実験あとがき




昨日金曜日は、実験後最初の金曜日。つまりは普段の3倍くらいお客さまがいらっしゃる、初めての状況。


ソファもピアノの蓋もズレないように補強して、何度も導線を確認して、臨戦態勢で臨む。

本当に会話が生まれるのか、通り道はスムーズに通れるか、椅子の幅はどうなのか、、。

実際は、何も問題はなくシミュレーション通りでした!


玄関を入るとまず、人の垣根。一瞬狭い!と思うのだけれど、この間隔は何度も実験済みの、コミュニケーションが生まれつつも何とか通れるギリギリのライン。




奥のソファも少し奥まっていて、いい感じです。そして古いスツールはベランダへ。





瞬間最大で29名が店内におり、観察した結果、五箇所くらいで会話が発生しておりました。


もちろん僕は迫り出したソファの方ともお話出来ますし、席替えも自由自在(ご不便お掛けします 汗)


もう、嬉しくって楽しくっていつもの倍くらいピアノを弾いておりました。飛び入りもジャンジャン入って下さいました。合唱なんかもちょこっと。


そして、卒業したスタッフや現在のスタッフ合わせて4名が来てくれました。なんという事だろう。時間が一瞬巻き戻りました。



あんなに悩んでたのに、嘘みたい。ありがたいの一言です。


お客さまと、スタッフの方々のお陰さまでまたかつての僕の得意なスタイルが復活出来そうです。


エロを含む色んな出会いや、知らない人同士の何気ない会話を生の音楽で包み込む、広くて狭い他にはない独特のお店。


もう2度と再現するのは無理だと思っていた今の店舗で、一瞬でもこの景色を見られただけでもう大満足です。

って、もちろん長く続けますよ。これからこの幸福な景色が続くんだな、と思うと、今日も早くお店に行って働きたい気分。こんな気分はいつぶりだろうか。



皆さん、本当にありがとうございます。


お礼と言っては何ですが、ソファ下に置くカゴを8個用意しました。大容量ですのでお手荷物、ジャンジャン入れちゃって下さい!お酒も掛からないように工夫しています。





まだまだお店を良くする手は緩めません。フック一個、ネジ一本でかわる事もあると知ってしまいました。


今後、ベランダにカーテンを付けます。死角が沢山あると、何かと良いでしょw

あと、ソファにはクッションを並べます。どうしても背もたれまで遠いので、とアドバイスを頂きました。


さて、また明日から動き出します!


皆様も素敵な週末をお過ごし下さいませ!



シンスケ




そして、回り出す




一応、簡易工事の完結編になります!

昨日ブログを書いた後、どうしても植木が欲しくなり、近所のアクタスへ。





即買い。


このように、ソファ後ろに配置して、ドリンクテーブルも置きました。奇跡的な配置、1センチ単位でスポッとハマりました。




木の木陰で飲んでる感じでしょ?(笑)


真ん中のチェンバロにも照明を入れました。読書も出来ますよ。






奥には通称、ラブシート。こちらも竹と蘭の下で飲んでいただきます。

梅と菊があったら四君子だな。惜しい。





とまあ、引いてみるとこんな感じ。





時計なんかも引っ張り出して来ました。カウンターのつながりにもご注目下さい。


今日は今日で電気工事。やる事山積みです。トホホ。





こんなして、




グランドピアノの下で拍手ライトとスポットライトの操作が出来ます!


後は椅子の組み立て。座面の面積が今までの1/3くらいの省エネタイプが6脚届きました。

これも1人でやる。できるもん。





爆音でMISIAを聴いている間に完成ー。





昨日もですが、このヒラメのような唇のような形の客席にして、早くも前後左右でお話する風景が見られました。通るときの声かけ、椅子を引くときの会釈、ドリンクを渡して頂き、軽い会話など、全てがコンパクトに行われております。





昔の店の一体感はそのままに、話しかけやすい一番の距離を計算して、居心地も両立出来ました。

本当に望んでいたスタイルに戻り、1人で仕事もやり易く、心から嬉しい。


きっと僕の嬉しさがお客様にも伝わると思います。それまでは焦らずじっくりとと。


日にちが空きまして、ビールケースの囲いとソファひな壇の仕上げがプロの手により入ります。そして、ソファ下に荷物入れのカゴを置いたらひとまず完成となります。


後は僕が、小さめの水槽でスイスイ泳ぐだけ。きっと、前より楽しく泳げると思います。


どうか、お客様の生活の中の、灯りのともる山小屋の主人であれますよう。



今夜も頑張ります!



