェックし、胃を拡げて備える。


僕が食べたいのはこういう下品なくらい大盛りのウニ丼です。ウニの土石流というべき、大盛りのやつ。勿論新鮮で味もよく、香りも見た目もいいやつしか食べたくない。8,000位までなら出してもいいと思ってる。








間違ってもこんなの食べたくない。これなら店内で暴れる。(観光地なのでたまにあるらしい、、)




チェックを終えて午後5時。少し疲れたので横になったが最後、、。



窓がオレンジ色になってる。あれ、夕焼け?





ギャー!13時間も寝てしまった(笑)


伴侶はカップラーメン食いながら缶チューハイ飲んで待ってたみたいです、、。御免なさい。


13時間も寝てしまった、、。ジンギスカンを消化するのに体力が必要だったのか、、とにかく深い熟睡をありがとう、北海道よ!!



というわけで、朝ごはんにウニ丼食べて参ります。10時なので出かけるとしよう。



水曜8時よりお店は再開となります。どうぞよろしくお願いします。





話に聞いた「変な店」





世の中には沢山の変な店があります。想像を絶するユニークなお店に、こだわり過ぎてお店の程をなさない店など、話では沢山聞いた事があります。


聞くたびに、ウチは普通だなーって痛感します。まあ、凡人がやる事だからそれが自然なのだけれど。


聞くのは良いんだけど、どんどん忘れていってしまうので、今後覚え書きとして書いてみます。

実際に行ってないので、(既にない店多数)細かいソースなどはお許しください。



***


オネエが入店管理する謎の美容室バー


芦屋の高級住宅地の山の奥に佇む閉ざされた美容室。オーナーは明らかに公家の出身と判るご苗字の男性で、元モデル。死ぬほど格好いいらしい。

お昼は美容室をなさり、夜は友人が屯してバーのようになったのを機に、超会員制バーとなった。


夜な夜な集まるお客さんは皆さん個性的で、底抜けにセンスの良い人達が毎晩集っていたそうです。


噂が噂を呼び、お金持ちや芸能界まで、その店や彼を一目見たくて目指すんだけど、名家出身の美しいオネエはお金に困ってなく、意地悪なので、ミーハーな人たちを一切受け入れない。



時はバブル期。裕福そうなOLさんと思しき女性3人組が「入れますかね、、?」とドア越しに尋ねる。

「じゃ、何か面白い事やって。」


えー、何それー、出来ないしー、ダメですかー?と言った瞬間、ドアが閉まる。それ以降ニ度と開かない。(笑)



ある日、ハーレーにて乗りつけたカップルがご来店。

大きなバイクの横にはサイドカーが付いていて、飛び切り美しい女性が澄まし顔で座っていた。







オーナーはいつも通り「じゃ、あんた面白い事やって。」と女性を指名。


その女性は立ち上がり、履いていた網タイツを手で破り、その千切れた両端を固く結ぶ。

女性はそのまま店の前を全力疾走し、タイツが絡まって転ぶ。また立ち上がり、また転ぶ。サングラスが外れ、シャネルスーツが泥だらけになる。

また立ち上がる。黙って見つめる彼氏。



「はい、中へどーぞ。」







***


意地悪ババァのうどん屋



讃岐のあるうどん屋さん。婆さんがご亭主と2人でやっているんだけど、厨房に居るのはご亭主のみ。婆さんは店の前に椅子を置いて何やらお客に指示をしている。


店に来た客は丼を手に取り、セルフで麺を受け取る。ここまでは街によくある「はなまるうどん」なんかと同じなんだけど、ここからが少し違う。


店の隣は広大なネギ畑になっていて、ババァの指示でネギを刈り取り、付属の流し台のまな板にて自分でカットするんだそう。


しかもババァが「あんた早くして」とか「もういい、早く次に譲れ」とか口うるさく指示を出す。


グズりながら食べる子供を慰める家族や、呆然とするカップル。

食べ終わったら隣には流し台があって、自分で使った丼を洗わされる。洗い方が悪いとまた叱られる。


ババァはその間、一度も立ち上がる事がない。




***


六本木にあった華道家のバー


六本木の中心地、あるビルの地下にあったバー。完全会員制。


こちらも時はバブル絶頂期。天井には二億円のエミールガレのシャンデリアが下がり、壁という壁に蘭やバラや百合など、百花繚乱の花が活けてあり、花のむせ返るような香りが店内に充満している。


