爽快な夢を見た



人の夢の話ほど不毛な文章は無いのですが、忘備録として書いてみます。


もちろん夢の中の話。


大通りにて、自転車にまたがってたまにバイトをしてくれているけんいちくんと立ち話をしていた。

どういう経緯かはわからないんだけど、僕の腰の後ろのお尻の辺りに拳銃を隠していて、それを隠すように鮮やかな白と青のストライプのシャツを裾を垂らして着ていた。

風が吹いて、けんちゃんに拳銃を見られてしまう。

けんちゃんが大きな声で「しんちゃん、カッコいいピストルだね!お店で使うんでしょ?」と大声で言う。

えっ、けんちゃんそんな事大きな声で言わないでよ!と制したが遅かった。

近くにいた警察官が僕に近づいてきて、ちょっと見せなさいと話しかける。

僕にはお店の開店準備があるので、関わると遅刻になり、告知なんかで面倒なのでいっそ自転車のペダルを漕いで逃げようと思ったのです。けんちゃんさよなら!と叫ぶ。


「待ちなさい!!こらー!」と追いかける警察官、僕は必死に逃げ切ろうと裏道をすり抜けます。


その間にもどんどん警察官が増え、総勢200人はいるだろうか、物凄い大群に追われますが、僕は着ているものをどんどん脱いで気付かれないように変装していきます。


シャツを脱ぐと、赤いジャケットに。そんな服持ってないんだけど夢だからまあ良い。商店街の帽子屋さんのテンガロンハットを自転車ですり抜けて奪って被る。

赤いジャケットを脱いだら今度はお寿司屋さんの白い白衣、小道具に出前の桶。そんな具合。

自転車を漕ぎながら変身ショーを繰り返してるうちに、お腹が減ってきた。と思うと横に並走してきたイケメンのレゲエのお兄ちゃんが大阪弁で話しかけてくる。

「兄さん、大阪へようこそ!たこ焼き食べへんか?」

と、美味しそうな焼きたてのたこ焼きを爪楊枝に刺したのを差し出して食べさせてくれる。熱くて火傷して上顎の皮がめくれた。

見上げると頭の上に通天閣が見えた。オレンジ色の夕焼けにそびえ立つ立派な塔にネオンが浮かび上がる。街の人々が色んな食べ物を一口サイズに小さく切って僕に食べさせてくれる。


鯖寿司やら小さな稲荷寿司、海老の天ぷらもあるぞ。お腹が一杯になったのは良いんだけど、警察官はすぐ後ろに迫ってくる。

目の前に商店街の方と思しきおじいさんが8人ぐらい、マラソンのゴールのように横断幕を掲げている。

「この先を右に曲がれ!」


右側には道なんて何もない。うどん屋さんの暖簾があるだけ。だけどおじいさんが指を指すので、猛スピードの自転車で暖簾を潜ると、中は1キロくらい続く広大な縦長のうどん屋さんになっていた。

長いテーブルの上を自転車で走りぬける。家族連れの子供が手を叩いてはしゃぐ。

丼がバリバリ割れる音、豊かなお出汁が飛び散る。ネギのみじん切りが顔にかかる。

夢ながら、汗まみれになって自転車を漕いでいるんだけど、もうすぐ前に壁が迫っている。壁には大きく


「お疲れさんでした!行き止まり」



と書いてある。頑張ったがここまでか、、。

仕方なく自転車を停めると、警察官がアリの群れのように追いつき、僕はあっけなく確保される。

うつ伏せに押し付けられ、ボコボコに頭や背中を踏まれる。これだけ逃げ切ったから仕方ないな、なんて納得していると警察官の1人が声を上げた。


「あれ、拳銃だと思いましたがバナナだったようです!!」


僕の腰の後ろ側には真っ黒な柔らかいバナナが刺さっていて、既に柔らかく潰れていた。




警察官が「全員退去!」の号令が聞こえた。


***

そこで目が覚めました。バケツの水でも被ったみたいに沢山の汗をかいているんですが、物凄い爽快感。


というか、20分前なのですが、、これから仕事行かなきゃです。

あー、無性に鯖と海老天の乗ったうどんが無性に食べたくなった。





詰まらないブログでゴメンなさい、、。

藤村俊二さん、ありがとう



2/5(日)は、横浜にて用事がありまして、オープン時間が22:00頃になってしまいます。

あまり遅くなるようでしたらクローズしてしまうかもですが、なるべく開けたいと思っております。もしいらっしゃる場合にはお電話を頂ければ有り難いです。

申し訳ありません、、。




藤村俊二さん。お亡くなりになりました。

僕には一方的に思い出がありまして、今から20年くらい前の事、22歳位の頃に青山の藤村さんのワインバーに連れていって頂いた事があります。

広いアンティーク調の店内はシックな内装で統一され、西洋のお屋敷のようでした。

そのフロアを所狭しと凄いエンターテイナーなオール男性のスタッフさんが7.8人いらして、各テーブルを文字通り沸かせていました。

色んなタイプのスタッフがいらして、若いのからお年を召した方、どう見てもモデルのような美男子から、ポッチャリしたパヴァロッティ似の日本人離れした陽気な方など、まるで舞台の上のバーのシーンのようでした。

各テーブルは、ワインを嗜みながら、どちらかというとスタッフが繰り広げるエンターテインに夢中という感じで、しかもそれがさり気なく、粋な感じ。

家に暖かくお迎えしているような自然な雰囲気なんですよね。

当時、大阪は心斎橋のど真ん中で馬車馬のようにカフェで働いていた僕は完全にノックアウトされ、藤村さんのお店に一瞬で魅了されてしまいました。


お客様は、余裕のありそうな穏やかな大人ばかり。テレビで見たことのある芸能人が15人位いらして、ミーハーな僕は東京の凄さに圧倒されてしまいました。


確か、店の奥にアンティークのアップライトピアノかあり、世界で二台だけのモデルかなにかで、一台は皇室にあり、ここのは黒澤明さんから譲り受けたとか何とか。


完全にビビってお漏らし寸前のその時、藤村俊二さんが現れました。


イギリス紳士のような渋いジャケットに身を包み、白いひげを蓄えた彼はすべてのテーブルをまわり、挨拶をなさいます。

もう、格好いいのなんの!!


遂に僕のテーブルまでいらっしゃり、僕の目をじっと見つめて「素敵なお髭ですね。とてもお似合いですよ。今晩はどうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。」と丁寧に、笑顔で仰る。


ギャー!!



店内は元々、大人な空気というか、エレガントな雰囲気この上ないんだけれど、藤村さんが通り過ぎた後には、さらに優雅な空気に満たされ、まるで魔法がかかったみたいだったのです。



その後、お客様がテーブルを跨いでお話を始める。いわゆるサロンのような素敵なノリに。


いい人が集まる空間には、素敵な空気が漂います。


その中を颯爽と走り回るギャルソン達。藤村さんはいつの間にか居なくなっていました。

おもてなしってこういう事なのか、と心から関心してしまいました。



当時の僕の心斎橋のカフェは、ほぼ全員が女性のお客様で、とにかく混んでて忙しかった。

ただ走り回って飲み物とデザートを提供するだけの毎日を過ごしていた僕に、本物のサービス、心意気を教えて下さったお店でした。


その後半年くらいして上京することになり、奇しくも藤村さんのバーから歩いて10分位の場所のお店のマネージャーになるのですが、経済的に激貧だったのでなかなか再訪する事が出来ず、ずっと気になっていました。



そうしたある日、青山墓地の辺りを自転車で走っていた所、黒塗りのオースティンが信号で止まりました。

ロンドンで走っているタクシーの、あの車です。

中を覗くと、忘れもしない後部座席のベージュのソファの真ん中に、藤村さんが座っていました。


素晴らしいデザインのジャケットにシャツで、その色が薄い桃色。どう見ても英国紳士のようでした。


目が合いまして(こちらがガン見してただけなんだけど)会釈して下さいました。


ギャー!ギャー!!!





お店自体は2010年に閉められたとの事でしたが、やはりもう一度、無理してでも行くべきだったのか。それとも一度きりにして心の奥に閉まっておいたから良かったのか。

今でもわかりません。



ともあれ、クソガキの僕に、大人な遊びとは、おもてなしとはを僕に教えて下さった大切な方でした。



ググったらお店のお写真が出てきました。





あー、懐かしい。素敵な場所は人が作るんだな。


オヒョイさん、ありがとうございました!









看板を乗り越えて!




週末のバタバタが終わった深夜の時間帯のこと。

お見かけしないお二人組が入って来られました。オシャレで大人しそうな雰囲気。好感持てますw



聞くと、もちろんゲイの二人組なんだけど、新たな飲み屋を開拓しようということでキヌギヌまでいらしたんだけれど、入口の「いちげんさんお断り」の看板を見て、3回帰られての4回目のご来店だとか。



いやー、有難いし、申し訳ない。


看板を乗り越えていらして下さった瞬間は感慨深いものがあります。シンプルに嬉しい。



その後にも初来店のお二人組み。同じくオシャレで穏やかな方でした。居合わせた人でマジメに、かつ砕けた雰囲気で、他愛もない馬鹿話をボソボソ繰り広げました。

そう、これこれ。これなのよ。




「いちげんさんお断り」看板は、いきなり初対面の泥酔した騒がしい人が入って来られても困ってしまう時の、僕の為のものなんです。




今まで、色んな理解を超えたお客様がいました。よそのお店の経営者さんは今までそんな人は居ないという方も居ますが、僕のお店に変な雰囲気があるのか、僕が神経質なのか(多分両方だけど 笑)結構な割合でトラブルもありました。



動物園感覚でゲイを見に来るストレートのグループや、騒がしい女性のチームや、品定めしてくるようなプロっぽい方も苦手です。



要は僕はビビリなんです。他の店主さまよりもお客さんが怖い。(笑)









そこに看板があると、僕は「そのような事情により、ゴメンなさいね、、」とお互い傷つかずにお断り出来ます。





矛盾していますが、コンセプトを理解して下さる大人な方は、どうぞ看板を乗り越えていらして下さい。僕はニヤッとお迎えしますw


京都らしい二枚舌な作戦かもしれませんし、解りにくさこの上なく感じも悪いですよね。重々承知の上です。




でも、そういう曖昧なルールが僕の性に合っています。


「はぁ?何様だよ?(´・_・`)」って思う方の方が多いと思います。

せっかく行ってやろうって言ってるのに何だよ、と。


だけれど、僕だって売り上げ捨てて未だに突っ張ってます。

でも、この方法がいちばんしっくりきました。もう長くこの方法を続けてきました。




僕のお店の一番の価値は音楽や内装以前に、素敵な思慮深いお客様が集ってる、という事に担保されていると思います。

それさえ守れれば、後は楽しむだけ。




話をまとめますと、いちげんさんお断りの看板はあるのですが、気が合いそうな方なら入れますよ、というお話でした。

どうぞ、気になる大人のゲイの方、怖がらずに開けて入ってきて下さい。(・Д・)ノ



僕がもっと成長するまで、まだ暫くこの極めて曖昧な方法でやらせて頂きたいと思います。ビビリですみません。











解りにくい京都出身の店主より











ポトフ好評です(^_-)



火曜、水曜、木曜と出すことにしましたポトフ。

上手く残れば日曜日も少し出せるかもしれません。在庫の様子に依るところですね。

金、土曜日も出したいのですが、こちらは完全にアウトでした、、。どうやっても手が足りなそうです。なので、どうぞ平日にお越しくださいませ。



さて、今回はサザザっと20食分をお店のキッチンにて拵えました。





具材は定番の人参、玉ねぎ、じゃがいも、セロリにブロッコリー、ソーセージ。

ハーブはローリエとローズマリーです。

大鍋で一気に仕込んで、6食毎にタッパーに分けておく。それを電気式の機械で保温する、という訳です。後は盛るだけ。


茹でておいたブロッコリーは直前に保温機で温め、ベランダのローズマリーを添えてお出ししています。

何故かお箸を添えていますが、これはこれで気楽で良いでしょw







お客様が撮ってくださった別の盛り付け。玉ねぎ1/4カットも煮崩れずに煮えました。






70〜75度でゆーっくり煮込むと、型崩れしないのですってよ。口の中で溶けます(^_-)



そして、僕の好みでポメリーのマスタードを添えて。骨壷のようなこの仏蘭西のマスタード、一度食べると他のマスタードは霞んでしまいます!




我ながら美味しくできましたよ。野菜ばっかりですが、これで500円ですもの。オススメでーす。

今夜もお出しします。



いやー、寒い日が続きますね。ゼロ度を下回る日なんてザラですし、僕も自転車通勤に辟易しながらも、何とか通っておりますが、温かい食べ物に暖められる暖かさは暖房とは全然違いますね、、。


関西の料理に粕汁というのがあります。酒粕に根菜類と鮭のは身、セリまで入ります。これがね、本当に美味くて温まるんですよ。この冬に必ず一度はやりますね。

拾い物画像ですがこんなんです。




汁もの料理、、。大好物です。ラーメンも汁重視で選んでいます。


豚汁におでん、クリームシチューにビーフシチュー、けんちん汁もミネストローネもクラムチャウダーもやりたいですね、、、。


まだ未定ですが、平日のお料理は暫く続くかもです。作っていて楽しいのです。w

昼前から入ってモーツァルトなんか流しっぱなしでね、ベランダ開け放って。

バーカウンターで切り物してたら小鳥がベランダで鳴いていて。ローズマリーを刈り取りに行くついでに小皿にお米を載せて餌をあげて。

庭の木を観察してるとミモザや梅、バラの新芽がパンパンに膨らんでます。

冬なのに強く春を感じます。



春が待ち遠しいですねー。





ではまた。♪( ´θ`)ノ






ハッピーアワー始めます!



真冬のキヌギヌちゃん、お陰様で忙しく営業させて頂いております。ありがとうございます!



週末は床が抜け落ちそうな位混み合うのですが、平日の早い時間がイマイチ閑散としています。


その差はどう見ても別の店。平日は静かな喫茶店のようで、週末は台湾の混んでるクラブみたいな感じです。


僕としては、平日の早い時間は営業している中でお楽しみの時間帯なんですよ。おひとりさまのお客様が数人集まって世間話をしたり、声を張らずにゆっくりとお話し出来るのは平日の醍醐味。


やっぱり、人と話すの好きなんですよねぇ、、。


そこで、冬のハッピーアワーとして平日火曜、水曜、木曜の夜8:00から10:00までご来店の方は、チャージ500円をフリーとさせて頂きます♪(´ε` )



*近所のお店だとチャージフリーの全品500円!とかありますけど、流石にそこまでは難しいです。ごめんなさいね。



そして、同じ平日のみ、自家製ポトフを販売します。

ベランダで採れたローズマリー、タイムを使っての暖かい一品です。


【調理例】





グランドピアノの上で、グツグツ煮込んじゃいます(汗)


おとなしい感じのおひとり様、大歓迎です。

ポトフ食べながら、声を張らずにボソボソお話ししましょうよ。BGM抑えめのキヌギヌならではの大人の男のバーライフ。

(自分がそーいう店が好みなだけなんだけど。)



冬のハッピーアワーっちゅー事で、3月末まで予定しております。


どうぞよろしくお願いします!




近代華族の美人令嬢を紐解く



久々の華族研究です。暇つぶしにお付き合い下さいませ。


好評頂きました一作目は2012年、「近代日本のイケメンの歴史を紐解く」以来、数本の華族ネタを書いて来ましたが、 今回は初の女性にスポットを当てて考察してみることに致しました。


一口に華族と言っても多岐に渡ります。根っからの公家華族なのか、大名華族なのか、はたまた維新期の勲功華族や軍人華族なのか、それとも三井や住友のような大資産家に構成される新興華族なのか。




細かい分類はさて置き、この「昔のお嬢さま」の中に現代でも通用する美人がどの位いるのか?というだけの軽薄なテーマでお送りします。


年代はバラバラでーす。





***




北白川宮美年子女王 1911-1970 (生家は北白川宮家 成久王第一王女 臣籍降下により立花子爵家に嫁ぐ)






なんと清々しい王女さま。おさげ髪にレエスのワンピース、正しい深窓の令嬢。蓮華畑でパラソルの下、読書が似合いそう。

こんな方が通学路にいらしたら、男子達はメロメロになるに違いない。

残念ながら父君の北白川宮成久王はフランスに於いて自身の運転する事故にて亡くなられています。

女王は蜂須賀公爵と婚約していたが、蜂須賀氏の余りの素行の悪さに破談となり、その後結婚を経て49歳にて死没。





相馬雪香 1912-2008 (生家は第20代司法大臣 尾崎行雄の三女 相馬子爵家に嫁ぐ)






大人しい深窓の令嬢とは打って変わって、政界の麒麟児尾崎行雄のお嬢さま、さぞかし芯のある美人タイプだな、なんて調べていましたら、すごい経歴。



聖心女子学院を出られた後、活動を開始され、ひたすら女性と難民の救済に尽力されたとても有名な方らしいのです。

長年活動を続けられまして、96歳でご逝去。こんな言葉を残されております。

「学んであなたは、何をするの?」




カッコいい!!(´ー`)





前田鞭子 1895-1965 (生家は前田伯爵家、山縣公爵家に嫁ぐ)





こちらも堂々の加賀藩主、前田家の血を引くお嬢さま。(前田家は侯爵家なのですがお父上が富山藩主の家督を継がれていまして伯爵家となります)

ちょっと女優の尾野真千子さんに似てると思いました。



目元スッキリの美人ですな。こんな人と着物着て銀座をお散歩したい。あんみつ食べて、帯締め買って、活動写真観て。頭はこんなに大きくない方が良いなぁ。





松方幸子 (生没年不明 生家は吉川男爵家 松方公爵家に嫁ぐ)







岩国藩主の吉川男爵家に生まれる。最初調べ出した時は、「なんだ、地方藩主でしかも公、候、伯、子、男、で言う最下位の男爵じゃん」なんて思ってたらとんでもなかった。

千代田区駿河台の洋館に47部屋、トイレが8つ。父上始めご家族はハーバードに留学、、。そんな中何不自由なく育った幸子は第3代総理の松方正義公爵家に嫁ぎます。

うーん、本当に美人。美人薄命のタイプの美人ですね。こんなお母さんが着物で授業参観に来てくれたら、、。





白洲正子 1910-1998 (生家は樺山伯爵家)





ご存知白洲次郎の奥様で、伯爵家令嬢。ハッキリ顔の美人であります。

経歴は沢山あるので他に譲るとして、この日本髪のお嬢さんが後年、咥え煙草でこんなにワイルドに。(汗)




迫力ありますな。






住友春子 1913- (生家は西園寺公爵家 住友男爵家に嫁ぐ)








トランプで遊ぶ、些かの悩みもない美少女といった風情のお写真。

筋金入りの弩級のお嬢さまはこの後も全くお金に困らない人生を歩む。

祖父は総理を二度務め、大学を3つ作った公爵西園寺公望。お父さんは更に金持ちの毛利公爵家からの養子。(毛利家は華族一の資産量でした)

春子の嫁ぎ先は戦前の解体前の住友家。

あー、書いてて嫌になるわ。将来を約束された納得の天真爛漫な笑顔。






末広ヒロ子 1893-1963 (生家は福岡県小倉市長 末広直方、後に野津侯爵家に嫁ぐ)




現代風なパッチリとした目元、筋の通った鼻、今の美意識とかなり共通する美しい顔立ちでいらっしゃいます。
美人とはいえ、なんで平民出身の彼女がエントリーされているか。ここにはちょっと面白いお話があります。

1908年(明治41年)時事新報社が日本で初めてのミスコンを開催しました。学習院女子に在籍していたヒロ子の義兄がこのコンクールに応募したところ、7,000人の応募者の中、絶賛の元優勝しました。

学習院女子の院長である陸軍大将乃木希典は、厳しい校風と他の生徒への配慮もありヒロ子を退学にしてしまいます。

しかし、義兄が勝手に応募した事を知った乃木希典は申し訳なさに結婚相手を探し、ヒロ子を侯爵家に嫁がせるというお話です。
田嶋陽子さんが聞いたら暴れ出しそうなエピソードですが、、、。