今後はまた昭和レトロ探訪やら、他のプロジェクトのお話など。


ブログも引き続き宜しくお願い致します。



工事の関係はこれにておしまい。




高円寺偵察と補強作業




今日は何とも高気圧のいいお天気!青梅街道をチャリでひたすら西へ。


着きました、高円寺南商店街!僕の大好きなレトロ商店街であります。





駅近くのとある喫茶店にお邪魔します。ネットで拝見して、どうしても実物を見てみたかった。


外観はこんな感じ、二階部分なのですが、中が凄いことになっているのです。



お邪魔しまーす!





ジャングルのように木々に囲まれた店内には、水槽や本棚が、、。




畜生、負けた、、、。



僕は今の店はどこかスッキリしすぎていて、あまり落ち着きません。


こちらのカフェ、この圧倒的な物の多さ、混沌とした中になぜか静寂があり、長くいるととても落ち着きます。


昔のキヌギヌも少し、似た雰囲気がありました。なんせ圧倒的に物が置いてあり、置けなくなってからはぶら下げたりして、さらに置いていました。



タバコなんてここで吸います。室内にある換気パイプの下のさらに下のビニールの中にタバコを置いて吸う。





なるほど、ウチじゃ無理だけど、こーいうアイデア、僕も考えたなぁ。面白いお店です。




でも一つ疑問が。どうして室内なのに植物が育つのか。質問してみようっと。


ここでは会話は禁止なのです。






筆談にてやり取りが行われます。筆談用のノートもあります。


僕ももれなく掟に従うのみw






オーナーの男性の方が手招きして階段に僕を呼び出す。何て素敵な店なんだ、、。


聞く所によると、メタルハライドライト、という特殊なライトを閉店後に植物に照射しているとの事でした。

それでも、曇りの日くらいの光量しかなく、適性もあってなかなか生き残れないのだとか。

閉店後に植物を一箇所に集め、ライトをセッティングして当てる。それを毎日、欠かさずなさっているそう。


「お客さんはご存知ですか?」と聞くと、「専門的な方のみ驚かれるんだけど大抵は気づきません」と笑ってらっしゃいました、、、。



僕も室内栽培は長年の悩みのタネでした。どうしても枯れてしまうのです。


ああ、悔しい、、。素敵だ。うちもライト、やるか、、。


ただ、ウチにはベランダがあるのでこまめに週に3日ほど陽に当てれば、それでも育つものは育つらしいのです。


植物に関しては少し研究してみよう。


やはり、来てよかった。



さて、今日は昨日までの作業の追加です。


まずはソファの補強。営業終わり頃に崩壊したらしく(泣)ここは最優先にて。


結束バンドで木材を固定し、プラケースと木材とソファを金物で全て繋げます。もう、ガッチガチ!!





余程の事をしない限りもう、倒れることはありません。





そしてピアノの中蓋。


改めて組み直し、、




こちらも金物で固定。






明日は椅子の到着。それに合わせてどんどん物を持って来て飾ろう。植物もふやして、死角を沢山作って、懐かしい中にも少し淫靡な空間に、、。


森の隠れ家のような閉鎖的な感じを追求します。幸いモノは沢山あります。


おっと、ドリンクの置けるテーブルも考えております。こちらは暫しお時間を下さいませ。


まだまだしつこく続く。




カウンター補修



今夜は俳優のいつきくんが1人でキヌギヌにおりまして、店主はお休みを頂いております。宜しくお願いします。




今日はピアノの内蓋作りと、カウンター補修でございます。

まずは困った時の東急ハンズ。





1800/900の定型コンパネを一枚買いまして、2時間知恵を絞った寸法にカットして頂きます。


さらにベランダで曲線にカット。汗が滴り落ちます。久しぶりだな、汗掻いたの。




ピアノに載せてみます。まあ、こんなもんかな。風呂の蓋みたい。





手前の穴は、、客席にピアノの音が聞こえるようにワザとカットしました。サービスホールです(笑)



そして、ピアノ蓋を載せる。載せたら今度はカウンターを削る位置決めに。



迷っててもキリがない。ここは思い切ってマジックで線を引く。

そして、、ノミと金槌で彫り込んで行きます、、。






人生初ノミ。ノミの心臓の僕には恐ろしくて手元が狂う。ドンドン線からはみ出す。


まあ、後でヤスリで何とかなる、よね。

何せ後戻りは出来ない。前に進むのみ。






のめり込むと、段々変な気分になってきます。昔の仏像や、いやもっと大きな日光東照宮とかアルハンブラ宮殿の彫り物なんて、どのくらいかかって掘られたんだろう。僕はこのほんの小さな三日月の形だって掘るのにこんなに苦戦してる。

そう思うと北海道の熊がシャケを咥えてるやつとか、それすら偉大に思える。 僕には木工職人なんて絶対になれないと思う、、。



というか、日光東照宮を作るのに何本くらいノミが必要だったんだろう。そうしたらあの時代にノミを作る人も凄いな、とか。

妄想の連想をしながら、やっと全面が彫り上がりました。次は深く掘り下げます。ここまでで2時間くらい、、。





蓋を合わせて線を引き、トンカンやってまた蓋を合わせて、の繰り返し。30回はやったかな。



そして、、、念願のドッキング!!





何とか、上手く行きました。これでカウンターとピアノが一体化しました。


ピアノの蓋も迫り出し、ちゃんと膝も入ります。




かかった費用はコンパネ材が3200円と、ノミの1200円のみ。


早くやればよかった、、、とは思ってません。きっと、1年間のモヤモヤが蓄積した今で良かったのでは、と。

ピアノの向きや配置なんて、引っ越した頃には想像もつかなかったこと。一つ動かしたら3日は様子を見て、少し修正してまた様子を見て、の繰り返しが一番スムーズだと言えます。

まだ今ならソファや何から何まで全て元の形に戻ります。リスクのない実験が一番ですね!




明日はソファー下の荷物置き調達と高円寺にジャングルカフェの視察を一軒、明後日は新しいスツールが6脚届きます。

そして、今後はソファ後ろ側の壁面にも手を入れます。毎日やる事があって楽しいな。



もっと使いやすく、一体感を高めるぞ。
まだまだ続く。



ピアノフタの修正



忘備録、9本目となりました。まだまた続きます。何かしら書いていないとやってられないのですよ(笑)

アサガオの観察日記か何かと思ってのんびり眺めていて下さい。(*^_^*)




ピアノを回転させたことにより、ピアノの蓋とカウンターの間に大きな隙間があります。少し段差もあります。これを何とか埋めたいのです。





でも、ピアノは曲線でカウンターは直線。どう回転させても絶対に埋まらないのです。まるで身分の違う2人の許されない恋のよう。ああ、何と切ない。


ピアノの上から箱みたいな木製カバーを被せてカウンターにしようかな、、。

と、物凄く不本意なアイディアしか浮かばない。ピアノが隠れてしまうではないか。何のためにやせ我慢してピアノ買ったのか。ここばかりは全然安くできるアイディアが浮かばない。

つまりは煮詰まってしまっていました。

こーいう時はコロンブスの卵的な発想の転換が必要。改めて敵を観察してみた。


蓋を開けたり、、




蓋を外したり、、




あっ!!

蓋を外して、お客さん側にスライドしてみてはどうかしら。

やってみた。蝶番の棒が抜けるので、簡単に蓋が外れます。



そして天板を客席の方にズラすと、、。










来た来た!ここまで寄せられました。まだいけそう。

明日はノミを買って来て、曲線を彫り込む予定。ドッキングさせるのだ!



上手く行きますか、、、。

カウンターらしく、膝も入ります。やった!





しかし、このままではお弁当箱の蓋がズレて乗っている、そんな感じなので重さを受け止められず、とても危ない。

お得意のブロックをタオルを当てて鋼鉄の支柱の上に乗せ、蓋を受け止める。合計三箇所。かなりガッチリ止まりました。



そもそも蓋がとても重いのでとりあえずは平気かと。


取り急ぎこれでいいとして、今後はコンパネで中蓋を作ってピアノを塞ぎ、その上に本来のピアノ蓋を載せる、その作戦がピアノにダメージが少なそうです。防水にもなりますな。


そうすると僅かにあったカウンターとの段差も解決して、一石二鳥。





って、店員側は思いっきり口開いてますの。スタッフの皆さん、お気をつけください。





あー、お金を掛けなくても何かしら逃げ道やら方法はある。面倒だから、現状に慣れてるからと諦めてはダメなんだなと改めて実感しました。明日も頑張ろう。


ついでに楽器も並べてみました。これはこれで骨董屋さんで飲んでるみたいでアリではないか。植物を増やして、もっと雑然とさせたい。


ジャングルの植物に飲み込まれた音楽好きのお爺さんの屋敷みたいにしたい。









わーい、どんどん狭くなっていく♪(´ε` )

奥のエロい席も良い感じ。もう一工夫かな。


明日はもっと良くしよう。もっとお店を愛して、居心地のいい、雰囲気のあるお店にしよう。


さっ、大ガード下の回転寿司で熱燗飲んでこようっと。♪(´ε` )




少しづつ、見えて来ました



だんだんとイメージが具現化して来ました。

昨夜は懸念のソファーをひな壇から外し、ちょうど1つ分手前に出してみました。






*ソファー背もたれの後ろは見ないで下さい。




玄関から見るとこんな感じ。




もうね、お客さまの顔がすぐそこにあるんですよ。何という事でしょう。

開店後、暫くしてカウンターとソファーが埋まったのですが、カウンターの方とソファーの方がお話をなさるではないですか。

少しづつだけど、振り返ったり乗り出したりなさりながら、1つの会話でフロアが満たされる。

これこれ。この感じですよー。

ほら、こんなに近く。




この距離感、一年ぶりかもですな。


もう、繰り返しになりますので僕の喜びの心象表現は割愛して、とにかく営業がやりやすかったのです。ソファーにお掛けになった方にも着席一番、話しかけられることが出来ました。


慣れるまでは、「あれ、近いよね」と違和感があるかも知れません。

申し訳ありませんがご協力をお願い致します、、。

足場は日本酒のプラケース。これも足場を組んで可動式、収納付きを考えております。しばしお待ちください。





時間をかけてやっと、僕のサイズの店に仕上がってきました。




さて、ソファーの後ろが空いています。ソファー分の谷底。これを埋めるにはですね、、、



フランスアンティークのやつで、バルコニードアというものです。しかもこんな素敵なのが見つかりました!



これが、幅がちょうどソファー2つ分。以前キャンセルしたテーブルと同じ価格。


この隙間、ソファー背もたれのところに曲線に設置して、開閉式の温室化作戦。




中にコントラバスやらも入れて、昔のクラゲ型のシャンデリアなんかを吊るしたりして。植物も沢山入れよう。レンタルでもいいし、なんせウチにはベランダがあるのです。週の半分くらい陽に当ててあげればきちんと育つ筈。


元々こーいうデザインだった、と自然な感じに仕上がれば文句ないのですが、ね。


ピアノの前のソファーは以前そのままのセッティングなんですね。

取り外して本棚とスツール、でも良いかとも思ったんだけど、ラブシート(笑)として残しておこうと思います。奥まった席はまた新しい使い方が見つかるかも。





密着感はアップして、お店の容積はそのまま。席数もそのまま。僕的にはこれが一番好みのセッティングですね。


ドア、取り敢えず買っておこうかなぁ、、。


ちょっと採寸に、お店に行って来ますー。



ピアノ回転その後



僕の忘備録へようこそお越し下さいました(笑)


さて、明日の月曜日は定休日ですが、火曜日は俳優のいつきくん1人営業となります。

今後、月に1〜2回、僕以外の方の日を作らせて頂きますね。

僕も長く長く続けたいので、少しづつお休みを取ることにしました。どうかご理解下さいませ。




さて、ピアノ回転その後です。


お客さまと奏者の顔が向かい合い、位置関係からいってもかなり近いセッティングになりました。こりゃ弾きやすいです。



使いにくいと1日で戻してしまおうかと思っていましたが、これで暫くは参ります!