お店を経営するのは今もご存命の華道家の御仁。やんごとなき方にお花を活けたりなさる傍ら、バーを経営なさっていた。


店のスタッフは紋付袴を来た若い美しい男性達。お客さんは超富裕層に俳優、世界的なデザイナーやアーティスト、銀座でもトップのホステスさんなど。


店主は時に、連れて来られた若い客を試す。

大相撲で優勝したときに使う、タライのような朱塗りの盃に日本酒を一升注ぎ、飲み干せと指示する。






飲み干したら、認めて貰えるんだそう(汗)

人に飲ませるだけではなく、自分でも飲まれる。時に酔った店主は全裸になり、能装束のような透けた衣を一枚羽織って、能面を被り、巨大盃を掲げて音も立てず静かに踊り出す。







カウンターには女優の杉村春子さんやデザイナーのピエールカルダン。


ある時はやんごとなき方面の男性が店を貸切になさり、当時高価なドンペリのヴィンテージを開けられた。この時の器は朱塗りの盃でもバカラのグラスでもない。

紋付袴を来たスタッフの1人が体操選手で、逆立ちをさせて彼の玉袋を引っ張り、そこにドンペリを注いで召し上がったという。


眉目秀麗なスタッフの面接はハワイ旅行。そこで生活を共にして、採用の判断をするらしい(汗)





***

祇園にある某店



こちらもオネエの経営するバー。


いわゆる祇園の花柳界の位置にあり、高額なお会計で有名な某バー。


カウンターに座ったお客さんが会話の中で「誕生日なんですよ」なんて口走ったらそりゃもう大変なことになる。


夜中の2時にもかかわらず、5分くらいしたら巨大な丸いバースデーケーキに、自分の名前入りのプレートが乗っていて、盛大に蝋燭が灯っている。

「お兄さん御目出度うさんどす!これは店からどす!!!」


タダで食べるわけには行かないので、言われるままにシャンパンを開けると、お会計は大変な額に膨れ上がる。


実は馴染みのケーキ屋を毎晩開けさせ、裏の電話で指示して配達させているのだそう。


ここのお会計が高いかどうかは別の価値判断にあるそうです。急にお客さんのリクエストで「明日、歌舞伎見たいんだけど、何とかならんか」みたいなオーダーに答えられ、最前列を並びで確保出来るらしい。


その際にもお金はとらず、再訪した時にシャンパンが開くという仕組み。




世の中には恐ろしいお店がたくさんありますねぇ、、。ウチはそんな事しようなんて想像も出来ないけど。



って、ババァとオカマの店ばっかりじゃん、、、、。





他にも沢山あるのですが、また思い出したら書きます。バーに立ってて面白いのは、トンでもない店の思い出話を聞かせてもらえる事もその1つです(笑)





人のフリみて我がフリ、、




少し前なんですけど、或るおしゃれなレストランにフラッとお邪魔しました。


店内は空いてて「ラッキー!」とばかりに窓側の席に座ろうとした。

誰にも話しかけられずに、窓から景色を眺めながらポーっとするのがたまの贅沢なのです。



そうしたら店内の奥まった席に旧知の仲のオーナーさんがいらっしゃった。普段、店ではたまにしか合わないんだけど、珍しくいらしたのです。


ご挨拶がてら、お隣に失礼する。こんばんは、と彼女に声をかけた僕の声を最後まで聞かずに


「もー、何だか暇なのよ、いつもは忙しいんだけど!最近はあれをこーして、こんな工夫をして、その効果でこんな取材があって、何とかって有名人が来てね、、それでね、、」


この方、割と人懐っこい方ではあるんだけど、ちょっとビックリした。こんなに話したっけかな。


「まあ、横に座りなよ」と、一番恐れていた言葉を掛けられた。あーあ。


やっと一息つかれたようで、「最近はどう?」と僕に聞いてきた。


「あ、僕ですか?まあ変わらず、、そういえばこの間某さん(共通の知人)と道で会ったんですよ!」

と、当たり障りのない話をした。こう言う場合、あんまり踏み込んだ近況報告するのも何だか嫌なので、大抵そうするんだけど。


女性オーナーは自分の話の方が優先らしく、


「ふーん、私はね、この間ある有名なパーティーに行って来たの。日本を動かしてるような人が一堂に会しててね、」


おい、話聞く気全くねーだろ!!




そこからは彼女、1時間話しっぱなし。華麗な人脈、新たに浮かんだアイディア、自分が努力しても中々報われない辺りとをうろうろ。



何かを言おうとすると「違うのよ!」と遮る。もう、その相槌が癖になってるんだと思う。

しまいにゃ共感していて、僕が「分かりますよ、それ!」と相槌を打っても「違うの!」と言う。



(`_´)ゞ


失礼だけど、心の病気か、そうじゃなきゃ少しバカなんじゃないかと思った。これじゃまるで僕はゴミ箱じゃないか。

クソみたいな時間を返して欲しい。


流石にうんざりしたので、急に予定が入ったので出ないと、と伝えた。


そうしたら彼女、「君と話すと楽しいわね。またいっぱい話そうね!」と。


話すって、、、一方的に1人で撒き散らしてただけじゃん。。


昔は素敵な人だったんだけどなぁ。2人で話をする時って、半分は我慢だと思うのです。2人で話すんだから50パーセントずつの配分。

もちろん、盛り上がる時はそんなのどうでも良いんだけどさ。

普段よっぽど理解されてないストレスなのか、これじゃ誰も寄り付かないよな。


僕も同じ傾向があるので気を付けないといけないのだけれど、(お店が静かな日が続くと自信喪失してつい泣き言を言ってしまう)それも今ではグッと飲み込めるようになった。相手から聞かれたら、加熱しないよう慎重に答えるようにしている。


本当に気を付けないといけないのです。




***




少し経って僕の店。同じような傾向の会話をする人がいらした。半円となったカウンターの一体感の中、彼の破壊力は半端なかった。


例えば、みんなで北海道と沖縄、どっちがいいか、みたいなこれまた他愛もない話をしているとする。ある一定の決着に辿り着くその直前に「僕は台湾が好き。だってね、、」と説明を始める。


そんな事が毎回10回位続くので、皆んな呆気にとられる。


流石に僕も、「その話、今関係なくない?」と指摘するとお茶を濁され、、。


そんなこんなで終始、不穏な空気がカウンターを包んでいた。


そんな時間を切り裂くようにゴールデン街でバーを営む、僕の心の師匠が入って来た。





彼女は竹を弾道弾迎撃ミサイルでカチ割ったようなサッパリした性格なのです。





話を遮る彼の隣に迎撃ミサイル、じゃないや、師匠が座られる。こりゃ危ないなぁと思いつつも、何となく静観する。


お二人は前からお知り合いのご様子なのです。



3分くらいして、カウンターの端から師匠の叫ぶ声が聞こえた。

「テメーよ、さっきから人の話の腰ばっか折ってんじゃねーよ!!!」



わわ、もうミサイル発射(笑)



余りにも話を聞かない人には、直球投げる位が丁度いいかもですね。その後その技を盗んでいます(笑)

心の優しい聞き上手な人の時間を奪う事は僕には耐えられません。


先ずは僕がそれをしないように、気を付けないといけないんだけど。




特に難しい話ではないのですよ。少し相手の気持ちになって耳を傾ければいいだけの話なのです。




本日火曜日営業します♪(´ε` )




いやはや、昨日は失礼しました。工事が早く終わるものだとタカをくくっていたのが甘かった。


ローズウッドって木は本当に硬いのです。大工さんもノコギリが切れなくなると手こずっていたし、僕もドリルの刃を二本、折りました。



リベンジで、本日火曜日オープンさせて頂きます!24時まで。


だって、ラジコン買ってもらったら早く走らせたいでしょ?


そんな気分です♪(´ε` )





さてさて。昨日は朝9時まで宿泊待機。車がついたと思いきや、えらい大きなモノが到着。





(大工さんのお一人がうちの伴侶に似ていました、、)


5人でよっこいしょ、とばかりに車から降ろす。しかし重い。





カウンターのサイズより全然大きい、この材木。勿体無いな、、残りはどうするんだろ、なんて思ってたら、「斜めになる文、両端をかなり落とさないといけないので、そんなに余りませんよ」との事。へー、そんなもんかね。





カウンターに乗せてみました。これで、どういう角度で載せるかを決める。3つの要求を簡単に伝える。





お客さんが丸く座って話しやすいのと、僕が作業しやすくまな板が露出してる事と、僕が更に前に出たい。


線を引いて、形を決めます。


そしてここからが大工さんの腕の見せ所。ピアノとぴったり合わせるべく彫り込んでもらう。





何やかんやで夜になり、完成。





ローズウッド、つまり紫檀はブラウンががった紫色を帯びてるんだけど、光の加減とか、細かな傷が沢山あると白く見える。凄く細かく磨くか、ワックスとかニス、和風なら拭き漆なんかで塗装膜をかけてやらないとあの色にならないんだそう。





生の木のままでも良いんだけど、ちょっとカントリーっぽくなるのと赤ワインなんかをこぼすとそのまま跡が残るので、絶対に避けたい。


蜜蝋の入ったイギリスのワックスをかけます。皆さん帰られて、ここから1人。



うすーく伸ばして、拭き込む。最初はテラテラいやらしい色ですの。





乾いたらスコッチで磨き上げ、その後はひたすら木綿の布でゴシゴシ、、






中々気に入っております。ピアノとも色を合わせました。





噛み合うところも丁寧に磨きます。気付けば2時間も、、





前回の仮のカウンターがこちら。





今回、こんな感じになりました。




まあ、有りがちと言われればそれまでなんですけど、緩やかなカーブを描いて、随分横並びの方と話しやすくなりました。後ろのソファだって、僕とだって。




顔、見えるでしょ(笑)





居心地いい空間って難しい。人によって違うもんだけど、僕が思う居心地の良さを再現出来たらそれが一番良いのかな、なんて思います。流行とか最大公約数なんてクソくらえですわ。


人に合わせても結局は受け売りなわけで、自分の思う空間。僕にとっては実家の狭いお茶の間とか、狭くてゴミゴミしているところが好きなのです。



かまくらとか、ずっと居られます(笑)





七輪でメザシ焼いて、塩辛と日本酒、熱々の熱燗でね。炬燵にラジオ、小説。



あと、狭くてボロい屋台のラーメン屋とか、キュンキュンします。

整理された古ボケた引き出しとかあって、中には使い込んだよく切れるハサミとか、絆創膏まであったりして。





ボロくて狭い、そして機能的な様子についキュンキュンしてしまうようです、、。


キャンピングカーのキッチンとか、想像するだけでクラクラします、、。乗った事ないけど。





狭くて機能的なキヌギヌに再会できたような気がして嬉しくなり、つい塗り残した塗装なんかに手を付けてしまう。早く帰ればいいのに、、。





そこから大掃除。店内ホコリだらけなのを拭きまくる。雑巾8枚潰して、もう全て。床まで。


さすがにフラフラしてきたので、チャリで家に帰る。


朦朧としたままコンビニに寄って麦茶のパックを買ったまでは良いんだけど、チャリのカゴから財布を落としてしまい、それを自分の自転車でガリガリ轢いてしまった!!!










盗まれた財布買い換えたばかり。盗まれたチャリも先週に買い換えたばかり。

新しく僕の元に届いた2つがお互いを傷付け合うマリアージュ、、。カインとアベルじゃあるまいし、参ったなぁ、、。



その点、木は良いですよねー。傷も味のうち、また削って塗膜すれば元に戻るし。


そんな方にはラムダッシュの銘木で作る、限定シェーバーをどうぞ!(笑)







カウンター工事の辺りはここで完結となります。長らくお付き合いありがとうございました。

明日からはバリバリ好きに働きます!


明日は24時で閉めます。どうぞよろしくお願い致します。





(補筆)今日は諦めます、、




残りの工程を洗い出したところ、今日中の開店がどうしても無理な事が判明しました、、。



大阪の方、ならびにしゅうくん、アキさん、せいだいくんとそのお友達、ごめんなさい。


水曜から気持ちも新たに頑張ります!連休頑張ったから許してm(__)m






***

22:00からと書きましたが、、凄く申し訳ないのですが、その時間に間に合いそうにありません、、。


22:30頃を見計らって頂けると有り難いです。


大阪から向かっている方がいらっしゃいます。何としてでも開けなければ!



***



カウンター搬入が朝9時。100キロくらいありますよ。





今、これをピアノの形に彫り込んで頂いてます。詳しくはまた後日に、、。



なんせ硬くて重い紫檀の板。加工が思うように行かないとの事です。大体、工事のその夜に営業する方が無茶なんですけど、、、。


今から2時間半くらい工事が続きまして、その後大掃除。なので10時位から、少しですが營業させて頂きます。




店内はこの通り。毎回思いますけど素敵です。お客さんのジュンくん言わんところのサーカス小屋みたいな店だな、こりゃ。







僕はそれまで非常階段にて休息。






充電器と烏龍茶があれば、そこは天国なのです。呼び出されるまではブラームスなんか聴きながら本読んだり、携帯のパズルゲームをしたりしてます。


階下では何やら楽しそうなパーティーの声が聞こえます。何とシュールなんだろうか。


そして明日はお休みを頂きます。宜しくお願い致します。





calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 並木、ドアその後。
    yukie
  • 風立ちぬ、を観てきました
    店主
  • 風立ちぬ、を観てきました
    takepon
  • 秋からの制服を考える
    店主
  • 秋からの制服を考える
    yukie
  • 昭和レトロ探訪〜新宿三丁目「千鳥街」
    三橋 順子
  • うーん、調子がよくないのです。
    シンスケ
  • うーん、調子がよくないのです。
    ゆう
  • うーん、調子がよくないのです。
    YASUO
  • マンハッタン旅行記(その1 街並み編)
    Sige

recent trackback

recommend

南の島に雪が降る (知恵の森文庫)
南の島に雪が降る (知恵の森文庫) (JUGEMレビュー »)
加東 大介
太平洋戦争末期、赤道直下の戦地ニューギニアで慰問団を結成し、7000人の兵士を楽しませた元歌舞伎役者の実話。ジャングルの中に歌舞伎座を建て、馬の尻尾や棕櫚の繊維で結いあげた鬘、パラシュートの打ち掛けや緞帳、ガーゼの糸を間引いた紗幕、そして紙吹雪を用いての雪景色に、遠い故郷を思い出し、兵隊たちは声を上げて泣く。究極の状況下での知恵と優しさの詰まった人々の心の触れ合いを描いた温かい作品。

recommend

伽羅の香 (中公文庫)
伽羅の香 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
宮尾 登美子
何不自由なく育った主人公は、何気なく始めた香道の奥深さに知らぬ間に溺れてしまう。免許皆伝の暁には、と始めた会合。気がつけば彼女の自宅は時のサロンに変貌し、有力者が訪ねて来るまでになる。しかし少数の仲間はそれをよく思わず、時を同じくして太平洋戦争の足音が忍び寄る、・・・・。
蘭奢待を始めとする平安から連なる奥深くも豪華な数多くのエピソードが、読み人を香りの世界へと誘う。
安いもので構いません、お好みの香木を焚き締めながらの拝読をお勧め致します。グッと気分が出ます。

recommend

グロテスク〈上〉 (文春文庫)
グロテスク〈上〉 (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

recommend

一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

recommend

悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

recommend

女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

recommend

 (JUGEMレビュー »)

昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

recommend

針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

recommend

連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

recommend

明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

recommend

宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

recommend

朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

recommend

社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

recommend

梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

recommend

写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

recommend

極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

recommend

 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

recommend

芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

links

profile

書いた記事数:865 最後に更新した日:2017/12/17

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM