美智子さまに見るファッションの変遷




おはようございます。キヌギヌちゃんの会員制云々のお話はまた次回に。とても良い感じですよ!




さて、お得意の皇室ネタです。


僕のパソコンには皇后陛下(以下、美智子さまと表記)フォルダーがあります。ご丁寧に撮影年月日まで入っている始末。

美智子さま、美智子さま、、、。なんでこんなに好きなんだろか。


今まで、歌手や芸能人に至るまでそこまで心を揺さぶられた事がないんだけど、美智子さまだけは別腹でして。考えるだけで癒されます。それって根っからのファンなんだよね。多分。

AKBファンの子が関連の何かに触れていると楽しいように、僕は宮内庁のサイトや皇室関連の映像を見ていると癒されます。肩こりが治りますし、心が解れて嫌なことを忘れます。


うーん、不思議だ。


今夜、フォルダを整理して改めて思ったのですが、美智子さまとは何なんだろうかと。


ふと見ておりますと、僕は美智子さまのお顔立ちもとても好きなんだと気付きました。


慎ましく嫋やかな生き様も、もちろん好きなのですが、造形としてのお顔の美しさ。

相当な美人ではないですか。



お若い頃は正に深窓の令嬢に相応しい、まるで秘密の園の野菊のような可憐さ。






皇室に入られてからは、そこに強さと華やかさ、少しのクールさが加わり、まるで孤高の百合の花のよう。






若い女優で例えると、吉永小百合さんのように甘い少女っぽさもなければ、若尾文子さんのように少し蓮っ葉な夜の匂いもしない。(お二人も飛び切り美しいとは思いますが)

では、美智子さまとな何なのか。ご活動やお考えは僕の察するに余りありますので他に譲るとしまして、今回は美智子さまをビジュアルから見て参ろうと思います。

ついでに時代のトレンドの変化にもご注目。

通勤電車のお供に、しばしお付き合い下さいませ。


1959年4月




結婚に際しての装い。ミンクのストールをお召しになっております。今では毛皮のお召し物はまず見かけません。時代ですねぇ。



1960年11月





インドご訪問

ちょっと珍しいお写真。こんなお帽子の時代があったのですね、、。モダニズム。可愛い。



1961年10月



東宮御所内のキッチンにて手料理をなさる美智子さま。エプロンが可愛いです。

バナナとリンゴで何を作られるのかなぁ。ミックスジュースなんて事は無いよね、、。透かし彫りの衝立は何だろう、、。疑問が尽きません。


関係ないですけど、雅子さまの料理の図。





ソーセージ3本だし、ごついミトンしてるし、何やら笑ってるし、、。疑問が尽きません、、。



1963年10月




満29歳のお誕生日をお迎えになります。
凛々しいお姿に、コスモスがよくお似合いです。頭の盛り髪が時代ですね、、。この後さらに大きくなります。




1964年





水泳大会をご台覧。


ご成婚5年でかなりお痩せになりました、、。肩幅なんて少ししかありません。ご心配申し上げます。



同1964年12月



学習院幼稚園の運動会

お痩せになった、、とご心配申し上げておったのも束の間、巨大な球をバックに笑顔で走っておられます。記事には「綱引きには髪を振り乱してご活躍」とあります。一安心(^-^)

そりゃ29歳だもの!!



1965年 秋




珍しく眼帯をお付けになってのご公務。美智子さまは滅多な事ではご公務をお休みにならないそうです。女官がお止めしても「だって、きっと皆さんお待ちになっているのでしょう」と仰ったとか。


誰とは言わないけど、若嫁も負けずに頑張りなよ〜♪(´ε` )



1965年 秋





日本赤十字大会ご臨席
いやいや、お美しすぎでしょ。透けてしまうかのような涼やかさ。讃える微笑みは若い薔薇の花のようです。


右より美智子さま、秩父宮妃勢津子さま、高松宮妃喜久子さま、三笠宮妃百合子さま。

きっと美智子さまが中央寄りの上座で、続いて大正天皇の次男の嫁セッちゃん、三男の嫁キクさん、四男の嫁ユリちゃんが外側に向かって並んでいます。

このお姉さま方はそれぞれ松平家、徳川家、高木家から嫁いだバリバリの華族。美智子さまはご存知、日清製粉の民間出身。



服装の色ですが美智子さまは純白、オバはん達、いえ、、、お姉さま方は皆揃って紺色。何かルールがあるのでしょうね、あるにせよ、ですよ。
この一枚の写真から、奥深いドラマを感じずにはいられません。




1967年 7月





32歳の美智子さま、乗鞍岳を登山なさった折のお写真。


汗をかかれたのでしょうか。髪を抑えつける仕草がなんとも可憐です。
これは貴重です。





1967年 10月






秋の園遊会にて。


ミンクのストール、ご成婚の時の同じものかとよく観察してみたら、此方の方が白いのと、剥ぎ合わせが4枚でした。(ご成婚のは5枚)

僕は朝っぱらから何を数えてんだろか。アハハ。

百合の図案のお着物がピッタリ。

1970年3月





新潟県苗場スキー場にてスキーを楽しまれる。

僕の最も好きなショットでございます。アクティブで、優雅で品があり、サングラスがよくお似合いで、、。

しかしテニスはもちろん、乗馬にスキーに登山にピアノにハープに英語に。

文武両道、絵に描いたような闊達な才女であらせられます。



1970年2月


マレーシア王宮にてムアザム副王との晩餐会より





ティアラは皇太子妃第一ティアラですが、注目すべきはその髪型。

逆毛をお立てになり、パンパンに膨らんでおります!



目の前のパイナップルなんて霞んで見えます。




1971年11月


タイのプミポン国王の長男、ワチラロンコン皇太子と共に





この左の殿方、タイの現国王でありますワチラロンコン氏。


このブログでもご紹介しましたが、、、





ま、それは置いておいて



美智子さま、頭が益々巨大化して参りました。前年の縦よりも、奥行きの伸びが凄いことに。

流石、世は高度成長期真っ只中ですもの。膨らんで当然です!






1971年7月





資料には長野県、八ヶ岳農場にてとあります。

長靴穿かされて、こりゃ大変です。ティアラにロープデコルテから和服、十二単そして長靴まで。

このピンクの微妙な服は何なんだろうか、、。




1973年5月 オーストラリアにて





風呂上がり?!と思わんばかりのナチュラルメイクに、宝石の類は控えめな頭の上の髪飾りのみ。アクセサリーはお抑えになった割にはカナリヤイエローの鮮やかなドレス。バッグまでイエローとは、、。


70〜80年代はかなり独特なセンスですよね、皇室に限らず。




1983年3月





パナマ大統領公式晩餐前の家族スナップ
礼宮はお見送りですね。

しかしお父ちゃんとお母ちゃん、兄貴がビジネスディナー行ってくるよーっていうシチュエーション、この絵の破壊力は凄いよ。


もしも、うちのオカンがこの格好したら間違いなく拘束して病院連れて行くよな。

後ろにハープあるし、、。ぶっ飛び一家ですよ、全く。(非の打ち所がない)



1984年 3月





ベルギーご訪問の際のジャケット。


袖は少し大人しくなったのに、今度は肩幅が広くないですか?


どんどん見て参りましょう。



1985年





パフスリーブに肩パット、そしてウエストのベルトが完全なマッチョ逆三角形シルエットを構成しております。

強い女の時代。女が男を選ぶ時代。マッチョで肩の張ったシルエットは皇室にも例外なく。


1986年 晩餐会のご挨拶か?





見事なまでのパフスリーブに、襟元が謎のステンドグラス調になっております。僕にはよくわからない、好景気時代特有の不思議なファッションセンス。


1986年




同じ年、今度は長袖なのですが、袖が完全にバルクアップしてハルクホーガン並みのマッチョになっております。

時は高度成長期からバブル前夜。次はどこが膨らむのでしょうか、、。





1987年10月






美智子さまボストンにて。

もはや肩の幅が広過ぎて、ラベンダー色の冷蔵庫と化しています。美智子さまの本来の肩はこのくらいでした。念のため、、。





時代って凄いですねぇ。次はどこが膨らむのでしょうか。



1993年9月





ドイツ ベルリンにて

ついに植田いつ子先生のケープドレス登場です。肩パットはそのまま、ケープという新アイテムにより、さらにマッチョに。


同年、更に大きなマント型のお衣装も。





美智子さまがどうとかではなく、景気が良くなると女性のアイテムのどこかが膨らむ、というのが僕の仮説です。

盛り髪やパフスリーブにアームホール、肩パットに全体的なシルエットまで、。

僕は洋服の専門家ではないので、詳しい方、また意見をお教えください。


そして現在の両陛下。





あっ、実家のおじいちゃん、おばあちゃんだ。なんかホッとしますね。



皇室が好きとか嫌いとか、人それぞれ好みはあるでしょうが、1つ言えるのはこんなに働いていらっしゃる80代はそうそう居ないですよね。

ただひたすら、心から頭が下がります。僕の心の故郷でありアイドルの両陛下。




おまけ。


1953年、19歳の美智子さま。






ちょっと似てるかなと、、、。







(失礼しました、、、笑)



おしまい





困った時の瓶頼み




例の棚です。まだやっております。

2016年にイタリアに行った時に買って来た、サンタマリアノベッラのリキュールが9本あり、店の棚の奥に突っ込んであったのですが、それを並べて飾ってみることにしました。




どうですかね?中々気に入っております。瓶の上に隙間が空いてしまってるので、薬局というか研究室風にスプーンなど並べてみました。まあこの辺りかと。



見ていて落ち着くな、と思っておりましたら、、。


ああ、これでした。銭湯の冷蔵庫(笑)




間違ってもこちらでは落ち着けない。なんでだろ、同じ瓶なのに。




ネットで調べたところ、サンタマリアノベッラのリキュールは今日本で買うと3種類しか売っていなくて、しかも7000円近くに値上がりしてます。なんでこんなに高いんだろうか。


まあ、そんな事でお得なので9本まとめ買いして、厳かな店内で「いずれライトアップして飾る」とか心に決めたのを思い出しました。


ブログを確認してみると、確かに書いてありました(笑)奇しくも買った日が2014年の3/10、という事は四年前の今日なんですよね。ブログは翌日に空港で書いたのを覚えています。


四年も経ったのかぁ、、。震災から6年でしょ、何て早いんだろう。












子供の頃から瓶が並んでる風景が好きでした。それでバーを始めたといっても過言ではありません。


実家の近所に山下耳鼻科という洋館風建築の病院がありました。レトロなんだけれど清潔そのもので、使い込まれたモダンな佇まいは僕の原風景のひとつです。そこにも瓶が沢山並んでおりました。


耳鼻科の診察台にある、喉に塗る薬の一番最後の甘い液体、あれか楽しみでした(笑)レトロな館で塗られる謎の甘いシロップ。切ない思い出です。

今の病院は、どうも好きになれません。プラスティックで無機質で、愛せない。





それに引き換え、レトロな病院って、どうしてこんなに美しいのだろう。


ここまで行かなくても





せめてステンレスとか





調剤薬局もね、こんな棚は便利でしょうが





こっちの方が断然夢があるじゃないか。






これなら毎日通います。(笑)









話が逸れました。




ああ、何でか僕はレトロに包まれて生きて行く。それだけで元気で安らかになれるのです。なんで古いものがこんなに好きなのか。今となっては細かく紐解く気もありません。

好きなものが見つかって、ただ感謝するのみです。そこにお酒や音楽や、バカな会話も落とし込める、バーという名の便利な装置。


レトロな空間を追う事は間違いなく一生飽きない自信がある。オタクは強し、です。




追い続ける事にこそ意味があり、それが僕に合ったスタイルなんだと思います。楽しくてしょうがない。



これからも素敵なお店であれるよう、のんびりやっていきたいと思いますのでよろしくお願い致しますね。(^_^)







さて、取り付け



さて、昼過ぎにショーケースが届きましたので、慌てて出勤。取り付けは早い方がいい。


最初思ったのはこの位置。入ってすぐ左の壁です。みんなから見えるし、玄関開けてすぐ、少し明るくなればと。




当てがってみる。ここで行きましょう。






アンカーを打ってからドリルでバンバン打ち込む。10分で完了!





次は電源を取ります。ここが厄介で、スイッチパネルから壁の隙間の空間を這わせて持ってくるのですが、、。

まずはパネルの裏側。





揖保の糸の作業工程みたくなっています。生きてるって電源って、どれだ?!



テストをしながら、使われてないのを見つける。奥にありました。次回のために印をつけておきます。


で、LEDライト。箱を開けた底の部分に固定します。



こんな感じかね。




そこで、重要なことに気が付いてしまった。


混み合う時に通ると、ここに確実に肩がぶつかる、、。ガラスに「バン!」なんてなったら、大変なことになる。こりゃダメだな。

もっと上に、、と、ここしかない。黒板のあったところ。(お店に来ていない方には何のことかわからないと思います、すみません。)


時間がないので省略しました。また1からやり直しからの、完成〜





そして、取り外し型の宝石箱を作る。小箱をぶら下げて、必要があれば取り外します。


世界堂にて、グリーンの素材と発泡スチロールの棒、そして深めの額。



クルクル巻いて固定する。なんか抹茶味の金太郎飴を作ってるみたい。食いたくなってきた(汗)






裏で固定して、表を整える。出来た!





箱自体ににも同じクロスを貼ります。この辺りは慣れてるのでささっと。





うむむ、全然可愛くない、、。何でだろう。どうしてかな。

石が密集し過ぎなのか、色味の問題か、とにかく却下。



このくらい全然可愛く見えないのも珍しい。なんでかね。



開店まで1時間を切ったので、取り敢えずあこや貝とか蝶のおもちゃ、フェイクの野菜を突っ込んでみる。百合の花は美輪さんの舞台に落ちていた造花です。





有りがちなのは昆虫とか貝とか、花の種とかルアー、鍵とかボタン、、。まあ、無難ですよね。何かが違う。

こんな自由な箱に何を入れたら素敵か、なんてのは自分の美意識を丸裸にされて問われている気がする。正面から行くか、少し外すか、かなり逸らすか。

なんでこんな悩む事態になってしまったのだろう。大喜利は苦手です。


僕的にはもっとアホなのを真剣に並べたいんだけど。


アホなの、、例えば


大きなスルメを縦に三枚くらいとか、日本各地のアラレとオカキ、とか、、


あー、全然面白くないよ、、。(´・_・`)



今夜一晩考えまーす。いいのあったら教えてくださいね。





カウンターの手元灯を



キヌギヌちゃん、今までカウンターが真っ暗でした。


こんな感じてす。






お顔は照らしたくないんだけど、グラスとか手元に少し灯が欲しかったのです。




カウンターにライトを置くことにしましょう。

一つはこれ。今までカウンター内側の伝票付けるように使っていたもの。




問題はピアノ側。

少し変わっていて、凄く暗くて、温かみのあるライトが欲しいのです。

探しまくったけど、欲しいのは大抵高い(笑)


ふと見回すと、背面を照らすウォールランプがあります。予備で一つ眠ってるはずだ。






オープンの時に神戸の工房に頼んで作ってもらってました。これを倉庫から出してくる。





これじゃ、自立しないよね。自分の足で立ってこそ、スタンドランプなのであります。


「何かない何かない、お母さん!!」



「ペン立てがあるわよ〜」









ペンを立てられるなら、スタンドだって立ててもらいましょう。



ちょっと穴開けますよ〜。失敗してもまた使える程度の小穴を5つ。


はい、飽き性なので原状回復を念頭に置いていつも作業します。







取り付ける。


こんなもんかね。早速置いてみよう。




ええやん!!








カウンターか、仄明るくなりました。こんなもんかな。もう少し明るくても良いかな。何か追加で作ってみよっと。



ロココ趣味が好きだと思われていますが、本当のドンピシャは1920-30年代の、工業的な波が押し寄せる頃の混ざった感じが好きです。

アールデコも僕には可愛すぎますし、インダストリアルな感じは男っぽすぎます。

間の、優雅だけれど質実剛健な時代の、それもお爺さん博士の研究室みたいなオタクな空間が落ち着きます。


そんな空間にいつかなれば良いなぁ。








今まで伝票をつけていた内側は、と言いますと、、。







ナツメ球に百円ショップのオタマをくっつけてみました。




ついでにバックバーに電球を仕込んでみました。これも手持ちのLEDにセロハンを巻いて。引き出しの透し彫りがやっと存在感を出してくれました。













と言うわけで、今回の総工費は600円でございました。





明日には宝石箱が届きます。さて、どうなることやら、、。



しばらくまたDIYネタが続きます。今回のは客席の距離がどうとかって悩みのない、極めて陽気なやつですので終始楽しく参ります。(^_^)








男のくせに。



まずはお知らせです。キヌギヌ12周年パーティー、。4/23日曜に決まりました!!
お昼からゆるっとやりますよ。

ネタとしては

*どこよりも安いエントランスフィー(周年って感謝デーでしょ)
*缶チューハイを中心に、くだけたメニュー構成
*フランクフルトとミネストローネ、鎌倉キビヤベーカリーの特注ベーコンパン
*画伯のライブペインティング(非売品)、たまにチェンバロ付き
*お馴染み、新宿五丁目弦楽四重奏団
*豪華ヴォーカルの皆さんの夢の共演
*昼から酔っ払いの店主がニヤニヤお出迎え



そんな安定のラインナップでお送りします!




さて、今日のテーマ。
僕は男のくせに子供の頃から、どういうわけか指輪とか宝石の類い、つまり色どりがあってキラキラしたものが好きでした。女装願望はないのですが、何となく落ち着くというか、コレクション癖が強いのかもしれませんね。いろんな色やデザインのものがズラリと並ぶ様に、妙に興奮するタチでした。


今は見かけない新聞の折り込みチラシの大粒の昭和っぽい指輪。

こんなもの見て買う人おるんかいな?なんて思いながらも、いつも眺めていました。





昔の広告はもっと大きくて下品だったような。立て爪の取り巻きリングとか、碁石みたいな翡翠とか。美輪さんか細木数子かって位の、ド派手なやつが見応えがあって好きでした。

本当に言い訳ではないのですが、全然身につけたいとは思った事がないんですよ。


色とりどりのモノが整然と並んでる様子を目にすると、心の奥底がチクチク気持ちが良くなり、そして手に入れたくなります。


こーいうのとか





あはん、ダメですって、、、(´∀`*)







ああ、凄いよぉ、、(//∇//)





そのフェティシズムは、彩りと整然とした様子だけであって、決して指輪でなくても良いんです。














手毬寿司!もうダメ!!(*_*)








ああ、やめて、、。(O_O)


(もはや何でもいい)







で、私のコレクション。お店を始めた頃から少しづつ買い集めています。




たまにこれを出して遊んでもらうのですが、たまに心無い人が持って帰ってしまったりします。

こういうものは需要がある訳ではないので、まず同じものが2度と買えません。

そして、結構値段がします。おもちゃといえ、まあまあ高いのも混じってます。


なので普段は頭上の棚の上にしまってあります。フフン。








でも、本当は見えるところに飾りたいのです。「可愛いだろ!」ってこれ見よがしに見せびらかしたいのです!


最近お店の照度を落としているのですが、こういう色のあるものが暗い中にポーっと浮かんでるのはとても美しいと思う。


お客さまにとっても、何かの話のきっかけになればまたそれは楽しい。


昨日の夜、ふと考えたんですけど、クラリネットなんかを入れているショーケースのように照明を当ててディスプレイ出来ないかと。






僕のもう1つのフェティシズムは、ガラスケースに陳列されてるゴチャゴチャしたもの、です。中身はバラバラでも、ガラスケースに収まると何となく頭のいい感じに見えてくるのが堪らない。ケースもアンティークがいい。


松本人志さんのワイドナショーをたまに見るのですが、後ろのアンティークルアーのショーケースが気になって仕方ありません。これはきっと、そっくり古いものに違いない。










何か素敵なケースないかね、とヤフーオークションで探すと、ちょうど良いのがあった!!



9800円だったので即落札。オイルステインで少しペイントして、ビリヤード台のグリーンの生地を貼ろうか。赤でもいいかな。もちろん照明も入れて。
場所は、、、そうですね、キッチン入口ドアの右か左か。少し整理しよう。





どうせだったら指輪だけでなく、怪しげなアンティークな博物館みたいに展示したい。


前に伊勢に行った時に、真珠島でアコヤガイの殻を少し分けて戴いたのです。そういうのをピンで標本風にしたり、





そういえば蝶々のおもちゃもあったぞ。 何かの鉱物とか、そういうのも取り混ぜて上手く飾れないかな。試験管に砂が入ってるのが並んでいたり、そういうのもカッコいいかも。


宝石好きな奥様のアプローチではなく、昔の気質な鉱物学者の研究資料みたいな感じが男らしくていい。


とか考えてると、まだまだ宝物がありました。

勘三郎さんの歌舞伎で降ってきた紙吹雪とか、伴侶と初デートの時に海で拾った貝殻とか、美輪さんの舞台に落ちていた百合の花の造花とか、変なコレクションが続々。

集めてみてさっそく飾ってみよっと。



本業はバーなんだけど、本当は超個人的な秘宝館がやりたいのかも。無駄な収集癖を無理やり飲食に落とし込み、そのディスプレイを考えるのがとても楽しく、性に合ってます。



どーでもいい、おおよそ生活には不必要なモノに囲まれて、僕は更に気持ちよく働け、お客さんにとっても話のネタになれば、それは素晴らしい事だ。



今週末を目処に。






故郷は遠きにありて、、



博多にて、2日目の夜に、とてつもないホームシックに襲われました。41歳にもなって、まだまだホームシックが起こります(笑)



中洲の辺りをブラブラ歩きながら遠い新宿の我がお店の事を思い出しました。

あれでいいのか、あそこはどういう風にしたらいいのか、なんて考えながら、見知らぬ街を歩く。遠くにあるけど今すぐ行けない。だからこそ、よりクリアーに見える。



翌日帰ってお店に戻ると、見飽きた筈のお店が45度くらい違う景色に見えました。思ったより狭くて使いやすく馴染んだお店に見えたのです。


これぞ旅の醍醐味!遠くから帰ってくるとお家や職場が少し色が違って見える事ってないですか?

僕は敏感にあります。帰り道を少し変えただけで、いつも見慣れた場所が違って見えたりします。


その夜、営業をしていて何気なくピントが合いました。昔の店の慣れたあの感じです。



全ての空気が手の内にあるような、一言で言うと近い感覚。そこには一切ストレスがなく、落ち着いた優しい気分を味わいました。


改装を初めて4ヶ月、自分の違和感を取り去るためだけに進めた工事は、とても辛いものでもありました。


前のお店をご存じない方には申し訳ないんですけど、例えると生まれ育った木造の古い家を去り、ピカピカの新居に移り住んだは良いけど今までの染み付いた思い出や匂いや傷が全くなくて、なぜか落ち着かなく夜眠れなかったりするあの感じ、です(わかるかな?)


たかが建物、と思われるかも知れませんが、僕の仕事に取っては最大の障害となりました。

でも、その心配もそろそろ終わりに近づいています。


東京に戻った夜のこと。お客様は10名くらい、バラバラのご来店でした。

皆さんホームパーティの後半のノリでのーんびりダラダラと小声で盛り上がっていました。好きに席を移って、ピアノの鍵盤の所だったり、ソファだったり、好き勝手にくつろく姿。

そう、これこれ!このバラバラで一緒な感じ。





工事はまだ続きます。もっとお店を暗くして、カウンターの上に光源を取り付けて手元のみ明るくしようかと思っています。


夜中はもっと暗くても良いかと思います。最低限の明るさをもって、落ち着く空間にします。
こちらはかなり時間がかかるかもですが、ご期待ください!




ベランダの植物も、バンバン芽を出して来ました。今年は2年目、パワーが違います。きっと爆発的にワサワサになると思われます。

お店のネタばかりで申し訳ないのですが、自分のお店が好きすぎます。子供であり作品であり、仕事というより趣味です。


よそのお店のかたは、自分のブログでこんなに空間のことをしつこく書いたりしないと思います。きっと、新メニューとかイベントの事が多いでしょうね。

でも僕は僕で、自分のオタク根性丸出しでまだまだ参りたいと思います。


ドアを開けて、どこかに座った瞬間に「うわ〜っ」と思わず声が出るような懐かしくて居心地のいい、暖かな空間を作りたい。もちろんそれは自分目線なんですけど。
お年寄りが作る、5円玉を繋いだ五重の塔みたいな感じでしょうか、、。他人が見ても出来栄えとかよく分かりませんが、本人が元気そうならそれで、、みたいな(笑)







また続きはこちらで、、。

博多2日目。



2日目は友人のRくんかお出迎え。彼は少しだけブッ飛んでいまして、英国王室の公用車である、ダイムラーのリムジンを乗り回しております。






後部座席に乗れと促される。友達なら普通は助手席ではないか。まあいいか。




信号で止まるたびに街行く人に覗かれながら、昼の博多を駆け抜けます。やんごとない皆様の気分が少しわかる気がした。まるで見世物かと(笑)


そして、一路、太宰府天満宮。ご存知菅原道真をお祭りしております。






子供の頃に京都の北野天満宮にご縁があったので、いつも「流されたり先の太宰府はどんなだろう」なんて考えてたので、ようやく夢が叶った形に。


菅原道真公は、ようは壮大な権力で左遷され、失意の太宰府で病に没する。その後嵌めた側の天皇を始め権力者が連続で亡くなり(時には禁中清涼殿に雷まで堕ちたり)道真公の御霊を鎮める為に破格の格式を持って建立された神社、との事。(大体あってますかね?)



道真公の思いをしのびつつ、ご参拝。




数百本の梅が正に盛りの、素晴らしい季節に来られました。


派手さはないものの、寒い中甘く香る梅が、また好きになりました。


思えば松竹梅って3つとも寒い中でも葉を落とさないとか、花をつけるような元気な植物ばかり。なるほど、そういう意味なのか。




かの有名な飛梅。道真公を慕って梅が京都より飛んできたそうな。フェデックスじゃあるまいしそんなアホな、、と疑いつつも、見とれてしまう。花はもう終わっておりました。






さて、博多の夜のお楽しみといえば、中洲の屋台。

12年前に派手にボラれてしまい、(ラーメンと煮込みなどとビールで3万近く)ショックの余り中洲が大嫌いになりましたが、今回リベンジ。











あるわあるわ、僕好みのコンパクトでボロくて機能的で少し雑で美味しい匂いのする屋台たち。


オバハンのやってるラーメンメインのお店に行くことに。


いつもの隠し撮り。




おでんか1つ100円、ビール中瓶が700円、ラーメン500円。まあ良心的なこと!!




おでんはあっさり薄味、と思ったらこちら関西より西ですもんね。首都圏のしょうゆ味にいつの間にか洗脳されている私。


メニューも充実。




そして、待望の豚骨ラーメン!!本場ですよ。これを食べにきたと行っても過言ではない。






うーん、、。あれれ、、、。味がしないのです。お湯みたいなスープと柔らか麺、、。



ラーメンはこれからリベンジします。というか飛行機が15:30なのですが、それまでヒマなので博多の映画館におりまして、そこからブログを打っております。


ララランドという映画を見て、ラーメン食べて東京に戻って店開けます。


あー、博多の街よ、さようなら。また来る日まで!










博多より。



思い立ったが吉日、急に博多行きを決めてしまいました。本日は火曜日ですがお休みを頂きますね。申し訳ありません。

三月に入りましたらお休みが取れなくなりますので今のうちにというわけです。

早速、羽田空港行きのバスを寝過ごしてしまい、1時間遅刻するという旅の幕開け。

タクシーだと勿体無いのでバスで羽田に向かい空港を走り抜け、飛行機のドアが閉まる1分前に機内に滑り込みます。間に合った!!


他にも何かミスしてそうな予感が、、。


今回博多にお邪魔した理由に、行って見たかったバーがあるのです。明治時代に建てられた木造家屋を改装して、会員制のバーをなさっているお客様がおられ、一度おいでよ、との事でしたが中々お邪魔する機会がなく、7年ほど過ぎてしまっていました。

飛行機のマイルが消えちゃうのもあり、重い腰を上げて一路博多へ。


僕の横の席がスカスカに空いております。これはラッキー。





1時間半程で到着。博多湾に沈む夕日が素敵です。




バーのご主人が空港に迎えの車を回して下さり、一路お店へ。



駅から離れた住宅地の一軒家は、中が水炊き屋さんとバーが隣同士になっており、先に水炊きを頂きました。

一軒家に個室が三部屋。最大3組しか入れないないらしい。そんな事でどうやって採算取るんだろうか。しかも水炊きは一人前6,000円だそうで、全く謎だらけ。どういう仕掛けだろうか。




そして、水炊きなのに目の前に鍋がありません。横のテーブルで煮たものを係りの人が取り分けてこちらに持って来られる。うむむ、貴族的な水炊き、、。


と、この方式は今ではよくあるとのこと。へー、そうなんだ。凄いな。


一通り頂いてからバーへ移動。


桃が活けられている反対側にはガラス越しに日本庭園が見えます。家具もグラスも、とんでもない逸品だらけ。


細かい部分を書くとキリがないのですが、こだわり過ぎてて凄いのです。背面には冷蔵庫くらいの巨大スピーカーが6台あり、物凄いボリュームでジャズやクラシックが流れる中、お酒は超一流のカクテル。
そこでオーナーさんの繰り広げるアホっぽい会話(失礼)



おこがましいけれど、僕と似たやり方でいらっしゃるように思う。

作って、自分で壊すという流儀。同じことを考えてらっしゃるのかもしれない。





自分も自分の得意なやり方で頑張ろう。それしかないですよね。


他にも素敵なバーに数軒お邪魔して、ベロンベロンになりました。

タクシーに乗って地名を間違えて伝えていたようで、博多中をぐるぐる回ってしまいました。博多には全く土地勘がありません。


そして!


予約していたホテルが僕の予約ミスで1日間違えて予約していたらしく、、。システム上動かせないとの事で泣く泣くキャンセル料を払い、違うホテルに異動。

あー、こんなんばっかり、、。




特にオチもありませんが2日目に続きます。




本日水曜日は終日貸切となります



タイトル通り、本日水曜日は終日貸切となります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

そして、、、


来週火曜日は博多に行くことになりました。前日の定休月曜日から飛行機にてビューっと。


今週の貸切と、二週間に渡り臨時休業が重なりますが、何卒ご容赦下さいませ。
どうしても見ておきたいお店が、偶然博多に三軒あります。春になるともう年末までお休みを取りづらくなってしまいます。取るなら今しかないかと。

定休日で一泊でも帰って来られるのですが、流石に博多では勿体無いです。二泊させて頂いて、英気を養って戻ろうと思います。

3月からはノンストップで頑張ります!どうぞ宜しくお願い申し上げます。





お店を閉めるのは心苦しいのですが、どうぞご理解を賜りますよう、よろしくお願い致します。






あと1ミリなんだけど、、


先ずはご案内から。


来週の2/22(水)は、終日貸切となりまして、通常営業はお休みとさせて頂きます。

ご来店の予定でした方には申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。




二月のキヌギヌちゃん、週末はかつてない賑わいを見せております。昨日もずっとベランダまで満員で、通勤電車のような営業をさせて頂いておりました。本当にありがとうございます。

そして平日は、、別の店かと思うくらいの静かさで、喫茶店のマスターの気分でやっております。(笑)


ゆっくりお話になりたい方はどうぞ、平日にお運び頂ければと思います。一匹オオカミのような男達が何やらボソボソ話しています。中々の心地よさですよ。


少し前のブログ以降、いちげんさんの看板を乗り越えて来てくださるかたもどんどん増えて来ました。皆さん思慮深い物静かな方ばかり。こりゃ嬉しいです。


誤解を恐れずに言えば、近隣に多いタイプのカラオケやら内輪ノリトークの騒がしいバーに辟易している方が多いようです。

はい、その通り。そのニーズ応えるべくこの店を始めました。


一度いらしてくださればすぐに分かりますが、一言で言えば大人の方が多いですね。同じアンテナの方同士は似た方に敏感ですのですぐに集まります。


初めていらした方の前で、まさか常連の誰ちゃんが誰と寝たとか、お店の常連の新年会の話とか、そーいうクソみたいな会話はしません。(過去、新年会をやろうとか誰1人として言い出さないのも寂しくもある)


お天気や食べ物、旅や生き方の話なんかをしてます。それで十分だと思いませんか?


いつでも入れていつでも出られる、大縄跳びみたいなノリとでも言いますか、、、。



大人の男の秘密基地。入るの怖いなんて仰らず、一度お気楽にどーぞ。






さて、カウンターとピアノの境目の部分。まだしつこく取り組んでいます。

はい、執念深い性格なのです、、。


最初はこんな感じ。置いただけなので完全にセパレートしていました。そもそもピアノがカウンターより低いのです。




カウンターは動かないのでピアノを上下左右に動かしてそこに寄せ、継ぎ目を削ります。


ピアノを9ミリ上げて彫り込みました。僕としてはグラスをスッと滑らせたいんだけどまだ全然甘い。カーブも隙間があるし、ピアノを上げすぎなのです。





段差のあるまましばらく使っていましたが、どうにも我慢がならなく、昨日また修正する事に。さらに削りまくり、ピアノを3ミリ下げます。





そして昨夜、ほぼ水平になりました!!






とはいえ、あと1ミリ隙間があるのです。そのうちホコリとかナッツのクズとか入ったりするのか、嫌だな。許せない。


どうしてピッタリハマってくれないのか!!(´・_・`)




僕なんかの素人仕事では、どうしても密に仕上がらない。手前を少し削ると奥が少し浮くので仕方なくまた削ると全体がおかしくなって、また全部を2ミリくらい削って、、。みたいな感じ。



こんな事やってるとそのうちカウンターが無くなっちゃう、、、。



木工の難しさ、特に曲線の仕上げは本当に難しいと思います。



ロシアのエルミタージュに、寄木細工の床があるのですが、どういう技術なのか、16種類の木をカットして全てを合わせてはめ込んでいるとの事。



ちょっと、頭がおかしいんじゃないかと思うくらいの精度なのです。








ここの修復のオジさんが、ウチのカウンターもちょこっと直してくれないかなぁ、、。

もしもここを読んでいるエルミタージュの方がいらしたら、どうかお願いします。ウォッカ好きなだけご馳走致します。




本当に頭が下がります。。



今日も早く行って削ろっと。





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