穏やかな日曜日、ごゆっくりお過ごし下さいませ。




ピアノ大回転




もはや僕の忘備録と化しています、このブログ。

詰まらないかも知れませんが、もうすぐ落ち着きますのでお待ち下さい。(汗)


さて、ソファーの高さを上げたのは大、大正解でした!!

なんと言うか、こう、目線が上手く合いまして人生バラ色、とでも言わんばかりのやりやすさ。少しですが一体感が高まったように思います。

でも、根本的に距離が遠いのは変わらないのでまあ、まだまだ考えなければいけません。


閉店後、明日入ってますタケくんが飲みに来ておりまして、「ピアノの向きってどうなんでしょか」なんて提案をしてくれました。


なーるほど、考えたことなかったな。なんせこのピアノは正方形に収まる形なのでどの向きでも収まる筈なのです。(普通は縦長ですけどね)


コードが20本くらいあるのですが、少しずつバラして回転させてみる。


まずは時計回りに。







あれ、動けない、、、。




ベランダにも客席にも出られなくなり、谷間で独り、孤立することになったので却下。


反時計回りに回してみると、、、。




おお、なんか変な感じだけど面白い。弾いている姿が横から見える。



さらに回転。




結局、この形で収まりました。ただ、この形で営業するには無理があります。

カウンターとピアノの間に大きな隙間が出来まして、、。




こんなV字の隙間なんてあったら酒に酔えない。もしこの向きでやって行くなら何かして塞がないと、、。カウンターとつながるようなピアノに被せる大きな蓋でも作ろうか。



1つ動かすと思わぬところに歪みが出て、また並べ直してとキリがない。まるで大きなおせち料理を盛り付けてるみたいです。


まあ、明日はこのままやります。すみません。


で、第2弾として椅子を6脚買いました。これは前から検討していたもの。

今までの大きな座面のはベランダ用にして、かなりコンパクトなシートの椅子をご用意。カウンターの座席が増えます。こちらは到着してからのお楽しみです。


あー、温室計画で頭が一杯だったのに、背の高いソファーが気に入ってしまい、どうしたものか、、。なんでこんなにコロコロ気持ちが変わるんだろか。やはりお店って生き物ですね。

生き物の上に、お客様が入るとまた勝手に動き出す。どんなに作戦を練ってシュミレートしても、実際の営業をみてみなきと全く意味がない。

と言うわけで、明日もより良いセッティングを探して実験を続けてみます。

もちろん営業は抜かりなく。にしても、毎日が楽しくてあっという間。やはり手を動かすのは良いものです。



明日もお待ちしております。



シンスケ



ソファー底上げ完了!



今日は徳島県より、木製ブロックが到着しました。1つ600円のを20個です。




これをですね、こーいう風に並べていきます。ストーンヘンジのようにです。




おお、同じだ。






実験なので固定はしていません。強度を試してみましたが、普通の営業では倒れることはまずないでしょう。なんせ、ソファー自体がかなり重いのと、曲線のパーツにソファー部分がが精巧な嵌め込みになっているのでズレません。


そして、ソファーを元の位置に戻します。この間5分!






見える見える。カウンターの中まで見渡しが良くなりました。肝心のスツールのお客様との目線も、ほぼ水平。



*ストーンヘンジ部分に蹴りを入れないで下さい。ご想像通りの事態が起こります。


あー、なんで早く試さなかったんだろう、、。



店員目線より。ほら、貴方のつま先まで見えますよ。




週末をこれでやってみて、また次の実験です。しつこく何でも繰り返す。


目線は合うようになったんたけれど、カウンターとはまだこれだけ幅があります。これじゃ僕はお話しづらい。




単純にソファーごと60センチくらい前にせり出す作戦も考えているのですが、やはり見た目的にかなり圧迫感が強いのと、壁面側を有効利用出来なくなるのであまり乗り気がしません。

やはり温室にして、中に植物やら要らない素敵なものがゴチャゴチャ飾ってあるのが僕らしいかなっと。




ガラスのパーテーションは、天井から吊るしてブラブラ動くものにしようと思います。もたれられないけど、可動式で開く方が都合が良いのです。


こーいうの。



お荷物を置いてもらったり、何か催し物をする時にはひな壇に座布団敷いて座ってもらったり、むしろひな壇がステージになるかも知れない。



素敵な写真を見るたびにイメージばかり膨らみます、、。














温室、、というか、僕にとってガラス越しにグリーンが見える風景が死ぬほど落ち着くのですね、これは理由なく、子供の頃からそう感じるのですよね。不思議だけど。




とりあえず次の改装までは、このソファーでやってみようと思います。試してみて下さいませ。







テーブルその後




あまり面白くないブログが続きますがお付き合い下さいませ。凄い大切な、僕にとって過渡期なのです。忘備録も兼ねて。



昨日は早速、テーブルを見に神奈川南部のアンティーク屋さんに行ってまいりました。





まあ、凄い広さに何でも売ってます。ドアノブからあらゆる家具、グランドピアノに螺旋階段まで、、。気分は最高潮。



早速、例のテーブルを拝見。なるほど、こんなにガッチリして味のあるテーブル。リフォームプランをお伝えして、その場でお願いしました。





そしてお店に帰り、祝日前夜のいつもながらの営業。人が来てワイワイやっておりました。


いつもよりハイテンションで、なるべくソファーのお客さまにも積極的に声をかけてみました。一体感、やり過ぎず、と心に念じて。


カウンターの方は話しかけられたソファーのお客さまに向かって皆振り返る。陽気なみどりちゃんもいるし、このチャンスは逃せない。

思惑通り、見事一体になって会話が始まった。あー、懐かしいこの感じ、、。

でもその後。かなり混雑してきまして全体のボリュームも上がると、会話が維持できません。続いてお一人のお客さんもいらっしゃるし、バランスを維持するには席替えも含んだ、定期的な介入が必要なんですよね。

そして満席。店内の会話のボリュームがマックスになると、全くソファーのお客さまとお話ができない。叫ばないと声が届かないのです。というか目も合わないよ。


僕は、どうしてもソファーにお一人で来ている方とお話がしたいのです!!!


僕のオープンが今の店の広さならばこんなに悩まなかったんだろうけど、昔の狭さで皆さんを巻き込んで会話する喜びを知ってしまっているので、手足をもがれた位に辛い。


このあたりは繰り返しになってしまいますが、僕の役割は下町の長屋のお節介なオバさんなんです。

気の合いそうな人を見つけたら席替えして共通の話を振り、満足げに眺めては次に行く。それが生きがいなんです。



昨日もこんなことがありました。

ソファーの二人組が楽しそうにお話をしている。少し離れたお一人さまがクスクス笑ってる。
そうそう人の会話には入りにくいもの。そりゃそうだ。

僕が笑っているおひとりさまに「ねぇー、ちょっと今のどう思います?」って聞くだけで、もう3人でお話する世界が整うのです。
少し火が着いたら、「ちょっとこっちにいらして。それでさぁ、、」とやれる。でも今は出来ない。


11年間こんな事を毎晩やってたし、もっというとこれしかやってなかった。

手前味噌だけれど、くっつけ技はいつしか磨きがかかり、名人芸の域に達していました。他はあんまりだけど、ここだけは自信があります。(笑)


そして、僕の知る限りでそんな店はただ一軒、ゴールデン街のウカツさんくらいです。

僕が1人で行っても居合わせた誰かをサラリと紹介してくれる、とても暖かいお店なのです。

元々は8年前、僕がお店の舵取りに悩んでいた所、あるお客さんに勧められてゴールデン街に足を運びました。


初めて行ったその日、路面の5坪位の狭いお店のドアを開けると、ママはお客さんに怒鳴り散らしながら柄杓で水を掛けていました(笑)



すごくレアなケースらしく、よっぽどの事があった日に当たったみたいでした、いつもは人情にあふれた素敵なママなのですが、最初が最初だけに、、。
余りの衝撃と、僕が今まで悩んでいた事の小ささ、どーでも良さに翌日から通いつめて技を盗み、真似をしたのが始まりでした。

いつしか師匠と、僕らの店は他に無いよね、って語り合えるまでになりました。本当に今でも感謝しています。ありがと、いーちゃん。




昔の店舗にて、いーちゃん。








つまりそれはスナックの形を取ったサロンであり、主が全てをコントロールして、安定の人間関係を皆さんに提供する素敵な空間であった訳です。


今の僕は、せっかく彼女を真似て習得した名人芸が全く活かせない。こんな苦しい事は無いのです。



もうやだ。お金も広い店もソファーもいらんからあの充実した日々を取り戻したい。


テーブルやソファーの小細工をしても、根本的な距離が阻む問題は解決されないって、昨夜の営業中に確信してしまいました。思い知らされた感じ。




今朝起きて、家具屋さんにテーブルをキャンセル。間に合いました。本当に申し訳ありませんでした。



やはり、そのお金を使って根本的な改善、つまり客席自体を狭く改装しようと思います。騙し騙しやっても、距離は縮まらない。余計にお金が出ていくだけなら、一気にドカッと解決した方がいい。


僕のお店なのだから、僕が納得いくように、大好きな空間にしようと思います。ソファーがお好きだった方には本当に申し訳ないけれど、やっと吹っ切れました。




好きにやらせて貰います!



ゆくゆくはソファーを外してレンタルBoxにブチ込み、ひな壇にします。



ソファー外すとこんな風になってるのですよ。





そこに、薄くて背の高い温室のようなガラスの空間を作ります。そんなの要らないよ、なんて言わないで。




神戸の御影公会堂の食堂のガラス。こちらがイメージです。






植物の間にはトルソーがあったりして、お客さんが作ったジャケットやコート、帽子なんかを飾って、いずれは売れるようにする。

他にも、僕の好きなアンティークをゴッチャゴチャに飾りまくります。


要はデパートのショーウィンドウのようなやつですな。クリスマスツリーもこの中でもいいかも。


わかんないけど、こんなの?何か懐かしくて夢が溢れてて素敵なのになれば。








客席を半分程度の狭さにしたところで、ベンチかスツールを置いて、和気藹々と密着して飲んで頂きます。


以上!



そんなでも良ければ着いてきて下さい。いや、もう一度チャンスを下さい。



工事は時期を見て慎重に進めます。先ずは自分で仮工事。明日より、ソファーが高くなりますよ。


まだまだ続く。




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出征した帝大出の弘一が残した青春の遺書を胸に、パンパンや闇成金の持ち込む針仕事に打ち込む孤児の清子。彼女は過去に踏んだ針が体を周り運悪く跛(びっこ)になるというハンディキャップを持つ。復員した夫は戦争のせいで性格が豹変しており・・。パンパンや気違いといった現代では禁止用語の登場人物が行き交い、戦後の混乱期をそのまま原稿用紙の上に広げたような生々しい作品となっている。

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連舞 (集英社文庫)
連舞 (集英社文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
昭和初期の日本舞踏の一大流派、梶川流の栄枯盛衰を描く。先代家元の妾の子に生まれながらも伸び悩む自分の踊りの才能、踊りの天才と謳われる性格の悪い妹、妹しか愛さない母に悩まされる青春時代。しかし、GHQ接収後のアーニーパイル劇場での歌舞伎ショーにてストリップを強要され、大逆転の末成功となり、家元夫人にまで上り詰めてしまう。忌わしい過去と出自に翻弄されつつも、過去をねじ伏せるかのように踊りに邁進し、遂に芸の道に境地を見出す主人公、月の直向な横顔が涙を誘う。

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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書) (JUGEMレビュー »)
黒岩 比佐子
明治期の令嬢の実態を探る。たしなみ、学力、美醜の葛藤、結婚生活まで多岐にわたる。面白いのは多くの令嬢は今と変わらず贅沢品に執着したらしく、友人の持ち物を嫉む生々しい手紙なども解説入りで紹介されている。その他、当時の流行の髪型や美人術、痩せる薬などの広告資料も収録。

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宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして (JUGEMレビュー »)
高谷 朝子,明石 伸子,太田 さとし
千代田の森の奥深く、宮中賢所に57年お住まいの神職の女性の半生を描いた作品。下界と分断された森の中で祈りを捧げる日々。厳格な穢れの区別(下界のものに触れると潔斎しなければいけない)、四足のものは食べてはならない、毎朝数時間かけて髪おすべらかしに結うなど驚愕の生活と共に、日本古来の自然に寄り添った質素な習慣を紹介する。

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朝香宮家に生まれて
朝香宮家に生まれて (JUGEMレビュー »)
北風 倚子
渋谷・松濤の鍋島公園一帯は戦前、広大な鍋島侯爵邸であり、著者の住まいであった。大空襲で火の海になった屋敷を逃れ、昭和という時代を生き抜いた、旧華族のお姫様の生涯。

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社長 島耕作(8) (モーニングKC)
社長 島耕作(8) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
弘兼 憲史
言わずと知れた島耕作シリーズ単行本。長い経緯はさておき、弊店が表紙になっております。店主もタキシードでモデルを致しました。
是非お買い求めくださいw

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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
小田部 雄次
佐賀藩主鍋島家令嬢伊都子。彼女はのちに梨本宮に嫁ぐが、明治から昭和に渡って77年間日記を残していて、その様相は「書き魔」と言わんばかり。初の洋行先のパリで買い物の様子や婚礼、即位式などの華やかな思い出を経て、戦中戦後の倹約の様子や時代に対する落胆ぶりなど。往時の匂いが漂ってくるかのような生々しさ。著者、小田部雄次の解説が当時の世情をわかりやすく補ってくれる。

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写真集 酒井美意子 華族の肖像
写真集 酒井美意子 華族の肖像 (JUGEMレビュー »)
酒井 美意子
加賀藩前田家令嬢の酒井美意子。マナー講師として厚化粧キャラでメディアに登場した姿をご存じの方もいらっしゃるであろうが、彼女は戦前まで駒場の前田侯爵邸に居住していたことを知る人は少ない。莫大な財産と華麗な人脈を、膨大な写真とコメントで紐解く、いわば現代版歴史絵巻的な写真集。必読。

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極楽商売―聞き書き戦後性相史
極楽商売―聞き書き戦後性相史 (JUGEMレビュー »)
下川 耿史
戦後の性関連産業を裏側の視点から取材した戦後風俗史。進駐軍専門のパンパン宿や性具の販売店、愚連隊、ゲイバー、カストリ情報誌、個室喫茶・・・。戦後の性に携わった人々の汗や息遣いが聞こえそうな一冊。

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 (JUGEMレビュー »)

京セラ、auの創始者ににして仏門に入った稲森氏が、街の小さな碍子工場を一代にしていかに大企業へと成長させたかを描く。単なるサクセスストーリーに収まらない哲学や思想を散りばめた珠玉の一冊。

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芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有吉 佐和子
我らが有吉佐和子先生の長編。戦前の花柳界を舞台に、二人の女が艶やかに力強く生き抜く。温厚で情緒的な梅弥、狡猾で気ままな蔦代。共に授かった類い稀な美貌を武器に、ただひたすら戦前、戦後の花柳界を生きる。花柳界独特のお茶屋の仕組みや旦那制度、一本や水揚げなど、判りにくい独自の世界がこの一冊でよくわかる。ストーリを彩る、旦那からの贈り物の三越謹製三百円の帯や、大粒の翡翠の簪、英国土産の巨大ダイヤモンドなど、随所に登場する豪華絢爛な衣裳拵えと、それを取り巻く年増女将との丁々発止のやりとりの描写は必見。店主のバイブルと同時に、不動の一位たる女流文芸作品。

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書いた記事数:844 最後に更新した日:2017/10/22

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