因みにヒロ子の姉の孫はジャズピアニストの山下洋輔さん。晩年、リウマチで腰の曲がったヒロ子を見て、「怪物」と渾名を付けていたらしい。





柳原白蓮 1885-1967 (生家は柳原伯爵家 大正天皇の従姉妹)





少し前の朝のドラマで出てきました、歌人の白蓮女史。

伯爵家に生まれるも妾の芸者の子と告げられショックを受ける、後に同じく公卿の北小路家に嫁ぎ、愛情のない結婚生活に心を病んで離婚後生家にて幽閉生活を送る。
九州の田舎の炭鉱成金の家に嫁がされ、雑誌「解放」の編集者宮崎龍介と恋に落ち、出奔。



恋に生きた女性歌人、というイメージが強いのですが、皇太子明仁殿下(今の平成天皇)が平民出身である美智子さまと結婚するに際し、香淳皇后や常盤会のメンバーと共に右翼を動かして激しく反対しました。

自分は編集者と駆け落ちしてて、皇后が平民出身なのは許せないのかい、、。白蓮さん、そりゃないよ。



慎ましく老後を過ごす白蓮の写真がこちらになります。








ちょっと似てるかも、、、。






陸奥亮子 1856-1900 (新橋芸者より陸奥宗光伯爵へ嫁ぐ)





没落士族の旗本の娘として生まれるも、新橋より芸者として小鈴の名前でデビュー。伯爵陸奥宗光に見染められ、後年は駐米大使となった宗光とともに渡米。ワシントン社交界の華と呼ばれた。


まー、この方が今までで一番現代風な美貌をお持ちですかね。色んな美人の要素を複数お持ちでいらっしゃる。



他の方は生まれも華族、嫁ぎ先も華族という方が多いけど、この方はかなりの苦労人。ダンナが投獄された時も献身的に支えたとか。その後ワシントンで一花咲かせるあたり、漫画みたいな展開ですな。(英語どの位話せたんだろ?)
僕的には苦労人の陸奥亮子さんに一票を差し上げたい所です。





***





さて、美人の人はいいけど、その他の人ってどんな顔だったの?みたいな話になりますよねぇ。



僕の思う平均的なお公家顔のお写真もエントリーさせて下さい。ご無礼は重々承知です。

久邇宮妃俔子 1879-1956(生家は島津伯爵家)






お顎がかなり発達してらっしゃいます。





公家に特徴的な面長で、お目目がとても細くていらっしゃいます。所謂、引き目鉤鼻と言われる日本古来のお顔立ち。

浮き世の美人画もこんな感じの印象を受けます。


今回華族の方を調べた中で、このタイプのお顔立ちが最も多かったです。何でかな。

実はこの方、昭和天皇の后である香淳皇后のお母様なのですね。誠にやんごとなきお顔立ちのルーツに違いありません。



後年のお写真。







あれれ?


アップしてみよう。







ギャッ!!!



ブツブツかと思いきや、ベールの模様でした。どう見ても変ですよねぇ。何かをお隠しになろうとなさったのか、、。





そして、徳川家より15代将軍慶喜のお嬢さん。



四条糸子 (生没年不明 生家は徳川公爵家 四条侯爵家に嫁ぐ )






カッパ、、、、。




(失礼しました)




いやいや、ともあれ、お家柄とお顔の関係、今後とも調べて参りますね。まだまだ資料をまとめないと。(何のために、、、)


あと、現代版も興味深いです。各国の王族から、とびきりの美人とブスを探してまたアップしまーす。






おしまい






ダークホース的美人、愛子さま




少し前のニュースですが、愛子さま。







愛子さまというと、大変不敬ではありますが、あまり美しくないとか、目つきが宜しくないとか、色々言われて参りました。


しかし、最近の変化はどうでしょう!!
九月から炭水化物をお抜きになり、その後は肉類もお手を付けられないそうです。

凄くお痩せになりました、、。頬のラインなんて昔と全然違います。

まるで別人。







僕的にはちょっと痩せすぎだと思うのです。もう少し間くらいの、この辺りか







うん、この辺りがベストですよねぇ。だって、上のだと痩せすぎてガリガリじゃないですか。


国民を代表して、少し心配しています。


一部のネットには好きな人が出来たのでは?という記載もありました。確かに愛子さまは15歳の青春真っ盛り。多感な時期であります。



僕的には、好きな男に加えて22歳の従姉妹である佳子ねえちゃんの存在というプレッシャーが大きいのではないか、と思ったりしています。7つ上位って微妙に気になる年頃じゃないですか。

だって、とっても綺麗ですもの。




父方のお婆ちゃんも、この通りの美しさ。





個人的憶測ですが、そりゃお顔立ちで言えばどうやっても佳子さまには敵わない。


だけど、この最近の愛ちゃんの変化を見ると、20歳位までにさらに大きな変化があるのではないか、と。

元々からの変化でいうとかなり大きい。(失礼)


佳子さまが姫川亜弓だとしたら、愛子さまは北島マヤのように、骨格よりも表情豊かな女性に見えるのです。


まだまだ化けると読んでいます。女性には度々大変身して貰わないと!



というか、佳子さま美智子さまは元々美し過ぎて、僕的には少し詰まらないのです。どうやったって綺麗なんだもん。



とはいえ、美智子さまもこんなにふくよかな時代がありました。



やっぱり、女性は魔物。先天的美人よりも、大化けした美人に強く惹かれます。

このままバンバン美人になって頂けると、皇室も明るい。皇室の皆さんはメッセージを発信できない分、お写真で投げかけられる部分が大きいのではないでしょうか。



特にこのお写真。






お痩せになった事よりも、目の表情が違って見えます。

目に表情が加わりましたね。前の写真ですと三白眼でしたが、最近の愛子さまには目の筋肉を使うことを覚えられたのか、パッチリしたように見えます。

思春期のアレですかね、、。鏡の前で練習するやつ。






昔と全然違います、よね。



従姉妹の姉ちゃんとは違う美もあります。





愛子さまには本当か嘘か色々な噂があります。偏差値が72あって東大もラクラク受かるとか、大相撲の番付表を一瞬で覚えたとか、そっくりの影武者が2人いるとか、、。(笑)


一つもつまびらかになる事はなく、ましてや反論の機会さえありません。

でも、今回のダイエットを拝見して、とても安心しました。

綺麗になりたい普通の15歳の女の子だったのですね!!



何を言われても、我が道を進んでね。そして、自分なりのペースで美しくなるのですよ。


うん、こりゃ化けるタイプだな。








益々お綺麗になってね、愛子さま!







いいお天気ですこと



年が明けて暫く経ちましたが、今年もよろしくお願いします!


年明け、バタバタしてしまいまして更新が滞ってしまいました。(今朝書いた変な小説モドキは恥ずかしくて耐えきれずに消してしまいました、、。)

ブログもぼちぼち書いて参りたいと思います。また書きたい事が溜まってきました。



神田川の桜も芽を硬くして春を待っております。



四月にはお店の12周年の企画も考えねばなりません。


そろそろ動き出します!


寒い日が続きますがお風邪などひかれませんよう、、、。



シンスケ





今年もありがとうございました。



あと5時間程で今年も終わろうとしております。




本日は25時よりオープン、元日の夜よりお休みとなりまして、1/5より通常営業となります。

店内にも、お正月用の生け込みをお願いしました。大王松という松、ウメモドキ、百合の花などを組み合わせて貰いました。





ピアノの上に飾っております。お楽しみに。
今年は、皆さんどんな一年だったでしょうか?


僕は、なんだかとても穏やかな気持ちで大晦日を迎えております。



困難に直面する事が多かった一年でしたし、かなりハイテンションで突っ走った時もありましたが、なんだかんだで最終的に辻褄が合ったようで、特にこの一週間は卵の殻がバリッと割れて落ちたように、憑き物が取れたような気がします。


自分のいいところ、悪いところ。


僕はバカでお喋りで、何でも思った事をブログや店頭で話してしまう悪い癖があるのですが、それも大切な個性だから直そうとせず、そっと抱きしめてやろうと、41歳にもなって改めて思いました。


来年も思った事バンバン撒き散らして生きていきます。w
そして、悪い所を指摘されたらきちんと謝る。誤魔化したり逃げたりしない。

これは自分の好きな部分でもあります。


色んな人と話す機会が多い自分の仕事では、色んな人のお話を聞く機会があります。

人が集まるとどうしても、酒も手伝ってか、誰かを傷付けたりする事がたまーに起こります。


その時、素直に謝れるかどうかが肝心だと思うのです。


パッと表情を変えて「いやー、ゴメン。言い過ぎた」なんて謝るお客さんを見ると、心から惚れます。

強いし格好いいなと。




ゴメンね、その一言だけでその場は平和に包まれる。それで良いじゃないか。


謝れるという強さ、僕も心から憧れます。お客さんの若い子に対してももちろん、友達や仲間にも。




てな訳で、自分もバカなりに来年も色んなことを撒き散らして、失敗したりご迷惑を掛けたら速攻で素直に謝りますw




お店は、というと。レイアウト変更を経て、未曾有の大混雑が続いております。昨夜一晩だけで107名、床が抜けるかと思いました(汗)


レイアウト変更前の9月から10月にかけて、平日はガラガラでした。一晩かかって6席のカウンターが埋まらない事も。


昔はあれだけ混んでいたのに。本気で悩んで落ち込んでいました。最初は現実逃避したり悪口言ったりしてました。


でも、やれるだけやってみようと、毎日午前中から買い出しに行き、工作をして、楽しかったな。


11月丸々かかって工事をして、12月にはクチコミを聞いたという人で溢れていました。お陰様で息を吹き返しました。


程よく狭い今のキヌギヌは、素敵なオカズが詰め込まれた小ぶりの幕内弁当みたいにキラキラしています。

僕の得意なサイズにより近づきました。来年もご期待下さい。




そして、手伝ってくれているスタッフの皆さん。本当にありがとう。いつも感謝してもしきれません。


僕は、本来は1人で働く事の方が向いているようです。

今後は固定スタッフは置くつもりはなく、沢山のアルバイトさんに週末はお手伝いして頂き、平日は気ままに1人でやらせて頂くのが性に合ってるのかと。

そんな中での色んな味のあるスタッフの皆さんは、幕内弁当のメインたる日替わりの焼き魚のような、唾液を刺激する存在であります。

このシステム、大好きですw



スタッフの皆さん、こんな僕ですが、これからも宜しくお願い致します^_^


そしてそして、大切なお客様へ。


こんなブレブレな僕に、懲りずに通ってくださりありがとうございます。



これから先、ブレないとはお約束出来ません。テンション上がるとまた、相変わらずの暑苦しさで攻めまくる事もないとは言い切れません。


でもね、40過ぎて性格なんてそうそう変わらないのですよ(汗)


それでも良かったら、またいらして下さい。
他の店にはない、キヌギヌだけのおもてなしを精一杯心がけます。


僕がすべき事は、空気の読める大人なお客様を集めて、素敵な人たちを適度に繋ぎ、混ぜる事、それだけ。

たまに隙間を埋める生の音楽のセッション。それさえあればキヌギヌなんですよね。


今年はより、その事に気付けたので来年は更に研究を重ねます。そしてさりげなく。

何より、地味でも良いんです。皆さんの息抜きや心の止まり木になれますよう。



2017年もどうぞ良いお年をお迎え下さいませ!




晋輔











キャベツさえあれば。



Xmas、いかがお過ごしでしょうか?


僕は、今は二つの事柄、つまりはお店と自転車事故の保険関係だけの毎日を過ごしております。


クリスマスと年末の華やいだ雰囲気はお店のみで、家に帰ったらとにかく何かを胃に入れて、穴蔵みたいな自分の寝床に倒れこむ。

今年はそれでいいんです。季節を慈しむという心の余裕がありません。


来年こそは、ね。



眠れて、何かを食べられればとりあえず生きられます。それにまつわる余裕とか雰囲気とか、そういう贅沢なモノは今はどうでもいい。



しかし、ズボラの神様は僕を見捨てませんでした。また新たなメニューを開発してしまいました。


ペヤングの焼きそばに刻んだパックのキャベツを半分投入、残りを生のサラダとして食べるというこのメニュー。



生のキャベツをペヤングにぶち込み、お湯を投入します。





これが、美味いのなんの!!サラダとしてのキャベツと、お湯を通したキャベツは全く別物で、不思議と胃がもたれない気がします。

これを3日くらい頂いておりまして、、、。全く飽きる気配がありません。






怒涛のクリスマス連勤も今日で終わりました。明日お休みを頂いたら、年末までノンストップです。


秋から始まった平日1人体制の週6回勤務はかなりキツい。でもやると決めたんだから。



ともあれ、毎晩働ける喜びを噛み締めながら、キャベツをかきこんで今夜も寝床に向かいます。




ねえ、神様。


起こる出来事は僕の身から出たサビということもあります。だけど、年末までこんなに辛いことが起こる事って、今まで有りませんでした。

なんだか悪い夢を見ているようですよ。




事故のおばあちゃんは幸運にも先日退院なさり、自宅療養には入られました。

しかし、まだまだ保険屋さんとの手続きは続きます。つまりは金銭的なやり取りです。保険屋さんも付いていますが、かなり長くかかりそうです。


このやり取りを、早く終えられたらどんなに楽か。とても長く耐えられるものではありません。



おばあちゃんには申し訳ないけど、僕は普通に運転していただけなのに、凄いスピードで坂道を下っていらして、勝手に倒れられて、、。


あんまり書きたくないけど、僕は普通に道を走ってただけなんですよ。

お怪我の有る無しはあるにせよ、何だか凄く謝りに行ってる現状に少しだけ違和感があります。



でも、それは言ってはいけないのか。僕がいなければおばあちゃんは怪我をしていなかった訳だし。



そんなツイていない年末の毎日の中で、お店をやらせてもらい、ふらりといらして下さったお客様が何気ない会話やピアノに喜んで下さる事は、僕にとって収入以上の生き甲斐なんですよね。


少しでも誰かの役に立ててるという実感を得られています。



もしも、何もない年末だったらこんな事思わなかったかも知れない。

そして、有難いことに毎日忙しくてしょうがないのです。

ASKAの心配なんてしてる場合じゃないよ。


本当にお店をやってて良かったと思います。


必要とされる存在であれるという事、そして喜びにあふれた毎日。お店がなかったら今年の僕は持たなかったと思います。その位、支えられています。



地味で結構、少しでも長く。これからも変わらず続けさせて下さい。


来年は、僕にとっても皆さんにとっても、新たないい年になりますよう。



でも、キャベツ添えペヤングは間違いなく美味しいのです。


胃にも心にもお財布にも有難い。何もかもが面倒になられましたら、どうぞお試しください。








calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 並木、ドアその後。
    yukie
  • 風立ちぬ、を観てきました
    店主
  • 風立ちぬ、を観てきました
    takepon
  • 秋からの制服を考える
    店主
  • 秋からの制服を考える
    yukie
  • 昭和レトロ探訪〜新宿三丁目「千鳥街」
    三橋 順子
  • うーん、調子がよくないのです。
    シンスケ
  • うーん、調子がよくないのです。
    ゆう
  • うーん、調子がよくないのです。
    YASUO
  • マンハッタン旅行記(その1 街並み編)
    Sige

recent trackback

recommend

南の島に雪が降る (知恵の森文庫)
南の島に雪が降る (知恵の森文庫) (JUGEMレビュー »)
加東 大介
太平洋戦争末期、赤道直下の戦地ニューギニアで慰問団を結成し、7000人の兵士を楽しませた元歌舞伎役者の実話。ジャングルの中に歌舞伎座を建て、馬の尻尾や棕櫚の繊維で結いあげた鬘、パラシュートの打ち掛けや緞帳、ガーゼの糸を間引いた紗幕、そして紙吹雪を用いての雪景色に、遠い故郷を思い出し、兵隊たちは声を上げて泣く。究極の状況下での知恵と優しさの詰まった人々の心の触れ合いを描いた温かい作品。

recommend

伽羅の香 (中公文庫)
伽羅の香 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
宮尾 登美子
何不自由なく育った主人公は、何気なく始めた香道の奥深さに知らぬ間に溺れてしまう。免許皆伝の暁には、と始めた会合。気がつけば彼女の自宅は時のサロンに変貌し、有力者が訪ねて来るまでになる。しかし少数の仲間はそれをよく思わず、時を同じくして太平洋戦争の足音が忍び寄る、・・・・。
蘭奢待を始めとする平安から連なる奥深くも豪華な数多くのエピソードが、読み人を香りの世界へと誘う。
安いもので構いません、お好みの香木を焚き締めながらの拝読をお勧め致します。グッと気分が出ます。

recommend

グロテスク〈上〉 (文春文庫)
グロテスク〈上〉 (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
桐野 夏生
悪気もなく、ただ人の不幸を喜びに生きる「私」と、類い稀な美貌を持ち、出会う人々を皆驚嘆させてしまう実の「妹」、人に勝利する事でしか自分の存在意義を見いだせない、容姿に恵まれない和恵。その三人を中心に描かれるQ女子高(私立慶應女子高校がモデルになっている)の超閉鎖的階級社会を舞台に、途中入学組に対しての、富裕層からなる内部進学者からの壮絶ないじめを軸とした数々のエピソードは圧巻。物語全体は東電OL事件を主軸にして描かれており、後半は生生しい売春婦の日常が詳細に描かれている。店主がここ最近の著書で、久々に気骨を感じた作品。

recommend

一の糸 (新潮文庫)
一の糸 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
何不自由ない造り酒屋の娘茜は幼き日に目を患い、その時連れられて聞いた文楽、露澤清太郎が奏でる三味線の音に恋をしてしまう。大正から太平洋戦争後にかけた女の一大抒情詩。乗馬を好む娘、宝石や宿屋を惜しげもなく買い与えるおおらかな母、その後の茜の命を賭けた壮絶な苛めとの戦い、本物の芸に賭ける壮絶なエンディングと、読みどころが随所に散りばめられた文句なしの女流文芸娯楽作品。

recommend

悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
公子という一人の貧しい女が中華屋の仲居からスタートして何百、何千という嘘を重ねて戦後の混乱期にのし上がる様を描いた作品。嘘を重ねると言っても、無論、それだけでは決して成功はしない。夜学に通って簿記の試験をパスし、自らの美貌を磨いて出会う男を翻弄し、汗まみれになり生き抜くさまは寧ろ潔い。とある事件後の週刊誌記者による聞き取り調査と云う一風変わった文体で綴られる全編は、時を忘れ、あっという間に読めてしまう。中でも、登場スr数々の大粒の宝石の描写は秀逸。「取材魔」の異名を取る有吉文学の中でも比較的軽めな現代もの。特に初心者にお勧めの一品。

recommend

女系家族〈上〉 (新潮文庫)
女系家族〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
山崎 豊子
船場に続く大商家の物語。入り婿の父が突然亡くなり、残された三姉妹が遺産相続を期に豹変を始める。狡猾な大番頭、突然現れる妾の存在に、三姉妹は関係を結んだ男の入れ知恵や様々な駆け引きを繰り返し、遺産を減らさぬよう奔走する。団結した三姉妹と叔母が妊娠したと思しき妾を抑えつけ、懇意の医師が器具を用いて検査を始める妾宅での描写は、昭和女流文芸史に残る陰惨な情景と云えるだろう。

recommend

 (JUGEMレビュー »)

昭和初期の船場に三代続く女系の老舗足袋屋に生まれた男の半生を描く。女親に反発するかのように愛人を4人も囲いながらも商売に精を出す主人公。迎え入れた新妻の妊娠を探るために肥溜めを棒で掻き回す姑と大姑の陰惨な嫌がらせ、襲名披露の配り物がたった足袋一足だと聞いてケチだと馬鹿にする参加者を尻目に、実は踵の留め金具が純金製で帰宅した一同を仰天させるエピソードなど、船場の粋と意地が詰まった珠玉の作品。

recommend

針女 (新潮文庫)
針女 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

recommend

連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

recommend

明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

recommend

宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

recommend

朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

recommend

社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

recommend

梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

recommend

写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

recommend

極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

recommend

 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

recommend

芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

links

profile

書いた記事数:782 最後に更新した日:2017/04/24

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM